ラノベの感想) 魔弾の王と凍漣の雪姫 第11巻 (ダッシュエックス文庫)


概略:
魔物とアーケンの使徒がそれぞれティル=ナ=ファとアーケンの復活を狙っています。アルサスに戻ったティグルの元にリュディから救援を要請する手紙が届きました。ティグルは彼女を助けいに行く事を決めます。ジスタートで不作は発生していてミラがブリューヌの現状を知る為にアルサスに向かいます。ティグルがリュディを助ける為にルテティアに行っていると聞いてやってきます。リュディの課せられた任務はガヌロンの領地だったルテティアを安定させる事です。敵対する事になる反乱軍にズメイが関与しています。ティル=ナ=ファについて調べる事になります。その過程でシャルルと再会する事になるよ。ドレカヴァクがティグルに挑んできました。

レーベル:ダッシュエックス文庫
発行日:2022/4/27
著者:川口 士(かわぐち つかさ)
イラスト:美弥月いつか (みやつき いつか)
ISBN:978-4-08-631465-7
雰囲気:冷害、悪夢、再会、進展、罠、結婚の条件、vsドレカヴァク、伝承、再会、共闘、防衛戦
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プロローグ
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ジスタートを冷害が襲います。
農作物が不作で大飢饉が発生しそうです。
ソフィ―とミリッツアが国王から国内の調査を依頼されています。
ソフィーとミリッツアが治める公国以外も冷害の被害に遭っている事が判明しました。
二人はミラの治めるオリュミッツに向かう事にします。
最初は馬で移動しながら各地の状況を把握する考えでした。
しかしソフィーとミリッツアが同時にティル=ナ=ファと黒竜が出て来る悲惨な夢を見た事で予定が変わります。
二人は近しい人々が殺されている夢を見ました。
二人の夢にティグルが出てきているのが注目ポイントだね。
ソフィ―とミリッツアにとってティグルは近しい存在なようです。
二人はミリッツアの竜具を使いオリュミッツに瞬間移動しました。
ミラに二人の見た夢の内容を説明します。
驚いた事にミラも同様の夢を見たそうです。
三人はティル=ナ=ファが何かを警告しようとしているのではないか?と考えます。
オリュミッツでも冷害が発生しています。
ミラからムオジネルでも冷害が発生している事を教えられました。
ソフィーは自分が予想した最悪、各国が食料を巡って冬に戦争をする可能性が現実味を帯びてきたと感じます。
ミラにブリューヌに行って状況を確認してきてもらう事にします。
ミラは多忙で目の下に隈を作っている状況なのですがソフィーの提案を受け入れます。
ティグルに会いたいってことか?
ソフィ―自身はムオジネルの調査に向かう事にします。
ジスタートとムオジネルは友好国ではないのでもしものときに備えてミリッツアに同行してもらう事になりました。
ミリッツアの竜具で逃げようって考えね。
統治者としての話し合いが終わるとソフィーが本題を切り出します。
彼女が知りたかったのがミラとティグルの関係に進展があったかです。
ミリッツアも大いに興味があるようですね・・・
ミラは何の変化も無いと伝えますが視線が泳いでいます。
ミラの落ち着かない態度から進展があったとソフィーは考えます。
かまえをかけるとミラはティグルと結ばれた事を暴露してしまいます。
おたがいに合意の上で・・・とか言ってますよ。
ミラは惚気たかったようですね。
ミラがティグルト結ばれたと知りソフィーとミリッツアは祝福してくれます。
ヴァレンティナとエレンには絶対に言わないでと約束させています。
ミラはティグルをリュディと共有する事に成った事も教えたのだろうか?
これはレギン女王がティグルに好意を持っている事への対策です。
ミラ一人ではティグルを取られてしまうとの計算からリュディと共有する事になりました。
ミラはリュディに好感を抱いているのでティグルを共有する事に納得しました。
前途多難です。
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1 予兆
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ガヌロンとの戦いに勝利したティグルは故郷のアルサスに戻っていました。
アルサスも不作に見舞われています。
ティグルがレギンにもらった報奨金で食料を大量に買い込んでいたので冬を越えられそうです。
ティグルの元にリュディから救援を求める書状が届きました。
ガヌロンが滅んだ事で彼の領地ルテティアはレギン王女とテナルディエ公爵とヴェルジュラック家で分割統治する事になりました。
テナルディエ公爵はムオジネルとの戦いを終えたばかりなので余力がありません。
穏便な統治をしていました。
レギンとヴェルジュラック家も穏便な統治をしていたのですが問題が発生しました。
ガヌロンに従っていた兵たちが集まり一角獣士隊という組織ができてしまいます。
一角獣士隊はレギン達の統治に反旗を翻しました。
レギン達の統治に好意的な村を襲う野盗行為を始めました。
困ったレギンはリュディを差し向けて事態の収拾を図りました。
中々事態を収拾できずに困ってしまったリュディはティグルに助力を乞いました。
リュディの手紙の冒頭に可愛い新妻が困っています、助けてくださいと書いてありました。
ティグルはリュディの救援に向かう事を決めます。
父親のウルスにリュディの救援に向かう事を伝えます。
その時にウルスにミラとリュディとの関係をどうすれば良いのか相談する事にします。
ウルスはあくまでも自分の考えで従う必要は無いと断ってから意見してくれました。
ミラの戦姫という立場は危ういモノだと考えます。
彼女が戦姫でなくなり後ろ盾を失った時に恋人では助ける事はできないのでミラと婚約しろと言っています。
リュディはティグルの妻にならなくてもヴェルジュラック家の後ろ盾があります。
ヴェルジュラック家を通して彼女を支援する事はできるからと言っています。
更にリュディを妻にした場合、生まれた子供をヴォルン家とヴェルジュラック家、どちらの跡取りにするか揉めることになるらとも言っています。
ティグルはリュディの母親のグラシアの人柄を思い出してありそうだと考えています。
ティグルはウルスの言うとおりミラと結婚する事を選ぶのでしょうか?
ティグルがルテティアに行く事をラフィナックが知りました。
ティグルがバートランに話した結果、彼がラフィナックに同行を命じたようです。
ティグルはガヌロンの手記の写しを手に入れていてルテティアにティル=ナ=ファに関係ありそうなシャルルの聖窟宮と呼ばれる場所がある事を知っています。
ティル=ナ=ファを調べたいと考えているティグルはそこに行くつもりでした。
ティル=ナ=ファとの戦いになると予想され危険な旅になるのでラフィナックにはアルサスに残って欲しいと考えています。
ラフィナックはバートランの言いつけを守らずアルサスに残り彼に睨まれる方が怖いと言ってティグルに同行する事になりました。
リュディはルテティアの南東にあるイヴェットという町を拠点としていました。
到着したティグルとラフィナックを歓迎してくれます。
早々にリュディから現状の説明を受ける事になります。
話を聞いたティグルは敵の拠点を探す為に旅人を装い近隣の村に行く事を決めます。
最初はラフィナックと二人で行くつもりだったのですがリュディが同行を希望しました。
説得は無駄なので三人で旅人を装い近くの村の様子を見に行く事にしました。
村長に空き家を借りて泊まる事にしています。
その夜に野盗が村を襲いました。
ティグルとリュディが応戦して追い散らす事ができました。
リュディが戦場で鍛えたと思しき槍使いと戦う事になりました。
リュディでも勝てない手練れでしたよ。
村を襲ったのは一角獣士隊でした。
リュディが苦戦した騎士と思しき人物が指揮官だったようです。
これまで一角獣士隊はレギン王女に好意的な村を襲っていました。
襲われた村は中立を守っていた村でした。
ティグルとリュディは敵の姿勢が変わったと察して拠点としているイヴェットに戻る事にします。
イヴェットにも一角獣士隊の密偵が紛れ込んでいる可能性が予想されます。
リュディは合言葉を決める事にします。
合言葉は「リュディエーヌは」「金貨十万枚」と決めました。
ティグルが十万枚とは、ずいぶんと控えめじゃないか、とからかうと、褒めてくれるなら言葉よりも行動で示してくださいと言われます。
おーリュディはヤル気満々な様子ですね。
リュディの気持ちを知っているティグルは行動で示す事にします。
ミラを抱いたからリュディも抱くのではないと自分に言い聞かせていますね。
ティグルはミラとリュディを同等に愛す事が彼女達に対する最高の誠意になると考えます。
ティグルの部屋の前でリュディが待っていましたよ!!
リュディはティグルを抱きしめてぶちゅーっとキスしてきました!!
ティグルはリュディも自分と同様に関係を深めるか迷っていると思っていたのですが自分が子供過ぎたと知る事になりました。
リュディは誰かに見られると恥ずかしいのでここまでと言って去って行きます。
夜になりティグルはリュディの寝室を訪れます。
ノックすると焦ったリュディの声が聞こえてきました。
彼女は散らかった部屋を片付けようとしていたようですね。
しかし時間が足りずに中途半端な状態でした。
リュディは仕事が忙しいのに私室は綺麗に整頓されている大人な女性を見せたかったみたいです。
リュディがミラとの関係を質問してきましたよ。
ティグルが秋に別れた後に会っていないと答えると呆れられます。
リュディはミラとティグルが理由を付けて一緒に行動していると思っていたようですね。
リュディが自分の考えを言ってきましたよ。
ティグルとミラは自分の立場を守った上で付き合っていこうと考えているようなんですよ。
しかしリュディはヴェルジュラック家を捨ててティグルとミラの傍に居ると言い出しました。
ティグルは貴族のリュディが立場を捨てる決断を下す覚悟をしていると知り自分の甘さを痛感しています。
リュディがティグルと再会した当時自分が浮かれていた事を教えてくれました。
ティグルと昔のような関係に戻れると浮かれていたのでミラとティグルが想い合っていると気付けなかったそうです。
ミラがティグルを愛していると気付かないまま彼女と仲良くなりました。
ミラとティグルが想い合っていると知っても彼女を嫌いになれなかったそうです。
そこでティグルを諦めればよかったのですがそれも出来ずに想いを伝えたそうですよ。
ティグルはリュディにミラと同じくらい好きだと伝え彼女を抱く事になります。
リュディはミラと同等に愛してくれているティグルに満足なようですよ。
遂に二人は結ばれる事になりました。
体勢を変えて何度も愛し合っています。
リュディはベッドの上でも情熱的なようだ。
眠りに付いたティグルが悪夢を見る事になりました。
ミラ、ソフィ―、ミリッツアが見た夢と似ています。
ティグルの夢では「死を」「あらゆるものに死を」との何者かの声が響いていました。
目覚めたティグルをリュディが癒してくれます。
ティグルが夢の内容を伝えるとリュディが行為が不味かったので悪夢を見たと誤解します。
ティグルは、そんなこはない、と力強く否定しました。
ティグルが随分と女慣れしていると疑いの目を向けてきました。
ティグルはミラとリュディ以外の女性と関係を持った事は無いと伝えます。
ティグルが慣れているのはミラと何度もしたからでした・・・
リュディはティグルの態度でそれを察しています。
ティル=ナ=ファの事やブリューヌ全体が不作だったと知り緊張していた。
リュディと結ばれて気がゆるんだから怖い夢を見たのかも知れないと伝えます。
リュディがティグルの頭を両手で抱え込みます。
ティグルの顔がリュディのおっぱいに埋もれる事になりました。
甘い匂いに包まれてティグルの不安は消えていきます。
だいぶ落ち着いたと伝えると妻の務めですからと言われました。
リュディがティグルの胸に顔を埋めて眠る事になります。
リュディのぬくもりを感じてティグルは大切なものを守る覚悟を新たにしています。
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2 一角獣士隊(リコルネーメン)
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一角獣士隊で作戦会議が行われていました。
ミシェルという騎士が彼らの総指揮官をしています。
ミシェルにはメリュジーヌと名乗る女神官が付き従っています。
リュディとティグルが逃がした騎士はミシェルでした。
ミシェルはリュディとティグルの力量を認め彼らを警戒しています。
一角獣士隊は王都から援軍が来ることを恐れています。
彼らは三千余りの勢力なので王都から援軍が来ると負けるようだ。
ミシェルはリュディとティグルが自分達を誘き出そうとしていると予想します。
王都からやって来る輜重隊を遅う不利をして彼らの根拠地イヴェットを攻めようと提案しました。
ミシェルの落ち着いた話し方はメンバーに信頼感を与えています。
彼に任せておけば問題無いとの雰囲気になっています。
メリュジーヌの配下がリュディの決めた合言葉を入手しました。
これもイヴェント攻めを行う理由の一つです。
ミシェルは隻眼の騎士です。
隻眼なので難しい任務は無理だろうと軽んじられていました。
ガヌロンがレギンに対抗する兵を起した時に彼はファーロン王(中身はシャルル)と出会います。
初めてファーロン王に会ったミシェルは感激していました。
ファーロンから隻眼の騎士は珍しいと親し気に話しかけられます。
槍の腕前を見せると褒めて貰えました。
ファーロンはミシェルに兵を300人与える事にします。
感激したミシェルはファーロンに心酔し彼の支持者になりました。
敗戦後王都に収監されたのですがファーロンの為の軍を起すと考えルテティアに戻ります。
知り合いに助力を求めても誰も協力してくれませんでした。
そこにメリュジーヌが現れファーロン王の軍を作りたいと言うミシェルに協力してくれました。
メリュジーヌがミシェルにガヌロンがファーロンの為に作らせたという槍をプレゼントしてくれます。
グングニルという槍で王国の宝剣デュランダルに並ぶ槍を目指して作らせたそうです。
槍を持ってみると強力な武具であると分かりました。
相手がリュディとティグルなので弱気になっていたのですが自信が沸き上がってきました。
ミシェルに協力しているメリュジーヌはズメイでした。
ズメイはミラの祖母の死体を己の身体として使っています。
ズメイはティル=ナ=ファの復活を目論んでいるのですがアーケンの気配を感じ取っています。
世界中で作物が不作なのはティル=ナ=ファかアーケンの復活が近づいているからのようです。
ズメイはアーケンを復活させようとしているメルセゲルを倒さねばと考えています。
ガヌロンがシャルルを復活させる秘術を得る為にメルセゲル達に協力していた事がズメイの野望の邪魔になっています。
ズメイはティグルをティル=ナ=ファの器にする事も考えていました。
ティグルが魔弾の王として成長するのを望んでいたようなのですが強くなり過ぎてしまったようです。
ティル=ナ=ファは人間を愛する側面と魔族を愛する側面と力の象徴としての側面を持っています。
ティグルはガヌロンを倒す時に人間と魔族、二つのティル=ナ=ファの力を引き出しました。
ズメイが復活させたいのは魔族を愛するティル=ナ=ファです。
ティグルがティル=ナ=ファの力を使いこなせるようになるのは不味いようです。
ズメイはアーケンの復活を阻止する為にメルセゲルを倒そうと考えます。
力不足の可能性があるのでドレカヴァクを喰らって力を付けようとします。
地下にあるティル=ナ=ファを祭る廃神殿でドレカヴァクを見つけました。
ドレカヴァクはガヌロンに破れてからここで力を蓄えていたようです。
ドレカヴァクはズメイが自分を捕食しようとしている事を察していました。
ドレカヴァクがズメイが焦っていると指摘してきました。
ズメイが使っているヴィクトーリアの肉体が影響を与えていると言っていますよ。
ドレカヴァクは長い時を生きているようです。
彼ら魔物は一度滅んでも時が建てば復活するようです。
ティグルが脅威なら今回はティル=ナ=ファの復活を見送れば良いのではと言われています。
ズメイはヴィクトーリアから人間を知らない魔物が負け続けるのは当たり前と言われた事を告げます。
ズメイは人間と戦姫を観察して彼らの気質を調べました。
かぎりある命を使い尽くして何かを為そうとする存在だとの結論を得ています。
ドレカヴァクはズメイの出した結論を興味深いと言っています。
彼はティグルと戦い経験を得たいと考えます。
ズメイにメルセゲルを牽制して欲しい、その間にティグルに挑むと言ってきました。
ズメイが自分に利が無いと拒否するとティグルと戦ったあとなら自分を喰らっても良いと言ってきました。
ズメイはティル=ナ=ファの復活に立ち会えなくなると指摘したのですがドレカヴァクは気にしていない様子です。
女神を降臨させるには然るべき時、然るべき地に誰かひとりがいればよいと答えました。
それがズメイでも良いそうです。
ザイアンは飛竜を飛ばして領地の不作状況を見て回っています。
飛竜が言う事を聞いてくれないので凍えそうになっていますね。
季節が冬なので寒そうです。
領地を見て回ったザイアンは不作が本当だと知りました。
テナルディエ公爵も不作で困っているようです。
連日、食料の入手先を探して奔走しているようですよ。
ザイアンは自分に出来る事は無いか考えた結果、領地を見て回る事にしました。
十分な戦功を上げたので冬の間は領地でのんびりしたかったようですが情勢が許しませんでした。
ザイアンは飛竜を連れてきたドレカヴァクが居なくなった事を愚痴っています。
リュディからガヌロンがドレカヴァクを警戒していた事を思い出します。
ドレカヴァクの正体を探る為にガヌロンの屋敷に向かう事にします。
自領の統治は手伝えないので他の事で父の役に立とうと考えたようです。
飛竜の世話をしているアルエットは当然付いて行くと言い出します。
ザイアンは彼女の同行を拒否しました。
レギン王女は南にあるイフリキアやキュレネ―に使者団をおくる事を計画しています。
ザイアンもそれに含まれています。
ザイアンはアルエットを連れて行くつもりです。
自分が戻って来るまでに馬に乗れるようになっておけと言い渡しました。
アルエットがヤル気になっています。
ザイアンとアルエットの関係も少しだけ進展しているようです。
ザイアンは彼女に対して軽口を叩くようになっています。
アルエットはザイアンの事が好きなのだろうか?
ありそうですね。
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3 再会
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ミシェルは計画通りに輜重隊を襲うと見せかけてイヴェントに奇襲をかけました。
事前に密偵からティグルが兵士たちに一本の矢を持たせているとの情報を得ています。
理由はティグルの故郷アルサスの風習でお守りになると聞かされます。
ブリューヌ人のミシェルは兵士が弓を持っていない事が確認できたのでお守りだと信じてしまいます。
リュディの決めた合言葉を使い先遣隊をイヴェントの中に入れる事に成功しました。
敵の根拠地に味方を潜り込ませる事が出来たので中と外から挟撃できる態勢が整ったと確信します。
勝利を確信して本隊に突撃を命じました。
イヴェントの城壁に迫ったのですが落とし穴が用意されてありました。
本隊は突進を止められてしまいます。
動けない本隊は城壁からの攻撃を受ける事になります。
ティグル達は一角獣士隊が味方の振りをして潜り込む事まで想定していましたよ。
矢を持っていない者は敵と判断して攻撃してきました。
ミシェルはティグルとリュディの罠に掛かってしまった事を悟ります。
彼の側近たちは逃げるように進言しますがミシェルは一角獣士隊の士気が低下して瓦解する事を恐れます。
ファーロンの軍を預かっていると考えているので引く事はできませでした。
先陣に立って敵を斬り伏せていきます。
ミシェルの前にリュディが現れました。
リュディとミシェルの一騎打ちが始まりました。
ティグルは今回武功を建てるのはリュディだと考え部隊の中央で指揮に専念していました。
リュディがミシェルと戦い始めたと聞いて彼女を援護に向かう事にします。
リュディの部下は彼女がティグルに想いを寄せていると知っているのだろうか?
指揮を引き継いでティグルを快く送り出してくれます。
ティグルが放った矢をミシェルの槍が粉砕しました。
ティグルはミシェルが持っている槍がズメイが使っていたグングニルだと気が付きます。
グングニルの最も恐ろしい機能は投擲しても手元に戻って来ることです。
ミシェルが投擲してこない事に不思議に思っています。
ズメイはグングニルの機能を詳しく説明していなかったな。
ティグルの存在を認めたミシェルは彼をファーロンの敵として狙ってきました。
リュディを放置してティグルに迫ります。
槍の間合いまで近付かれてしまったのですがティグルが曲芸じみた体裁きで槍を交わして矢を放ちます。
矢はミシェルの腕に当たりました。
十分な威力で槍を振るえなくなったミシェルは逃走をはかる事になります。
ティグルは彼を生け捕りにしようと考えます。
肩に矢を当てて痛みによる落馬を狙ったようですね。
しかしミシェルは痛みに耐えて逃げ去りました。
逃げ去ったミシェルの前にミラとガルイーニンが現れました。
ミラがミシェルに向かってレギン王女の敵か味方か問いかけます。
ファーロンを慕っているミシェルが激昂してしまいレギン王女は自分の敵だと叫び返してしまいます。
ミラは敵としてミシェルを討ち取る事にします。
満足に槍を振るえないミシェルではミラに対抗する事は困難だったよ。
ミシェルはミラに討ち取られる事になりました。
彼の持っている槍がズメイの使っていたグングニルだと知り驚いています。
ミラはグングニルを回収しようとするのですがズメイが現れてグングニルを持ち去ります。
ズメイはミラの祖母ヴィクトーリアの若かりし頃の姿をしていました。
彼女を知るガルイーニンは驚きに固まっています。
ミラは果敢にズメイに突撃しますがズメイは姿を消しました。
この場で戦うつもりは無いのね。
ミラはティグルとリュディと再会する事になりました。
リュディがミラに抱き着いてきましたよ。
ミラとの抱擁が終わるとティグルに次は彼の番だと促します。
ティグルとミラは照れてれになっていますね。
軽く肩を叩いて挨拶するだけに留めています。
ここは熱い抱擁を交わして欲しかったけどねー。
戦の後処理を終えたティグル、ミラ、リュディがそれぞれの状況を打ち明けます。
ミラは最初アルサスに向かったそうですがウルスからティグルがリュディを救援する為にルテティアに来ていると聞いて駆けつけたと話します。
ティグルは一角獣士隊の中にティル=ナ=ファ信者が紛れていた事を知らせました。
ティル=ナ=ファ信者を他の一角獣士隊と離しておきたいと考えます。
信者である事を公表すると混乱が広がる恐れがあるので伏せる事になりました。
ミラがティル=ナ=ファが関係している悪夢を見た事を教えます。
ソフィ―とミリッツアも同様の悪夢を見た事も伝えます。
それを聞いたリュディが自分も似たような悪夢を見たと告げました。
ティグルがどうして黙っていたと言うと聞かれなかったからと答えます。
リュディはティル=ナ=ファの神殿を見ていないのでティグル、ミラとは認識に温度差があるね。
ティグルは悪夢を見たのがリュディと結ばれた直後だった事を思い出して赤面しています。
彼の顔をみてリュディも恥ずかしくなったようですね。
照れ合っている二人を見たミラは二人が関係を持った事を悟りました。
冷気を漂わせて「ふうん?」と言っています。
バレたね完全に・・・でもミラは怒れない。
リュディがティグルと結ばれた事を喜んでいるのか?
ブリューヌ、ジスタート、ムオジネルが不作に襲われています。
アスヴァールやザクスタンはどうなのか調べてみる事になります。
ミラは各国で不作が起きているのはティル=ナ=ファが復活しかけているからかも?と疑問を呈します。
リュディからアーケンの復活を目論むセルケト達をどうするかと言われます。
アーケンとティル=ナ=ファが対立関係にあるとドミニクから聞いていたティグルは放置する事に決めます。
ティル=ナ=ファの復活に邪魔になるならズメイやドレカヴァクが何らかの手を打つと期待しています。
ティル=ナ=ファの復活を阻止する必要がでてきたよ。
復活を目論んでいるズメイやドレカヴァクを倒せば解決しそうなのですが居所が分かりません。
ティグルは夢の中だティル=ナ=ファに話しかけて復活を思い留まって貰おうと提案します。
ミラとリュディは呆気に取られていますがティグルからティル=ナ=ファと夢で話した事があると言われて出来るかも?と考えます。
ティグルはティル=ナ=ファに会える可能性が高そうなのでシャルルの聖窟宮に向かう事を提案しました。
リュディからレギンなら何か知っていそうだと言われます。
ティグルが頼めば有効な話が聞けそうですが対価が怖いので彼女に質問するのは無くなります。
レギンが物凄く警戒されているね。
それ程無茶な要求はしてこないと思うんだけど。
為政者はそれだけ怖いって事なのか・・・権力あるし。
リュディがティグルをミラと共有する為にヴェルジュラック家を捨てる覚悟があると語りました。
レギンにバレた場合ヴェルジュラック家を守るって側面もある決断でした。
ミラからジスタート王にティグルとの結婚の是非を聞いた結果が語られます。
ジスタート王はティグルを有用な人材だと評価しているようです。
オルガとソフィ―からティグルの武功が報告され彼に興味を持ったようです。
結婚には6つに条件が付けられました。
1.ティグルがヴォルン家を捨てない事。
2.婚約したらミラが戦姫でいる間ティグルはオリュミッツで暮らす事。
3.ブリューヌとジスタートの間で戦になったらティグルとミラはジスタート側に立ち戦う事。
4.ミラが戦姫でなくなったらミラ個人の財産を王家に献上してオリュミッツから去る事。
5.ミラとティグルの間に生まれる子供はジスタート人の平民として扱う事。
6.離婚はどのような理由があろうと王家の名において認めない事
ティグルはジスタート王の取り決めを寛容だと評しました。
彼が一番恐れていたのはミラ以外の女性をそばに置いてはならないというものです。
あーリュディをそばに置けなくなるからね。
うーんって事はアルサスの後継者は弟のディアンになるのか?
ティグルとリュディの間に出来た子はヴェルジュラック家の後継者となる?
子供が複数できたならその子をアルサスの後継者にするのもありか。
意外とティグルに都合が良い条件ではないか?
ミラが戦姫で無くなったらアルサスに来ればいいのだろう?
以外にジスタート王は優しい?
ティグルはミラとリュディを娶る覚悟だと告げました。
ミラとリュディは嬉しそうにしています。
ズメイに敗走時の指揮を任されたステイシ―は一角獣士隊の敗残兵を連れてアルテシウムを目指しています。
彼女はズメイの命令を忠実に果たそうとしています。
ティグル達はズメイはステイシ―達を使い捨てる予想していますがどうなるんだろう?
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4 幼竜の挑戦
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ティグル、ミラ、リュディ、ガルイーニン、ラフィナックはシャルルの聖窟宮があるアルテシウムに向かっています。
道中ラフィナックがミラとリュディに若の世話をしてくれてありがとうとお礼を言っています。
二人は赤くなっていますね。
道中も三人で励んでいるのか?
アルテシウムの近くまできていたので廃神殿で休息をとる事になりました。
ガルイーニンがミラと二人に成れる状況を作り出しティグル、リュディとの関係を質問してきました。
彼はミラからリュディとティグルを共有すると知らされています。
ミラが我慢していないか心配になり状況を聞いてきました。
ミラから上手くやれていると報告されました。
ラフィナックはミラの両親にも話をしているのか聞いてきます。
母親のスヴェトラーナは面白がっているそうですが父親のテオドールが難色を示しているようですね。
ミラはテオドールの返答を明言しませんでした。
ガルイーニンは自分が彼を説得しなければと決意しています。
ティグルが奇妙な地響きを聞きつけます。
外に出ると地竜が向かってきていました。
大量の地竜が向かっているので何者かが操っていると疑います。
ドレカヴァクが竜を操れる事を思い出しました。
ドレカヴァクの声が聞こえてきましたよ。
ドレカヴァクはティグルに自分の元に来いと誘ってきます。
従わないなら地竜に踏みつぶさせると言っています。
ドレカヴァクは50の地竜を従えていました。
ティグルが廃神殿にある地下道を発見しました。
地響きを聞いた時に反響音が異様だったので地下に空間があると疑い地下道を発見しました。
一行は地下道に逃げ込む事で地竜に踏みつぶされる事を回避しました。
ドレカヴァクはティグルが地下道を使って逃げている事に気が付きます。
地下道がアルテシウムに繋がっていると知っているようだね。
ティグルならアルテシウムを守る為に本気になると判断します。
地竜の歩く速度を落としてティグル達がアルテシウムに到着するのを待つ事にします。
ゆっくりアルテシウムに向かっている地竜の群れを飛竜に乗ったザイアンが発見します。
飛竜とザイアンを見つけたドレカヴァクが声をかけます。
ザイアンはドレカヴァクの声を聞いて震え上がっています。
彼も魔物の姿を見た事があるのでドレカヴァクが魔物であると気が付きました。
ドレカヴァクは赤い飛竜を呼び出しザイアンに嗾けました。
ザイアンの操る飛竜は対抗心を刺激されて空中戦をする事になりました。
ザイアンの悲鳴は聞いちゃくれません。
ザイアンが偶然手綱を引いた事により飛竜が地竜めがけて急降下する事になります。
ザイアンの飛竜は地竜に激突する事無く再上昇を行います。
激しい土煙が発生する事になりました。
彼らを追っていた赤い飛竜は上昇のタイミングを間違い地竜に激突してしまいます。
複数の地竜にぶつかり死んでしまいます。
ザイアンが見事な手綱さばきで赤い飛竜を撃退した事にドレカヴァクは驚きます。
ザイアンと飛竜は疲弊してしまい地竜から離れた位置に着陸して休息をとる事になります。
ドレカヴァクは彼らを捨て置く事にしました。
地下道を抜けてアルテシウムに到着したリュディは責任者のフィルマンのもとに向かいます。
自分には地竜に対抗する術があると告げて迎撃に出る許可を貰おうとします。
彼女がヴェルジュラック家の令嬢だと知るフィルマンは難色を示します。
ミラが戦姫である事を明かしてリュディに補佐役を頼みたいとお願いすると出撃を認めてくれました。
ティグルも自分にも地竜に対抗する術があると教え彼も迎撃に参加する事を告げました。
ティグル、ミラ、リュディは地竜の群れに突撃します。
ミラとリュディが地竜の歩みを止める役。
ティグルがドレカヴァクを倒す役になります。
ミラとリュディは地竜の目を潰して動きを封じる事にします。
前の地竜が動けなくなると後ろの地竜は進めなくなりました。
アルテシウムに向かうには迂回する必要がでてきます。
ミラとリュディは着実に地竜を行動不能にしていきます。
ティグルがドレカヴァクと対峙する事になります。
ドレカヴァクはティグルの事を人を越えた存在と言っています。
人間に味方するティル=ナ=ファだけでなく魔族に味方するティル=ナ=ファの力を宿した経験を高く評価しています。
信仰するべきは魔族を守るティル=ナ=ファであると力説しています。
ドレカヴァクは地竜よりも巨大な竜に変身します。
それが彼の真の姿みたい。
ドレカヴァクはティグルに違う現実を見せる事にしました。
怒りを抱えたティグルはニースを狙っていました。
ティグルの放った矢がニースを破壊したところで現実に引き戻されます。
ティグルは現実感の高さに夢ではないと感じています。
ドレカヴァクから可能性の一つだと言われています。
ティグルは大切な人を奪われたならばニースを破壊する可能性があると認めています。
ドレカヴァクの勧誘は成功しそうになっているぞ。
ドレカヴァクはティル=ナ=ファが復活すれば人間は滅びるがティグルの大切な人は守られるように働きかけると請け負っています。
ティグルは説得されそうだったのですがアルサス以外にも大切な人は居ると思い出します。
欲張りな彼は全てを守りたいのでドレカヴァクの提案を拒否しました。
ドレカヴァクはティグルを殺す事にします。
住民の避難を見届けるフィルマンをガルイーニンとラフィナックが守っています。
そこにステイシ―に率いられたティル=ナ=ファ信者が現れます。
ライフナックが時間稼ぎのつもりでティル=ナ=ファの信者なのか問いかけます。
ステイシ―からティル=ナ=ファの滅びを待ち望んでいると教えられます。
彼女達は大きな結果を得たあとで訪れる死が尊いモノだと考えていました。
説得は無理そうですね。
死を覚悟する彼らの前にミリッツアが現れて窮地を救ってくれました。
助けられたラフィナックは彼女に抱き着いて感謝しています。
ミリッツアは抱き着かれた事を苦笑で許してくれました。
フィルマンはミリッツアにティグル達を助けて欲しいとお願いします。
ティグルを助けようとしてドレカヴァクの攻撃を貰いそうになったミラをミリッツアが助けました。
ティグルを強敵と考えたドレカヴァクは彼に噛みつき姿を写しとります。
ティグルと同じ姿で弓を使った攻撃をしてきました。
ミリッツアに地竜を任せてティグル、ミラ、リュディの三人でドレカヴァクの相手をします。
ミラが矢を作りリュディが攻撃を担当する事になります。
リュディが誓約の剣で切りつけてドレカヴァクの腕を粉砕しました。
激突の衝撃で彼女は吹き飛ばされます。
ドレカヴァクは瞬時に腕を再生してリュディに止めを刺そうとします。
ここでミリッツアが最高のアシストをしてくれました。
瞬間移動でティグルをドレカヴァクの背後に運んでくれます。
ティグルがシャルルにもらった白い鏃を放つとドレカヴァクの身体に大穴を開けました。
ドレカヴァクは穏やかな顔でティグルとミリッツアを見事と讃えます。
良い経験をした、もう会う事はあるまい、と言って消えました。
ドレカヴァクは本当にティグルと戦いたかただけのようです。
残された地竜の対処を行う事になります。
ティグルはドレカヴァクが居なくなった事で傷を負っていない地竜が困惑している事に気が付きます。
そこに飛竜に乗ったザイアンが現れました。
飛竜が地竜に向かって吠えています。
地竜も飛竜に叫び返しています。
何らかの意思疎通が行われたようですね。
ザイアンの乗る飛竜に導かれて地竜はアルテシウムから去って行きました。
ザイアンは大きな手柄を手に入れたね。
ザイアンは飛竜が地竜を安全な場所まで案内しようとしていると察します。
アルテシウムの近隣には大きな森はありません。
ルテティアの外れまで飛ぶことになるのかと心配になっています。
彼の心配は杞憂に終わりました。
飛竜は途中で案内を止めて気ままに飛び始めました。
地竜も帰る場所が分かったようです大人しく戻って行きました。
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5 聖窟宮(サングロエル)
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ティグルに敗れたドレカヴァクの元にズメイが現れました。
ドレカヴァクは満足そうな表情でティグルの力を学んだと告げます。
ズメイはドレカヴァクが経験に拘る理由を知りたがりました。
ドレカヴァクはズメイが変化したからだと答えました。
魔物は人間よりも強いので彼らを知ろうとはしてきませんでした。
しかしズメイが人間を知ろうと考え始めたので話が変わってくると言っています。
ドレカヴァクはズメイに経験を得よとの助言を残して吸収される事になりました。
ズメイは必ず女神を降臨させてみせると誓います。
ティグルは疲労から数日間眠っています。
夢の中でティル=ナ=ファに招かれる事になりました。
ティル=ナ=ファは彼の事を「愛しき者、魔を退ける者、頂に立つ者よ」と呼びかけてきました。
何をすればいいのか質問すると無したい事を為せと教えられます。
世界を襲う不作はティル=ナ=ファとアーケンが同時に復活しかけているからと教えられます。
ティル=ナ=ファに復活した後にする事をたずねると新たな世界を作ると言われます。
今の世界を生き延びたものたりが、新たな世界を作る、ティグルのその一人だと言われます。
変容ははじまっているそうですよ。
それを望んでいる者としてティグルは魔物達とティル=ナ=ファ信者を思い浮かべます。
降臨を止める事はできないか問うと、儀式から器を撃ちなさいと言われました。
他にも聞きたい事は多々あるのですがティグルは、どうして弓だったのか問いました。
ティル=ナ=ファは弓の音が最初に自分に届いた音だったからと答えます。
ティル=ナ=ファがジルニトラを倒そうと願った巫女の様子を見せてくれました。
ジルニトラは最初は星だったようですね。
巫女がジルニトラを倒した事で竜となり眠りについたそうです。
ティル=ナ=ファはジスタートの建国にも絡んでいるって事か?
ティグルは無したいことを為すために言ってきますと答えてティル=ナ=ファと別れます。
目覚めたティグルはミラの姿を見る事になりました。
彼女からティグルが数日間寝ていたと教えられます。
水を欲するとミラが口移しで飲ませてくれました。
ティグルが目覚めたのでミリッツアを交えて情報交換を行います。
彼女がブリューヌに来た目的はジスタートとブリューヌが連合してムオジネルに対抗する為でした。
ムオジネルの偵察に行ったソフィ―とミリッツアはムオジネルがブリューヌかジスタートに攻め込もうと画策している事を知ります。
ソフィーは二国で共闘する事を思いつきレギンにお願いしようと考えます。
レギンの信頼を得ているティグルにレギンに謁見して話を通そうと考えたからでした。
ミラとリュディと関係を持ったティグルはレギンに会えない状態です。
手紙を書くので勘弁して欲しいとミリッツアを説得しています。
ミリッツアはティグルがレギンの肌に触れようとしたから嫌われた或いは着替えを覗こうとしたと疑ってきます。
ティグルの事を前科者呼ばわりしていますね。
彼女はティグルと初めて会った時に彼がミラを押し倒そうとしている場面だった事を指摘しているようです。
ティグルは夢の中でティル=ナ=ファから各国の不作がティル=ナ=ファとアーケンが同時に復活しかけているからだと教えます。
ティグルはアーケンとティル=ナ=ファが対立している関係だとの予想を口にします。
ミリッツアは自分達では思いつけなかった意見を出してくれた事を喜んでいます。
ソフィーが喜ぶと言っています。
ティル=ナ=ファを降臨する儀式を行う場所の手がかりを求めて聖窟宮に向かう事になります。
フィルマンの執務室を訪れて彼から聖窟宮に付いて聞き出す事にします。
彼の執務室にはザイアンも来ていました。
ザイアンはティグルにドレカヴァクを倒したのか聞きにきていました。
ティグルから逃がしたと聞いて残念そうにしています。
ザイアンは自分がドレカヴァクを倒したかったと言っていました。
ズメイに吸収されてしまったのですがティグル達はそれを知りません。
フィルマンはレギンから聖窟宮の存在を知らされていましたが詳しくは知らないようです。
リュディがレギンの許可を取ってあると告げると聖窟宮に入る事を認めてくれます。
ガヌロンの屋敷を調べて入り口を特定しました。
三か所の入口があったのですがティグル達は街の中心にある入口から地下に潜りました。
聖窟宮には王家の者にしか開けられない扉があります。
シャルルがブリューヌを建国するよりも前から扉は存在したそうです。
不思議がっているティグルとミラにシャルルが聖窟宮を作ったと思われる豪族の血を取り込んだんだと教えられました。
元々は豪族の血筋しか開けられない扉だったようです。
シャルルが豪族の婚姻を結び子供を作ったので王家の血筋しか開けられない扉になったのね。
問題の扉の前に辿り着くとシャルルが来ていましたよ。
シャルルは気さくな口調で奇遇だなと挨拶してきました。
聖窟宮とはシャルルが名付けたそうです。
ここは彼の初めての妻の墓でティル=ナ=ファの神殿だそうです。
妻は女神の信者だったそうですよ。
シャルルが使っているのはファーロンの身体なので扉を開ける事が出来ます。
シャルルが扉を開けようとしたのでティグル達は止める事にします。
戦闘になるのですがシャルルが圧倒しています。
そこにアーケンの使徒メルセゲルが現れました。
メルセゲルはシャルルとティグルを魔弾の王と呼んでいます。
どちらでも良いから一緒に来て欲しいと言っています。
メルセゲルは魔弾の王を復活させるアーケンの器にしようと考えていました。
二人が拒否すると襲い掛かってきます。
ティグルはミリッツアに頼んでガルイーニンとラフィナックを非難させます。
ミリッツアは一緒に戦いたかったようですがお願いを聞き入れてくれます。
メルセゲルとはティグル、ミラ、リュディ、シャルルの4人で戦う事になります。
ティグルがメルセゲルの放った巨大な蛇に丸のみにされます。
ミラが蛇の腹を引き裂いて救出してくれます。
ティグルはミラ、リュディ、シャルルに攻撃を任せてメルセゲルの弱点を観察する事にします。
メルセゲルはシャルル、リュディ、ミラに切り裂かれるのですが瞬時に修復します。
ティグルは治癒するのではなく攻撃が無かったことになっていると気が付きます。
メルセゲルが再度ティグルを丸のみにしようと巨大な蛇を仕向けてきました。
ティグルは蛇がメルセゲルの身体の一部だと気が付きます。
口の中に矢を撃ち込むとダメージを与える事に成功します。
メルセゲルは逃げました。
逃げるついでに聖窟宮を崩す事にしたようです。
シャルルは二人以外に器のあてがあると考えます。
ティル=ナ=ファの躯かと言っていますね。
何か知ってそうな彼をリュディが詰問するんですがそれどころじゃないだろと言って逃げて行きました。
お互いに行きてまた会おうと言い残します。
シャルルはティグル達を敵視していないようだ。
天上が崩れてきました。
ティグルは黒弓で天上を打ち抜いて難を逃れました。
聖窟宮は埋まってしまいます。
今後の行動指針を話し合う事になります。
ティグルの部屋に集まりました。
ここでミリッツアはミラがリュディとティグルを共有している事に気が付きます。
呆れているようですね。
他に手がかりがないのでシャルルの故郷であるヴォージュ山脈に向かうことにします。
冬のヴォージュ山脈は危険です。
ミラはラヴィアスがあるので寒さは問題にならないと言ってくれました。
ティグルは願いを叶えた最初の巫女のようにならなければと決意しています。
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エピローグ
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ギネヴィアの護衛としてアスヴァール島の南東にある港町デュリスにロランが来ています。
アスヴァールも不作にみまわれていましす。
ブリューヌはそれ以上の不作にみまわれていると聞いて心配になっています。
ブリューヌの方角を見つめているロランにギネヴィアが声を掛けます。
泳いでロランが海を渡るかもと?考えたようです。
泳げないロランが否定すると自ら泳ぎを教えてくれると言ってくれます。
ロランは断っていますが・・・勿体ないですねー。
ギネヴィアの水着姿が見れたかもしれないのに。
ロランはギネヴィアを補佐する為に一年間はアスヴァールに留まると約束しています。
心中でティグルにレギン王女とブリューヌを頼むとお願いしています。
ロランはティグルがミラとリュディと交際し始めたとは知らないんだっけ?
レギン王女から逃げ回っていると知ったらどんな顔をするんだろうか?
ジスタート王国の南の国境にあるルークト城砦にソフィーが到着しました。
ムオジネル兵が頻繁に姿を見せるようになったので援軍としてやってきましたよ。
そこにはオルガが援軍を連れてやって来ていました。
オルガはブレストに帰ったのですが領地を安定させるまで動けないとソフィーは考えていました。
オルガから救援に来た理由を教えて貰うとミリッツアに助けられたからお礼の為にやって来たと言われます。
オルガが領地のブレストに戻ったとき領内は混乱していました。
オルガは放浪していた事を謝ったのですが許して貰えませんでした。
竜具を返上して戦姫を辞めろとまで言い出す人達も居たそうです。
オルガは彼らに反論する事無く政務をこなしていました。
そこにミリッツアがやって来ます。
ブレストの状況を知ったミリッツアは各勢力の代表者を集めてオルガがブリューヌで活躍した事。
彼女が放浪の旅を通じて戦姫に必要な考え方を学んでいた事を教えました。
最後に自分達がオルガの年齢だった頃に何をしていたのかを問います。
これまでオルガを責めていた人々はオルガが重責に耐えて頑張っている事を知ります。
オルガはミリッツアにお礼がしたいと申し出ました。
ミリッツアはソフィ―を助けて欲しいと言ってきましたよ。
だからオルガは救援に来たそうです。
ミリッツアがオルガを助けてくれたのは自分が年齢や経験不足を理由に嫌な思いをした経験があるからでした。
オルガとミリッツアは互いに嫌い合っているのですが仲間として認識し合っているみたいです。
ソフィーはミリッツアの行動に感謝しています。
オルガからエレンも来るのか質問されました。
ソフィーは悲し気にエレンは来ない。
彼女の親友である戦姫サーシャが亡くなったと教えています。
オルガは親友への想いを大切にして欲しいと考えています。
ムオジネル軍を自分達だけて迎え撃とうとの決意を固めています。
オルガは良い方向に成長しているようです。
ムオジネルも不作に見舞われているそうですから本気で攻めて来るかもしれないな。
冬に戦をする事は無かったそうですけど、何らかの秘策を得ているのか?
それとも他国に侵攻しないといけないほど食料に困っている?
危うい感じがしますね。
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