ラノベの感想) 魔法科高校の劣等生 Appendix 第2巻 (電撃文庫)


概略:
雫とほのかが深雪と達也を別荘に誘います。雫が深雪の真意を質問してくるよ。ほんかは達也に告白します。一高で季節を無視したハロウィンパーティが開催されます。リーナがスターズ入隊の為の実地訓練に挑みます。魔法少女コスプレを強要されて開き直りますよ。四葉真夜と七草弘一が共謀してアイドル活動を推進します。深雪と真由美がデビューする事になってしまいます。杜撰な計画に見えて意外と上手く行ってしまい犠牲者が増えます。深雪がニブルヘイムの練習をする為に達也と二人で巳焼島を訪れます。同じ部屋で寝泊まりする事になってしまいます。深雪の十六歳の誕生日がやってきます。深雪と達也はそれぞれ悩ましい想いを抱えています。

レーベル:電撃文庫
発行日:2022/9/10
著者:佐島勤
イラスト:石田可奈
ISBN:978-4-04-914526-7
雰囲気:悪だくみ、告白、仮装、美少女魔法戦士、芸能活動、緊張のお泊まり、誕生日と悩みアブノーマル、保護者気取り

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夏の休日 Another
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深雪が雫に別荘に遊びに来ないか?と誘われました。
達也が夏休みでも忙しくしていると察していたので彼の予定を聞いて欲しいと伝えました。
飛行デバイスの発売直前だったので達也は忙しい夏闇を過ごしています。
達也の予定に合わせて別荘に向かう事になりました。
雫に予定を伝えるメッセージを来ると早速確認の電話が掛かってきました。
この電話をほのかが盗聴まがいの方法で盗み聞きしていましたよ。
達也に絶対に来て欲しいと伝えてきました。
キャンセルになったら針千本飲ますと言っています。
深雪は二人が達也を誘うために自分を当て馬にしていると感じています。
達也と深雪の他に、エリカ、美月、レオ、幹比古が誘われました。
雫とほのかはE組メンバーとまでそれ程親しくなかったので深雪がエリカと美月を誘います。
達也がレオと幹比古を誘いました。
軽井沢にある北山家の別荘に遊びに行く事が決まります。
北山家が経営する会社の社屋(屋上にヘリポートがあるぞ)に集合しました。
ヘリを待っていると雫の父親がやって来ました。
彼は達也に興味津々なようでしたよ。
固い握手を交わしてきました・・・達也を値踏みするような目で見てきましたね。
雫の父親である潮はビジネス界の大物です。
達也は彼に値踏みされても嫌な気分になりませんでした。
彼の事をリーダーなんだなと理解しています。
別荘に到着した一同はその規模に驚かされる事になりました。
北山家のスーパー金持ちぶりを理解させられる事になります。
別荘って普通は一軒と考えるじゃん・・・北山家の別荘は敷地内に複数の家屋が点在していました。
ビジネスで接待する機会が多いそうですよ。
客が多いという理由で一軒の建物を巨大化させると親しくない同士が顔を合わせ気まずい思いをする事になるそうです。
それを避ける為に複数の建物に分かれているそうですよ。
達也たちの他に招待されて人が居ないのでそれぞれ個室を与えられる事になりました。
その日はテニスコートでテニスをする事になりました。
深雪たちが着替えて出てくるまで達也とレオがラリーをする事になりました。
達也にテニス経験がないと知ったレオがミスが多い方がジュースを奢るという賭けを持ち掛けます。
レオは自分が優位に立てると思っていたようですが流石はお兄様です。
達也はしれっとレオの玉を打ち返していました。
まったくミスをしないので白熱のラリーが続く事になっています。
そこにエリカたちがやってきましたよ。
水着でないのでレオと幹比古は油断してましたね。
エリカがお色気過剰なコスチュームで現れましたよ。
胸の谷間が見えそうでした。
ミックスダブルスをする事になりました。
組み合わせはクジ引きで決める事になりました。
達也と組みたい深雪とほのかの圧がエリカにクジ引きを提案させましたよ。
ほのかは一度も達也と組めませんでした。
達也と深雪が組む機会が多く血の繋がりには勝てないのかと呪いの言葉を吐いています。
達也と深雪、レオとほのかの試合が始まりました。
達也の豪速サーブが決まりレオが悲鳴をあげています。
テニス経験無しなのに何でそんなサーブが打てるんだとの憤りを示しています。
達也は何でも器用にこなすんだよなー。
ほのかは自分が達也の豪速サーブを受けられるのか?不安に駆られていました。
流石達也が紳士だねーほのかには下手打ちで山なりのボールを打ち込んでくれます。
ほのかは意表を突かれたようですね・・・彼がこれくらいの配慮はしてくれると信じるべきだったかも?
足を縺れさせて転倒してしまい捻挫しました。
ほのかを別荘まで運ぶことになります。
ここで雫がほのかへのサーポートを開始します。
達也に向かってほのかをおんぶしてあげてと提案しましたよ・・・
自分に危機が迫っていると感じた達也はほのかが嫌がるんじゃないか?と断ろうとします。
ほのかが食い気味に全然嫌じゃないと答えたので退路を塞がれました。
達也はほのかをおんぶして別荘まで運ぶ事になってしまいます。
おーおー羨ましいねー、背中にはほのかの巨乳ちゃんが押し付けられているぞ。
皆で一緒に戻ってきたので達也は居心地の悪さを感じています。
深雪のおっぱいとはサイズが違うとか太物の触り心地の差異とかをバッチリ把握しているぞ。
ほのかは二人きりにならなかった事を感謝していました。
達也に密着できた彼女は昂ってしまい二人きりだった場合は自分を抑えられなかったそうですよ。
ほー二人きりだった場合ほのかが達也を押し倒していた可能性もあるのか?
その日の夜雫が深雪の部屋にやって来ました。
何やら悲壮な覚悟を決めている様子ですね・・・
雫は深雪を庭に誘い出し話を始めました。
雫は飾らずに本音をぶっ込んできましたよ!!
深雪に向かって達也の事をどう想っているのか?と質問してきました。
深雪は雫がほのかの恋愛を応援していると分かっているので本音で答える事にします。
愛しています、とシンプルな回答を示しました。
言葉を濁されると想定していたのか雫は驚きにより固まります。
やっぱりか、ほのかに勝ち目は無くなったと思ったみたいですが続く深雪の言葉に混乱が深まります。
深雪は達也に向ける自分の感情は恋愛感情ではないと伝えます。
混乱している雫に理由も教えてあげました。
深雪は三年前に一度死にかけた事と達也によって命を救われた事を教えました。
今の自分は達也によって命を与えられたので彼に対して何も望んでいない。
恋愛とは相手に自分のモノになってと望むものだ。
達也に対してそのような感情を持っていないので恋愛感情は抱いていないと伝えます。
衝撃の告白に雫は困惑気味ですね。
嫉妬はするかもしれないけど、ほのかの恋愛を邪魔するつもりはないと伝えます。
明日はほのかと達也を別荘に残してショッピングに行こうと提案しました。
雫は深雪の提案に乗ります。
翌朝深雪がショッピングに行きたいと言い出しました。
皆も賛同してショッピングに行く流れとなります。
ほのかも参加を表明したのですが雫に否定されました。
ほのかは駄目!!
仲間外れにされてしまいほのかが混乱していますね。
達也も行く気になっていたのですが深雪から思わぬ提案をされる事になり驚きます。
深雪は、ほのかを一人にしておくことはできないので達也には別荘に残って欲しい、と提案してきましたよ!!
達也はそれでいいのか?と困惑しています。
深雪がそれで問題ないと答えたので達也は別荘でほのかの相手ををする事になりました。
雫はほかに頑張れと伝えてショッピングに向かいます。
幹比古とレオは荷物持ち兼ナンパ除けとして同行させられる事になりました。
逃げようとする幹比古に美月がナンパされてもいいの?と伝えて同行を承諾させます。
レオは一人で登山に行こうとしたのですがエリカに拒否されます。
幹比古一人にボディーガードをやらせるつもり、友達がいのない奴と告げて同行を承諾させました。
深雪とエリカの容姿が際立っているので一向は注目を集めてしまいます。
女の子好みの店ばかり廻っているのでレオと幹比古は居心地の悪さを感じていました。
まあランジェリーショップは避けてくれたのですがそれでも近くに居たくないのね。
エリカなら幹比古に美月のパンツ選びをさせそうですが意外と乙女なんだよなー。
女の子四人になってしまったのでナンパされてしまいます。
エリカは不機嫌、美月は怯え、雫と深雪は無関心でした。
エリカが殺気を放つとナンパしてきた大学生四人は道を開けてくれました。
怖かったらしい。
レオと幹比古が追いついてきました。
エリカが役立たずと言ってレオの足を踏んづけました!!
レオが少し哀れだね・・・
食事する事になり雫の行きつけの和食を出す料亭に向かいます。
店に入るとレオ、幹比古、エリカが物騒な気配に気が付きました。
三人で相談していると雫の父親が挨拶にやって来ました。
物騒な気配の正体は潮のボディガードだったようです。
それで安心したのですが雫と潮を狙う集団は存在しました。
別荘に残った達也とほかはというと、にほのかがスコーンを作ってくれました。
達也はほのかが蜂蜜をぬってくれたスコーンを食べる事になります。
ほのかがスコーンを食べ過ぎてしまう昼食を兼ねる事になりました。
午後は別荘の池でボートに乗ります。
達也がボートを漕ぎだすとほのかが燥いでいます。
ほのかは二人きりになれたチャンスを活かす事にします。
ほのかが何度もつっかえながら達也に告白しました・・・達也さんが好きです。
それを聞いた達也は真摯に自分の状態を伝える事にします。
ほのこの事を好ましい人物を思っているみたいだね。
達也は幼い頃、魔法事故に遭い精神の機能の一部を消されてしまった。
その時に恋愛という感情も消されてしまった。
恋愛という感情が理解できないのでほのかの気持ちに応える事はできないと正直に伝えました。
恋愛感情がないと言われてしまいほのかは混乱状態に陥っています。
フラれる覚悟も少しはあったみたいですが、この断り方は想定外でした。
達也はほのかを連れて別荘に戻ります・・・相当気まずかったよね?
ショックを受けてしまったほのかは自室に籠ります。
達也も自室に引き上げました。
CADを取り出しいじっている時に深雪の危機を察知します。
魔法を放ち深雪達を襲おうとしていた集団を倒しました。
離れていても深雪の存在が見えるのは本当なんだね。
雫の元に潮から連絡が入りました。
危険が迫っているので合流しろとのことです。
深雪たちは隠れていた雫のボディーガードと一緒に潮と合流する為に動きだします。
地下駐車場に到着した一行は先制攻撃を受けてしまいます。
光と轟音の衝撃で深雪たちは動けなくなります。
抵抗できない大ピンチだったのですが達也の遠隔攻撃により敵は倒されました。
無事に別荘に戻ってきて休む事になります。
雫の部屋にほのかがやって来ました。
雫は今日の戦果を質問します。
ほのかが泣き出した事でフラれたんだと察しました。
ほのかが予想外の重大丈夫を暴露したので雫を焦らせます。
達也は魔法事故で恋愛感情を失っているというプライバシーを暴露しました。
ほのかがそれ以上達也のプライバシーを暴露しないように止めようしたのですが無理でした。
雫は自分が黙っていれば問題ないはずと開き直ります。
ほのかは達也が恋愛感情を失っているので自分も恋愛対象として見て貰えないと落ち込んでいるようでした。
雫はほのかを元気づける事にします。
ほのかはまだ失恋していない。
達也に恋愛感情がないなら深雪に対しても恋愛感情は抱いていない。
誰かが達也に恋をさせるまでは誰も達也の恋人じゃないんだよ、それでも諦めるの?と伝えます。
雫の励ましを受けほのかのヤル気が復活しました。
まだまだ頑張るよと伝えました。
雫は、この決断はほのかをより深く傷付ける事になるかもしれないが落ち込んでいるよりも今はこの方がいいと考えています。
雫いい子だよなー本当に友情に厚いぜ・・・彼女は達也に対して恋愛感情は持っていないんだよね?
深雪が達也の部屋にやって来て襲撃者から守ってくれた事に対するお礼を告げます。
深雪の傍から離れた事を悔やむ達也に対して、これは罰なんだと告げます。
雫に達也への気持ちを聞かれ恋愛感情ではないと答えたと教えます。
あら?達也が少しがっかりしてないかな?
いや深雪がまともだと分かり安心したのかな?
深雪は自分の発言に説得力を持たせる為にほのかの後押しをしたと教えます。
本当は達也と別行動なんて嫌だったんだとも教えました。
達也は友達の為にしたことだろ、深雪の優しさが何者か罰せられるべきものだとは思わない。
自分が嫌なことはもうしなくて良いんだぞと伝えます。
深雪の行動全肯定です・・・甘やかしているなー。
深雪は満足したようです。
ほのかの告白に何と答えたのかは家に戻ってから詳しくお聞かせくださいと言って部屋を出ました。
うーん意外と嫉妬しているのかも。
翌日達也のプライバシーを雫にぶちまけてしまった罪悪感にほのかが圧し潰されそうになっています。
何度も達也に謝ろうとしてたようですが切り出せなかったようです。
対して深雪はべったり甘えていました。
ほのかが恨めしそうに眺めていました・・・
ほのか正直に雫に秘密を漏らしてしまったと伝えるんだ。
事実なのできっと達也は怒らない筈。

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十一月のハロウィンパーティ
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論文コンペが台無しになったので全校生徒が参加するイベントを開催したいと前生徒会長の真由美が言い出します。
この提案に深雪がハロウィンパーティをしようと提案したそうです。
深雪から経緯を説明された達也が間抜けな声で驚いています。
達也には言いたい事がありました。
なんで退任した真由美が音頭を取っているのか?
なんで季節外れのハロウィンパーティなんだ?
深雪が端的な答えを返してくれました。
十一月には取り立ててイベントがないのでハロウィンパーティにしたと教えてくれました。
魔法科高校には学校行事が少ないようです。
文化祭、体育祭、修学旅行などの行事はありません。
卒業式後に行われる送別会が唯一のイベントのようです。
真由美は一科と二科の垣根を取り除きたいと考えていました。
だから全校生徒参加ってイベントをしたかったようですね。
達也はどんな仮装をしようかと悩みます。
美月が仮面を自作すると言っています、手間は変らないので幹比古の分も作ると言っていますね。
レオはカボチャの仮装をしようかと言っています。
エリカは決めかねているようでした。
達也はパーティグッズ店で購入しようと考えました。
元々熱意が無かったのでオンライン店舗で購入する事にしました。
購入する品物を決めて決済ボタンを押そうとしているところに深雪がやって来ました。
深雪が達也の衣装を作りたいと言ってきました。
達也に拒否する事はできませんでした。
深雪ズルイぞ、彼女が泣きそうな顔をすると達也はイエスマンになってしまう。
深雪が大胆な事を言ってきました・・・達也に向かって脱いでくださいとお願いしてきました。
達也は自分の耳を疑いますが深雪はマジでした。
場所がリビングだったのでここで脱ぐのか?と問いかけると深雪が真っ赤になります。
達也の部屋でパンツ一枚になる事が決まりました。
達也のボディサイズを手に入れた深雪は浮かれた様子で馴染みのブティックに向かいます。
四葉家が出資している店舗で顔馴染みです。
深雪は店に設置されている衣装を自動で作ってくれるマシンを使い達也の衣装を制作しました。
深雪が作った達也の衣装はオーディンでした。
真由美、幹比古、美月、レオ、エリカ、雫、ほのか、花音、五十里が声をかけてきました。
中身が分からない為の仮装なので皆恐る恐る声をかけてきたよ。
達也は風紀委員として持ち場で問題が発生しないか監視していました。
トリック・オア・トリートと声をかけられ、トリートと答えて用意してあったお菓子を渡しています。
美月が幹比古の為に作った仮面は狼でした。
それを見た達也は美月が幹比古に食べて欲しいとアピールしているのか?と邪推しています。
二人がお菓子を持っていないと言ったのでイタズラしてやると揶揄いました。
達也は冗談のつもりだったのですが美月が予想外に怖がっていました。
達也は友人に恐れられていると知り落ち込んでいます。
ひょっとして美月は達也を怖いと思っている・・・それでも友達なので頑張って話しかけている?
そんな事はないよね・・・
雫とほのかが声を掛けてきました。
ほのかは達也の姿に見惚れてしまい固まってしまいます。
雫がほのかの分のお菓子も自分が貰っておくからと伝えて再起動させました。
雫はほのかのサポートに徹しています。
達也にほのかと踊るように促してきました。
九校戦の後夜祭で踊っているので達也はほのかを躊躇いなく誘う事ができました。
達也とほのかが踊っている姿を深雪が視認します。
生徒会所属の彼女は運営の仕事があり遅れて参加する事になりました。
達也の傍にある非常口から合流しようとしたのですが出口を間違えました。
達也とは距離が離れた場所に出てきてしまいまう。
正体を隠す仮装をしているのですが美少女オーラは隠せません。
ダンスを希望する男子生徒に囲まれてしまいます。
深雪は自分が困っているのに達也はほのかと楽しそうに踊っていると不満を募らせていきます。
ほのかの邪魔はしないとの誓いを守ろうとしています・・・相当な忍耐を強いられているようですが・・・
局が変わり達也とほのかのダンスが終わりました。
達也が深雪の存在に気が付いたようですね。
仮装を解いて深雪の元にやって来ました。
風紀委員として深雪に群がっている希望者にしつこ過ぎる誘いは相手の迷惑になりますと伝えました。
高圧的ではなかったので深雪を誘おうと躍起になっていた男子生徒を納得させる事ができました。
仮装を解いてしまったので達也は予備の衣装に着替える為会場を出ようとします。
深雪がお手伝いしますと言ってきました。
達也は正気なのか?と驚いた顔で深雪を見返します。
深雪の発言は男子更衣室に堂々と乗り込むと宣言しているのと同義です。
自分の大胆発言に気が付いた深雪が慌てて仕上げを手伝うだけですと言い訳しています。
深雪の用意した仮面は鏡を見辛いんだよね・・・達也は納得して深雪を伴い会場を出ます。
更衣室に向かって歩いている時に深雪がトリック・オア・トリートと言ってきます。
達也は魔が差したんだろうね・・・悪戯をしてみようと思ってしまいます。
達也にトリックと返されて深雪が混乱していますよ・・・
お菓子を貰えると思っていたらトリックを希望されました。
深雪は達也の要望に応える事にします・・・大胆な行動に出ますよ。
深雪が達也に迫ってきました・・・
背伸びをして達也の首に腕を回しますます。
深雪の顔が迫ってきましたよ!!
達也はおいおいこれは不味いだろと思っているみたい。
達也は深雪にキスされるとでも思っていたんじゃないか?
深雪が達也の鼻に噛みついてきました!!
茫然としている達也に「おしおきです!」と告げてきました。
深雪の大胆な行動は自爆テロに似ていました。
二人とも恥ずかしさから混乱に陥ってしまいます。
パーティ会場に戻る事ができなくなりました。
友人達に、二人で何をしていたのか、と疑われる事になってしまいます。
エリカには冷やかされました。
レオには生温かい目で見られました。
幹比古には視線を逸らされます。
美月には真顔で諫められました。
ほのかには拗ねられ、雫には冷たい目を向けられました。
達也は友人たちの誤解を解く為に一週間を要する事になりました。
深雪に対しては怒らないのね・・・やはり彼女の事が怖いのかも?

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美少女魔法戦士プラズマリーナ
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スターズ候補生部隊スターライトに所属していた12歳のアンジェリーナ=クドウ=シールズが卒業課題として実践任務が与えられます。
ボストンで暗躍している敵国の工作員を炙り出す作戦が行われます。
USNA軍はリーナを学校に通わせる事で彼女が自分を怪物と認識してしまう事を恐れていました。
同年代の友人たちと接する事で自分が怪物であると思い込んでしまうのを恐れました。
リーナは魔法研究所に所属する事になります。
魔法研究に協力する魔法師の少女という設定です。
作戦の上官としてアンジェラ・ミザール少尉の指揮下に入りました。
ミザールはリーナよりも10歳年上のお姉さんです。
作戦中はミザールをアンジー、アンジェリーナをリーナと呼ぶ事になります。
アンジーはアビゲイル・ステューアット博士と友達でした。
リーナを紹介してくれます。
アビゲイルの事はアビーと呼ぶ事になります。
アビーは17歳の少女です・・・リーナよりも少しだけ年上ですね。
彼女の研究に協力する事になりました。
昼間はアビーの研究に協力する事になりました。
夜になると工作員にリーナの存在を知らしめる為に街を巡回して犯罪行為を止める活動を行います。
USNA軍は変装用の衣装を用意してくれていました。
それが魔法少女然としたコスチュームだったのでリーナは恥ずかしさで爆発しそうでした。
最初に遭遇した事件は強盗事件でした。
魔法少女の扮装をしたリーナが強盗の前に飛び出し魔法で倒します。
この時に周囲に一般人が居たんだよねー。
リーナの使った魔法が強すぎて強盗犯を殺してしまうところでした。
混乱したリーナがアンジーとマイクに向かって呼びかけてしまいます。
観衆にリーナの名前がアンジーだと勘違いされてしまいそうです。
極秘作戦なのでアンジーの名が知られるのは不味いと考えたリーナは咄嗟に誤魔化します。
テンパっているので「魔法戦士リーナ」と名乗ってしまいました。
これがテレビで報道される事になってしまいます。
テレビ報道を見たリーナは落ち込む事になってしまいます。
ミザールがリーナを励ましてくれます。
陽動の役目は上手く果たしたんだから元気出せと言ってくれます。
アビーも魔法少女として話題になっているので良かったじゃないかと言ってくれます。
アビーはオタクで魔法少女に詳しいみたいです。
彼女から美少女魔法戦士と名乗るのが良いと助言されました。
美少女って部分が重要なようです。
美少女魔法戦士プラズマリーナ、ヒロインに相応しいと言われてしまいます。
ミザールまでプラズマリーナを気に入ってしまいコードネームに丁度いい、インパクトがあると言っています。
リーナは名称はこれになるのねと諦めました。
意外とリーナって物分かりが良いんだよね・・・大人に混じって暮らしているので諦めもいいのか?
アビーが開発しているCAD「ブリオネイク」の開発を手伝う事になりました。
組み込まれている術式を起動して威力を試す事になります。
リーナの魔法力が高すぎたのか?魔法式は起動したのですが威力が想定を上回ってしまいます。
ブリオネイクは壊れてしまいました・・・
リーナは不味いと思っていましたがアビーは思いの外機嫌が良さそうでした。
リーナの魔法力の高さを知ったアビーは新魔法の実験を手伝わせる事にします。
メタル・バーストと名付けた魔法は誰も起動させる事ができていません。
魔法力が足りなかったようです。
アビーは理論上は完成しているのでリーナに試して欲しいとお願いしてきました。
リーナは自信家だなと感じつつもアビーのお願いをきいてあげる事にします。
リーナの魔法力はアビーの想定を超えていました。
リーナはメタル・バーストを見事に発動させたのですが威力は想定を大きく上回っていました。
実験用の対爆仕様の部屋は滅茶苦茶になってしまいました。
アビーは物凄く上機嫌ですよ。
新魔法はヘヴィ・メタル・バーストと呼ぼうとご機嫌でした。
ミザールから敵の工作員がプラズマリーナの活躍で浮足立ち逃げ出す算段を始めたと知らされます。
ミザールが部下を率いて逃亡を試みる敵の船に乗り込む事になります。
リーナが作戦への参加を希望しましたが断られてしまいます。
リーナはスターズに入りたいみたいでね・・・一刻も早く手柄が欲しいと思っているようです。
敵を捕縛してから船は爆破すると言われたのでアビーが実験をしたいと言い出しました。
アビーは実戦でヘヴィ・メタル・バーストを試したいのね・・・
ミザールに新しい戦術級魔法の実験をしたいと伝えると上層部に確認すると言われました。
USNA軍は新ソ連との暗闘で一等星を多く失っています。
上層部は魔法戦力の拡充に躍起になっているので許可してくれます。
リーナはアビーと共に砲撃ポイントで待機する事になりました。
ミザールの部隊が無事に工作員を拘束し船外に脱出しました。
船が無人になったのでアビーの指示でリーナがヘヴィ・メタル・バーストを発動させました。
またも予想外の大威力となりました・・・
船は木っ端微塵になったのですが想定した威力を大幅に超えていました。
リーナは自然破壊ではないか?周辺の漁業への営業妨害になっていないか?と心配になっています。
アビーは当初ヘヴィ・メタル・バーストを戦術級魔法と想定していました。
しかし実際の威力は戦略級魔法としての威力を持っていました。
リーナに伝えると彼女は驚きに固まってしまいます。
リーナは戦略級魔法の使い手、戦略級魔法師として登録される事になりました。
リーナが登録された事で十二使徒が十三使徒に改められました。
リーナが戦略級魔法師になったので「魔法少女作戦」の任務は急遽中断されました。
ボストンに潜んでいる工作員への対処はミザールに任せられる事になります。
美少女魔法戦士から解放されたのはリーナにとって良かったんじゃないの?
リーナはスターズに任命されましたが身分はスターライトのまま本部で研修を命じられます。
アビーはスターズ本部に招かれる事になります。
一刻も早くブリオネイクを完成させて欲しいとお願いされます。
リーナは第一隊隊長カノープスが面倒を見る事になりました。
リーナは親しみやすい性格だったのでたちまち第一隊でマスコット的な扱いを受ける事になります。
「プラズマリーナ、コーヒーをくれないか」
「プラズマリーナじゃありません!」
「美少女魔法戦士プラズマリーナ、俺にも冷たいのを」
「せめてリーナと呼んでください!」
可愛がられるようですね。
リーナは善良に成長しているようですよ・・・USNA軍の教育方針は成功している。

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達也と深雪が真夜様に呼び出されました。
直接呼び出されたので厄介な仕事を命じられると達也は戦々恐々としていました。
案の定真夜は厄介な仕事を命じてきました。
真夜は七草弘一とタッグを組んで魔法師の好感度を向上させようと考えていました。
深雪の美貌を有効活用する為に広報担当に任命しました。
同じ理由で七草真由美も広報担当に任命されいます。
達也は深雪が見世物のように扱われるのを心配しています。
達也と深雪は嫌だやりたく無いと思っているのですが真夜には逆らえません。
深雪の衣装が届けられました。
衣装の仕立てを見た達也は真夜の本気度を感じます。
最初は災害救助活動に可愛いコスチュームを着て出かける事になります。
真夜と弘一の意図は目立って注目を集める事にあるようでした。
都合よく高層ビルで火災が発生しました。
この時代の建築基準では高層ビルで大規模な火災はおこらないように設計されています。
何者かの介入により消化システムが機能不全を起こしたそうです。
場所が名古屋だったのですが藤林響子が便利な乗り物を用意してくれました。
災害救助活動なので国防軍も全面協力してくれました。
飛行魔法を応用した空飛ぶ車を用意してくれました。
亜音速で移動可能なので名古屋の現場に間に合います。
深雪が消化用の魔法を使って火災を消します。
真由美は逃げ遅れた人が居ないか探す事になります。
二人の活躍は取材に来ていたテレビカメラで撮影されました。
救助活動に勤しむ二人の姿は好意的に受け入れられ人気が出てしまいます。
達也が真夜達の計画を杜撰だと考えていたので人気が出てのに驚いていました。
堤防が決壊して大規模な水害が発生しました。
この時は達也も魔法師として活躍する事になります。
深雪の魔法で水を凍らせて壁を作ります。
達也が再生を使って壊れた堤防を直しました。
元々破損していたらしいので深雪が凍結魔法で堤防を補強しました。
この活動も好意的に捉えられ人気が加速しました。
真由美は報道番組やバラエティ番組にゲスト出演する機会が増えていきます。
深雪は高校生なので学業を優先するとして活動を控えています。
魔法師を必要とする大規模災害は多発する類のモノではないので活動は次の段階に進みます。
深雪と真由美に芸能活動をさせる事になりました。
真由美がテレビ受けしたので行けると判断したのかもね・・・
達也は深雪が芸能活動をするのは反対のようです。
真夜に考えを改めるように進言しています。
本来の彼なら怖く使わない口調で主張していました。
真夜は怒る事なく笑っていましたね。
彼女が深雪の美貌に絶対の自信があるようです。
露出を始めれば世間が深雪をほっておけないと断言しています。
達也は真夜に言いくるめられてしまったようです、深雪の美貌ならあり得ると思ってしまいます。
抵抗を諦めた達也は深雪と真由美のマネージャー役に収まりました。
災害救助活動ではないので国防軍の手は借りられません・・・響子が出張る理由が無いので彼が務めるしかなかったと言えます。
達也は素人の深雪と真由美ではデビューまでに時間が掛かるだろうと思っていました。
深雪のデビューが遅くなるのを望んでいたようですが彼の期待は裏切られる事になります。
深雪と真由美の歌唱力とダンスは即戦力でしたよ。
直ぐにデビューが可能と判断されました。
深雪と真由美の芸能活動は好スタートを切ります。
この時代のアイドルはCGでアバターを作り、声、踊り、歌と複数の人間が担当しています。
そんな時代に生のアイドルが出現しました。
人気に火が付きます。
二人の成功で行けると判断したのね泉美と香住もデュオとしてデビューする事になりました。
四人の活動は順風満帆でした。
一高の校長が前面協力を申し出ます。
魔法師として社会に受け入れられる事の重要性を考えての事だよね?
アイドル活動に二人の犠牲者が追加されます。
ほのかとエリカがデビューする事になりました。
達也は深雪が彼の事を達也様と呼ぶ事に不安を覚えています。
彼に残されている生の感情は妹への想いだけですからね。
深雪が妹ではなく婚約者になってしまうある事が判明するからね。
達也の想いは妹って立場の存在に向けて放たれているのか深雪という個人に向けられているいるのか?
達也はそれが怖いようですね、もしも彼の想いが妹って立場に向けられていると判明したら深雪への想いは嘘なのか?って感じか。
達也は深雪にお兄様と呼んで欲しとそれとなくお願いします。
深雪は達也のお願いなら何でも叶えてあげる準備があるそうです。
しかし本心ではお兄様と呼ぶのは嫌だと伝えてきました。
深雪は達也の婚約者から添い遂げられない妹に戻るのは嫌なんだそうです・・・
うーん深雪にしてはストレートな愛情表現ですなー。
真っ赤になっています。
深雪から彼女の本心を打ち明けられた達也が感じたのは歓喜でした。
達也は自分の想いが深雪個人に向いていると確認できて安堵できたようです。
達也と深雪が見つめ合っていると咳き込む美月の声が聞こえてきました。
二人が見つめ合っていたのはエリカとほのかが練習しているスタジオの廊下でした。
美月、雫、レオ、幹比古は二人の応援にやって来たようです。
達也と深雪がラブシーンに突入しそうだったので美月が照れてしまったようですね。
レオは達也を冷やかしたかったようですが怖くてできませんでした。
達也にも余裕が無かったみたいです、これは珍しいね。
デビューしたほのかとエリカもアイドルとして人気を博す事になります。
芸能活動を続けるうちにほのかが図太くなりました。
自分の意見を主張できるようになっています。
達也は芸能活動を苦にしているのではと考えています。
ほのかが意外な答えを返してくれました。
彼女は芸能活動は魔法を平和利用しているので嫌じゃないと言っています。
安全を確保して人を幸せにしているので活動に満足しているそうです。
達也は魔法師を経済活動に組み込む事で社会に不可欠な存在にしようと考えています。
アイドルとして社会に受け入れられる事は同じ事なのではないか?と考え始めました。
人気が最高潮に達したと判断した弘一と真夜はライブを開催する事を決めました。
デビュー三カ月のアイドルを見に来てくれるのか?と達也は不安に駆られます。
商機は無いように思っていたのですが意外や意外、会場のドーム球場は満員になっています。
香住と泉美のステージから始まりました。
二人は飛行魔法を使い会場内を飛び回り歌っています。
続いてエリカのステージとなります。
エリカはローラーブレードを魔法で操作して走り回りながら歌っていました。
彼女のシャウトで会場がヒートアップします。
続いてほのかがステージに上がりました。
彼女は光学系魔法を駆使して幻想的な雰囲気を作り出して歌っていました。
真由美がステージに上がります。
彼女は魔法を使う事なく歌っています。
大人な雰囲気の曲を歌いあげました・・・
そのまま静かに進行するかと思ったらMCの段階でドレスを脱ぎ捨てます。
セクシー系の衣装に早変わりしてくれました。
ステージに上がったアイドルの共通点が魔法少女だと強調しています。
魔法師は怖くないアピールに余念がないね。
USNAからゲスト出演する魔法少女が居ると紹介します。
大型モニターに映し出されたのはリーナでした・・・
リーナはバックバンドを従えて日本語の歌を披露してくれました。
リーナのステージが終わると最後に深雪のステージが始まりました。
深雪の登場で熱狂していた会場はシーンと静まり返ります。
彼女の美しさに観客は魅了されてしまったようです。
深雪は魔法によって音を増幅して歌いました。
深雪の歌声は観客の心を捉えます。
達也が考えているよりも深雪の歌声の威力は絶大だったぞ。
コンサートが終わっても観客の陶酔状態は解けませんでした・・・
精神干渉魔法は使っていないのですが。
魔法師を敵視しているマスコミが攻撃の口実を得る事になります。
コンサートを「黒ミサ」と中傷してきました。
達也はこれでアイドル活動は中止だなと考えていました。
元々計画が杜撰だったんだよとも考えています。
失敗を真夜に叱責されると考えていたのですが彼女は上機嫌でした。
マスコミを利用しようとしているのだからある程度のスキャンダルは織り込み済みだと笑っています。
SNSでアイドル活動を擁護する動きが発生しました。
マスコミに対して怒りのメッセージを投降しました。
多くの投降が寄せられてマスコミをビビらせます。
SNSでマスコミを擁護する投稿も出てきました。
アイドル活動の擁護派と否定派に別れてネット上で対立が激化します。
次のコンサートを実施した時にそれが暴発する事になりました。
会場に集まった両派閥が物理的に衝突する事になってしまいます。
暴徒と化した集団を警察が鎮圧する事になります。
この未来は採用できない、との声が入ります。
世界が暗転しますね。
深雪、真由美、泉美、香住、ほのか、エリカ、リーナがアイドル活動をしていた世界は達也の思考実験だったようです。
達也は深雪に平和な暮らしをさせてやれる未来へ続く選択肢を組み合わせて実験していたみたいです。
未来予知の能力は存在しないとの結果が得られました。
アイドル活動をする世界・・・面白いかったよね、実現しなかったのは残念です。
達也の考えている事なので深雪とラブラブしているのは変らなかった、そこは譲れないんだろうね。
深雪への想いに不安を持っていたのね・・・達也にも可愛いところがあるんだな。

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続・追憶編 凍てつく島
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中学一年生の深雪が母親(深夜)のお見舞いにやって来ました。
ガーディアンの穂波を亡くしてから深夜は塞ぎ込んでいました。
深雪は達也の事をお兄様と呼んでいます。
それは彼を兄と思ってはいけないという深夜の教えに背く行為です。
深雪は塞ぎ込んでいる深夜に反抗的な態度を取り続けている事を心苦しく思っています。
深夜に心労をかけたくないと思っているのですが達也への気持ちを止められないようですよ。
深夜がニブルヘイムの修得具合を聞いてきました。
うまく発動できない原因が照準設定にあると言われたので練習場を提供する事にします。
冬休みの間に巳焼島でニブルヘイムを完成させろと命じてきました。
深雪本来の魔法は精神干渉系なのですが深夜は隠そうと考えていました。
深雪の得意魔法は冷却魔法だと世間に思わせるつもりです。
ニブルヘイムはそのかなめになる魔法なので修得を急がせたいようですよ。
深雪は達也を伴い巳焼島に向かいます。
空港まで父親の龍朗が車で送ってくれました。
達也は感情を失っているので父親に対する敬意を持っていません。
雑な口調で応対していますよ。
龍朗が態度を咎めると、何か問題があるのか?と返しています。
龍朗は四葉本家への立ち入りを禁じられているので立場は達也の方が上の様です。
父親と兄の関係が険悪な事に深雪が心を痛めています。
この段階の彼女はまだ龍朗への敬意を持っていました。
巳焼島には魔法犯罪者の収容施設があります。
国防軍の管轄なのですが運営を四葉家に外部委託していました。
四葉家は収容所から脱走した魔法犯罪者の処刑を担当しています。
四葉家は貴重な実戦経験の機会を得たいので収容施設の管理を請け負ったようです。
達也もここで脱走兵を処刑する事で人を殺す事への忌避感を排除しました。
元々感情を失っている達也には不要な訓練だったそうです。
宿泊施設に案内された深雪は狼狽する事になりました。
部屋の手配を頼んだのは真夜様です。
彼女は深雪と達也を同室にしました・・・何か考えがあるのか?
深夜は達也を兄と思ってはいけないと言ってますが真夜の考えは違うようです。
深雪は実の兄弟である達也に異性を感じてしまった入るのは兄妹と認識して日が浅いからだ。
なれれば兄として認識する事ができるようになる。
自分は決してアブノーマルではないと言い聞かせています。
達也には深雪が照れている理由が分かりません・・・まあそうだよね。
深雪とは良好な関係を築けていると認識していました。
訓練を開始する事になり深雪は途方に暮れています。
訓練メニューが何もないみたいですよ・・・何をすればいいのか分からないようです。
困った深雪が達也に視線を送ってきましたよ。
達也は深雪の現状を把握する為にニブルヘイムを発動してもらう事にします。
エレメンタルサイトで深雪の魔法を観測した達也は問題点を理解しました。
照準の設定が曖昧だから魔法が発動しなかったと伝えます。
問題点を指摘されて深雪が驚いていました。
達也は自分が持っている異能エレメンタルサイトに付いて教えます。
教える過程で分解と再生しか使えない事も教えました。
他の魔法が使えているのは真夜と深夜によって人口魔法演算領域を作られたからだとも教えました。
分解と再生の内容を教えて貰い深雪は達也の事を神のように崇める気持ちをになっています。
サイオン情報体書き換える事が出来るとも教えました。
達也は魔法を無効化できる理由まで教えています。
深雪に対して隠し事はしたくないようだね。
深雪は達也は自分よりも優れた魔法師なのではないか?四葉家次期当主には達也が相応しいのではないか?と危ない事を考え始めています。
真夜や深夜の意志に背くってだけでなく感情を持たない達也が四葉家の当主になるのは危険だよね・・・
初日の夜がきました。
深雪は達也と二人きりな状況に緊張感を抱きます。
先に風呂に入る事を勧められたのですが断っています。
達也は深雪の後に自分が風呂を使うのを嫌がられたと解釈します。
ユニットバスなのでお湯は使い捨てなんだけどね・・・
達也は先に入る事にしました・・・その方が深雪が早く眠れると考えたからです。
深雪は達也に残り湯を飲んでもらいとか思っているんじゃないのか?
達也が浴室に消えると深雪の妄想が膨らんでいます。
扉を二枚隔てた場所に兄の全裸があると考えて興奮していますよ・・・
変態さん一歩手前って感じですね。
深雪が入浴する番になりドキドキになっています。
達也に覗きに来て欲しいとか思っていないか?大丈夫ですか?
風呂から上がると直ぐに就寝となりました。
達也はリビングのソファベッドで寝る事にします。
寝室は深雪に使ってもらう事にします。
ベッドに潜った深雪は悶々としてしまい眠れません。
兄を相手に興奮している自分を変態ではないか?と心配しています。
ベッドの中で身悶えていますね・・・羊を数える事で眠る事ができました。
達也が深雪の訓練に役立つアイテムを開発しました。
簡単に作ってしまうのが凄いね。
ニブルヘイムの照準領域を映し出すARメガネを用意してくれます。
照準ができるようになったのでニブルヘイムの成功率が向上しました。
練習を続けていくと成功確率が高まっていきます。
成功率は向上していますが深雪は何かが足りないと感じています。
訓練が最終段階に入りARメガネのサポート無しでニブルヘイムを発動する事になります。
ここで大失敗を犯す事になりました。
発動には成功しましたが冷気の余波を受ける事になってしまいます。
深雪は咄嗟に障壁を張り達也と自分を守りました。
失敗し落ち込んでいる深雪に守ってくれたお礼を伝えます。
達也の役に立てたと知った深雪はご機嫌になります。
達也は自分の役に立てた事を喜んでいる深雪を不思議そうに見ていました。
国防軍の柳から噴火の兆候が見られるので避難して欲しいとの連絡が入ります。
達也と柳は沖縄で一緒に戦ったので知り合いです。
達也は避難する前に魔法実験を行いたいと伝えます。
避難するまでに終わると伝えると許可してくれました。
まあ巳焼島は四葉家の所有物なのでVIPの達也のお願いは聞いてくれるのね。
達也の立場は不思議な感じがするよね。
四葉家の内部での地位は低いのですが四葉家の関係者なので外に対してはVIPなんだよね。
達也はニブルヘイムの練習をしていた事が噴火を早める要因になったかもと考えます。
ニブルヘイムを発動することで冷却されます。
失った熱エネルギーを補填する為に噴火が起きようとしていると考えました。
深雪との共同作業で噴火を鎮めたれるか実験する事にします。
達也が組み立てた魔法式を深雪の魔法演算領域に流し込んで彼女の魔法を発動してもらう事にしました。
恋人繋ぎで手を繋ぎ魔法式を深雪に送り込みます。
深雪はテレテレなのですが魔法式が流れ込んでくると正気に戻ったよ。
この時に達也がエレメンタルサイトで見ている風景を見たようです。
これがお兄様の見ている世界と言って感動に震えていました。
魔法は発動し想定通りの効果を発揮しました。
噴火しようとしている場所が冷却されてエネルギーは施設の無い方向に流れました。
噴火は止められたぞ・・・
安全が確認されるまで海上空港避難する事になります。
移動のヘリに柳が乗っていてどんな魔法を実験していたのか質問してきました。
達也は地下の岩盤を冷却する魔法の実験をしたと答えます。
柳はそれによって噴火を誘発されたのではないか?と追及してきます。
達也は噴火はしていないと答えます。
柳は達也が施設への被害を避ける為に敢えて島の東側でガス抜きをしたと理解しました。
噴火を予想していたのか?と質問した柳に、知ってたら巳焼島に来ていないと答えました。
深雪の練習が噴火の引き金になった事は内緒にするのね。
達也は深雪の使うニブルヘイムの魔法式に少しの変更を加えました。
エネルギー収支の不均衡を緩和する仕組みを追加しました。
敢えてエネルギー収支の不均衡を残すことで激しい気流を引き起こす起動式も作りました。
達也は失敗から学ぶよね、この姿勢は偉いと思う。
避難命令は一日で解除されたので深雪の練習が再開されます。
深雪の練習で溶岩源は冷却されて使用可能になりました。
巳焼島の面積が少し広がる事になりました。
深雪はニブルヘイムを修得しました。
溶岩噴出を利用して脱走を企んだ囚人が二人出ました。
大亜連合の魔法工作員です。
味方の潜水艦との合流地点まで到達したのですが逃げる事はできませんでした。
二人の行動は柳と達也に把握されていました。
二人は達也によって処理されます。
迎えにきた潜水艦も分解によって消し去られました。
柳が死体を出さないところが素晴らしいと褒めてくれます。
国防軍が脱走兵の始末を四葉家に依頼したようです。
柳が達也に質問しようとしてやめました。
何人も殺して平気なのか?と聞こうとしたようですが言葉にできませんでした。
自分にそれを聞く資格がないと思ったそうです。
後日、柳は国防陸軍第101旅団独立魔装大隊に幹部メンバーとして迎えられます。
少し遅れて大黒竜也という特務士官が特尉として入隊しました。
大隊隊長の風間少佐と柳大尉の強い推薦があったそうです。
柳は達也の事が気に入ったのね。

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メランコリック・バースデー
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深雪の十六歳の誕生日が迫っています。
深雪は憂鬱な気分に陥っています。
深雪を苛んでいる原因は結婚です。
優秀な女性魔法師は早々に結婚して子供を沢山作ることを望まれています。
家は勿論国家レベルでそれを望まれいるようですよ。
魔法師の能力は血に依存するので分からないでもないね。
深雪は達也以外の男性に抱かれたくないと考えているので結婚できる年齢に達するのを嫌がっています。
四葉家の次期当主候補なので真夜が決めた結婚相手を拒む事もできません。
深雪の考えが過激な方向に向かいます。
子孫を欲するなら自分の卵子を提供するので人工子宮で作ってくださいと投げやりな考えを巡らせます。
自分はなんで達也の妹なんだと運命を呪っています。
危険危険、ヤバい妹なんだけど理由があるからね。
達也の方も深雪が十六歳になる事を重く捉えています。
達也は六歳の時に人造魔法師実験を受けました。
その副作用で六歳以降の出来事を全て覚えています。
忘れる事が出来なくなったそうですよ。
対して五歳以前の記憶は朧げだそうです。
達也には0歳11カ月の記憶が残っています。
達也を見下ろす深夜と真夜はほっそりしたそっくりな体型だったそうです?
うん?深雪が生まれる前なんだから深夜さんは妊婦じゃないとおかしいよね?
エレメンタルサイトでも達也と深雪は同じ親から生まれたと見えたそうですよ。
達也は深雪を妹だと思い込もうとしているみたいだ。
達也の方は深雪ほどアブノーマルな考えは持ってません。
彼の場合はもっと壊滅的だぞ。
達也にとって深雪だけが価値のある存在だそうです。
親しい友人もできたのですが彼らの存在に価値を見いだせていません。
これは達也がそう思っているだけとも言えるかも。
深雪が死んでしまったら世界を巻き添えにして自殺をはかるだろうと自分の行動を予測しています。
危険危険。
深雪が早晩誰かと結婚する事は仕方ないと認めています。
自分には相手を選ぶ権利は無いので深雪の伴侶となる人物には自分を殴り倒すくらいの気概が欲しいと思っています。
お前は深雪のパパか!!
この考えは父親の龍朗が腑抜けだったからのようです。
達也の目には龍朗は深夜に相応しい相手ではありませんでした。
全ての面で深夜に負けていました。
深夜は禁忌の系統外魔法「精神構造干渉」の唯一の使い手で「忘却の川の支配者(レテ ミストレス)」と呼ばれていました。
対して龍朗は想子保有量が規格外に多いだけで魔法式構築能力を持っていませんでした。
想子保有量の多さは達也と深雪にも引き継がれているようなのであながち間違った人選ではないと思うけどね。
龍朗は深夜と対等ではない自分を認められないので夫って立場から逃げたそうです。
深夜と結婚する前から愛し合っている女性がいたそうですが四葉一族が強制する婚姻を拒否する意志力がありませんでした。
まあ相手は四葉家だからね断るって考えは持てないよな・・・
この点については達也は同情しています。
達也の目には深夜が幸せな家庭を持てなかったと映っています。
深雪にはそうなって欲しくないと考えているからのようです。
達也は深雪の隣を旦那に譲る覚悟はできているようです。
深雪とは離れ離れになってしまうが彼女を守る事はできると考えています。
深雪を守る使命は誰にも譲らないと考えていますね。
問題は深雪に釣り合うだけの相手が存在するのかって事です。
達也は該当する人物は存在しないと考えています。
自分で兄馬鹿と思っているのでまともな感性はのこしているようだ。
深雪は真夜が婚約者を指名しないのは選り好みをしているからだと考えています。
決まればすぐに結婚する事になるんだろうなと諦めていますよ。
魔法師の世界では高齢の男性魔法師と結婚する場合も多いそうです。
深雪が老いた爺さんを結婚するなんて考えると気分が悪くなるね。
相手が九島閣下だとしても嫌だよね・・・
周囲の祝福が圧力となり自分の意思を貫けず結婚する事になる女の子が多いみたいだよ。
前時代的だけど血統を重視するので仕方ないのかもな。
男性魔法師には老いても可能ならば子供を作る事が推奨されています。
浮気を推奨する場合まであるそうですよ。
魔法師の権利は軽視されまくりだね、まあ戦力を維持したい国家としては容認するしかないって事か?
達也は深雪が彼女に相応しい相手と結婚できる事を祈っています。
ほー彼の方が割り切りが良いんだな。
深雪の方が達也以外とは結婚したくないと鬱々としています。
深雪が十六歳になりました。
達也は祝福の言葉を述べます。
深雪も素直に受け取っています。
二人とも結婚可能になったって事実からは目を逸らしています。
九ヶ月後に二人の悩みは解消される事になりますがまだ知らないからね。
真夜さんは罪な人だよ本当に・・・
深雪の伴侶の席を餌に他家から良い条件での取引を引き出そうと思っていたのだろうか?

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