ラノベの感想) 魔法科高校の劣等生 Appendix 第1巻 (電撃文庫)


概略:
魔法科高校第一高校の生徒がおかしな夢を見るようになりました。夢の中で達也は魔王役に収まっています。深雪は達也に近い役柄に付いていますね。真由美は魔法少女のようなコスチュームになっています。それが彼女を憔悴させていきますよ。達也は一高に何らかの聖遺物が関わっていると気が付きました。一高に乗り込み聖遺物を停止させる事になります。

レーベル:電撃文庫
発行日:2022/6/10
著者:佐島勤
イラスト:石田可奈
ISBN:978-4-04-914334-8
雰囲気:悪夢、協力者獲得、拒否、欲求不満で不機嫌、夢と確信、悪ふざけ、修羅場、ムッツリ、停止作戦
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ドリームゲーム
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月曜日:ぼうけんのはじまり
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一高に国立魔法大学の聖遺物研究室に送られ筈だった聖遺物が誤配送されました。
その影響なのか達也が奇妙な世界に囚われる事になりました。
達也が気が付くと森の中を一人で歩いていました。
森の中なのに地面が綺麗に整地されていました。
達也はこれは夢だ、ゲーム的な世界観の夢を見ているんだと気が付きました。
自分の身体がベッドで眠っている事を確認しました。
深雪も彼女の部屋で眠っている事を確認しました。
安全だと判断した達也はこの世界での行動を始めます。
他の人間を探す為に歩き始めると一台の馬車がやって来ました。
達也は夢の世界に囚われる事を嫌い関わらいことを決めます。
しかし馬車は達也の前で止まり中からドレス姿の深雪が出てきました。
深雪からお兄様と呼ばれて達也は安心したようです。
彼女から達也の境遇が語られました。
達也は国への反逆を疑われて記憶を消されて追放になったそうですよ。
右大臣が達也を罠にはめて彼を追放の憂き目に合わせたそうです。
深雪の距離感が近いですね。
達也の隣の席に座り腕を絡めてきましたよ。
深雪は国王の娘で達也は騎士団長の息子だそうです。
幼い頃から一緒に育った兄弟のような関係だそうです・・・これは困ったね。
馬車での移動中に魔物に襲われました。
深雪を護衛する騎士団が警護に付いていたのですが劣勢でした。
達也はこの世界での自分の筋力が強化されている事を確認済みだったので迎撃に出る事にしました。
肉弾戦を展開します。
この世界では王族だけが魔法を使えました。
魔法を放つには長い詠唱が必要でした。
護衛の騎士たちは深雪が詠唱を終えるまでの時間を稼ぐのが任務のようです。
深雪の魔法が炸裂して魔物は倒されました。
深雪が達也に平手打ちをしてきました。
予想外の出来事に達也は驚いています。
深雪は愛する達也が命の危険を犯した事が許せないようです。
達也はまだこの世界に適応できていないのか深雪を護衛しなければとの考えに囚われています。
深雪の事が何よりも大切だから守らせてくれとお願いしてしまいました。
これは軽率な発言だったと言えるね。
深雪は達也の発言に蕩けっきた表情を浮かべています。
城に付くと達也の部下をしているレオとエリカが迎えてくれました。
二人は近衛隊の隊員で達也の部下です。
達也がレオとエリカの事を覚えていると知り喜んでいます。
深雪がお姫様らしくレオとエリカに向かって偉そうに命令しています。
達也は現実世界の深雪はこんな風に横柄にならないでくれよと願っています。
国王に謁見する事になったのですが廊下で右大臣と彼の手下に襲われました。
レオとエリカが一緒に戦ってくれる事になります。
右大臣が戦闘中に魔物に変身しました。
深雪の魔法で魔物を吹き飛ばして場面が展開されます。
いつの間にかレオとエリカが消えています・・・
深雪が達也に抱き着いてきました。
達也の意思とは無関係に動いて瞼を閉じた深雪にキスしようとしています。
達也は懸命に夢に文句を付けています。
ふさけるなぁと全精神力を動員して目覚める事に成功しました。
目覚めた達也は危なかったと言ってゲンナリしています。
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火曜日:ゆうしゃのたびだち
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達也は不思議な夢を見た事を師匠である八雲に相談しました。
八雲は達也が夢を見ない事を知っているので精神に干渉する何かが作用していると予想します。
対策を講じるには情報が不足しているので現状では様子見をしてみろと助言しました。
達也が違う夢の世界に囚われました。
この世界での達也は深雪とは腹違いの兄妹です。
深雪は正妻の娘ですが達也は妾腹の息子でした。
この世界は男の嫡子に相続が行われるようです。
地方領主の息子と娘って事になっています。
達也は武芸に秀でた存在で国王に呼ばれる事になります。
王城に到着した達也は国王と王妹に迎えられる事になりました。
国王は十文字でした。
王妹は七草真由美です。
十文字から復活した魔王の討伐を依頼される事になりました。
達也は勇者扱いされています。
その晩魔王討伐に向かう達也の壮行会が行われる事になりました。
晩餐会で達也は深雪と踊る事になります。
深雪は嬉しそうにしていますね。
続いて真由美が達也を誘ってきました。
王妹の申し出なので断る事はできません。
達也と真由美が踊り始めます。
ここで達也は真由美が自我を保てている事を知りました。
真由美もこの世界が夢だと気が付いていました。
後で二人で密会する事が決まります。
達也が真由美と踊っているのを深雪が見ていました。
何やら親し気に話していると深雪は危機感を募らせます。
深雪の事を十文字が誘ってきました。
深雪はダンス中に十文字にお願いごとをしています。
真由美が達也に気があると焦った深雪は十文字に達也が家督を継ぐ事と彼と自分が結婚する事を認めて欲しいとお願いしました。
十文字と深雪が踊っている様子を達也が心配そうに見ていました。
晩餐会が終わった後、達也が部屋を抜け出し中庭の東屋で真由美と落ち合いました。
達也が真由美のドレス姿を褒めると上機嫌になっています。
真由美とはこの日が初遭遇だったので昨日晩はどんな夢を見たのか聞いていました。
真由美は悲壮感を漂わせて聞かないでと答えます。
達也は追及をやめます。
これまでに分かっている状況を確認し合います。
登場人物が一高生に限られるので一高で何かが起こっているとの予想が立ちました。
翌日は二人で一高内で不審物を探す約束をして別れる事になります。
十文字から達也が率いる事になる部隊を紹介される事になりました。
達也の前に現れたのは重装歩兵隊の隊長をしている服部でした。
服部が達也の実力を見てみたいと言い出します。
彼は王妹に惚れているようですね。
達也と真由美が東屋で密会していたのを見ていたようです。
達也が真由美に近付くのは相応しくないと考え挑んできました。
達也はシナリオを進めないと目が覚めないんだよなーと考えて勝負を受けてしまいます。
後になって馬上試合になると気が付いて若干焦っています。
彼の心配は杞憂に終わりました。
シナリオ進行を進める為だろうけど達也は馬上での戦闘スキルを持っていました。
達也と服部が馬に乗って突進しながら槍で突き合う事になりました。
馬上では決着が付かず馬を降りての剣での戦いになりました。
最後は格闘戦になり達也が勝利しました。
入浴を終えた達也の元に深雪がやって来ました。
深雪がお茶を振舞ってくれるんですが達也と目を合わせませんね?
達也は緊張しているのか?と不審に思っています。
深雪が部屋の鍵をかけて達也に迫ってきました!!
国王から魔王を倒したら達也の爵位継承と深雪との結婚を認めるとの許しを貰ったと言って迫ってきます。
深雪の腕が達也の首に回されて彼女の唇が迫ってきます。
達也は「こんなシナリオは没だ!」と叫びました。
達也は危ういところで目覚める事ができました。
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水曜日:ばっどえんど
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深雪が物凄く不機嫌になっていました。
達也が理由を聞くと「お兄様は甲斐性が足りないと思います」と言われてしまいました。
達也が意味が分からいと告げると深雪もなんで不機嫌のか分からない、ご自分でお考え下さい、と言われてしまいます。
達也は不機嫌な深雪と過ごす事になり辟易しています。
登校すると真由美からメッセージが届きました。
密会の場所として普段から使われていない父兄用の面談室を指定されました。
部屋に付くと真由美が待っていました。
真由美は既に校内に不審物が持ち込まれた記録が無いと確認してくれていました。
達也は不審物ではなく研究資料が届いていないか調べてみるのはどうか?と提案しました。
真由美はもう一度当たってみると約束してくれます。
達也はお礼を告げて、こんな事を頼めるのは真由美しかいないと付け加えました。
自分以外に頼れる人が居ないと言われて真由美が舞い上がっていますよ。
真由美が予想以上に張り切っているので達也がお世事ですとは言えなくなりました。
達也は自然に殺し文句を言うよね・・・もう少し自覚しないとヤバい事になりそうだぞ。
その日の夢は魔王討伐に向かう勇者パーティのメンバーになっていました。
パティーメンバーは勇者(深雪)剣士(エリカ)格闘家(レオ)僧侶(美月)魔法使い(幹比古)暗殺者(達也)です。
毎回夢の設定が変わるのね。
深雪は夢の中でも不機嫌なままでした。
達也にキツク当たってきます。
達也が野営の不寝番をする事になります。
焚火の傍で魔物の気配を感知しました。
達也はレオと幹比古を起して女子メンバーを起す事を頼んで時間稼ぎの為に先行しました。
頼まれたレオと幹比古はどうやって女子メンバーを起こそうか悩みます。
幹比古がテントの外から声を掛けようと提案します。
レオは顔だけ突っ込んで起せば良いと提案しました。
レオが幹比古の背を押してテントの中に突撃させます。
起きだしてきたエリカと幹比古がぶつかってしまいます!!
それを見た美月が幹比古はエリカに気があるのでは?と疑いだしました。
幹比古は誤解だと弁明しています。
騒ぎを聞きつけて深雪が現れます。
不機嫌な深雪は何をしていると叱責してきました。
レオと幹比古から魔物(ミノタウロス)が現れ達也が一人で先行していると伝えられます。
エリカ、美月、レオ、幹比古は急いで追いかけようとしますが深雪が否定しました。
暗殺者なので達也が単独行動するのは問題無いと言って美月が付いてこられるペースで駆け出しました。
達也は奇襲によりミノタウロスを倒そうとしましたが失敗しました。
暗殺者の能力では倒せないと判断して勇者の到着を待つ事にします。
深雪たちがやって来てミノタウロスを倒しました。
美月が達也の傷を治療してくれる事になりました。
僧侶がどんな役割なのか分からなかった達也は回復役だと知ります。
深雪が達也の事を叱責してきました。
レオと幹比古が達也の事を慰めてくれました。
達也は何で暗殺者が魔王討伐パーティに参加しているのか聞いてみる事にします。
幹比古から達也が言い出した事じゃないかと言われてしまいました。
幹比古から達也が魔王を討伐するなら騎士団を囮にして魔王軍と戦わせている間に暗殺部隊を送り込むべきだと提案したと教えられました。
翌日も魔王城に向かっての行軍が続きます。
達也は森の前に今日はここで野営する事にしようと提案しました。
これに深雪が反対します。
まだ日が出ているので進むべきだと主張します。
達也は見通しの悪い森の中を進むのは危険なので早めに休んで明日は日の出とともに出発しようと提案しました。
深雪が反対し美月とエリカを連れて進んでしまいます。
達也、レオ、幹比古は仕方なく付いて行く事になります。
美月が森の中にレッドキャップという殺人を生業とする邪妖精に気が付きました。
深雪は人に害を為すので倒していこうと主張します。
達也は近くに人の住む集落はないので見逃そう、小鬼退治は自分達の任務ではない、先を急ごうと提案しました。
先を急ごうって発言が深雪の神経を逆なでしたようですね。
彼女は柳眉を釣り上げて魔軍の脅威を取り除くのが自分達の役目だと主張して討伐が決まります。
樹上からオーガが落下してきました。
レッドキャップだけだと思っていたら敵は予想以上に数が多い事が判明しました。
勇者パーティーは苦しい戦いを強いられる事になります。
この戦闘で達也が死ぬことになります。
達也が死んでしまうと焦った深雪が精神干渉魔法コキュートスを放ちました。
魔物達は氷漬けにされてしまいます。
深雪が泣きながら達也に駆け寄りました。
お兄様と呼んでいますね。
深雪はここが夢の世界だと気が付いたようです。
達也は深雪が夢の世界に居ると気が付いた事が嬉しいようです。
泣き続ける深雪にこれは夢だから泣くなと命じました。
深雪は、嫌です、こんな夢は認めません!と叫びました。
達也が死んだ事で、深雪は絶叫した事で目が覚めたようです。
深雪は慌てて達也の部屋に駆け込みました。
既に起きていた達也は寝汗が酷かったのでパジャマの上を脱いで上半身裸になっています。
普段の深雪なら赤面して謝罪してドアを閉めるところだそうですがその日の深雪は違いました。
夢とはいえ達也の死を目撃して昂っていたようです。
抱き着いてきました。
達也の鼓動と汗の臭いを嗅いで彼が生きていると実感しています。
嬉し涙を流して達也に強く抱き着いてきました。
十分後、深雪は我に返ったのか?悲鳴をあげて部屋を飛び出しました。
その日の深雪は珍しく身体から香りの強い石鹸の匂いを漂わせていました。
これで新たなフアンが増えたのかも?
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どりーむげーむ まおうばーじょん
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達也へのイライラの原因が悪夢にあると分かった深雪はご機嫌でした。
彼女が機嫌良くしているので達也は安堵しています。
深雪が不機嫌だった事実は友人たちにも気付かれています。
下校中に達也と喧嘩していたのか?との疑惑が持ち上がります。
事実なので達也は言及を避けましたが深雪はサラッと達也と喧嘩する事などあり得ないと断言しています。
達也は深雪の精神的タフさに驚いています。
女ってこえー。
幹比古と美月の提案で行きつけの喫茶店アイネブリーゼに寄る事になります。
魔法により人格を入れ替える事が可能なのか?って話題になります。
達也は現代魔法では人格を入れ替える事は不可能と言っています。
幹比古も古式魔法でも人格を入れ替える事は難しいと言っています。
空っぽの器を用意して人格を入れてはどうかって話になりました。
深雪が言い出した事なのですがこれが四葉家の秘術に関わる話題でした。
達也は驚きを顔に出さないように苦労しています。
深雪は悪夢の事が気になっているので失言に続いていません。
幸い直ぐに話題が変わったので詳しい話をする必要が無くなりました。
家に帰ってから達也が深雪を問いただしています。
なんで迂闊な発言をしたんだ?と優しく聞いたみたい。
深雪は悪夢の事を連想してしまい迂闊な発言をしている事に気が付かなかったと言っています。
達也も同じことを考えていたのでちょっと驚いていますね。
達也はシステムの中に人格の受け皿となる仮想人体を用意して睡眠中に精神を仮想人体に強制的に接続すれば悪夢が実現できると考えました。
これが当たってそうですね。
その日の夢で達也は魔王役に収まっていました。
目覚めたのは自室(魔王の部屋)の椅子の上です。
起きていますか?との声が掛かりました。
声を掛けてきたのは深雪です。
達也は深雪の役が魔王の妃ではないよな?と恐れいます。
深雪の口から彼女の役割が魔王の妃だと聞かされました。
今夜の深雪は夢の中に居ると分かっているので達也は大丈夫だよな?と思い込もうとしています。
深雪の他にほのかが魔王専属のメイド役で出てきました。
彼女は夢だと気付いていない様子です。
玉座の間に移動して配下の者と対面する事になります。
達也は仰々しい魔王の玉座には座りたくないと感じています。
深雪から座らないシナリオが進まないと指摘されて渋々座ります。
彼女は光魔法を使って布団に日光を当てる仕事をしています。
雫も父親の代理として国の財政と治安維持のトップを兼ねる役職を代行しています。
達也は思わず「雫、お前もか・・・」と言ってしまいました。
達也が魔王の部屋に戻ると何故か深雪が付いてきました。
深雪がエロ妄想を炸裂させます。
今の達也と深雪は夫婦なので寝室も同じですよと言ってきましたよ!!
恥ずかしそうにしていますね。
そして達也の部屋から出ていきました。
達也は恥ずかしいなら言わなければいいのにと考えています。
達也が一人で執務に励んでいるとほのかがお茶を持ってきてくれました。
ほのかはドジっ子メイドだったね。
つまづいてしまい達也の後頭部にお茶の入ったカップが飛んできました。
達也は咄嗟に避けて倒れそうなほのかを抱き留めます。
ほのかは夢に浸っているようですね。
魔王様にお茶をぶっかけそうになり助けられたと思っています。
余りの驚きに腰が抜けたようですよ。
達也がほのかをお姫様抱っこでソファに移動させてあげます。
達也がほのかに呼びかけます。
ほのかを夢から覚まそうと考えたようですが逆効果となりました。
ほのかは達也が自分を押し倒していると考えたようです。
達也が自分にそんな嬉しい事をしてくれる筈は無い、これは夢に違いないと勘違いしてしまいます。
達也が更に呼びかけると一瞬正気に戻ったようですが達也の顔が至近距離にあったために過度に興奮してしまい気絶しました。
達也が深雪の悪ふざけに乗る事にしました。
深雪が夫婦なので寝室は一緒だ、これは夢なので何の問題も無いんだと強調します。
達也が深雪の悪乗りに便乗する事にします。
一緒に寝ようと誘う深雪にわかったと答えて深雪をベッドに横たえます。
深雪が慌てていますね・・・顔が真っ赤になっています。
まさか本当に達也に求められる日が来たのか、遂に念願が叶うと思っているのだろうか?
達也は深雪の隣に横になり穏やかな寝息をたて始めました。
深雪は「お兄様っ!もうっ!」と少し拗ねていますが、安心したようでもありますね。
とても乙女チックで良いと思います。
翌日、人間族の暗殺集団「勇者パーティ」を迎え撃つ事になります。
達也、深雪、雫、ほのかが勇者パーティと対峙する事になりました。
達也の予想通り勇者パーティは幹比古、レオ、美月、真由美でした。
幹比古が勇者役のようです。
「魔王タツヤ!正義の名の下に、お前を成敗する!」と叫びます。
達也がすでに魔王役を真面目に務めようって気がないので「他人の家を訪れた時は、まず自分の名を名乗れ。常識だろう」と答えます。
真面目な幹比古はペースが乱されています。
勇者ミキヒコだ!と名乗りました。
次にレオとエリカに視線を送ります。
名乗らなければならない流れになってしまいます。
レオが盾の騎士・レオと名乗りをあげますが、達也が駄目だししました。
馬が居ないじゃないか騎乗するから騎士と言うんだろ、馬はどうした?と問いかけます。
レオは目立つから置いてきたと答えます。
馬が無いなら騎士を名乗るのはおかしい、盾の戦士が良いんじゃないか?と提案します。
レオはその響きが偉く気に入ったようですよ、魔王タツヤにお礼を言ってきました。
そしてエリカに殴られています。
エリカは王国の剣士・エリカと名乗ります。
自分にはレオに行った心理攻撃は効かないぞと告げます。
エリカの相手をするのはメンドクサク厄介な結果を招くと考え達也は彼女の相手をするのを止めました。
自分に対して魔王が舌戦を仕掛けてこないと知り残念そうにしています。
達也が魔王タツヤであると名乗りを上げると真由美から失笑が漏れました。
彼女はエリカたちの後ろに隠れいたようです。
理由は彼女のコスチュームにありました。
真由美はミニワンピースを着ていました。
彼女の役は妖精姫殿下でした。
達也が魔法少女とどっちが恥ずかしいだろうな?と呟くと、魔法少女よりマシよ!と強がっています。
18歳にもなってこんな格好させられるだけでも恥ずかしいのに!魔法少女とかありえないでしょう!と叫んでいます。
うーん・・・真由美なら魔法少女も十分に行けそうだよね・・・
達也が「その・・・まあ・・・似合ってますよ」と告げると怒ってしまいました。
「達也くんのバカーッ!」おー、これは是非とも言って貰いたい台詞だよね。
真由美に全力で罵倒されたぞ、物凄いご褒美なんじゃないの。
幹比古は夢に囚われているようで勇者役を続けようとしてきます。
深雪に呼びかけ始めます。
深雪殿下、目を覚ましてください、殿下は魔王に誑かされているのです。
真面目にシナリオを続ける気のない達也が意地悪な質問をしました。
勇者に向かって目的は何だ?と問いかけます。
勇者ミキヒコは魔王を倒し殿下を取り戻すことだ!と答えます。
熱血しているみたいですが次の達也の一言で空気が変な方向に向かいます。
達也が深雪はお前のものだと言いたいのか?と問いかけます。
勇者ミキヒコへの問だったのですが深雪が過剰な反応を示しました。
わたしはこの方のお側を離れるつもりはありません!
正気を取り戻している真由美が、このままでは別の話になってしまうと心配しています。
達也は続けて「幹比古。お前には他人の伴侶を略奪する性癖でもあるのか?」と問いかけます。
「今の深雪は、俺の妻だぞ」と続けます。
この発言にはブチ切れそうな深雪を宥める意図があったようですよ。
柳眉を逆立てていた深雪がうっとりしています。
達也は畳みかけるように「こういうのを『寝取り趣味』と言うんだったか?」と続けます。
幹比古は「そんな趣味は無い!」と即答しますが思わぬ方向から攻撃される事になります。
やり取りを聞いていた美月が囁くように「・・・そうなんですか?」と聞いてきました。
幹比古は背筋が寒くなっています。
美月が思わぬ暴走を始めましたよ。
深雪殿下がタイプだから魔王から奪い取ろうとしているんですか?
深雪殿下はお綺麗ですよね!?魅力的ですよね!?と幹比古を追い込んでいきます。
正直者の幹比古は深雪の美しさを否定できませんでした。
美月の疑惑が確信に変わります。
エリカにも「最っ低!」と罵られる事になりました。
勇者パーティがグダグダになりシナリオ継続が困難になったので達也が、今夜はもう幕で良いんじゃないか?と問いかけると夢が終わりました。
達也が自室のベッドで目覚めると彼の部屋に侵入しようとしている何者か気配を察知します。
ドアを開けるとドアノブに手を伸ばした態勢の深雪と遭遇しました。
深雪のムッツリスケベぶりが存分に発揮されていますね。
あわよくば達也の部屋に侵入して添い寝しようと考えたようです。
それとも達也が眠ってた場合はエロエロな行為を行うつもりだったのか!!
深雪は咄嗟に陛下!わたしたちは夫婦ではありませんか!と言い出します。
わたしは陛下の妃です!ですから、寝室は一緒であるべきだと・・・と言っています。
達也がジーっと見つめていると言い訳を始めました。
これは夢。夢の続きなのです!ですからお兄様・・・
もうグダグダですね。
達也が深雪の目を覗き込んで彼女が寝ぼけているわけでは無さそうだと判断しドアを閉めました。
鍵をかけて深雪が侵入できないようにしてから眠りに付きました。
深雪は悪ふざけがすぎました!せめて言い訳だけでもと言い募りますが達也が無視して眠る事にしました。
達也が深雪を雑に扱っている稀有な場面だね。
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どりーむげーむ まおうばーじょん・りていく
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深雪が達也に謝罪してきました。
達也が俺の部屋に迷い込もうとした件か?と確認すると、はいと肯定しました。
深雪は寝ぼけていて少し自分はおかしかったと主張します。
達也は深雪の意識はしっかりしていたと思っているのですが拘泥する事はしません。
賢明な判断ですね。
達也が以後あのようなことが無いように気をつけてくれとお願います。
深雪が想定外の答えを返してきました。
再び達也の部屋に侵入しようとしたら鳥籠に閉じ込められても文句は言いませんと言ってきました!!
深雪の非常識な妄想に達也は酷い頭痛を感じています。
達也は深雪を閉じ込めるような事はしたくないので二度と繰り返さないでくれとお願いしました。
登校した達也に美月がおはようの挨拶をしてきました。
達也は美月の様子がおかしい事に気が付きます。
幹比古がチラチラと達也の事を見てきました。
何か用か?と問いかけると、何でもないよと言って目を逸らします。
エリカが珍しく遅刻寸前に登校してきました。
理由を聞くと夢見が悪くて目が醒めてしまったので寝不足だと言っています。
エリカの発言にレオが反応していますね・・・
達也がどんな夢だったのか聞いてみると起きたら忘れてしまったと言っていました。
昼休みに達也と深雪が生徒会室に向かいます。
普段なら生徒会室で昼食をとっている真由美が出てきました。
真由美は達也と深雪と遭遇して慌てているようです。
急用があるからと言って階段を降りて行こうとしています。
達也は本当に急用があるのか誤魔化そうとしているのか確かめる事にします。
小声て真由美に向かって「魔法少女」と呟きます。
真由美は動揺してしまい階段から転げ落ちそうになり達也に抱き留められました。
達也に抱き留められた真由美は顔を真っ赤にして彼の腕から逃れます。
壁にぶつかってしまいました。
大丈夫ですか?と確認すると大丈夫!ごめんなさい!ありがとう!と早口にまくし立てて逃げて行きました。
深雪から何故あのような嫌がらせを?と指摘されてしまいます。
悪夢の内容を知っている深雪には達也が嫌がらせをしたと思えたようですね。
達也が後で謝ろうと考えますが、これ以上触れないで差し上げるのが思い遣りと言うものですと深雪に言われて何を言わない事にしました。
その日の夜、達也は魔王城の椅子の上にいました。
深雪が声を掛けてきましたが姿が見えません。
視線を上に上げると深雪は巨大な鳥籠の中に座っていましたよ。
しかも薄布でスケスケの衣装を纏っています。
もしかして深雪の願望が悪夢にはんえいされているのか?
達也は深雪を鳥籠から出します。
寒そうだったので違う服を探しに行く事になります。
二人で魔王城の中を移動するのですが魔王城に二人の他に誰も居ない事が分かりました。
深雪が背中のボタンで固定する赤いドレスを選びます。
自分ではボタンが留められなかったので達也に手伝って貰う事にしました。
達也が着替え中の深雪の居る部屋に入ると彼女の白い背中が目に飛び込んできます。
達也は動揺を隠すのに必死になっています。
妹の背中を見て動揺する兄はカッコ悪よなと考えています。
ボタンを留めてあげると深雪がポーズを取ってくれます。
達也が深雪もすっかりレディだな、今では立派な大人のレディだ、と評します。
それを聞いて深雪は、大人ではありませんよ、深雪はお兄様の妹です、と答えました。
達也は感激しているようですね。
深雪の髪を少し乱暴に撫でています、深雪も嬉しそうにしているな・・・イチャイチャしていたのですが突然場面が変わりました。
達也は玉座の間に瞬間移動しました。
そこに勇者を名乗るパーティーが雪崩れ込んできました。
昨日とは少し配役が変わっています。
エリカが王国の剣士で勇者の任を賜った者だと名乗ります。
レオは巨大な戦斧を持った狂戦士役でした。
幹比古が魔法使い役に戻っています。
美月は看護師コスチュームを着ていました!!
爆乳ナースになっている!!!!
真由美は昨夜の魔法少女コスチュームに耐えられなかったようで出演を拒否したようです。
エリカは深雪を取り戻すつもりですね、殿下はどこにいっらしゃるのだ!と叫んでいます。
達也も深雪がどうなっているのか分からなかったのですが嫌すぎる展開になっていました。
深雪は最初に入っていた巨大な鳥籠の中に入っていました。
着替えた筈なのですが最初に着ていた薄いスケスケドレスに戻っています。
深雪が足を閉じて腕でおっぱいを隠しているので見えてはいけない個所は防御されています。
エリカはレオに後ろを向くように命じます。
美月は幹比古の目を塞ぎました。
その姿をみたエリカが達也の事を「サイテー」「変態」「色摩」「変態魔王」と罵ってきました。
達也はエリカが目を覚ましているのか確認する事にします。
剣を使いエリカと斬り合いを演じる事にします。
二人の高速戦闘が始まりました。
エリカは剣士としての腕前に自信があったようです。
達也が彼女の攻撃を受け止めるので徐々に焦り始めていきます。
深雪が達也の事を応援していますね「その調子です!」「頑張ってください!」「お兄様」
それが聞こえたエリカが混乱し始めました。
達也が声を掛けると「達也くん?」と問いかけてきました。
エリカが目を覚ましました。
達也にどんな状況なのか質問してきました。
達也が覚えていないのか?と問うと悪夢によって刷り込まれた状況設定を思い出します。
自分が勇者役だと思い出して恥ずかしがっていますね。
蹲って頭を抱えています。
達也が自分がやっている魔王役よりもましだろ?と伝えます。
エリカはそれもそっかと納得したね。
普段の調子に戻ったようですね。
エロコスチュームで鳥籠に閉じ込められている深雪をみて、達也くんにこんな趣味があったなんて・・・と呟きます。
達也がそれは誤解だと弁明しようとするのですが聞いてくれません。
エリカが達也を罵倒していると感じた深雪が激しく反論してきました。
深雪の反論を聞いた達也が頭を抱えます。
「たとえわたしがお願いしても、お兄様はわたしを閉じ込めてなどくださらないわ!」
「ええっ!?」とエリカが驚愕しています。
まあそりゃそうだな、それにしても深雪は達也に監禁して欲しいのか?
「お兄様の名誉を汚す世界など!滅びてしまいなさい!」深雪の魔法が炸裂して悪夢の世界は崩壊しました。
目覚めた達也がエリカが言った変態魔王って言葉に大きなダメージを受けていました。
悪夢の影響が現実に広まっている。
悪夢を作り出している存在を見つけ出してその機能を止める。
聖遺物が原因なら壊してやる。
何者かが魔法を操っているのであれば、その生命体としての機能停止までも視野に入れています。
達也にしては珍しく感情が暴走気味です。
変態魔王って罵倒に心を抉られたのね。
深雪を半裸に剥いて閉じ込める趣味があると思われた事が一番辛かったようですね。
深雪が予想外に変態である事実も達也を苦しめている要因かもしれない。
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どりーむげーむ ちーむたいせん・まおうたいゆうしゃ
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深雪がエリカに対して怒っています。
悪夢の中でエリカが達也を変態魔王と罵ったのが気に入らないようです。
エリカにはお仕置きが必要ですねと言っています。
達也は寝言をいちいち真に受けていたらきりがないと説得しています。
一年E組の教室に入るとエリカが、ちょっと付き合って、と言って達也を階段の踊り場に呼び出しました。
昨日はごめん!とエリカが謝ってきましたよ。
変態魔王と呼んでしまった事を謝ってきました。
達也が気にしているが誤解だと分かれば良いと言ってくれたので安堵しています。
達也から悪夢の中で自動的に深雪が鳥籠に入れられたと説明されエリカが意外感を示します。
エリカは深雪なら自分から鳥籠に入ると思っていました。
達也に閉じ込めて貰えるなら深雪は大喜びすると思うと言っています。
達也は深雪が変態のように語られて脱力しています。
次の休み時間にレオからカナリヤとかを飼っているか?と質問されました。
レオは悪夢の一部を覚えているようですね。
頭の中に達也と鳥籠って組み合わせが浮かんだそうです。
その話を聞いていた美月が反応を示しました。
鳥籠の中には真っ白な衣を着たとても綺麗な妖精さんが居たと言っています。
達也はそれ以上思い出させるのは不味いと感じています。
幹比古までこのところ妙なイメージに悩まされていると言い出しました。
幹比古が夢を見させられている可能性がある事に気が付きました。
美月とレオに悪夢対策の護符を作ってあげる事になりました。
放課後少し待っていて欲しいと言われて美月が真っ赤になりかけました。
デートに誘われると勘違いしたようですね、美月の反応が可愛いな。
幹比古から護符を作ると言われて顔色が平常時に戻りました。
昼休み達也と深雪は生徒会室で昼食を取る事にします。
同席しているのは真由美、摩利、鈴音、あずさです。
ここで摩利と鈴音から変な夢の話が出てきました。
摩利は不本意そうな夢だそうですが鈴音はいい夢だったと言っている生徒が多いと教えてくれました。
鈴音は定期カウンセリングの対象者なのでカウンセラーの先生からその話を聞いたそうです。
達也も定期カウンセリングの対象者なので聞いてみてはどうかと提案されました。
摩利に夢の内容を聞くと妙な夢だった。
内容はプライバシーに関わるので教えないと言われました。
摩利は悪夢を見ている間、自分が夢を見ているとの自覚があったそうです。
鈴音も夢を見ていた記憶は残っていました、良い夢だった気がすると言っています。
あずさは夢を見ていないようですね。
達也は自分と深雪も摩利と似た状況に陥っている事を打ち明けました。
夢の中で深雪とのコミュニケーションを成立させたことも教えます。
鈴音が兄妹だからテレパシーのようなモノが作用したのだろうか?と疑問を示します。
達也は真由美ともコミュニケーションを成立させたので違うだろうと答えます。
一高全体が夢を操作する正体不明の精神干渉系魔法の影響下にあると考えていると告げました。
そこから聖遺物が関与しているのではないか?との話になります。
聖遺物に「ドリームキャスター」という仮称を付けました。
真由美と鈴音が聖遺物が一高に届いていないか調べる事になります。
達也は校長先生に間違って聖遺物が届けられたのでは?と考えます。
校長室に忍び込んでもらう為に小野先生の所に行ってみる事にしました。
達也から相談を受けた小野先生は腕組みして悩んでいます。
彼女は爆乳なのでおっぱいが強調されていますね男子高校生には目の毒なのですが達也が指摘しませんよ。
達也は真由美に一高に聖遺物が運び込まれていないか調べて貰った事を伝えます。
そして何も届いていない事が分かりました。
真由美の調査が及ばない物品といえば最も可能性の高いのは校長の私物だと断言しました。
小野先生はイヤーな予感を持ちました。
校長は出張中で校長室に入れるのは教頭先生だけだそうです。
達也は小野先生に校長室に忍び込んで貰うつもりです。
小野先生は、泣きそうな表情で、結局そうなるのね、と叫びました。
その日の夜、達也はまたも魔王役に収まりました。
今回は配下のメンバーが変化しました。
深雪は王女役で魔王に囚われた設定のようです。
エリカが魔剣士役で味方になっています。
ほのかがメイドコスチュームに身を包んでいる魔女役になっていました。
そこに勇者パーティーが雪崩れ込んできました。
摩利が勇者役で乗り込んできました。
達也に王子の様だと言われて、それを言うなら王女だろと突っ込んでいます。
エリカと摩利が戦い始めました。
勇者パーティーに真由美が入っていました。
彼女は妖精姫役で膝上ニ十センチのミニワンピースを着ています。
髪型もツーサイドアップで魔法少女のようでした。
見たわね?と迫力のある声で問いかけてきました。
「達也くんのバカヤロー!こんな悪夢のことなんて忘れてしまえぇぇ!」と叫び襲い掛かってきました。
深雪が応戦する事になります。
「女には通さなければならない意地があるの!」と言っています。
深雪に意味不明ですと突っ込まれていますね。
真由美は可愛い魔法少女のコスチュームを達也に見られたって事実を無かったことにしたいようだ。
深雪と真由美の魔法の撃ち合いが始まりました。
メイドコスのほのかが修道女の格好をした雫と舌戦を繰り広げることになります。
雫は悪の陣営にいても虚しいだけと説得を始めます。
ほのかは達也は悪じゃないと反論しています。
雫が正義は良いよ、美味しいお菓子も食べ放題、と言って勧誘を始めました。
ほのかの心が動きそうになっています。
ほのかが雫を魔王陣営に勧誘しはじめます。
バームクーヘンを作ってあげるからこっちにおいでよと誘います。
雫はほのかのバームクーヘンに魅力を感じているようですね。
雫が解決策を見出しました。
ほのかが達也を連れて勇者側に来れば全てが解決すると提案しました。
ほのかがナイスアイディアと言って乗り気になっています。
二人の戦いは平和的に終わりそうです。
残っていたレオと達也が戦い始める事になります。
レオは王国の騎士役でした。
達也が正気を保っているのか確認すると自分は西城レオンハルト、通称レオだ、と答えます。
達也が今夜は最初から意識があったのかと問われたレオが意外な答えを返しました。
達也達は悪夢に囚われてそれ程時間が経過していません。
勇者パーティーは一カ月ほど時間が経過していると教えてくれました。
それを聞いて達也は摩利と真由美があんな取り乱している状態になったんだと理解しました。
長い旅の間で雫のご令嬢ぶりに驚いたと教えてくれました。
雫は町長とか領主を手玉に取って転がしていたんだそうです。
達也とレオはシナリオを進める為に戦闘を始める事にします。
大剣での斬り合いになりました。
達也がレオに吹き飛ばされた大剣を手元に戻してみせます。
現代魔法では不可能な物質転移だと教えています。
レオは理不尽だと答えています。
こんなふざけた場所からはさっさと出ていきたいって事で話が纏まります。
二人の意見に同意するように他の戦場からも声が上がりました。
互いに最大の攻撃を放ったようですね。
大音響を響かせて魔王城は崩れ去りました。
達也が瓦礫に埋もれた状態になってしまいます。
まだ続けるつもりなのか?問いかけると悪夢が終わりました。
目覚めた達也は真っ先に深雪のサイオン情報に眼を向けます。
彼女も無事な状態で目覚めている事を確認し安心しています。
達也は右手を伸ばして漆黒の大剣が出現するか試しています。
彼にしては子供っぽい仕草だね、悪夢で可能だった物質転移が気に入ったのか?
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九重寺でのトレーニングを終えた達也に八雲が声を掛けてきました。
八雲が達也に一高が厄介な事になっていると教えてくれます。
八雲も何が起っているのか判然としないそうですが結界のようなモノが張られていると言われました。
達也はレリックが活動中であると考え一高に向かう事にしました。
その日は日曜日でした。
授業は無いのですがクラブ活動で登校してきている生徒が多数います。
深雪が達也に同行しています。
達也は深雪を危険に巻き込みたくないと考えているのですが彼女は戦力として有用でした。
達也はドリームキャスターを深雪の精神凍結魔法で停止させようと考えていました。
学校の敷地に精神に干渉する結界が張られている事に気が付きました。
深雪には柔らかい薄膜のように感じられていました。
二人は校長室を目指す事にします。
途中でグランドに降りる階段脇で倒れているテニス部の集団を発見しました。
その中にエリカの姿を認めます。
達也は八雲に教えて貰った方法でエリカを目覚めさせる事にします。
エリカの背中で自分の指を数回往復させてツボを突きました。
エリカが艶めかしい声をあげて目を覚まします。
八雲に言われた通りエリカは夢遊病のような状態になっていました。
達也と深雪を認識してくれたのですがエリカの精神は夢の中に囚われていました。
達也と深雪は制服姿だったのですがエリカには違って見えています。
エリカはテニスウェアを着ているのですが彼女にはお色気担当の女剣士の姿をしていました。
達也からテニスウェアを着ていると教えられても信じられないのかスコートを捲ろうとしています。
深雪が慌てて止めています。
深雪はエリカが達也にスコートを見せつけるのが許せなかったようだね。
ドリームキャスターの効果範囲を調べる為に演習場に向かいました。
演習林に入る手前に結界が張ってあるようです。
そこに大量の生徒が倒れていてそこにレオが居たよ。
演習林に入ろうとすると悪夢に取り込む魔法が発動しました。
達也が術式解体で分解します、その余波を浴びてレオが覚醒しました。
レオもエリカと同じ夢遊病の状態でした。
達也と深雪が悪夢に出てきた登場人物のように見えています。
レオは正直だな「深雪さんは何を着てもお姫様のように見える」と言っています。
レオも合流して校長室を目指す事になりました。
達也に校長室を探るように頼まれた小野遥が悪夢に囚われていました。
彼女は一高の設備を操作可能な集中管理室に入りこんでいました。
達也達の事を魔王一向と認識しています。
校長室を目指す達也たちを防火扉を絞めて邪魔してきました。
達也は飛行魔法を使い屋上に逃れる事にします。
深雪を先に屋上に向かわせます。
レオから屋上に運ぶことになりました。
エリカを少しの間、廊下で待たせてあったのですが彼女には一高内が幽霊屋敷のように見えていたようです。
足が震えていますよ。
窓枠かわ足を踏み外してしまい落下します。
そこを達也に抱きかかえられる事に成りました。
エリカはお姫様抱っこが恥ずかしかったようですね。
手を繋いで運ばれる事になります。
達也が屋上の監視カメラに細工を行いました。
藤林から盗んだ技術でカメラ映像を録画された映像がループ再生されるようにしました。
遥は達也たちを見失う事になります。
達也たちは階段を使って集中制御室に向かいました。
達也がインターホンを介して遥かに呼びかけます。
遥は達也に依頼など受けていない、校長室に忍び込めなんて無理よ、と答えました。
達也はドリームキャスターが校長室に置いてあると確信します。
校長室の前で達也がレオとエリカを気絶させました!!
これはこれから使う深雪の魔法を見られないようにする為です。
校長室の鍵は達也が分解で解除して中に入りました。
中には木箱に入ったレリックが置かれていました。
深雪が魔法を放ちドリームキャスターの活動を停止させました。
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どりーむげーむ たびはおわらない
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ドリームキャスターの停止を確認した達也達はエリカとレオを起す事にします。
起きだしたエリカが自分の服装を確認しています。
胸元が見えそうになったのかレオが視線を向けてしまいます。
それに気が付いたエリカが「気になる?」と揶揄います。
レオはならねえよ!と言い返しています。
達也が俺は気になったがな、と告げるとエリカと深雪が驚きの反応を示しました。
達也が同級生の女子が目の前で下着を見せようとしているんだから気になるだろと答えます。
エリカはそんなことしないわよ!と強い否定を示しています。
深雪から冷たい視線を送られて怖かったようだね。
ドリームキャスターを魔法大学に届けることになります。
達也は遥に連絡してもらう事にします。
レオが同情的な言葉をかけていますね。
エリカが達也に目を付けられたのが運の尽きだと言ってしまいました。
達也は気にしませんが深雪が過剰反応を示しました。
エリカは油断していたのね。
どういう意味なのか追及される事になります。
返答に窮したエリカを達也が助けました。
達也に呼ばれると深雪は上機嫌で彼の下に近づきます。
遥が教頭先生からドリームキャスターの持ち出し許可を取りつけたので達也と深雪が届ける事になりました。
エリカとレオは同行を断ってきます。
二人が強い意志を持って断ってきた事が達也には不思議でした。
魔法大学の指定された研究室にドリームキャスターを持って行くと意外な人物が待っていました。
その研究室は四葉家が関与していましたよ。
四葉家の序列三位以内の執事である紅林が主催していました。
彼から七草家も魔法大学に影響力を持つ研究室を持っていると教えられます。
達也は中立を保つ事は難しいんだなと痛感しました。
紅林はドリームキャスターの事を良く知っていてそれが玩具であると言っています。
価値を知らない好事家が所有していたそうですが安全装置が外れていました。
その為に暴走状態になってしまい一高生が悪夢を見る結果となったそうです。
紅林によるとドリームキャスターは希少品で滅多に発見される事はないそうです。
紅林は達也たちが付けたドリームキャスターという仮称が気に入ったようですよ。
それまでの名称から変更するかもしれません。
翌月月曜日に登校してきたエリカとレオに聞いてみると悪夢は見なかったそうです。
生徒会室で真由美たちも悪夢を見なかった事を確認しました。
摩利は結構いい夢だったと評していますが真由美は散々だったと愚痴っています。
彼女は子供服のような格好をさせられた事に立腹しています。
達也が真由美に三十代や四十代でもプロポーションに自信のある方はあの程度の服なら着こなしていると思うと告げます。
達也が真由美が着ていた服が子供服では考えられないくらい立体的だったと教えます。
真由美はプロポーションが良いと言われたと感じたのかしら?機嫌が良くなっていきますよ。
横で聞いていた深雪が不機嫌そうに女性に対して少し不躾ですと批判してきました。
机の下で深雪は達也の足をきつく抓っています・・・
達也は妹の暴力行為を受けている事を微塵も顔に出さずに真由美に謝罪しています。
深雪は達也が他の女性を褒めると機嫌が悪くなるのね・・・
達也はドリームキャスターの作り出す夢空間を魔法の訓練に利用できないだろうか?と考えます。
八雲に呪具を作って貰い実験に勤しんでいました。
精神干渉魔法が破綻する気配を感じた深雪が実験室にやって来ました。
達也に実験の目的を聞いた深雪は協力を申し出てきます。
深雪の力を借りて実験を再開すると二人は見知らぬ世界に移動します。
二人の目にもう一人の達也が現れました。
達也その二は自分が達也の知識が作り出した影だと告げます。
その二からこの世界がドリームキャスターが作り出した夢に近い世界だと教えられます。
現代魔法を使いドリームキャスターの夢と似た空間を作り出せることが判明しました。
深雪に聖遺物が暴走しなくても夢の世界に巻き込まれる可能性があると言う事か?と聞かれます。
達也はそれを肯定し「旅に終わりは無い」というところかと答えました。
九ヶ月後、達也と深雪は「劇場空間」に囚われる事になります。
二人とも意識がありました。
達也は深雪と二人ならば切り抜けられると確信しています。
お互いの信頼感の強さが凄いな。
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成分コスプレ戦闘エロ美女魔王
評価AACAAAAAA
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