ラノベの感想) アルゴノゥト前章 道化行進 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 英雄譚 (GA文庫)
概略:
英雄になる事を目指しているアルゴノゥトが妹のフィーナと一緒に寂れた村で暮らしていました。アルゴノゥトは風車を怪物に例えて戦う滑稽な人です。戦闘力は低くフィーナの方が強いです。村人が王都が勇者候補を募集しているって噂を聞きつけアルゴノゥトに教えました。アルゴノゥトは王都に向かう事にします。彼が心配なフィーナは付いて行く事にします。道中で英雄候補の募集に応募する為に王都に向かっているユーリと知り合います。図々しいアルゴノゥトは戦闘力が高いユーリに同行させてもらう事にします。王都で開かれた選抜試験に合格してしまいアルゴノゥト達は英雄候補になります。国王が幾つかの課題を課してきます。王都に隠されている秘密が明らかになって行きます。
レーベル:GA文庫
発行日:2023/7/31
著者:大森藤ノ
イラスト:かかげ、キャラクター原案:ヤスダスズヒト
ISBN:978-4-8156-1968-8
雰囲気:夢想家、苦労性、仲間、試練、王都の闇、凄惨な食事風景、罠、罪人、友情、鍛冶師
世界の果てにある穴から無限の魔物が発生している時代。
とある村に只人の兄とハーフエルフの妹が住んでいました。
兄のアルゴノゥトは勇者になる事を目指しています。
しかし戦闘力は弱く意気込みだけが先行しています。
ある日村にあるボロボロの風車を魔物に見たてて戦っていました。
風車は破壊されてしまい妹のフィーナにぶちのめされました。
自分で破壊したのに修理はフィーナ任せになっています。
良くできた妹ですね・・・
修理を終えたフィーナに村人が話しかけてきました。
村人はアルゴノゥトの事を嫌ってはいません。
いつ魔物に滅ぼされるかも知れない暗い時代に笑いを提供してくれる面白いヤツと認識しています。
迷惑だが面白いので問題無いと言っています。
村人からアルゴノゥトに王都で勇者猴候補を募集している話を教えたと言われました。
フィーナはアルゴノゥトが王都に行こうとすると焦ります。
フィーナは余計な事を教えないでと心で叫んでいますね。
彼女の予想通りにアルゴノゥトは王都に行く事を決めました。
一人で王都に向かわせるのは心配なのでフィーナも付いて行く事になります。
王都への道中は魔物で溢れていました。
戦闘力の無いアルゴノゥトはフィーナの後ろに隠れていますね・・・
フィーナの魔法の腕は良いようです。
大火力の魔法で魔物を吹き飛ばしています。
しかし複数の魔物に囲まれてしまいピンチに陥ります。
そこに王都に向かう獣人が通りかかり助けてくれました。
獣人は二人を助け終わると早々に立ち去ろうとしますがアルゴノゥトが彼を逃しません。
持ち前の陽気さを発揮してなし崩し的に同行を許可して貰う事に成功します。
獣人がユーリと名乗ると友達感覚ですり寄って行きます。
フィーナは申し訳なさそうにしていますがユーリの高い戦闘力魅力的でした。
アルゴノゥトに従いユーリに同行させてもらう事にします。
ユーリと同行する事になり道行は楽になりました。
ユーリはフィーナがやり手の魔法使いと知り不思議に感じています。
アルゴノゥトとフィーナは容姿が全く似ていないので本当の兄妹では無いと見抜きます。
フィーナがユーリのプライベートな話題に踏み込んだので半端者と罵られる事になりました。
他種族間に生まれた存在は忌避感を持たれるようですね。
その手の罵倒に慣れているようですフィーナが哀しそうな顔をしていますが甘んじて罵倒を受け入れています。
アルゴノゥトが鋭い眼光に豹変してフィーナを半端者と罵ったユーリを糾弾しました。
アルゴノゥトはフィーナを半端者と罵る輩を許さないようだ。
普通の人が半端者と罵るようですがアルゴノゥトは感覚が違うようです。
その辺りがフィーナが彼を兄と慕う理由かもしれません。
ユーリは自分の間違えを素直に認める事ができる人でした。
自分の行為が間違っていたと謝罪し自分の置かれている状況を少し話してくれました。
彼は一族の中で一番強い戦士だそうです。
かれの父親が族長をしていて王都の庇護下に入ろうと決めました。
一族を纏めて庇護下に入れてもらう為にユーリは勇者になった特典に期待して王都に向かう事になりました。
人が良いユーリは王都まで同行してくれました。
王都に到着すると勇者を目指すライバル同士だと言って別れる事になりました。
アルゴノゥトとフィーナは華やかな王都に驚いています。
いつ魔物に襲われてもおかしくない時代なんですが王都には贅沢にも景観を良くする目的で噴水が作られていました。
フィーナは王都の街並みに感激しています。
アルゴノゥトは王都の女の子の美しさに感激していました。
フィーナから冷たい視線を送られています。
アルゴノゥトが街角で王都の女の子とぶつかりました。
自分が下敷きになり女の子が地面に倒れ込むのを防ぎます。
素早く立ち上がり良い笑顔を向けるんですが軽薄過ぎたようですな。
女の子にはキモチワルイと思われ逃げられました。
冷たくされてもアルゴノゥトは前向きです。
次の出会いに期待していますよ。
アルゴノゥトとフィーナは勇者募集で集まった人々が向かうべき集合場所に到着しました。
そこで一次審査が行われる事になりました。
集まった者が十名になるまで戦えと命じられいました。
アルゴノゥトとフィーナは早々に会場の外周部に移動して戦闘を避けようと試みました。
上手い手ですが人数が減ってくると標的になってしまいます。
戦闘力ないアルゴノゥトが囮役となりフィーナの魔法詠唱時間を稼いでいます。
アルゴノゥトに向かってきた敵をフィーナの魔法でぶちのめす作戦で生き残っています。
ドワーフの戦士に目を付けられる事になりました。
彼は妹の影に隠れて戦わないアルゴノゥトに反感を持ちます。
戦士として認められんって事ですね。
アルゴノゥトに襲い掛かってきました。
アルゴノゥトは彼の攻撃を受けてしまいますが根性で倒れるのを我慢します。
一次審査終了の声が掛かりました。
アルゴノゥトは冷静に残っている人数を数えていましたよ。
倒れずに耐えれば一次審査が終わると分かっていたので耐えたのね。
残ったのは只人のアルゴノゥト。
エルフと只人のハーフであるフィーナ。
ドワーフのガルムス、獣人のユーリ、エルフのリュールゥ、アマゾネスのエルミナ。
只人のパーティ4人でした。
一次審査を通過した10人は王と謁見する為に玉座の間に呼ばれます。
アルゴノゥトは勝手に王城内を動き回っています。
姿が見えなくなったのでフィーナが心配していますね。
王城の中でアルゴノゥトはオルナという占い師の女の子と知り合いました。
オルナは客人として王都に来ているそうですよ。
アルゴノゥトは軽妙に自己紹介しますが笑ってくれません。
オルナは何かに絶望しているようですね。
アルゴノゥトは彼女を笑顔にしたいと考えます。
アルゴノゥトが合流してから勇者候補は王と謁見する事になりました。
王から二次審査の課題が出されます。
王女が王城から逃走したので探して来いと命じられました。
勇者候補は課題が不満なようですね。
ユーリは一族を王都に迎え入れて貰うっていう大望を叶える為だと自分を言い聞かせています。
ガルムスは不満なようですね嫌な命令にも素直に従うユーリの事を犬風情と馬鹿にしてきます。
元々獣人とドワーフはいがみ合っているの一色触発な雰囲気になります。
アルゴノゥトが気を使ったのか不明ですが我先にと玉座の間を飛び出していきました。
フィーナが後に続きます。
先を越されては不味いって考えた残りの面子もいがみ合いをやめて飛び出していきました。
これはアルゴノゥトの計算なのか?
やっぱり考えてないかも知れない・・・
追いついてきたフィーナに王女の容姿が分からないと零してきます。
フィーナはバカ兄さんと罵倒してユーリ達から王女の容姿を聞き出し為に戻って行きました。
アルゴノゥトにはその場を動かないでと言い含めています。
彼女の方が姉に見えてきた。
一人になったアルゴノゥトに只人の勇者候補四人組が声を掛けてきました。
彼らはアルゴノゥトを騙して邪魔をしようと考えていました。
困っている人が居ると言われてアルゴノゥトは助けに向かう事にしました。
騙されていると分かっているんですが人助けになるならばと考えています。
この辺りは勇者と言えるかもな。
人助けを続けているアルゴノゥトが王都について直ぐにぶつかった美女と再会しました。
彼女の容姿を見てみると王女のように思うんですけどね。
彼女素性を知られたくないそうです。
困り顔の彼女を笑顔にしたいと考えたアルゴノゥトは彼女をデートに誘います。
デートと聞いて美少女はテレテレになっています。
本名を名乗れない彼女はアリアって偽名を使う事にしました。
アルゴノゥトとアリアの王都デートが始まりました。
アリアは王宮の兵士に追われているので逃げながらのデートとなりました。
勇者候補が居なくなった玉座の間で王とエルミナが話し合っています。
エルミナは王に雇われているのね。
勇者候補の実力を測るために一緒に試練を受けていたのね。
エルミナはユーリとガルムスとフィーナの戦闘力を高評価しています。
アルゴノゥトとリュールゥの事はよく分からないそうです。
戦闘力は皆無ですが周囲に影響力を及ぼしているアルゴノゥトの事を警戒しています。
王は道化になるなら丁度良いと言っています。
王は勇者候補を何かに使いたいようですね・・・後ろ暗い計画があるようだ。
アルゴノゥトとアリアが王都中を駆け回っているので噂が流れます。
噂を聞いたフィーナがアルゴノゥトがアリアドネを連れて兵士から逃げ回っていると気付きました。
アルゴノゥトの行動を良く理解しているので行き先が分かりました。
アルゴノゥトとアリアに追いついてきて危機を救ってくれました。
フィーナはアリアが王女と気付いてアルゴノゥトの行動を咎めます。
完全に王命に逆らっているからねー。
アルゴノゥトはアリアの姿を見ろと言ってきました。
素直なフィーナはアリアの容姿を確認し始めました・・・
アリアの美しさに感激していますね・・・
アリアはフィーナがアルゴノゥトの妹であると確信しています・・・
兄妹揃って変人だと感じています。
アリアに惚れてしまったフィーナはアルゴノゥトがアリアに近づくのを禁じてきます。
アルゴノゥトが傍に居るとアリアが汚れると言ってきました・・・容赦ないですね。
三人で兵士たちから逃げ回る事になるんですが数的不利は拭えませんでした。
次第に追い詰められていきました。
ガルムス、ユーリ、リュールゥが追いついてきました。
囲まれてしまいますがガルムスはアリアを助けたいと言うアルゴノゥトに同調してくれます。
王命に逆らう事まではできないので兵士からの攻撃から庇うに留めています。
ユーリはアルゴノゥト達に協力したいようですが王命に逆らえないので手出しできないようです。
リュールゥは何を考えているのか不明だね。
吟遊詩人を自称しているので状況を観察しています。
逃げ場が無くなってしまいます。
エルミナまで追いついてきてアルゴノゥトとフィーナを殺すように兵士に命を下します。
ここでアリアが正体を明かして二人を庇ってくれました。
素直に捕まるので二人を殺すなと命じてきました。
エルミナはアルゴノゥトを危険視しているのでここで殺したかったようですがアリアドネの命には相当な価値があるようだ。
彼女が投降すると言うので彼女の願いを叶えて上げました。
アルゴノゥトはアリアが悲壮な覚悟を決めていると分かって彼女の行為を認めないと叫んでいます。
アリアドネを確保できた王が最後の試練を課しました。
他国が魔物を引き連れて王都に攻めてきているそうです。
勇者候補は戦場に向かえと言ってきます。
生き残って戻った者を勇者と認めると言っています。
アルゴノゥト達は従うしか無くなりました。
夜になりアルゴノゥトがアリアドネを探すために王城をうろつきます。
アリアドネは発見できなかったのですがオルナと出会いました。
オルナはこれ以上勝手に動き回るなと警告してきました。
アルゴノゥトはオルナにアリアドネへの伝言を頼みます。
助けに行くと伝えて欲しい頼みました。
オルナはアルゴノゥトの言葉をアリアドネに伝えてくれました。
アリアドネはアルゴノゥトが自分を大切に思っているとしって覚悟ができたようですね。
翌朝オルナの部屋にアルゴノゥトがやってきました。
伝言を伝えてくれたのか?と聞いてきます。
アリアドネから伝えなかった事にしてくれと頼まれていたのでノーと答えます。
オルナは絶望しないアルゴノゥトにイライラしています。
彼女はこの世界の現状が如何に酷いモノなのか知っているみたいなんだよ。
アルゴノゥトを絶望させる為に舌戦を行う事になりましたが勝てなかったぞ。
アルゴノゥトはどんな状況でも抗う事をやめるべきでは無いと言い続けています。
オルナは言葉では伝わらないと考え現実を見せる事にしたぞ。
アルゴノゥト達が向かう戦場に運命の出会いが待っていると教えました。
アルゴノゥト達は戦場に向かいます。
戦闘開始前に作戦の説明がなされました。
英雄候補たちは魔物の相手をする別動隊に組み込まれる事になります。
本体には敵軍に道を開けて王都の近くまで進軍させろと命じています。
これにはユーリやガルムスが驚いています。
獣人やドワーフの兵法には無い作戦のようですね。
只人やエルフから見ても異例な作戦でした。
作戦に疑問はありましたがアルゴノゥト達は激戦地に組み込まれました。
予想を越えた大量の魔物が押し寄せてきました。
王国兵たちの死体が大量に出来上がっていきます。
フィーナが悲惨な光景を目にして茫然としていました。
ユーリがフィーナを叱咤して戦線に復帰させています。
ユーリはフィーナの火力を使って窮地を脱しようと考えました。
長い詠唱時間をユーリ、ガルムス、アルゴノゥト、リュールゥが稼ぐ事にします。
フィーナの魔法で魔物を吹き飛ばして生き残る事ができました。
生き残ったのは彼らだけのようです。
ユーリは本体の応援に向かう事にしました。
アルゴノゥトもオルナに言われた運命が気になっていました。
本体の元に急ぎます。
作戦通りに敵軍は素通りさせていました。
王都に迫ろうとしていたんですが一人の戦士がでてきました。
ミノス将軍と呼ばれる人物で彼が敵軍を一人で相手にする事になります。
ミノス将軍が攻撃を始めると異様な光景が広がる事になります。
アルゴノゥト達はミノス将軍を只人だと思っていたんですが違いました。
ミノス将軍と呼ばれていたのは鎖で拘束されたミノタウロスでしたよ!!
敵軍を王都の近くまで招き寄せたのはミノス将軍の餌場に入れる為だったのね。
ミノス将軍の食事タイムが始まりました。
敵軍を挽肉にしてバリバリ食べています。
アルゴノゥトは絶望を感じています。
戦いは王都の勝利で終わりました。
アルゴノゥトは急いで王城に戻りオルナに会いに行きます。
彼女からミノタウロスを使役している理由を教えて貰います。
王都が滅亡の危機に瀕していたときに王家が天からもたらされた鎖を手に入れました。
王家はそれを天授物(アーティファクト)と呼び使う事にします。
鎖には魔物を拘束して使役する能力がありました。
何代か前の王がミノタウロスを捕まえる事に成功し以来使役してきました。
しかし使役するには交換条件として生贄を捧げる必要がありました。
ミノタウロスを捕まえた血筋の者を生贄に捧げる必要がありました。
だから今の王家には国王とアリアドネしか残っていないようです。
他の王族は既に生贄として捧げられたのね。
アルゴノゥトはアリアドネを救出する為に城の地下に向かいます。
地下に向かったアルゴノゥトを国王が待っていました。
国王から更なる悲劇を知らされます。
生贄に捧げる王族だけでは足りないので王都に攻め込んで来る敵国の兵を生贄にしているんだそうです。
アルゴノゥトは敵とも協力してミノタウロスを倒すべきだと主張します。
国王は自分がこれまで血縁者を捧げたきた事に後悔はないみたいです。
王都を守る為にはしれしかなかったんだと言っています。
婚姻によって他家から人を招いても生贄とは認められないんだそうです。
血縁関係にある人間しか生贄として認めて貰えないようですよ。
国王はアリアドネと子供を作るべきだったが親としての感情が残っていたのでできなかったとも言っています。
国王は狂気に犯されているようですね。
自国の民を守りたい一心での行動だったようですがアルゴノゥトには認める事ができません。
国王はアルゴノゥトを利用する事を考えていました。
生贄に捧げるアリアドネは居なくなります。
彼女が居なくなったもっともらしい理由を作るのに利用します。
アルゴノゥトがアリアドネをかどわかして誘拐した事にしました。
王国兵が現れアルゴノゥトを包囲します。
アルゴノゥトはアリアドネの誘拐犯として殺されそうになっています。
逃げるのは得意なので王国兵の足元を転がって包囲を抜け出し逃走を始めました。
王国兵の追撃が始まります。
アルゴノゥトを追う為に王城が騒がしくなりました。
フィーナ達がアルゴノゥトが追われていると知ります。
アリアドネを誘拐した犯人と言われているのを聞いて国王に嵌められたと悟ります。
フィーナはアルゴノゥトの元に向かいガルムスとリュールゥは彼を逃がす為に行動に移ったようです。
ユーリはどうするんだろうか?
地上に出たアルゴノゥトは王国兵に囲まれます。
逃げ場がなくなったところにエルミナが現れました。
エルミナがアルゴノゥトに止めを刺そうとしてきます。
頭上から魔法を放ってフィーナが落ちてきました。
彼女の魔法によって包囲網の一角が崩されます。
フィーナはアルゴノゥトに逃げろと命じてきました。
エルミナはフィーナの魔法の威力に手が出せなくなります。
フィーナが大立ち回りを初めてアルゴノゥトを逃がす事に成功します。
逃げ去るアルゴノゥトの姿を見たフィーナは彼への借りを返す事ができたかなと呟いています。
逃げたアルゴノゥトは妹を犠牲にした事を悔いています。
自分では彼女を助けられない弱さを嘆いています。
アルゴノゥトを逃がした後にフィーナは取り押さえられました。
大きなダメージを受けているので逃げる途中でエルミナに追いつかれました。
エルミナの刃が今度こそアルゴノゥトを捉えるかと思われたんですがガルムスが横槍を入れてきました。
彼はエルミナの邪魔になるようにアルゴノゥトを攻撃するふりをしてくれます。
巨大な槌を振り回して暴風の様に攻撃してきました。
危なくてエルミナはアルゴノゥトに近づけません。
エルミナが離れるとガルムスがアルゴノゥトに耳打ちします。
遠くに吹き飛ばすので備えろと言ってきました。
大振りの一撃でアルゴノゥトを王城の別棟に吹き飛ばしてくれました。
叱責するエルミナに対してガルムスは王命に従いアルゴノゥトを捕まえようとしただけだと言い返しています。
別棟に飛び込んだアルゴノゥトの前にリュールゥが現れます。
リュールゥは逃走経路を教えてくれました。
別棟の地下から下水道に出られるので急げと言ってきます。
ユーリと出会わないように急げと言っています。
部族の未来が関わっているのでユーリは王命に逆らえない。
アルゴノゥトと遭遇したらなきながら攻撃してくると伝えてきます。
アルゴノゥトはリュールゥ達が自分の為に逃走を手伝ってくれていると理解します。
感謝しながらリュールゥと別れました。
下水道に逃げ込んだアルゴノゥトは逃走を続けます。
彼の前にユーリが現れました。
ユーリもアルゴノゥトを助けてくれます。
攻撃するふりをして壁を殴ってきました。
暗くて異臭の漂う下水道なので逃げ足が速いアルゴノゥトに逃げられたってシナリオのようですよ。
アルゴノゥトはユーリに感謝を伝えて逃げました。
本当にユーリは優しいよな。
ユーリに見逃して貰えたアルゴノゥトは城下町に出てきました。
町はアルゴノゥトがアリアドネを誘拐したって話題で騒然としています。
アルゴノゥトの事を極悪人扱いしていますね。
一人の旅人が通りかかり町の人から状況の説明を受けています。
それを見ていたアルゴノゥトと彼の目が合ってしまいます。
隠れているアルゴノゥトに町の人が気付いて衛兵を呼びます。
アルゴノゥトは逃げ出す事になります。
アリアドネとデートした噴水広場まで辿りつたんですが力尽きて倒れてしまいます。
強い雨が降っているのでずぶ濡れになっていますね。
哀れな姿を晒しているアルゴノゥトのもとにオルナがやって来ました。
彼女はアルゴノゥトを笑いに来たと言っています。
そんな彼女に対してアルゴノゥトは笑顔を向けます。
オルナはアルゴノゥトが悲嘆に暮れていないのが不満で仕方ありません。
アルゴノゥトに国王の言いなりだった自分の弱さに対する不満をぶつけてきます。
動けないアルゴノゥトを散々に蹴りつけてきます。
怒りが収まったオルナにアルゴノゥトが笑顔を向けてきました。
アルゴノゥトは自分の無力さに打ちのめされているオルナを笑顔にしたいと思っています。
アルゴノゥトに真意を言い当てられたオルナは心境に変化が起こります。
兵士たちがアルゴノゥトのもとに集まってきました。
兵士長は国王が王族を生贄として捧げている事もミノタウロスを使役している事も知っていました。
アルゴノゥトをアリアドネ誘拐犯として処罰するのも最初から決められていました。
予定通りの行動を嬉々として実行に移そうとする兵士長にオルナが逆らいます。
彼女は兵士長を背後から刺しました!!
驚くアルゴノゥトに向かって死なせたく無いと思ってしまったんだから仕方ないと言ってきます。
兵士長がやられていきり立つ兵士たちが二人の罪人に裁きを下そうとしてきます。
囲まれているので逃げ出すのは困難だったんですが思わぬ助っ人が現れます。
フィーナが使うような巨大な炎の魔法が兵士達を包み込んで焼きました。
驚くアルゴノゥトとオルナに向かって兵士達の方が悪人に見えたと言ってきます。
助けてくれたのはアルゴノゥトの罪状を住民から説明されていた旅人でした。
アルゴノゥトが名を尋ねるとクロッゾ、鍛冶師のクロッゾだと答え笑顔を向けてきます。
クロッゾは精霊と関係があるようです。
危機的状況ですが逃げる事ができそうだぞ。
クロッゾが仲間になりアルゴノゥトの喜劇が続きそうだ。
オルナも仲間になってくれるんだよね?
成分表
成分 | 含有量(5:多い、1:少ない) |
滑稽 | 5 |
悲劇 | 5 |
勇者 | 4 |
愚者 | 5 |
友情 | 5 |
恋愛 | 3 |
ラッキースケベ | 2 |
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