ラノベの感想) アサシンズプライド 第8巻 暗殺教師と幻月革命 (ファンタジア文庫)

概略:
巡王爵のセルジュがランカンスロープのワーウルフ族との融和政策を取ると宣言します。ビブリアゴートで発見された予言にメリダの名前がでてきます。セルジュやワーウルフ族の企みを打開する救世主的な立場なようです。メリダはワーウルフ族に追われる事となりクーファと共に下層階に逃げ出す事になります。下層階でセルジュに反発して行方不明になっていたアルメディアと再会し共闘する事になります。アルメディアの集めた情報を使いセルジュの元に向かう事になります。

レーベル:ファンタジア文庫
発行日:2018/8/20
著者:天城ケイ
イラスト:ニノモトニノ
ISBN:978-4-04-072485-0
雰囲気:セルジュの陰謀、ワーウルフ族、逃避行、再会、裸エプロン、反撃、学院長
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キスして以来クーファは訓練にならないと苦労する事になっています。
クーファにキスされて以来メリダは彼を誘惑しようとしているようですよ。
クーファの元にラクラがやってきて急報を知らせます。
二人の所属する白夜騎兵団にセルジュから緊急招集が掛かったそうです。
黎明戯兵団の残党を狩る為に大規模な遠征を行うそうです。
ラクラは遠征に参加する事になりますがクーファはメリダの家庭教師なので残る事になります。
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そんな折り、巡王爵のセルジュが就任一周年を向かえます。
セルジュがフランドールの有力者を集めたキングス会議を開催する事になります。
妹のサラシャとミュールが出席して出席者の目を楽しませる事になっています。
鳥籠の中に入れられていて出席者に愛でて貰う趣向のようですよ。
サラシャはセルジュが何か良からぬ事をするのではないかと不安に駆られています。
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集まった有力者は次々にセルジュの施政を誉めそやす発言を繰り返しています。
彼の施策は一般的には受けているようですね。
会場が盛り上がったところで新たな革新的施策を発表しました。
彼はこれまで敵対していたランカンスロープとの融和策を取ると発表します。
会場の雰囲気が一変して混乱が始まりそうになってますがセルジュが次の手を打ちました。
彼は同盟予定のランカンスロープのある種族の族長を呼び込んでいました。
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セルジュに呼ばれて出てきたのは金狂い(マッド・ゴールド)と名乗るワーウルフ族の族長でした。
余りに勝手な政策に出席者であったフェルグス(メリダの父)とアルメディア(ミュールの母)が異を唱え一戦交える事になりました。
派手な戦闘になったようですが勝敗は決しませんでした。
ただフェルグスとアルメディアは行方不明になってしまいます。
やられたとは思いませんがマッド・ゴールドは強いようですね。
セルジュに反対できる人物を力でねじ伏せてしまったので反対する者はいなくなりました。
ワーウルフ族との融和政策が始まってしまいます。
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セルジュたちは新聞を使いワーウルフ族が「無血主義者」の良い人たちだと喧伝する事にします。
非常に上手いやり方ですね。
事実、ワーウルフ族は市民に手を出す事をしませんでした。
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変化はメリダの通う聖フリーデスウィーデにもやって来ました。
聖母マグダラと名乗るワーウルフがやって来て教育顧問に就任する事になります。
彼女は全校集会で全生徒に赤い頭巾を配る事にします。
この頭巾には欲望を抑制する効果が付与してありました。
反抗的な態度をとっても効果が発揮されるようです。
効果が発揮されると頭巾の重量が増すようです。
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メリダを見つけたマグダラが彼女に意地悪を仕掛けてきます。
メリダの母親の事を阿婆擦れと罵りメリダを怒らせようとしていますよ。
既に頭巾をかぶっていたメリダの頭が重くなりました。
クーファが不満を述べようとしますがメリダは我慢してその場を逃れる事にしました。
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セルジュは融和策を始めるにあたりビルリアゴートから発見された予言も発表しました。
そこにはメリダが救世主となりフランドールを救うと書かれてありました。
これでメリダはワーウルフ族たちの警戒対象になってしまいます。
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危険を察知したクーファはメリダとエリーゼを逃がす事にします。
其々の家の使用人も含めて逃げ出す事になりました。
クーファ、メリダ、ロゼ、エリーゼは合流して逃げ出す事にします。
途中でクレストレギオンの先輩、グレナ、アーデン、ギャレオと合流する事ができました。
彼女たちは下層に任務に出ていてセルジュの政策に巻き込まれるのを逃れたそうです。
上手く逃げ出せるかと思ったのですがワーウルフ族の追手に見つかり二手に分かれる事になりました。
クーファとメリダは下層階にロゼとエリーゼは上層階に逃げる事になりました。
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クーファは下層階にある白夜騎兵団のアジトに隠れる事にしました。
エリーゼと別れてしまったメリダは彼女の事が心配で落ち込んでいます。
クーファがメリダを励まそうとするとメリダが調子に乗ってきましたよ。
彼女はクーファとの新婚気分を楽しむ方向にシフトしました。
ワーウルフ族の行いは表立って人々に危害を加えていません。
クーファは相手が何をしようとしているのか分からず困惑しています。
クーファはセルジュの事をある程度信頼しているので彼の政策は間違っていないのでは?と悩んでいます。
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狡猾なワーウルフ族は新聞を使いメリダを誘き出そうとしてきました。
エリーゼがセルジュに保護されてメリダの事を心配しているって内容の新聞記事をバラまきました。
それを目にしたメリダが逆上してエリーゼを助けに行くと言い出します。
冷静さを保っているクーファはそれが捏造記事だと説明する事にします。
クーファの指摘で写真がかつて公爵家総出で向かったお墓参りの時に撮ったものだと気が付きます。
クーファの説明でエリーゼとロゼがセルジュの手に落ちていないと理解できたメリダは安心しています。
しかし事実確認をしたいのも事実なので二人はクーファの伝手を使い上層階の情報を得る事にします。
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二人が接触したのは下層階で発行されている新聞の敏腕記者でした。
彼から上層階の情報が殆ど入ってこない事を知らされます。
エリーゼの記事もセルジュ側から与えられたものだそうです。
クーファは隠れ家を引き払い、夜界から母親と二人でやって来た時に過ごしていた廃教会に拠点を移す事にしました。
この段階でクーファは状況がハッキリするまで潜伏を続ける考えでした。
しかし彼の思惑はワーウルフ族の次の一手により瓦解する事になります。
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潜伏先の町でメリダを探し出す為の魔女狩りが始まってしまいます。
ワーウルフ族に取り入り新たな世界で高い地位を得ようと考える騎士が現れます。
本来は下層階に住む市民を守る筈の騎士団の団長が積極的にワーウルフ族に協力する事になっています。
メリダを匿っていると言いがかりを付けて1人の少女を処刑しようとしています。
それを見たメリダは戦う覚悟を決めます。
メリダは騎士団長を攻撃して少女を助けました。
メリダの登場に怯えていた市民の態度が変わります。
彼らはメリダの事を救世主だと言って味方する事を決めました。
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無血主義者を自称するワーウルフ族は市民に手を出せません。
クーファはそれを利用して市民を守る事にします。
騎士団の中に態度を決めかねている団員が多く居たのも有利に働きます。
市民の保護を騎士団に任せて二人は逃げ出す事にします。
クーファとメリダはオープンカーに乗ってワーウルフ族の追手から逃げる事になります。
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クーファの驚異的な運転技能によって多くの追手を振り切りました。
二人のワーウルフ族が二人を追いかけてきました。
スピークス・ロジャーと名乗る新聞記者気どりと、彼の弟のベルセルクです。
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ベルセルクの強さは尋常ではないですね。
クーファが大きなダメージを負ってしまいます。
メリダが鉄パイプを握り雄々しく抵抗しようとしています。
ロジャーはメリダとベルセルクの戦力差に嘲笑を浮かべていますね。
絶体絶命のピンチですが、ここで助っ人が颯爽と登場しました。
助けに来てくれたのは行方不明になっていたアルメディアでした。
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クーファからベルセルクは手強いと警告されますが魔騎士の彼女には問題にもなりませんでした。
アルメディアは大剣を軽々と振り回してベルセルクを殺しました。
慌てたのはロジャーです彼には戦闘力は無いようですね。
逃げ出そうとしていましたがメリダに鉄パイプで殴り倒されました。
気が利いているメリダはロジャーが大事にしているカメラも破壊しました。
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アルメディアはメリダとクーファに合流出来た事を喜んでいます。
彼女の案内で零番街にあるラ・モール家の別荘に向かう事になります。
零番街とは戦う事を忌避した元貴族が集まって出来た街だそうです。
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別荘に到着するとアルメディアはメリダにシャワーを浴びてくる事を勧めます。
クーファとメリダは戦闘後なのでボロボロに汚れています。
メリダがシャワーに向かうとアルメディアはクーファに話しかけてきました。
メリダには聞かせたくない話があるようです。
アルメディアはメリダに十字架を背負わせたく無ければクーファがセルジュを暗殺しろと命じてきました。
彼女はクーファが白夜騎兵団に所属している事をしっていました。
クーファから白夜騎兵団がセルジュの命令で大規模な遠征に向かったと聞いて、それは罠だろうと言っています。
白夜騎兵団は全滅している可能性もあるとまで言っています。
革命に際して暗殺が得意な白夜騎兵団はセルジュにとっては邪魔な存在だったようですね。
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シャワーを終えたメリダはクーファを伴いミュールの部屋に向かいます。
彼女の服を借りる事になったからです。
そこでメリダはミュールがクーファに対して使おうとしていた最強装備を発見してしまいます。
傍には使用に際しての注意書きが置かれていました。
ミュールがクーファに使用しようとしてたのは裸エプロンです!!
彼女の注意書きには最初から全裸にエプロンを装備しては効果が薄いと書いてありました。
メリダはミュールの事を天才だと称賛しています。
彼女は注意書きに従いクーファが欲情するか試してみる事にします。
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クーファに聖母マグダラから貰った赤頭巾を被って貰う事にします。
そしてニーソックスを装備した上にエプロンを装備してクーファの前に立ちました。
裸エプロン+ニーソックス装備のメリダを見たクーファは欲情しているようですが教師の威厳を保つために我慢しています。
メリダはミュールの注意書きに従いクーファの見ている前でニーソックスを脱ぎ始めます。
上手く脱げないようですね、座り込んで脱ごうとしていますよ。
その際に姿勢を激しく変える事になりクーファにメリダの横乳がチラチラ見えています。
クーファは欲情MAXになってるようですが我慢しています。
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脱ぎ終わったメリダはクーファに欲情したか尋ねていますが芳しい答えは返ってきませんでした。
メリダの企みが分かったのでクーファの反撃が始まります。
クーファがメリダに赤頭巾を被せると重みでメリダは後ろに倒れ込んでしまいます。
エプロンとパンツしか装備していないのでアラレモナイ姿になっています。
クーファがメリダをくすぐりお仕置きをしていました。
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赤頭巾をアルメディアに見せて鑑定して貰う事になります。
それを見たアルンメディアは聖母マグダラが元はアラクネと呼ばれる蜘蛛だったと看破しました。
頭巾が彼女の手製の品だと聞いたアルメディアはマグダラが《罪の女》と呼ばれる紡ぎ手だと教えてくれます。
頭巾を使い使用者の自我を奪うのが目的だと判明しました。
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アルメディアがワーウルフ族の企みを看破しました。
ワーウルフ族はネクタルの光を停止しました。
それにより魔力を持たない一般人は徐々にランカンスロープ化します。
しかしマナの加護を持っている貴族はランカンスロープ化しません。
そこで貴族の女の子が集まる学園に赤頭巾を配り、彼女達の心を封じる事にしました。
心を閉ざした貴族の女の子は家族を持つ喜びを忘れさせられるので新たな貴族は生まれなくなります。
気が長い作戦ですが最終的に貴族が死に絶える事を狙っているようです。
それを聞いたメリダは助けに行かなきゃ、と叫びました。
メリダの覚悟を聞いてアルメディアは喜んでいます。
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アルメディアから彼女が下層階に居る目的と上層階の状況を聞く事になります。
彼女はセルジュを説得する為に彼の父親と母親を探していたそうです。
しかし見つからなかったそうです。
更にワーウルフ族の弱点に付いて情報を探っていたそうです。
ワーウルフ族は元は別の種族だそうです。
所属していた種族内で問題を起こして種族社会からドロップアウト。
そんな人たちが集まってできたのがワーウルフ族だそうです。
ですので生まれついてのワーウルフ族はいないようです。
彼らは死んだ狼の皮を被ってワーウルフ族になっているそうです。
その行為自体が一種の呪いだそうです。
呪いを解くための手段も存在します。
それはワーウルフ族になる前の自分の名前を指摘する事だそうです。
アルメディアによると、ワーウルフ族は戒めの為に、自分の本当の名前を何かに印て残しているそうです。
アルメディアはワーウルフ族の族長マッド・ゴールドの本当の名前を掴んでいました。
ルンペルシュティルツキンと言うそうです。
ロゼとエリーゼはクレストレギオンに合流できたそうです。
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セルジュを倒す為には彼が居る聖王区まで行かなければなりません。
鉄道はワーウルフ族に抑えられています。
アルメディアには計画がありました。
公爵である彼女はフランドールの秘密を多く知っています。
ビブリアゴートには聖王区に繋がる隠し通路が存在するそうです。
三人は聖フリーデスウィーデ女学院に向かう事になりました。
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クーファが街で騒ぎを起こしワーウルフ族の注意を引き付けます。
その間にメリダとアルメディアがフリーデスウィーデに侵入しました。
メリダは学院長に接触してアルメディアを引き合わせます。
学院長を介して学院を離れていたラクラ先生が戻ってきたと聖母マグダラに伝えます。
マグダラは全校集会を開催してラクラの帰還を歓迎する事にしました。
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アルメディアがラクラ先生として全校集会に出る事になります。
その間にメリダがマグダラの私室を漁り彼女の名前が記されている物品を探す事になりました。
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マグダラの私室に侵入したメリダは机の引き出しから大量のハンカチを発見します。
その中に本当の名前が記された一枚があると信じて一枚一枚確認する事になります。
そこにマグダラの親衛隊に任命されてしまったネルヴァと彼女の同輩三人が襲い掛かってきました。
メリダはネルヴァの戦闘力が向上している事に驚きます。
彼女達は黒い頭巾を被らされていました。
これを被ると脳のリミッターが外れて限界を超えた力を行使出来るようになるようです。
筋肉が断絶しないか心配になるよね。
メリダはなんとかネルヴァの攻撃をかわし、彼女の頭巾を取る事に成功しました。
頭巾が外れると正気に戻るようです。
ネルヴァは目の前にメリダが居る事に驚いています。
再開を喜ぶ間も無く残りの三人が襲い掛かってきました。
この三人は少し実力が劣るようですね。
二人で撃退していました。
ネルヴァは容赦ないですね、お見舞いには行く、と言って思いっきりぶん殴っていました。
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マグダラは最初からラクラが偽物だと分かっていたようです。
彼女の正体がアルメディアだと見破り、残虐な手段で殺そうとしてきました。
学院の生徒は全員マグダラの作った赤頭巾を被っています。
彼女の命令に素直に従うようになっているので一人の女生徒に自決を命じようとしてきました。
これでアルメディアは動きを封じられる事になります。
人質に取られたのはメリダを敬愛するティーチカです。
学院の教師陣に命じて動けないアルメディアを殺せと命じてきました。
自分が手を汚すわけではないの無血主義に反していないとの暴論を展開しています。
アルメディアは覚悟を決めて教師たちに自分を殺すように命じました。
彼女は命乞いをしたりはしませんよ、とっても高潔な精神を持っていますね。
絶体絶命のピンチにメリダとネルヴァが駆け込んできました!!
メリダがマグダラの本名を叫びます、「マーテル」それがマグダラの本名でした。
本名を聞いてしまったマグダラは、それを否定しようとしましたが呪いが発動してしまいます。
口が大きく避けて被っていた狼の毛皮が剥がれます。
中からアラクネの姿の本体が現れて苦しみもがき始め自壊しました。
本名を言い当てられると呪いが発動して自壊するようだね。
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マグダラが倒れたので頭巾によって支配されていた生徒たちは正気を取り戻しました。
クーファも陽動を終えて学院にやってきます。
彼からワーウルフ族が捜索に来ると聞いて急いでビブリアゴートに向かう事になりました。
アルメディア、クーファ、メリダはビブリアゴートに潜り聖王区を目指す事になります。
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三人が去った学院にロジャーとベルセルクがやって来ました。
アルメディアに殺されたと思われたベルセルクは生きていました。
彼は100枚の狼の皮を被っているので100回殺さないと死なないそうです。
ロジャーは学院長に対してメリダ達を捜索する為の人員を貸して欲しいと要求してきました。
ロジャーは6名の女生徒に狼の皮を被せて使役したいと言ってきます。
狼の皮を被る事になる6名はワーウルフ族になる栄誉を得ると言ってますねー。
学院長をロジャーとベルセルクの要求を呑むふりをして彼らを決戦の舞台に連れて行きます。
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学院長はフリーデスウィーデに備えられているグラスペットを総動員して戦力としました。
グラスペットと戦闘力が高い教師たちが戦っている間に魔力を貯める事にします。
ベルセルクは恐ろしく強いので教師たちは倒されてしまいます。
グラスペットも全部壊されてしまいました。
多大な犠牲を払い学院長が魔力を貯めて必殺の魔法を放ちました。
一度はベルセルクを殺せましたが復活されてしまいます。
ここで学院長はロジャーからベルセルクが100回死なないと死ねない事を教えられます。
それを聞いて生徒会長のミトナ・ホイットニーは絶望しています。
しかし学院長は秘策を思い付いたようです。
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ベルセルクが学院長に噛みつきました。
ここで学院長がベルセルクに人生で一度しか使えない呪術を使います。
《戦いの記憶》と呼ばれる呪術で戦いで受けたダメージを《怨み》として蓄積し己のマナで再現したものだそうです。
ベルセルクは全ての狼の皮を剥がされる事になりました。
ロジャーは慌ててしまいベルセルクを自分がどうやって制御しているか忘れたようです。
ロジャーは彼の弟の皮をベルセルクに被せる事で自分を兄と認識させ使役していました。
その狼の皮が剥がれた状態のベルセルクに動く者は皆殺しにしろと命じてしまいました。
ロジャーはベルセルクに喰い殺される事になりました。
まあ、今まで散々非道な攻撃をしてきたのでザマーミロですね。
瀕死状態のベルセルクを学院長が人生で最後の攻撃で破壊しました。
空から巨大な隕石を降らせてベルセルクを消し飛ばしました。
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学院長は最期の力を振り絞り、ホイットニーに命じます、学院を鎖城しなさい。
最後に笑って、とミトナにお願いしてきました。
学院長はミトナの腕の中で亡くなったようです。
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ビブリアゴートを進むメリダは何かに後ろ髪を引かれる感覚を感じます。
アルメディアに先導されて聖王区に繋がる扉の前までやって来ました。
そこはどこまでも広い真っ白な空間でした。
扉は音声認識で開くようになっていてアルメディアがラ・モール家に伝わるパスワードを告げます。
それによって扉が少しだけ開きます。
ここでクーファがクシャナに託された言葉を思い出します。
それがシクザール家に伝わるパスワードでした。
当初の計画では聖王区側からパスワードを知るフェルグスが開けるのを待つ事になっていました。
クーファの発したシクザール家のパスワードに反応して扉が開きました。
アルメディアはクーファがシクザール家のパスワードを知っている事に驚いています。
彼からクシャナから教えられたと聞き、クシャナが早くからセルジュの陰謀を知っていて、それを阻もうとしたのかもしれないと考えます。
クシャナは味方になるかも知れませんが現段階では無事を祈る事しかできません。
アルメディア、クーファ、メリダは聖王区に乗り込む事になりました。
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クレストレギオンに合流したロゼは落ち込んでいました。
逃走中にレギオンの先輩が行方不明になってしまった事を後悔しています。
そんなロゼの事をエリーゼが慰めています。
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聖王区ではセルジュとマッド・ゴールドが次の計画を話し合っています。
マッド・ゴールドはフェルグスが反撃の準備を進めるクレストレギオンの事を警戒しています。
しかしセルジュは既にクレストレギオンには自分の配下が潜入していると教えます。
セルジュからクレストレギオンは内部から瓦解すると聞かされ安心しています。
話がセルジュとフリージアの結婚式に移ります。
セルジュから予定通りに結婚式を行うと聞いて大喜びしています。
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マッド・ゴールドが退席するとセルジュが苦しみ始めます。
彼は何らかの病気なのかな?
発作が収まったセルジュは「急いでくれ、クーファくん・・・」と言っていますよ。
二人の間には何らかの密約があるようだね。
セルジュの元にクシャナに何かがあった事が知らされました。
彼女に何が起こったのだろうか?
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マッド・ゴールドは誰に招待状を出そうか悩んでいます。
彼の正体は悪魔のようですがセルジュはそれを知っているのかな?
《吸血公》にも知らせると言ってますね・・・これってクーファの父親なのか?
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成分美少女レッスンラッキースケベ
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