ラノベの感想) 暦物語 (講談社BOX)


概略:
阿良々木暦と関わりのある人物とのエピソードが語られます。
羽川翼、戦場ヶ原ひたぎ、八九寺真宵、神原駿河、千石撫子、阿良々木火憐、阿良々木月火、忍野扇、忍野忍、斧乃木余接、影縫余弦、臥煙伊豆湖。
暦は何かあると羽川に頼っています。

レーベル講談社BOX
発行日2013/5/20
著者西尾維新
イラストVOFAN
ISBN
雰囲気過去の行為、恥ずかしい姿、危険行為、注意、ロマンとおっぱい、トレンド作成法、頭部おっぱい、カムフラージュ、手法、目隠し争奪戦、目立つ行動、暴力女の気遣い、解決策


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第一章 こよみストーン
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クラスの委員長の羽川翼と副委員長の阿良々木暦が放課後の教室でクラス懇親会の相談をしていました。
決めるべき事が決まったのか羽川が「石」について聞いてきます。
学校の中庭にある花壇に石の怪談かも知れない不思議な祠と石があると言っています。
羽川が世話になった忍野メメにこの話を持って行くのはどうだろうか?と聞いてきました。
暦は専門家の忍野にとって学校の怪談なんて価値が無いのでは?と聞き返します。
羽川は大人が学校に入るのは難しいので喜ばれるのでは?と言っています。
暦は学習塾跡に住んでいる忍野に会いに行きました。
暦は忍野に500万円の借金があるのでこの話を教える事で少し返済ができないか?と考えています。
暦は羽川から教えて貰った祠に入っている石の話を伝えます。
話を聞いた忍野は絵を描いてみて欲しいと要求してきます。
暦が石だけを描くと祠も描いて欲しいとお願いされました。
暦が描き上げた祠に入った石の絵を見た忍野は真相に気付いたようです。
羽川に直江津高校のカリキュラムを確認すると真相に気付けると伝えて欲しいと言ってきます。
安易に学校に入れないので忍野はこの石の話を喜んでくれました。
怪異譚を集めている顧客が居てその人に情報を売れるような事を言っていました。
この話は委員長ちゃんが持ってきたものなので暦の借金から天引きにはならないからと言われてしまいます。
暦は相談料を取られなかったので良しとしようと自分を納得させています。
翌日羽川に忍野からの助言を伝えました。
暦にはそれだけでは何が解決するのか分からなかったのですが羽川は真相に気付いてしまいます。
カリキュラムが重要でした。
盛大に勘違いしてしまい羽川が恥ずかしがっています。
自分の恥ずかしい姿を見せてしまったって言ってるね。
羽川の恥ずかしい姿ってワードに暦が大きな反応を示しています。
別にパンチらとかじゃないんだけどね。
羽川から真相の説明がなされます。
技術の時間に作った失敗作を制作者が置いて行ったのが真相だと教えてくれました。
真相を聞いて暦は自分が祠の様に見える物体の制作者だと思い出しました。
思えば忍野に絵を描かされた時に見覚えのある祠だと感じてたんだよね。
自分が作ったものだから見覚えがあったのね。
暦は急いで中庭に向かい祠を破壊してゴミ捨て場に運びました。

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第二話 こよみフラワー
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阿良々木暦は戦場ヶ原ひたぎを学習塾跡から彼女の自宅まで送っていました。
戦場ヶ原は暦との距離感が掴めないようですね。
しきりに悪口を言ってきます。
「一緒にいたら吐き気がする」と言ってきます。
暦は素直に悪口と考えますが裏の意図がありました。
戦場ヶ原が追い打ちを掛けてきますね。
はきけっていっても、ひょっとするとつわりかもしれないじゃない?と付け足します。
暦は一緒に居たら妊娠しそうって意味だったの!?と驚いています。
話題が忍野への支払いの話になりました。
戦場ヶ原は忍野によって病気から解放されたんですが十万円の支払いを命じられました。
催促無しのあるとき払いで良いって事になってますが戦場ヶ原は早々に支払いを済ませたいみたいです。
忍野にはファーストフード店でアルバイトを勧められています。
暦は戦場ヶ原に接客業は無理かも?と考え別なアプローチを示唆しました。
忍野が怪異譚を蒐集している事を教えて何か怪異譚を知らないか?と問いかけます。
考え込み始めた戦場ヶ原が道路脇に置掛けている献花を見つけます。
車道に飛び出しそうになったので暦が咄嗟に彼女の肩を抱き安全を確保しました。
戦場ヶ原から「気安く触らないで」と抗議されます。
暦は戦場ヶ原が自殺しようとしている様に思えたので止めたと答えます。
そしたら暦がクラスの女子全員から自殺くんと呼ばれていると言い返されます。
暦は羽川に確認してみようと焦っています。
暦が羽川の名前を出すのも戦場ヶ原は嫌なようですね。
彼女は暦が羽川に片恋していると疑っています。
それを気にするって事は戦場ヶ原は暦が好きになってしまったのかも?
道路脇の献花を見た戦場ヶ原が学校の怪談と言えるかもしてない状況を思い出しました。
彼らの通っている直江津高校の全ての建物の屋上に献花があると教えてくれます。
戦場ヶ原は適当な嘘を吐いて先生から屋上の鍵を借り出して侵入したそうです。
彼女は直江津高校に入学して以来、危険な場所と安全な場所を調査していたそうです。
病気なので警戒心を強く成っていたのね。
暦は翌早朝に屋上に侵入して確認する事になります。
行ってみると本当に全ての建物の屋上に献花がしてありました。
羽川がこの話を知らない事に疑問を持ちますが真面目な彼女は正当な手段で行ける場所の事しか知らないんだなと納得します。
暦は最上階の窓から壁を伝って外側からフェンスを乗り越えて屋上に到達しました。
危険溢れる問題行動ですね。
忍野に屋上で見た不思議な事を報告するんですが反応がイマイチでした。
戦場ヶ原はキックバックを含めてこのネタを十二万円で売ろうと考えました。
暦が値段交渉を始めると忍野の反応が鈍いですね。
暦が二万円まで値を下げたんですが断られました。
帳簿を付けてない忍野にしてみればまとめて払って欲しいそうです。
暦が戦場ヶ原の電話番号を知らなかったので次に会った時に結果を伝える事になります。
戦場ヶ原の連絡先を知らない事を馬鹿にされますね。
暦は彼女の事を友達と思っているの聞きにくいんだよと言い返しています。
忍野から今回のネタに価値を見出せなかった理由が語られます。
病気が治った戦場ヶ原は暫く後遺症が無いか確認する為に病院通いをしていたので会えない時間が続きました。
次にあった時に大事件が起こったのでそれどころでは無くなりこの話の存在を忘れます。
思い出したのは直江津高校の屋上を囲う高いフェンスを増設する工事が始まったからでした。
屋上にあった献花は校舎内から屋上に出入りする生徒に屋上は危険だと思わせる為に学校側がわざと置いたモノでした。
献花を見て屋上で転落事故が遭ったのかも?と思わせ立ち入るのを躊躇させるのが狙いでした。
暦は羽川はそこまで分かっていたので忍野への献上品として選ばなかったのかもと気付きます。
戦場ヶ原は忍野は何で暦から話を聞いただけで真相に気付けたんだ?との疑問を持ちます。
暦は本当に転落事故が遭ったなら献花が行われるのは地面側だと理由を伝えます。
成程と戦場ヶ原は納得しました。
フェンス増設工事は暦が外側から屋上に侵入したのが噂になり始まりました。
それが露見すると暦と戦場ヶ原は退学になるかも知れません。
二人はこの話を忘れる事にしました。

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第三話 こよみサンド
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不良学生から真面目な高校生にジョブチェンジした暦が登校中に八九寺真宵と遭遇しました。
いつも通りに暦の名前を噛んでくれます。
飽き飽きさんと言い間違えられもしました。
暦は忍野がこの街を去った事を教えてあげます。
それを聞いた八九寺が残念がっていますね?
暦は忍野に五百万円の借金がある話を八九寺にしていました。
八九寺は暦が借金を踏み倒したと考えます。
暦は忍野から割のいい仕事を肩代わりする事によって返済を済ませたんだと反論しました。
忍野に十万円の借金があった戦場ヶ原も父親の仕事を手伝う事で返済を済ませています。
短期間で稼いだようなので暦はどんな仕事だったんだ?って疑問を持っています。
暦は忍野が怪異譚を集めていて、何か怪異譚を教える事で借金を返せるかも?って話も八九寺にしてありました。
それを聞いた八九寺は暦に売りつける為に怪異を探して街中を歩き回ったそうです。
折角見つけたのに無駄になってしまったと残念がっていますね。
暦が値段を聞くと五十円で良いと言われました!!
暦は五十円の価値しかない話を五百万円で売りつけようとしていた八九寺に驚愕しています。
まあ冗談でしょけど。
八九寺が見つけた怪異とは公園の砂場に鬼の顔が描かれている事でした。
暦は羽川と戦場ヶ原に受験勉強を手伝ってもらっています。
戦場ヶ原に勉強を見てもらい彼女の家から帰るついでに問題の砂場を見に行く事にしました。
問題の砂場に行くと八九寺から聞いた通りに鬼の顔が描かれていました。
暦は童心を思い出しつつ砂場の検証を始めました。
砂場に入り山を作ったりして砂の感触を確認しました。
問題無い普通の砂だと判明したので山を崩して帰る事にします。
砂場から出ても自動的に鬼の顔が描かれたりはしませんでした。
怪異現象は発生しません。
暦は子供が砂場で遊ぶのを嫌った絵心のある保護者が砂場に近寄らせない為に描いている可能性を考えています。
家に帰ると羽川から電話が掛かってきました。
戦場ヶ原からの定時報告で暦が砂場を確認しに行った事を聞いたと言っています。
暦は戦場ヶ原が暦の学習態度を報告していると勘違いして戦慄しています。
羽川は戦場ヶ原の校正プログラムなるモノを遂行中で定時報告はそれ関係のようです。
暦が砂場の検証結果を報告すると羽川に「めっ」と叱られました。
幼稚園以来の叱られ方だなと驚いています。
羽川は暦の事を幼稚園児だと思っているのか?
借りにも二人は同級生だよね・・・「めっ」って叱り方は珍しいよな。
暦の方は病気かもな羽川に「めっ」って叱られる事が嬉しいみたいよ。
叱られた理由が分からない暦は見落としがあったと考えます。
本人は的外れでまた「めっ」って叱って貰えるかも?と期待しつつ見落とした事について語ります。
あり得ないと思いつつ鬼の顔が描かれたのは自然現象説を唱えました。
叱られる事を期待していたんですが意外にも分かっているじゃない、もう伝える事は無いと答えられます。
暦が慌てて説明を投げ出すなと指摘すると真相を教えてくれました。
暦は公園に戻り砂場を掘り返す事になります。
砂場の容器の底にひび割れが出来ていて砂が流れ出していました。
隙間から砂が流れてしまい鬼の顔が描かれていました。
砂は重いのでこのまま放置すると子供が呑み込まれる可能性があります。
公園の管理者に砂場が壊れていると報告する事になりました。
羽川の「めっ」はパワーあるよな。
叱られたいと思う人が続出しそうです。

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第四話 こよみウォーター
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部屋を掃除する約束を果たす為に阿良々木暦は神原駿河の自宅を訪問しました。
そして彼女の自室の廊下で立ち尽くす事になります。
汚すぎる・・・
面積ではなく体積として散らかっていました。
具体的には本が山積みになっていて部屋に入り込む隙間がありませんでした。
廊下で地団駄を踏みたい衝動に駆られますが崩れそうだったので思い留まっています。
片付けの約束をしてから一ヵ月しか経過してないのにここまで散らかるのか?と呆然としています。
神原は部屋にある隙間に廊下から飛び込んで眠っているそうですよ。
隙間が丁度良い大きさで安眠出来るんだそうです。
自分が寝る場所は戦場ヶ原の膝枕か阿良々木先輩の腕枕か部屋の隙間だと断言しています。
思いの外隙間で眠る事に喜びを見出しているみたいで暦を驚かせています。
神原を甘やかさない為には回れ右して帰るのが正しいと思うも約束を果たす為に暦は掃除を始めました。
不要な本を紐で縛り庭に出していきました。
本の内容までは把握していません。
思いの外時間が掛かり夕食の時間が迫ってきました。
暦はお暇しようとしますが神原からこのまま返すわけにはいかない。
お礼として晩餐に参加して欲しいと言われてしまいます。
絶対に返さないと脅迫されてしまい暦はご相伴に預かる事になります。
埃塗れなので入浴する事になりました。
まあ自然な流れだと思うんですが相手が神原なので暦の警戒心はMAXです。
脱衣所に鍵を掛けて入浴しています。
神原の家は立派なお屋敷なので檜風呂でした。
旅館にありそうな立派な風呂に肩まで浸かって足を延ばしていると脱衣所の扉を開けようとする音が聞こえてきました。
神原が一緒に入浴する為にやってきましたね。
脱衣所の扉に鍵が付いている事を初めて知ったようです。
神原は入浴時に扉をフルオープンで入っているそうなので脱衣所の扉に鍵が掛かる事知りませんでした。
神原から庭の湧水を使って風呂を沸かしていると教えられました。
更に湯船の水面に不思議な現象が起こっていると教えられます。
亡き神原の父親が幼い頃に将来結婚する相手の姿を見ていたそうです。
暦が水面をみると自分の姿が浮かんでいました。
帰宅した暦は戦場ヶ原からメールが届いている事に気が付きました。
「神原の部屋に行ったそうね」ってタイトルの本文無しのメールが届いていました。
怖くなった暦は戦場ヶ原に電話します。
躾が行き届いていますなー。
開口一番戦場ヶ原は「死ね」と言ってきました!!
どうも神原の部屋に行った事を咎めているみたいね。
殺すと言わないだけ感謝して欲しいと主張しています。
まあ確かに。
暦は戦場ヶ原と恋人関係になったばかりなので死にたくないと答えます。
チョロい戦場ヶ原が機嫌を直してくれました。
戦場ヶ原と神原は仲良しで新生ヴァルハラコンビを結成しているので出来事は筒抜けです。
嘘吐いても無駄と悟った暦は神原から聞いた湯船の水面に運命の相手が映る話を伝えます。
ふんふん話を聞いていた戦場ヶ原から実は同じ話を神原から聞いていたと言ってきます。
仕入れた不思議話を得意げに語る暦を楽しみたかったと言われました。
戦場ヶ原が水面に運命の人が映る現象を解説してくれます。
水面は歪んでいるので神原の父親は自分の姿を見間違えたってのが真相でした。
父親の思い出を馬鹿にすることになるので当時の戦場ヶ原は神原には伝えていないそうです。
神原には絶対に言うな言ったら殺すわよと脅されて電話は終わります。
暦は神原には何が見えているのか気に成り電話で聞いてみる事にしました。
暦は神原が父と母の姿を見ているってロマンを期待してたんですが裏切られます。
神原の答えは暦の予想を超えていました。
神原は自分のおっぱいが見える。
これがまたすごくエロくて入浴中はずっと眺めている。
その下の腹筋とのコントラストがすっごく鮮やかで見惚れているうちにのぼせてしまうのが毎夜の事だと言われました。
他には目に入らないそれがどうした阿良々木先輩?と言われて暦は通話を切りました。
まあ確かに神原のおっぱいにはロマンがあるけどそうじゃないんだよね。

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第五話 こよみウインド
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阿良々木暦が千石撫子を自宅に招きました。
やってきた千石は緊張していますね。
阿良々木家の玄関に入って直ぐに帰ろうとしています。
暦がパーティの準備をしてあると伝えると家に上がってくれました。
千石はポップコーンを頬張りたいと言っています。
暦の妹の火憐と月火が外室中で両親も仕事と聞いて嬉しそうです。
千石は暦と二人っきりを強調したいみたい。
暦が千石をよんだのは貝木泥舟が引き起こした詐欺事件の顛末を教える為でした。
千石に知的な部分を見せて良い格好がしたかったのか?暦は貝木がおまじないを流行らせた手法の分析会を開催する事にします。
千石は暦の意見に嫌とは言えないみたいだね。
興味ありそうな感じで有用な合いの手を入れてくれます。
ひょっとして何かを流行らせたがっているのか?
流行を作り出す為には影響力のある人物に話を持って行くのが有効って結論が出ています。
千石は影響力のある人物として月火の名前を出しています。
月火は口が堅いから噂を広めてくれないかも?と難しい顔をしていますね。
暦と千石だけでは有効な手段を見出す事はできませんでした。
火憐と月火が帰ってきたので四人で遊ぶ事になりました。
火憐と面識が薄い千石が人見知りを発症しますが火憐の対人スキルで帳消しになりました。
暦は後日戻って来た貝木と遭遇する事になりました。
そこで貝木におまじないを流行らせた方法を質問してしまいます。
春先は吸血鬼の噂があったので噂が消えるまで待ってたそうです。
吸血鬼の噂が消えて空白状態になった街におまじないの噂を流したんだそうです。
流行を作るには無風状態である事が肝要なんだそうです。
貝木が追加料金を請求してきました。
暦がいざというときの為に上着の内ポケットにお金を入れている事がバレていました。

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第六話 こよみツリー
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自室で暦が受験勉強に勤しんでいると火憐が入ってきました。
暦の頭部に巨大なおっぱいを押し付けて助けとお願いしてきました。
火憐のおっぱいは羽川には負けるけど相当な巨大さのようです。
暦は兄としての威厳を保とうと考えますが腕っぷしは火憐の方が強いので大人しく従う事にします。
火憐は実戦空手を学んでいて強いんですよ。
生意気な態度を取り続けているので一言いってやります。
殴らないのは火憐の方が強いからだからなと主張しています。
火憐はカッコ悪いと嘆いてますね。
一方的に要求を押し付けてくるんですが火憐の「兄ちゃん」呼びは来るものがあるね。
火憐から相談の理由を説明してもらうことになりました。
火憐が通っている空手道場の裏庭に突如生木が出現しました。
道場生達はそれを怖がり蹴り倒してしまうと言い出したそうです。
火憐としては気味が悪いって理由だけで蹴り倒してしまうのには反対でした。
しかし生木を生かそうって主張するのは火憐だけのようです。
道場主の師匠からは他の道場生を全員ぶっ飛ばして言う事を聞かせる事ができればそのまま生かすと言われました。
火憐は道場生を全員ぶっ飛ばす事は可能なようですがやりたくないそうです。
暦に何とかして欲しいと相談してきました。
暦は火憐と共に空手道場の裏庭に行ってみる事にしました。
暦が火憐の約束を破り逃亡した前科があるので腕を組んで向かう事になりました。
火憐の方が背が高いので仲の良い姉弟と思われているに違いないと暦は悲しくなっています。
暦は兼ねてから火憐が尊敬の念を向けている師匠に会ってみたいと思っていました。
道場が休みの日にアポなしで訪問したのが不味かったね。
師匠は出かけていて留守でした。
火憐は師匠とは分かり合っているのでアポなしでも問題無いと言ってたんですけどね。
火憐は勝手に門扉を乗り越えて中に入って行きました。
彼女の傍若無人な行いを見た暦は両親を連れて謝りに来ようと心に決めます。
問題の裏庭に行くと確かに生木が生えていましたね。
火憐の説明では長い期間に渡り裏庭で稽古していたそうですがこれまで生木の存在に気づいていなかったんだそうです。
最初に生木の存在に気付いたのが火憐でした。
他の道場生は気味悪がり蹴り倒す事を主張し始めました。
現状は分かりましたが暦では解決方法が浮かびませんでした。
困った暦は羽川に丸投げする事にします。
暦と羽川の距離感が近しくなっていますね。
「頼む。お前のおっぱいを好き放題していいから」ってお願いしています。
羽川も暦のセクハラ発言には慣れたモノみたい。
私のおっぱいは、もとより私のものなんだけど・・・まあいいか、と言って対策を教えてくれました。
羽川がおっぱいって言うとなんかエロいよな。
羽川のことだから照れ皆無で発現してそうですけどね。
まあおっぱいが存在するのは当然なので照れる必要なしってとこだろうね。
羽川は集団の中心人物の意見を変える方法を推奨しました。
突然存在を認知された生木を気味悪がっているのでその感情を進める事にします。
不気味、恐怖、って感情から畏敬に感情を進める事にしました。
生木を道場を建てたときに使用されたのと同じ木で道場の守り神として裏庭に植えたらしい。
何十年も気配を消して道場生達を見守ってきた武道の神が力尽きてお姿を現した。
それを切り倒すなんてとんでもないって事にしました。
道場の守り神ってところが受けたらしく生木は蹴り倒される事は無くなりました。
火憐の為とは言え羽川は嘘をついた事に気分を害しているみたいです。
暦が羽川を慰めているようです。
暦は嘘とは限らない、生木は怪異だった可能性もあると伝えます。
本当に道場を建てたときに使われた木の可能性もあると続けます。
羽川は低すぎる確率だと反論しますが暦は低い確率だからって起こらないとは限らないと答えます。
暦と羽川が解釈加えたことで本当に鍛錬する者を見守る怪異になったかもしれないと続けました。

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第七話 こよみティー
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帰宅した暦を下の妹の月火がお菓子とお茶と相談事があると言って迎えてくれました。
なし崩しのうちに月火の相談に乗る事になります。
暦が意に沿わない発言をすると月火は三色ボールペンで攻撃してくるね。
武道をやってない彼女は武器を持って攻撃するのが恒常化しているみたいです。
月火がお化けの存在を信じるかって質問してきました。
意図が分からないので詳しく相談内容を聞いてみることにします。
月火が入っている茶道部にお化けが出るって噂が持ち上がったそうです。
茶道部は月火を入れて七人の部員が所属しています。
八人目の茶道部員が居てそれをお化けと言っているのね。
月火はお化けなんて居ないって事を論理的に証明したんだそうですが部員は納得してくれませんでした。
どうしたら自分の正しさを納得してもらえるかって相談を受けました。
怪異が存在しない事が分かっているので暦は危機感を抱けません。
月火のボールペン攻撃に危機感を抱いています。
問題を解決したが納得してもらえないのをどうにかして欲しいって難しい相談です。
暦は月火の愚痴を聞いてあげれば彼女の憤りを緩和できるかと期待しましたが無理でした。
月火は自分の正しさに納得してもらいたいみたいです。
解決策は思わる人物によってもたらされました。
暦が神原の部屋の掃除に行った時に彼女に月火の相談事を教えます。
会話の流れで戦場ヶ原の名前を出す事になりました。
神原は自分の前だからって苗字で呼ぶ必要は無い。
普段通りに「ひたぎん」と呼んであげればいいよと言ってきました。
暦がそんな呼び方してないと教えると「レギンスだっけ?」って言い返してきました。
レギンスを穿いてない奴をレギンスとは呼ばないと言い返します。
問題はお化けである八人目の部員が居ないって事を月火以外の部員に納得してもらう事です。
神原が月火の機嫌を取りたいならいい方法があると言ってきました。
神原が考えたのは他の部員は月火を守る為に八人目の部員が居るって事にしたい思っている。
月火はよく茶道部からお茶やお菓子を貰ってくるんだよね。
表沙汰になれば茶道部は活動停止になりかねません。
そこで八人目の部員が居る事にして月火の持ち出しをお化けによってカムフラージュしようと考えたって事にしました。
アホな月火は一発で騙されてしまい嬉しそうにしています。
月火は騙されてあげようと言って納得しました。
結果を神原に伝えると月火は暦と部員のどちらに騙されてくれたんだろうな?って疑問を呈します。

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第八章 こよみマウンテン
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暦が忍野扇に誘われて北白蛇神社がある山に登っています。
扇は神社を山の上に建てたのが間違いだったと言っています。
叔父さんの忍野メメがやり残した怪異対策をしに山頂にやってきました。
北白蛇神社が神の居ない空白地帯になっていたのでキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードを呼び寄せました。
メメは暦と共にキスショットの問題を解決したんですが扇はそれだけでは不十分と言っています。
メメが施したのは空白地帯に怪異が集まらないように守りを固めただけだ。
別の怪異がやってきた時に攻撃手段が無いのが問題だと言っています。
元々北白蛇神社は別の場所にありこの山に引っ越ししてきたって話になります。
どうやって山頂に神社を引っ越させたのかって疑問が出てきました。
暦は山頂に向かう道路を整備して元の神社をバラバラにして運び込んだと考えます。
扇からは建材を運び込むために道は作っていないと言われます。
暦は正解が分からなかったんですが後日千石が正解を言い当ててくれました。
諸事情があって暦は千石を阿良々木家に連行してきたそうです。
千石は北白蛇神社で発生した怪異に関わっているので扇とのやり取りを教えないわけにはいきませんでした。
扇の存在を千石に教えると障りがあると考えて彼女の存在は秘匿します。
北白蛇神社が山頂に引っ越ししてきた過去があると聞いた千石が正解を教えてくれました。
暦が考えぬ入れて分からなかった引っ越し方法は意外なモノでした。
ぬるゲーだよと言われてしまい暦は驚いています。
神社を建てる為に山を切り開いたのなら伐採した木を使って神社を建てたんだ。
元の建材を山の上まで運び込む必要は無かったんだと教えてくれました。
確かにその方法なら建材を運び込む必要は無いですね。
新しい神社を建ててご神体だけを運び込んで引っ越しを完了させたって事です。
暦は神社の引っ越しと聞いて建物ごと引っ越したと思い込んだのね。
千石は現在ボロボロになっている北白蛇神社が建てなおされると良いなと言っています。
暦は町のバランスが崩れたままなのに危機感を抱きます。
臥煙伊豆湖から預かったお札を使う日が近いかも?と警戒しています。

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第九話 こよみトーラス
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受験勉強の休憩を取ろうとしている暦の影から忍が現れました。
時刻は午後三時でオヤツ時です。
吸血鬼の忍は夜行性で普段は影の中で寝ている時間なんですけどね。
「ぱないの!」と叫んで出現したので暦は驚いています。
忍が起きだしたのには理由がありました。
暦は戦場ヶ原が差し入れてくれたドーナツを乗せた皿の乗ったトレイを持っていたんだよね。
ドーナツの匂いを嗅ぎつけて起きだしたみたいです。
皿の上のドーナツを見た忍が不審顔になります。
戦場ヶ原は手作りドーナツを差し入れてくれたんですが忍は不審に思っています。
買った方が安いのに何で手作りするんだと言っています。
ミスタードーナツ忍店に足を延ばさず独自にドーナツを開発したという事じゃな?と訝しんでいますね。
暦と忍は戦場ヶ原に命を助けられた経験があるんですが忍の評価はイマイチです。
戦場ヶ原が無償でドーナツをくれたと説明するとあの守銭奴に限ってそれは無いと言っています。
更に戦場ヶ原が毒物を混ぜている可能性がある。
暦の為に毒見をしなければならないと言い出します。
毒見をする為に全部のドーナツを食べてみるしかないと言ってますね。
一つ目のドーナツを食べた忍の表情が激変しました。
物凄く美味しいと言って戦場ヶ原を賞賛し始めました。
ツンデレ娘と呼んでいた事を謝りたい。
ミスタードーナツとはまだ言えないがマスタードーナツくらいに称号は与えてやってもいいと言っています。
残り四個のドーナツも食べてしまう気満々でした。
危機感を持った暦が皿を奪い取ろうと試みますが忍が応戦しました。
無理に皿を引っ張るとドーナツを床にブチマケテしまう危うい体勢で皿を保持しています。
忍が暦の交渉力の無さを指摘してきました。
交渉が下手だからお札を蛇神に奪われてしまったんだと言ってきます。
暦としても交渉力の無さは痛感しているところだったので言い返せませんね。
交渉が忍のペースになってしまいます。
五分時間をくれれば暦に見つからない場所にドーナツを隠せる。
暦が見つけ出したドーナツを食べていいって勝負をする事になってしまいました。
暦は忍がドーナツを食べて胃袋に隠す事を禁じます。
そんな事をしたら忍の口に手を突っ込んで吐かせるぞ、吐かせたドーナツを食べるからなと脅します。
吐き出させたドーナツを食べると言ってきた暦に忍が戦慄しています。
暦がこの勝負の問題点に気付きます。
現在の忍は暦の影に潜んでいるので別行動が取れません?
どうするんだ?と指摘するとレギンスで目隠しされる事になりました。
暦は忍が隠したドーナツのうち三つを発見して食べる事ができました。
四つ目のドーナツが見つかりません。
国際電話を掛けてきた羽川にドーナツの在りかを聞いてみる事にします。
羽川は忍野メメを探して他国に行っているようですね。
最初の質問が忍野捜索の成果ではなくドーナツの在りかだったので呆れています。
端的に「レギンスで目隠しって。変態」と罵られました。
罵りつつも羽川が分かり易く見つからない一個の在りかを教えてくれました。
戦場ヶ原が作ったドーナツは大きさがバラバラでした。
一番大きなドーナツの中に一番小さなドーナツを隠したんだ。
暦が既にそれを食べてしまったんだと教えてくれました。
ドーナツはトーラス型だったので内側の穴側から小さいドーナツを突っ込んで隠したようです。
暦はそれではドーナツを食べたいって忍の目的が達成できないのでは?って疑問を呈します。
羽川が忍の意図を解説してくれます。
自分の利益や目的を放棄すること。
個人的判断を持ち込まない事。
言い換えれば捨て身であること、無私であること。
それが愛情のポイントなんだと教えてくれたんだと解説してくれました。
忍は暦を気に入っているようです。

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第十話 こよみシード
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センター試験から町に戻ってきた暦は戦場ヶ原を送り届けてから帰路につきます。
あら一緒に試験を受けに行ったのね。
戦場ヶ原家と阿良々木家の中間地点で斧乃木余接に出会いました。
斧乃木は横ピースで「いえーい」と挨拶してきました。
暦はウザって感じています。
聞けば斧乃木ちゃんは探し物をしていて手伝って欲しいとお願いされます。
センター試験の結果が壊滅的で早く家に帰って復習したい暦は迷います。
センター試験の結果が悪かった事を伝えると「死ねばいいのに」と罵倒されました。
分からない問題を勘で回答したんですが全部間違っていました。
斧乃木ちゃんは一年も勉強していれば確率を五分の一から三分の一から二分の一まで絞れる筈でしょ。
一年も何をしていたの死ねばいいのにと罵倒してきました。
暦は怪異関係で波乱の一年だったんだいつ勉強すればいいんだ畜生と憤りを示しています。
斧乃木はマイペースです、探し物を手伝ってくれないなら、いつまでも罵倒し続けるよと言ってきます。
家に帰るには手伝うしかない判断して暦は探し物を手伝う事にしました。
何を探しているか質問すると分からないと言われます?
斧乃木ちゃんは一目見れば誰にでも分かるモノを探している。
長い事探しているが見つからないので視点を変えたい。
だから手伝って欲しいと言ってきました。
別な視点とは視点の高さの事でした。
暦は斧乃木ちゃんを肩車するのだろうと考えます。
童女に肩車させるのは見栄えが悪いと思っての考えです。
斧乃木ちゃんが否定してきました。
それでは座高分しか視点が高くならないので駄目と言ってきます。
この欠点を補う為に斧乃木ちゃんが上に向けている指先に乗る事になりました。
物凄く目立っています。
斧乃木ちゃんの掲げる指先に乗りながら探し物をする事になりました。
探し物の最中に斧乃木ちゃんが蛇神問題を解決する為に臥煙さんを呼び出しても良いよと持ち掛けます。
臥煙さんから預かっていたお札が原因で暦と戦場ヶ原は命を狙われる事になっています。
暦は臥煙さんに頼るのは間違っている考え断りました。
臥煙さんの意見に従いお札を使っていれば蛇神問題は起こらなかったみたいです。
二人で仲良く探し物を続けたんですが発見する事はできませんでした。
探し物は見つからなかったのですが一定時間捜索すると斧乃木ちゃんは満足したようです。
「見つからなかったね。仕方ないか。じゃ、ばいばい、ばいばいいえーい」と言って去ってきました?
忍野メメを捜索する為に海外放浪中の羽川から斧乃木ちゃんの意図を教えられます。
当時の暦には会うわけにはいかない詐欺師が居ました。
詐欺師の方も暦に会いたく無いと思っていました。
斧乃木ちゃんは暦を目立たせる事で二人が遭遇するのを回避してくれたんだ。
暦に要らぬ心労を掛けさせたくないと思っての行動だったんだと教えてくれました。
暦は斧乃木ちゃんに気遣われていたと知りました。

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第十一話 こよみナッシング
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吸血鬼の力を使い続けた結果暦は鏡や写真に写らなくなりました。
これ以上吸血鬼の力を使えない状態に追い込まれています。
暦は吸血鬼の力を使わないでも戦う術を得たくて影縫余弦に教えを乞う事にします。
彼女が不法滞在している北白蛇神社に行って戦ってもらう事になります。
「ていっ!」「ぎゃふっ!」「ていっ!ていっ!」「ぎゃふっ!ぎゃふっ!」
暦は軽くぶちのめされる結果となりました。
暦は吸血鬼の力を使わずに戦えるようになりたいので影縫に師事したいと伝えます。
影縫からは無理なのでやめておけと言われます。
以前にも彼女に師事した者は居たそうですが全て失敗に終わったそうです。
弟子入りには失敗しましたが会話には応じてくれるようになっています。
影縫が北白蛇神社に居るのは専門家の元締めへの当てつけのようです。
危険なので斧乃木ちゃんを阿良々木家に非難させています。
暦はそう思っていたんですが影縫には別な思惑もありました。
斧乃木ちゃんに暦の吸血鬼化の進行具合を探らせていました。
人間ではなくなった場合は始末するように命じてありました。
斧乃木ちゃんが暦と一緒に暮らし始めているので色々と情報が筒抜けになっています。
影縫さんは自分を阿良々木ハーレムに入れようとしているのか?と勘繰ってきましたね。
暦は影縫さんを口説けるくらいに大きな人間になってみたいですねと言ってますね。
続けで大きいおどころかこのままじゃ人間ではなくなってしまいそうですけどと続けています。
影縫はそれ以上人の道から外れたら始末してやるから安心しろと答えます。
影縫が余接を使役している自分と忍と離れられない暦は似ていると言い出します。
どちらも怪異に関わってしまっているので心が弱くなっていると言ってますね。
強く成る為に師事する事には失敗しましたが会話ができると分かったので暦は以前から疑問に思っていた質問をしてみる事にします。
影縫と余接の関係性を聞いてみる事にしました。
余接が影縫の事をお姉ちゃんと呼んでいる事に着目して質問します。
影縫は余接は誰に対してお兄ちゃん、お姉ちゃんと呼んでいると教えてくれます。
忍野の事は「忍野のお兄ちゃん」貝木のことは「貝木お兄ちゃん」と呼ぶそうです。
臥煙さんの事だけは「臥煙さん」と呼ぶそうです。
暦の事は「鬼のお兄ちゃん」を略して「鬼いちゃん」と呼んでいます。
影縫の事だけ「お姉ちゃん」と呼んでいます。
指摘すると影縫が予想外の行動に出ました。
立っていた灯篭の上から暦の頭の上に飛び移ってきました。
体重を消しているので重くは無いみたいです。
暦は影縫に頭の上に乗られます。
暦は余接は影縫、忍野、貝木、手折正弦が学生時代に作った人形と知っています。
影縫の事だけをお姉ちゃんと呼ぶ事から影縫の妹の死体を使って作ったのでは?と問いかけました。
影縫は人の人生になんちゅう重い過去を背負わせよんねんと不満そうに暦の頭を踏みにじりました。
どうも良い線をついたみたいね。
教えてと言われると教えたくなくなると言い出します。
影縫に一発入れられたら教えてくれる事になりました。
夏休みに忍に血を吸わせて吸血鬼度を高めて挑んでも負けています。
影縫に一発入れるなんて絶対にできそうもありません。
暦は火憐に頼る事にします。
すきなときにおっぱいを揉んでやるから教えてと頼み込みます。
火憐は一瞬納得しかけますが兄ちゃんにおっぱい揉まれるのに好きなときなんかねえよ!と反論します。
暦は好きなときに揉まれるのと嫌いなときに揉まれるのとどちらがいいんだ?と問い直します。
火憐はすきなときに揉まれるほうが良いに決まっている兄ちゃん頭いいなぁと賞賛してくれます。
暦は流石火憐ちゃん頭悪いなぁと感心しています。
絶対に勝てない相手に一発いれるにはどうすれば良いのか聞き出す事になります。
火憐は仮に一発入ったとしてその後はどうするんだ?
相手を怒らせてしまったらボコられるだけだぞ。
そういう相手からは逃げるのが武道だと諭されます。
方法は無いみたいですね。
諦めきれない暦に向かって火憐が影縫の真意を言い当てます。
答えたくない質問された影縫が角が立たないように退けてくれたんだと教えられます。
暦はいつの間にか影縫と余接の関係性ではなく影縫に一発入れる事に執着していましたから。
暦は影縫の気遣いを無駄にせずに勝負を実施するにはどうしたらいいのか考える羽目になります。
火憐は方策はないのでボコられろと言っています。
影縫の気遣いに気付いたと悟られたくないので挑まないって選択肢はありません。
悩んだ末に忍に吸血鬼の力を使ってもらいます。
影や闇から好きなものを好きなように想像したものを創造する力を使ってもらいます。
拳銃を作ってもらい影縫を撃つ事にしました。
ボコられる覚悟を決めて北白蛇神社にやって来たんですが予想外。
影縫が居なくなっていました?
余接はまだ阿良々木家に滞在しています。
斧乃木ちゃんを置いて影縫は居なくなってしまいました?

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第十二話 こよみデッド
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影縫が斧乃木ちゃんを置いて居なくなってしまいました。
置いて行かれた斧乃木ちゃんは淡白で影縫の心配はしていません。
お姉ちゃんならよくある事と言っています。
暦は影縫が何も言わずに居なくなった事が気に成ってしまい北白川神社に通うのが日課になりました。
影縫が消えて一ヵ月が経過しました。
その日は暦の志望校の入学試験の日でした。
暦はその日も北白川神社に通っています。
戦場ヶ原は同じ大学に推薦入試で入学を決めています。
暦は既に合格ラインを越えているので試験を受ければ合格できる状態だそうです。
無事に試験会場に行けるのか不安なので戦場ヶ原が送ってくれる事になっていました。
戦場ヶ原は暦は歩けば怪異に出くわすと心配してくれています。
流石彼女よく分かっているね。
暦が北白川神社に到着した時に境内で臥煙伊豆湖が待っていましたよ!!
「やあこよみん おはよう」って挨拶で会話が始まりました。
臥煙は必要が無ければ自分で動かない人です。
此処に来ているのは必要があるからで、暦を待ち伏せていたと思われます。
理由が分からない暦は臥煙との会話を続けて彼女が会いに来た理由を探ろうとしています。
何でも知っている臥煙には暦の思考は筒抜けみたいですね。
会話の主導権を握れません。
臥煙から暦のとばっちりで影縫は始末されたと言われます。
暦を狙っている敵の事を「奴」と表現しているね。
臥煙さんは影縫に手を出す存在は居ないと考えて彼女を暦の監視役として送り込んだそうです。
予想は外れて影縫は奴に排除されたと言っています。
奴は斧乃木ちゃんを排除したかったそうですが純粋な怪異なので手を出せず。
代わりに斧乃木ちゃんの指揮役である影縫を排除したそうです。
影縫は暦のとばっちりで排除されてしまったと言っています。
貝木と忍野もこの町に関われなくなっています。
使える駒が無くなってしまったので臥煙は自分で動いたそうです。
斧乃木ちゃんが役立たずになったので暦が自由に動ける状況になってしまった。
奴はそれを待っていたと言ってるね。
臥煙は暦が奴と接触するのを恐れているようです。
この町が空白地帯で王が居ない無法地帯と言ってきます。
それが不味い状況のようですね。
解決策は見えているがそれを実行に移すのは少しばかり心が痛む。
臥煙が暦に向かって一歩を踏み出します。
暦は危機感を抱けないみたいですね臥煙が何を言っているのか疑問に思っています。
「大丈夫、痛いのは一瞬だよ」と言って臥煙が剣(怪異殺し)を振るってきました!!
暦は何の抵抗もできずに頭の先から足元まで輪切りにされました。
切られた暦は臥煙の嘘つき痛みさえ感じなかったって感想を抱きます。
輪切りにされた暦に臥煙が言い訳じみた発言をしてきます。
こんな結果になって残念だ。
分かって欲しいのはこれでもぎりぎりまで待ったんだ。
受験当日まで待ったんだ。
受験が終われば制限が解かれてきみがどう動くか不確定になるからね。
キミの死後キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードが復活するって心配はしなくていい。
彼女は一度そういう未来を見ているので動きは封鎖されている。
したくたって暴走はできないだろう。
暴れる為の道はなくできるのは自殺くらいだろう。
きみの死は家族や恋人や友人になるべくショックが少ないように私が責任を持って伝える。
暦は臥煙が責任を持って伝えると言ってくれた事に安心しています。
半年以上頑張った受験勉強が無駄に終わる事を悲しいと感じています。
怪異殺しで輪切りにされて死んだ筈なんですが昼前に暦は北白川神社で目覚めました。
臥煙は既に姿を消しています・・・
臥煙に殺されたのでは?これでは怪異生かしじゃないか?と考えていると「あ。お目覚めですか」って声を掛けられます。
「それとも、これはこれは、寝た子を起こしちゃいましたかね ララバイさん」
声を掛けてきたのはツインテールで大きなリュックサックを背負った少女です。
阿良々木さんは試験会場に辿りつけず入試に落ちたねってオチですか?と質問されます。
暦はそんなオチじゃ落ちれねえよと答えています。
うん?うん?何で生きているんだ?

成分表
成分含有量(5:多い、1:少ない)
美少女5
戦闘2
怪異4
ラッキースケベ3
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