ラノベの感想) デート・ア・ライブ 第21巻 十香グッドエンド 上 (ファンタジア文庫)

概略:
士道は十香にもう一度会いたいとの思いを抱えています。それに気が付いている折紙、ニ亜、狂三がそれぞれのやり方で士道を励ましてくれます。人間だった頃の記憶がない、四糸乃、耶倶矢、弓弦、七罪の素性がある程度判明しました。四糸乃は士道と七罪を伴い自分が入院していた病院に行く事になります。そこで当時の四糸乃を担当していた看護師に出会う事になります。士道が十香に会いたいと願ったら精霊が現れてしまいます。琴里は精霊の能力を失っている士道が精霊と対峙すると言い出し困り果てます。無茶な行為を平然と行おうとする士道に対して抑え込んでいた感情を爆発させる事になります。

レーベル:ファンタジア文庫
発行日:2019/10/20
著者:橘 公司
イラスト:つなこ
ISBN:978-4-04-073267-1
雰囲気:写真撮影、打ち上げ、墓参り、過去との対面、告白
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第零章 村雨令音
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令音を構成していたマナが世界に溶けたようです。
水面下で変化が始まっているような?
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第一章 鳶一折紙
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十香が居なくなり士道は寂しさを感じているようです。
折紙は士道を励ます為に動いてくれたみたいだね。
士道をデートに誘いホテルに向かいます。
士道は折紙にエロ行為を迫られると慌てています・・・そこは喜ぶべきポイントではないか?
折紙の目的はウェデングドレスを着ての記念撮影でした。
士道はウェディングドレスに着替えた折紙を見て天使のようだ、と感激しています。
折紙が士道が十香を忘れられないでいる事を指摘してきます。
折紙は十香を想い続ける士道を振りむかせてみせると宣言しています。
士道の気持ちが少し上向きます。
一人になった折紙が何者かに襲われています。
殺されてしまったのか?
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第二章 本条ニ亜
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ニ亜も士道が悩んでいる事に気が付いていました。
彼女は締め切りに追われて大ピンチに陥っています。
エレンとマリアがヘルプに来ていますね。
マリアはニ亜が困っている事に付け込んで時給20000円で手伝っています。
エレンはラタトスクの職員扱いになっているので時給は通常のままです。
エレンは普通に不幸だな。
士道は食事の用意をお願いされました。
食事の用意が終わったので士道の役目は終わったのですが原稿は残っています。
士道は手伝う事にしました。
原稿が完成するとマリアは合計金額232万円を請求して帰って行きました。
エレンは疲労の極致にありベッドで眠ってしまいます。
ニ亜は士道を連れて打ち上げに向かう事にします。
ここでニ亜が精一杯格好つける事になっています。
ドレスに着替えて真っ赤なスポーツカー(スカーレット・フェニックス号)で高そうなバーに向かいます。
ニ亜が士道に将来の夢があるのか聞いてきました。
士道は自分が目指すべき事を少しだけ具体化できました。
士道はラタトスクに入って精霊の研究をしたいそうです。
鋭いニ亜は士道が十香ともう一度出会いたいと考えていると指摘します。
ニ亜の指摘で士道は自分の心に正直になれたような?
ニ亜は士道を破格の待遇でメシスタントとして雇用しようとしていたので残念そうです。
士道と別れ一人になったニ亜が何者かに襲われ意識を失いました。
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第三章 時崎狂三
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士道は狂三の近況が知りたくて彼女の家を訪れます。
呼び鈴を押しても出てこないので勝手に家の中に入る事にします。
この時の狂三は鏡の前で中二病的なポーズを取って悦に入っていました。
それを士道に見られてしまいます。
狂三は盛大に恥ずかしがっています。
これは珍しい光景ですね・・・照れている狂三が超可愛い!!
これには理由があり、蘇生時に使った分身体の趣向が影響しているそうです。
狂三が必死に自己正当化しています。
現在の彼女は意味なく眼帯や包帯を装備するのは恥ずかしいと感じています。
普通の人にもどっちゃったようですね、この点はつまんないな。
狂三は士道を連れて沙和のお墓参りに行く事になります。
狂三は士道を沙和に紹介できて嬉しそうです。
狂三も士道が十香に対する心残りを持っていると感じ取っていました。
狂三は自分には精霊の力を復活させる可能性が残されている事を教えます。
士道は十香に会えるかもと大きな期待を寄せますが狂三に冗談だと言われてしまいます。
今の世界は精霊が居なくなり平和になりました。
精霊を復活させようって考えは危険なモノですので冗談と言って誤魔化したようです。
本当に何らかの手立てが見つかった場合、士道も一緒に実行してみる事になるようです。
狂三から星に願いを掛けてみるのにも意味があると言われます。
狂三と別れ一人になった士道はそれを実践してみる事になります。
「十香に、もう一度・・・会いたいんだ」と願いを口にすると驚くべき事が起こりました!!
空間振が発生して精霊が出現しました。
士道が名前を聞いてみると、そんなものは忘れた、と返答されます。
此奴って十香じゃないのか?
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第四章 氷芽川四糸乃
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琴里が四糸乃、耶倶矢、弓弦、七罪を呼び出しました。
七罪はマンションからの退去勧告が来るのではないかと心配しています。
彼女達が呼ばれたのは人間だった頃の素性が分かったからでした。
この4人は人間だった頃の記憶を失っています。
自分の過去を知るチャンスがやってきた4人は選択を迫られる事になります。
耶倶矢と弓弦は過去を知る為に資料に目を通す事を速攻で決めます。
四糸乃も過去を知る事に決めました。
ネガティブ思考が強い七罪だけは保留としました・・・彼女らしいな。
四糸乃の苗字が氷芽川である事が判明しました。
四糸乃は七罪と士道を誘い自分のルーツを巡る事にします。
七罪を誘ったのは友達だからです。
四糸乃に友達認定されて七罪が大いに照れています。
3人と1匹(よしのん)は四糸乃の家に向かう事にします。
しかしその場所はコンビニになっていました。
ちょっとがっかりな結果ですが四糸乃はあまり気にしていない様子です。
続いてその場から見えた病院に行ってみる事にします。
四糸乃は自分がその病院に入院していた事を思い出しました。
病院で当時、四糸乃を担当していたという看護師(澄田果穂)に出会います。
彼女はよしのんの事を知っていました。
四糸乃の事を見て驚いています。
四糸乃が失踪したのは26年前です。
当時と変わらぬ姿である事を誤魔化す必要が出てきました。
四糸乃は咄嗟に自分は四糸乃の娘で四糸絵です、と名乗りました。
士道と七罪は兄妹って事になっています。
七罪が上手く誤魔化し果穂を納得させる事ができました。
果穂に頼んで四糸乃が入院していた病室を見せて貰える事になります。
病室に入った四糸乃が当時の事を思い出しました。
四糸乃は母親(渚沙)の事を思い出します。
渚沙は仕事が忙しいらしく頻繁にお見舞いに来られないようです。
そこでぬいぐるみのよしのんを作ったようです。
自分は忍者の末裔だと言って、よしのんを装備し見事な腹話術を披露しています。
四糸乃は渚沙の真似をしてよしのんを動かす事にしたようです。
渚沙はよしのんは自分の分身だ、と言っています。
自分がお見舞いに来られない時も一緒にいられると言ってますよ。
よしのんは渚沙の分身って設定だったのね。
四糸乃はお返しに自分の分身を作る事にしました。
それがよしのんジュニアです。
しかしよしのんジュニアを渚沙にプレゼントする前に彼女は事故に遭って死んでしまったようです。
他に家族も無く難病と闘う四糸乃に果穂はそれを知らせる事ができませんでした。
何日も渚沙に会えなくて寂しかった四糸乃の前に澪が現れて彼女を精霊にしたようです。
果穂が四糸乃が残していったよしのんジュニアを渡してくれます。
四糸絵の母親である四糸乃に会いたがっている果穂と連絡先を交換して別れる事になりました。
四糸乃が成長しないと会えないので二人が会うには時間が掛かりそうです。
四糸乃は七罪を誘い渚沙のお墓参りに行く事にします。
士道も誘う為に連絡しようとしている時に空間振が発生しました。
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第五章 五河琴里
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士道が出現した精霊と会話を試みますが失敗して殺されそうになります。
士道が「十香」と呟くと精霊の攻撃が一瞬止まりました。
その隙に士道をフラクシナスに回収する事ができました。
フラクシナスには精霊たちが集まっています。
折紙、ニ亜、狂三、四糸乃、六喰、七罪、耶倶矢、弓弦、美九が揃っています。
あれ?折紙とニ亜は無事なのね?
獣のように猛威を振るっている事から精霊にビーストとの仮称を付ける事になります。
琴里は皆と対策を協議する事になりますが、有効な対抗策はありませんでした。
リアライザーはあるのですが装備してもエレンと折紙の戦闘力は落ちています。
有効な対策は士道に精霊をデレさせる事しかないのですが琴里は彼の出撃を否定します。
士道からも傷を癒す精霊の能力が失われています。
ビーストの攻撃を受けると士道は死んでしまいます。
琴里はその危険性を看過できなかったようです。
司令官なのに取り乱してしまった彼女は落ち着く為に皆を残して会議室を後にします。
士道が琴里を追いかけて彼女の執務室に向かいます。
そこで士道が琴里を説得する事になりました。
感情が昂っている琴里は士道に好きだと告白します。
琴里はもっとスマートな告白をしたかったようですが言ってしまったので仕方ありません。
士道も琴里の想いに気が付いていたようですが自分の思い違いと考え気にしない事にしていたようです。
琴里は士道への想いを隠せていると思っていたようですがバレバレでしたからねー。
琴里の真剣な想いに対して士道は真摯に返答する事になります。
この辺がモテまくる理由かな。
士道は琴里の事が大好きだがそれは妹として大好きなんだ、と自分の本心を伝えます。
それを聞いて琴里がガッカリしていますが続く士道の言葉で力が漲る事になります。
士道は、妹への想いが恋人への想いには負けるなんて誰が決めたんだ、と言い出します。
この発言で琴里は吹っ切れたようです。
自分の優位性を自覚して士道攻略を続ける事にします。
琴里は司令官モードの黒いリボンと妹モードの白いリボンで左右の髪を結び気合を入れています。
強くて可愛い琴里ちゃんが爆誕する事になったぞ。
これはチャンスだ士道、わざと寝坊して琴里の可愛い足で踏んで貰うんだ!!
優秀な司令官としての琴里も復活したので、可能な限り士道の生存率を上げてビーストに挑む事になりました。
「さあ 俺たちの戦争を、始めよう」
士道はビーストをデレさせる事が出来るのだろうか?
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