ラノベの感想) アサシンズプライド 第10巻 暗殺教師と水鏡双姫 (ファンタジア文庫)

概略:
失敗に終わったセルジュの革命の影響で、フランドールに住む人々が二派に分かれてしまいます。一つは科学を使いマナ能力者に拮抗しようとするクローバー社長を信奉する一般市民。もう一つは騎士公爵家の血を妄信する純血主義者です。この2派の争いにメリダとエリーゼが巻き込まれ命を狙われる事になってしまいます。ギルドからエリーゼを暗殺しろとの命令を受けたクーファは悩んだ末に二人を連れて逃げ出す覚悟を決めます。メリダとエリーゼの位階を短期間入れ替える処置を行う事になりクーファが美味しい目に遭っています。

レーベル:ファンタジア文庫
発行日:2019/6/20
著者:天城ケイ
イラスト:ニノモトニノ
ISBN:978-4-04-073223-7
雰囲気:市民の意識変化、純血派、学院改革、セルジュ帰還、ミュール居なくなる、刺客、転校
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失敗に終わったセルジュの革命はフランドール市民の意識に変化をもたらします。
これまで信奉されていた騎士公爵家や貴族の力に疑いの目を向ける勢力が台頭します。
これに対抗して貴族側では騎士公爵家の力を妄信する純血主義者が現れます。
ブラマンジェ学院長が退任した事で学院に大きな変化が現れます。
貴族たちの中で純血主義者が重要なポストに就いたらしく教育改革が行われる事になりました。
これまで自宅から通学可能だったフリーデスウィーデは全寮制になってしまいました。
学院長が決っていないフリーデスウィーデは純血主義者により派遣されたベラヘーディア理事長に乗っ取られる事になります。
純血主義者の彼女は位階の違いでクラスを分けてしまいます。
パラディンクラスのエリーゼを特別視して彼女だけを鍛えようとしています。
メリダたちは戦闘訓練を受けられなくなります。
代わりに淑女に相応しい作法を身に着ける事になってしまいました。
これには生徒の間から不満の声が上がりますが学院の最高位としてグラスペットを従えるベラヘーディアに逆らえませんでした。
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クーファとロゼは学院を追い出される事になります。
ギルドの内部でも純血主義者が実権を握ったようで二人とも微妙な立場に立たされる事になっています。
平民出身のロゼはクレストレギオンの中で冷遇され、使い走りをさせられています。
クーファの所属するジャックレイヴンも影響を受けていて他のギルドとの連携が儘ならなくなっています。
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クーファはアガスティ=ボーンズ(クーファの上司の偽名)に新たな任務を与えられます。
アガスティに連れられてセルジュと密会する事になっています。
大罪を犯したセルジュは夜界の偵察任務を任されています。
セルジュは夜界で報告を必要とする重大な秘密を知ってしまったので戻って来ました。
彼は夜界でクローバー社長の墓を発見しました。
市民の貴族への信頼が揺らいでいるのでクローバー社長は市民の人気を集めています。
今や彼の存在はフランドールを根底から揺るがすほどの影響力を持っています。
クーファはクローバー社長を調べる事になります。
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セルジュは早々に夜界に戻る事になります。
別れ際に夜界でミュールの写真が入った古いロケットと彼女がクーファに宛てた古いラブレターを渡してくれます。
経年劣化が激しいラブレターの内容はミュールが書いたと思われる内容でした。
クーファへの愛を暑苦しく語っていたようですね・・・羨ましい野郎だな。
ミュールはセルジュの革命騒ぎが終息した後から行方が分からなくなっています。
セルジュはミュールの母であるアルメディアが何かを知っていると言っていました。
ミュールはどうなっているんでしょうね?
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クローバー社長を調べるクーファはロゼと再会する事になりました。
クローバー社長が学会でフランドールを揺るがす発表を行うとの噂の真相を調べていました。
クーファは何とかクローバー社長の論文を見ようと試みるのですが上手くいきません。
クローバー社長はクーファとロゼが論文を見たいと思っているのを逆手に取り彼らを舞台に上げます。
そして自分が開発した機械仕掛けの戦闘服の性能を観衆に示す為に模擬戦を行わせます。
クローバー社長は演説が上手なので観衆を惹きつけ、彼らに一般人が騎士に勝てると期待を抱かせています。
クローバー社長は自信満々だったのですが模擬戦はクーファとロゼが圧勝しました。
戦闘服は高性能だったのですが戦闘技能の差が大きかったようです。
勝ったクーファとロゼは論文を見せて貰おうとして意外な事実に直面します。
クローバー社長は学会での発表に使うと思われていた論文を書いていないと言っています。
学会では論文を使わずに発表を行うそうです。
クーファは発表会に行って発表の内容を注視する事になってしまいます。
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監獄のようになってしまったフリーデスウィーデでメリダは最上級生として後輩の妹たちを励まし頑張っています。
ティーチカが暖炉の中に部屋の間を繋ぐ隠し通路を発見しています。
彼女はメリダに会いたい一心で頑張ったようです。
メリダは生徒会に誘われる事になります。
生徒会の活動に対してはベラヘーディアも煩く口出しできないようです。
エリーゼは自分がベラヘーディアに気に入られている事を逆手に取りメリダ達を陰から支援する事になっています。
メリダが大好きな彼女は我慢を重ねメリダと距離を置く事にします。
メリダ達はベラヘーディアに隠れて戦闘訓練や本来ならば授業で習っている筈の内容を自主的に学んでいます。
生徒同士で協力し合い淑女になるべく努力しています。
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発表会はクローバー社長の講義を聞きたいと考える聴衆であふれる事になりました。
そこでクローバー社長はメリダの事を予言の御子として名指しします。
彼はメリダがパラディンの位階を受け継いでいない事が騎士公爵家の血が劣化してきている証拠だと主張します。
騎士公爵家の血を信奉する純血主義者の反発を買う事になりました。
先頭に立ってクローバーに反発したのはベラヘーディアです。
彼女はパラディンの位階を受け継いだエリーゼが居るので騎士公爵家の血が劣化する事などあり得ないと反論します。
熱くなっているベラヘーディアはクローバーに乗せられてしまいフリーデスウィーデが秘蔵している真実を示すガラスの靴を使いどちらの主張が正しいのか討論会で争う事になってしまいます。
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アガスティ―が純血主義者の暴走を止める為にエリーゼを暗殺する必要があると判断します。
クローバーとベラヘーディの対立からメリダとエリーゼはジャックレイヴンの暗殺対象となってしまいました。
メリダとメイド達を人質に取られクーファはエリーゼ暗殺を行う事になってしまいました。
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クーファはエリーゼを暗殺する任務に気乗りがしません。
従わないとメリダと屋敷のメイド達の命を狙われます。
クーファは嫌々任務に就く事になりました。
学院に侵入したクーファはエリーゼの講師として招かれていたクレストレギオンのメンバーと戦う事になります。
グレナに率いられた二人の騎士を気絶させて先に進みます。
クーファは正体を悟られない為にサムライの技を封印しています。
それでも勝っちゃう彼はやっぱ強いよな。
クーファの前にロゼが現れました。
彼女はグレナに援軍として呼ばれていました。
ロゼは強いので流石のクーファも手を焼きます。
ロゼに致命傷を与えずに勝利するのは不可能だと悟ったクーファは正体を明かし協力を要請します。
騒ぎを聞きつけたメリダも現れて目を白黒させて驚いています。
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ロゼが他の教職員に言い訳している間にメリダに連れられてクーファは学院内に入りました。
メリダに案内されてエリーゼの元に向かいます。
向かった先は大浴場でエリーゼは入浴中でした。
メリダが会いに来てくれたと知ったエリーゼは全裸のまま出てきてしまいます。
そこには当然クーファも居てエリーゼは彼に全裸をガン見される事になってしまいました。
エリーゼはすっごく悔しそうにしています。
クーファはこの機会を前々から狙っていたと疑いの目を向けてきます。
クーファは決して認めないだろうけど、これまでも彼女たちに散々エロい行為をしているので疑われても仕方ないね。
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クーファから命を狙われている二人の位階を入れ替えると説明されて驚いています。
クーファを全面的に信頼しているメリダに引っ張られエリーゼもクーファの提案を受け入れる事になります。
まずクーファのマナをエリーゼに流し込む事になります。
エリーゼはクーファとキスしたくないらしく自分からクーファの舌を舐める事になっています。
唾液がおっぱいの上に落ちてエロエロでした。
次いでエリーゼのマナをメリダが取り込む事になります。
エリーゼはメリダとキスできると舞い上がっていましたがメリダは違う方法を取ります。
短時間で交換を行わないといけないので全身を使う事になります。
全裸のエリーゼとメリダが抱き合って皮膚からマナを吸収する事になっています。
クーファは二人に短時間で交換を終えられるようにもっと激しく絡み合えと指示しています。
全裸の二人が絡み合う猛烈に羨ましい光景を見れたのねー。
な、なんて羨ましい。
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位階を入れ替えたメリダとエリーゼはベラヘーディアに連れられてクローバーとの討論会に向かいます。
そこでエリーゼにカラスの靴を履かせて真実を問いかける事になります。
左足には靴が履けたのですが右足には履けません。
焦ったベラヘーディアが無理に履かせようとしてきます。
メリダがベラヘーディアを突き飛ばしてエリーゼを守っています。
そして右足にガラスの靴を履いてみせました!!
ガラスの靴を履いたメリダがパラディンのマナを噴き上げます。
ガラスの靴を履いたエリーゼがサムライのマナを噴き上げました。
討論会に集まった聴衆はどちらがパラディンなのか分からず困惑していました。
これがクーファの考えた作戦です。
メリダとエリーゼのどちらがパラディンなのか有耶無耶にして二人に姿を消して貰う事にします。
メリダとエリーゼは会場から逃げ出しフリーデスウィーデに向かいます。
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クーファは学園区から脱出を図るメリダとエリーゼの替え玉を用意していました。
背格好の似ているユフィ―とソニアに替え玉を頼む事にしました。
二人はメリダとエリーゼのピンチを救う為に快く協力してくれたようです。
ロゼが二人を連れてフランドール中を観光する事になっています。
.
ロゼ、ユフィ―、ソニアを送り出したクーファの前にアガスティが現れます。
命令に背いたクーファに激怒です。
クーファはアガスティと戦う事になります。
アガスティは言う事を聞かないクーファをジャックレイヴンから除名します。
そして彼を殺そうとしてきました。
アガスティは拳銃を使うので雷の音が銃声に重なり窮地に陥ります。
銃弾を避けながら戦っていては勝てないと察したクーファは捨て身の攻撃に出ます。
恐らくヴァンパイアの力を使ったんだと思いますが銃弾を避けずに発射した直後のアガスティに突撃して斬り伏せました。
アガスティは止めを刺せと言ってきますがクーファは彼を見逃しました。
少なくない恩義を感じているようですね、彼の事を殺したく無かったようです。
アガスティは去って行くクーファを、殺さなかった事を後悔する事になるぞ、と脅しています。
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フリーデスウィーデを脱出しようとしていたメリダとエリーゼの前にベラヘーディアが現れます。
彼女はグラスペットを従えていて二人を拘束しようとしてきました。
しかしグラスペットはベラヘーディアの命令を聞きませんでした。
ガラスの靴を履いた事でエリーゼとメリダはグラスモンドパレスの主として認められました。
グラスペットはベラヘーディアを拘束して、とのエリーゼの命令に従ってくれます。
ここでメリダがキツイ仕返しをする事になります。
ベラヘーディアにガラスの靴を履かせて、彼女の言っていた生徒が大切だって言葉が真実なのか確認しようとします。
嘘を吐くとガラスの靴に足首が食い千切られると思ったベラヘーディは気絶してしまいました。
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ベラヘーディアからグラスモンドパレスのカギを入手した二人はビブリアゴートに向かいます。
迷宮を通って他の街に逃げようって計画です。
二人の前に暗殺者が現れました。
メリダとエリーゼは連携して対抗しますが相手の方が上手です。
雨の中で戦っていても攻略は不可能だと判断したメリダは闘技場内に逃げ込みます。
そこでエリーゼを信頼して捨て身の攻撃に出ます。
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メリダが暗殺者の攻撃を受けるのですが彼女の背後に居たエリーゼがメリダの体を通過させてマナを放ちます。
暗殺者の攻撃を跳ね返して隙を作りました。
そこからメリダとエリーゼが連撃を加えて暗殺者を倒しました。
暗殺者の正体はラクラでした。
メリダとエリーゼは驚いています。
ラクラは二人を殺したく無かったようですね。
手加減していた可能性があります。
驚いている二人に向かいラクラはフリーデスウィーデは自分が見張っている、もう戻って来るなと告げました。
メリダとエリーゼは混乱しているようでしたがラクラにこれまで世話になった礼をして立ち去りました。
ラクラは二人に何か言葉を掛けたかったようですが何も言えない自分を悔やんでいます。
彼女はクーファの様に自分の考えでジャックレイヴンに逆らい動けるようになるのでしょうか?
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街を逃げ出したメリダとエリーゼは思わぬ場所に現れます。
彼女達はサラシャが通っている聖ドートリッシュ女学園に転校してきました!!
ミュールが居なくなり寂しくしていたサラシャは喜んでいます。
メリダとエリーゼはサラシャと協力してミュールの捜索を行う事になるのだろうか?
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成分美少女レッスンラッキースケベ
評価AAACAAAAAA
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