ラノベの感想) 最強魔法師の隠遁計画 第14巻 (HJ文庫)


概略:
クレビディートの研究所が襲われ新型AWRが強奪されました。シングル魔法師のファノンが部下を引きつれて買い物をしていると新型AWRを奪った二人組に襲われます。二人組は一般人に向けて魔法を放つことに忌避感を持っていません。ファノン達が防ごうとしますが目の前で市民を複数殺されてしまいます。ファノンが大した事無いと判断した二人組はアルファに向けて逃走します。怒り心頭のファノンは二人組を追ってアルファに侵入する事を決めました。ウィザイストの元にクレビディートのシングル魔法師が越境を試みるとの情報が届きます。他に動ける部隊が居ないので彼の部隊が迎撃に向かいます。ファノンと対面したウィザイストは見事な交渉術で共闘する事を決めてしまいます。フェリネラをファノン部隊の監視役につける事にします。アルスの元にベリックからトロイカ監獄からの脱獄囚を追って欲しいとの要請が入ります。追跡中のアルスがファノン部隊と遭遇する事になります。

レーベル:HJ文庫
発行日:2022/1/1
著者:イズシロ
イラスト:ミユキルリア
ISBN:978-4-7986-2701-4
雰囲気:買い物、襲撃、模擬戦と進歩、緊急事態、脱獄囚集合、非常招集、シングル対決
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クレビディートのシングル魔法師ファノンが久々の休暇を楽しむために部下数名を連れて買い物に来ました。
ファノンが立ち寄り何も買わずに帰った店は後日閉店してしまうとのジンクスがあります。
彼女が入店したブティックの店長はファノンに何か買って貰う為に必死の営業トークを行う事になります。
そこはファノンが贔屓にしている店で店長はファノンの趣向を研究済みでした。
ファノンが低身長な事を気に病んでいる事と幼い容姿を嫌っている事も知っています。
ファノンが高いヒールを履いているのは身長の低さを誤魔化す為なのね。
ファノンは綺麗なモデル体型の女性が大好きです。
彼女は部下を実力と容姿で選んでいるようですね。
彼女の部下はいずれもモデル並みの容姿を持っていました。
ファノンは部下たちの服を買ってあげる事になります。
ここで困った事になりましたよ。
部下たちは聞かざるとまさにモデルの様に美しくなります。
足の長さの差が目立ってしまいファノンが不機嫌になるのが懸念されました。
店長はファノンに似合う服を用意していたのですがファノンは新作を気に留めました。
それはファノンの幼い容姿では到底似合わない服だったので止めようとしています。
ファノンは大人っぽい格好を好むのですが似合うのは可愛い系の服なんだよね・・・
そこに対応が気さく過ぎでファノンを不快にすると早退させた部下がやって来ました。
店長の心配した通りに部下は気さくにファノンに話しかけています。
しかしファノンはその店員の態度が気に入ったようですね。
上機嫌で接待を受けていました。
店長はファノンの気分が高揚していると見ると彼女の為にと用意した最終兵器を出す事にします。
持って来たのはスケスケのエロいネグリジェでした。
店長はファノンが大喜びすると期待していたようですがエロ過ぎるから要らないと断られてしまいました。
意気投合した店員の選んで服を購入して上機嫌で帰って行きました。
.
買い物の次に食事に向かう事になります。
ファノンが奢ると分かると部下たちから喝采の声が上がりました。
入る店を探していると見知らぬ魔法師が街中で暴れ始めました。
凶行に及んだ二人の魔法師はクレビディートの研究施設【エリア90】から新型AWRを盗み出した犯人でしたよ。
ゴードン所長、スザールと名前で呼び合っているので正体が分かりました。
ファノンの副官を務めているエクセレスが二人の情報を持っていました。
ファノン隊は防御態勢を取りますが二人が使うAWRは予想外に高性能でした。
更にゴードンは過去にクレビディートのシングル魔法師に推挙されかけた事があります。
ゴードン自身が強力な魔法師でした。
休暇中だったのでファノンは自分のAWRを持っていませんでした。、
障壁魔法を展開したのですがゴードンの使うAWRは強力でした。
障壁を破られてしまい無辜の市民を複数人殺されてしまいます。
スザールは魔力弾を放つAWRを使って来ました。
彼も市民を撃ち殺してAWRの性能テストをしていました。
ゴードンとスザールはAWRの性能テストが目的で暴れたみたいです。
ゴードンにはシングル魔法師の座に就いたファノンの実力を図る意図もあったようです。
AWRに十分な性能があると分かり二人は逃げて行きました。
ファノンは障壁を破られた際に魔法で放たれた礫を額に受けて傷を負います。
目の前で市民を殺された事と傷を負わされた事が彼女のプライドを酷く傷付けました。
絶対にぶっ殺してやると喚き二人を追跡する事を決めます。
探位1位(リンネよりも上なのね!!)のエクセレスに二人の行方を追わせます。
捕捉する事は出来ましたが困ったことになりました。
ゴードンとスザールはアルファに向かっている事が分かりました。
シングル魔法師が無許可に越境すると武力侵攻と誤解される事になります。
エクセレスは元首の許可を取る事にします。
直ぐにファノンの専用AWR【三器矛盾】が運ばれてきました。
三つのAWRで構成されているようですが強力過ぎるので持ち出すには許可を取る必要がありました。
二器を持ち出す事になりました。
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テスフィアとリリシャの模擬戦が行われています。
リリシャがセルバから貰った指にはめる魔力の糸を操るAWRを使っています。
魔法を上手く扱えないリリシャにはうってつけのAWRでした。
彼女は魔力操作は出来るので巧みに糸を操りテスフィアを追い込んでいきます。
高性能なAWRを気前よくリリシャに上げたフェーヴェル家の器の大きさにアルスは驚いています。
リリシャは自分の勝利を確信していたようですがアルスはテスフィアの変化に気が付きました。
追い詰められたテスフィアがトランス状態に入り思わぬ反撃を始めました。
テスフィアは無意識下でリリシャの糸を凍らせて動きを封じます。
焦るリリシャに向けて攻撃を放とうとしてますね。
アルスはそこで止めに入り勝負を引き分けと裁定しました。
勝負を止められるとテスフィアがトランス状態から元に戻ります。
彼女は自分でも何をしていたのか分かっていないようでした。
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リリシャがアフェルカの隊長に就任したお祝いをする事になりました。
アフェルカは元首直属の近衛部隊となりました。
極秘事項なのですがアルスがテスフィアとアリスに話してしまったようです。
リリシャが口の軽さを咎めてきますがロリが取りなします。
アフェルカの標的になったフェーヴェル家には説明する必要があるのだからどのみちテスフィアの知るところとなると言っています。
それを聞いてリリシャは納得するしかなくなります。
ロキとアリスが用意した豪華な料理を囲みお祝いが始まりました。
フェリネラも呼ぼうとしたのですが彼女は留守にしていました。
アルスとお近付きになるチャンスをふいにしたと知ったら嘆きそうだね。
リリシャはテスフィアの事を何と呼べばいいのか迷っていました。
これまでの彼女はうわべだけのお付き合いとしてテスフィアに接していたので友達としての距離感が分からないようです。
リリシャがテスフィアのフルネームで彼女を呼ぶと本人に驚かれます。
リリシャが真っ赤な顔で何と呼べばいいの分からないと言うと好きに呼べばいいと言っています。
「ちゃん」と「さん」はつけないでとも言われました。
テスフィアのフレンドリーさが出てますね。
彼女は貴族の令嬢の筈なのですが気さく過ぎて怖くなるな。
リリシャはテスフィアと呼ぶ事にしたようです。
食事が終わるとデザートのケーキが出てきました。
アルスはまだ食うのか!と切れ気味ですがそれを口に出す程愚かではありません。
甘いものが苦手なアルスに配慮してロキは小さく切ってくれました。
ふんふんロキの配慮が行き届いている感じですねー。
もう奥さんと言えるかも?
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外出したフェリネは外界に近い寒村に来ていました。
そこにあった一家の家の前で合言葉を決めてなかったなと思い至ります。
相手に自分の存在を知らせる為に彼女は母親の真似をして呼びかけます。
慌てた様子のウィザイストが出てきましたよ。
フェリネラは連絡手段を告げずに消息を断ったウィザイストを探しに来たのね・・・
勝手に消えられては困ると文句を言いつつアフェルカの騒動が終息した事を伝えました。
ウィザイストも情報共有の為に一度戻る予定だったと言って知りえた情報を伝えてきました。
ウィザイストは外界にある凶悪魔導犯罪者を収監していた特殊な刑務所【トロイア監獄】から脱獄囚が出たと言ってきました。
アルスに出動してもらう必要があるのでフェリネラに伝達役を頼んでいます。
アルスに会う口実が出来たとフェリネラは喜んでいます。
フェリネラが情報を確認しているとウィザイストの部下が一人戻って来ました。
余程焦って駆けつけてきたので息が切れています。
彼からクレビディートでテロ活動があり犯人がアルファに向かった事とそれを追ってクレビディートのシングル魔法師が越境を試みると伝えられます。
ウィザイストは即断で自分達の部隊でファノン達がアルファに入る前に捕捉する事を決めました。
緊急事態なのでフェリネラも追跡部隊に加わる事になりました。
.
ゴードンとスザールを追ってアルファに接近中のファノン達だったのですが彼らの位置を見失う事になりました。
激しい爆発の後、二人に打ち込んだ探知用のビーコンが破壊されたようです。
自分の探知魔法が解かれたと分かりエクセレスが驚いています。
ファノンは爆発のあった場所に居るから気にするなと言って爆発があった場所に向かいます。
そこはアルファの監視基地でしたね。
瀕死の兵士を一人発見したのですがファノンは追撃を優先しようとします。
エクセレスは基地の破壊を自分達の仕業と誤解されるのは不味い。
生き残りを見捨てたと知られるのも外交上不味いと判断し救護する事を勧めます。
ファノンが折れ生き残りの兵士を探し出し応急処置を施す事になりました。
応急処置が終わり出発しようとしているとウィザイスト達が到着しました。
最初は近隣の村人の様に見えたのですがファノンとエクセレスが訓練を受けた軍人ではないか?と気が付きます。
相手がウィザイストだと分かりビビりながら交渉を始める事になりました。
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ファノンがウィザイストに対して不遜な態度を取り続けているので一触即発の事態になりそうでした。
そこにフェリネラが割り込んで二人が衝突するのを防ぎます。
ファノンとエクセレスはフェリネラの若さに驚いています。
怒れのウィザイストを一言で沈めた事から彼女がタダモノでは無いと判断しています。
フェリネラがウィザイストの事を父と呼んだ事で驚きが増します。
更にフェリネラが第一位のアルスと親しくしていると聞いて驚きが激増します。
アルスが学生をしていてフェリネラが一年先輩に当たると聞いて驚愕しています。
強者と判断したフェリネラが学生である事実にアルファの凄さを実感していますね。
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場所をフェリネラとウィザイストが密談していたぼろ屋に移します。
ファノンは汚すぎると文句を言っています。
フェリネラが国賓待遇で元首に紹介しては?と提案してきました。
ウィザイストがそれも有りか?と乗り気になりますね。
これを聞いてエクセレスが慌てています。
彼女達はゴードンとスザールの始末と奪われたAWRを極秘裏に回収しろとの命令を受けていました。
派手に歓迎されては極秘行動がとれなくなります。
ウィザイストは情報を出し惜しみする事なく提示しろって言いたかったようですね。
エクセレスは苦しい交渉をする事になります。
元々無許可で越境を試みている最中だったので交渉はウィザイストに有利に動いて行きます。
ゴードンとスザールがトロイア監獄の所長と副所長だったことを開示しました。
所長と副所長が協力したので脱獄が可能だったと考える事にします。
しかし脱獄しても外界なので供給刑により疲弊している魔法師では生き残れないと予想されます。
外部に協力者が居ると考えられました。
エクセレスは何とか奪われた新開発のAWRの存在を隠し通して交渉を纏めました。
意外と良い手腕を持っているみたいだね。
表向きは協力できないが裏では協力するって形で話が纏まります。
やり手のウィザイストはフェリネラを案内役としてファノン部隊に同行させる事にしました。
いわゆる監視役ですね。
フェリネラはアルスへの報告はどうするんだと不満顔です。
ウィザイストは四六時中監視している必要は無いのでチャンスがあればアルスに会いに行けと言っています。
フェリネラは意外と軽い任務なのか?と疑問を持っています。
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アルスが定期テストを受けて不満をぶちまける事になっています。
テストが終わった後に満点を取っても出席日数が足りずに単位を落す事になると言われたからです。
システィは便宜を図ろうとしたようですが頭の固い教師陣から反対されたそうです。
アルスとしては学園の授業などに価値は見出していないので不満が爆発しています。
テストで満点でも単位を貰えないのは理解不能だと項垂れています。
成績が悪くても皆勤賞なら単位が貰えるのか本末転倒だろと怒っています。
ロキもアルスと同じ境遇なのですが彼女は落ち着いていました。
単位くらいどうでも良いですよと慰めています。
彼女はアルスの傍に居られるだけで幸せなようですから元々単位などどうでも良いみたいです。
達観しているロキを見ていたアルスは怒るのが馬鹿らしくなりました。
気を取り直してテスフィアとアリスの訓練を行う事になります。
.
ロキがしきりに二人の進捗状況を知りたがります。
ライバル心を持っているのがアルスには不思議でした。
ロキは既に軍の魔法師なので学生の二人に対抗心を持っているのが理解できないようです。
意外にも進捗状況はテスフィアの方が進んでいました。
アリスは魔法を同時に操る訓練をしています。
アルスは三本の指を使い座標を指定する方法を教えています。
テスフィアも助言を欲しがってきました。
アルスはテスフィアがリリシャとの模擬戦で見せた魔法が発動した原因を特定する事にします。
彼はテスフィアが使っているAWRに秘密があると考えます。
テスフィアの許可を貰い分解してみる事にしました。
内部に古い形式の魔法が刻まれています。
現代の魔法式ではなくアルスも見た事が無いモノでした。
それが自動的に作用して発現する魔法を変質されているようだと判明しました。
テスフィアとアリスが帰るとロキが自分に課せられた課題について相談してきました。
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ロキが積極的ですねアルスの肩に触れるくらいに近付いてきました。
しかし不意に彼との距離を取り自分の匂いを気にしています・・・可愛い。
アルスはいつもと同じ良い香りがするが?と伝えます。
いつも通りとは?と言ってロキが食いつてきました。
アルスがシャンプーの香りじゃないのか?と答えるとアルスも同じシャンプーを使ってますがと返されます。
アルスは自分じゃ分からないものだと答える事になりました。
そうかロキとアルスは同じシャンプー使っているのかー。
アルスの態度があれなのであんまりエロエロな雰囲気が無いだよなー。
冷静に考えろよ・・・ロキと同居しているんだぞ。
分かっているよな。
それなのにアルスの態度はげせん、あいつは不感症なのだろうか?
ロキなりのイチャラブだったみたいだね、満足した彼女は質問を始めます。
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彼女が会得しようとしている【雷霆の八角位】は高度な古い魔法です。
アルスは雷系に適性が無いので習得していません。
だから発動のコツなどを教える事はできないようです。
ロキは自分なりに魔法式を解析して発動に火系統の【火雷《ホノイカヅチ》】が必要だと解明していました。
ホノイカヅチを人間が習得するのは不可能ではないか?との結論に達していました。
アルスが驚いたのはロキがそこで諦めるのではなく違った視点でのアプローチを始めていた事でした。
彼女は召喚魔法を使ってホノイカヅチの効果を再現しようと考えたそうです。
彼女の考えを聞いたアルスが感激しています。
ロキはアルスの生徒としても一番になりたいと考えいてるようだね・・・くーう可愛すぎます。
アルスはロキの視点は間違っていないと判断してホノイカヅチを再現する為の魔法式を考え始めます。
アルスの悪い癖が出てロキの言葉が聞こえなくなり思考に没頭する事になります。
こうなると声を掛けても気付いて貰えないと知るロキはアルスの腰に抱き着き彼を現実に引き戻しました。
ロキが【不死鳥《フェニックス》】という召喚魔法を応用する事を提案します。
アルスは有りだと判断して二人で徹夜で検証作業を行う事になりました。
二人は力尽きて寝落ちするまで作業に没頭したようです。
ロキはアルスに毒されているみたいだね。
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二人が起きたのは翌日の夕方でした。
ロキが用意した夕食を食べ終えるとベリックから連絡が入ります。
アルスは留守ですよと言って通話に出る事にします。
ベリックは慣れたもので留守なら直接会いに行くしかないなと返しています。
アルスはベリックの声から只事ではない何かが起こっていると推察して話を聞く事にします。
ベリックから【トロイア監獄】で脱獄事件が発生したと伝えられました。
脱獄者のリストも開示されアルスを驚かせます。
そこにはアルスが殺したはずの人物の名前が載っていました。
ノックスと言うクラマの女性幹部で大量虐殺事件を起こした人物です。
ベリックからトロイア監獄を見に行ったレティからノックスの死体を発見したとの報告を受けたと言われ安心しています。
レティの適性は内地で戦うには不向きだと分かっているのでアルスは自分が動くしか無いと考えます。
不承不承にベリックの要請に応じる事にしました。
ベリックもアルスが不満を持っていると悟っているので可能な限りの便宜を図ると言ってきます。
アルスは既に欲しいモノは手に入れているので何も無いんだよなーと伝えますよ。
それを聞いたベリックはアルスがアルファを捨てて出奔するのではと危惧したようです。
アルスが欲しいモノは時間だけみたいです。
ベリックでもそれを叶える事はできないからなー。
ベリックの危惧が分かったアルスは優しさを見せますね。
事態が収束しただ報酬について相談しようって事になりました。
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ベリックが裏社会にアルスの顔が知れ渡るのは不味いので変装して欲しいとお願いされます。
シセルニアに貰った変装グッズを使う事にします。
アルスはその中の仮面が気に入らないみたいですがロキは嬉しそうに持ってきましたよ。
ロキのセンスでは仮面はカッコいいそうです。
普段ならベリックからの連絡のあと直ぐにウィザイストから接触があるのですが今回は有りませんでした。
時間が出来たのでロキの魔法研究をして待つ事になります。
待っていると黒塗りのゴツイ魔動車がやって来ました。
アルスは不審に思ったようですロキに留守番を言いつけて迎えの車に乗り込みました。
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アルファで脱獄囚が集合する事になります。
彼らのボスはダンテと言うのね。
恐ろしく強いようです。
彼らの脱獄にウームリュイナ家が手を貸したようですよ。
脱獄囚たちを監視しよとしたので連絡役は始末したそうです。
ダンテはクラマの存在を気にしています。
現状では戦力的に負けているので彼らと事を構えるのは不味いと言っています。
いずれにしても彼らには帰る場所がありません。
ダンテは最終目標は新大陸を目指す事だと告げました。
魔物が闊歩する外界を越えて新大陸に向かうと言われ他の脱獄囚は反対意見を述べ始めます。
ダンテから七か国に居場所が無い以上帰る場所を作る必要があると言われて黙ります。
ダンテには新大陸に渡る目算があるようですよ。
ダンテはまずは軽く戦争をしようと言い出します。
新大陸に向かう事に同意を得たと考えているね。
俺たちの野望(ゆめ)と言っています。
野望の為にミネルヴァを奪うと宣言しています。
.
アルスが目的地を聞いてもベリックに指定された場所に運んでいると言われます。
アルスの懸念が当たりましたね。
突然車が止まり左右に座っていた魔法師が攻撃してきました。
必殺の間合いで仕掛けたつもりのようですがアルスを仕留めるには力不足だったようです。
アルスは攻撃を防いだだけではなく相手にダメージを与えています。
意外なほどに余裕があるね。
敵は狙撃手を用意していました。
離れた場所からの狙撃で車を大破させました。
味方諸共にアルスを始末する算段だったようですが二発で仕留めようとしたのが間違いでした。
一発目の爆発に乗じてアルスは車内から脱出して狙撃手の元に現れます。
狙撃手を殺したアルスは襲撃が失敗したにも関わらず逃げない敵に関心を示します。
襲撃者はダメージを負っているのですがアルスを仕留めに来ましたよ。
一人の顔を地面に打ち付けて気絶させ残り二人を無力化しました。
二人は生きていたのですが遠方から狙撃され殺されてしまいます。
狙撃手は恐らくスザールだよね。
ロキがやって来てアルスに仮面を渡します。
狙撃手はアルスを誘っているようです。
逃げ去るのではなく彼が追ってくるのを待っているみたいですね。
アルスとロキは誘いに乗り捕まえる事にしました。
数時間追撃する事になります。
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開けた場所に出ると敵が配していた伏兵が現れました。
アルスは罠に掛かってしまったと悟ります。
アルスとロキを襲ったのは女性ばかりの集団でした?
あれこれってゴードンとスザールを追っているファノン部隊じゃないの?
アルスとファノンは相手の正体が分からないまま敵と認識し戦闘を始めます。
スザールがアルスとファノンが戦うように仕向けたようです。
アルスとファノンの戦いはアルス優位に進んでいるね。
やはり位階が上なのでアルスの方が強いようだ。
ファノンの部下がロキを拘束してアルスへの人質にしようと考えます。
ロキが身体強化の魔法を使って反撃したようですね。
彼女を捕まえようとした部下はロキの強烈な蹴りを喰らう事になりました。
アルスを強敵と認識したファノンは【三器矛盾】の中で攻撃力が高いAWRを使う事にします。
アルスも攻撃力の高い魔法で仕留めに掛かっています。
アルスの魔法とファノンの魔法が放たれようとしているところにフェリネラが現れ二人を止めました。
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アルスは突然フェリネラが出てきた事に驚いています。
フェリネラから双方の素性を紹介される事になりました。
アルスが第一だと聞いてファノンとエクセレスが驚いています。
ファノン部隊の隊員は恐れを抱いたようです。
エクセレスはフェリネが止めてくれた事に感謝しています。
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エクセレスがファノンに第1位だと気付いていたか聞いてきました。
ファノンはあんな変な仮面をつけている相手にどうしろって言うのと答えています。
あーやっぱりファノンの目からみてもアルスの付けていた仮面はヘンテコなのね。
あれをカッコいいと感じるロキの感性がズレているようだ。
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知らなかった事とは言えシングル魔法師がぶつかる危機を回避できましたよ。
フェリネラは場所を変えて情報共有を図るようです。
アルスとファノンは協力して脱獄囚を追う事になるのだろうか?
反発し合いそうに見えるんだよねー。
フェリネラとエクセレスが上手く取り成す事になるのだろうか?
フェリネラはアルスと行動を共に出来るので嬉しいと感じているかもな。
ロキとフェリネラがぶつかる事が無いと良いよね。
ファノンはアルスが自分よりも強いと察したようにも見えました。
意外とアルスに惚れてしまう展開になるかもなー。
面白くなりそうだ。
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成分美少女戦闘訓練恋愛ハーレム
評価AAAAAABCAAA
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