ラノベの感想) 未踏召喚://ブラッドサイン 第10巻 (電撃文庫)

概略:
恭介と女王の最終決戦が始まります。恭介は勝っても負けても女王にダメージを与える作戦を取ります。恭介は死ぬ予定だったのですが彼の死を望まない女王によって助けられる事になります。負けて朦朧としている恭介は助けを呼ぶ女王に応じ彼女を受け入れる事にします。恭介は女王に手厚く看護される事になります。女王から妹を殺した真相を聞いた恭介は女王を操っている存在が居た事を知ります。恭介は妹を生き返らせる事を決意し女王に固執する未踏級と対峙する事になります。

レーベル:電撃文庫
発行日:2019/6/8
著者:鎌池和馬
イラスト:依河和希
ISBN:978-4-04-912566-5
雰囲気:決戦、派手な戦い、決着、介護、真相、新たな作戦、新世界
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恭介と白き女王が本気の戦いを始めました。
抜け目の無い恭介は白き女王に対する嫌がらせ攻撃を用意していました。
女王の目的は恭介と仲良くなる事なので凄い効果を持っていました。
恭介は自分で自分の頸動脈を切り勝敗がどちらになっても女王にダメージを与える戦略を取ってきました。
二人の戦いは太陽系の惑星を巡る大バトルに発展していきます。
二人の戦いにビョンデッタと信楽真沙美が介入しようと試みていました。
信楽真沙美はフリーダム、ガバメント、イリーガル、それぞれの陣営でアワード1000に到達しています。
彼女は神になっていました。
彼女の存在が恭介にヒントを与える事になります。
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二人の戦いは恭介の負けで終わったようです。
人工霊場が解除されれば恭介は死んでしまいます。
女王は恭介が死んでしまうと動揺し泣き叫んでいます。
女王は自分の装備品を使い恭介に応急処置を施しています。
彼女が死にそうな恭介に助けを求めてきます。
意識が朦朧としている恭介は女王の求めに応じると答えています。
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意識を失った恭介は愛歌のマンションのベッドの上で目覚めました。
意識の無い恭介を愛歌と緑娘藍が介抱していたようですね。
二人が不穏なエロワードを言い始めたので恭介は逃げ出そうとしていました。
そこに恭介を心配する女王が現れます。
恭介は女王のお陰で命拾いした事を知りました。
そして悲劇が露に成ります。
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恭介は女王を倒す為に遠大な計画を用意していました。
女王に果敢に挑む自分の活動を書き起こし経典にしようとしたようです。
恭介の活躍を示す経典によって数千年後に神として復活しようと考えていたようです。
生き残るつもりが無かったので取れた作戦ですね。
予想外にも生き残ってしまったので自分で書いた恥ずかしい活躍劇を朗読されています。
これは恥ずかし過ぎますね。
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女王とそっくりな姿をしている冥乃河葵が女王の悪ふざけに付き合っています。
女王の姿に化けて、どちらが本物の女王か当てさせるゲームを仕掛けてきました。
恭介は二人の姿をじっくり観察するのですが違いが分かりませんでした。
そこで二人を抱きしめて違いを確認する事にします。
これで恭介は本物の女王を見分ける事ができました。
女王は喜んでいましたが、恭介は女王の衣服の質感で二人の違いを見分けています。
賢明な恭介はその事実を伝える事は控えました。
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リハビリを兼ねて女王と遊びに行く事になります。
場所がトイドリーム35なので遊園地の中に居ると言っても良いね。
楽しそうな雰囲気が広がっています。
二人が向かったのは一般開放されている学校のプールです。
ここで女王がやってくれました。
学校のプールって事で彼女はスクミズで現れます・・・しかも白スクです。
色々と需要が分かっていらっしゃいますね。
しかし残念です、女王は何やら読書に夢中でプールの中に入りませんでした。
恭介は女王がプールに落ちてスケスケにならないかヒヤヒヤしています。
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恭介の周囲で不可思議な現象が発生しています。
死んだはずの雨中の少女が現れたり、死んだはずの恭介の母親、城山夏衣が現れています。
恭介は信楽真沙美が神格化された事と雨中の少女が現実世界に現れている事から新たな可能性を模索する事になります。
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白き女王に恭介の妹を殺した経緯を聞く事になります。
女王は自分に行動指針を与えていた存在が居る事を教えてくれました。
女王は検索エンジンのような存在だと言っています。
恭介に興味を持つまでの女王はその検索エンジンを通して世界を見ていたそうです。
女王が恭介に興味を持った事が検索エンジンには気に入らなかったようです。
恭介と女王の関係を修復不能な状態にする為に女王に嘘を教えて妹を殺させたようです。
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恭介は夏衣も女王に殺されたと考えていたようですが女王の発言からドクトルSに殺されたと知りました。
女王に殺されていないので生き返っている可能性に気が付きます。
恭介は女王に妹を殺した重荷を背負わせない為に妹の復活を目指す事にしたように思えます。
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恭介は女王を操っていた未踏級と対峙する事になります。
女王が検索エンジンみたいなものと言っていた存在は未踏級でした。
女王が全能で検索エンジンは全知だそうです。
名前は叡智と言うそうです。
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叡智は知識はありますが直接的な攻撃力は皆無だそうです。
叡智は女王に固執していて彼女を異界に取り戻そうとしてきます。
自分で現世に出てくる事はできないそうです。
叡智は現世に復活した夏衣と色彩なき童女を使ってくる事が予想されました。
夏衣は優れた依代でした。
それがドクトルSに殺される原因になったようです。
依代として高い適性があり、恭介や妹を守る為に、自分を裏切る可能性が怖かったみたいです。
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女王の天敵として作り上げた色彩なき童女を使われると不利になる事が分かっていました。
そこで恭介はこれまでに知り合った召喚師と依代に集まって貰い協力を要請しました。
戦場となったトイドリーム35の各所に待機して貰う事になります。
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夏衣は恭介の妹の無念を晴らすと言って戦いを挑んできます。
恭介は女王とコンビを組んで迎え撃つ事になります。
召喚儀礼を使い戦う事になるのですが夏衣は恭介が色彩なき童女でとった戦術を使ってきました。
儀礼場を移動させて女王を倒そうとしてきました。
恭介はそうしてくるだろうと分かっていました。
だから戦場となったトイドリーム35の各所に召喚師や依代に待機して貰ったようです。
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恭介は複数の依代を使い、負けた事を無かったことにして勝負を続けます。
大きなダメージを負っている訳では無いのですが生粋の召喚師ではない夏衣が焦れてしまいます。
戦闘慣れしていないので恭介の発したブラフにも反応してしまいます。
本当は誰も配置していなかったのに、そこに名前を読んだ人物が待機していると思わせています。
夏衣は錬成も拙く恭介が一方的に錬成を高めて行く事になりました。
この間、女王は色彩なき童女の攻撃をかわしまくっています。
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恭介の錬成が十分に高まった段階で女王が攻撃を受けて負けてしまいます。
負けた彼女は異界に戻される事になります。
ここに仕掛けがありました。
女王はインセンスグレネードを持って異界に戻ったみたいですね。
これまでの常識では異界と現世は、呼ばれた神が異界から出てくるだけの一方通行な関係だと思われていました。
恭介はそれに疑問をもったようです。
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恭介の予想は大当たりでした。
女王が異界から恭介を呼び込む事に成功しました。
恭介は異界で叡智と対峙する事になります。
叡智は全裸の上に黒いケーブとかキーボードとかを巻きつけた格好をしています。
叡智の姿を見るのは女王だけだったので、それで問題無かったようですね。
恭介に半裸を見られたくないと感じた彼女は必至に胸と腰を隠しています。
ちょっと可愛いね。
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叡智は異界から状況をコントロールしていたので優位に立っていました。
しかし異界に踏み込まれてしまったので状況が一変します。
直接的な攻撃力を持たない彼女には恭介に抵抗する事は出来ませんでした。
ここで恭介は叡智も救う事を約束します。
女王が現実世界に行ってしまうと叡智は一人ぼっちになってしまいます。
恭介は叡智を一人にしない必ず助けると言って現実世界に帰還しました。
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帰還した後の恭介は神を召喚するのではなく、喚起する方式を開発してしまいます。
喚起は神が人間とは隔離された存在として自由に現実世界に出てこられるシステムのようです。
儀式とかしなくても神が現実世界に居る状態を作り出したみたいです。
恭介が理論を構築してアザリアがシステムとして完成させたようです。
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喚起が稼働したのでこれまでの召喚儀礼は終わりを遂げる事になりました。
これまで稼いだアワードは返上され一般人には見えなくなっていた召喚師や依代が認識されるようになっています。
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恭介はクルーザーで女王、妹、夏衣の四人で暮らし始めています。
女王は恭介の恋人枠に収まっています。
夏衣はクルーザーのキッチンに不満があるようです。
地面の上に引っ越そうと提案しています。
妹は小学校に通う事になりました。
なんとオリヴィアは日本に留学する事になり妹と同じ小学校に通う事になっています。
恭介の事をお兄ちゃんと呼ぶオリヴィアに妹が警戒感を強めています。
女王は恭介のクラスに転校してきました。
メリー=アン=シロヤマと申します、と自己紹介しています。
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アワードを返上した事で、ガバメント、フリーダム、イリーガルの違いも無意味なモノとなりました。
世界は新しい時代に突入して表も裏も勢力争いが激化しています。
不届き者は居なくならないようです。
現実世界に出てきている神や神獣を拘束して自分たちの利益の為に利用しようって輩が現れています。
戦闘を生業とする冥乃河蓮華と彼岸は戦っていました。
夏衣と雨中の少女が戦いを観戦していました。
恭介の喚起とは別なシステムによって復活を遂げた二人は特異な存在として残る事になったようです。
蓮華と彼岸が仕留めそこなった獲物を恭介、畏愛、メリーの三人で倒しています。
畏愛(恭介の妹の名前)は自由に色彩なき童女に戻れるようです。
メリーが攻撃、畏愛が防御を担当しています。
恭介は最強戦力を手に入れているようですね。
これからは三人で平和を守って行くようですよ。
恭介とメリーが仲良くなり畏愛も生き返りました、良かったですねー。
恭介の執念が結実した感じですね。
恋人脇に収まれて女王も大満足だと思います。
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