ラノベの感想) 公女殿下の家庭教師 2 最強剣姫と新たな伝説をつくります (富士見ファンタジア文庫)
概略:
ティナとエリーとリィネの晴れ姿を見る為にアレンは王立学校の入学式に参列します。
義妹のカレンが司会進行役を務めていてアレンは嬉しくなっています。
つつがなく式は進んでいたんですが緊急事態が発生しました。
同時刻に行われている王宮魔法士団の入団式でリディヤが暴れているそうです。
彼女を止められるのはアレンだけなので急いで向かう事になりました。
リディヤが怒る原因となったのはアレンを王宮魔法士試験で落とした第二王子でした。
毛嫌いされているのに懲りずにリディヤに言い寄りフラれます。
怒りに任せてアレンを誹謗する発言をしてしまいリディヤを激怒させました。
アレンが仲裁した事で騒ぎは収まります。
リディヤと第二王子には謹慎が言い渡されます。
第二王子が反省してくれればいいんですけどね・・・
レーベル | ファンタジア文庫 |
発行日 | 2019/2/20 |
著者 | 七野りく |
イラスト | cura |
ISBN | |
雰囲気 | 着せ替え、観覧、乱闘、臨時講師、型破り、狼藉、激怒、圧倒、魔法、救援、共闘、事実、悶絶、決意表明 |
リンスター家に泊ったアレンはリディヤの我儘により着せ替えをさせられています。
執事服を着せられてしまい記録映像を撮られています。
その日はリーネの王立学校の入学式なんですが王宮魔法士団の入団式でした。
アレンは落ちてしまっているので王立学校の入学式を見に行けます。
それはズルいとリディヤが拗ねてしまい彼女が満足するまで着せ替えをさせられています。
ティナ、エリー、リィネにも大好評でした。
がアレンだけは似合ってないと嫌がっています。
アレンはリディヤとリーネの母であるリサと一緒に貴賓席で見る事になります。
アレンはリサにも気に入られているのね。
彼女はアレンを息子同然に思っています。
アレンの育ての親である両親のうち母親と意気投合したそうですよ。
しかもリサはリディヤよりも強いみたいです。
彼女の使う極致魔法を封殺する事が可能です、アレンと同じな。
入学式ではアレンの義妹カレンが生徒会副会長として司会を務めています。
獣人への偏見がある世界で彼女は副会長に上り詰めました。
アレンはカレンの頑張りに感激しています。
首席合格のティナが新入生を代表して挨拶を行います。
緊張していて動けないティナをリィネが挑発して緊張を解いてくれています。
アレンの目には麗しい友情と映っていますがライバル心が剥き出しになっているみたいだな。
ティナが希望を示す見事な挨拶を行いました。
アレンは彼女の家庭教師を引き受けて良かったと感慨に耽っています。
生徒会長のステラが祝辞を述べています。
彼女はティナの姉でハワード公爵家の後継者です。
ステラは半年前まで魔法が使えなかったティナが見事な成長を遂げた事を喜んでいます。
アレンの事もティナからの手紙で知っているようです。
彼女はリディヤとアレンに憧れを持っているみたいだよ。
和やかな雰囲気で入学式が進んでいたんですがリディヤが暴れているとの急報が届きました。
リディヤを止める為にアレンに来て欲しいと言っています。
リサはアレンとメイド長のアンナを向かわせる事にしました。
アレンが到着するとリディヤの兄でリンスター家の後継者であるリディヤの兄リチャードが待っていました。
彼は近衛騎士団の序列2位で服騎士団長をしています。
リチャードはリディヤよりも弱いみたいだね。
彼女の攻撃に恐れをなしていてアレンを矢面に立たせようとしてきました。
リディヤが暴れはじめたのは懲りもせずに第二王子ジェラルドが彼女に言い寄り断られたからでした。
ジェラルドは現実が見えてない脳みそお花畑な人のようです。
リディヤが自分に靡かないのはアレンのせいだと言い出し彼の事を口汚く誹謗しました。
それでリディヤが激怒して戦闘になったようです。
ジェラルドには取り巻きが何人もいたんですが全く相手になっていません。
アレンの姿を認めるとリディヤの表情が嬉しそうなものに変化してます。
そしてアレン目掛けて攻撃してきました。
何で?
アレンとリディヤの中では明確なルールが存在するようです。
お互いに攻撃に使う技に制限を加えて戦っています。
リディヤはアレンと戦う事で鬱憤を晴らしているような?
二人の戦いは国王陛下がやって来た事で止まりました。
アレンが国王陛下に争いの原因を説明します。
誹謗が飛ぶな?この国では身分制度が明確で能力無くても貴族なら偉いみたいです。
リディヤに圧倒されて負けたリチャードが文句を言ってくるね。
馬鹿なこいつは文句を言う際にもアレンに関わった事でリディヤが獣臭くなったとか中傷します。
アレンの怒りを買ってしまい首を締めあげられる事になりました。
アレンは温厚って事になってますがやる時はヤリマス。
絞め殺してしまっても問題無いと思うんだけど国王陛下が止めてきました。
どんなに馬鹿でも息子は可愛いようですね・・・
国王陛下は息子の教育を間違えたと自覚しているみたいです。
リチャードとリディヤの双方に謹慎を言い渡しました。
アレンには王宮への立ち入りを禁じました。
リチャードが反省してくれればと期待したようですが無意味だったぞ。
余計な問題が起こったのでアレンはカレンとしていた一緒に昼食を取るって約束を果たせませんでした。
カレンのご機嫌取りをする必要がでてきました。
謹慎中のリディヤは時間を有効に活用します。
アレンが行う家庭教師をリンスター家で行って欲しいと要求してきました。
自分も手伝うのでリィネにも教えて欲しいと言ってきます。
ティナとエリーが快諾したので家庭教師はリンスター家で行う事になりました。
アレンには課題がありました。
ハワード家で発見した日記の解析を教授と学校長に依頼してあります。
二人は不仲なのが頭が痛い所だね。
大人なんだから仲良くしなよと思います。
学校長がちょっとした嫌がらせを仕掛けてきました。
アレンの向かえとしてご機嫌斜めのカレンを遣わせてきました。
生徒会室でアレンはカレンのご機嫌取りをする事になります。
カレンはチョロいな、頭をナデナデしてあげると速攻で上機嫌になりました。
そこにステラがやってきてアレンの存在に驚いています。
彼女はアレンとリディヤに憧れを抱いているので緊張して固まったようです。
ステラとカレンが仲良しなのを見てアレンは嬉しくなっています。
カレンが良い友人を持っていると分かり嬉しいようだ。
アレンは教授から交換条件として短期間の臨時講師を仰せつかっています。
ステラが教室まで案内してくれます。
ステラはアレンにあれこれ聞くチャンスなんですが緊張しているので話せません。
アレンは初対面なので警戒されていると勘違いしています。
アレンは自分がモテモテだって自覚に欠けているよな。
アレンはステラがハワード公爵の反対を押し切り王立学校に入学したのを知っています。
彼女が過大な重圧を感じて無理をしてないといいよなと考えています。
教室では成績優秀者が待っていました。
ティナ、エリー、リィネの三人は大喜びしています。
アレンを知らない他の生徒は懐疑的な目を向けてきました。
ステラはアレンの授業内容に興味があるので後ろで見学する事になりました。
アレンはやり過ぎないように注意しつつ普通の授業では教えない内容を伝える事にします。
エリーを助手として前に呼びました・・・ティナとリィネが不服そうにしています。
この二人は公爵家の魔法を使えるので嫉妬されると怖い事になるんだけど。
エリーに頼んで複数の属性の魔法を同時発動してもらい魔法で花を作りました。
生徒達はこれまで思いもしなかった魔法の使い方に興味を示してくれます。
アレンの授業に積極的になってくれました。
既にやり過ぎな感があるんだけど良いんだろうか?
アレンがリディヤの相棒として王立学校と大学を飛び級で卒業していると分かると尊敬の念を抱かれています。
アレンは自分はリディヤのオマケだと恐縮しているね。
アレンは努力を続ける事の大切さを伝えています。
臨時講師期間が終わったアレンは家庭教師が生活の中心になります。
ティナとエリーには学生生活を満喫して欲しいと考えて休みを多めに与えようとしたんですが二人は授業を望んでいるぞ。
アレンと一緒に居たいみたいです。
アレンは忙しいみたいですが合間を縫って教授の研究室に来ています。
依頼してあるハワード家で発見した日記の解読状況を聞いているね。
解読は学校長に任せてあるようで難儀しているみたいです。
仲が悪い教授は嬉しそうにしているな。
研究室にアンナがやってきました。
アレンはまたリディヤが問題を起こしたのか?と問いかけますが違いました。
リィネが王立学校で大立ち回りをしているので止めて欲しいとのことでした!!
ジェラルド王子とその取り巻きがリィネと口論になり決闘沙汰になっているそうです。
アレンはアンナと一緒に王立学校に向かう事になりました。
王立学校に到着すると既に人だかりができていて進めません。
アレンは獣人族に伝わる魔法を使って蔦を中空に這わせて道を作り出しました。
アンナを伴いそこを走って現場に向かいます。
途中で経緯を説明してもらう為にカレンをつかまえます。
謹慎が解けたばかりのジェラルドがリディヤは手に入らないからリィネに言い寄ったそうです。
数年後には同じになると思ったんだろうと考えアレンは下種野郎との感想を持ちます。
ジェラルドは年少者のリィネが抵抗するとは思っていなかったみたいですね。
大人しく付いてくると期待したみたいですが舐めすぎだよな。
隣に居たティナも纏めて手に入れようとしてきました。
リィネが拒否すると口汚く罵ってきましたね。
ティナとエリーは友人を誹謗されて激怒します。
決闘を申し込んだリィネに助太刀する事にしました。
このような権威に折れない心はアレンが育んだと言えるのかな?
カレンは心配していますがアレンはジェラルドの事を心配しているようです。
現場に到着するとリィネ、ティナ、エリーがジェラルド一派を圧倒していました。
リィネとティナが公爵家の魔法を使って火力で圧倒しています。
エリーは複数属性の魔法を使ってサポートを行っています。
権威を持っているジェラルド相手に勇敢に戦う三人を見てステラが揺れています。
実力で抜かれたと分かってティナ達に対する劣等感が出てきています。
彼女はそれをどす黒い気持ちと評して抑え込もうとしています。
ちょっと心配な状況みたいだ。
アレンが仲裁に入るとジェラルドがまたお前かと激怒して王家に伝わる宝剣を抜きました。
そこには王家だけに伝わる強力な魔法が封じられているようですね。
アレンも初見の魔法で抑え込むのは難しそうでした。
アレンは皆が逃げる時間を稼ぐ事にします。
そのままではアレンは殺されてしまいそうだったんですがリディヤが助けに来てくれました。
二人は協力してジェラルドを取り押さえる事にします。
ジェラルドにはイチャついていると見えたみたいです・・・
リディヤは実際にイチャついているのであながち間違っては無いけどね。
嫉妬によってジェラルドの暴走は加速しました。
異形の化物のに変化して攻撃してきました。
アレンはどこかに隠れている学校長にも助太刀してもらう事にします。
二人では不利と察したリディヤはティナに助成を求めます。
リディヤは彼女もアレンと魔力回路を繋いでいると知っているので手伝わせようと考えました。
ティナは二人だけの秘密って言ってたのにーと怒っています。
リディヤはアレンに対する自信の優位性をアピールしてきているぞ。
少しだけティナに危機感を抱いているようですね。
アレンがリディヤとティナと繋がり二人の極致魔法を合体させたのか?
リディヤがジェラルドの腕を切り飛ばして持ってた宝剣と分離しました。
宝剣を失った事でジェラルドは元の姿に戻り騒動は収まりました。
三人で繋がった事でティナはリディヤの心の内が見えました。
アレンよりも背を低くする為だけにドレスの時わざとヒールを履かないようにしていた。
王宮魔法士だってアレンを追いかけただけですし、大目標は先生の、と言いかけています。
リディヤが慌ててティナの口を塞ぎました。
学校長が褒めてくれるんですがアレン達は怒りを向けます。
アレンには今回の騒動は学校長が仕向けたモノだと理解できていました。
アレンを臨時講師として招いたところから作戦が始まっていたようです。
平民のアレンが貴族の生徒に教える事に忌避感を抱く一派を炙り出そうとしたようです。
自分が学校を離れている時間帯もジェラルド一派にバレるように仕向けていたみたいです。
アレンはジェラルドが使った魔法のことなど知っている事は洗いざらい吐いて貰うと脅します。
リディヤも思うところがあるようです、学校長を腐れエルフと呼んでいます。
リディヤが学校長を攻撃し始めました・・・アレンは頑張って下さいと学校長を応援しています。
リィネ、ティナ、エリーが駆け寄って来て心配してくれます。
ティナはステラの様子がおかしい事に気付いて心配しています。
アレンはステラがティナに劣等感を抱いているとは言えませんでした。
側に居るカレンがステラを介抱しているので妹に任せようとティナに伝えます。
ティナは慌てていますね・・・将来、年上の義妹になる人かもしれないのに、と言っています。
ティナはアレンと結婚したいのね・・・アレンモテモテじゃん。
それが聞こえてしまったリィネが大それた事を口にしました、大罪です。
ティナを撫でるををやめて私を撫でて下さいと要求してきました。
エリーも飛び込んできてご褒美をくだしゃい、と要求してきました。
アレンは困ってましたが魔法回路を繋いだ影響で疲弊し倒れてしまいました。
アレンはリンスター家の一室で目を覚ましました。
やってきたリディヤからその後の経過を教えられます。
馬鹿王子は生きていて彼が使っていた短剣は破損で済んだそうですよ。
王都全体に災厄が降り注いだかもしれないので言い逃れは許さない。
処罰は決まってないと教えてくれました。
リディヤには処罰は無かったそうです。
処罰されるなら国を捨てると言っています。
アレンはリディヤが国を出るなら付いて行こうと考えているような?
色々と大事が起こるようになったのはティナとエリーの家庭教師を始めてからだよなと考えているとリディヤに他の女の子の事を考えるのはダメと怒られます。
アレンは悪いと思ったようでキスしようか?と誘います。
リディヤの顔が近付いてきてキスする寸前でティナが飛び込んできました。
そこまでです!
リディヤはティナを「小さいの」って呼ぶよね。
名前で呼ぶとライバルとして認めるようで嫌なのかな?
どうせあんたもしたんでしょ?バレてんのよと牽制してきました。
ティナは、慌てて、どうして、と口走ってしまいアレンに叱られそうになっているな。
エリーまでやってきて、リディヤとティナにしたのに、私にしてくださらないのはいけないと思いますとアピールしてきたぞ。
アレンがモテモテの状況下にリチャードがやってきました。
リディヤがリチャードの監督不行き届きを咎めてきます。
リチャードは必死の言い訳をする事になり秘密まで洩らします。
リディヤに口止めされていたアレンが王宮魔法士試験でジェラルドをやり込めた理由をリディヤが既に知っている事を漏らしてしまいます。
止めに王都中で噂になっていると聞かされます。
カレンもそれを知っている事も判明してアレンは羞恥心に悶える事になりました。
翌日、不貞腐れているアレンの部屋にリディヤがやって来ました。
リディヤは自分の為に怒ってくれた事が嬉しかったと言ってきました。
アレンの気分が少し上向きます。
ティナ、エリー、リィネもやってきました。
それぞれ心配していたんだと伝えてきました。
アレンが思わずエリーの頭を撫でるとティナが嫉妬しています。
リディヤがアレンを隣に座らせて膝枕をしてくれます。
ティナ達三人がズルイと文句を言いますがリディヤはアレンは自分のモノだと言い聞かせています。
欲しければ力ずくで奪ってみろって言っているようなものだな。
実力差は歴然なんで悔しそうにしてますが逆らえないようです。
リサとアンナがやってきました。
リサはリンスター家はアレンの味方だと言ってくれます。
ジェラルドとの間に問題を起こしたのでこれは心強いよね。
リサがアンナに命じてリンスター家とハワード家の取引先候補って書類を渡してきます。
アレンは興味を惹かれていますね・・・リサはアレンに何かを頼むのか?
リサがリィネにアレンに家庭教師を続けて欲しいか問いかけます。
即答しろと命じられてリィネは続けて欲しいと答えました。
リサはティナとエリーに向かって独占は駄目、いい女は堂々としていなさい、と告げます。
二人は納得させられてしまいアレンは三人に教える事になるみたい。
リディヤが可愛い反応を示してきます。
リィネの髪が昔の自分よりも長いからって手をだすんじゃないわよ?と不安そうに質問してきました。
ティナとキスしたのも何らかの理由があったのよね、好きになったわけじゃないのよね、と不安そうです。
アレンは優しくリディヤを抱きしめて、心配ないと伝えます。
リディヤは納得したみたいです。
その日はリンスター家に泊る事になりました。
アレンが夜更けに庭を散歩しているとティナと出会います。
ティナが決意を語ってきました。
彼女は今の自分ではアレンの隣に立つには実力不足。
アレンの隣に立てるのはリディヤだけ。
アレンにとって今の自分は子供かもしれないけど何時までも子供ではない。
アレン必ずあなたの隣に立ってみせます、と宣言しました。
ほうほう、リディヤに対抗するって事ですよね、これは凄い事になりそうです。
成長するのは良いんだけどリディヤのように怒ると極致魔法を連発する子にはなって欲しくないよなー
アレンはどうするんだろうね?
もっともアレンはリディヤに惹かれてそうなんだよなー。
ティナは茨の道を歩む事になるのか?
成分表
成分 | 含有量(5:多い、1:少ない) |
美少女 | 5 |
魔法 | 5 |
剣技 | 5 |
恋愛 | 4 |
教師 | 5 |
ラッキースケベ | 2 |
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