ラノベの感想) ソードアート・オンライン 第26巻 ユナイタル・リングV (電撃文庫)
概略:
セントラル・カセドラルの雲上庭園でエアリーと再会する事になりました。彼女からディープフリースを解除する為の術式はアドミナに封印されていると教えられます。キリトとエオラインがアドミナに向かう事になります。ユナイタルリングでもボス戦が発生しました。ユナイタルリングの地形が判明して次の段階に進むにはボスを攻略する必要があると分かります。シノンの指揮で大量の働きバチと女王バチと戦う事になりました。
レーベル:電撃文庫
発行日:2021/10/10
著者:川原礫
イラスト:abec
ISBN:978-4-04-914035-4
雰囲気:石像、宇宙飛行、砲撃、敵基地、脱出、対決、瞬間移動ドア、地形判明、蜂の巣、新リーダー、毒攻撃、機転、再会
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セントラル・カセドラルの雲上庭園でディープフィリーズ状態で石化されたセルカと再会する事になりました。
アリスはキリトに真意を使ってディープフリーズを解けないのか?と聞いてきました。
キリトは詳細なイメージが出来ないので無理と答えます。
セルカを解凍する方法が無いと思われたのですが意外な人物がやって来ました。
雲上庭園に現れたのは昇降盤を操っていたエアリーです。
キリトは彼女の名前を忘れていましたよ。
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キリトはセルカを守るように立っている石像がロニエとティーゼがディープフリーズしたモノだと気が付きました。
一緒に来ていたスティカとローランネイを隣に並べて彼女達だとの核心を得ています。
石像が自分のご先祖だと聞かされたスティカとローランネイは大層驚いていました。
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三人の石像は数百年の時を経ても汚れていませんでした。
理由はエアリーが定期的に掃除に来ていたからでした。
彼女からキリトとアスナがアンダーワールドを去ってから起きた出来事を説明されます。
エアリーは自分から志願してセルカ、ティーゼ、ロニエの石像を守っていたそうです。
キリトとアスナは数百年も一人にしてしまった事を心苦しく感じています。
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セルカはディープフリーズの術式を解明して自分から最初の被験者になる事を志願したそうですよ。
ティーゼとロニエは子供を産んでから二十代の頃に老化防止処置を受けたそうです。
見た目が二十代なのはその為ね。
ティーゼとロニエは七十代で凍結されたそうです。
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整合騎士団は解散され新たに整合機士団が創設されました。
その時に生き残っていた整合騎士は凍結か他の職に付くか選べる事になったそうです。
多くの整合騎士が凍結処置を受けて眠りについたそうです。
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エアリーは機竜を製造している機竜工廠の初代工廠長でした。
エオラインがいたく敬服していますね。
彼女の本名はエアリー・トルームというそうです。
エアリーからディープフリーズを解く術式が存在すると教えられました。
しかしセントラルカセドラルではなく惑星アドミナに封印されていると教えられました。
エオラインはスティカとローランネイの暗殺を企んだ首謀者を探す為にアドミナに行く予定でした。
極秘にアドミナに潜入する必要があるので星王(かつてのキリト)が使っていた専用機を借りる為にセントラルカセドラルにやって来ました。
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エアリーの案内で星王専用機ゼーファン十三型の元に向かいます。
ゼーファン十三型はスティカとローランネイが使っている機竜よりも二回りも巨大な機体でした。
性能も段違いで飛行速度に大きな開きがありました。
二人乗りなのでエオラインとキリトがアドミナに向かう事になります。
敵の巣窟かもしれないのでスティカとローランネイが随行を申し出ますがエアリーに止められました。
二人の機体ではゼーファンに付いて行く事はできないと言われてしまい諦めました。
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キリトはゼーファンの性能を聞いてワクワク感が止まりません。
エオラインの操縦でアドミナに向けて出発しました。
アスナ、アリス、スティカ、ローランネイ、エアリーは大浴場で入浴しながら飛び立っていくゼーファンを見送りました。
待ち時間が出来てしまったのでキリトとエオラインの為にご馳走を作る事になりました。
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キリトはゼーファンの加速力の驚いています。
物凄い速さで飛んでいるのですが衝撃は少なめです。
揺れない快適な旅をする事になりました。
操縦をエオラインに任せて暫く眠る事になりました。
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キリト、アスナ、アリスがアンダーワールドに行っているのでユナイタルリングの攻略は夕方からになっています。
シノンは午前中は勉強しようと考えますがラスナリオの現状が気になってしまうログインしました。
街を一周したらすぐに勉強しようと考えていたのですが素材集めに向かいたいと考えていたシリカ、リズベット、クラインに捕まりました。
ほんの短い時間だけ冒険するだけだからと言われて承諾してしまいます。
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向かった先で蜂の巣を発見しました。
そこでフリスコルと出会います。
彼は蜂の巣を観察していました。
フリスコルからユナイテルリンクの地形と他勢力の進捗を聞く事になります。
ユナイタルリングはウェディングケーキの様な形状をしているそうです。
中央に向かうに連れて巨大な段差があるそうです。
直接登る事は困難で登る為にはフロアボスの様な存在を倒して上階への入り口を解放する必要があるそうです。
彼によると眼前に存在する蜂の巣がこの当たりの階段だそうです。
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アスカ・エンパイアとアポカリプティック・デートというゲームの勢力は既に第二層に進出しているそうです。
アスカは開始当初から統制が取れていてスタート地点の近くに巨大な拠点を作り順調に進んでいるそうです。
アポカリの方はアバターの特性で武器や防具を必要としなかったので攻略が進んでいるそうです。
シノンたちは若干の焦りを感じています。
フリスコルから楽観論が出てきました。
スタート地点から離れた場所にラスナリオという拠点を作れたので兵站が短くなり有利に働くと指摘されました。
シノンたちはキリト達が不在の間に蜂の巣を攻略する事にしました。
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攻略作戦に際してパッテン族のチェットが大きな役割を果たす事になりました。
彼女は父親から教えられて蜂の弱点を知っていました。
ロベリアの花の毒を使って蜂を麻痺させて攻略する事になりました。
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ロベリアの花から抽出した毒は良い匂いがするそうです。
シノン、リーファ、リズベット、シリカが鼻をクンクンさせて匂いを楽しんでいます。
凄く甘くて良い匂いがするそうです・・・おもわず毒液を舐めてみたくなる香りだそうです。
チェットから毒の効果が作られてから30分で消えると教えられたので急いで準備に取り掛かりました。
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シノンの指揮で攻略戦が始まりました。
最初に働きバチが蜜を集めているガルガーモルの花にロベリアの毒を吸い込ませます。
それを吸い込んだ働きバチを麻痺させます。
働きバチは物凄い大量に存在するので麻痺していない働きバチは攻撃して倒していく事になります。
回復ポイントとしてシノンがバンカーと呼ぶ掘っ立て小屋を作りました。
働きバチはそれも破壊しようとして噛みついてきました。
耐久値が設定されていて途中で修復する事もできるので誰かが定期的に修復してバンカーを維持する事になります。
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順調に働きバチを倒していくと女王バチが兵隊バチを引きつれて出てきました。
予想外に巨大な存在だったので熊型モンスターのミーシャに乗ったシリカが相手をする事になります。
シリカが女王バチのターゲットを取っている間に兵隊バチと働きバチを倒そうとしています。
女王バチはミーシャの届かない高さまで上昇して攻撃を繰り出してきました。
麻痺している働きバチを復活させる大技を放ってきました。
一瞬で大ピントに陥ります。
戦線崩壊の危機だったのですがバッタ人間の二―ディーが頑張ります。
ミーシャの背を蹴って跳躍して女王バチに飛び付きました。
飛び付かれた女王バチは地上に落下してくることになります。
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ここでシリカが良い攻撃方法を思いつきました。
彼女は仲間を女王バチの落下地点に集結させます。
そして左手が武器を頭上に構えさせます。
女王バチが地面に落下した瞬間にALOから引き継いだ武器に換装させました。
ステータス不足でまともに扱えないのですが頭上に掲げた状態から女王バチに打ち付ける事は可能でした。
複数の強力な武器による攻撃で女王バチを倒す事に成功しました。
女王バチが倒されると配下のハチも消滅しました。
シリカたちは大きく成長しているようです。
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蜂の巣に入り大量の財宝を発見しました。
それはハチに拉致されて食料にされたNPCがプレイヤーの装備品のようです。
少しの心苦しさを感じツツも有効に使う事になります。
今回のパーティは寄せ集めなのでアイテムの分配で揉めそうだとシリカが心配しています。
作戦指揮を取ったシノンの一声で分配は次の階層への道を発見してラスナリオに戻ってからになりました。
キリト、アスナ、アリスという主力級が不在の間に見事な戦果をあげました。
シノンは意外とリーダー気質があるようです。
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アドミナに到着して着陸場所を探しているゼーファンが真意攻撃を受けました。
何者かが誘導ミサイルのような自動追尾機能が突いた物体を撃ち込んできました。
ゼーファンは被弾してしまい不時着する事になりました。
キリトの真意でミサイルの一発を凍結させました。
調べてみるとミミズの様な生物に追尾機能を付けた様です。
ミミズが子供だと分かったのでキリトは助ける事にします。
助けたミミズが住処に帰るだろうから追いかけて敵の位置を把握する事にします。
キリトとエオラインは全力疾走でミミズを追いかける事になりました。
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ミミズを追いかけていくと基地を発見しました。
エオラインからアドミナに整合機士団が駐留している事を教えられます。
駐留軍の基地のようですね。
後ろ暗い事は地下でしている筈だよね?と考え二人で地下に向かう事にします。
ここでエオラインが相手の認識を阻害する真意を使いました。
二人は衛兵に気付かれる事なく基地に侵入して地下で実験室を発見しました。
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そこにキリトが助けたミミズが戻ってきていました。
神獣とよばれる巨大な蛇が薬液で眠らされていました。
科学者たちは神獣に子供を産ませて、生まれたばかりの子供を改造して誘導兵器を作っていました。
科学者の様な人達がミミズを殺処分にしようとしたのでキリトとエオラインは思わず真意攻撃を放ちました。
二人の真意は殺処分に使おうとしていた注射器を破壊しました。
科学者はミミズが真意攻撃をしたと勘違いしたようです。
強い真意を検知したのか基地に警報が鳴り響きます。
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そこに基地の司令官だと思われる人物が現れました。
会話からイスタルという名前が判明しました。
認識阻害の真意をかけ続けていたエオラインが疲弊から気絶しました。
キリトは逃げ出す事にします。
キリトは神獣が真意を使ったと誤認させて脱出を図ります。
天上をぶち抜いて脱出路を作ります。
真意で神獣とミミズを持ち上げて一緒に脱出しました。
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かなり離れた位置まで移動した時にイスタルからの狙撃を受ける事になりました。
イスタルは風素を使った銃を使用していました。
見事な腕を持っています。
キリトは右胸を撃ち抜かれたのですがアンダーワールドの肉体は魂の投影に過ぎないと理解している事が幸いします。
自分の血をリソースとして傷の治療を行っています。
魂が傷を負ったと認識しない限り肉体的な傷は問題にならないって事なのかな?
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イスタルは真意による飛行技術を持っていました。
キリト達を追って来て雲の上で対峙する事になりました。
目を覚ましたエオラインが会話に加わってきます。
エオラインとイスタルは旧知の間柄でした。
二人は数年前に人界統一大会の決勝で対戦した事がありました。
その時はエオラインが勝ったのですがイスタルは自信がありそうです。
二人は剣による戦いを始めました。
キリトはエオラインを助ける為にイスタルを真意の檻で捉えようと試みます。
しかしイスタルの相手の真意を浸食する真意によって抜け出されてしまいます。
イスタルの目的は時間稼ぎでした。
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彼がエオラインと戦っている間に基地から重要機材を運び出して基地を爆破させようと考えていました。
イスタルたちは逃げるのにゼーファンよりも巨大な機竜を使っています。
飛び去る機竜を止めて基地の爆破を防ぐ必要があります。
一人では手が足りないと考えたキリトはアスナとアリスを呼び出す事にしました。
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真意を使い驚くべき事をしてくれます。
キリトはアスナとアリスの存在を感知してカルディナと繋がるドアを作り出します。
二人は料理の最中だったのですが目の前に現れたドアから助けを求めるキリトの声が聞こえたので躊躇無しでドアに飛び込みます。
二人のキリトへの信頼度の高さを感じますね。
一瞬でカルディナからアドミナに来ることになり状況も把握していないのですがキリトの求めに応じてくれます。
キリトはアリスに撃墜しないで機竜を止めて欲しいとお願いします。
アリスは文句を言いつつも武装完全支配術を使い金木犀の剣で機竜を止めてくれました。
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創世神ステイシアのスーパーアカウントを使っているアスナには基地の爆破を防いで欲しいとお願いしました。
アスナは基地を掘り起こして爆弾が設置された場所から空中に移動させました。
地下で爆弾は爆発したのですが基地は破壊を免れました。
創世神の地形操作能力はやはり物凄いな。
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キリトはイスタルを助ける為に向かってきた二機の機竜を蒼薔薇の剣の力を使い氷漬けにして墜落させました。
蒼薔薇の剣で作り出した氷を破壊するには同程度のステイタスを持っている武器で攻撃する必要があります。
二機の機竜は無傷で地上に落ちました。
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エオラインとイスタルの戦いは拮抗していました。
二人の真意に差はないらしく意外な形で終わります。
何度も切り結んでいた二人の剣げ同時に粉々になりました。
武器を失う事になったのですがイスタルのメイン武器は使っていた剣ではなくキリトを撃ち抜いた銃でした。
これは意外な事実だね・・・
武装完全支配術を使い銃から範囲攻撃を放ちました。
キリトは何のダメージも受けなかった事に違和感を持ちます。
そして直ぐにイシュタルの攻撃の意味を知る事になりました。
彼の放った攻撃によりキリト達がいる空間の真意が無効化されました・・・
真意の力で飛行していたので当然墜落する事になります。
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イスタルも墜落する事になったのですが彼はスカイダイビングの要領で落下速度を高めます。
地面に激突するのでは?とキリトは心配になりますが術式で風素を作り出し爆発させました。
爆風をクッションにして見事な着地を決めます。
イスタルは墜落した機竜から側近のドムイとスギンを助け出し逃げて行きました。
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落下中のキリトは自分達も同じ方法で着地するか?と考えていました。
落下中のキリトを神獣が助けてくれました。
神獣から星王から託された品を渡すと言われます。
星王は自分が再びアドミナを訪れたら渡して欲しいとお願いしていたそうです。
神獣からアイテムを貰う為には数々のクエストをクリアする必要があったそうなのですが助けてくれたので問題無いと言っています。
神獣から渡されたのはディープフリーズを解除する為の術式が入った箱でした。
神獣は自分を酷い目に遭わせた連中に仕返しすると言っています。
キリトはその時は手伝う事を約束して彼らと別れました。
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キリトの真意を使いカルディナに繋がるドアを作り出してゼーファンを運び込み帰還しました。
帰還時間が迫っているのでキリト達は急いで雲上庭園に向かいます。
アリスがセルカにディープフリーズを解除する薬液を振りかけました。
セルカとアリスが感動の再会を果たす事になります。
キリトがロニエ、アスナがティーゼのディープフリーズを解除しました。
キリトは凍結された段階でロニエは自分よりも年上なんだよなーどう接すれば良いんだと心配になっています。
目覚めたロニエは「キリト先輩」と叫んで修剣学院時代とまったく変わらない声と表情で抱き着いてきました。
キリト役得・・・
ロニエがティーゼとセルカの状態を心配しますね。
キリトが二人の石化も解いたので安心してと伝えてティーゼの方を向きました・・・
そこにはユージオと雰囲気の似ているエオラインを見て驚いているティーゼの姿がありました・・・
ティーゼがどんな行動に出るのか気掛かりですねー。
彼女はエオラインの素性を追及する事になるのだろうか?
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