ラノベの感想) アポカリプス・ウィッチ 3 飽食時代の【最強】たちへ (電撃文庫)


概略:
カルタはセカンドグリモノアの奪還作戦はファーストグリモノアの仲間を助けたい天外四神の身勝手な産物だと悩んでいます。キョウカは自分が悪役となり言い訳を考えると言っています。マリカはカルタを助ける行動に疑問を感じていません。海中からセカンドグリモノアに潜入したマリカ達と連絡が途絶えました。カルタとアイネが救出に向かう事になります。セカンドグリモノア内部で予想外の光景を見る事になります。キョウカが待ち焦がれていた人間の黒幕が動き出します。

レーベル:電撃文庫
発行日:2020/10/10
著者:鎌池和馬
イラスト:Mika Pikazo
ISBN:978-4-04-913449-0
雰囲気:奪還作戦、囮役、潜入役、行方不明、使者、交渉、脅迫合戦、脅威の目的、変化、苦い結果、手下獲得、悪女
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セカンドグリモノアが脅威に襲われたと知ったカルタ達は急いで帰国する事になりました。
カルタは物凄ーく焦ってますがキョウカは平然としています。
世界最強の「天外四神」として見栄えに気を使うべきだと主張してリラックスしています。
カルタ達は豪華仕様の旅客機で帰国する事になりました。
キョウカは機内にあるリラックス施設でアイネにマッサージして貰っています。
オイルを塗りたくって体の汚れを落としています。
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カルタは水晶結晶になっているファーストグリモノアの仲間達を助ける事を目的とした戦闘にセカンドグリモノアのメンバーを参加させるのは身勝手な考えではないか?と悩んでいます。
この時点で脅威に占領されたセカンドグリモノアを廃棄してサードグリモノアを建造する事もできました。
セカンドグリモノアを奪還しようと考えているのは水晶結晶となっているファーストグリモノアのメンバーを見捨てる事ができないからです。
悩めるカルタにキョウカは参加を断れない理由を用意すると言っています。
キョウカは自分たちの目的を達成する為に新たな仲間(彼女にとっては手駒かな?)を使う事に躊躇はありません。
内心では悩んでいるようですがカルタに対しても弱みは見せないね。
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神戸港の周辺は大雨が降っていました。
旅客機から降りたカルタ達はずぶ濡れになってしまいます。
マリカ達の下着がスケスケになってますね。
ここでマリカが女子力の低さを指摘される事になっています。
緊急時に備えて女子力高い女の子は下着の予備を持ち歩いているそうです。
持ってなかったマリカは途中の売店でパンツとブラを購入したようですね。
上下で色違いになっているのが露呈してしまいました。
同じように替えのパンツを持ってなかったらしいナタレーナも売店で買ったようですよ。
白いパンツで何が悪いと怒っています。
ここで彼女が魅惑的な独り言を言っています。
絆創膏を貼ってあるから大丈夫だそうです・・・ど、どこに貼ってあるんだ?
すごーくすごーく興味があります・・・三点セットか?
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セカンドグリモノアの屋上にレーザービームを照射する脅威が陣取っていました。
近づくと砲撃されてしまいます。
カルタ達は部隊を二つに分ける事にしました。
地上を進む部隊と海中からセカンドグリモノアに潜入する部隊に分ける事になります。
カルタが地上部隊の指揮を執りマリカが潜入部隊の指揮を執る事になりました。
ナタレーナはカルタの部隊に配属されました。
カルタと仲の良い山根デイリと猫海ヒロスケも地上部隊に参加しました。
潜入部隊はマリカ、橋先タヨリ、松田イミの三人で構成されます。
見つかる確率を下げる為に少数で挑む事にしました。
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海中を進むのでマリカ達がダイバースーツを着用する事になりました。
全裸になってボディラインがくっきり出る魅惑的なスーツを着用しています。
マリカの巨乳が際立ってますねー。
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カルタ達はスパークルと名付けたレーザービームを照射する脅威の猛攻を受けます。
デイリが右腕を吹き飛ばされてしまいます。
カルタは右腕を失った彼の反応に大きな危惧を抱きます。
水晶魔法使いは致命傷でなければ30秒で部位欠損も完治します。
しかし片腕を吹き飛ばされる事に恐怖を感じるのが普通の感覚でしょう。
デイリは馬鹿笑いしながら脅威の攻撃力の高さを褒めています。
カルタは機械の脅威もどきを倒した成功体験が裏目に出ている事を知りました。
このままでは全滅の可能性があると判断し撤退する事を決めました。
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マリカ達は無事にセカンドグリモノアへの潜入を果たします。
艦内を進むのに邪魔なので魅惑のダイバースーツは脱ぐことになりました。
持ってきた制服に着替えてから移動を始めます。
どこから脅威が出てくるのか分からないので慎重に進んでいます。
廊下の途中でイミが脅威の罠に掛かってしまいます。
視覚的に幻覚を見せられたようですね・・・動きの止まった彼女を助けようとしていたマリカとタヨリ諸共に脅威に喰われる事になりました。
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撤退したカルタはマリカとの連絡が取れなくなった事を知りました。
救出作戦が立案される事になります。
セカンドグリモノアのメンバーは参加を表明してくれたのですがカルタはこれ以上彼らを危険に晒せないと考えます。
自分たち「天外四神」がセカンドグリモノアの奪還を目指しているのは水晶結晶と化しているファーストグリモノアの仲間を助け出す為だと教え参加する必要は無いと言い放ちました。
カルタはこれでセカンドグリモノアのメンバーに愛想を付かされる事を期待したようです。
しかし彼らは作戦への参加を希望してきました。
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カルタの元にナタレーナがやってきて自分たちで考えて出した結論だから手伝わせて欲しいと言ってきました。
カルタが問題にしているファーストグリモノアの仲間を助ける為に無茶を強いる事も問題では無いと言ってくれます。
ナタレーナはとってもヒーローチックですね。
カルタがアイネにお姫様だっごされて海上を進みセカンドグリモノアに乗り込む事になります。
ナタレーナ達は地上でスパークルのレーザービームを避けながらけん制役をする事になりました。
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セカンドグリモノアに潜入したカルタは廊下で水晶化した女の子の右足を発見します。
マリカ達に何かがあったと知ったカルタが暴発しそうになっています。
アイネがカルタを宥めています。
冷静になったカルタはマリカが残した手がかりを発見しました。
マリカは特殊な光を当てると浮かび上がる手形の跡を残していました。
カルタはそれを辿ってマリカの後を追う事にします。
そしてマリカ達を襲った脅威に襲われる事になりました。
脅威はマリカが残した手形の跡に気が付いていて偽の手形を残してカルタを捕食場所に誘導します。
幻覚を見せる脅威の攻撃は人間にしか作用しないのが幸いしました。
カルタは幻覚を見せられ動けなくなってしまいましたがアイネには通用しませんでした。
アイネが捕食しようとした脅威を真っ二つにしました。
マリカ達は無事で近くに隠れていました。
カルタとアイネが脅威を撃退した事に驚愕しています。
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カルタはマリカ達と合流する事ができました。
しかしイミの様子がおかしくなっていました・・・
イミはマリカの事を怖がっています。
タヨリが理由を教えてくれます。
カルタが廊下で発見したのはイミの右足でした。
右足を食い千切られたイミは出血多量で致命傷に陥る寸前でした。
そこでマリカがイミの傷を焼いて出血を止めたそうです。
出血が止まったイミは30秒の治癒時間を生き残れ右足は再生されました。
しかし人間のマリカに傷を焼かれた事がトラウマになってしまったそうです。
マリカは命の恩人なんだけど怖がられています・・・ちょっと可哀想ですね。
カルタはイミの反応は真面な人間の反応だと理解して辛い気持ちになっています。
マリカはサバサバしていますね。
カルタはイミの状態を見たタヨリに自分とマリカを信じられるか質問します。
タヨリはクールですね・・・信用できる間は付いていくと答えました。
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カルタは目的をセカンドグリモノアの屋上に陣取るスパークルの撃破に定めました。
本当は水晶化しているファーストグリモノアの仲間の元に向かいたいようですが地上で囮をしているナタレーナ達の負担を軽くする為に早急な解決を選択しました。
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マリカが戻っていない事を知った多国籍軍の使者がキョウカの元にやってきました。
レトネーエ=クーレントと名乗る褐色の巨乳眼鏡美人の軍人で人妻です。
キョウカは彼女の名前を知っていました。
ナタレーナから彼女を復讐者に仕立てた人物と聞いていました。
キョウカは黒幕に繋がる手がかりがやって来たと内心でニンマリしています。
レトネーエは高圧的な態度で天外四神の作戦を説明しろと要求してきました。
天外四神が失敗したら多国籍軍が核ミサイルを撃ち込むと脅してきます。
発射のタイミングを決めたいので作戦計画書を提出しろと要求してきました。
余裕を見せたいレトネーエはシャワーを貸して欲しいと言ってバスルームに消えます。
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キョウカは速攻でレトネーエの衣服を物色する事にします。
レトネーエはキョウカの手癖が悪い事を予想していました。
重要な物品はビニール袋に入れてバスルームに持ち込んでいました。
そこには何もない無いと言われてしまいます。
これでレトネーエは自分が優位に立ったと思ったようですがキョウカに抜かりはありませんでした。
キョウカがレトネーエを手玉に取る事になります。
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レトネーエは左手の薬指に結婚指輪を嵌めていました。
左腕にはメーカーの更新作業が打ち切られた古いスマートウォッチを巻いています。
キョウカはとても不自然だと感じます。
そこを突くとレトネーエの隠されていた素顔が見えてきました。
彼女は学生時代に日本に留学していました。
そこで現在セカンドグリモノアで教師をしている清沢ハドメと知り合っていました。
しかし交際していた訳ではなくレトネーエが片思いしていたそうです。
結婚して二児の母になっているのですが初恋の相手であるハドメを助けたくてセカンドグリモノアに乗り込んできたそうです。
キョウカはレトネーエが自分と同じ悪女だと知りニマニマしています。
一旦は協力体制を築く事になりました。
レトネーエは核ミサイルを発射しようとしているのはインド宇宙軍だと教えてくれました。
協力して核ミサイルの発射を阻止する為に動き出す事になります。
この段階ではまだレトネーエは隠し事をしていますよ。
本人はキョウカを騙せていると思っているのですが見透かされています。
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ナタレーナは山根デイリ、猫海ヒロスケと組んで囮役をしていました。
デイリとヒロスケはナタレーナにカッコいいところを見せようと頑張っていますが発言が正直すぎて駄目先輩だって事がバレバレです。
ナタレーナはカルタが頑張って先輩としての威厳を保とうとしてくれていたと知る事になります。
複数の部隊が編成されていて交代で休憩を取りながら囮をしています。
ナタレーナ達が休憩を取る事になります。
ここでデイリが先輩らしい気遣いを見せます。
集中力を保つために仮眠を取っておけと言ってナタレーナに枕を渡しました。
疲労が蓄積していたナタレーナは爆睡する事になってしまいます。
デイリとヒロスケはナタレーナの寝顔を見てから再出撃する事にします。
そこでカルタの名を呼ぶナタレーナの寝言を聞いてしまいました・・・後で事情聴衆する事が決まりました。
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急いでいるカルタは屋上に直結する体育館を通ってショートカットする事を決めました。
そこで予想もつかない現象を目撃する事になります。
体育館には物凄い数の脅威が並んでいてビデオを見て水晶魔法を学習していました。
使われているのは学生が授業で見せられるビデオのようです。
異様な光景にイミが爆発してしまいます・・・彼女が水晶魔法で脅威を攻撃しました。
攻撃が当たった脅威は破壊されました・・・カルタ以外の人物が初めて脅威を倒した瞬間です。
乱戦になると予想したアイネが攻撃を始める事を提案します。
カルタもそうなるだろうと考え攻撃に出る事を決めました。
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攻撃を開始すると脅威の動きがおかしい事に気が付きます。
授業を受けていた脅威たちは逃げまどい攻撃してきませんでした。
その姿を見たカルタは学生の様だと感じます。
授業を受けていた脅威の中には授業が終わるのを心待ちにしている脅威までいました。
さぼっている学生に酷似していますね。
カルタの混乱が深まりますが、学習結果を他の脅威に伝えられる可能性を考慮して殲滅するしかありませんでした。
そこに仲間を守りたいと考えたスパークルが屋上から落下してきました。
スパークルは鎧武者の様な姿に変化しました・・・カルタはウォリアードールと名付けます。
ウォリアードールは正義の味方を意識しています。
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カルタは自分が脅威を無慈悲に殺戮する悪役だと認識しています。
人間以外にも優しさを示すカルタの姿を見たアイネが何かを期待しているようですね。
ひょっとしてアイネはカルタに惚れているのかな?
負けられないカルタは自分らしく卑怯な手段で戦う事を決めます。
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キョウカがレトネーエに牙をむく事になります。
キョウカはレトネーエが隠している真実を言い当てます。
レトネーエはキョウカを懐柔する為にハドメを利用しようとしていました。
初恋の相手を助ける為にやってきたと思わせキョウカに仲間と認めて貰おうと考えたようです。
キョウカはそんなレトネーエの考えを見透かしていました。
企みが露見したレトネーエは武力に訴える事にします。
彼女は水晶魔法ではありませんが魔法が使えます。
重傷を負って車椅子生活のキョウカになら勝てると思っていたようです。
しかしキョウカは必要に迫られれば努力を惜しまない天才でした。
キョウカは後から弓の訓練を行い使いこなせるようになっていました。
更に自身の幻覚を見せる水晶魔法を併用してレトネーエを追い詰めました。
キョウカは生き残っている唯一のレギュレーション3(高等部三年生)ですからね強いよね。
レトネーエは負けを悟り自身の保身を図るにはキョウカに屈服するしかなくなります。
レトネーエは片膝を付きキョウカの靴下を替える事になりました。
これが忠誠の儀式のようです。
キョウカの女王様っぷりが凄いです・・・足を舐めさせないだけまだ可愛げがあるな・・・
インド宇宙軍の暗号通信を解読する解読コードを提供する事になります。
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ウォリアードールが視覚に頼って敵を視認していると分かったのでカルタは改造した懐中電灯を照射して視覚を奪います。
これは騙し討ちへの布石です。
視覚に頼ってはカルタに勝てないと考えたウォリアードールは目を閉じて視覚に頼らずにカルタとアイネを粉砕しようと考えます。
大振りの一撃を加えれば二人を殺せると考えたようです。
必殺の一撃はカルタを殺す事はできませんでした。
大きな隙ができます。
剣を戻すのは振り下ろすよりも時間が掛かります。
カルタはアイネに命じてウォリアードールを斬らせました。
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キョウカとレトネーエはインド宇宙軍を動かす為に黒幕に嘘の報告をする事になります。
この報告でインド宇宙軍は核ミサイルを撃てなくなったようです。
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マリカを恐れていたイミが重要な決断をする事になりました。
タヨリはここでセカンドグリモノアを去っても誰も咎めたりしないと慰めます。
しかしイミは恐怖に立ち向かう事を選びました。
マリカの手を握り共に歩く事を決めました。
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カルタはウォリアードールの墓標を作っています。
それを見ていたアイネが自分が死んだら同じように埋めてくれるか質問してきました。
やっぱりアイネはカルタに人間扱いされたいようですね?
カルタは「そうならない為に魔法を学べるなら、いくらでも歯を食いしばってやるさ」と答えました。
うーん?カルタは既にアイネの事を水晶魔法とは思っていないのか?
彼女の事を死なせたくないと思っているようです。
そもそもアイネ単独での死って起こり得るのか?
アイネはイレギュラーな存在なので起こり得るのか?
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成分美少女復讐心恋愛ラッキースケベ
評価AAACAAAA
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アポカリプス・ウィッチ(3) 飽食時代の【最強】たちへ (電撃文庫)

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