ラノベの感想) 緋弾のアリア 40 尻尾の女 (MF文庫J)

概略：
セーラからノーチラスとイ・ウーが撃沈されたと知らされたます。
丁度キンジの部屋に居たメメトとかなめも話を聞く事になります。
手掛かりはセーラしか居ないので彼女を捕まえて依頼主を吐かせる事にします。
セーラがカイロに居ると判明したので乗り込む事にします。
目的地がエジプトなのでメメトが協力を申し出ます。
メメトに妹の座を奪われるかも？と焦っているかなめも同行と申し出ます。
セーラは魔法を使うので魔女を連れて行きたいと考えたキンジはジャンヌに頼る事にします。
キンジに借りがあるジャンヌは快諾してくれて四人でカイロに向かいます。
エジプトに付いて早々カルチャーショックを受ける事になるよ。

レーベル：MF文庫J
発行日：2023/12/25
著者：赤松中学
イラスト：こぶいち
ISBN：
雰囲気：怪情報、メンバー集め、小遣い、第三世界、ジャンヌのニオイ、追いかけっこ、列車旅、置き去り、砂漠移動、妹援護、ミサイル、首謀者

セーラがキンジにスカイプで気になるメッセージを伝えてきました。
ノーチラスとイ・ウーが撃沈したと言っています？
ネモの代理人の「尻尾のある女」からキンジにこのメッセージを伝えろと命じられたそうです。
真偽を確かめる為にキンジは通話を切ろうとしているセーラを繋ぎとめています。
自分には意味が伝わっていないのでセーラの仕事は完遂していないと屁理屈を捏ねています。
心配になるくらい頭が軽いセーラはキンジの口車に乗せられてしまいます。
自分は仕事を終えられていないのでは？と思い込んでキンジの質問に答えてくれます。
側に居たメメトとかなめが緊急事態と察してキンジに協力してくれます。
普段はキンジを困らせる妹（かなめは実妹でメメトは義妹）たちなんですが優秀ではあるね。
キンジが通話を引き延ばしている間にかなめがセーラの居場所を特定してくれました。
キンジに上手く誘導されてしるセーラは同じ依頼人から次の仕事があるので首都に留まる必要があるとバレました。
カイロと言いそうになり慌てて首都と言い直しているな。
セーラはキンジに誘導されていると気付いて通話を切りました。

ノーチラスとイ・ウーが本当に撃沈したのか確かめる必要が出てきました。
手掛かりはセーラだけなので彼女を捕まえて尋問する必要があります。
キンジはメメトの予言通りにエジプトに向かう事になりました。
地元民のメメトは案内役が必要だと言って協力を申し出てくれます。
妹の座をメメトに奪われるのでは？と焦っているかなめも自分の優位性を示す為に参加を表明しました。
セーラが魔法を使うので強力な魔女を連れて行きたいと考えます。
仲良し度の問題なのかキンジはカッツエに連絡しています。
カッツエは期末試験へ向けての勉強と生理が重なり不機嫌でした。
キンジを手伝う暇はないと素気無く断られてしまいます。
キンジは勉強するか整理するかどっちかにしろと助言していました。
キンジも勉強していると整理したくなる質なのね・・・
白雪は出張中なので頼めません。
暇でも怖いので頼まない節はあるんだけどね。
キンジはジャンヌの存在を思い出しました。
連絡すると会ってくれると言っています。
キンジは急いで竹島桟橋に停泊している客船に向かいます。

ジャンヌは武偵高の課題で着飾ってパーティに出席して情報を抜き取っていたようです。
指定された部屋に入るとジャンヌの姿がありません。
海の上なので催してきたのねキンジは部屋のトイレを借りる事にしました。
ドアを開けると便座に座ってオシッコしているジャンヌと鉢合わせしてしまいます。
キンジは耳も良いので音に言及していなかったので出してはいなかったのかも？
ジャンヌはドレス姿だったので深い谷間が見えています。
二人は固まってしまいますがジャンヌが悲鳴を上げてキンジを攻撃してきました。
夜に連絡があったのでジャンヌはキンジとの関係を深める覚悟をしていたみたいですがトイレを強襲されたのでヤル気が無くなりました。
それでも追い返さないのでキンジへの好意はかなり高いと見えますね。
キンジはジャンヌに仕事内容を説明して依頼料を提示しました。
相場よりも低い価格だったんですがジャンヌは引き受けてくれました。
キンジには借りがあるのでそれを返すと言ってますね。
これは照れ隠しのように思えるなータダでも手伝ってくれたように思えますね。
本心ではキンジに頼られて嬉しそうに見えます。
ジャンヌが契約書を作る事になるんですが彼女は座っているベッドから立ちませんね？
理由を問うと今の彼女はドレスに合わせてハイヒールを履いているそうですよ。
その状態でキンジの隣に立ちたくないと言ってきます？
ジャンヌは160cmある身長を気にしていました。
キンジが小さい子が好きと思っているらしく高身長な自分を自覚したくないようです。
とても可愛い反応を示すな。
ジャンヌが参加表明したのでメンバーはキンジ、メメト、かなめ、ジャンヌの四人となりました。

出発前にジャンヌとメメトを会わせる事にします。
メメトとかなめが雪花の元で修練していると聞いたので駒込にある道場に向かいます。
かなめは雪花から女版のHSSを習っていました。
メメトにはHSS化したかなめとの連携を教えていたそうです。
二人とも呑み込みが早いと褒めていました。
メメトとかなめがブルマと体操服で稽古していたのでキンジはHSSを発動しそうになっています。
雪花の袴を見て難を逃れようとしていましたが彼女の尻のラインが見事すぎたので困っています。
キンジは嫌そうにしてますが目の保養になっています。
雪花はHSS状態になった状態を返對者（へんたいもの）と呼んでいました。
キンジは自分の代でその呼び方は廃れさせようと心に誓います。
キンジの場合、変態者、と捉えられる可能性が高そうだよね。
キンジは雪花にお金を貸して欲しいとお願いしていますね・・・
雪花が胸元に手を突っ込みます！！
キンジはブラ抜きをされるのか？と戦々恐々としていましたが違いました。
雪花は懐から小遣いの入った茶封筒を出してくれました。
雪花はブラを付けていない可能性もあるよね・・・キンジまだまだ読みが甘いな。
彼女は戸籍上キンジの母親なので息子に小遣いをくれると言っています。
雪花はユーチューバーとして稼いでいるようだね。
金は天下の回り物、義のために励めよ、と言って送り出してくれました。

飛行機の座席決めでメメトとかなめが揉めています。
どちらがキンジの隣に座るのか争っているな。
キンジは年下女子に慕われるジャンヌを隣に座らせる事にしました。
メメトとかなめもジャンヌには好戦的な態度は取りませんね。
隣に座ったジャンヌが髪を切った事に気が付いたキンジが指摘します。
ジャンヌは物凄く嬉しそうにしていますね。
照れながら仕事とはいえ男性と出掛けるので美容院に言ってきたと言っています。
こういう細かい観察眼がキンジが持てる要因かもしれないな。
折角ジャンヌが隣に座っているのにキンジは爆睡してしまうぞ。
非常に勿体ないな。
ジャンヌがキンジが寝ている間に何をしていたのかが気になりますね。
キンジが目覚めたのはエジプトの空港に着陸する直前でしたよ。
非常に荒っぽい着陸が成功して機内は拍手に包まれています。
日本の飛行機会社では考えられない事だよね・・・キンジは文化の違いを感じています。

空港の中でも文化の違いに圧倒されています。
観光客から金を毟り取ろうと考えている詐欺師が集まってきました。
空港のカウンターで両替をしようとしたんですがシャッターを降ろされてしまいます。
キンジは時間外になったのか仕方ないと考えています。
正規のレートよりも割安で両替してあげると言い寄ってくる両替商が現れます。
キンジはレートが表示されている掲示板があるので安心できると考えます。
メメトが交換に使用されるのは旧札だから銀行でも受け取りを拒否られると教えてくれました。
騙されかけているキンジを駄目なお義兄様と言って助けてくれました。
キンジが頼りない姿を見せるとメメトは嬉しいようですね。
タクシーに乗る為に空港内を移動しているときにかなめがスリに遭いました。
持ってきた冬用防弾制服を盗まれてしまいます。
メメトがキンジに買い込んできたボールペンを出してくれとお願いしてきます。
何に使うのか不思議に思っているとタクシーの運転手との交渉に使っています。
日本製のボールペンは砂まみれのエジプトで使っても簡単に壊れないので重宝されているそうです。
運転手はボールペンが欲しいので正規の値段で市街まで運んでくれました。

メメトが手配してくれた民泊に到着しました。
切れている電球が多くてキンジはハズレを引いたと思っていました。
メメトは電気が通っているから当たり物件だったと喜んでいます。
キンジは日本でのクオリティを求めてはならないと学びます。
メメトはセーラを発見したときに迷わず行動できるようにメンバーに地理を把握させようと考えました。
ジャンヌには両替所に向かってもらいます。
キンジには喫茶店に行って貰いメメトが注文した荷物を受け取って来るように命じてきました。
かなめはメメトと一緒に夕食の買い物に行く事になりました。
メメトが夕方の喫茶店は女性が一人で入りにくい雰囲気だと言っていたんですが入ってみると納得です。
店内には仕事帰りらしき男性がたむろしていて水煙草吸いながら紅茶を飲み歓談していました。
日本の居酒屋のような雰囲気でした。
キンジがメメトが書いたメモを見せると荷物を取って来るまで待っていろと言われます。
甘すぎる紅茶が出てきました。
甘すぎてキンジが顔を顰めると甘さが足りないと思われたらしく角砂糖をドバドバ追加されてしまいます。
待ち時間が長いので水煙草を吸いながら待つ事になりました。

キンジが戻ってくるとジャンヌが少し先に戻っていたようです。
エジプトは暑いのでジャンヌは汗だくになっていますね。
ジャンヌの匂いが充満していてキンジはヒスりそうになっています。
困ったキンジはエアコンをつけて匂いの緩和を図りました。
ここで計算違いが起こります。
空気の流れがキンジの予想と異なりジャンヌの匂いがキンジに向けて流れてきました。
キンジはジャンヌをエアコンの下に移動させて空気の流れが来ない場所に移動しようと考えます。
レディーファーストだと言って如何にもジャンヌを優先している感をアピールして彼女をエアコンの下に座らせました。
そうとは知らないジャンヌは嬉しそうにしています。
キンジは空気が流れてこないだろうと予想した窓の下に移動してみます。
しかしそこはジャンヌの匂いが強めに流れ込んできていました。
仕方ないのでキンジは強硬策に出る事にします。
ジャンヌの背後に回り椅子事彼女を動かそうと試みます。
エジプトの家は床に砂が入り込んでいます。
キンジは砂で滑ってしまいジャンヌの頭に顔を突っ込む事になってしまいました。
匂いが怖いので口呼吸を始めたのでジャンヌの頭の中でハーハーしています。
驚いたジャンヌに追及されて、あまりにいいニオイだったから、と言ってしまいます。
変態めと罵られ殴り倒されました。

夕食はメメトが買ってきたコシャリというエジプトのソウルフードを食べる事になりました。
見た目が残飯にしか見えないようですね。
かなめとジャンヌも同感なようですが口には出しません。
キンジは遠慮なくこれは残飯だろ？と指摘しました。
メメトはバンバンテーブルを叩いて怒っています。
エジプトのソールフードだと主張していますね。
恐る恐るキンジは食べてみる事にしました・・・食べてみると取れも美味しいと分かりました。
キンジがバクバク食べ始めるとかなめとジャンヌも食べ始めます。
とても美味しいと全員の意見が一致してメメトは嬉しそうにしてますね。

セーラを探す為の方策を練る事にします。
キンジはセーラがブロッコリーを好むところに着目しました。
カイロでブロッコリーを手に入れるのは難しいらしく売っているのは外国人向けのスーパーだけでした。
とりあえずそこに行ってみる事にします。
エジプトでは女性は髪を隠すのが流行っているらしくメメト、かなめ、ジャンヌはスカーフを巻いて隠す事になります。
メメトがキンジに受け取りを頼んだ品はスカーフでした。
メメトは色々と細かい事に気を使ってくれていますね・・・かなめが焦りを感じています。

スパーは市場の中にあり人でごった返しています。
幸運にもキンジがブロッコリーが入った籠を抱えた女性を発見しました。
キンジは即座に声を掛けるんですが女性は悲鳴をあげて逃げて行きました？
メメトから男性が知らない女性に声を掛けるのはエジプトではマナー違反だと叱られました。
ブロッコリーを持っていた女性を追う事になります。
キンジはメメト、かなめ、ジャンヌの後からトボトボと付いて行く事になります。
ブロッコリーを抱えた女性を発見したメメトが彼女がセーラだと言って飛びかかります。
エジプトでは女性は黒い衣（ニカーブ）をまとって肌が露出しないようにしています。
メメトは女性から衣を脱がしてしまいますよ。
人違いだったら国際問題にならないか？とキンジは焦ります。
メメトは現地人なら肌を隠すために手袋をしていると言って自信を覗かせます。
出てきたのはセーラじゃなかったぞ。
武偵高の先輩で不動恵里砂（ふどう　えりさ）と名乗っています。
貴重な薬草を買う為にやって来たんだそうです。
髪を晒している客には売れないと言われたのでニカーブを纏って出直してきたと言っています。
プリプリ怒ってたんですがメメトが指摘した現地人は手袋までしているって指摘に感謝してくれました。
恵里砂は立ち去ろうとするんですがキンジが呼び止めます。
彼女の防弾セーラー服からかなめの匂いがしてたんだよね・・・
キンジが籠の中身を確かめさせろと命じると逃走を開始しました！！
変装のカツラが取れて中からセーラが出てきました。
人ごみの中からセーラとの追いかけっこは始まってしまいます。

キンジはジャンヌに車を用意するように命じてメメトとかなめを伴いセーラを追います。
セーラは巧みに逃げて行きます。
下方向に空気を流して飛距離を伸ばすジャンプを繰り返して建物の屋上を飛び移って行きますね。
下方から空気が破裂するのでパンチらしまくりですね。
キンジはセーラのパンチらを見ながら追う事になりHSSになっています。
セーラは建物の下に止まっていたオープンカーの助手席に飛び降ります。
驚いている持ち主を追い出して急発進しました。
バイクを手に入れたジャンヌが乗れと指示してきます・・・カッコイイ。
キンジがジャンヌの後ろに座りメメトとかなめはキンジの左右に引っ付きました。
バイクの四人乗りで追いかける事になります。
メメトとかなめの胸がキンジの腕に押し付けられてHSSを強化していますね。
ヒス化要因を無駄なく使っているなー。

ハンドルを操作しなければいけないセーラは弓を使えません。
キンジは狙撃のチャンスと考えてジャンヌの肩を借りてメメトの持ってたライフルで狙いを付けようとします。
エジプトの道路はデコボコしているので上下に揺れて照準が絞れません。
セーラが予想外の反撃をしてきました。
彼女は片手でハンドルを操作しながら片手で弓を持ち口で弦を引いて矢を放ってきました。
キンジたちは距離をとる事になります。
セーラがオープンカーをグルグル回転させ始めました。
カウンターステアを切って居るので何かを狙っているようです。
セーラはオープンカーを回転させて巨大な竜巻を発生させました。
これで振り切れると期待したようですがキンジたちが追いすがります。
セーラは途中でラクダに乗り換え砂漠に出てピラミッドまで逃げて行きます。
ラクダの上で体操競技の鞍馬のような動きで後ろ向きになりキンジたちを攻撃してきました。
もろにパンチらしているのでキンジのHSSを持続させる効果を与えてしまっています。
セーラは戦闘に集中するとスカートの管理が疎かになるのでキンジはHSS的にはやり易いと感じています。

セーラはクフ王のピラミッド内に逃げ込みます。
キンジたちも追いかけて中に入ります。
玄室まで一本道で行き止まりになっているとメメトが教えてくれます。
メメトは小学校の課外授業でピラミッド見学に来たことがありました。
玄室に到着するとセーラの姿がありません？
セーラは天井に張り付いていました！！
キンジ目掛けて落下してきてメメトとかなめの肩を足場にしてジャンヌを飛び越えて逃げて行きます。
外に出たセーラは恐れ多くもピラミッドを登り始めます。
キンジは四方向から追いかければ頂上でセーラを捕縛できると考えます。
上を取っているセーラは巨大な竜巻を発生させました。
キンジは巻き込まれ空中に投げ出されてしまいます。
高さにして90m25階建てのビルから落ちる事になってしまいます。
落下地点は固いピラミッドなので即死するのは明らかです。
絶体絶命のキンジをメメトが砂で作ったスフィンクスで受け止めてくれました。
止めを刺せなかったセーラは焦りまくりです。
「絶対に当たる矢」で仕留めると叫んで飛び降りて来ます。
セーラのパンチらでHSS化しているキンジは彼女の狙いが分かっていました。
セーラはキンジに接触してゼロ距離から矢を放とうとしていました。
接触しているんだから絶対に当たるよね。
キンジはセーラの矢を掴んで攻撃を止めました。
キンジに飛び込んできたセーラの腰を抱き寄せて捕まえました。

外で尋問するのは暑いのでピラミッドが正面に見えるピザハットに入りました。
セーラの尋問を開始すると彼女は口を割りませんね。
フット家の家訓で生涯負けてはならないそうです。
負けると仕事を引退する事になります。
セーラはキンジたちは間抜けなので逃げ出すチャンスは残っているまだ負けていないと考えていました。
口を割って依頼者の事を話してしまうと負けが確定すると言って喋るのを拒んでいます。
キンジは言葉巧みにセーラを誘導する事にします。
キンジは一度引退して情報を吐いてから復帰しろと提案しました。
引退状態で依頼人を明かしてもフット家の家訓に背いていないと屁理屈を捏ねます。
喋ってから復帰するので依頼主を売ってないので負けた事にはならないとのヘンテコ理論をぶち上げます。
ジャンヌ、かなめ、メメトは頭に？を浮かべています。
セーラも最初は？を浮かべていたんですが結果的に引退しなくてすむと気付いて納得しちゃいます。
騙したキンジが心配になるくらい誘導されてしまっているね。

ポテトをパクパク食べながらセーラが依頼人について教えてくれます。
依頼には尻尾のある女だそうですよ。
背中越しに依頼を受ける条件だったので顔は見てないそうです。
依頼人の正体は不明なままなんですがもう一つ依頼を受ける予定だったと教えてくれました。
12月2日にノーチラスとイ・ウーがスエズ運河を通過するか監視する依頼を受けていました。
詳しい内容はもう一度会って聞く事になっているそうです。
ノーチラスとイ・ウーが撃沈していない可能性が出てきましたね。
真偽を確かめるにはスエズに行くしかなくなりました。
キンジはアリアにスエズに向かう事をメールで報告しています。
「今カイロだ。これからスエズへ行く」と素っ気ないメールを送っています。
キンジは素っ気ないと自己評価してますが、親しい者同士でやり取りするメールの様にも思えますね。

スエズには砂漠を通って向かう事になります。
暑くて参っているジャンヌはセーラの監視役としてカイロに残ってもらう事にします。
セーラが依頼者と会う事になった場合に備えた監視役です。
キンジは車でスエズに向かおうと考えていましたがメメトに止められます。
外国人が車でカイロからスエズまで移動するのは危険だと言っています。
セーラは電車でカイロまで移動したと言っています。
電車で行く事になりました。

スエズ行き当日の早朝にキンジはメメトに起こされます。
起すには早すぎるだろと文句を言うと電車に乗るなら早めに行かなければならないと言われてしまいます。
電車でもカルチャーショックを受ける事になりました。
一等車両に乗り込んだのですが酷く汚いぞ。
禁煙の張り紙がしてあるんですが気にせず喫煙しています。
床にはゴミが散乱していました。
かなめはニューヨークの地下鉄よりも汚いと驚いています。
驚く二人にメメトは一等車はまだマシだと言ってきます。
椅子と窓があるだけマシなんだそうです。

電車はゆっくり発車しました。
何度も駅でもない場所で停車しながら進んでいきます。
どうも線路がぼろくて脱線回避の為に時々止まっているようでした。
ファイサル・ジヌーブ駅で長く停車する事になりました。
キンジは新聞を買って時間を潰します。
30分ほど経過しても発車しないのでメメトが状況を聞きに行きます。
驚きです先の線路が破壊されていて電車は動かないそうですよ！！
修理に数週間かかるようです。
線路は何らかの熱兵器で焼き切られたようにも見えました？
キンジたちは移動手段を失い困っていました。
近くのレストランに入り作戦会議を行います。
メニューに英語表記が無かったのでメメトが注文に行きました。
メメトが席を外している間に警察官が声を掛けてきました。
キンジは警察官なら信用できると考えてしまいます。
ハッサンと名乗った警官に武偵手帳を見せてスエズに行かなければならないので困っていると伝えます。
ハッサンが警察車両でスエズまで送ってくれると言ってくれました。
戻ってきたメメトには警察車両はボロイからもっといい車を持っている人と契約すればよかったのにと怒られました。
メメトは料金は後払いだぞと脅しています。
騙されるのを回避する行動のように見えますね。
キンジはハッサンが警官なので信用しきっています。

ハッサンのジープで砂漠を行く事になりました。
屋根の無い車だったのでかなめが熱中症になりそうでした。
キンジは買い込んであった水を差し出そうとして驚きます。
太陽光で熱せられてお湯になっていました。
地元民のメメトは平気そうにしていますね。
オアシスが見えてきました。
そこで小休止する事になりました。
オアシスの周りにはベドウィンと呼ばれる砂漠の民のキャンプが存在しました。
メメトは日本でいうところの道の駅だと説明してくれました。
メメトが飲み物を買いに行きます。
彼女の目が無くなったからだよね？ハッサンが給油したいのでお金を出して欲しいと言ってきます。
僻地なので町よりも高い価格設定らしく1300ポンドを要求されました。
ハッサンを信じ切っているキンジは彼の機嫌を損ねるのを嫌い素直にお金を渡します。
子供のラクダを飼っているらしくかなめと二人で撫でまわして癒されていました。
給油を終えたハッサンがジープを急発進させます。
慌てて追いかけたんですが車と自走では速さが違います逃げられてしまいました。
ハッサンは一目散に出発地点のファイサル・ジヌーブに戻ったようです。
戻ってきたメメトからハッサンに騙されたと教えられました。
警察官でも平気で詐欺行為を働くんだと教えられます。
ガソリンを売ってくれた店のおばちゃんから料金を請求されてしまいます。
ハッサンはキンジから金を受け取ったのに支払いはキンジがすると言ってたそうです。
キンジ、メメト、かなめは持ってる金を持ち寄り支払う事ができました。
小銭しか残りませんでした。

休憩所で打ちひしがれている三人の元にララとなのる女の子がやってきてダンスを踊り始めます。
メメトによると押し売りらしくダンスの料金を要求するそうですよ。
キンジが払う金が無いと告げるとララはダンスをやめました。
三人が小銭しか持ってないと分かると態度が変わります。
文無しが休憩所に居座って暑さで倒れられても困るんだと言って族長のテントに案内されます。

それまで気配がなかった男性達の気配が漂ってきました。
キンジは戦闘訓練を受けている者たちだと警戒心を強めます。
メメトによるとベドウィンは戦闘民族でとても強いそうですよ。
砂漠に逃げ込んだテロリストが彼らに誅殺されるそうです。
キンジたちは恐る恐る族長と対面する事になりました。
ベドウィンは男社会らしく言葉が分かるメメトではなくキンジに質問してきました。
舐められてはならないとキンジは気合を入れて自分たちの状況を説明しました。
仲間の為にスエズに行かなければならないと訴えます。
ララの兄ムスタファが英語を理解できたので彼がキンジの言葉を通訳してくれました。
族長はキンジの訴えに嘘は無いと判断し助けると沙汰を下しました。
ムスタファからララと彼がキンジたちをスエズまで送り届けると言ってきましたよ！！
族長の権威は絶対なようで早速出発準備が始まります。
キンジは支払う金が無いんだよなーと心苦しさを覚えていました。

スエズにはラクダに乗って移動する事になりました。
ムスタファ、キンジ、かなめ、メメト、ララの並びで隊列を組んで移動する事になりました。
ラクダの高さにキンジは驚いています。
砂漠に出るとキンジには方向感覚が無くなります。
どちらに向かうのかキンジには分からないのですがムスタファとララはスエズの方向が分かっているようです。
キンジは砂漠の民の能力に驚かされています。

砂漠で夜営する事になりました。
夕食はベドウィンが提供してくれた焼き鳥とパンと甘いミルクでした。
キンジは支配の事が気になっているな。
毛布に包まり砂漠で眠る事になりました。
ムスタファとララはミノムシ状態になり並んで寝てしまいます。
キンジ達も見様見真似でミノムシになり砂漠に寝転がります。
空には満点の星空が広がっていました。
砂漠で雨は降らないので屋根なしで夜営しても無問題なのね。
かなめがミノムシ状態を解除してヒンジの左側から抱き着いてきました。
キンジはエジプトでは男女は別に寝る筈だと言って引きはがそうとします。
かなめはララもムスタファに引っ付いて寝ていると言って引っ付いてきました。
かなめに対抗したのかメメトまでミノムシ状態を解除して右側から引っ付いてきました。
左右から妹胸を押し付けれれてキンジが限界突破します。
血流が高まり過ぎて吠えていますねワオーン。
これにはかなめとメメトもドン引きだったようです。
大人しく離れて眠ってくれました。

途中で襲撃される事無くスエズ運河が見える場所までこられました。
ムスタファからスエズ運河が見えると言われて見てみるとその巨大さにキンジたちは驚かされています。
途中にスエズ戦争の跡地を通る事になりました。
ムスタファから彼の背負っているライフルが祖父の形見で祖父が従軍していた事を教えられます。
入国時にイスラエルへの渡航経験があるかしつこく聞かれたのはこれが原因だね。
無事にスエズに到着しました。
キンジが送ってくれた経費を払おうとします。
所持金が少ないので小遣い程度しか前金で渡せないので心配になっています。
前金として金額を提示するとムスタファの機嫌が悪化しました。
キンジは流石に少なすぎるよなと考えています。
ムスタファが不機嫌になったのはお金目当てでキンジたちを助けたと思われている事でした。
彼はアラーの教えに従い困っているキンジを助けただけだ。
お礼を貰うのはもらい過ぎだと怒っていました。
キンジはムスタファたちの信仰心を傷つけたと気が付きます。
が日本人としてお礼をしたいって欲求があります。
ララにこっそりお礼を支払おうと考えたのですが彼女からも拒否されました。
ララもキンジに同行して町に来られたと喜んでいます。
お礼を言いたいのは自分の方だと言われてしまいます。
キンジは彼らの高潔さを知る事になりました。
ムスタファとララは暫くスエズに滞在するそうです。
族長の目に効く薬を探すと言っていました。
キンジたちの目的が達成される事を祈っていると言って別れます。

スエズは漁港でもあるので新鮮な食材を求めて海鮮市場に向かいます。
新鮮で生で食べられる大甘エビを格安で購入する事ができました。
パンも買い込んでエビバーガーを作ります。
海が見える道端で食べ始めました。
食べ終わったらムスタファが教えてくれたスエズ運河がよく見える旧市街のホテル地区に向かう事になっていました。
キンジたちの背後にモノが落ちる音が聞こえてきました。
振り返るとムスタファが持っていたライフルとララのスカーフが落ちていました！！
メメトがスカーフに書かれてメッセージに気が付きます。
ムスタファとララはキンジたちの敵対者に拉致されたようですね。
メッセージは途中で通過した戦場跡に来いと書いてありました。

指定された戦場跡でニカーブの女が待っていました。
久しぶりだな遠山と声を掛けられてキンジは相手の正体に気づきます。
ニカーブを脱ぐとラスプーチナが出てきましたよ。
彼女とは品川のジオフロントで戦った事がありました。
キンジはエンディミラを守る為に彼女と戦い勝利しています。
その戦いでラスプーチナは従えていた竜に喰われて死んだと思ってたんですが生きていたね。
ラスプーチナはまだエンディミラを狙ってるようですが彼女はレクティアに帰還しました。
ラスプーチナはこちらに来ているので行き違いになりまだエンディミラと遭遇していないと分かりました。
ラスプーチナはキンジへの復讐を企んでいました。
キンジはかなめとメメトにムスタファとララの救出を任せて自分がラスプーチナの相手をする事にします。

ラスプーチナは強くキンジは追い詰められてしまいます。
両腕と尻尾で固定されてしまいます。
ラスプーチナが口から火炎を吐こうとしていると察したキンジが非常手段に訴えます。
キンジはラスプーチナと向き合った状態だったので急接近して彼女に口づけします。
それから大きく息を吸い込んでラスプーチナが貯めていた息を吸いだしました。
ラスプーチナは顔を真っ赤にして怒っています。
ファーストキスだったんだぞと怒り狂っています。
死んで詫びろと言われたキンジはラスプーチナに対して失礼なので謝らない、後悔も全くしていないと答えます。
キンジは素でラスプーチナを照れさせる発言をしていますね。
激昂しているラスプーチナが鋭い爪に火炎を纏わせて攻撃してきました。
これをキンジの危機に妲對（だつたい　女版のHSS）を成功させたかなめが受け止めました。
かなめはキンジの持ってた刀を構えて「妹は－絶対に、お兄ちゃんを助ける！」と吠えています。
ラスプーチナはかなめに刀を立たせと要求してきます。
車のリモコンを見せてきてムスタファとララの近くに爆弾を設置してあるぞと脅してきました。
ラスプーチナはメメトの存在を忘れていたね。
キンジがラスプーチナにキスて攻撃を防いだのには彼女の注意をメメトから逸らそうとの狙いもありました。
メメトはラスプーチナの注意が逸れたすきにムスタファとララを助け出していました。
ラスプーチナは地団駄を踏んで悔しがっています。
怒れるラスプーチナは竜形態に変身しましたね。
全身が竜の鱗に覆われています。
爪による攻撃をしてきましたが妲對しているかなめが斬りつけて動きを止めました。
刀の刃が鱗に食い込んでいますね。
ラスプーチナは鱗を斬られて驚いたようですね・・・動きが止まってしまいます。
かなめは秋水（しゅうすい）という投げ技でラスプーチナを上空に投げ飛ばしました。
そこに個人用飛行ユニット（短距離弾道ロケット）に乗ったアリアが飛来します。
先端に取り付けられている搭乗口が開いてアリアが飛び出してきました。
アリアは小太刀を両手に持っていてX字に構えてラスプーチナに激突します。
勢いのあるアリアに押しきられてラスプーチナは砂漠を滑って行きます。
キンジは到着地点を予想して回り込んでいました。
ラスプーチナに接近したキンジは彼女とキスしたのでHSS化しています。
彼女の鱗を愛撫のように優しく撫でて破壊しています。
鱗を全て剥ぎ取られてしまいラスプーチナは元の姿に戻りました。

メメトが診たところムスタファとララは眠気を誘う魔術で眠らされているだけと判明しました。
念の為にかなめとメメトにジープでスエズの病院に運ばせます。
キンジはジープに乗り込むかなめを呼び止めて綺麗な秋水だったと褒めてあげます。
かなめは足を引っ張ってばかりだったよと項垂れていますね。
エジプトに来てからメメトの貢献度が高かったので落ち込んでいるようですね。
キンジは人と自分を比べる必要は無いと教えようとします。
かなめは俺の大切なオンリーワンなんだから無理をする必要は無いんだぞと伝えます。
キンジの意図とは違う解釈をされてしまうね。
かなめはキンジが自分を大切に思ってくれているオンリーワンってところをそう捉えたようだ。
まあそういう捉え方は間違ってないとは思うよ。
好き、大好き、と呟いています。
やっべーな、かなめの好感度が増したぞ。
メメトはかなめが優しくされているのが気に入らんようですね。
不機嫌な顔で出発して行きました。
キンジは妹マネージメントの難しさを痛感しています。

アリアはラスプーチナを捕まえられてホクホク顔です。
ラスプーチナはICPOに手配されている大物なので逮捕できて嬉しいようだ。
アリアに接近禁止命令はどうなったのか問いかけます。
2日22時過ぎまで接近禁止だったのですが今は2日の15時過ぎです。
アリアは日本時間では2日の22時を過ぎたと答えました。
接近禁止命令は解除されたと解釈したキンジはアリアとの再会を喜び合う事にします。
俺に会えなかった間、淋しかった？と問いかけます。
照れたアリアが「えっ、さ、淋しかったとか、べっ別に、そんなこと・・・」とシドロモドロに答えますね。
キンジはアリアに「べっ別に」と言わせる事ができて嬉しいみたいです。
調子に乗って俺は淋しかったよと伝えます。
アリアは抵抗をしてくるね。
ジャンヌから彼女にちょっかい出したと聞いたぞと脅してきます。
メメトについても、また可愛い子を連れまわして、と不満を述べてきます。
メメトが黒髪なのでアリアは対抗心を持ったようですね。
あとで3人から聴取すると言ってジャンヌが撮ったセーラを追っている時に取ったキンジ、メメト、かなめのスリーショット写真を見せてきます。
キンジは好きとか嫌いではなくまたできた妹がたまたま黒髪だっただけだと伝えます。
HSSで強気になっているキンジはそれで心配になって焦って俺に会いに来てくれたのか？と問いますね。
アリアはイ・ウーとノーチラスが心配だから来たのと叫んでいます。
キンジはそれでも結局俺にくっついてくると言い返しています、怖いもの知らずだな。
アリアはキンジが厄介事に巻き込まれるので仕方なくそこに行かざろう得ないんだと言い返すね。
強気なキンジはアリアは俺がいなきゃダメなんだ、俺にそうされた、と伝えます。
アリアは「うぅーっ」と唸りながら周囲を確認してから答えます。
明言するのが照れくさいのね、知り合いに聞かれてないか確認しています、とても可愛い反応だ。
そう思うんならそういう事にしといていいから、ずっとあたしの隣にいるようにしなさい。
接近禁止令とかもう出されないこと！いいわね？と言い返してきました。
これはプロポーズとも取れる発言ですね。
もうお前ら付き合っちゃえよと思わなくもないですがそれはできない相談だよね。
キンジは好かれている自覚がねーからな。
それに特定の子と交際宣言したらハーレムが崩壊しそうだから無理だよね。
キンジにハーレムの主って自覚は無いけどさ。

ラスプーチナから依頼主について聞き出す事になります。
自分で戦場に立つ彼女が今回の黒幕とは思えません。
依頼主を聞くと尻尾の女だと言われました？
キンジはセーラの依頼主であるラスプーチナの事だと思ってたんですが二人目が居るようだ？
ラスプーチナは依頼主には足が無いと言っています。
アリアが居場所を問うと無視しますね。
キンジが聞くと素直に答えてくれました。
それから依頼主が止まっているホテルまで案内すると言ってきます。
おやおや初キスを奪われた事でラスプーチナはキンジに惚れてしまったように見えますね。
ラスプーチナが教えてくえた依頼主の潜伏場所はキンジが張り込もうと予定していた旧市街のホテル街でしたよ。

ラスプーチナの案内で依頼主が泊っているホテルにやってきました。
依頼主の部屋に入ると驚きの光景が待っていました。
ラスプーチナの言う通り依頼主には足がありませんでした。
彼女はレクティア人で人魚でしたよ。
高価な陶器の浴槽に浸かっていました。
クヴェリアス、イーリシァナ、フェリガナス、ローローリービアーザンと名乗ります。
リービアーザン、シャーロックが言っていたレクティアの女神の名前の一つですね。
それだけでも驚きなのですがリービアーザンさんの部屋にはモリアーティ教授まで居ましたよ。
キンジが慎重に隠れてるんだなと指摘すると死ねる回数が1回しかないので慎重にもなると言い返されました。
約束を反故にしたカーバンクルの事をチクチク指摘してきます。
キンジは本物のモリアーティだと判断しました。
予想外に敵のボスと鉢合わせしてしまいました。
どう出てくるのか？ちと怖いな。
シャーロックの血縁者であるアリアにちょっかい掛けてきそうなんだよな。
モリアーティの直接的な戦闘力はどれくらいなんだろうね？強いのか？

成分表

成分	含有量（5:多い、1：少ない）
美少女	5
戦闘	5
爆乳	3
ラッキースケベ	5
ハーレム	4

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