ラノベの感想) ストライク・ザ・ブラッド APPEND4 (電撃文庫)


概略:
絃神島の地下にある方水設備に幽霊が出ました。
古城と雪菜が調査に向かいます。
罰則で彩海学園のプール掃除をさせられている古城を雪菜が手伝っています。
暑かったので浅葱が怪談を聞かせろと要求してきました。
古城が死んでから生き返るまでの間に見ていた夢の話をする事になります。
古城の部屋に幽霊が出没するようになります。
雪菜に除霊を頼む事にしますが意外な事実が判明します。
紗矢華が獅子王機関の新装備を持って古城の前に現れます。
効果のほどを試す事になり古城が幸せになります。
古城と雪菜と雫梨が激辛メニューに挑みます。
雪菜と雫梨が張り合っています。
雪菜が有給休暇を申請して半日姿を消します。
凪沙が古城と雪菜に心理テストを行います。
睡眠不足に悩む古城が雪菜に催眠術をかけて貰う事になり悲劇が発生します。
浅葱と矢瀬が絃神島の財政難に喘いでいます。
古城が雪菜の部屋で試験勉強をみてもらう事になります。
海水浴に来た古城と雪菜がイチャイチャしていますよ凪沙が呆れています。
未来視の訓練中に居眠りした紗矢華が幸せな未来を見る事になります。
古城と浅葱が那月と一緒に怪しい活動をしています。
溺れた古城を雪菜が助けてくれます。
聖鳥環礁の新総統はヤバ目のストーカーです・・・彼女古城にべた惚れしています。

レーベル:電撃文庫
発行日:2023/10/6
著者:三雲岳人
イラスト:マニャ子
ISBN:
雰囲気:未来、プール掃除、不死性の謎、中に出た、雪菜の欲、新装備、激辛チャレンジ、喪失感、心理テスト、催眠術、財政難解消、試験勉強、日焼け止め、未来視、匂わせ、天使、ストーカー

>>
第一話 人工島の落日
>>
古城、雪菜、凪沙、アヴローラが浅葱に呼び出されマゾ部の部室に来ていました。
浅葱が来るのを待つ間に凪沙がアヴローラの髪を結んで遊んでいます。
アヴローラは自分で制服のネクタイを結ぶ練習をしていました。
綺麗に結べてご満悦になっています。
浅葱が大きな段ボール箱を抱えてやって来ました。
古城に那月ちゃんが呼んでいた、警察関係の話だと思うと伝えてきます。
古城は厄介事に巻き込まれると警戒しながら那月の元に向かいます。
古城が部室を出ると浅葱が後ろ手で鍵を掛けました。
警戒感を強める雪菜に裸を見られると嫌でしょと言ってきます??
浅葱はオーバーメイドドレスを作る為に採寸させて欲しいと言ってきます。
凪沙と協力して雪菜とアヴローラを脱がす事になりました。
スマホのカメラを使って雪菜の採寸をしています。
理由を聞いた雪菜に浅葱が不機嫌そうに答えてくれます。
他の魔族特区からパーティに招待されたので舐められないようにオーダーメイドドレスを作るんだそうです。
凪沙とアヴローラも連れて行く事になるそうですが雪菜が危険ではないか?と伝えます。
浅葱が不機嫌そうに古城がアヴローラをパートナーに選んだんだ、一瞬も迷わなかったと教えてくれました。
雪菜は古城がアヴロオーラを恋人と考えていると邪推して落ち込んでいます。
古城が那月の執務室に入ると雫梨が泣きついてきました。
雫梨は出た出たと涙目で訴えてきます。
古城は彼女がお漏らしをしたんだと勘違いして替えのパンツの心配をしています。
雫梨から幽霊が出たんだと教えられます。
絃神島で民間攻魔師をしている宮住瑠偉と天瀬優乃が人工島管理公社から調査依頼を受けました。
雫梨はそれに同行して幽霊を見たんだそうです。
瑠偉と優乃は那月の元に報告書を持ってきました。
話を聞いた那月は雪菜の雪霞狼が有用だと考えました。
那月の所属する攻魔局と獅子王機関は不仲なので直接雪菜に依頼するのは躊躇われます。
そこで古城を利用する事にしたそうです。
古城の監視役の雪菜が勝手に付いてくる事を期待しています。
古城はアイランド・サウスの地下構造部にある大規模な放水設備の調査に向かう事になりました。
話が終わると那月は古城を元の場所まで送ってくれます。
空間転移の魔術でマゾ部の部室に転移させました。
丁度その時雪菜達は着替えの途中で半裸だったんだよね・・・
古城は覗きを咎められて浅葱に折檻されました。
雪菜の下着姿を拝み浅葱に折檻されるという高レベルなご褒美プレイをしています。
古城と雪菜は放水設備に到着しました。
古城が幽霊の存在にビビっているのが雪菜には面白いようですね。
クスクス笑っています。
雪菜は雪霞狼があるから問題ありませんと自信を見せていました。
大量の幽霊が出現します、雪菜が雪霞狼で祓おうとしたんですが効果がありませんでした?
魔力によって顕現している存在ではないと分かりました。
更に調査を続ける二人は地上に出ました。
そこで信じられない光景を目にする事になります。
アイランド・サウスは廃墟となっていました。
住民も誰も居ないので絃神島が滅んでしまった可能性が出てきました。
長期戦になると見てスーパーで食料の確保をする事にします。
そこで運よく間詰めを発見するんですが消費期限を確認して驚きます。
作られたのが古城たちの時代から20年後だと分かりました。
二人は時空転移現象に陥ってしまいました。
それが分かっても古城が呑気にしているのを雪菜は不審に思います。
古城は浅葱や那月が救助に来てくれるだろと軽く考えていました。
アヴローラに関しても心配していませんでした。
雪菜が若干混乱しています?恋人と離れ離れになるのに無関心??と思っているようです。
轟音が鳴り響いたので二人は外に出てみます。
巨大なスライム型魔導生物が出現して雪菜が呑み込まれてしまいます。
古城の目の前で雪菜の征服が溶かされて行きました。
雪菜はパンツ一枚になってしまいます。
古城は魔力を吸い取る拳獣を呼び出しスライムを倒しました。
助け出された雪菜は古城のパーカーを借りて羽織る事になります。
パンツの上にパーカーですエロ過ぎるでしょ・・・
二人の前に巨大な四角形のゴーレムが現れます。
ゴーレムが破壊活動を始めました。
彩海学園を破壊しようとしているので古城と雪菜は全力攻撃を行います。
ゴーレムを破壊しようしている二人の前に意外な人物が現れ二人を止めに入ります。
現れたのは未確認魔獣騒ぎの時に出会った偽雪菜でしたよ。
偽雪菜からゴーレムを壊した事を咎められました。
古城と雪菜はゴーレムを敵対組織の攻撃と考えていたんですが違うと教えられます。
アイランド・サウスは耐用年数を過ぎたので撤去作業をしているんだそうです。
住んでいた住民は新しい人工島に移住済みだそうですよ。
絃神島が滅んだわけではないそうです。
偽雪菜が雪菜がセクシーな格好をしている事を訝しんできます。
スライム型の魔獣に捕まって制服を溶かされたと教えるとアザトイと言われます。
わざとやったんじゃないの?と疑われています。
古城は偽雪菜が雪菜の姉妹なのかと考えます。
偽雪菜と雪菜の二人から察しの悪さを咎められます。
偽雪菜が雪菜をママと呼んでいるので彼女は雪菜の娘のようですね。
吸血鬼の真祖に匹敵する魔力を持っているので古城と雪菜の娘と考えるのが妥当なんですが古城はそこに辿り着けません。
偽雪菜が古城にベタベタ張り付いてくるので雪菜が不機嫌になっています。
我慢の限界に達した雪菜が雪霞狼で攻撃してきます。
偽雪菜は虐待だと訴えますが古城から離れないので雪菜を挑発する結果になっています。
偽雪菜は自分が一度時空転移したので古城と雪菜の時代に繋がり易くなっていると教えてくれいました。
二人を元の時代に送り届ける事はできると言ってきます。
直ぐに送り届ける事もできるけど問題があるそうです。
肉体以外の転移は難しいので転移先で二人は全裸になると言われて雪菜が拒否しました。
この時代に転移してきた放水路から帰る事になります。
雫梨が見た幽霊はアイランド・サウスが持っている記憶でした。
廃棄されるアイランド・サウスの走馬灯だそうです。
アイランド・サウスは付喪神になっていたようですね。
別れ際に偽雪菜が可愛い娘の為に名前を考えておいてねと古城に耳打ちしました。
これで古城は偽雪菜が自分の娘だと分かったようです。
しかし雪菜に伝える事はできませんでした。
雪菜は偽雪菜に対抗しようとして腕を組む事を要求してきました。
偽雪菜は自分よりも乳がデカかった事を思い出して手を繋ぐに留めました。
雪菜は古城はアヴローラを恋人と思っているのっで自分の娘の筈は無いと言いだします。
古城はアヴローラが家族になる事を教えてあげます。
古城の両親は養子縁組を行いアヴローラを娘にするようです。
古城はアヴローラは姉になると言っています。
古城はパーティーに連れていくパートナーにアヴローラを選んだのも家族だからでした。
古城がアヴローラを姉か妹と認識していると分かり雪菜は安心しています。
そこに雫梨と浅葱が現れます。
雫梨が心配だと煩いので救助に来たんだと言っています。
浅葱は完全防備を整えていました。
浅葱は雪菜がセクシーな格好をしている理由を知りたがっています。
雫梨は幽霊の正体を知りたがっています。
古城と雪菜は何があったのか説明する事になります。

>>
特典SS1 魔族特区ではよくあること
>>
授業をサボった古城は那月からプール掃除を言い渡されます。
雪菜は古城を手伝う事にしたようですね。
水着に体操服を装備して掃除を手伝っていました。
古城が頼まれたのは巨大なブヨブヨした怪生物退治でした。
雪菜がブヨブヨに取り込まれてしまいます。
騙したなという古城に向かって那月は人聞きの悪い事を言うなと言い返してきました。
怪生物の出現など絃神島では日常茶飯事です。
ブヨブヨは水着を溶かすだけだから安心しろと言っています。
雪菜の水着が溶けたようですね。
こっちを見るなと古城を威嚇しています。

>>
第二話 真昼のちょっと恐い話
>>
古城、浅葱、雪菜、矢瀬が喫茶店で話していました。
帰る事になるんですが外は暑すぎるので浅葱が恐い話してとお願いしてきます。
喫茶店を出る前に怪談を聞いて寒い気分になろうとしています。
何度も死んでいる古城が死んでいる間に見た夢の話を始めました。
臨死体験のように思えると浅葱が興味を持ちます。
古城は死んでいる間に夢の世界で女神に頼まれて魔王を倒し世界を救っていた事を話しました。
女神はたくさん存在して乳の大きさはまちまちだったそうですよ。
矢瀬が興味を示しますが浅葱から冷たい視線を送られています。
女神は古城を監視すると言って旅に同行していたと教えられました。
なんか雪菜に似ていますね。
矢瀬は女神と二人で野宿していたと聞いて羨ましそうにしていますよ。
女神とイチャイチャしていたと知った雪菜の機嫌が悪くなります。
古城は二人きりではなく巫女や女騎士が居た事を教えました。
美女たちとパーティーを組んでいたと知らせると雪菜の機嫌が悪化していきます。
毎回夢の中で世界を救いご褒美として女神が生き返らせてくれたそうです。
それを聞いて浅葱と矢瀬が興奮しています。
真祖の不死性が女神によってもたらされているのかも。
大発見だと興奮しています。
夢の中でも古城は第四真祖の力を使えたそうです。
拳獣を使って敵を倒していたそうですが強敵も存在して何度も死にかけたそうです。
そこで仲間の巫女や女騎士の血を吸って生き返ったそうですよ。
夢の中で他の女の子達と吸血行為をしていたと知った雪菜の怒りが最高値に達しています。
雪菜が静かなる怒りを示し始めたので周囲が寒くなりました。
雪菜の機嫌が悪化した事を恐れて浅葱と矢瀬は古城を残して帰ります。
古城は雪菜に折檻されるんでしょうか?

>>
第三話 彼女の中の・・・
>>
古城と雪菜がモノレールの駅構内で、出ちゃったって、中にですか?
それって昨日の夜の話ですよね。
どうして黙っていたんですか!?
中に出たって言ってもちょっとだけだし、と不穏な会話を始めます。
雪菜が俯いて不安気な表情を浮かべているので周囲の人々はギョッとしていますね。
そこに話が聞こえた凪沙が真っ赤な顔してやってきます。
雪菜ちゃんの中に出すとか出さないとか、二人はいつから、そんな関係に?と詰問してきました。
雪菜は自分たちが際どい会話をしていた事に気付きません。
さらっとこんな場所で幽霊の話をすべきではなかったと反省しています。
古城の部屋に幽霊が出たと聞いて凪沙が恐怖に震えます。
凪沙は幽霊とかが怖いようですね。
自宅に帰るのは怖いので深森(母親)の研究室に向かいます。
古城と雪菜だけが暁家に帰宅して雪菜が除霊作業を行う事になりました。
古城は雪菜に除霊なんてできるのか?と心配そうにしています。
雪菜は雪霞狼があるので問題無いと請け負っています。
女の子の声が聞こえてきました。
雪菜が雪霞狼と振るって除霊を始めました。
雪霞狼が幽霊の女の子を捉えるんですが祓う事はできませんでした。
祓うどころがパワーを与えてしまいます。
それまでぼんやりしていた姿が明確になりました。
現れたのは雪菜にそっくりな幽霊でした。
幽霊は強い霊力を持っている雪菜のストレスが生み出したレイスであると判明します。
レイス雪菜が古城に抱き着いてきて甘えてきました。
古城と離れたくない、置いて行かないで、と言ってますね。
古城が恩来島に囚われ三日ほど現実世界から消えていた事が雪菜のストレスとなりレイスが出現したようです。
頭をナデナデして欲しいとか抱っこして欲しいとか言っています。
嫉妬に駆られた雪菜は古城から離れろと激昂して掴みかかりますがレイスなので素通りして掴めません。
古城は雪菜から聞いていたレイス出現の原因を取り除く事にします。
レイス雪菜の要望を叶えてあげる事にしました。
雪菜の頭をナデナデし始めると満足したレイスが消えました。
古城は除霊は完了したと考えますが雪菜が満足しませんでした。
彼女はこの機を利用して己の欲求を満たそうとしたようです。
再びレイスが出現するのを防ぐために古城に抱っこを要求してきました。
いつになく雪菜が強硬姿勢を見せるので古城が折れます。
ソファーに座った古城の膝の上に雪菜が乗ってきました!!
古城は雪菜の良い匂いと柔らかさを感じて吸血衝動に駆られています。
ガブッと行くかと思ったんですが数々の除霊グッズを持った凪沙が帰ってきました。
彼女は除霊を手伝うために深森から除霊グッズを貰ってきたそうです。
古城の膝の上にのる雪菜を見て怒りが吹き上げました。
古城と雪菜は除霊行為の一環なんだと弁明しますが聞き入れては貰えません。
正座させられ反省を促されたようです。

>>
第四話 獅子王機関の新装備
>>
古城は凪沙と雪菜と絃神島の海水浴場に来てきました。
凪沙と雪菜は泳げるようですね、海で泳いでいました。
泳げない古城は浜辺で蟹の観察をしていました。
凪沙たちの付き添いでやって来ていると考えて良さそうです。
そこに獅子王機関の新装備を装着した紗矢華がやって来ました。
雪菜と凪沙だけが泳いでいると聞いて古城が泳げないと理解します。
吸血鬼が流れる水を渡れないのは迷信なんだけど?と揶揄っているようですな。
雪菜を追って此処まで来たのか?と古城がやり返すと師家様に頼まれて新装備のテストをしに来たと言い返してきました。
第四真祖に対して強力な精神攻撃力を持っているそうですよ。
新装備とは紗矢華が着ているビキニの水着でしたよ・・・
どう?と聞かれて古城は似合っていると答えます。
古城の目には高い攻撃力を有している装備には見えませんでした。
紗矢華は嬉しそうですね。
照れも入っているのか装備の確認を始めます。
師家様からは破壊力があり過ぎるので人目の無いところで使用しろと注意されたそうです。
紗矢華がビキニの肩紐に手を触れるとビキニの上がとれました・・・
紗矢華の乳が丸出し状態になったようです!!
古城は目を見開いたまま硬直しました。
確かに第四真祖に対して絶大な破壊力を持っていましたね。
乳を丸出しにしてしまった恥ずかしさから紗矢華の回し蹴りが古城に炸裂します。
古城は海に飛んで行き溺れかける事になりました。
紗矢華に助けられます。
話を聞いた雪菜は不思議そうにしていますね。
古城が海に落ちた理由が分からないようです。
紗矢華に見とれて足を滑らせたんですか?と聞いてきます。
古城はもうそれで良いよと投げやりに答えました。
見惚れていたのは本当です。
紗矢華が小声で責任とりなさいよと呟いています。
古城に聞こえるようにアピールしないと意味が無いと思うんだよね。
意外と彼女はおくゆかしいんだよな。
ここはチャンスなのでググっと古城に迫るべきだよ。

>>
第五話 灼熱の死闘
>>
浅葱に勧められて古城と雪菜が海虎庵というラーメン屋にやって来ました。
近くにある獅子王機関の事務所に書類を提出する為に雪菜とは別行動です。
古城が店に到着すると店の前で雫梨が怪しい行動を取っていました。
彼女は一人で来たらしく店に入るのを躊躇っているようでした。
古城が声をかけると驚いています。
そこに雪菜がやって来ました。
雪菜にボコボコにのされた事がある雫梨は彼女が苦手なようです。
剣を抜いて威嚇しています。
雪菜も応戦する為に雪霞狼を抜きました。
古城が止めに入ると小学生レベルの罵り合いを始めます。
どちらが強いのか白黒付けたいようですね。
古城から雫梨が店に入れなくて困っていたと聞くと雪菜が慈愛に満ちた表情を見せます。
絃神島に来たばかりの雫梨は勝手が分からず困っていると知り共感したようです。
三人で入店する事になりました。
仲良く会食できれば良かったんですが雪菜と雫梨の張り合いが続く事になります。
何を頼むか困っている古城に雫梨がカリスマ女子高生グルメ配信者A・A(エイツー)のレポートを教えてくれます。
エーツーと聞いて雪菜がまさかあの人と思っています。
鈍い古城は気付いていないようですね。
古城はエイツーのお勧めしている第四辛麺(だいよんしんめん)なる激辛チャレンジメニューを頼む事にします。
一杯二千円で30分で完食できれば無料になります。
雪菜は完食できなければ一杯二千円ですよ、と心配しています。
雫梨も第四辛麺に挑戦する事にしました。
躊躇っている雪菜を挑発してきましたよ・・・
安い挑発だと分かっているんですが負けず嫌いな雪菜は乗ってしまいます。
三人で第四辛麺に挑戦する事になってしまいます。
古城は吸血鬼の不死身能力を使って完食しようと企んでいます。
まあズルしてタダ飯を食べようと思っていたようです。
絃神島で商売しているなら、それ位の事は覚悟しているだろと言っています。
第四辛麺が出てきました・・・
スープが真っ赤でドロドロと煮立っています。
一口食べてみると物凄く辛い事が分かりました。
その辛さは三人の想定を超えていましたよ。
古城と雫梨が苦しそうにしている脇で雪菜が淡々と食べています。
古城が奇妙に思っていると雪菜は呪術を使い身体機能を強化していました。
店側が呪術対策を取ってきました。
身体強化系の呪術を無効化する装置を起動します。
雪菜は身体強化を無効化されて辛さに襲われます。
不正が発覚したのでペナルティとして青唐辛子をトッピングされました。
古城が最初にギブアップしました。
雪菜と雫梨は張り合っているので根性で完食しました。
涙と汗でグズグズになっています。
二人が健闘を称え合っているとエイツーさんが入店してきました。
エイツーは浅葱でしたよ・・・藍羽浅葱(あいば あさぎ)でエイツーですね。
浅葱が入店すると店主は最敬礼を取っています。
いつものお願いと伝えるとメニューが復唱されます。
第四辛麺の特盛り・辛さ十倍・地獄麻婆丼セット
自分たちが苦労して完食した第四辛麺の特盛りで十倍の辛さ。
更に地獄麻婆丼という辛そうな品のセット。
雪菜と雫梨はレベルの違いを痛感して気絶しました。
浅葱はどうなっているんだ?
胃袋最強は彼女なのね。

>>
第六話 君がいない
>>
古城は雪菜に世話を焼かれる暮らしに慣れ過ぎていました。
ある日雪菜が居なくなりました。
普段なら校門で下校する古城を待ち構えているんですがその日は居ませんでした。
浅葱と矢瀬に誘われてタイ焼きを食べに行く事になります。
二人は雪菜が居ない事を訝しんでいます。
古城が何かしたんじゃないの?と疑ってきます。
古城も内心は心配なようですが強がってしまいます。
雪菜が勝手に付きまとっているだけだと言い返しました。
そこに血相を変えた様子の紗矢華が駆け込んできました。
紗矢華が雪菜が有給休暇の申請を行った。
留守の間古城の監視任務を引き継ぐ人材の手配をして欲しいと書置きが残っていたと教えてくれます。
雪菜は公務員のような立場なので有給休暇を申請するのはおかしな話ではないと浅葱と矢瀬は納得しています。
紗矢華は雪菜が古城の監視を他人に任せる筈は無い。
古城が嫌がる雪菜に無理矢理迫ったんだろと詰問してきました。
謂れのない侮辱に古城が反論しています。
古城は雪菜が帰宅しているのを期待して自宅に戻る事にしました。
タイ焼き食ってる場合じゃないよな。
急ぎ帰宅する古城を紗矢華が追いかけます。
雪菜の代わりに紗矢華が古城の監視任務につく事になりました。
帰宅した古城は雪菜が帰っていないのを知りガッカリしています。
凪沙も雪菜が早退したので驚いているね。
夕食は雪菜の好物だったんですが無駄になってしまいます。
紗矢華は暁家のマンションの向かいにあるビルの屋上に陣取り暁家を監視中です。
凪沙は何しているの?と不思議そうにしていました。
凪沙は古城が雪菜に愛想を尽かされたのではないか?と考えて慰めの言葉を掛けてきます。
古城はこれまでの自分が雪菜に甘えていたのでは?と反省しています。
凪沙が調理実習で作ったマフィンをくれました。
凪沙の友達から雪菜がイケメンと一緒に居たとの報告が届きました。
古城のイライラが増す事になります。
朝になっても雪菜は帰ってきませんでした。
登校時間になり古城が家を出ます。
昨夜もらったマフィンを朝食として持って行く事にします。
玄関を出ると紗矢華が仁王立ちで待ち構えていました。
監視役として迎えにきたんだと言っています。
雪菜が帰ってきたのか確認するとまだ戻っていないと言われます。
二人でエレベーターに乗り込みます。
古城はイライラしながらマフィンを食べ始めました。
歯に固い物を噛んだ感触がありました。
確認すると雪菜にあげた指輪が入っていましたよ!!
古城は雪菜が指輪を探す為に姿を消したんだと理解します。
紗矢華をエレベーターの壁に押し付ける勢いで古城は雪菜を探して欲しいとお願いします。
相当な勢いがあったようですね。
紗矢華が近い近いと慌てています。
古城が指輪を探している雪菜の前にやって来ました。
一緒にいたイケメンは優麻でしたよ。
優麻を知らない凪沙の友達には彼女が男性に見えたようです。
雪菜は古城の前から逃げようとしました。
紗矢華が立ち塞がります。
古城が雪菜の指に指輪をはめ直してあげました。
マフィンの中に入っていた事を教えると雪菜は調理実習の時に外れてしまったと理解しました。
指輪には古城の肉体の一部が埋め込まれているので悪用され呪いの触媒に使われると古城が酷い目に遭います。
だから雪菜は誰にも知らせずに探していたんだそうです。
呪いの触媒にできると聞いて紗矢華が不穏な事を考えているようですね。
古城の目の下にクマがあるのに気付いた優麻がそんなに雪菜が心配だったの?と揶揄います。
古城は強がって監視役の雪菜が居なかったのでノビノビできたと強がります。
雪菜が不満そうにしています。
遅刻を回避する為に雪菜が古城の手を引き駆け出しました。
雪菜も古城のクマには気付いたと思うんだけど・・・これは雪菜の仕返しか?

>>
第七話 凪沙のわくわく心理テスト
>>
古城、雪菜、凪沙がモノレールに乗っていました。
凪沙が唐突に心理テストをしようと提案してきます。
相性占いのような内容でした。
古城は浮気性で雪菜がストーカー気質であると判明します。
古城と雪菜はお互いの判定に納得顔を示していますがお互いに相手の評価が不満なようです。
次に子供の育て方が判明しました。
古城は子供を甘やかすタイプで雪菜は厳しい教育ママであると分かりました。
古城が雪菜が教育ママになるって予測に納得を示すと雪菜が不満そうにしています。
古城が甘やかすので自分が厳しくするしかないんだと言い返してきます。
雪菜が当然のように自分と古城の子供の話をしてくるので古城が戦慄しています。
雪菜は無自覚に願望を吐露してしまった事を気付いて赤面しながら言い訳してきます。
自然にイチャつき始めた二人を見て凪沙は砂糖吐きそうと辟易しています。
周囲の乗客のうんうんと頷いています。
胸焼けしそうな空間が瞬間構築されたのね。
二人の相性はバッチリであると納得する事にします。

>>
第八話 すべてを忘れて
>>
睡眠不足に悩む古城は雪菜に催眠術をかけて貰い安眠しようと考えました。
夕食を終えた暁家のリビングで催眠術をかける事になります。
興味津々の凪沙も一緒に催眠術に掛けて貰うことにします。
凪沙は疲れていたようで雪菜の催眠術にかかる前に寝てしまいました。
古城がお姫様抱っこで凪沙をベッドに運びます。
凪沙を寝かしつけてから再度催眠術を試す事になりました。
翌朝目覚めた古城は全ての記憶を失っていました!!
浅葱、矢瀬、那月が彩海学園の一室に呼び出されて古城が記憶を失ったと相談を受けます。
雪菜の催眠術で古城が記憶喪失になったと聞いて驚いています。
凪沙がイカガワシイ目的で催眠術を使ったわけではないと雪菜を弁護しています。
浅葱は古城が第四真祖である事を教えました。
世界最強の吸血鬼であるという一般常識は古城に残っていました。
自分があおの恐ろしい第四真祖であると告げられて古城が愕然としています。
浅葱はチャンスと捉えて自分と古城が恋人関係にあると吹き込みました。
雪菜が非難してきますがこれから恋人になれば誤差でしょと強気ですね。
矢瀬は過言が過ぎると抗議してきますが浅葱は受け付けません。
古城は浅葱の言い分を信じてしまいます。
浅葱という恋人がいるのに他の女の子の血を吸っていたと知らされて落ち込んでいます。
記憶喪失状態の古城は普段の彼よりも真面目なようですね。
このまま浅葱との恋人ルートに入っても面白いと思うんですがそうはなりません。
那月を見た古城がどうして高等部に小学生が居るんだ?と不思議そうに問いかけます。
怒った那月が扇子を振るって衝撃波を放ってきます。
古城の記憶が戻るまで殴り続けてやると言っています。
古城が目上の者に対する敬意を説いたので逆鱗に触れたようですな。
矢瀬が退行催眠を試して古城が記憶を失う前の状態に戻してみようと提案しました。
妥当な提案なんですが何故か雪菜が難色を示します。
何かを隠している様ですが周囲からの圧力に屈します。
退行催眠が実行されて夕べ何があったのかが露わになりました。
雪菜の催眠術は見事に古城を催眠状態にしていました。
古城を自由にできると分かった雪菜が己の願望を叶える事にします。
古城は付き合いの長い浅葱と優麻を下の名前で呼んでいます。
いつまでたっても雪菜の事は姫柊と呼ぶ事に不満を持っていました。
雪菜と呼んで欲しいと命令します。
古城が雪菜と呼び掛けてきました。
願望が叶い浮かれている雪菜は迂闊な命令を出してしまいます。
ベッドに行きましょうと主語を省いた命令を出してしまいます。
古城は雪菜をお姫様抱っこでベッドに運んでしまいます。
慌てた雪菜は全てを忘れてくださいと命じました。
古城はすべてを忘れろって命令に従い記憶喪失になりました。
退行催眠で記憶を取り戻した古城の口から真実が語られ雪菜が慌てています。
浅葱と凪沙は雪菜の邪な行動を咎めてきます。
雪菜は頭を抱えて何もかも忘れてくださいと懇願しています。
古城は二度と催眠術に頼るのはやめようと決意しました。
雪菜って意外にムッツリスケベだよな。
折角のチャンスだったんですが思い切りが足りないので不意にしました。
願望の内容が可愛らしいのがいいところなので仕方ない側面はあるね。

>>
特典SS2 チクッとしますよ
>>
ある朝ナース姿の雪菜が古城の前にやってきます。
雪菜は予防注射をすると言っていますよ。
未登録魔族の古城では健康保険が効かないので料金が高い。
獅子王機関のサバイバル訓練で注射の仕方はマスターしているので任せてくださいと言ってます。
吸血鬼の古城自身は発症しないがほかの女の子の血を吸いまくるので感染させてしまうリスクがあると言ってますね。
日本脳炎、マラリア、ジカ熱、デング熱を媒介する恐れがありますと真顔で言っています。
古城は蚊あつかいだと文句を言っています。
お尻に注射するので脱いでくれ、全部で十二本あると言われて古城は逃げました。
雪菜が古城の尻に注射を打つ姿は見てみたかったね。

>>
第九話 お金がない!
>>
古城と雪菜がマゾ部(魔族特区研究部)の部室に行くと段ボール箱が積みあがっていました。
部室に居た浅葱と矢瀬が暗い顔で理由を教えてくれます。
絃神島が財政破綻しそうなんだと教えてくれました。
数々の魔導災害が起こったので財政難に陥ったそうです。
その状況を打開する為に絃神島名物としてお饅頭を作ったそうですが売れなかったそうですよ。
絃神島は食料を輸入に頼っています。
お金が無いと食糧難に陥り暴動に発展する恐れがあります。
お饅頭の他にも商品を売り出しているそうですよ。
戦車乗りとモグワイが運営する浅葱のファンクラブが大きな収益を上げているそうです。
矢瀬は浅葱にコンサート活動をして欲しいとお願いしています。
浅葱は絶対に嫌と断っています。
他には雪菜の隠し撮り生写真が売れているそうですよ。
雪菜は勝手に写真を売っている事を咎めようとします。
浅葱から公務中執行中の国家攻魔官には肖像権が認められていないと教えられ反論を封じられます。
上司の師家様とは話が付いていていて儲けの四割を与える事で了解を貰っていると言われました。
雪菜は身内の裏切りに戦慄しています。
矢瀬と浅葱が雪菜の写真手を出したいと言ってきます。
絃神島は熱帯にあるので冬でも水着撮影ができると喜んでいます。
雪菜はお断りですと拒絶しています。
古城は本当に嫌そうにしていたので雪菜の写真集なんて誰も欲しがらないだろと援護してあげました。
援護の筈が雪菜の不興を買っています・・・言い方!!
古城はラフォリアの国にお金を借りてはどうか?と提案しました。
浅葱が残念な現実を突きつけます。
絃神島には古城よりも貴重な何かは存在しません。
古城を担保にすれば貸してくれるだろうけどラフォリアの所有物になる覚悟はあるか質問してきました。
古城は腹黒いラフォリアが苦手なので無理だなと考えます。
金策に喘いでいる古城たちがワイズマンが攻め込んできた事を知りました。
彼の身体は金塊と貴金属でできています。
目をランランと輝かせた古城、浅葱、雪菜がワイズマンを生け捕りにする事になりました。
復活したワイズマンは古城たちに勝てると確信していたんですが彼が海中で復活を待っている間に古城は進歩していました。
ワイズマンが初めて見る拳獣と浅葱が操る聖戦と天使の翼を生やせるようになった雪菜に討伐されました。
雪菜はワイズマンに気の毒そうな視線を向け、水着撮影はお断りなので倒されてくださいと言っています。
ワイズマンを討伐して絃神島は大量の金を保有する事になりました。
財政破綻一直線だった絃神島は潤いました。
ワイズマンは間が悪いな本当に。
折角復活したのに最悪のタイミングだったので絃神島の財政難解消の生贄になりました。
少し可哀想ではあるね。

>>
第十話 一夜漬けナイトメア
>>
学年最後の期末試験が迫っています。
試験勉強をしてなかった古城は雪菜に泣きつきます。
高校卒業程度の学力を持っている雪菜が古城の試験勉強を手伝う事になりました。
古城の集中力が続かないと判断した雪菜は古城を自宅に招きます。
雪菜の部屋で試験勉強する事になりました。
これは逆効果じゃないかな?
雪菜の部屋にはロボット掃除機がありサヤカと名付けていました。
凪沙が興味を示したので雪菜がサヤカに掃除を命じます。
古城はそんなネーミングで良いのか?って疑問を持っています。
掃除中にサヤカがツンデレ発言をしたので名前が妥当だと思い直しています。
時間を浪費しました。
凪沙は自分が居ると邪魔になると考え雪菜に古城を託して帰宅します。
雪菜が少年漫画を読んでいると分かり古城が興味を持ちます。
読み始めると面白くて古城は時間を浪費しました。
試験勉強は出足から躓いています。
雪菜が唯里が昔の写真を送ってくれたと教えてくれます。
興味を持った古城はアルバムを見せて貰う事にします。
紗矢華、唯里、志緒の昔の姿を見て歓声を上げています。
雪菜の姿に言及しないのが不満でした。
唯里の水着写真まで収まっていました。
雪菜は唯里さんのことだけずっと見ていればいいんです、いやらしい、と文句を言ってきます。
古城は唯里たちが着ている制服に言及しました。
雪菜が同じ制服を持っていると言ったので着た姿を見てみたいと告げます。
雪菜の機嫌が良くなりました。
自分の姿を見てくれるのが嬉しいようです。
雪菜は着替える為に隣の部屋に移動します。
古城が雪菜の昔の姿に言及しなかったのには理由がありました。
昔の雪菜は荒んだ冷たい目をしていました。
理由を聞いても良いモノか悩んでしまい感想を述べる事ができませんでした。
十分経っても雪菜が戻ってこないので古城は隣の部屋に入ります。
そこには闇が広がっていました。
古城は背後から高神の杜の制服に身を包んだ雪菜に黒い軍用ナイフを突きつけられます。
雪菜がアルバムの中に写っている幼い頃の彼女に見えました。
古城が雪菜の名前を知っている事に驚いています。
古城は自分は雪菜の監視対象であると教えます。
古城を監視する為に雪菜は絃神島にやって来たと教えます。
雪菜は古城を殺せば良いのか?と問いかけてきました。
荒んでますねー。
幼い頃の雪菜は自分と関わった人は全て死んでしまうと考えていたようです。
彼女の両親と剣巫様が死んでしまったようですね。
古城は自分は死なないから安心しろと伝えます。
試してみてもいいぞ、なるべく痛くしないでくれと伝えます。
古城の奇妙な反応に雪菜が驚いています。
古城は自分の知っている雪菜は周囲の人々を助ける優しくて強い存在だと教えます。
普段と違う制服も新鮮でいいけど雪菜にはいつもの制服の方が似合っていると伝えました。
雪菜が正気に戻ろうとしているところで凪沙に起こされました。
古城と雪菜は試験勉強の途中で寝落ちしたようです。
雪菜が高神の杜の制服を着ていたので凪沙が胡乱な目で見てきます。
雪菜によその学校の制服を着せて何をしていたのと古城を詰問してきます。
雪菜は古城に高神の杜の制服姿を見て欲しいと思っていたようですね。
違うの、違うの、と言い訳するんですが説得力に欠けました。
全然試験勉強できなかったぞ。

>>
特典SS3 真夏の剣巫と白い液体
>>
古城、凪沙、雪菜、矢瀬が海水浴に来ています。
泳げない古城は不満顔で荷物番をしていました。
雪菜が戻ってきて泳がないのか聞いてきました。
雪菜は水着姿なんですが古城は無関心ですね。
吸血鬼は泳げないんだと不満を漏らします。
古城の不満は相当ですね。
海水浴自体が嫌いなんだ。
エロい水着の姉ちゃんとぶつかって吸血衝動に駆られたらどうするんだよ、とぶちまけます。
女性の水着姿を見て興奮するから困る、その理屈でわたしはどうでもいいっておかしくないですか?と雪菜が不満顔です。
雪菜は古城に欲情して欲しそうですね。
古城は雪菜には欲情しないみたいだな、その水着、普通に似合ってると思うぞ、と褒めました。
褒めてるつもりですが言い方に問題ありですね。
肌はヒリヒリすると言いだした古城に雪菜は日焼け止めを貸してあげる事にします。
ボトルの蓋が緩くて大量の液体が飛び出しました。
古城は自分一人では使いきれないと判断して雪菜の背中に塗ってあげる事にします。
雪菜に後ろを向いてくれとお願いすると素直に従ってくれますね。
これは雪菜の計画だったのか?
古城に日焼け止めを塗られて雪菜が可愛い悲鳴を上げました。
剣巫に弱点はないんじゃないのか?と挑発すると古城が急に塗るからだと言い返してきます。
雪菜が仕返しとばかりに古城の脇腹に日焼け止めを塗り始めました。
悲鳴を上げる古城に第四真祖ともあろうものが随分と隙だらけですねと挑発しています。
自然に古城と雪菜が日焼け止めの塗り合いを始めています。
これは恋人関係に見えますね。
凪沙と矢瀬は冷ややかな目で二人を眺めていました。

>>
第十一話 いつかのバースデイ
>>
紗矢華とラフォリアがアルディギア王国の領内で見つかった古代遺跡の調査に来ていました。
罠に囚われてしまい古代遺跡に閉じ込められます。
古代遺跡は生体組織に覆われていて気持ちの悪い空間が広がっています。
ラフォリアは平気な顔で携行食糧をポリポリ食べていますが紗矢華は吐き出してしまいます?
気持ち悪かったようですね。
閉じ込められている間に紗矢華の誕生日が過ぎてしまいます。
それを聞いたラフィリアはアルディギアの総力を上げて紗矢華の誕生日を祝いましょうと言ってきます。
紗矢華は雪菜に会えない事を残念がっています。
ラフィリアは古城に会えない事が残念なのではないか?と問いかけてきました。
紗矢華は誤魔化そうとしていますが失敗していますね。
古城と紗矢華は天部の死都の調査中に二週間近く行方不明になりました。
その時に古城は一時的に記憶を失っていたんだそうです。
絃神市国の極秘情報をラフォリアが知っている事に紗矢華は戦慄しています。
ラフォリアは二週間も古城と二人きりだったのだから一夜の過ちがあっても不思議ではないと言ってきます。
紗矢華が吐き気を催しているのは古城の子供を妊娠しているからなのか?
ヤバいと感じて紗矢華はラフォリアは王位継承権を放棄しようとしている事に言及しました。
ラフォリアは古城との結婚を考えていて王位継承順位が一位のままでは不味いと考えているようでした。
妹達の継承順位を上げるだけだと言ってますが古城との結婚に備えて行動を起こしつつあるようですね。
ラフォリアが何者かの狙撃を受けて倒れてしまいます。
紗矢華も被弾してしまい倒れました。
二人が倒れると罠を仕掛けた黒幕が姿を現します。
現れたのは遺跡調査に雇われた地元の作業員たちでした。
彼らは邪神崇拝者でラフォリアと紗矢華を生贄に捧げようとしていました。
生贄を捧げても祭壇が反応しない事を訝しむ駆られの耳にラフォリアと紗矢華の声が聞こえてきました。
絶命したと思っていた二人は元気に動いています。
敵の正体を知るために殺されたふりをしたようですね。
二人が無事なのは古城の血の伴侶になったからでした。
超回復能力を持っているので致命傷を負っても回復可能になっていました。
邪神崇拝者は二人に成敗されました。
ラフィリアと紗矢華を探していた救助隊が現れます。
救助隊には古城、雪菜、零菜(れいな)が含まれていました。
幼い零奈は紗矢華おばさんと呼んできます。
ラフォリアの事は何と呼んでいるのか気になりますね。
ラフォリアおばさんなのか?
紗矢華は紗矢華お姉さんでしょと言い直させようとしていました。
雪菜が紗矢華の下腹部を見ながらもう一人の身体ではないので大事にしてくださいと言ってきます。
紗矢華は妊娠がバレている理由が思い当たらず汗ダラダラでした。
紗矢華を心配した斐川先輩が寮の部屋で紗矢華の母子手帳を発見したと教えてくれたんだと伝えます。
雪菜は紗矢華の相手が古城であると確信しているようですね。
無表情な顔でお祝いを伝えてきます。
ラフォリアが歓喜していますね。
違うのよと雪菜に言い訳しようとしているところで紗矢華は目を覚ましました。
紗矢華、唯里、志緒は縁堂縁(えんどう ゆかり)(師家様)から未来視を鍛える訓練を受けていました。
唯里と志緒は高神の杜女学院の学校指定ジャージを着ています・・・どんなジャージか気になりますね。
訓練中に居眠りをした紗矢華は麓まで往復して目を覚ましてこいと言われます。
修練場は標高千メートルに建っているので大変そうです。
唯里は未来視を鍛える訓練だった事について言及します。
紗矢華の寝言に、古城、過ち、結婚、母子手帳、って未来予知の断片としてはあまりに不穏な単語が出てきました。
もしかして紗矢華が見たのは未来での出来事なのか?
縁は暫く紗矢華には黙っておくことにしました。
唯里と志緒は顔を見合わせ、複雑な表情を浮かべています。
この二人も古城に興味はあるからな気になるようだ。

>>
第十二話 with you
>>
異境の騒動が片付いてから古城が補習で居残りする機会が増えました。
律儀な彼は校門で待っている雪菜に補習で居残りする事を伝えに来ています。
何故か浅葱も古城と一緒に那月の補習を受けています。
成績優秀な浅葱が一緒に補習を受けている事に違和感を感じた雪菜は近くに居た矢瀬に理由を聞いてみる事にします。
矢瀬から古城が絃神市立大学への進学を考えている事を明かされます。
浅葱は大学受験に備える補習のサポートをしていると言っています。
凪沙と雪菜は古城から何も聞かされていないので驚いています。
矢瀬が古城が彩海学園を卒業したら雪菜はどうするのか聞いてきました。
雪菜が彩海学園に転校してきたのは古城の監視をする為です。
監視対象の古城が卒業してしまっては通学する意味がありません。
大学生の古城を監視するのに相応しい監視者が指名される未来を想像して雪菜は大きなショックを受けました。
トボトボと帰ろうとする雪菜を凪沙が追いかけます。
凪沙は雪菜が好きで古城の監視任務を行っていると分かって安心したと言ってきました。
凪沙は雪菜を励まそうとしたようですね。
慌てた様子の紗矢華が駆け込んできました。
彼女はスマホで浅葱のSNSを見せてくれます。
そこには古城と一緒に居ると思わせる写真が掲載されていました。
紗矢華は匂わせ写真よと憤りを示しています。
写真は夕焼けが写り込んでいるものばかりでした。
補習中に古城と浅葱がお出かけしている可能性が高まります。
雪菜が嫉妬の怒りを貯め始めました。
そこに夏音と一緒じゃないの?と雫梨が声を掛けてきました。
雫梨から夏音が古城と会っていると聞いて雪菜の怒りが吹き出します。
静かな激しい怒りを示す雪菜に紗矢華、凪沙、雫梨がビビりまくりです。
雪菜は補習が行われている教室に言ってみる事にします。
教室には誰も居ませんでした・・・
雪菜が屋上から古城の気配を嗅ぎ取ります。
雫梨は猟犬みたいだと呆れています。
屋上に古城の姿は無く、那月、夏音、矢瀬の姿がありました。
那月に質問すると古城はもうすぐ戻ってくると言われます。
空間に亀裂が入り浅葱を抱っこした古城が飛び出してきました。
一緒に海水と水棲魔獣が飛び出してきました。
那月が魔獣を拘束して雪菜と雫梨が片付けました。
魔獣の血で濡れている雪霞狼を手にしている雪菜が無表情で古城を詰問します。
何をしていたんですか?と問われて浅葱が転移魔術の特訓をしていた事を打ち明けました。
転移魔術は制御が難しいので浅葱が魔術演算を肩代わりして古城の魔力を使って転移する練習をしていたんだそうです。
夏音が屋上に居たのは父親の叶瀬賢生(かなせ けんせい)から借りた空間制御の魔導書を届ける為でした。
古城が宇宙に行きたがっていると分かり雪菜たちはバトラー達が向かった東の大地に行こうとしていると考えます。
古城が大学進学を目指すのは宇宙に行くための知識を得る為でした。
東の大地は何百光年も離れた惑星なので雪菜は古城に置いていかれると心配になります。
もう会えなくなるかもと考えた雪菜は古城に一緒に連れて行って欲しいと泣きながら訴えます。
絶対に離れませんからね、嫌だと言ってもついていきます、私は最初の伴侶なんですから、と熱烈に愛の告白を行います。
聞いてた凪沙、紗矢華、夏音、雫梨は雪菜の行動に衝撃を受けています。
熱烈な愛の告白だったんですが古城は割と平然としています。
あったりと雪菜の同行を認めてくれました。
浅葱が雪菜の勘違いを正してくれました。
古城と浅葱が目指しているのは火星でしたよ!!
浅葱は世界中の魔族特区で保護されている拳獣弾頭の女の子達に兵器以外の使い道がある事を示そうと考えていました。
彼女達が使う拳獣は古城と同じ星の拳獣なので地球から離れても大規模な魔術を使えます。
その力を使って火星行き来する手段に転用を考えているみたいです。
雪菜が加わる事に浅葱も賛成してくれました。
雪菜に魔術の制御を任せれば古城の負担が無くなると言っています。
那月の見立てでは古城には魔術を扱う才能が無いそうです。
使えるようになるには十年程の訓練が必要とのことでした。
雪菜は大袈裟に考え過ぎていた事に気が付き自分が大胆な告白とも取れる宣言をしてしまったと恥じ入っています。
目的地が火星だと分かり安心した凪沙が雪菜を揶揄い始めます。
浅葱と雪菜を連れて火星旅行だね、帰ってきたら家族が増えてたりしてと揶揄います。
ギョッとした紗矢華が監視役として自分も同行すると言いだします。
雫梨も乗って来て紗矢華ではミイラ取りがミイラになる自分が監視役として同行すると言いだします。
夏音まで一緒に行きたいと言い出しました。
至近距離から雪菜に威圧感のある目で見つめられ古城は断る事ができなくなりました。
極秘に進めていた計画なんですが大事になってしまったな。

>>
特典SS4 桜狩り
>>
古城が雪菜と桜狩りに来ていました。
雪菜はお花見と勘違いしているので砂浜に桜の木があるのだろうか?と不思議そうにしています。
水着姿になっているのも不思議で仕方ないようです。
古城は桜狩りは海じゃなきゃできないだろと言って海に入っていきます。
ついてきた雪菜は桜がサクラクゲというクラゲの事だと知りました。
幻想的な光景が広がっています。
感激した雪菜が深い場所に入って行こうとするので古城が注意しています。
雪菜は先輩は泳げないですもんね、と揶揄っています、上機嫌ですね。
古城が心配していたサクラ渦巻きって現象が発生します。
サクラゲキングという巨大クラゲが出現して雪菜の足に絡みついてきました。
雪菜は渦巻きに呑み込まれてしまいます。
雪菜を助ける為に古城は海に飛び込んでサクラゲキングを全力で殴りました。
衝撃を受けて雪菜は離しますが今度は古城が捕まりました。
海中に引き込まれようとしている古城を天使のような翼を広げた女の子が助けてくれました。
人工呼吸もしてくれたようですよ。
古城が目を覚ますと雪菜に膝枕されていました。
古城が雪菜に助けてくれたのか?と確認してきました。
雪菜は「ふふっ・・・どうでしょう・・・?」と言って目を逸らしています。
ほんのりと頬が染まっているので人工呼吸してくれたようですな。

>>
特別編 Prologue XXIII
>>
東南アジア地区の魔族特区、マガウル・アタル(聖鳥環礁)の公女が自室で寛いでいます。
セリーカ・トゥイエット・カッティガラという女の子で古城の大ファンです。
古城の盗撮写真が部屋中に貼ってあります。
盗撮写真に囲まれて癒しを得ていました。
そこに彼女に仕えている女騎士シャリダ・ハーゲイトがやって来ました。
セリーカは新たな聖鳥環礁の総統になる事が決まっています。
就任を祝う舞踏会が予定されていて招待客が招かれる事になっていました。
シャリダは舞踏会の参加者リストを持ってきたようです。
古城が参加してくれると知りセリーカが大喜びしています。
彼女が古城が第四真祖であると知っているのは極秘裏に絃神島に留学していたからでした。
日本政府の欺瞞工作や他国の諜報機関の妨害を出し抜いて第四真祖の正体を吐く止めるとは中々にやり手です。
古城に激しい好意を寄せているセリーカは早く会いたいな。
えろいこととか、えっちいこととか、赤ちゃんが出来ちゃうこととかしたいなと願望を語っています。
シャリダはあまりそのようなことを大声で口にするのはよくないですと窘めます。
アルディギアのラフォリアが婚約したって噂が流れているので諦めてはと提案してきます。
セリーカはラフォリアと知り合いのようですね。
手強いと言っていますが腕か脚の一本を犠牲にすれば勝てると自信を見せています。
シャリダがもっと穏便な張り合い方をしてはと諭します。
セリーカはラフォリアの乳のデカさを脅威に感じているようですね。
色香では勝てないと認めています。
古城の盗撮写真に写っている雪菜を見て古城のお気に入りはでか乳ではないと言って平常心を保とうとしています。
雪菜の事も知っていてヤバいと評価しています。
セリーカは古城の部屋に盗聴器とカメラを仕掛けていたようですが雪菜に気付かれて破棄されました。
古城が捨てたゴミ袋を漁っていたら式神を飛ばされて邪魔されたそうです。
シャリダはセリーカのストーカー行為の方がヤバいでしょと苦言を呈しています。
しかしセリーカは気にしていません。
古城がパートナーとしてアヴローラを連れてくると知り意外な人選だねと呟きます。
恐い表情を浮かべた見たいですね、シャリダがビビっています。
セリーカには古城に聖鳥環礁に掛けられている呪いを解かせようとしています。
真祖殺しの勇者である私があなたを待っているので早く会いに来て。
絶対に逃がさないと呟いています。
古城がストーカー被害に遭ってたとは意外ですね。
それを撃退し続けている雪菜も流石です。
雪菜は忙しくしてたのね。
古城の監視が雪菜の任務なのでストーカー撃退は愛ゆえの行動か・・・
セリーカは古城と凪沙が学校に行っている間に暁家に侵入していたのかもな・・・恐ろしい子。
古城を狙うヤバめの女の子の登場です。
彼女は何者でしょうね・・・真祖殺しの勇者って言い方が気になります。

成分表
成分含有量(5:多い、1:少ない)
美少女5
戦闘2
ラッキースケベ4
恋愛4


AmazonLink: ストライク・ザ・ブラッド APPEND4 (電撃文庫)

コメント

人気の投稿「過去1年間」

ラノベの感想) 最弱無敗の神装機竜《バハムート》第20巻 (GA文庫)

ラノベの感想) 俺を好きなのはお前だけかよ 第17巻 (電撃文庫)

ラノベの感想) カノジョの妹とキスをした。4 (GA文庫)

ラノベの感想) 俺を好きなのはお前だけかよ 第16巻 (電撃文庫)

ラノベの感想) 86―エイティシックス―Ep.12 ─ホーリィ・ブルー・ブレット─ (電撃文庫)

ラノベの感想) 幼女戦記 第13巻 Dum spiro,spero ‐上‐

ラノベの感想) 幼女戦記 第14巻 Dum spiro,spero ‐下‐

ラノベの感想) 幼女戦記 第12巻 Mundus vult decipi, ergo decipiatur

ラノベの感想) 異世界蹂躙 ―淫靡な洞窟のその奥で― 第3巻 (ダッシュエックス文庫DIGITAL)