ラノベの感想) 英雄王、武を極めるため転生す ~そして、世界最強の見習い騎士♀~ 13 (HJ文庫)


概略:
強者と戦えない日々が続きイングリスが不満を貯めています。
そこに愛しの強者ジルドグリーヴァがやってきました。
イングリスは早速手合わせを願い出ます。
イングリスとジルドグリーヴァが拳をぶつけ合ったんですが簡単にジルドグリーヴァが吹き飛ばされます。
イングリスが疑問を感じているとジルドグリーヴァから残念な事実を教えられます。
イングリスは子供の姿から元の美しい姿に戻っています。
その姿を見たジルドグリーヴァはイングリスに惚れてしまい全力で彼女を攻撃できなくなってしまいました。
イングリスに本気の求婚をしてきたんですがイングリスは自分を倒せたら応じますと答えます。
イングリスを手に入れる為にジルドグリーヴァは彼女の傍に留まると決めます。
傍で美しい容姿を見続けてイングリスの容姿に慣れる事を目指します。
イングリスを見ても全力攻撃可能な精神状態まで自分を鍛える事にしました。
ヴェネフィックから和平会談をしたいと打診されます。
何故かイングリスも連れて来て欲しいと言っています?
イングリスは罠の可能性に期待して同行を決めます。
ジルドグリーヴァも兵士に変装して付いてきます。

レーベルHJ文庫
発行日2025/10/01
著者ハヤケン
イラストNagu(なぐ)
ISBN978-4-7986-3778-5
雰囲気不満、好敵手、拒否、交渉、使節団、料理人、陰謀、驚愕、面会、予想外、緊急脱出、迷子


騎士アカデミー宿舎でイングリスが物憂げな表情を浮かべています。
雨が降っているんですが虹の雨ではないのでガッカリしていました。
イングリス達は授業に出ていなかったので学業を優先するように言われてしまい敵と戦えない状況に陥っていました。
虹の雨が降れば魔石獣が発生して自分に救援要請がくると期待していたようです。
まだ眠っているラフィニアがセオドア特使とイチャついている夢を見ているようでした。
イングリスは慌ててラフィニアを起こして夢の中で何をしていたのか問いただしています。
ラフィニアは夢なんだから何でもいいじゃないと誤魔化しています。
イングリスが詰め寄ろうとするとラフィニアが天上領が向かってきている事に気が付きました。
イングリスは向かってきているのが武公ジルドグリーヴァの率いる天上領だと分かり戦えると歓喜していますね。
またジル様と会えるんだね・・・とキラキラした瞳で見つめています。

王都カイラルは朝から騒然となっています。
イングリス、ラフィニア、リーゼロッテ、レオーネ、メルティナは現れた天上領は敵じゃないと吹聴して周り住民を安心させています。
ジルドグリーヴァが地上に向けて落ちてきました。
落下地点の石畳が吹き飛んでしまい街に被害を出してしまいラフィニアに怒られています。
ラフィニアの事を覚えていたジルドグリーヴァはイングリスの居場所を聞いてきました。
隣に居たはずのイングリスはジルドグリーヴァの前に接近済みでしたね。
イングリスが再会の挨拶を送ると訝しまれます。
前にジルドグリーヴァと戦った時イングリスは子供の姿になっていたので変化に驚いています。
彼は気配を察知する事ができるのでイングリスだと理解はしているようですが納得しかねるようですね。
ラフィニアは本来のイングリスが余りにも可愛いくてビックリしてます?と揶揄います。
ジルドグリーヴァは初めて感じる衝撃だ、ビビるくらいにキレーなねーちゃんになりやがったとの感想を述べていますよ。
イングリスは自分でも可愛いと思っているので嬉しそうに、ありがとうございます、と返しています。
イングリスとジルドグリーヴァは戦うのが先決だとの意見の一致を見ました。
街中で戦うと被害を出してしまうので開けた場所に移動して戦う事にします。

戦えない時間が続いていたイングリスはやっと強者と戦えると大喜びしています。
ジルドグリーヴァの方もイングリスに勝つために修行を続けていたようで嬉しそうにしていました。
正面から拳を激突させたんですがイングリスが簡単にジルドグリーヴァを吹き飛ばしてしまいました?
ラフィニアは凄いじゃないと喜んでいますがイングイリスは結果に不満があるようですね。
こんな簡単に終わるはずがない?と考えていました。
戻って来たジルドグリーヴァにもう一度仕切り直しですと提案しますが、やめておく、と断られてしまいます?
不審に思っているとジルドグリーヴァが予想外の理由を語りだしました。
元の姿に戻ったイングイリスが良い女過ぎて本気で攻撃できなくなってしまったと教えられました!!
イングリスはラフィニアにもう一回わたしの事子供に戻してと無茶な要求をしてきました。
ラフィニアは偶然の事故だったから無理よと言い返しています。
イングリスが戦える相手を失ってしまいます。
鏡に映った自身の姿にニヤニヤする程気に入っってる容姿が敵になってしまったねー
ジル様の気持ちも分からんでは無いよ。

ジルドグリーヴァは本気でイングリスに惚れてしまったようですね。
大声でイングリスにプロポーズしてくるんですが断られます。
ラフィニアはイングリスは真正面から告白された経験がないから受けてしまうかも?と一瞬不安になっています。
杞憂でしたね。
イングリスは普段と同じように、わたしを娶りたいならば、わたしを倒してからにして頂きましょうか、と答えています。
これを聞いてジルドグリーヴァは困る事になります。
イングリスを娶るには彼女に勝つ必要があるんですが本気を出せない状況です。
ジルドグリーヴァはイングリスの傍に居て彼女の美しさに慣れる事にしました。

ジルドグリーヴァの側近の老紳士がやって来ました。
天恵武姫に酷似した武器化の能力を持っているカラルドという人物です。
イングリスは彼と戦って貰おうと考えますがジルドグリーヴァと互角に戦えるイングリスの相手は無理ですと断られてしまいます。
イングリスはガッカリしているんですが良い事も残っていました。
カラルドはせっかくの贈り物なのに丈が合わなくなってしまいましたと残念そうにしています。
ジルドグリーヴァが贈り物を持ってきたことを思い出しました。
彼らはイングリスへの贈り物として超重量の子供服を持って来てくれました。
面白い素材が手に入ったのでジルドグリーヴァがイングリスの鍛錬に使えると思って用意してくれました。
着られなくなってしまいましたがイングリスは使用を諦めません。
布が少なくても問題無い夜着に仕立て直す事にしました。

セオドア特使がやって来ました。
ジルドグリーヴァはセオドアにイルミナスを修理するのに必要な素材を集めて貰っていたようですね。
ラフィニアは修理と聞いてイルミナスを魔素流体を利用する状態に戻すのか心配になります。
セオドアはそんな事はあってはならないと言っていますね。
セオドアは妹のセイリーンがそれが嫌でイルミナスを飛び出した事を忘れていません。
セイリーンが嫌がった魔素流体を利用する状態には戻さないと言っています。
セオドアが魔獣化したセイリーンを小型化したリンちゃんを見ると嫌がるように顔を背けられています。
リンはイングリスの胸元に逃げ込む事にしました。
大きく揺れるおっぱいを見てジルドグリーヴァが、すんげー揺れてやがるな、って感想を述べています。
イングリスは、変な所を見ないで下さい!と注意しています。
ジルドグリーヴァは、これも修行かと思ってな、と答えています。
案外、効果があるかもよ・・・
イングリスはジルドグリーヴァの前でおっぱいを揺らして慣れさせるって方法を取るべきかもしれないぞ。

寝ている間は鍛錬ができないと嘆いていたイングリスに福音が齎されました。
ジル様がくれた超重量の子供服を夜着に仕立て直して着ながら眠りにつきました。
余りにも重くてベッドがギシギシ鳴っていました。
明け方まで耐えたベッド凄いんだけど限界を迎えベッドが割れてしまいました。
重い夜着が鳴らす音が大きくて先に起きてしまったラフィニアがそれを目撃しています。
ラフィニアの鼾は巨大なんですが他人が発する音は煩いのな。
イングリスも目覚めてしまい二人でベッドを破壊してしまった事実に慌てています。
何とかバレないようにしなければと考えているとミリエラ校長が二人を呼びに来ましたよ?
咄嗟にシーツで隠して破壊されたベッドを隠す事ができました。
ミリエラは王城にヴェネフィックからの使者が来ていて和平の話をしたがっている。
イングリス達にも出席して欲しいと要請してきたと教えてくれました。
イングリス、ラフィニア、メルティナが王城に向かう事になりました。

ヴェネフィックからの使者はシェルロッテでしたね。
彼女は天恵武姫なんですが生前はリーゼロッテの母親だった可能性が高い女性です。
シャルロッテはヴェネフィックの皇帝を示す王冠を持って来ていました。
それを預けてきましたよ?
カーリアス国王はヴェネフィックに何らかの問題は発生している可能性を考えます。
メルティナ皇女に兄である皇帝の人となりを質問してきました。
メルティナは誇り高く苛烈な性格をしている。
皇位継承順は低かったが次々と政敵を滅ぼして皇帝になりました。
それ程までに欲しがった皇位を嘘偽りで譲り渡すとは思えないと答えます。
きっと本心で皇位を譲ろうとしている、そう思いたいと続けます。
皇帝の本位が分からないので会いに行く事になります。

強者と戦えない日々が続いているイングリスは罠である可能性に期待していますよ。
ヴェネフィックが騙し討ちを企んでいる可能性が拭いきれないので少数精鋭で向かう事になりました。
何故か先方はイングリスの同行を希望してきています。
イングリスは戦える可能性が高いと考えて同行に同意しました。
ラフィニア、リーゼロッテ、レオーネも連れて行く事にしました。
リーゼロッテとシェルロッテを会わせてあげたいと考えています。
イングリスの美しさに慣れ、一日でも早く全力で戦えるようになりたいジル様も同行する事になります。
教主連合の使者が居るだろうから正体を隠す為にジル様には甲冑を着込んで兵士に変装して貰っています。

移動はスタープリンセス号を使う事になりました。
イングリスは超重量の下着をジル様は超重量の服を着てきているのでスタープリンセス号が飛び立てませんでした!!
二人は地上を走って行く事になりました。
移動中も鍛錬を行いたいそうです。

行軍中の調理はジル様が担当してくれる事になりました。
普段はレオーネに負担が掛かっているので喜んでいます。
ジル様の作る料理はとても美味しくイングリス達を喜ばせています。
イングリス、ラフィニア、メルティナが大量に食べていますね。
ジル様は地上の女はそんなに食べても平気なのか?と驚いています。
リーゼロッテとレオーネは変に誤解されないと良いなと考えています。

ヴェネフィック側の迎えが待ってくれている砦が見えてきました。
見張の兵士が見えなくて様子が変です。
イングリスとジル様は騙し討ちしてくる算段だな、戦えるぞと嬉しくなっています。
二人はヴェネフィックの裏切りは確定的と思い込んでいるので勇んで様子を見に行きます。
二人が門を開けようとしていると内側から吹き飛んで魔石獣が出てきました!!
やっぱり罠だったと嬉しそうにしています。
二人で獲物を取り合ってますがイングリスがズルい手を使ってジル様に譲ってもらっています。
イングリスが可愛い上目遣いでお願いしたみたいだね。
彼女に惚れてしまっているジル様には譲る以外の選択肢は存在しません、当然です。
二人で楽しく戦い始めたんですがマクウェル将軍がやってきて手出し無用と言ってきました。
騙し討ちをしてきたと考えていたんですが違うようですね。
マクウェル将軍は大切な使者を迎えるにあたり道中の安全を確保するのは国として当然の務めですと言っています。
正当な主張なのでイングリスとジル様は戦えなくなりました・・・
折角強そうな魔石獣が出てきたのにーとイングリスはガッカリしています。

無事にヴェネフィックの王城に到着しました。
イングリスとジル様が王都に死の匂いが充満している事に気付きます。
強敵が隠れている、戦えると期待を膨らませています。
歓迎の晩餐会が開かれる事になります。
イングリス達はヴェネフィックのドレスに着替える事になりました。
露出は低いんですが体の線がもろに出るドレスに着替える事になります。
レオーネはおっぱいのサイズが大き過ぎてドレスを引き裂いてしまっています。
ラフィニアは小さすぎて詰め物をしないとずり落ちてしまい着られない状態になっていました。
私もおっぱいの大きさでドレスを引き裂いてみたいと涙しています。

晩餐会が始まるとアシュレイ皇帝がイングリスを呼び出しました。
彼とは初対面なのですが懐かしさを感じます。
古い記憶が蘇り彼の正体が前世で封印した不死王アーズールだと気が付きます。

ジル様は護衛役の兵士として晩餐会に参加する事になりました。
美味しそうな料理を食べられないのは可愛そうなのでイングリスが食べさせてあげる事にします。
イングリスが照れ顔でジル様に、はいあーん、をしてあげています。
横で見ているラフィニアがドキドキしていますね。
ジル様は愛するイングリスに食べさせて貰う満足そうだったんですが、ガッカリな結果になります。
口に入れるとプリズムパウダーが混ざっている事に気が付きました。
晩餐会に出席している天上人に食べるな毒が混ざっていると警告を発します。
晩餐会に僧正エッダという女性天上人が出席していました。
彼女はジル様の顔を知っていましたよ・・・正体がバレてしまいます。
プリズムパウダー入りの料理を食べてしまった天上人が魔石獣に変身し始めてしまいます。
エッダはカーラリア側の陰謀か?と疑ってきます。
イングリスは今度こそヴェネフィックの陰謀だ、戦えると期待します。
カーラリアの陰謀を主張していたエッダも魔石獣に変身してしまいます!!あれ?
マクウェル将軍は客人方を魔石獣に近寄らせるなと叫んでいます・・・陰謀ではない。
イングリスはリーゼロッテ、レオーネ、ミリエラにウェイン王子の安全確保を頼みます。
イングリスとジル様で魔石獣を倒すつもりだったんですがラフィニアが生かして無力化する事を望みました。
イングリスは魔石獣を殴って一列に纏めてから氷らせて霊素操作でリンちゃんのように小型化させました。
途中で疲労が蓄積してしまったのでラフィニアに手伝って貰っています。
ラフィニアは少しずつですが霊素を操れるようになっています。
エッダだけは氷を破って暴れる事ができました。
小型化する事ができないと分かったのでジル様が介錯する事になります。
イングリスが仕留めるよりも後で問題にならないと考えたからです。

ウェイン王子は無事でした。
晩餐会が滅茶苦茶になり教主連合側の責任者も居なくなってしまったので和平会談は流れてしまいます。
アシュレイ皇帝は和平会談を続ける意思があり次はカーラリアで会談を行うと決まります。
今後について話したい事があると言われてメルティナはヴェネフィックに残る事になります。
イングリスとラフィニアも彼女の護衛として残る事になりました。
他のメンバーはカーラリアに帰還しました。

イングリスとラフィニアは自分が住んでいた離宮を見たいとメルティナが望んだので付いて行きます。
窓から中庭を散歩しているウェイン王子とミリエラ校長が見えました。
ラフィニアは二人の仲が怪しいとニタニタ怪しい笑みを浮かべています。
メルティナも自分の存在が二人の仲を裂く事になるのでは?と危ぶんでいます。
アシュレイがメルティナに皇位を譲った場合、メルティナとウェイン王子が政略結婚する事が一番簡単に両国の民を納得させる事ができますからね。
イングリスも同じ事に気付いていてメルティナの意思を聞いてみます。
メルティナは多くの民と国のためなら構いませんと答えています。
イングリスは皇族としての知性と使命感に満ち溢れていて美しいと感じています。

イングリスはまだ超重量の下着を付けて寝る事を諦めていないようです。
王宮のベッドなら頑丈そうなので大丈夫だろうと考えたようですが、無理でした・・・ベキッと二つに折れてしまいました。
同じ部屋で寝ていたメルティナの様子を確認すると居なくなっていました。
何かあったのか?と心配しているとノックの音が聞こえてきました。
ドアを開けるとマクウェル将軍がイングリスを呼びに来ていました。
アシュレイ皇帝がイングリスに会いたいと言っていると伝えてきます。
イングリスはいよいよ戦う時が来たと考えます。
アーズールは強敵なので超重量の下着は脱いでから会いに行く事にしました。
重いので脱ぐのに手間取っているラフィニアが手伝ってくれます。
ラフィニアはイングリスの肌を撫でまわしているようですね・・・羨ましいです。
イングリスが抵抗してドタバタしていると待ちきれなかったマクウェル将軍がドアを開けてしまいます。
マクウェル将軍は下着を脱いだ状態のイングリスを見ちゃったようですよ、なんて羨ましい。
イングリスは許せない、アシュレイ皇帝にもマクウェル将軍にも満足いくまで手合わせして貰おうと考えています。

ヴェネフィックの裏切りを疑っているのラフィニアにはスタープリンセス号に乗り込んでもらいます。
マクウェル将軍に連れられてイングリスは謁見の間に入りました。
イングリスは二対一の戦いを想定していたんですが予想外の展開になります。
アシュレイ皇帝は戦うのではなく自分の正体を明かしてきました。
イングリスの読み通り正体はアーズールだったのですが予想外の要求をしてきましたよ。
アーズールはイングリスにヴェネフィックの皇帝になって欲しいとお願いしてきました!!
イングリスが断ると涙ながらにこれまでの経緯を語りだします。
アーズールは前世のイングリスに封印された時には既に死んでいて残滓が残っていただけでした。
それを天上人は掘り起こして武器の材料にしたそうです。
それをアシュレイが手に入れて装着しました。
大きな力を手に入れたアシュレイは政敵を次々に打ち倒して皇帝になったそうです。
しかし武器には副作用があり意識がアーズールの残滓と混ざり合ってしまいました。
皇帝となったんですが自分の意識は失われてアーズールの意識だけが残ったそうです。
驚いたのはマクウェル将軍にも同じ現象が起こっていて彼の意識も失われていてアーズールの意識だけが残っているそうです。
アーズールの意識を持つ二人が残ったって状態だそうです。
アーズールが不死者になったのは死にたくなかったからだそうですよ。
生き返ったからには平穏に暮らしていきたいそうです。
この時代には碌な人間が居ないのでイングリスにヴェネフィックを任せたいと言っています。
しかしイングリスは武を極めたいと考えているだけなので断りました。
イングリスを懐柔するのは無理と分かったのでアーズールは次の手を打ちます。
大量の不死者を呼び出す呪文を唱えてきました。
イングリスは戦う気になってくれたと期待します・・・が呼び出されたのはメルティナとラフィニアでした。
二人は食堂でケーキを食べていたようです。
アーズールはメルティナに王冠を被せて皇位を譲ると伝えます。
イングリスは日和りましたねと罵倒します。
アーズールは戦いと力に取り憑かれた狂戦士になりおってと応戦してきます。
イングリスは己の力を極めようとする求道者と言って頂きたいですね、と不満そうにしています。
いきなりな展開にメルティナは混乱していますがイングリスからこの方は嘘を言う方ではないと教えられ受け入れます。
メルティナがウェイン王子との政略結婚が現実的になったと心配しています。
イングリスはアシュレイの影武者を用意してメルティナが裏から操る案を提示します。
ラフィニアはあくどい事を考えるわねと呆れています。
アーズールはイングリスは知恵者で政の知識も豊富だから戦いよりもそちらで頼るがええ、と助言しています。
アーズールがアシュレイの傀儡を用意する事になりました。
話しが丸く収まりそうだったんですが、そういう事はちゃんと報告して欲しいかなあ?って声が掛かります。

ヴィルキン博士が現れました。
彼は亡くなったエッダの代わりに僧正に就任したそうです。
イルミナスのナンバー2から教主連側のナンバー2になってしまったので大出世になるのかな?と言っています。
ティファニエとシェルロッテを従えているのはそういう理由の様です。
ヴィルキンはアーズール達の取り決めに不満は無いみたいですね。
教主様がイングリスに会いたがっているので迎えに来たと言っています。
アーズールがこっそり元々教主様はイングリスに会いたがっていた、アシュレイやエッダははぐらかそうとしていたと教えてくれます。
イングリスはラフィニアを連れて行く事にします。
ヴィルキンは反対しませんでした。

ヴィルキン達の飛空戦艦で教主様が居る天上領に向かいます。
天上領に到着したところで血鉄鎖旅団が攻めてきました。
戦艦からの砲撃が行われますが天上領を覆っているバリアーが砲撃を捻じ曲げます。
戦艦からエーテルストライクが撃ち込まれます。
黒仮面が撃ったようですね、イングリスもエーテルストライクを撃ち込んで迎撃します。
相殺できるかと思ったら押し負けます。
バリアーに大穴が開いてしまいます。
次を撃ってきたのでイングリスはラフィニアを連れて転移します。
転移先はエーテルストライクの正面でした!!ラフィニアがビビりまくりますね。
イングイリスは黒仮面のエーテルストライクを殴り飛ばしました。
別の穴が開いてしまいました。
血鉄鎖旅団の主力メンバーが乗り込んできました。
黒仮面、システィア、レオン、ウィンゼルが乗り込んできました。
レオンはレオーネが居ないと知るとガッカリしていますね。
ウィンゼルはアルカードの王子でラティの兄です。
レオンがラフィニア相手に交渉を持ち掛けてきました。
イングリスは政治に無関心だと知っているのでラフィニアを説得しようと試みるみたいね。
レオンが教主を倒せば天上領と地上の関係を改善できると訴えてきました。
イングリスはこの時代の事はこの時代の人間が決めるべきと常々考えているのでラフィニアに判断を委ねます。
ラフィニアが悩んでいます。
教主がどんな人なのか分からない、イングリスに会いたいと言っているのだから話せば理解し合えるのでは?と考えています。
結論が出る前にウィンゼルがティファニエに殴りかかりました。
恨みがあるので我慢できなかったようですね、なし崩しに戦闘状態になります。
レオンはウィンゼルに加勢するみたいですね、黒仮面はシスティアを武器化して天上領の奥に走り去ります。

イングリスとラフィニアは黒仮面を追う事にします。
黒仮面とイングリス達を隔てる橋の下からフフェイルベインが飛び出してきました。
機神竜に改造されているフフェイルベインからイーベルの声が聞こえてきました。
黒仮面は僕が叩き潰してやると言っています。
イングリスの性格を知っているイーベルはフフェイルベインの尻尾を変形させてイングリスとラフィニアを固定します。
固定した尻尾を教主の居る場所に向けて撃ちだしたみたいですね。

イングリスとラフィニアは教主様と対面する事になりました。
ようこそおいで下さいました、と澄んだ女の子の声が聞こえてきました。
第三教区、教主エレオノーラでございます。
お目にかかれて光栄です、神の御使い、神騎士よ、と言ってきました。
紙の御使い?神騎士?クリスが?とラフィニアが不思議そうにしています。
前世は男性だったとラフィニアに知られると微妙に嫌われてしまうかも?とイングリスは不安に駆られます。
エレオノーラにラフィニアには立ち入った話を聞かせたくないと伝えます。
前世の事はラフィニアに知られたくない考えているとエレオノーラが察してくれます。
ラフィニアには少し離れた場所で待っていてもらう事になりました。

エレオノーラが教主は天啓に従っていると教えられます。
エレオノーラがイングリスに会いたがったのは神に最も近い存在の神騎士だと分かったからでした。
前世のイングリス王の記憶について触れてこないのでエレオノーラはイングリスを転生者だと気付いていないみたいです。
神々はこの世界にいらっしゃらないのでしょうか?と質問してきます。
イングリスはそれを知ってどうするのか問います。
エレオノーラは天上領、天上人、教主、が地上の世界を統べ導くなんて傲慢だと思うのです。
事実地上の国々や、同じ天上人同士でさえ、対立し争い合い、手を取り合う事ができません。
神々なら私達を良き方向に導いてくださると思うのです、と告げてきました。
意外な事にエレオノーラは現在の支配体制を傲慢と感じているのね。
イングリスは自分が神騎士である事を認め、神々が存在していない事を伝えます。
エレオノーラは神無き世界では神騎士が最も尊い存在のはずです、どうか私達をお導き下さい、とお願いしてきました。
イングリスにこの世界の指導者になれってお願いしてきたね。
イングリスは「えぇ!?」と驚いています。
神騎士といえども単なる騎士アカデミーの生徒に過ぎないので素直に従って貰えないだろう。
余計な争いが増えるだけでは?ならいいのか?と混乱しています。
イングリスがエレオノーラの案に乗る事は多くの敵を作り出せると気付いてしまいます。
大きな魅力を感じていますがラフィニアが怒りそうなので採用できないなと考えています。
ラフィニアの存在が大きな意味を持っていますね。
イングリスはエレオノーラの申し出を受ける事はできないが相談に乗る事なら出来ると答えました。

エレオノーラが早速何を変えれば世界が良くなるのか質問してきました。
イングリスは教主連が独占している「浮遊魔法陣」を大公派に提供してはどうかと提案します。
エレオノーラは天啓に背く事になるのでそれはできないと答えます?
イングリスは何でもかんでも天啓に従うのはおかしいと感じていますがエレオノーラはマジです。
神無き世界を生きるには天啓の導きは無くてはならないものですと言ってきました。
イングリスはそれなら虹の雨を止められれば事態は変わるのでは?と指摘します。
エレオノーラが不思議そうにしていますね。
彼女から虹の雨は原初からこの世界に存在する、神が我々にお与えになった試練では?と問い返されてしまいました。
イングリスは前世にはなかった事を伝えます。
神ある世界に虹の雨のようなものは存在しませんでした。
あれは何か後天的な何者かの手によるもの、それは間違いありません。
イングリスを信じきっているエレオノーラは大きな衝撃を受けています。
イングリスは自分は虹の雨は天上領の上層部が降らせているもの思っていた地上への優位性を確固たるものにする為にと伝えます。
エレオノーラは、滅相も無い!そんな恐ろしいこと!と驚いていますね。
イングリスはエレオノーラに虹の雨が原初よりこの世界に存在すると刷り込んだのは誰です?と問います。
エレオノーラは正直に答えようとしたようね。
「そ、それは私に天啓の読み方を教えて下さった、エル」
残念、途中で血鉄鎖旅団の黒仮面が飛び込んできました。
追ってたイーベル、慌てた様子のラフィニア。
ティファニエ、ヴィルキン、レオン、シャルロッテも入ってきました。
イングリスはエレオノーラを非難させようとして声を掛けます。
エレオノーラの首元に浮かんだ聖痕が強い輝きを放ち始めます・・・エレオノーラが苦しみだし、ボンッ!と爆発しました。
エレオノーラの首だけが、天啓盤の床に転がります。
血鉄鎖旅団の面々は驚愕していますが目的を達成できました。
レオンは可哀想だが、これで世界は変らなきゃいけねえ、と言っています。
一瞬静寂があり、「統治者の死亡を確認」「緊急事態の発生と認識」「即座の制裁を開始」との声が聞こえてきました。
青年時代のイングリス王の顔を持つ存在が何人も出現します。
黒仮面はそいつらを神兵と呼んでいますね・・・彼の素顔も青年時代のイングイリス王なので何かを知っていそうです。
神兵が一斉にエーテルストライクの準備を始めました。
イングリスはティファニエに鎧になるように命じます。
危機的状況なのでティファニエは文句を言いつつも従ってくれます。
イングリスはラフィニアの手を取り黒仮面たちにはイングリスに触れてもらいます。
瞬間移動が可能な神行法で脱出する事にしました。
イングリスは騎士アカデミーの訓練場所に出現しました。
ラフィニアを呼びますが返事がありません。
他のメンバーの名も呼ぶんですが誰も答えてくれません。
イングリスが装着していたティファニエだけが一緒に転移できたみたいですね。
「やれやれ、私とあなただけという事かしら」ティファニエが元の姿に戻り皮肉っぽい笑みを浮かべています。
ラフィニアは生死不明って事だよね、イングリスは焦っているようだぞ。
冷静な対応ができるか?

>>
番外編 武公の気遣い
>>
リーゼロッテとレオーネがカーラリアに帰還する前にシャルロッテに会おうとしました。
しかし警備に止められてしまい彼女の部屋に行けません。
レオーネがジル様が一緒なら通して貰えるのでは?と気付きます。
二人はジル様の部屋に向かう事にしました。
ノックしても返事が無かったのでドアを開けて様子を伺う事にします。
ジル様は集中してイングリスの絵を描いていました!!
イングリスにプレゼントするのかな?と二人は考えたようですが違いました。
イングリスを見ても攻撃を加減しないように鍛錬する為に彼女の姿を絵に描いていたそうです。
ジル様は絵も上手いそうですよ。
シェルロッテに会いたいんだけど衛兵に止められてしまった事を伝えるとジル様は同行してくれると言ってくれました。
ジル様が居るのでシェルロッテの部屋の前まで来ることができましたが彼女は既に出立したと言われます。
屋上が発着場になっているので追いかければ会えるかもと言われ追いかけます。
リーゼロッテ達が屋上に到着した時点でシャルロッテは発進した後でした。
掛かりしているリーゼロッテにジル様が気を遣ってくれます。
置いてあった機甲鳥をシャルロッテが乗って飛び立った小型の飛空戦艦に投げつけやると言ってくれます。
リゼロッテとレオーネが乗り込むとジル様が機甲鳥を投擲しました。
物凄い速度でシャルロッテの乗っている小型飛空戦艦に向かって飛んで行きました。
ジルは上手くやりなと言い残して立ち去ろうとしますが頑張り過ぎたね。
機甲鳥と小型飛空戦艦が衝突してしまいました。

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電子書籍版ショートストーリー『隠し味』
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ヴェネフィック帝都へ向けて移動中の食事当番はジル様が担当していました。
食欲旺盛なイングリスはジル様の分まで貰っています。
リーゼロッテは大公様のお食事を取ってしまうなんて、と呆れています。
イングリスは美味しいから仕方なんだよと言い訳しています。
ジル様が美味しさの秘訣を教えてくれます。
美味しさの秘訣は世界中から手に入れた材料を極限まで濃縮して作った特別製のバターにありました。
普通のメシの何倍も栄養が摂れると自慢げでした。
翌朝ラフィニアの悲鳴が響き渡りました。
服のお腹がキツイと言っています、こんな事今まで無かったのに!と驚愕しています。
レオーネとリーゼロッテの悲鳴まで聞こえてきました。
二人は服がきついのと言っています。
原因はジルの作った料理にありました・・・凄く栄養があるって事は食べると太りやすいって事でした。
イングリスだけは食べた分を消費しているので太ってないみたいです。
ミリエラとメルティナの悲鳴も聞こえてきました。
その日は皆で走って移動する事になりました。
イングリスは、今日は一緒に走る人が沢山で、楽しそうだなあ、と微笑んでいます。

成分表
成分含有率(5:多い、1:少ない)
美少女5
戦闘2
恋愛4
ユリユリ4


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