ラノベの感想) 暗殺者である俺のステータスが勇者よりも明らかに強いのだが 3 (オーバーラップ文庫)


概略
昌に同行を断られた勇者達は自分達の力を認めさせようと考えました。
獣人族の町で行われているコンテストの優勝者が誘拐されているとの情報を掴みます。
美しさを競うコンテストなのでアメリアに出場してもらい彼女を守る事で自分たちの有用性を証明しようと考えました。
お祭りと聞いてアメリアは行く事を快諾してくれます。
彼女の目的は大量に出店されるだろう屋台です。
優勝賞品が食べ物と分かるとコンテストへの出場も承諾してくれました。
コンテストに魔族の女の子が参加してきました。
夜とは知り合いで、夜が珍しく敬語を使っていますね。
コンテストの影に隠れて行われている臓器売買事件に介入する事になります。
昌がクロウに頼まれた暗殺依頼を果たすか迷っています。
獣人族の王からも暗殺を依頼されます。
暗殺対象のグラムが支配するウルクの冒険者ギルドに入り敵情視察を行います。
そこで闇の暗殺者の大ファンに会います。

レーベルオーバーラップ文庫
発行日2019/01/25
著者赤井まつり
イラスト東西
ISBN
雰囲気指輪、有用性、祭り、コンテスト、恫喝、調査、証拠、真相、暗殺


昌が席を外してからアメリアが勇者パーティの意向を質問してきました。
パーティ内で意見が分かれているみたいですね。
アメリアはパーティ内で意見を統一しろと助言して外にでました。

一人になったアメリアが自身の薄汚さに弱気になり愚痴を零しています。
アメリアは魔法で操られていたとは言え昌を傷付けた事を悔いていますが嬉しさも感じていました。
昌が日本への帰還を目指しているのでいずれ別れる事になります。
その前に昌に傷跡を残せた事を嬉しいと感じてしまう自分を恥じています。
落ち込んだ時に森の木に話を聞いてもらう癖があるので木に語りかけてたんですが昌に聞かれてしまいました。
アメリアは昌にドン引きされてしまうと怖くなっています。
昌はアメリアを嫌いになる事はあり得ないと言って指輪の風習の話をし始めました。
指輪を持ってなかったので自身の薬指を一周する傷を刻みました。
アメリアも自分の薬指に同じような傷を刻みました。
婚約指輪の意味が込められているのね。
昌として奇抜な方法をとったつもりだったんですが後々この世界では一般的な方法と知る事になります。
浮気防止の意図もあると知り驚いています。

アメリアに指摘された勇者パーティは話し合いを始めました。
京介は世界を救うためではなく昌を助けたいから同行したいと言っています。
しかし実力が伴わないので連れて行きたくないと昌に言われてしまいました。
勇者パーティは昌に実力を認めてもらうと方向性を一致させました。
獣人族の町で祭りが開催されコンテストが行われる事をしります。
ミスコンの優勝者は必ず行方不明になり臓器を切り売りされているとの噂を掴みます。
それを自分たちだけで解決してみせて昌に実力を証明しようと考えました。
ちょっと不味いなと思うのはアメリアをコンテストに参加させて囮にしようとしているところですね。
コンテストは女性と男性の二部に分かれていて司が男性の部に出る事になります。
優勝確率を上げようとの目論見がありました。
女性の部にはパーティメンバーの上野と細山も参加する事にしました。
アメリアをどうやって誘うかが問題となりました。

京介が昌を祭りに誘いました。
隠し事をしている事はバレているみたいなんですが昌は承諾してくれます。
昌としてはアメリアが消沈しているので気晴らしさせようと考えた結果です。
勇者パーティにしてみれば意外と計画が上手く運んでいるってことです。
穴だらけの計画なんですけどね・・・
アメリアは祭りに行こうと誘うと目を輝かせて喜んでいました。
彼女は祭りなら大量の屋台が出る筈で美味しいモノをたくさん食べられると喜んでいます。

昌とクロウの間でアメリアには内緒の取引が行われています。
魔族から助けた対価としてクロウがある依頼をしてきました。
昌は受けるかどうか返答を保留にしていますよ。

祭りが行われるウルクに向かいます。
獣人族の祭りなんですが人族の観光客も来ていて大盛況でした。
コンテスト会場に到着し出場登録を行う事になりました。
身分照会を行っていたので冒険者としても登録証を見せています。
アメリアがエルフ族の王女であると分かると大会の責任者が慌てて出てきましたよ。
無事に登録を済ませると会場の入り口でちょっとした騒ぎが起こりました。
出場したいと言っている女の子が魔族だと分かると出場を止められていました。
それは差別だと女の子が騒いでいますね。
彼女を見た夜が焦り始めていますよ?
夜に気付いた女の子が話しかけてきました。
夜が珍しく敬語で話しているので昌たちは不審に思っています。
ラティスネイル様とか言ってますね。
夜から彼女は魔王の娘だと教えられて驚く事になりました。
アメリアよりもおっぱいが大きいですね。
自分が出場しても問題無いよね?と問われて昌は良いんじゃないか?と答えています。
アメリアから冷たい視線が突き刺さってきました。
世界眼でアメリアは彼女が魔族であると分かっています。
昌も世界眼で鑑定してみると魔族だと分かりました。
ステータス的には強そうなんですが敵意が全くありませんでした。
夜から彼女が魔王の娘であると説明されます。
少し変わったところがあると言っています。
敵対する事は無いだろうとも言ってますね。

コンテストが始まりアメリアが登場すると会場は歓声に包まれます。
アメリアが舞台上から昌に向かってウィンクなんてするから自分にされたと勘違いした男性客が熱狂していますね。
アメリアの優勝で決まりだと思われたんですがラティスネイルが登場してフードを取ると大歓声が巻き起こりました。
昌はアメリアは顔で勝っているがラティスネイルが男受けする身体をしていると評しています。
昌はアメリアに投票しました・・・まあ当然ですね。
即刻集計が行われて優勝者が発表されます。
アメリアとラティスネイルが同率で優勝する事になりました。
普段なら優勝者が決まると不満を持った観衆が大乱闘を始めるそうですが今回の結果は納得感が強く暴動は起こりませんでした。
優勝者が二人出たので優勝賞品の授与は後日となりました。
男性の部は盛り上がりがイマイチだったそうですが司が無事に優勝を遂げました。

ホテルに泊まる事になるんですがクロウが貸しを持っている高級ホテルに宿泊する事ができました。
クロウが勇者たちが掴んでいる人身売買の情報を仕入れてきました。
昌は夜に頼んで裏どりを行う事にします。
夜は昌と暫く別行動になるね。
不満そうなんですが昌の役に立ちたくて頑張っています。
クロウが知らせてきた人身売買の情報は彼からの依頼と関係がありました。
昌は依頼を受けるか悩んでしまい睡眠不足に陥っています。
心配したアメリアが強制的に昌を眠らせています。
魔法生成のスキルを使って強制睡眠という魔法を作り昌を眠らせました。
昌を眠らせるとアメリアはクロウと問い詰めます。
昌に何を吹き込んだの?と問われクロウは相応の報酬を求めただけと答えます。
ブルーと迷宮で助けてくれたのは依頼をする為だったの?と問われたクロウは最初は好意からだと答えています。
好意で助けたけど後になって利用価値を見出したと言ってるね。
クロウがアメリアに憧れていたと明かしてきました。
クロウはリアの名付け親なんですがアメリアのようになって欲しいと願ってリアと名付けたそうですよ。
昌に依頼を出したのはアメリアの隣に居るのにふさわしいか試したかったからです。
昌がここまで悩むとは思ってなかったと若干反省しているな。

昌が寝ているのでアメリアは彼を残して商品の受け取りに行く事にします。
有用性を示したいと考えている京介たちにとっては最高の展開ですね。
アメリアをバッチリ守って昌に自分たちの有用性を証明しようと燃えていました。
商品の受け渡し場所は人気のないさびれた場所でした。
怪しいと思っていたらアメリアを誘拐しようとしてきたよ。
グラム様が及びだ一緒に来てもらうぞと命令してきましたね。
京介たちが動く前にアメリアが重力魔法を使って誘拐犯たちを拘束してしまいます。
アメリアは王族で長く生きているので後ろ暗い経験もしてきているようです。
拷問も辞さない彼女の姿勢に司は自分達が考え違いをしていた事に気付かされました。
司たちはアメリアを守るべき対象と見てたんですが自分たちなんて必要としないくらい強かったと知る事になりました。
有用性の証明は叶わないと絶望しています。
アメリアは殺す事を前提に尋問を始めました。
優勝者をバラバラに解体してどこかのイカれた人に売りさばくつもりだったのね、と問いかけます。
そこにラティスネイルが現れてアメリアの拷問を咎めてきました。
ここはエルフの国じゃないんだから相手が裏の人間でも殺すのはだめだよと言ってきます。
およそ魔族らしからぬ平和的な意見だよね。
ラティスネイルは悪人でもそれぞれの物語があり他人によってそれが奪われてはならないと考えています。
自分の見ている前で人殺しはさせないよと言ってます。
それでも殺したいなら僕の見てないところでやって、僕は正義の味方だけど見えない場所まで守れないからねーと付け足します。
アメリアは拷問を止めました。
正義被れの魔族、ヘンテコだな。
アメリアの魔法で眠らされた昌の意識がアメリアの魔力貯蔵庫に繋がりました。
アメリアの周囲で起こっている事態が聞こえるみたいですね。
ラティスネイルとのやり取りを聞いていました。

ホテルに戻ってきたアメリアたちを昌が迎えます。
すっかり元気になっているのでアメリアは安堵していますね。
昌はクロウ、ジール、アメリア、司、京介を隣の部屋に呼びました。
これからの進路を決めようと言い出したので司たちは驚いています。
昌は司たちが臓器売買を防ぐ為に動いている事は分かっていた。
自分達で戦う事を選んだので認めたと言っています。
昌は魔王がいる魔族領かグラムがいると思われるウルク国の首都ウルクのどちらに向かうかと問います。
ウルクに行くのはクロウの依頼が理由です。
昌一人でも達成可能なので話し合いの結果二手に分かれる事になりました。
魔族領に一番近い村で合流しようって事になります。
クロウがそこはやめらと言ってきましたよ?
そこにはクロウの母親が居るので嫌だと言ってきました。
クロウの母親はクロウを妊娠している時に不労薬を飲んでしまい不老になったようです。
薬の影響でクロウも寿命が普通の獣人よりも長くなってしまいました。
それがクロウには嫌なようですね。
近くにクロウが先代勇者と行動していた時に使っていたセーフハウスがあるのでそこで落ち合う事になりました。

魔族領での案内役が必要なのでクロウも同行する事になるようです。
昌はアメリアが仲良くなったラティスネイルに案内を頼めないかと考えました。
アメリアから彼女は魔族領の地理を詳しく知らないと言われます。
ラティスネイルは箱入り娘で魔王城で暮らしていたそうですよ。
それが嫌で家出したそうですが獣人族領には空を飛んでやってきたので地上に地理は知らないそうです。
昌は魔族の家では壮大だなと呆れています。

アメリアはクロウから初代勇者の技を習う事になりました。
難解な古代語を習得する必要はあるんですがアメリアは魔法生成スキルで理解という魔法を作って修得を早めています。
普通なら気が狂うそうですがアメリアにその心配はありませんでした。

首都ウルクではリアが待っていました。
アメリアがクロウから初代勇者の技「反転」を習っていると聞いてリアが驚愕しています。
リアの案内で獣人族の王様に謁見する事になります。
アメリアと昌に会いたがっていると言われました。
クロウは宿をとる為に別行動となります。
夜も臓器売買の証拠集めで別行動となっています。

謁見した獣人族王イグサムはアメリアには好意的なんですけどね。
昌に対しては見下した態度を取っているな。
人族の昌は獣人族の自分よりも弱いと思っているようです。
イグサムが昌に会いたがったのはグラムを暗殺して欲しいと頼むためでした。
グラムは強化薬を使い強化した獣人の護衛を持っているのでイグサムが抱えている正規兵では勝てないそうですよ。
そこで暗殺して欲しいと頼んできました。
謝礼として提示してきたのは昌の安全の保障です。
王族を暗殺した罪に問わないって事ではなく獣人から守ってやるって意味でした。
世界眼を持ってないので昌の強さが分からないので仕方ないんだけどね。
昌は誰かに命令されて人を殺す事に抵抗があり断りました。
昌の不遜な態度に控えていた近衛兵ヴィクターが怒りを示します。
ヴィクターは昌がウルで魔物を殲滅した事を知ってたんですがそれをデマだと言ってきました。
イグサムとヴィクターの態度にアメリアが怒っています。
昌に勝てたらその依頼を受けてもいいと言ってしまうね。
昌とヴィクターが決闘する事になってしまいます。
見届け役として城に居た兵士が集められています。
ヴィクターはアメリアに惚れている感じがするねー
不毛な戦いと思っているみたいですが昌に軽くあしらわれて負けてしまいました。

勝敗を見届けるとイグサム、アメリア、リアは観覧席から居なくなります。
イグサムは昌が勝った事実が認められないみたいですね?
アメリアがイグサムが自分たちの動向を知っていたのに昌の勝利に驚いているのは変だと考えます。
自分達の情報が全て獣人族絡みだったので説明を求めます。
リアに飲み物を取ってくるように頼んでイグナムは話し始めます。
グラムはイグサムの姉の子供として生まれました。
王族に子供が生まれにくくなっていたので可愛がられたそうです。
甘やかしすぎたようでグラムは調子に乗り王権を好き勝手に利用するようになりました。
ギルドマスターにされた後も反省する事なく悪事を続けたそうです。
イグサムの直属の兵力をもってしてもグラムが強化薬で強化した傭兵には勝てないそうですよ。
エルフ領でアメリアを襲った賊は元々はイグサムの兵士なんだそうですが強化薬によって洗脳されているそうです。
城に居る兵士の中にも強化薬に手を出している者が居て、誰が使っているか判別する事は不可能なんだそうです。
昌に暗殺を依頼したのは異世界人なので失敗しても大陸間の問題にならないからでした。
アメリアは昌の居る世界はこの世界よりもはるかに文明が進んでいる。
もしも昌の世界と対立する事になったら私たちは滅ぶかもしれないと危惧します。
イグナムは笑い出すね。
召喚された勇者が元の世界に戻る方法は無いと言っています。
彼らはこの世界で生き、この世界で死ぬしかない。
叶わないのにそれを求める姿は美しいが無理なものは無理なんだと笑っています。
重要な情報が聞けましたね。
元の世界に戻る術は存在しないって話は本当なのかな?
王族であるアメリアもその術は知らないみたいだから存在しないって可能性が高まったね。
話していてアメリアはイグナムがグラムの親戚であると確信しました。
性格が悪い。

獣人族は強さを信奉しているみたいですね城で一番強いヴィクターを簡単に倒した昌が賞賛されています。
交戦的なので自分も昌と戦いたいと志願してくる獣人で溢れかえりました。
昌は挑んでくる獣人すべてに勝利したようです。
昌の強さを知った将軍たちまで集まって来て酒盛りに誘ってきました。
昌が未成年だと断ってもこの世界にその概念がないのでしつこく絡んできます。
リアが助けに入ってくれました。
リアは城内で温かく受け入れられているようですよ。
リアに言われる逆らえないようで昌は獣人たちの群れだか脱出する事ができました。

クロウが手配したホテルはまたも高級なホテルでした。
アメリアが疲れて寝てしまったので昌とクロウだけになりました。
クロウに友達が居たと居る事になり昌は驚かされています。
その友達の話を聞いているとサラン・ミスレイという名前だったと分かりました。
昌はサラン団長とクロウが友達だった事に驚かされています。
クロウからサランが魔王も認めた賢者だったと聞かされます。
一つのところにとどまらない流浪人として有名だったと言っています。
昌からサランが夜鴉と呼ばれる王室お抱えの暗殺部隊に殺されたと語られます。
昌はサランが自分のせいで殺されたと思っている事がクロウに伝わりました。
クロウがグラムが使っている獣人を強化する強化薬が一度だけレイティス国に流れた事を教えました。
受取人は薬師だったのですが今レイティス王の側近になっているそうです。
サランは魔王が認めるほど強かったのでただの人族に負ける筈はありません。
サランを殺した夜鴉が強化薬で強化されていた可能性が出てきました。
グラムは昌が探しているサランを殺した仇の可能性が出てきたよ。

夜はグラムの悪事の証拠を掴むために単独行動をしていました。
何故かラティスネイルが協力してくれていますね。
彼女は昌に味方した方が面白そうだからだと言っています。
冒険者ギルドの裏手にやってきてどうやって侵入しようか考えていました。
ラティスネイルが夜を掴んで冒険者ギルドの屋根に向かって投げ飛ばしました。
夜が悲鳴をあげてしまったので夜警の兵士に見つかってしまいました。
ラティスネイルは道に迷ってしまったと言い訳して町の端迄案内を頼んでいます。
彼女は人当たりが良いので疑われないね。
夜は開いていた窓から屋根裏部屋に侵入を果たしました。
猫の姿なので探し物には向いているなと考えていると屋根裏部屋に獣人が入ってきました。
獣人はグラムが行っている不正行為の証拠となる書類を持っていました。
ブチブチとイグサム王とグラムに対する愚痴を零しています。
イグサム王に人望は無いみたいですね。
夜は屋根裏部屋から書類を持ち出す事に成功しました。

夜とラティスネイルが一緒に戻ってきたね。
昌は夜の頭を撫でて労います。
ラティスネイルが昌に頭を差し出してきました?
なんだ?と問うと自分もナデナデして欲しいとお願いしてきましたよ。
察しの悪い昌を咎めてきました。
昌はアメリア以外の女の子の気持ちなんか分かっても意味ないだろ、撫でないぞと素っ気ない態度を取っています。
ラティスネイルはコンテストでアメリアと同率一位だったのに自信なくすなーと嘆いています。
昌は夜に書類をどこで入手したのか問いました。
夜が屋根裏部屋の机の上だと答えると出来過ぎているなとの感想を述べます。
まるで誰かがグラムの悪事が露見するのを望んでいるみたいに思えました。
獣人族領では人身売買は忌避されています。
王族のグラムがそれに加担していると露見すると国が滅びます。
人族やエルフ族も取引されているので戦争に発展する危険もありました。
何者かが戦争を望んでいるのか?と考えているとクロウがレイティス国の陰謀だと教えてくれました。
クロウはラティスネイルが魔族と分かっているみたいですが咎めませんでした。
クロウがレイティス国の近況を聞きたいか?と言ってきます。
昌はクラスメートをそれほど重要視していいないようですが殺されていると寝覚めが悪いと感じて知りたがります。
クロウから城内の召喚者の情報は無いが運び込まれる食料の量が変わってないので生きているだろうと教えてくれました。
レイティス国が戦争を起こしたがっている理由の説明が行われます。
レイティス国の国王は死んでしまった妻を生き返らせようとしています。
アメリアの蘇生魔法でも死んでから何十年も経過している者を生き返らせる事はできません。
昌は不可能だろと考えるんですが方法はあると言われます。
大量の生贄(何百万)を必要とする「引き換え」というスキルを使えば死んだ人間を生き返らせる事ができるんだそうですよ。
情報源がなんなのか問うと秘密だと言われてしまいます。

翌日はリアの案内で首都観光を行う事になりました。
リアはクロウが一緒なので嬉しそうにしています。
昌と夜はまったく気付いてないんですがアメリアとラティスネイルがリアがクロウに惚れていると見抜いていました。
二人きりにしてあげようと気を遣い途中で脇道にそれました。
クロウはそれに気付いているんですがリアは気付けませんでした。
クロウはリアをヒガン花が咲いている場所まで連れて行きました。
デートっぽくあるんですがクロウもよく分かってないみたいですね。
偶然見つけた場所で誰かに教えたくなったと言っています。

昌たちは敵の状況を見てみようとの考えでウルクの冒険者ギルドにやって来ました。
ラティスネイルは中に入らないで裏で待つ事になります。
アメリアの登場でギルドは騒然となっています。
隣に居る昌にラウルという冒険者が突っかかってきました。
理由は分からないのですが昌が取り押さえます。
人族に腕力で負けた事を認められないみたいですね。
ケリアという職員が割った入ってくれました。
彼女とラウルは幼馴染のお隣さんでした。
ラウルはケリアの尻に敷かれているみたいですね。
ケリアからラウルが昌に突っかかった理由が説明されました。
ラウルはサイレントアサシンに憧れているそうですよ。
偶然にもウルの町で魔物を一掃したのを見たそうです。
昌の事を闇の暗殺者(サイレントアサシン)の真似をしている不届き者と考えて突っかかってきたそうです。
昌が本物のサイレントアサシンだと分かると態度が豹変しました。
土下座で弟子にしてくださいとお願いしてきましたよ。
昌が弟子は取らないと伝えるとガッカリしています。
そのまま四人で話し込む事になるね。
ラウルは足が悪いケリアの生活の面倒を見ているそうですよ。
料理も上手なんだそうです。
二人に別れを告げてギルドから帰ろうとしていると呼び止められました。
呼び止めてきたのはグラムでしたね。
昌の事は護衛だと勘違いしてるようでもう用はないから帰れと言ってきます。
昌が不満を示すともう用済みだと伝えてきます。
サイレントアサシンに対する不遜な態度にラウルが切れますね。
勇者召喚でこの世界に来たサイレントアサシン様を侮辱するのは許さんと凄みます。
ラウルは勇者はレイティス城から出ていないと言い出しました。
何らかの方法で情報を掴んでいるようですね。
サランが死ぬ場面を見ていたみたいですよ。
夜鴉にカメラをつけていて正解でした、面白い寸劇を見ているようでしたぞ、と言っています。
真相を知りたければアメリアと一緒に来いと命じてきます。
昌は「今夜、寝るときは気を付けることだ」と恫喝します。
ラウルは昌を舐めきっているので効果はありませんでした。
二人を逃がすつもりはないと言って強化薬で操られている配下を嗾けます。
正義感が強いなケリアがグラムを糾弾しますが殴り飛ばされました。
頭から壁に激突して血を流しています。
ラウルが血相を変えて彼女に駆け寄ります。
急いで治療する必要があるのでケリアをラウルに任せて昌とアメリアは対処を始めました。
アメリアが重力魔法でグラムたちを床に縫い留め昌が影魔法で入り口を壊しました。
夜がターチーに変身してラウルとケリアを乗せます。
壊した入口から外に出て逃げ出すんですが迷路のようなので迷いそうでした。
外で待っていたラティスネイルが空を飛んでいて助け出してくれました。
夕暮れ時だったので綺麗な夕焼けを見る事ができました。

クロウとリアは空を飛んでいる昌たちを見ていてホテルに戻ってきました。
ケリアは冒険者ギルドをやめてラウルと他の町に移る事になりました。
皆が寝静まった頃、昌が動き出します。
クロウは依頼者だけに見送ってくれますね。
アメリアも起きてきて昌が出発するのを止めてくれるんですが昌は聞こえなかった事にします。
昌が向かったのはグラムの家でした。
家を観察していると同業者で出くわしました。
同業者もグラムを狙っていたようですね。
昌は同業者を殺しました。
初めて人間を殺したんですが昌は何の感情も抱きませんでした。
グラムの寝室に忍び込みます。
グラムは本当に昌を舐めているようですね、大鼾をかいて寝ていました。
昌はグラムを殺せると分かると震えだしていますね。
こいつが全ての元凶なんだんだと自分に言い聞かせて夜刀神で切りました。
グラムは数回痙攣して絶命しました。
人間を殺した事を後悔はしていませんが復讐を遂げた満足感も得られませんでした。
あるのは喪失感だけだったそうです。
昌は闇堕ちする事になるのか?
アメリアの献身がそれをさせない?

成分表
成分含有量(5:多い、1:少ない)
美少女5
友情3
戦闘5
恋愛4
ラッキースケベ3
ライバル5


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