ラノベの感想) ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア (GA文庫)


概略:
ロキ・ファミリアがダンジョンの未踏破領域を目指して探索をしていました。
途中で採取して欲しいと依頼された貴重な水を採取する事になります。
貴重な水がある泉の周辺には手強いモンスターが潜んでいます。
激闘を覚悟していたんですがモンスターの死骸を発見しました。
ダンジョンの壁から新種のモンスターが出現します。
そのモンスターが泉を守っていたモンスターを殺したようですよ。
新種モンスターを攻撃すると腐食液を吐いてきました。
新種モンスターの撃退には成功しましたが持ってきた武器と防具を溶かされました。
ロキ・ファミリアの団長フィンは帰還する事を決めます。
帰還途中で新種モンスターの影響からか既存のモンスターが地上に向かって逃げて行くのを見かけます。
モンスターを追ったアイズとベートが最後の一匹に追いつきます。
最後の一匹は白髪で赤目の兎のような駆け出し冒険者を襲っていました。
アイズが最後の一匹を倒すと駆け出し冒険者は悲鳴をあげて逃げて行きました。
助けたのに悲鳴をあげて逃げられたアイズをベートが笑っています。

レーベルGA文庫
発行日2014/1/31
著者大森藤ノ
イラストはいむらきよたか
ISBN978-4-7973-7553-4
雰囲気戦闘狂、異常種、想定外、畏怖、乳揉み、肴、苦悩、買い物、祭り、非常事態、憧れ


ダンジョンの上に作られたオラリオの街で最上位に属する【ロキ・ファミリア】がダンジョン探索を行っています。
ロキ・ファミリアは未踏破領域を踏破する事を目的としています。
今回の探索では他のファミリアからの依頼を受けていました。
ダンジョンの深層にある「カドモスの泉」の水を汲んできて欲しいとの依頼を受けていました。
「カドモスの泉」の傍には手強いモンスターが出没するので並の団員では歯が立ちません。
戦力を考慮してファミリアの団長フィンは二つの部隊を作り水汲みを行う事にしました。
アイズ、ティオネ、ティオナ、レフィーヤのチームが組まれます。
レフィーヤ以外は戦闘狂と言える面々になってしまいました。
レフィーヤ一人では彼女達を統率できないと考えたフィンはティオネにお願いする事にします。
ティオネはフィンに惚れているので「君だけが頼りだ」と言われて舞い上がっています。
双子の妹のティオナは「ちょろい」と呟き呆れています。

警戒しながら泉に向かいます。
手強いカドモスとの戦闘を想定していたのですが泉に到着するとカドモスの死骸が転がっていました。
苦労する事無く泉から水を汲む事はできたんですがカドモスを誰が倒したのかって謎が残ります。
ダンジョンの壁を破って食虫植物のような新種モンスターが襲ってきました。
果敢にティオナが攻撃するとモンスターの体内に切り込んだ彼女の大剣が溶けてしまいます。
モンスターは周囲に物体を溶かす粘液を吐き出してきます。
攻撃は通用するんですが攻撃すると武器を溶かされてしまう困った状況に陥ります。
アイズは唯一使える風の魔法を駆使して打開を図ります。
アイズは生み出した風を全身に纏って攻撃を始めました。
彼女は使っている剣まで風の魔法に包んでいます。
風の魔法を纏うと溶解液の影響を受けなくなりました。
溶解液を吐くモンスターを撃退したアイズたちはフィン班と合流しました。
フィンたちも同種のモンスターと戦っていました。
連携して溶解液を吐く食虫植物型のモンスターを撃退します。
水汲みパーティ以外の団員は上階で野営させていました。
フィンは野営地が襲われている可能性を考えます。
急いで戻ると野営地は同種のモンスターに襲われていました。

フィン達は野営地に迫ろうとしているモンスターの撃退を始めます。
フィーネはフィンにお願いされたので投げナイフを使って遠距離攻撃をしながら指揮を取っています。
途中でメンドクサクなり彼女の本性が露わになるね。
アマゾネスの彼女は肉弾戦が得意なようですよ。
攻撃してモンスターにダメージを与えると溶解液を浴びる事になります。
フィーネは自分の身体が溶ける事を承知でモンスターを殴り始めました。
モンスターは倒せたんですがフィーネの全身は溶け始めていました・・・溶けてデロデロになっています。
フィーネは万能薬(エリクサー)を浴びて回復を行いました。
高価なアイテムを大量消費できる位にロキ・ファミリアは資金が潤沢なようです。

異形なモンスターの発生はダンジョンに生息しているモンスターに影響を与えました。
食虫植物型モンスターを恐れたトロールが上層階に向けて逃走を始めてしまいます。
上層階ではレベルの低い冒険者が活動しています。
彼らを守る為にロキ・ファミリアはトロールを追いかけ仕留める事にします。
数が多いのでばらけてしまい単独で討伐する事になっています。
アイズとベートが最後の二体を追っていました。
ベートが一匹を倒してアイズが最後の一匹を倒す事になりました。
最後の一匹は白髪で赤目の兎のような駆け出し冒険者を殺そうとしていました。
アイズが彼が殺される寸前でトロールを倒しました。
兎のような冒険者はトロールを倒したアイズを見て悲鳴をあげて逃げ出しました。
一部始終を見ていたベートが腹を抱えて笑っています。
助けたのにアイズは怖がられてしまいました。

食虫植物との戦闘で武器と防具を大量に消費してしまったのでフィンは探索を諦め地上に戻ると決めました。
地上に戻ってきたロキ・ファミリアは拠点(ホーム)に帰ってきました。
主神の女神ロキが暖かく迎えてくれます。
アイズを特に可愛がっているようで抱き着こうとしてきました。
アイズも慣れているのか華麗に交わしています。

返り血を浴びて汚れていたアイズ、フィーネ、フィーナ、レフィーヤは入浴する事にします。
おっぱいが小さいフィーナが姉のフィーネとアイズを見て羨んでいます。
フィーネは大、アイズは中、自分は小と評価しています。
レフィーヤのおっぱいを見て裏切ったなと言っているのでレフィーヤもそれなりの大きさがあるようです。
ロキが乱入してきて、誰かに揉んで貰えば大きくなると言って、おっぱいを揉もうとしてきます。
アイズ、フィーネ、フィーナはロキの行為に慣れているようです。
レフィーヤを生贄にして逃げました。
レフィーヤはロキにもみもみされる事になったようです。
これは、あれか?何度もロキに揉まれた結果レフィーヤは乳が大きくなったのか?
ちなみにロキは絶壁です。

酒好きなロキが無事の帰還を祝う酒宴を開いてくれます。
「豊穣の女主人」って酒場で酒宴を開く事になりました。
ロキがこの店を選んだ理由は店員が可愛い女の子しか居ないからです。
制服がとても可愛らしい事も大きな理由でした。
楽しい酒宴が続いていたんですがベートが悪酔いして暴言を吐いてしまいます。
彼としては場を盛り上げようとしてアイズがトロールから助けた兎が悲鳴をあげて逃げ出した話を語ります。
笑い話として場は盛り上がるんですが運悪く件の兎が店内で食事中だったようです。
店を飛び出して行ったようで親しい店員の女の子がベルさんと叫んで追いかけます。
この時にアイズは彼の名を知りました。
アイズも二人を追いかけて店を出ました。
アイズは走り去る彼を追いかける事ができませんでした。
アイズには走り去った彼の心境が理解できてしまい追う事ができなかったみたいです。
アイズが戻ってこなかったので場は険悪になりベートはフィオナ達に折檻されたそうです。

思いがけず兎の彼を揶揄して傷付ける結果になったのでアイズが落ち込んでしまいます。
アイズは強く成る事だけを目指しているようで普段の彼女なら一人でダンジョンに潜りモンスターを刈っている筈なんですが黄昏ています。
アイズとの付き合いの長いリヴェリアってエルフが心配してくれます。
アイズはリヴェリアに話す事で自分が何をしたいのか理解できました。
アイズは兎の彼に謝りたいと思っていました。

元気がないアイズをティオナとレフィーヤが心配しています。
ティオナはアイズを誘って買い物に行く事にしました。
フィーネはフィンの手伝いをして彼と一緒に居たかったようですが同行させられます。
レフィーヤも混ざり四人で洋服を見に行く事になります。
最初にアマゾネス向けの洋服店に入りました。
アマゾネス向けの店なので売っている商品はどれも他種族から見ると破廉恥なモノしかありませんでした。
エルフのレフィーヤはアイズにこんな服は着せられないと難色を示しています。
フィーネからアイズのセクシーな格好を見たくない?と囁かれ迷っていますね。
アイズが嫌がったのでアマゾネス衣装を着る事はありませんでした・・・残念。
結局ヒューマン向けの店で購入する事になりました。
着替えたアイズを見たフィーナ、フィーネ、レフィーヤは可愛いと賞賛しています。
アイズ達が本拠地に戻ってくるとドレスアップしたロキが出掛けようとしていました。
普段のロキは神が主催するパーティに興味はないそうですが今回は敵視しているドチビの貧乏女神が出席すると聞いて行く事にしました。
ガネーシャという男神が開いたパーティでロキは目的だったドチビを発見して馬鹿にしようとしたようです。
しかし手痛い反撃を受けてしまいやけ酒する事になりました。
酷い二日酔いに陥る事になります。

フィーナ達に励まされて元気になったアイズは単独でダンジョンに潜り活動を再会します。
夜遅くにホームに戻ってきたアイズは気配を消して自分の部屋に向かいます。
どうもアイズは単独でダンジョンに潜るのをリヴェリアに心配されているようです。
彼女に見つかって叱られるのを恐れているみたいです。
こそこそ自室に向かってたんですがリヴェリアに見つかりました。
そこに二日酔いのロキが露われ状況を察します。
ロキはアイズに罰則を課す事にします。
翌日ガネーシャ・ファミリアが開催するモンスターを調教するイベントに同行させる事にしました。
ロキはアイズたんとデートできると浮かれています。

オラリオの闘技場を使ったイベントで市民も観客として見る事が可能です。
会場に向かう途中でロキが寄り道したいと言いだします。
向かった先は喫茶店のような店でした。
そこではフレイヤって女神が待っていましたよ。
ロキとフレイヤは天界時代からの知り合いです。
それぞれファミリアを持っていて実力は拮抗しています。
ロキはフレイヤの目的を探ろうとして彼女を呼び出したようです。
彼女の目的が一人の男だと分かり呆れています。
フレイヤは美の女神と言われるくらい美しく男女関係なく魅了してしまいます。
同じ神って存在も魅了してしまうくらい美しいみたいです。
ロキが年がら年中盛りおってと罵倒すると分別くらいあると不服そうに言い返してきました。
フレイヤが見染めたのはアイズが気にかけている兎の彼でした。
フレイヤは兎の彼に他の者には無い輝きを見たと言っています。
相当に入れ込んでいるようですよ。

フレイヤが何も企んでいないと分かったので彼女と別れて会場に向かう事になります。
途中で買い食いしていたので開演に遅れます。
ロキがはいあーんって食べさせ合いをしたがったので遅くなってしまいました。
ロキはアイズの食べかけを食べられて間接キスできたと喜んでいます。
自分の食べかけをアイズに食べさせようとしてきましたがアイズは頑なに拒んでいました。
そこまで嫌わなくても良いのにね。
急いで闘技場に向かっていたんですが主催者のガネーシャ・ファミリアの団員が慌てている様子に気が付きます。
イベントの運営にはギルドも関わっていて焦った様子で話し込んでいました。
話しかけて状況を説明してもらうとイベントで使う予定だったモンスターが逃げ出してしまったそうです。
アイズはロキの許しを得てモンスター討伐に協力する事にします。

フィーネ、フィーナ、レフィーヤもイベントを観戦していました。
イベント中にガネーシャ・ファミリアの団員が慌てているのに気が付きます。
何か問題が発生していると察した彼女達は状況を把握する為に主催者の元に向かいます。
そこでロキと遭遇して彼女から状況を説明されました。
ロキは彼女達にアイズの手伝いを命じます。
アイズは闘技場の一番高い場所に登り街の様子を観察していました。
闇雲に逃げ出したモンスターを追うよりもモンスターの現在位置を把握してから行動を開始しようと考えたからです。
モンスターの位置を把握したアイズは風の魔法を纏ってモンスター目掛けて飛翔しました。

風の魔法を纏ったアイズは高速で移動しながらモンスターを次々に打ち倒していきます。
フィーネ、フィーナ、レフィーヤがアイズと合流します。
モンスターは人を襲わない奇妙な行動を取っていました。
何かを探しているように見えますね。
レフィーヤが魔法の詠唱を始めました。
それまで彼女に全く興味を示さなかったんですが詠唱が完成すると途端に目を剥き攻めてきます。
レフィーヤは腹に直撃を貰ってしまい血を吐き倒れてしまいます。
ギルド職員が駆けつけてきてレフィーヤを助け出そうとしてくれます。
ここでレフィーヤがロキ・ファミリアの一員であるって矜持を見せてくれます。
アイズ達に守られてばかりではいられない、自分もロキ・ファミリアの一員だ、と叫んで魔法を放ちました。
レフィーヤには魔法に関する特殊な能力があるようです。
リヴェリアと同じ魔法を使っていました。
アイズ達の活躍で逃げ出したモンスターは討伐されました。
市民に死傷者を出す事無く事態を収める事ができました。
逃げたモンスターの一体を兎の彼が倒したって話が聞こえてきました。

逃げ出したモンスターが人を襲わなかったって報告を聞いたロキがフレイヤの関与を疑います。
フレイヤを呼び出し何をしたかったのか問う事にします。
フレイヤは兎の彼に活躍の場を与えたかったような事を語りました。
弱味を握れたと考えたロキはギルドに通報してやろうか?と脅しています。
フレイヤは天界時代にロキが奪った物品の名を出して抵抗してきました。
ロキが黙っているならロキにあげると言ってきます。
ロキは悩んだ末にフレイヤの行いを秘匿する事にしました。
フレイヤは九匹のモンスターを逃がしたと言っています。
しかし街に出現したモンスターは十匹居ました?
フレイヤは知らないと言っています。
レフィーヤの魔法で苦労した倒した蛇みたいな花みたいな気色悪いモンスターの出所が分かりません。
謎が残ってしまったね。

十匹目のモンスターにはディオニュソスって男神が関わっているようです。
彼のファミリアの団員から倒された気色悪いモンスターが残した極彩色の魔石を受け取っています。
ガネーシャの主催したパーティでロキと話している時の彼は後ろ暗い感じはしなかったんだけど・・・

一人でダンジョンに向かう為にオラリオの街を歩いているアイズが迷子の少女を見つけました。
声を掛けると泣き出してしまいアイズではあやせません。
困った彼女はギルド職員に任せる事にします。
ギルド職員を連れて戻ってくると少女は居なくなっていました。
アイズは少女を探し回ります。
見つけた時に少女は母親と一緒に居ましたよ。
声を掛けると兎のような冒険者のお兄ちゃんが助けてくれたと言われます。
アイズは自分にできなかった事を簡単にやってのけた彼に不思議な感情を抱きます。
アイズは戦闘力は高いんですが人付き合いは下手なようですね。
簡単に少女の心を開いて母親を探し当てた兎の彼への興味を深めたみたい。
フレイヤも彼を狙っているので少し心配ですね。
フレイヤは彼に惚れている感じがしますがアイズの気持ちは不鮮明です。
目的が異なるなら問題には成らないのか?

成分表
成分含有量(5:多い、1:少ない)
美少女5
戦闘5
ラッキースケベ3
探索1
暗躍2
恋愛2


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