ラノベの感想) 最強魔法師の隠遁計画 第17巻 (HJ文庫)
概略:
フェリシアを見舞うためにアルスとロキが軍病院にやってきます。そこで強敵を倒したソカレント家の継承魔法について教えて貰っています。テンブラムの噂を知っていたフェリシアに応援していると送り出されます。フェーヴェル家に到着したアルスとロキはフローゼとセバスからテンブラムのルール説明を受ける事になります。アルスが想定していたのとは違う形式で争う事が判明しました。勝手にテンブラムを承諾した事をフェーヴェルの分家が非難してきます。彼らはフェーヴェル家の存亡を気にしていました。是非とも自分たちの子女を参加させて欲しいとお願いしてきます。フローゼは参加者の実力をはかるために訓練に参加させる事にします。訓練中にテスフィアの実力を認めさせるイベントをアルスが仕掛けました。
レーベル:HJ文庫
発行日:2023/9/1
著者:イズシロ
イラスト:ミユキルリア
ISBN:978-4-7986-3238-4
雰囲気:お見舞い、魔法談義、お家騒動、訓練、格付け、陰謀、告白未遂
テンブラムの準備の為にテスフィアが実家に帰省する事になります。
心配そうなアリスに見送られて出発しました。
参加者であるアルスはロキを伴いどこかに出かけてしまいます。
テスフィアはアルスがテンブラムまでに戻ってくるのか心配になっています。
アルスはロキを伴い軍病院で療養しているフェリネラのお見舞いにやって来ました。
ロキが豪華な見舞い品を持ってきています。
ソカレント家の後継者であるフェリネラは大人気なようです。
病室には多くの見舞い品が置かれていました。
アルスがフェリネラの見舞いにやって来たのは心配だったという気持ちもありそうですが、彼女が格上の犯罪者に勝利した理由を知りたかったって側面もあるようです。
フェリネラが撃破したミール・オスタイカは通常時の彼女では勝てない相手と考えています。
フェリネラからソカレント家の継承魔法を使ったと教えられ驚きます。
アルスはソカレント家に継承魔法が存在する事に驚いています。
ソカレント家はウィザイストが一代築いたので継承魔法を持っている事に驚いた様です。
フェリネラは父からはアルスにヒントを貰って完成させたと聞いていると言われます。
アルスは記憶を辿り質問に回答していたなと思い出しました。
返した回答は些細なものだったようでウィザイストの執念に驚いています。
継承魔法の内容を聞くとソカレント家に取り込まれそうだと感じてアルスは聞くのを躊躇っている。
フェリネラはアルスとロキならば問題と言って継承魔法を見せてくれました。
彼女の右腕は魔力障壁のようなもので覆われていきました。
【魔装】という系統に属する魔法でした。
纏う事で己の戦闘力を高める事ができるようです。
アルスはその危険さ気が付きます。
フェリネラが使った魔法は魔法師生命を削るもろ刃の剣だそうです。
ミール戦でそれを使ったのでフェリネラは長期の休養を余儀なくされています。
フェリネラは【魔装】を使えるようになる為に幼少期から魔力的な意味で体質を改造していったそうですよ。
大きな苦痛を伴う行為で幼いフェリネラはそれを乗り越えたのね。
これは意外な過去だったね。
フェリネラは優雅な雰囲気を纏っているので暗い過去なんか持ってないと思ってたんですけどね。
フェリネラはテンブラムについて言及されました。
三大貴族でる彼女は当然噂に聞いて知っていました。
興味津々なようですね。
ソカレント家はどちらにつく気もないようです。
ウームリュイナ家が不味い状況に追い込まれているので組むならフェーヴェル家だろうけど。
応援しているとフェリネラに送り出されます。
アルスとロキが転送陣でフェーヴェル家がある地域に転送されてきます。
到着時間を先方に知らせてなかった事に気が付きました。
テスフィアに連絡しようと考えるんですが連絡手段である通信装置を荷物に入れて預けてしまいました。
困っている二人の前にテスフィア付きのメイド、ミナシャが現れます。
彼女は当主のフローゼ(テスフィアの母)に命じられて2時間前から待っていたんだそうです。
見上げた忠誠心にアルスは驚いています。
ミナシャの運転する魔動車(魔法で走る車みたい)でフェーヴェル家に向かいます。
発進して直ぐにアルスとロキは恐怖を味わう事になりました。
なんというかミナシャは運転すると性格が変わる人だったようです。
慣れた道ですからと言って猛スピードで走りだしました。
到着したアルスとロキを執事のセルバが出迎えてくれました。
ゲッソリしている二人を見てミナシャが暴走運転したんだと気付き謝罪してくれました。
アルスとロキは逗留する離れの部屋に案内されました。
続き部屋になっていてアルスの部屋の奥にロキの部屋があるようです。
フローゼの準備が整うまで待って欲しいと言われました。
フローゼはウームリュイナ家からテンブラムを挑まれたと聞いて押し掛けてきた分家の相手をしていました。
彼らは一様にテスフィアに魔法師としての資質に難ありと考えています。
分家に何の相談も無しにテンブラムを受けてしまったフローゼを糾弾してきます。
フェーヴェル家の当主は直系の子女で秘匿魔法を収めた秘継者(エルトラーデ)である事が望まれています。
継承魔法を習得するのは困難で歴代でも習得できた者は数名しか居ません。
フローゼもエルトラーデには成れていません。
彼女は軍での実績を持って周囲を黙らせて当主になった経緯があります。
フローゼに色々と文句を言ってきますが分家の人たちはフェーヴェル家に反意を持っている感じはしません。
彼らは当主のフローゼではなくフェーヴェル家に忠誠を誓っているようですね。
フローゼに意見するのはフェーヴェル家を守りたいからのようですよ。
分家の党首は自分の子供を連れてきていました。
テンブラムに参戦してお役に立てて欲しいと言っています。
フローゼはテスフィアに成長した姿を見せて貰おうと期待して彼らの子女を訓練に参加させる事を決めます。
待っている間にアルスとロキはテスフィアに似ている少女を目に止めます。
この少女がテスフィアに対して強烈なライバル感情を持っていました。
自分の実力がエルトラーデとなり得るか知りたいとの思いも持っています。
分家に生まれたってだけで継承魔法を伝授される資格が無い事に不満を持っていました。
まあ貴族社会では不遜な考え方ではあるようです。
疲れた様子のテスフィアがアルスとロキを呼びにきました。
ロキが鋭い攻撃をしてきます。
暫く見ない間に老け込んだと言っています。
不断のテスフィアなら烈火のごとく言い返すんですが今は元気がありません。
アルスは単純なテスフィアがテンブラムを乗り切れるのか集中力を失わないか心配になっています。
フローゼとセルバからテンブラムの詳細なルール説明がなされます。
アルスとテスフィアが古い形式のテンブラムを想定して準備を進めていました。
フローゼからウームリュイナ家が提示したのが現代的な形式の【宝珠争奪戦】という競技だと知らされます。
折角覚えた古式の知識が無駄になったとテスフィアが嘆きます。
【宝珠争奪戦】とはミネルヴァに似せて作られた宝珠から守護者(ガーディアン)と呼ばれるアバターを召喚して行われます。
召喚した守護者で宝珠を守ります。
敵の宝珠を奪い封印したチームが勝ちというチーム戦です。
アルスは直接戦闘を想定していたので肩透かしを喰らっています。
また大戦中は魔力と魔法を制限する腕輪を装着する事になります。
これは腕輪に登録されたレベルの魔法しか使えない事を意味します。
高威力な魔法が使えたとしても腕輪に登録された規定値を超える威力の魔法は発動が阻害されます。
受けた攻撃は腕輪がダメージを計算して参加者が持っているヒットポイントが減る事になります。
協力な攻撃で意識を奪うって戦い方はできないのね。
戦闘ではなくゲームとして成立しています。
アルスの強さが封印されました。
アルスと敵対する事になるのでアイルは対策を施してきたね。
参加資格はフェーヴェル家に縁のある者と指定されているのでロキは出場できないと判明しました。
アルスの役に立つと張り切っていたのが参戦不可と聞かされて嘆いています。
アルスは助っ人枠として参戦が許されています。
賭けの対象にアルスの所属も掛かっているので当事者だから当然か。
セルバは腕輪の存在が邪魔になり参戦する事ができないと分かりました。
彼の使う魔法糸は魔法式の構成が複雑すぎて腕輪が発動を阻害すると判明しました。
戦闘経験豊富な彼が参戦できないのは大きな痛手ですね。
チームは指揮官(テスフィア)と20名で構成されます。
翌日からの訓練でメンバーを選考する事になりました。
フローゼがシスティに頼んで助っ人を用意していると教えてくれます。
誰でしょうねーアルスはシスティには貸しがあるので早速返してくれるんだなと納得しています。
期待できそうですよ。
フェーヴェル家で出される食事は極上でした。
ロキがレシピを教えて貰おうと言うほどのできでした。
フェーヴェル家の裏に広大な訓練場がありました。
どこまでが訓練場の敷地内なのか見通せないほどの広さを誇っています。
流石三大貴族ってところですね。
テスフィアが広すぎて持て余し気味なんだと吐露しています。
嫌味に聞こえないのが彼女の人徳だな。
テスフィアに連れられて訓練場にやって来たアルスとロキに奇異の目が向けられます。
分家の参加者はテンブラムはフェーヴェル家縁の者だけで戦うべきと考えているようです。
フローゼが自ら招いて助っ人として参加してもらうと紹介すると態度が豹変します。
一人を除いて好意的に迎えられる事になりました。
アルスとロキを認めなかったのはテスフィアに似ている少女でした。
彼女は血筋的に一番フェーヴェル家に近いヴェルデール家の娘です。
テレシア・ヴェルイデールです、と慇懃な挨拶をしてきました。
部門の家と言われるハンブローデンの長子ローデリヒが挨拶してきます。
ローデリヒはアルスとロキに友好的な態度で接してきました。
この二人は分家の子女の中でも最有力な存在でした。
フローゼは集まったメンバーを二つに分けて模擬戦をする事にします。
アルスはテスフィアとテレシアと同じチームになります。
ロキはローデリヒと同じチームになりました。
作戦を決める事になるんですがテスフィアとテレシアの対立が表面化します。
テレシアは分家として主のテスフィアの間違いを指摘しているつもりのようですがチームは空中分解しそうです。
敵チームはローデリヒが指揮官をしています。
メンバーの特性を生かした攻撃を仕掛けてきました。
ロキを単身で突撃させてきます。
ロキはアルスに挑んてきましたよ。
自分の実力を試したかったのかもな。
ロキの攻撃をアルスは軽くいなしています。
奇襲に驚いてテスフィアチームのメンバーが固まってしまいます。
ロキが得意の雷系魔法を放ってきました。
メンバーは緋弾してしまうんですが気絶する事はありませんでした。
装着している腕輪の機能で受けたダメージが中和されています。
腕輪が計算する各人のダメージ値が減る事になりました。
アルスは腕輪の機能を一つ一つ確認していく事にします。
負けても良いと考えていますね。
これがテレシアには不満だったようです。
ロキは張り切り過ぎて途中から模擬戦への参加を禁止されてしまいます。
不満ですと零すロキにアルスがやり過ぎだと諭しています。
ロキの強さを前面に押し出した訓練ではメンバーの特性を生かした作戦を建てられないと言われてしまいます。
消沈しているロキにアルスがさり気ないフォローを入れています。
アイルが何か仕掛けてくるはずだからロキには警戒を頼みたいとお願いしています。
アルスにお願いされてロキは嬉しそうにしています。
ロキに対する気遣いをするようになっているな関係性の変化があるような?
テスフィアに対する反論が度を越したと判断したアルスはテレシアを挑発します。
挑発してテスフィアとの一騎討をさせる事にします。
テレシアは分家が本家を攻撃できないと固辞しますが怖いのか?と挑発すると乗ってきます。
テレシアは一族の中でも天才と言われています。
テスフィアよりも早い段階でアイシクルソードを使えるようになりました。
テスフィアはテレシアは自分よりも強いかも?と恐れいます。
テスフィアが弱腰と分かりテレシアが調子に乗りますね。
賭けを行う事を提案してきました。
自分が勝ったら本家の子女しか持つ事許されないキクリ(テスフィアのAWR)を握らせて欲しいと要求してきました。
テレシアはキクリを握る事で自分にエルトラーデとしての資質があるのか試したいと考えています。
テスフィアが拒むと、負けたら魔法師を引退すると言ってきました。
テスフィアは自分に何のメリットも無いと断ろうとします。
アルスはここで勝てば継承者候補としての地位を確立できる。
煩い分家を黙らせる事ができると言ってテスフィアを促しました。
これは分家を黙らせるチャンスと認識させます。
決闘が始まると自分の方が強いと思っていたテレシアは驚愕する事になりました。
テスフィアの使う魔法はテレシアの使う魔法よりも威力で上回っていました。
対人戦闘も経験しているのでテスフィアが見事な戦いぶりを示します。
アルスは当然て顔で見てますね。
テスフィアはアイシクル・ソードの他にゼペルやニブルヘイムを使いました。
どちらも高ランクの魔法で学生身分のテスフィアが使っている事に驚嘆しています。
テレシアも独自に開発した魔法を放ってきました。
テスフィアの魔法がそれを切り裂き勝ちました。
負けた事でテレシアはテスフィアの強さを認めます。
戦闘中にテレシアはテスフィアの姿に歴代最強と言われる人物の姿を重ねていました。
テスフィアとの格の違いを理解した彼女の態度が豹変します。
主を支える従者としての立場を取ってきました。
約束通り魔法師を引退すると言ってきました。
テスフィアが絶対に認めないと言い聞かせますが聞き入れないな。
真面目で一本気な性格のようです。
テスフィアがフローゼに頼んで第二魔法学院に通えるようすると言うと考えを改めます。
テレシアはテスフィアの従者として傍に仕える事の有用性に気が付きました。
乗り気になり家を通してフローゼに頼んでみると言いだします。
アルスとロキは厄介な事になったと苦い顔をしています。
うーんアリスとぶつかる事にならないと良いけどね・・・
従者を自覚したテレシアが早速テスフィアの援護射撃を始めました。
テスフィアがアルスに気があると知ると第二夫にする事を進言してきます。
次期当主となるテスフィアには子孫を残す責務があるので一妻多夫は有だと言ってます。
どこの馬の骨とも知れないアルスは第二夫にするべきと主張します。
フェーヴェル家に婿入りするのが当然て話しぶりでした。
アルスが第一位と知らないので恐れしらずですよ。
アルスはフェーヴェル家に入るモノか馬鹿にするな、と憤りを示します。
テレシアの言い方が気に入らないアルスは少しだけ実力を見せる事にします。
火系の上位魔法を使って小さな太陽を生み出しました。
焙られたテレシアは平伏する事になっています。
アルスの否定の仕方にテスフィアが文句を言ってきます。
テスフィアの夫になんかならないと言われたように感じました。
ロキがテスフィアを擁護してきます。
対人関係が絶望的なままでは周囲に誰も居なくなってしまうと危惧しています。
途中で誰も居なくなればアルスの傍には自分だけになる、それも良いかもって邪心を抱きますが堪えています。
ロキはこの機会にアルスに女性に対する接し方を改めさせようとしています。
軍隊の作戦行動を例にだして説明していました。
少しだけですがアルスもこのままでは不味いかと思ったようです。
アルスに意見を通す事ができるのでロキへの信頼感は大きいようだ。
やはり彼女がアルス争奪戦では一歩リードしている?
アルスの計らいでテレシアとテスフィアの関係が改善したと知ったフローゼとセルバはご機嫌です。
テスフィアの資質に疑問を持っている煩い分家を黙らせる事ができたのでそれは喜ぶよね。
アルスはフローゼとセルバに踊らされていたのかも?との疑念を持ちます。
フローゼはアルスをテスフィアの婿に迎えたいと本気に考え始めているのかも知れないな。
テスフィアとテレシアが仲良くなったので陣営の雰囲気は良くなりました。
団結して勝利を目指し訓練に励んでいます。
アイルはテンブラムの準備は終わっているようです。
開催まで時間を持て余している様子です。
過去を振り返っていますよ。
彼はウームリュイナ家の次男です。
本来であれば兄ロイドが後継者になるんですがアイルは幼い頃から人心掌握術に長けていました。
観察眼が優れていたので相手の考えを読み言葉巧みに見方を増やしていきます。
まずは屋敷のメイドを手懐ける事から始めます。
彼女達の望む答えを返して味方にして行きました。
モロテオン(当主でありアイルとロイドの父)が重用するメイド長を味方に行き入れました。
メイド長からモロテオンに次期当主としての自覚を持って貰うためにロイドとアイルに傍付きメイドを選んで貰おうと提案します。
モロテオンはその提案に乗ってしまいます。
メイド達にどちらの傍付きになりたいか選ばせる事になります。
驚きの結果が出ました。
全員がアイルの傍付きになりたいと表明します。
ロイドが愕然としています。
モロテオンもこの結果を受けて次期当主候補にします。
アイルからフェーヴェル家のテスフィアを手懐けてフェーヴェル家を傘下に加える計画を打ち明けられます。
モロテオンは自分が考えていた計画と同じことをアイルが考えていたと知り彼の行動を認めます。
アイルは少しずつ権力を掌握していったようですね。
軍を引退したフローゼは貴族社会での地位を築こうとして三大貴族間の会合に積極的に参加していました。
後継者のテスフィアも連れてきていたのでアイルとテスフィアが会う頻度も高くなりました。
アイルはテスフィアの洗脳を始めます。
どうもアイルには逆らえないと思わせる事に成功したようですよ。
テスフィアはアイルに言われるままに婚約の書類にサインしてしまいます。
アイルは割と簡単だなという感想を持ちます。
婚約してしばらくたってからフェーヴェル家から婚約破棄を言い渡されます。
アイルは驚きますが自我が形成される過程で洗脳が解けたと考えます。
アリスと出会った事でテスフィアの心境に変化が生じたようです。
アイルは引き下がる事にします。
深層心理にアイルに逆らえないという種を植え付けたので問題は無いと考えていました。
アイルは護衛のメイドを持つ事にします。
選ばれたのはウームリュイナ家を護衛している分家のシルシラです。
彼女も思考を読まれてアイルに心酔させられてしまいます。
アイルは自分の考えに共感してくれる同士を求めました。
見つけたのは魔法師狩りと恐れられているオルネウスという犯罪者です。
アイルは自分が考えている国盗り計画を打ち明けました。
オルネウスは面白いと感じて同士となります。
アイルはシセルニアと会った事がありました。
初対面でシセルニアはアイルの本性を見破ります。
アイルを下らない存在と見下しているようでした。
アイルはシセルニアが元首になったと知り大喜びしています。
彼女から国を奪うとってやるとの目標を掲げました。
アルスを手に入れようとしているのはシセルニアから武力を奪う為のようですね。
それと強い者への憧れを持っているような気がします。
順調にアイルの計画は推移していたんですがロイドが馬鹿な真似をしでかし失敗しました。
ダンテ達をウームリュイナ家の別荘に匿うという愚かな行為をしてしまいます。
最初にダンテ一派との繋がりを持ったのはアイルでした。
手を組むのは危険を判断し繋がりを絶とうとしたんですがロイドの執事に接触されました。
ロイドは権力を奪われて反撃の機会を伺っていたようです。
モロテオンがロイドへの愛情から処断できない事が原因でした。
アイルは【ケミカルブースト】という麻薬の製造も行っています。
ウームリュイナ家の重要な資金源になっています。
【ケミカルブースト】の原料が奪われて【アンブロージア】が作られたみたいです。
脈絡みでもシセルニアに睨まれています。
ウームリュイナ家は色々とやらかしていますねー。
このままではウームリュイナ家は国への裏切り行為が露呈します。
起死回生を図りフェーヴェル家にテンブラムを仕掛けてきたようですね。
アイルはまだ何とかできると考えているようですよ。
アルスを手に入れて武力で問題を解決しようと思っているようだ。
アルスがテンブラムに参加した理由としてアイルの思考に興味を持ったからです。
アルスがアイルの考えに賛同する事は無さそうですけどね。
どんな事を考えているのか知りたいって意味が強そうですから。
絶対に負けられない状況のようだから必勝を期す秘策を用意してそうだよね。
ウィザイストを仕留められなかったのでノワールはモルウェールドに折檻されたようです。
モルウェールドの家にエインヘミル教団のシルベット大主教がやって来ます。
二人は癒着しています。
モルウェールドがエインヘミル教団のアルファ進出に手を貸して賄賂を受け取っています。
ベリックを蹴落とし軍部を掌握したいと考えているモルウェールドはアルスの切り離しを考えます。
テンブラムでウームリュイナ家に協力する事にします。
審判役としてシルベットを送り込む事にします。
見返りとして自分が権力を掌握したらエインヘミル教団に外界の探索権を与えると言っています。
見返りに魅力を感じたシルベットは引き受ける事にします。
テンブラムの前日の夜に飲み物を頼もうと廊下に出たアルスがテスフィアに遭遇しました。
彼女は眠れないので散歩をしていたと言っています。
テスフィアに誘われ屋敷の端にあるテラスに向かいます。
二人きりのテラスでテスフィアが勇気を振り絞って求婚めいた発言をしてきました。
フェリネラほどの覚悟が決まっていないのか明言は避けていますね。
ここでグイッと行けないのがテスフィアらしさか・・・
アルスにテスフィアの雰囲気が普段と違うと思わせる事はできました。
アルスは今のテスフィアにはそんな事を言っている余裕は無い。
負けたらアイルと婚約する事になるんだぞと指摘します。
アルスに自分の想いが伝わっているかイマイチ分からない状況ですが気持ちを伝えられて満足なようです。
彼女にしてが頑張ってお姫様抱っこを要求してきます。
アルスは仕方ないなって感じで彼女の部屋まで運んであげました。
少しはロキやフェリネラとの差を埋められたんだろうか?
テスフィア自身がロキとフェリネラに遅れを取っていると自覚的になったのはいい点だな。
積極的にアプローチすればアルスを伴侶とし家を継いで強い魔法師になるって願いも適うかもしれないぞ。
成分表
成分 | 含有量(5:多い、1:少ない) |
美少女 | 5 |
戦闘 | 4 |
訓練 | 5 |
恋愛 | 3 |
ハーレム | 3 |
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