ラノベの感想) 英雄王、武を極めるため転生す ~そして、世界最強の見習い騎士♀~ 10 (HJ文庫)


概略:
エリスを治して貰うために向かった天上領で知りたくない真実を知る事になります。技公の本拠地イルミナスは魔素を操る装置に不調をきたして海の上に落下しました。ヴィルキン第一博士って人物にエリスを診て貰います。診断中にイングリス、ラフィニア、レオーネ、リーゼロッテが天恵武姫になれる可能性を計測して貰います。イングリスとラフィニアは計測に失敗したんですがレオーネとリーゼロッテは成功しました。レオーネの魔印が彼女の魔力波形と異なっている事が分かります。新しい魔印を刻んで貰える事になり彼女は特級印を手に入れました。リーゼロッテに破格の適正値があると判明しました。天恵武姫になる事を強く勧められるんですが彼女は判断を保留にします。エリスは天恵武姫になれたんですが適正値は低いと分かりました。その為彼女は他の天恵武姫と比較すると強度が低いんだそうです。しかし適正値が低かったので中身がスカスカで新機能を追加する事が可能でした。エリスは強くなるために新機能を追加してもらう事にします。天恵武姫を作成する装置に案内されます。置かれていたのはイングリスが前世で使った事がある石棺でした。

レーベル:HJ文庫
発行日:2023/9/1
著者:ハヤケン
イラスト:Nagu(なぐ)
ISBN:978-4-7986-3264-3
雰囲気:天上領、墜落、可能性、海水浴、人身売買、出会い、真相、テロ事件、首謀者?

機能不全に陥ったエリスを治して貰う為にイングリス達は天上領(ハイランド)に向かっています。
三大公の中の一つ技公の元に向かっています。
ヴィルマという迎えに来てくれた天上人(ハイランダー)と一緒に戦艦に乗って天上領に向かっています。
ラフィニアは仲良くなろうと親し気に話しかけますが冷たい対応をされています?
セオドア特使と同じ三大公に所属しているので仲良くしてくれても良さそうなんですけどね・・・
戦艦での移動中もイングリスは訓練を欠かしません。
武公ジルドグリーヴァという好敵手と巡り合った事で一層訓練に熱が入っています。
イングリスはスタープリンセス号を持ち上げる事でウェイトトレーニングをしていました。
現在の彼女は幼女の姿になっているのでヴィルマはラフィニア達がイングリスを折檻していると勘違いしていました。
イングリスから重り役として上に乗って欲しいと言われて驚いています。

目的地である技巧の本拠地イルミナス本島がある場所に到着しました。
しかしそこにイルミナスは存在していませんでした。
責任者であるヴィルマのもとにイルミナスが墜落したとの知らせが届きます。
イングリスは強敵の存在を予見して先行して助けに向かいます。
向かった先で魚型の魔石獣が襲い掛かってきます。
イングリスは嬉々として新技を試してみる事にします。
魔素と竜理力を組み合わせて竜魔術を開発していました。
竜魔術を使って氷の鎧を作り出して装備して魔石獣と戦っています。
イルミナスからも迎撃部隊が出撃してきました。
最初イングリスを敵認定してきたんですよね・・・彼女は嬉々として戦おうとしてましたがラフィニア達に止められました。
エリス、イングリス、ラフィニア、レオーネ、リーゼロッテ一行はカーラリア国を代表してイルミナスに向かっています。
敵対的な行為はできません。
魚型の魔石獣の討伐はイルミナスの部隊に任せる事になりました。
イングリスはもっと戦いたいと考えています。

無事にイルミナスに入る事ができました。
中に入った一行はその技術力の高さに驚いています。
見た事もないアーティファクトが稼働していました。
ヴィルマの聖痕を認識して開く扉などですね。
技術力の高さに驚いている一行を更に驚かせる事態が発生しました。
エリスを治すために面会予定だった人物の姿がイーベルにそっくりでしたよ!!
ヴィルマからヴィルキン第一博士と紹介されました。
見た目はイーベルにそっくりなんですが性格は大分違うね・・・別人でした。
ヴィルキンは堅苦しい報告を行うヴィルマに向かって父さんでいいってばーと気さくに語りかけています。
二人は親子のようです。
しかし見た目は似てないな・・・
不思議に思っているとヴィルキンの身体は上級魔導体(ハイマナコート)という人工物だそうです。
ヴィルキンが制作したもので幾つか納品しているんだそうです。
それをイーベルが使っているので見た目がそっくりなんだそうです。

エリスの診断をしてもらう事になります。
触診とかするのかと思ったら宙に浮かぶ装置でエリスの状態をスキャンしていますね。
ヴィルキンが怖い事を言いだします。
破損状態がひどい場合は廃棄して作り直した方が早いと言い出します。
ラフィニアがエリスがどうなるんだと猛抗議しています。
ヴィルキンが意外な答えを返してきました。
彼は自由に形状を変えられる物体にエリスの意識を移し替えれば今の彼女は存続できると言いだします。
天恵武姫としての能力は失うようですが意識は残るようですよ。
それで問題はないだろと言ってきました。
どうもヴィルキンは人間として大事なのは意識や魂であって肉体ではないと考えています。
身体は交換可能なものでしかないと捉えています。
ラフィニア達は文化の違いに大きな衝撃を受けています。
イングリスは効率的だなと感じています。
彼女もかなりズレているからね。

エリスの診断中にイングリス、ラフィニア、レオーネ、リーゼロッテが天恵武姫の適性検査を受ける事になりました。
イングリスから計測する事になるんですが計測できませんでした。
霊素が邪魔をして計測できなかったようです。
次にラフィニアが計測するんですが彼女も計測できませんでした。
レオーネが計測すると適正レベルCって判定がでます。
ヴィルキンは才能があるよ処置に40年から50年かかるけど四分の一の確率で天恵武姫になれると言ってます。
失敗すると死ぬと言われてレオーネは断りました。
計測器から追加情報としてレオーネの魔印と魔素出力波形が適合していないと言われます。
ヴィルキンはサービスとしてレオーネに新しい魔印を与える事にします。
現在刻まれている魔印を消して新たな魔印を与えて貰います。
あら吃驚・・・レオーネの魔印が上級印から特級印に変化しました!!
最後にリゼロッテが計測を行います。
ここでヴィルキンを狂喜乱舞させる結果が出ます。
リゼロッテの適正レベルはSSという最高値をだしました。
計測器から不穏な音声が流れてきます。
リゼロッテを強制的に捕獲して自動実行で天恵武姫にすると言っています。
エリスがやめてくださいと警告するとヴィルキンが自動実行を停止してくれました。
無理矢理天恵武姫にする事は思い留まりましたがリーゼロッテを天恵武姫にしたいようです。
成功率は120%で確実に天恵武姫になれるよ。
適正値が高いので一瞬終わるから。
今の若いままの姿を保てるよ、とか戦闘力が飛躍的に上がるよ、と勧誘してきます。
イングリスの目が輝いていますね。
リーゼロッテが天恵武姫になればいい修行相手を手に入れられると思っています。
天恵武姫になると今の記憶などは消えてしまうようですね。
リーゼロッテは判断を保留する事にしました。
処置が必要な事態が起ったらヴィルキンの元にやってくると約束しています。
ヴィルキンはかつてない最高の素材を使えるかもとワクワクしています。

エリスの適正値も測ってみる事になりました。
意外な結果が出ますよ。
彼女の適正レベルはFでした。
天恵武姫になれる可能性は十万分の一だったと分かりました。
まるでエリスを殺す為に天恵武姫化を実行したようだと言っています。
エリスが天恵武姫になったのは400年ほど前だそうです。
まだヴィルキンが生まれる前だそうですよ。
成功率を測る装置はヴィルキンが開発したんだそうです。

エリスの診断が終わりました。
損傷は修理可能でその方が新たに天恵武姫を作るよりも早いんだそうです。
適正値が低いのに天恵武姫になれてしまったエリスは他の天恵武姫と比較して強度が弱いんだそうです。
中身がスカスカなんだそうですが新しい力を増設する余地が残されているんだそうです。
武器化した時に使える新たな機能を追加できるんだそうです。
調整に一、二年かかると言われてエリスはセオドアと相談してみる事にします。
イングリスはエリスが強くなるのは歓迎していますが長い間彼女と稽古できなくなる事を嫌がっています。

イングリスは武器化した天恵武姫を使う時に生命力を吸収される問題を解決する手段はないのか質問します。
現在は霊素を使えるイングリスと黒仮面だけが生命力を吸われずに天恵武姫を振るう事ができます。
この問題が解決すればイングリスは稽古相手が増えると考えています。
ヴィルキンは天恵武姫の特性上それは不可能だと答えました。
この機能を取り去ったりしたら技公に怒られると言っています・・・少し気になる発言ですね。

イングリスは二つ目の目的だったリンちゃんを元に戻す方法は無いか相談します。
ヴィルキンは技公が不調に陥っているので無理だと答えました?
イルミナスが墜落したのも技巧が不調に陥ったそうですよ。
ヴィルキンから衝撃の事実が伝えられます。
技公は自らの肉体から意識を取り出してイルミナスに移し替えたんだそうですよ。
高度に自動化されているのは技巧が判断して実行されているんだそうです。
天上人は肉体を重視しないのは本当のようだ。

相談の結果エリスは新機能をつけて貰う事になりました。
天恵武姫化の処置を行う場所に案内されます。
そこは地下にありました。
装置を目にしたイングリスが驚いています。
前世で女神アリスティアから教えて貰った周囲の空間と時間の流れが違う石棺がそこにありました。
周囲の空間よりも早く時間が流れているのでイングリスはそこで修行を行いました。
アリスティアも修練場と言っていました。
ヴィルキンから天上領の技術で作ったものではないと教えられます。
どうやら石棺を発見した天上人は中に天恵武姫化を行う機材を運び込んで装置として使っているようです。
イングリスはこのところ前世で関わった存在と出くわす機会が増えたなと考えています。
前世で彼が建国した王国の痕跡が全く残っていない事や女神の存在を感じ取れない事と関係があるのかな?
エリスは強くなって戻ってくると言ってヴィルキンと一緒に石棺に入りました。

イングリス達はリンちゃんをもとに戻せるか診断して貰ってないので技巧の復旧を待つ事にします。
時間が出来たので海水浴していますよ。
ラフィニアが全員分の水着を作ってそれを着ています。
イングリスがなー幼女なんだよねー。
爆乳ちゃんが拝めなくて残念です。
特級印を得たレオーネは複数の魔印武具を使えるようになりました。
ラフィニアとリーゼロッテの魔印武具を借りて試しています。
爆乳レオーネが水着姿で激しく動いていますね・・・イングリスは目の保養をしています。
リゼロッテの魔印武具で翼を生やして飛行してます。
上空からラフィニアの魔印武具で無数の光の矢を海面に放ちました。
これは漁です。
レオーネは大量の魚を釣りあげました。

イングリス、ラフィニア、レオーネは内陸地出身です。
海魚を食べる機会が無かったので喜んでいます。
海辺の町出身のリーゼロッテは懐かしさを感じていました。
海辺で魚を焼いて食べているとマイスという天上人の少年と知り合います。
彼は地上人を見るのは初めてなだそうです。
大量の魚を食すイングリスとラフィニアを見たマイスは地上人は大食いなんだねと理解します。
間違った情報を与えては不味いとレオーネとリゼロッテがあの二人は特別だから。
地上人は大食いでは無いからと教えています。
マイスからイルミナスでは地上人を奴隷として使うのを辞めて久しいと教えられます。
あれ?イルミナスは地上人を召し上げているよね?

暫くマイスと遊んでいたんですがイルミナスに向かって強大な何かが猛スピードで接近してくるのが見えました。
リーゼロッテからこの海域に魚型の虹の王が潜んでいる噂があると教えられたのでイングリスは期待します。
一目散に飛び出していきます。
接近すると飛空艇が魔石獣に追われているのが分かりました。
損傷が激しく墜落しそうになっています。
イングリスは魔石獣をラフィニア達に任せて飛空艇をイルミナスに着陸させる事にします。
その方法が豪快でした。
飛空艇の落下地点に先回りします。
一度受け止めてイルミナスに向かって投擲しました。
一回の投擲では届かないので何度か繰り返します。
最後にイルミナスに乗り込んで受け止める準備を始めます。
そこにヴィルマがやって来ました。
彼女はイングリスを連れ出そうとしますが受け止めると言われ断られます。
ヴィルマはイングリスの非常識な強さを知らないからなー。
説得は無理と分かったのでイングリスと一緒に飛空艇を受け止める事にしました。
無事に飛空艇をイルミナスに軟着陸させる事ができましたがヴィルマの足と腕が変な方向を向いています。
イングリスは無傷だったんですがヴィルマは負傷してしまったようです。
そりゃそうだよねー。
イングリスは慌てますがヴィルマは平気な顔をしています。
彼女は折れた足と腕を切り離しました!!
彼女は機械の身体でしたよ・・・
イングリスは無理強いされて機械の身体になったのを心配しています。
ヴィルマから難病で助からない身体だったんだ。
だから機械化したんだと教えられました。
イングリスは難病で死ぬはずだった人間を救え兵力の補充もできる。
イルミナスは効率的だと感じています。

助けたのはアゼルスタン商会の船でした。
ユーバー・アゼルスタンと名乗る人物がお礼を言ってきます。
聞いたことがない商会だなと思っているとヴェネフィックの商会だと分かりました。
ユーバーは一人の女の子を連れていました。
イングリス達が地上人と分かるとその子が仲間を助けてと懇願してきます。
その子はヴェネフィックの皇女と名乗りかけますがヴィルマに連れていかれました。
ヴィルマは隔壁を閉じて一時間再開放を禁じました。

アゼルスタン商会が奴隷商人の可能性が浮上します。
ラフィニアは皇女の仲間を助け出そうと考えます。
飛空艇に向かうんですが入り口を警備しているイルミナスの兵に止められます。
ラフィニアが抗弁するんですが何の反応を示しません・・・
無理なお願いをしているので暴力に訴えられても仕方ないのですが変ですね。
困っているとユーバーが出てきました。
彼がイングリス達を通して欲しいとお願いすると聞き入れてくれました。
船の持ち主が良いというので従ってくれたようです。

船の中でユーバーからイルミナスにやって来た理由を教えられます。
皇女に天恵武姫の適性が出たので献上しに来たそうです。
彼女が仲間と言っていたのは守ろうとしていた人々の様です。
ラフィニアは仲間を助けたいとお願いしますがユーバーから手遅れだと言われました。
理由を聞くと既にラフィニア達は皇女の仲間と会っていると言われます?
誤魔化されているのかとも思ったんですが違いました。
ユーバーからイルミナスは召し上げた地上人を溶かしてエネルギー化しているんだそうです。
魔素流体(マナエキス)とよぶ状態に溶かして魔導体(マナコート)と呼ぶ模造人間を作るそうです。
ラフィニア達を入り口で止めた兵士がそれにあたるんだそうです。

セオドアやリンの出身地ですし、マイスとの知り合ったのでラフィニアはイルミナスがいい場所だと考えていました。
しかしユーバーから全否定される事になりました。
ユーバーは他の天上領では魔素流体は実用化されていなし。
最も多くの地上人を受け取っているのはイルミナスである。
ここが一番危険な天上領だと教えられます。
イングリスは事実確認をしたいと考えていますが現状では無理でした。
ラフィニアは混乱中です。
ラフィニアはみんなで平和に暮らすのが一番いいと考えています。
目の前で起こっている非道な行いを非難する傾向がありますが全体を考えています。
地上人をエネルギーに変換している事は許せませんが提供を中止するとイルミナスは燃料不足に陥り機能不全になります。
天上人は虹の雨(プリズムフロウ)を浴びると魔石獣になります。
天上領が地上に落ちてしまうと無力な存在に成り下がります。
天上人は労働をしていないそうです。
研究職の人が知的好奇心を満たす目的で活動しているようです。
魔印武具を下賜する代償として食料、領土、人を手に入れています。
地上人たちも魔石獣を倒すには魔印武具を必要としています。
無いと魔石獣に狩られるだけの存在となってしまいます。
天上領と地上は持ちつ持たれつの関係です。
ラフィニアは一方に加担して物事の解決を図っても無意味と気付いたようですね。
イングリスはラフィニアの教育方針に間違いは無かったと感じます。
転生者であるイングリスは自分を傍観者と位置づけています。
この時代の事はこの時代の人が何とかするのが筋だと思っています。
自分はひたすら己の武を極めようとしています。
例外はラフィニアで彼女の望みを叶えるために動くのはありと考えています。
イングリスとしては各勢力による全面戦争を望んでいてもおかしくは無いんだよな。
戦闘力の向上が激しいので彼女が望んでいる強敵が居なくなってしまう可能性も感じます。
まあそうなったらジルドグリーヴァに会いに行って戦えば良いのか。

リンちゃんを救う可能性を知りたいのでラフィニアはイルミナスに留まる事を決めます。
魔素流体の存在を知ってしまったので食事は自分たちで魚を釣って確保する事になっています。
少々飽きてきているようですが空腹に耐えられない二人は夜釣りを行っていました。
イルミナスの中央研究所の辺りで爆発が起こります。
最初は事故かと思ったのですが外部からの攻撃を受けていると分かりました。
イングリスは現場に向かう事にします。
天上人は魔法が使えるのでバカスカ高威力の魔法を放っています。
滅多打ちにあっている敵は倒されたと思ったんですが無傷ですよ・・・
イングリスは強敵の登場に大喜びしていますが驚きに包まれます。
爆発で発生した煙が晴れるとリーゼロッテが出てきました!!
普段の彼女とは雰囲気が変わっていますよ。
年齢も少し上がっているように見えました。
イングリスはリゼロッテが天恵武姫になったと考えます。
後から到着したラフィニアも驚いています。
イングリスとリゼロッテが切り結ぶ事になりました。
リゼロッテの攻撃はイングリスよりも高速で小さな傷を付けています。
適正値が高いと判定されていたのでリップルやエリスよりも強い天恵武姫になったのかもと考えます。
そこに飛空艇に乗ったレオーネとリゼロッテが現れました!!
イングリスと対峙しているのは天恵武姫になったリゼロッテでは無いようです。

リゼロッテは己とそっくりな存在に驚いています。
イングリスが天恵武姫とよぶとあんな粗悪品と一緒にするなと言われました。
イングリスが名乗るとシャルロッテ、大将軍(アークロード)シャルロッテと名乗ってくれます。
礼節は弁えているようですね。
その名を聞いたリーゼロッテが絶叫します。
シャルロッテとは死んだリーゼロッテの母の名前でした。
リーゼロッテは彼女は幼い頃に母親は死んだと教えられてきました。
シャルロッテが母親だと感じたようですよ説得を始めます。
イングリスは自分がリーゼロッテと同じ立場になったら同じことをするだろうと考え見守る事にします。
イングリスはリーゼロッテが母親を取り戻したあかつきには騎士アカデミーの教官になってくれるように説得して貰おうと考えています。
シャルロッテは強いので最高の訓練相手になりますよね。

リーゼロッテが町の名前と父親の名前を告げて思い出して貰おうとします。
シアロト、アルバート・アールシアンと伝えます。
アルバートが入り婿である事も教えました。
イングリス達も初耳情報に驚いています。
アルバートとリゼロッテという名に覚えは無いか?と質問するとシャルロッテに変化が現れます。
不思議と懐かしい感じがしているようですね。
シャルロッテが頭を押さえてふらつきます、リーゼロッテが手を差し伸べようとします。
そこに黄金の斧槍が投げ込まれました!!
リーゼロッテは無防備です・・・致命の一撃を喰らいそうになりますがイングリスが割って入りました。
イングリスは宣言通りにリーゼロッテを注視していました。

斧槍を投げ込んだのは天恵武姫のテイファニエでした。
彼女とイングリスはアルカードで戦いイングリスが勝利しました。
イングリスが幼女化しているのでティファニエは存在に気付いていません。
攻撃を受け止められて驚いています。
イングリスが名乗り不意打ちを咎めますがティファニエは意に介しません。
ラフィニアは激昂していますがイングリスはティファニエとの再戦にワクワクしています。
彼女は天恵武姫らしくない汚い手段を講じるので大きな期待を寄せています。
イングリスとしてはシャルロッテとティファニエ二人を相手取るつもりです。
シャルロッテが余計な事をするなとティファニエを非難しています。
イングリスは仲良くしないと連携攻撃に支障が出るのでは?と心配になっています。
ティファニエは地上で活動していたのでシャルロッテから見ると出来損ないの格下って事のようです。
そういわれてもティファニエは痛痒を感じてないようですね。
結果の出せてないシャルロッテを非難しています。
イングリスは彼女達がイルミナスに接近した方法は何だろうか?と考えています。

そこにユーバーがやって来ました。
二人はユーバーの飛空艇に隠れてイルミナスに乗り込んできました。
ティファニエは教主連合に所属しているので教主連合が三大公の一角に攻め込んできたと言えますね。
ティファニエが準備完了したと言ってきます。
カウントダウンを終えるとイルミナス各地で爆発が起こりました。
破壊工作をしていたようですね。

大工廠が破壊されて中から顔の無い巨人が出現しました。
ユーバーが魔素流体に魔印武具の奇蹟をかけてもたんだと説明してくれます。
彼が魔印武具を所持している事が分かります。
見たところ武器らしき物は持ってないんですが片眼鏡が魔印武具でした。
イングリスは出発前にロシュフォールとアルルから教えられた性格最悪の将軍話を思い出します。
ユーバーと名乗る人物はマクウェル・ロックウェル将軍でした。
皇女を輸送する為にアゼルスタン商会を接収したんだそうです。
大人しくいう事きかなかったので強引な手を使ったんだそうです。
逆らったアゼルスタン商会の人たちも奴隷として運び入れられていました。
今は魔素流体に変換されて巨人を構成しているそうですよ。
非道な行いですなー。
ラフィニアが非道な行いを非難しますが言い返されます。
天上領に対して何もしていないラフィニアに非難する資格はないと言われます。
地上人にとって天上領が脅威であるのは確かです。
問題に対して何の手段も取ってないラフィニアは言い返せなくなりました。

手を動かせば批判できるでしょって理論でイングリスが反撃に出ました。
エーテルストライクを巨人に撃ち込みます。
まさか最大脅威であるイルミナスを攻撃している巨人の邪魔をしてくるとは思ってなかったようです。
慌てて巨人に穴を開けてエーテルストライクを素通りさせました。
流体なので形状は自由に変えられるようですよ。
地上人を裏切るのかって批判にイングリスが持論を展開します。
イングリスは虹の王級の強敵である巨人からイルミナスを守れば恩を売る事ができるかもしれない。
技公と交渉してみると言い放ちます。
やってきたヴィルマに一緒に交渉してとお願いしています。
ヴィルマも技公やヴィルキンを説得すると言ってくれました。
実現性が出てきたんですがね・・・最悪の形で否定されました。
ティファニエが無駄ねと言って微笑んでいます?
賑やかな事になっているねーと呑気な事を言いながらヴィルキンが現れました。
ヴィルマは危険なので早く非難するように伝えますが必要ないよと言われました?
シャルロッテ、ティファニエ、マクウェルが揃ってその場に膝を折ります。
三人は声を揃えて「お迎えに上がりました、ヴィルキン第一博士」と述べます!!
イルミナスの重要人物であるヴィルキンが裏切っているのか?

>>
番外編
ラファエルの特訓
>>
訓練が行われている騎士アカデミーにリップルとラファエルがやって来ました。
二人から訓練に参加させて欲しいと言われます。
リップルが一人でラファエルの相手をするのが辛くなったと言っています。
イングリスが自分よりも強い人と結婚すると宣言したと知ってラファエルは焦ったようですね。
天上人からも求婚されたと知り焦りが加速したようです。
ウトウトしていたユアが覚醒してラファエルに駆け寄ります。
彼女はラファエルの事を「イケメン神様」と呼んでいます。
ユアはラファエルを凝視して目の保養をしようと考えています。
明日からアルカードに派遣されてこき使われると分かっているのでエネルギーを補充したいようです。
ラファエルは竜の牙を持っています。
同格の魔印武具を貰ったロシュフォールが相手をする事になります。
ロシュフォールは訓練を始める前にラファエルに謝罪しています。
アルルも彼に倣って頭を下げていました。
彼女は謝りたいと思っていたんですが言い出せずに困っていました。
ロシュフォールがいいフォローをしていますね。
ラファエルが竜の牙を装備します。
ロシュフォールが流の爪を装備しました。
互いの魔印武具の力を最大限にぶつけ合うと反発しあう事になりました。
吹き飛んだラファエルをユアが見事に受け止めます。
ロシュフォールの事はアルルが受け止めてくれました。
ロシュフォールはラファエルに竜の爪を貸し出し反発する現象を自在に操れるようになる事を勧めます。
イングリスに勝つにはそれくらいできないと無理って事だね。
ラファエルはロシュフォールの好意を受け取ります。
ロシュフォールが別の魔印武具を装備してラファエルと戦う事になります。
リップル、アルル、シルヴァが協力を申し出ました。
ユアがラファエルを放しませんね。
ユアは折角到来したチャンスを放したくないようです。
ユアを説得して訓練を再開するまで暫く時間が掛かりました。
どう言って納得させたのかが気になりますね。
ユアはデートの約束を取り付けたんでしょうか?

成分表
成分含有量(5:多い、1:少ない)
美少女5
戦闘5
恋愛1
ユリユリ2


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