ラノベの感想) ブギーポップ・ウィズイン さびまみれのバビロン (電撃文庫)
概略:
少女が目をさました時に記憶の一部が消えていました。
部屋にはブギーポップの衣装が入ったスポルディングのバッグが置かれています。
スポルディングのバッグを持って登校した少女に末真和子が声を掛けます。
自分の名前は忘れているんですが末真の名前は覚えていました?
末真なら何か知っていると思い昼休みに会いに行きます。
末真が不在だったので屋上でお弁当を食べる事にします。
寒かったのでブギーポップの格好になりました。
カラスが襲い掛かってきます。
少女が咄嗟に手をかざすとカラスがバラバラになりました。
カラスを細切れにする場面を第二の少女に目撃されてしまいます。
ブギーポップの噂を知っていてブギーポップなのか追及してきました。
カラスが不信な動きをしたのでそれを調べに第三の少女がやってきます。
レーベル | 電撃文庫 |
発行日 | 2013/9/10 |
著者 | 上遠野浩平 |
イラスト | 緒方剛志 |
ISBN | 978-4-04-891870-1 |
雰囲気 | 記憶喪失、動く死体、出会い、チーム、調査、尾行者、腕試し、暗躍、本物、チャンス、消滅、別れ |
ある少女が目を覚ますと一部の記憶を失っていました。
実感は無いんですが自分の部屋と思しき場所で目覚めました。
部屋の中央にブギーポップコスが入ったスポルディングのバッグが置かれていました???
母親と思しき人物に朝ご飯だと呼ばれて行動を始めます。
見覚えは無いんですが体に馴染んだ朝食を食べてから登校する事になります。
自分の名前は忘れているんですが学校への通学手段は覚えていました。
無意識に学校に向かいます。
学校の近くで末真和子と出会いました。
自分の事は忘れているんですが彼女の名前は覚えていました。
そこに宮下藤花が合流します。
少女は藤花の事は覚えていません。
一緒に登校しているので友達なのかも?って疑問を抱きます。
普通に授業に出席して昼休みになります。
自分の事を知っているかも知れないって期待から末真に会いに行く事にしました。
彼女とはクラスが違うので昼食の弁当とスポルディングのバッグを持って彼女のクラスに向かいます。
末真が教室に居ない事が分かりました。
彼女がどこに行ったのか誰かに訊く勇気が持てなかったので屋上に向かいます。
屋上で一人でお弁当を食べる事にするんですが風が冷たいと気付きました。
持っていたブギーポップコスを装備してから弁当を食べ始めます。
そしたらカラスが襲い掛かってきます。
弁当を狙っていると思ったのですが違いました。
少女を狙って突撃してきています。
咄嗟にカラスに向かって手をかざすとカラスがバラバラになってしまいます!!
少女は自分がやったのか?と疑問に包まれています。
そこに一部始終を見ていた別な少女が現れました。
狭間由紀子(はざま ゆきこ)という少女でブギーポップに並々ならぬ関心を持っていました。
ブギーポップに出会えたと感激していますね。
少女は慌てふためく事になります。
少女の態度に狭間は不快感を示してきました。
ブギーポップらしくないと不満を述べてきます。
少女はブギーポップとはどんな存在なんだ?と聞き返しています。
二人で言い争っていると三人目の少女が現れます。
二人は咄嗟に隠れる事にしました。
三人目の少女はバラバラになったカラスの死体を足で踏み潰し始めます。
ゲシゲシグリグリしているとカラスの死体が消滅してしまいます。
隠れている二人にも気付いていて出てこなければ消滅させるけど?と言ってきました。
由紀子と少女は出て行くしかなくなります。
成城沙依子(なるぎ さよこ)という名前で自分の事を合成人間だと言ってしまいます。
秘密の筈なんですがうっかり教えてしまいます。
危機感が希薄な感じがしますね。
由紀子から少女がカラスをバラバラにしたと言われた沙依子がカラスは既に死んでいた。
ゾンビとして動いていたと教えてくれます。
由紀子が沙依子が偽学生だと指摘します。
沙夜子は隣の中学のスカートと組み合わせた制服姿をしていたのでバレました。
少女が記憶を失っていると伝えると由紀子がブギーポップの扮装を使う事を思い付きます。
ブギーポップの格好をして活動していれば本物が現れるかもしれないと主張します。
沙依子が賛同してくれてコスチュームを用意してくれる事になりました。
放課後に集まって3人でブギーポップの格好で動く死体を探す事にします。
照明設備の点検があり入場禁止になっている公園で犬の死体を発見しました。
途中で小学生の女の子の飼い犬を保護したりしています。
この地域で死体が動き出す奇妙な現象が発生していると判明しました。
3人はブギーポップに出会う為に調査を続ける事にします。
翌日登校した時に少女は下駄箱の名札で自分の名前を確認しました。
不破明日那(ふわ あすな)という名前だと分かりました。
放課後になると三人で死体探しを始めます。
三人を尾行する者が現れます。
諸山文彦(もろやま ふみひこ)という男子生徒で明日那の事をストーキングしていました。
沙依子が何者かが尾行している事に気が付きまく事にします。
新たな発見も無く由紀子が不満を抱いたようです。
最初にブギーポップの格好をしていたのは明日那です。
カラスをバラバラにした彼女の強さを知りたいと考えます。
明日那と沙依子を戦わせてみる事になりました。
明日那は怖がっていたんんですが沙依子が殺意を放つと隠されていた能力が出てきました。
沙依子の体をブンブン振り回しています。
本物のブギーポップの声が聞こえて来たのか?明日那は鏡に額を打ち付けて気絶します。
明日那と戦った沙依子は彼女が合成人間だと気が付きました。
明日那の事を知りたいなら彼女の両親に会ってみるのが良いと指摘します。
三人は明日那の自宅に向かう事にします。
由紀子が前のめりなんだよね。
明日那の家では予想外の展開が待っていました。
両親は置き手紙を残していなくなっていました。
沙依子は自分たちの行動が筒抜けになっているのでは?と予想します。
明日那の秘密を知られたくないと考えた統和機構の上層部が手を回した可能性を疑っています。
沙依子は上役(シュバルツ)から情報を貰おうと考えて会いに行きます。
沙依子は自分で考える事が苦手なようです。
困った事が起こると記憶の中に居るユージンに頼っています。
困った事があると沙依子にだけ見えるユージンの幻影が現れて助言してくれています。
ユージンの助言に従い統和機構に粛清されないように質問をしています。
シュバルツがブギーポップの噂について質問してきました。
コスチュームを用意してくれたのはシュバルツです。
ブギーポップについて何も分かっていないので真偽不明の噂のようですと答えます。
動く死体の調査を続けるように命じられました。
シュバルツは明日那の両親の事を隠したいみたいですね。
怖くてしつこく訊く事はできませんでした。
自分が何者なのかまったく分からない状況が続いているので明日那が不安になります。
唯一名前を覚えていた末真和子を頼る事にしました。
末真が図書室に居るときいて会いに行きました。
話しかけると末真は明日那の事を心配してくれます。
以前にも相談をした事があるみたいですね。
そこに血相を変えた由紀子がやってきました?
由紀子は末真と話すのは止めろと言って明日那を引き離します。
由紀子と末真の間には何らかの因縁があるようです。
明日那の事をストーキングしていた文彦から話しかけられます。
彼も明日那と同じように記憶を失っていました。
自分と明日那の関係性を質問してきたね?
明日那にも何の覚えもありません。
彼の部屋に行く事になりました。
文彦の部屋には明日那の隠し撮り写真が貼られていました!!
写真を観察してみると明日那はある人物の墓を何度も訪れている事が分かりました。
夜に忍び込んでみる事にします。
文彦は強制参加させられていますね。
行動を主導しているのは由紀子です。
由紀子、明日那、沙依子、文彦の四人で墓地に忍び込みました。
明日那が通っていた墓は水乃星透子のモノだと判明します?
由紀子が明日那に向かってあんたが水乃星透子を殺したの?と詰問するね。
明日那に覚えはありませんでした。
口笛が聞こえてきました?
由紀子が追いかけようとすると沙依子が飛び出していきました。
口笛を吹いている人物は黒い帽子とフードで変装していました。
沙依子とは知り合いみたいですね。
由紀子達の前に白い少女が現れます。
少女は水乃星透子の残滓みたいですね。
あれを止められるのは由紀子だけだ、ひるむ必要は無いと伝えてきました?
文彦は呆然自失ですね、あまりにも突然に現れたので怖がる暇も無かったと言っています。
文彦と由紀子には見覚えはありませんでした。
明日那は無反応ですね?何か心に引っかかるモノがあるような?
帽子を被った怪人物を追う沙依子は焦っていました。
怪人物の容貌が老けたユージンに見えたからです。
結局逃がす事になるんですがメッセージが残されていました。
バビロンにて待つ
翌日明日那と由紀子が揃って学校を休みました。
何かあったのかも?と末真が不安になります。
放課後になると怖い顔で二人を探しに行く事にします。
途中で藤花に出会います。
末真が何かしようとしているので付き合う事にするね。
心配している新刻敬に藤花が特に問題はないよ、と伝えています。
左右で非対称になっている顔をしているのでブギーポップになっている?
末真と藤花は明日那の家に向かいました。
呼び鈴を押しても誰も出てこないので勝手に中に入ります。
明日那は留守でしたがバビロン通りでコスプレイベントが開催されているってチラシを発見します。
チラシに丸が付けられていたので明日那達がイベントに参加していると考えます。
二人もバビロン通りに向かう事になりました。
明日那達は学校をサボってコスプレイベントに参加していました。
可哀想に文彦まで付き合わされています。
ブツブツ文句を言ってくる文彦に由紀子は明日那とデートできるんだから悪くないでしょと伝えます。
文彦からどちらかと言うと由紀子の方が好みだと言われてキモイ事言うなと突き放しています。
敵の正体を掴むのが目的なんですが成果がでません。
文彦の提案でラーメン屋に入り昼食をとる事にします。
沙依子は食欲が無いと言って断っています。
由紀子、明日那、文彦の三人でラーメン屋に入る事になりました。
好みのメニューが無かったので由紀子が文句を言っています。
強気発言の由紀子に文彦が関心を示しています。
彼は気の強い女の子が好みだそうです。
一人になった沙依子がゾンビの気配を掴みます。
気配を辿ると水乃星透子の墓で遭遇した老け顔ユージンに遭遇します。
老け顔ユージンは似ているのは同じ素材を使って量産された合成人間だからだと教えてくえます。
老け顔ユージンから沙依子が忘れている真実を教えられます。
沙依子は統和機構を裏切り水乃星透子に協力していた。
自分は沙依子に誘われて仲間になった。
水乃星透子が死んで彼女が忘れられてしまうのを阻止する為に死んだ事を忘れさせていると言ってきます。
明日那についても知っていました。
明日那は行動がおかしくなった沙依子を監視する為に統和機構が送り込んだ監視役でした。
忘れる事を忘れさせる能力は消耗が激しくもうすぐ自分は死んでしまう。
その前に能力を沙依子に渡すと言ってきます。
間に合って良かったと言って能力の譲渡が行われました。
老け顔ユージンは消滅します。
ラーメン屋でも異変が起こりました。
店員が硬直状態で倒れてしまいます。
倒れてきた女性店員に文彦が押し倒されました。
由紀子は忘れていた恐怖って感情を思い出します。
被害者に触ると感染するように思われたので店から出る事にします。
外に出ると沙依子が戻って来ましたが様子が変です。
明日那も元の任務を思い出していて沙依子に殺気を向けてきました。
統和機構内では明日那の方が格上のようです。
詰問口調で沙依子に説明しろと命じています。
沙依子から忘却が上塗りされているので明日那は全てを思い出せていないと言われます。
明日那は統和機構のメンバーって事は思い出したみたいね。
沙依子を始末しようとしているみたいだ。
沙依子が由紀子の願いを叶えられるかも?と言ってきます。
沙依子の仲間になってブギーポップと戦う事になれば由紀子はブギーポップに殺して貰えるかも?
ただその前に今の記憶はなくなるけど、と言ってきます。
戦慄している由紀子に明日那が逃げろと言ってきます。
明日那が沙依子を取り押さえている間に逃げろって事ね。
明日那と沙依子の戦いが始まりました。
沙依子が明日那に仲間にならないか?と誘ってきます。
逃げる沙依子を追っている明日那の前に末真が現れます。
唯一名前を覚えていた友達に正体がバレかけたので焦ります。
明日那は動揺して末真を突き飛ばして走り去ります。
末真はカバンを藤花に預けて明日那を追いかける事にしました。
気を失った由紀子が水乃星透子と接触していた事を思い出します。
透子は自分の仲間が由紀子に迷惑をかける事になると謝っていました。
由紀子が目を覚ますと目の前に憧れのブギーポップが立ってましたよ。
大丈夫かい?と優しく声を掛けられます。
末真と別れた藤花はバビロン通りに来てくれたのね。
ブギーポップは由紀子がこの状況の鍵になると理解していました。
助けて欲しいか聞いてきます。
由紀子にとっては最高の状況じゃないですかね?ブギーポップに助けて貰えます。
記憶を失い倒れていた人々が由紀子目掛けて襲ってきました。
ブギーポップが倒してくれます。
由紀子が少女の幻影を目にします。
ブギーポップから、見えたのなら走れ、と助言されたので追いかけます。
シャッターが降りている店内に何かがあると感じ取った由紀子はそのまま激突しました。
当然シャッターは開きません由紀子は鼻血を垂らしています。
追いついたブギーポップがシャッターを破壊してくれます。
店内に入ると少女の幻影が居ました。
幻影の周囲に白茶けた粒子が舞っています。
粒子が収束して少年の形になりました。
少年は少女を見つけて喜んでいますがブギーポップに否定されます。
彼女はもうどこにもいないんだ、ぼくが殺したんだから。
由紀子は意思を失っている人々にもみくちゃにされながらブギーポップが少年を倒す場面を目撃します。
白い少女は少年に向かって彼の目的は既に叶わないと伝えています。
白い少女が友達を助けてくれてありがとうとブギーポップに伝えます。
由紀子は少女を忘れ始めています。
それに従い少女の姿も消えて行きます。
消える寸前にブギーポップに憎まれ口を叩きます。
自動的だからあなたには想いなんてないのかもね、ざまあみろ、ってところかしら?
と言い残して消えました。
立ち去ろうとするブギーポップに由紀子が声を掛けます。
彼女は早乙女正美と百合原美奈子の消息を気にしていました。
早乙女正美と言葉を交わした事があり彼の存在を気にかけていたのね。
あなたが殺したの?と聞かれたブギーポップは、だったらどうする?と問いかけます。
由紀子は何かを言おうとして記憶を探ります。
この時に由紀子は俯き加減で考えてたのでブギーポップから目を放してたんだよ。
由紀子が顔をあげた時にはブギーポップは消えていました。
水乃星透子を忘れさせたく無いって妄執が消えたので沙依子と明日那に変化が起こります。
沙依子が眩暈に襲われて記憶の一部が無くなっています。
記憶を一部失った事で沙依子の前にユージンの幻影が出てきました。
沙依子が渡された<パラダイム・ラスト>って能力は消えて行く運命だったと言っています。
目の前の明日那の指示に従うのが良いだろうと助言します。
明日那は沙依子と戦っていた記憶を失っていました。
怪しい行動をとっている沙依子を調べていた事は思い出しました。
沙依子から一緒に行動していたと言われてそうだったと思い出します。
調査対象の沙依子と一緒に馬鹿をやるなんてどうなっているだ?と疑問に思っています。
沙依子を叱責している場面に末真が飛び込んできました。
やめなさい、ケンカは、駄目。
必死に走り回って二人を探してたようですね、息を切らせています。
疲れすぎていたので二人に寄りかかる事になりました・・・密着状態ね。
お礼を伝える末真に沙依子が自己紹介しています。
明日那の部下らしいと余計な事を言ったので明日那が慌てています。
バイト先の知り合いなんだと誤魔化しています。
末真は二人が喧嘩していると思い込んでいるので沙依子から許してもらえたみたいと言われて安堵します。
「ああ、そう-良かったあ」
明日那は自分を本気で心配してくれる末真の存在に胸を熱くしています。
バビロン通の集団昏睡事件はガス漏れによる中毒症状って事になりました。
統和機構とMPLSの存在は知られる事はありませんでした。
シュバルツと明日那は何が起こったのか不明なので状況は終了したと判断する事にします。
シュバルツは明日那が裏切ってなかったのが一番の収穫だと言っています。
明日那が報告書を上げると伝えると違う任務に就く事を教えられました。
規定違反になるので報告書は回さなくていいそうです。
シュバルツは次の任務に向かう為に消えます。
明日那は沙依子に隠している事はないか問いかけます。
沙依子は想いだせないと答えます。
明日那も同じなので追及する事はしません。
明日那に両親から電話が掛かってきました。
両親は戻らなく良いのか訊いてきたよ。
明日那は面倒そうに転校の手続きは済ませてあるからそっちに居れば良いと答えています。
明日那の両親は本当の両親でした。
明日那は小学生の時に大事故に遭い肉体を統和機構に生体改造される事で生きながらえました。
以来両親は娘が行う危険な活動に付き合わされています。
明日那はこの街から消える事を決めました。
沙依子が由紀子にお別れを告げなくても良いの?と質問してきました。
明日那はちょっといい気味って気もしないと言ってニヤリと笑います。
黙って消える事で意味もなく偉そうな態度を取っていた由紀子が少しは大人しくなるかもって考えると愉快じゃない?と問いかけます。
沙依子は「確かに」と同意し「消沈している由紀子を見られないのが残念だ」と続けます。
明日那が「そうね」と同意しました。
二人とも結構酷いよ、まあ由紀子は偉そうだったので仕返しされても仕方ないかも。
明日那と沙依子の目論み通り由紀子は落ち込んでいるようです。
澱んだ眼で下校の為に校門に向かっている由紀子を末真が呼び止めました。
末真は明日那が急に転校したので何か知っているか質問してきました。
明日那と仲良くしていたので聞いてきたのね。
由紀子が怒っている理由を理解してくれます。
明日那と沙依子に怒っているんじゃないの?と聞いてきます。
末真は人間関係のエキスパートな。
由紀子は何も言わずに転校していった明日那に怒っていました。
淋しく感じていたのかもね。
末真の胸に顔を埋めて泣き出します。
ひどいよ、あいつら。
勝手に黙って行っちゃてさあ、私のこと、置いてけぼりにして、うわああん。
明日那の馬鹿野郎。
成城も何言ってるのかはっきりしねーし、馬鹿野郎。
畜生、畜生、畜生。
末真は「うんうん」と言って由紀子を慰めています。
適当に頷くなと文句を言ってきた由紀子に置いてけぼりの辛さは分かると答えます。
末真に慰められて由紀子は怒るのが馬鹿馬鹿しくなりました。
末真との喧嘩も馬鹿らしくなり仲直りする事になります。
二人のいさかい理由は意外なモノでした。
由紀子は霧間誠一を小説家と認識していました。
それに対して末真は評論の方が本職だと思うと言っちゃったようです。
由紀子は小説の方が本気で傑作なんだからと訴えます。
末真は折れる事にしますね。
小説も読んでみると伝えると由紀子は機嫌が良くなります。
末真の胸で泣きながら笑っている由紀子に文彦が失礼な言葉をぶつけてきます。
泣いたりするんだ、なんかガッカリだな。
いや幻滅したな、結局つまんねーヤツじゃん。
由紀子が「おまえ」と反論しようとすると「もういいよ」と言われます。
会話する気が無いみたい。
所詮は普通の女の子どまりだ、わざわざチェックする必要はないわ、さよならだ、と言って立ち去ろうとします。
そこに藤花がやってきました。
文彦は藤花には一目置いているようです。
あなたには分かるだろうね、僕が不破明日那を監視していた真の理由。
それを誰が命じたのかも。
僕の記憶の中でも、もう曖昧になっていまっているよ。
きっとすぐに消えてしまうんだろう。
でも人に意思が想像力がある限り、いつでも繰り返される。
突破するその時を求めて。
これは文彦の言葉ではないような気がしない?水乃星透子の思念が文彦に言わせたような?
文彦の発言は藤花にしか聞こえませんでした。
末真から何を言われたのか質問されても藤花は答えません。
幽かに首を振るだけです。
藤花もブギーポップになっているように思えます。
しぶとそうなので水乃星透子は何らかの形で今後も現れるかも?
成分表
成分 | 含有量(5:多い、1:少ない) |
美少女 | 5 |
戦闘 | 4 |
作戦 | 2 |
正義 | 3 |
ラッキースケベ | 1 |
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