ラノベの感想) フルメタル・パニック! せまるニック・オブ・タイム (富士見ファンタジア文庫)
レーベル:富士見ファンタジア文庫
発行日:2008/2/25
著者:賀東招二
イラスト:四季童子
ISBN:978-4-8291-3266-1
カリーニンがレナードの部下を率いてレナードを襲撃してきたアマルガム内の敵対勢力を排除して回っていました。
オンライン会議が開かれている時刻に世界各地で同時に襲撃を実行しました。
オンライン会議に参加していた首謀者の背後に忍び寄り通信機をオフにします。
そして肉声で語り掛ける事になっていました。
怖いよ。
その人物はカリーニンによって社会的に抹殺されてしまったようです。
カリーニンはオンライン会議にアマルガムの調停者が出てくるのを待っていました。
幹部が複数名カリーニン達により粛清されてしまったので組織内が変質してしまったね。
調停者がオンライン会議に出てきました。
正体は分かりませんが誰でしょうね?
カリーニンはこの調停者も始末するつもりなのでしょうか?
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宗介とレモンが合流したトゥアハー・デ・ダナン戦隊は世界各地に散らばった元ミスリルのメンバーを集めて回っていました。
サハラ砂漠に逃げた元ミスリルの訓練キャンプの司令官エステス将軍を救出していました。
砂漠でのアームスレイブを使っての戦闘は不利なんだけど上手く戦っていました。
宗介のレーバテインが大活躍して砂漠での戦闘に勝利しました。
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トゥアハー・デ・ダナンにつかの間の休息が訪れます。
どこかの海岸で物資の積み込み作業をしている間に暇になった乗員が日光浴をしていました。
マオ、ノーラ、シノハラ、ジャクリーンが水着で日光浴をしていました。
横では宗介が釣を楽しんでいました。
かなめへの告白は乗組員の皆に知れ渡っているので宗介は安全な男と認定されています。
ノーラの話が興味深いね、彼女はサックス中尉と交際中のようだぞ!!
美女と野獣ですね。
ノーラが際どい事を言ってますよ整備士のサックは手先が器用で気持ちがいいそうですよ。
マオはノーラたちからクルツとの仲を問われていました。
マオはクルツとは何でもないと返答していましたが、これが契機になったようだぞ。
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アマルガムの襲撃があり日光浴は30分程で終わりになり撤収する事になりました。
マオはクルツと一線を越えてしまいます。
床に零した飲み物が遠因だとマオは述懐してますが、心が弱っていたみたいだね。
優しくしてくるクルツを求めてしまいました。
マオを激しく後悔されているのは、クルツとのアレがとても良かったからでした、この二人相性が良いようだ。
目覚めたクルツに邪険な態度をとるとクルツが自信を失っていくぞ。
誰でも良かったんだなと言い出すとマオが狼狽しているぞ。
マオはクルツに本気なようだ。
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負傷したレナードが治療中の間、かなめは世界各地を転々とさせられます。
かなめの心を弱らせようとしているみたいです。
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テッサはレモンとレイスをモスクワに潜入させてウィスパードの秘密を探らせていました。
2人は上手くやりテッサの求める情報を入手しました。
レモンが暗号通信でテッサに報告を入れてきました。
2人に残されたのは無事に西側に脱出事だけでした。
空港で飛行機を待っている間にソ連の秘密警察に見つかってしまい追われる事になりました。
モスクワでの活動を知っているのはテッサとレモン、レイスだけなのでレイスはレモンがDGSEに情報を漏らしただろうと疑いの目を向けてきます。
レモンが若干苛立ってますね、今は協力して逃亡を図るべき時だと主張します。
レモンはレイスの本名に心当たりがあると言い出します。
レモンはレイスの本名を言い当てたようですね、レイスが慌てていました。
彼女の本名は日本語で書くと笑われるような名前のようです。
レモンが宗介の知り合いなので彼女はレモンが名前を告げる事を拒んでいたよ。
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空港から逃げ出せそうでしたが逃走経路でレナードが待っていました。
ソ連の秘密警察に密告したのは彼でした。
レナードを倒して逃げ出そうとしますがレナードは予想外に強かったです。
レモンは撃たれてしまいます。
レイスは肩を外されてしまいました。
レモンはレイスを逃がす為に頑張りました。
レモンは捕まりレイスは逃げ出しました。
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レナードに襲われ逃走したレイスは途中で意識を失い病院に運ばれました。
KGBがやって来るまでにモスクワ時代の知り合いが彼女を迎えに来ました。
レイスは助かったみたいです。
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レモンが目覚めたのは輸送機に積まれた救急車の中でした。
自白剤を使われてレモンはモスクワでの作戦内容を洗いざらい吐いたようです。
目的地の近くでかなめが合流しました。
レナードはレモンを捨てて行こうとしましたが、かなめが難色を示して彼に反対したようです。
レナードがこれまでとは違う接し方をしてきました。
かなめをひっぱたいたようです。
頭部の負傷から回復したレナードは野性的になっています。
彼は人間も所詮は動物だと考えるようになっています。
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かなめの説得でレモンは一緒に目的地に連れられて行く事になりました。
ここでレモンはかなめと出会います。
レモンはかなめに自分は宗介の友達だ、彼は元気に暴れていると教えます。
宗介の無事を知らされてかなめは嬉しそうにしていました。
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テッサは宗介とクルツを連れてソ連領内のヤムスク11という秘密都市に向かいました。
ここはウィスパードに関わる実験が行われていた秘密の研究所があった場所です。
移動中にクルツは宗介にマオとの関係に変化があった事を教えます。
クルツは色々と悩んだ末にストレートにマオと寝たと宗介に告白しましたが、宗介には意味が分からなかったようです。
2人で作戦中に居眠りしたんだと解釈してたぞ。
クルツはセックスしちゃったんだよーと叫んでしまいました。
これを丁度シャワーを終えて出てきたテッサに聞かれてしまいました。
気まずかったねー、テッサは気にしないで下さいと言い残して慌てて駆けて行きました。
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輸送船にハンターがやってきてレーバテインの新型武装を持ってきてくれます。
この装備を開発したミラも一緒に来ていました。
ミラと宗介は再会を果たします。
ミラは別れ際に宗介が私たち(ウィスパード)を救ってくれるのかも知れないと意味深な言葉を残しました。
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再びヘリでの移動になります。
機内で弱気になっているテッサを宗介が慰める事になりました。
宗介は人生始めての冗談を言ってテッサを慰めようとしましたが上手い冗談とはならなかったようです。
宗介はアマルガムへの抵抗活動を止めて平和に暮らすのはどうかと提案しました。
かなめの事は忘れて二人でどこかの島にデートに行こうと提案しています。
テッサは宗介の優しが嬉しかったようです、宗介の手に自分の手を重ねて暫く泣いていました。
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目的地のヤムスク11に到着してテッサは宗介だけを伴って地下施設に降りる事にします。
クルツと2機のヘリのパイロットは離れた場所で敵を警戒する事になりました。
地下施設の中は深いね、宗介はテッサを背負ってザイルを使い降下する事になりました。
テッサのおっぱいが背中に押し付けられてますね、テッサが若干嬉しそうでした!!
降下中にクルツから連絡が入ります。
アマルガムがやって来たそうです、宗介とテッサは脱出する事になったのですが、降下中の縦穴にアマルガムのヘリが墜落してきました。
登って脱出する時間は無かったので宗介とテッサは最下層まで降りて逃げる事にしました。
墜落してきたヘリにはかなめとレモンが乗っていました。
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かなめはレモンと生き残りの見張りをヘリから助け出します。
ヘリから出て置き去りにされていた廃車の陰に隠れたときにヘリが爆発しました。
重症の見張りをその場に残してかなめとレモンは地下施設の奥を目指します。
そこで落下時に宗介と逸れてしまったテッサと遭遇しました。
テッサはかなめに飛びついて来ました。
再会が嬉しかったようです。
テッサ、かなめ、レモンの3人で地上に向かう階段を探す事になりました。
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テッサと逸れてしまった宗介は彼女を探します。
その途中でレナードに遭遇しました。
彼は地下施設にかなめとレモンが落ちた事を知っていたね。
探しに来て自分も崩落に巻き込まれて脱出できなくなっていました。
宗介とレナードは戦闘を始めます。
宗介はレナードの事を優れた武器を使っているだけの天才だと思っていたようですが勘違いでした。
テッサの兄だからといって運動が苦手ってわけだは無かったぞ。
レナードは鍛えられた優主な戦士でしたね。
崩落で2人の周囲にガスが漏れて来ました。
ここで銃を使うと爆発してしまいます、このまま此処に留まると酸欠で2人とも死ぬ運命です。
2人は一時休戦して脱出する為に残骸を撤去する事にしました。
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作業中にレナードは宗介にウィスパードについて教えてくれました。
かなめが運が良すぎる理由を教えてくれます。
レナードが言うにはかなめは「ささやかれた者」ではなく「ささやく者」だと言っていました。
かなめがブラックテクノロジーを過去に送ったと言っていましたよ。
レナードは自分がこれからやろうとしている事も教えてくれます。
この世界はブラック・テクノロジーに汚染された間違った世界だと彼は言っています。
かなめを使ってブラック・テクノロジーの存在しない世界に作り直すと言っていました。
レナードの考えでは、世界を作り直す事により、本来は生きているべきだったが死んでしまった人間が生き返る。
死んでいるべきなのに生き残っている人間が死ぬと言ってます。
レナードは素晴らしい世界になると言ってましたが、宗介は賛同できませんでした。
宗介の感覚では死もその人間の一部だと解釈しています。
これを戦士の不文律だと主張します。
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レナードは宗介は賛意を示さなかったがカリーニンは賛同してくれたと教えてくれます。
カリーニンは今の世界をおかしいと疑っていたので、ブラック・テクノロジーの存在しない世界を作るっていうレナードに従う事にしたようです。
カリーニンはレナードに従っているのであってアマルガムに従っているわけだは無いようです。
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レナードはかなめが最も多くタウ波を受信した新生児だと言ってました。
かなめはウィスパードの中でも特殊な存在で彼の計画の要になるそうです。
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作業が終わり別れの時が来ました。
宗介にはレナードを殺すチャンスがありましたが、宗介はレナードを攻撃する事ができませんでした。
宗介はレナードの事が分からなくなったようです。
レナードは次に邪魔をしたら本気で殺すと言い残して去っていきました。
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テッサ、かなめ、レモンはテッサの目的であるウィスパード実験の震源地を目指す事になります。
テッサは1人で向かう積りでしたが、かなめとレモンが反対しました。
この施設からは既視感を見せる波動が出ていて普通の人間は気が狂ってしまうようです。
レモンを心配して置いて行こうとしたんだけど、レモンは同行を求めました。
説得は無駄と悟ったテッサは3人で向かう事になりました。
テッサはここで行われていた研究について2人に説明していました。
ここにあるのがTAROSの本体で、時空間を越えて情報を送信できると教えてくれます。
ウィスパード誕生の理由も説明されました。
この施設で行われた実験が失敗して世界にタウ波っていうものが放出されたそうです。
世界中に飛び散ったタウ波を覚醒する瞬間の新生児が受信したそうなんだよ。
これがウィスパードが誕生した原因でした。
何らかの適性は必要なようでタオ波を受信した全ての新生児がウィスパードに覚醒したわけはないそうです。
覚醒したウィスパードは世界で10人以下だそうです。
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テッサの目的はブラック・テクノロジーを世界に発信しているアンテナ的な役割を果たしている存在の破壊でした。
途中でレモンが発狂してしまい、彼を離れた場所に連れ出します。
テッサとかなめは2人で中心点に向かいました。
そこには女の子の死体がありました、彫像のようだったぞ。
この子が18年前の実験の被験者でウィスパード誕生の契機となった人物だね。
テッサは爆弾でこの彫像を破壊しようとしますが、かなめに止められます!!なんで?
かなめは彫像に触れていました。
そして何らかのメッセージを受け取ったようです。
かなめの態度が変わりますね。
レナードの言っていた覚醒でしょうか。
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レナードと別れた宗介がテッサを探しに来ました。
そして、放置されているレモンを発見します。
すでに既視感を見せる波動は収まっていました。
宗介とレモンの前にかなめがテッサを人質にして出てきます。
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宗介は焦ってますね。
かなめは優しい口調で宗介に邪魔をするなと告げてきます。
宗介はかなめの様子がおかしい事に狼狽していますが、彼女を止めようとして動いてしまいました。
かなめはテッサの側頭部を拳銃で撃ちました、テッサは即死します。
続けてかなめは宗介の事も撃ちました、宗介も頭部を撃たれてしまい即死しました。
これには驚いたけど、これは宗介とかなめが見た既視感でした。
レモンが側で見ていたのですが彼はかなめに近づこうとした宗介が失神したと告げます。
倒れた宗介とテッサを置き去りにしてかなめは逃走しました。
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逃げたかなめは途中でレナードと再会しました。
レナードはかなめが覚醒した事を分かっていましたね。
レナードはかなめに臣下の礼を取っていましたよ。
かなめとレナードはカリーニンと合流してヘリで逃げ出す事になります。
カリーニンは宗介、テッサ、レモンが生き残っているので掃討部隊を送ったと報告してきました。
ここで奇妙な事が起こります。
かなめはカリーニンに宗介とテッサは自分が殺したと主張しました。
カリーニンの言っている事の方が正しいのですがかなめの中では自分が宗介とテッサを殺した事になっています。
レナードはカリーニンがかなめの勘違いを指摘するのを封じます。
カリーニンはレナードの考えに従い謎の敵だと言いなおしていました。
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脱出を図りたい宗介たちは地下施設で足止めされていました。
レナード側のラムダドライバー搭載型アームスレイブ、エリゴールがミスリルの動きを見張っていました。
エリゴールに搭乗しているのはクルツのライフルの師匠であるヴィルヘルム・カスパーでした。
クルツとの間で狙撃戦を展開する事になりました。
どちらが敵の位置を先に把握できるかの勝負になりました。
この対決はカスパーに有利でした。
クルツは宗介たちが脱出できるようにするために早々にカスパーの位置を特定する必要がありました。
クルツはカスパーの潜伏場所を2箇所まで特定しました。
クルツが狙撃しましたが、ハズレでした、そこにはカスパーの仕掛けた囮が設置してありました。
クルツは2発目の狙撃でカスパーを狙おうとしましたが、カスパーの狙撃の方が早かったです。
クルツの乗るM9はカスパーの狙撃により大破してしまいました。
カスパーはクルツを殺したと確信していました。
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戦闘指揮をしているカリーニンに報告すると抵抗を続ける宗介たちを倒してこいと命じられます。
テッサだけは可能ならば連れて来いと命じられました。
カスパーがエリゴールでやって来ます。
ここで宗介の元にクルツから通信が入りました。
クルツは死にかけのようですが、狙撃は可能だと言っていました。
カスパーを何とかしてエリゴールから出せと言ってきます。
宗介はテッサを人質に取った振りをしてカスパーを挑発しました。
テッサを避けて自分を撃ってみろと言っているようでした。
カスパーは宗介の挑発に乗ってしまいエリゴールから出てきましたね、そして宗介に照準を定めます。
カスパーが宗介を撃とうとした時にクルツの狙撃がありました。
カスパーは心臓を撃ち抜かれて死にました、最後に驚愕したようですね。
クルツは自己記録の1650メートルの狙撃を成功させました。
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カスパーが討たれたのでレーバテインを搭載したヘリを呼びだします。
アルが勝手にハッチを開けて飛び出して来ました。
宗介はレーバテインに搭乗するとレナードがベリアルで攻撃してきました。
接近するベリアルに向かってアルが「あの野郎の機体だ」と言っていました。
アルも随分と砕けた口調になってきましたね。
宗介はミラが作ってくれた妖精の羽を起動させました。
この兵器はラムダドライバーの効果を失わせる事ができます。
搭乗者がラムダドライバーの効果は「インチキだ、あんなものがあるはずがない」と念じることで発動します。
妖精の羽が発動してラムダドライバーの効果で飛行中だったベリアルは墜落しました。
しかし妖精の羽は発熱で機能が停止しそうになっていました、あまり長時間使えないようです。
アルが宗介に逃げるなら今ですと進言しました。
宗介もそれしかないと判断して逃げ出す事にしました。
宗介はクルツの捜索をしたかったのですが、そこまでの時間は無かったので彼を死んだと見なして逃走に入りました。
レナードは妖精の羽を警戒して追いかける事はしませんでした。
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トゥアハー・デ・ダナンに帰り着いた宗介は戦闘結果を報告しました。
マオにクルツの死を告げる事になりました。
マオは当初は平気だと強がっていましたが堪えられなくなったね。
宗介に抱き付いて泣いてしました。
宗介はマオの肩を抱いている事しかできませんでした。
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レナードたちは彼の建設した新たなTAROSの元に向かいます。
移動中の機内でかなめが陽気に振舞っています。
サビーナに欲しいものを聞かれて温泉と答えています。
レナードの準備が整うまで、みんなで温泉に浸かってノンビリしようと言っていました。
ここで突然かなめの目から涙が溢れだしました。
かなめが混乱していますが、気にしない事にしたようです。
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かなめはソフィアから頼まれた大事な仕事があると言っています。
ソフィア、この子がヤムスク11の爆心地にあった彫像の子ですよね。
彼女の能力がTAROSを通して世界に拡散してウィスパードが誕生したようだね。
かなめの言うソフィアに頼まれた事がレナードのやろうとしている世直しなんだよね。
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レナードが新たなTAROSを建設した場所はメリダ島でした。
レナードたちはメリダ島に向かったようです。
テッサたちも当然、ここに来るだろうから、ここで決戦になりそうだぞ。
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