ラノベの感想) 創約 とある魔術の禁書目録 3 (電撃文庫)


概略:
一方位通行が始めたオペレーション・ハンドカフスが学園都市を混乱に巻き込みました。暗部の存在がこれまでよりもはっきり見えたのでアンチスキルはジャッジメントを招聘して暗部の掃討に乗り出しました。アンチスキルの人員達は何かに取りつかれたように人格が凶悪化していきます。問題の渦中に身を投じれば美琴に会えると考えた黒子は作戦に参加する事を決めます。そしてアンチスキルのオジサンとコンビを組む事になりました。

レーベル:電撃文庫
発行日:2020/11/10
著者:鎌池和馬
イラスト:はむらきよたか
ISBN:978-4-04-913500-8
雰囲気:お嬢様とオジサン、暗部vsアンチスキル、巨乳ちゃんたち、思考、観察、学園都市最大の禁忌、アンナの陰謀、無言の統括理事長
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序章 大きな石をめくってみたらこうなった
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クリスマスの日に美琴が帰って来ませんでした。
黒子は美琴と二人っきりのクリスマスを過ごすためにエロ計画を練っていたようです。
美琴が居なくて計画を実行に移せず不貞腐れている黒子に初春がアンチスキルが作戦参加者を募集している知らせてきました。
騒ぎがある場所に美琴が現れると淡い期待を抱いた黒子はアンチスキルの要請に応じる事にしました。
美琴に会えると期待に胸を膨らませています。
指定された場所に行くとアンチスキルの指揮車両が止まっていました。
中に入ると黒子は歓迎されていないようですね。
元気に挨拶したのですが挨拶を返してくれませんでした。
一緒に行動する事になるおじさんを紹介されます。
楽丘豊富と名乗るバーコード頭のおじさんでした・・・黒子が激しく拒否感を示しています。
可哀想な豊富はおじさんの人権を考えてと文句を言っています。
アンチスキルが黒子を呼び出したのは暗部を一層する「オペレーションネーム・ハンドカフス」と呼ばれる掃討作戦に参加してもらう為でした。
豊富と黒子の二人は暗部に所属するペットブリーダーと呼ばれる人物を捕まえに行くことになりました。
黒子のテレポートを使いペットブリーダーの住居に侵入しました。
ペットブリーダーは逃走を図るために黒子に商売道具の害虫達を放ってきました。
黒子は床に押し倒されてしまいます。
ペットブリーダーは悠々と部屋を出ようとしましたが豊富が飛び込んできました。
存在感の薄い彼は二人から存在を認識されていませんでした。
ぶつかった拍子にペットブリーダーは害虫の食料を生産しているケースに落ちてしまいます。
その中で飼われていた電気鰻に捕まり感電死しました!!
その事故を浜面仕上が目撃してしまいます。
ペットブリーダー(碧海華麗)は滝壺の病状(体晶による身体への悪影響)の進行を遅らせる薬を調達してくれていました。
華麗を良く知る浜面はアンチスキルがやり過ぎていると感じます。
豊富の行動を事故死に見せかける為の計算された行動だと考えます。
浜面は滝壺と合流する為にアジトに戻る事にしました。
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第一章 抉られたかさぶた
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裏口から逃げようとしてドアが開かない事に気が付きます。
こまった浜面は知らぬ間に手に入れていた「ニコラウスの金貨」を使う事にします。
実現可能なお願いをすると成功確率100%で実現してくれます。
浜面は麦野のブラのホックを外してとお願いして効果を確認していました・・・勇気あるなー。
滝壺に半殺しにされたそうです。
ブラをしていない絹旗で試したら効果は発揮されませんでした。
ドアを開けた浜面はアジトに向かいます。
途中で路上駐車してある車の屋根に人が落ちてきました!!
確認するとアイテムに指令を出していた人物(声の人)でした。
死にかけの彼は浜面に学園都市の外に居る妹にお守りを返して欲しいとお願いしてきました。
願い事を言い切ると彼は死にました。
浜面は彼のお願いを聞き届ける事にします・・・人が良いよな。
他にも彼の所持品を拝借する事にします。
アジトに辿り着いた浜面をアンチスキルが襲います。
警戒している浜面が玄関ドアに水を掛けると感電しました・・・
奇襲に失敗したと察したアンチスキルが飛び出してきて浜面に襲い掛かります。
二人の死を見てきている浜面は躊躇なく拳銃を撃ちます。
防弾チョッキを着ていたらしいアンチスキルは吹き飛ばされただけでしたが浜面が顎を蹴りつけ昏倒させました。
アジトはアンチスキルに家探しされた後でした。
伝言の隠し場所から麦野と絹旗の残したメッセージを発見しました。
二人は無事で別々に逃げたようです。
アンチスキルの通信機から滝壺を拘束したとの情報が入りました。
浜面は滝壺を助けに行く事になります。
黒子と豊富がコンビニに来ていました・・・豊富がお弁当を買っていますね。
黒子がひいきにしてくれている豊富にお礼を言っています。
お礼の意味を問いただした豊富が驚愕する事になりました・・・
そのコンビニを経営しているホワイトスプリングは黒子の実家が経営している事が発覚しました。
黒子のとんでもないお嬢様ぶりに驚愕しています。
同じ学校に通っている美琴の家も相当な資産家なのでしょうか?
黒子も美琴の実家が何をしているのか知らないようです。
指揮車両に乗り込み移動を開始しますが直ぐに事故に遭いました。
天井に浜面が落下してきました!!
滝壺と合流したい浜面はわざと捕まり滝壺の元に連行されようと考えました。
恋人を助ける為にビルの窓から飛び降りる浜面がカッコいいです。
指揮車両の個室に監禁された浜面はアネリに命じて必要な品を持ってこさせました。
滝壺が居ると思われる詰所に到着した浜面が行動を起こします。
隣の個室では浜面の知り合いのドレスの女が囚われていました。
アネリに開錠させ自由になった浜面は一緒に逃げるか誘います。
ドレスの女は安全を確保したいので逃げないと答えました。
浜面や黒子が居る詰所が暗部の襲撃を受けます。
10歳くらいの巨乳な双子が攻めてきました。
花露妖宴(媒介者)と過愛(分解者)の二人は有機物、無機物に関係なく物体を腐らせることができました。
二人はペットブリーダーの知り合いで彼女の敵討ちに来たようです。
小さな女の子なので油断したアンチスキルを液体状に腐らせて詰所の中を進みます。
電気系統がやられて詰所は停電状態になっています。
黒子が襲撃者の捕獲に向かおうとすると豊富が止めてきます。
色々と暗部の行状を見てきているような彼は、逃げるか、進むか自分で選べと言ってきました。
黒子は豊富の言葉に重さを感じ始めています。
黒子は襲撃者の元に向かう事を決めました。
そして直ぐに不覚を取った事を悟ります。
妖宴と過愛のまいたガスを吸い込んでしまいます。
ガスが充満している空間で二人は着火しました・・・詰所の一階で大爆発が起こりました。
黒子は咄嗟にテレポートで逃げます。
浜面は滝壺と合流する事に成功しました。
滝壺が監禁されていた部屋に居たアンチスキルに首を絞められます。
アンチスキルの上に大量の害虫が落ちてきました。
アンチスキルは害虫に喰い散らかされてしまい絶命します。
そこに黒子がテレポートしてきました。
浜面は黒子を助けようとします。
妖宴と過愛が黒子を追ってやってきます。
二人は浜面を暗部の人間と認識して標的から外します。
浜面が黒子を助けて欲しいとお願いすると大笑いしています。
浜面の行動を面白いと感じた二人は黒子を見逃す事にしました。
黒子の治療を終えて逃げ出そうとしている浜面に黄泉川愛穂が声を掛けます。
黄泉川は浜面に投降を呼びかけます。
アンチスキルが暴走していると感じている彼女にはいつもの説得力がありませんでした。
浜面は黄泉川個人は信用できてもアンチスキル全体は信用できないと判断して断っています。
そこに別のアンチスキルがやってきて浜面を撃ちました。
撃たれた衝撃で浜面と滝壺は窓からビルの外に落下しました。
問答無用で浜面を撃ったアンチスキルを黄泉川が叱責しますが効果はありませんでした。
アンチスキルは暗部を掃討する事に酔い始めています。
積もった雪の上に落下したので浜面は無事でした。
浜面は学園都市から逃げ出す事にします。
その為に必要になる偽造パスポートを入手する為に動き出す事になります。
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行間 一
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自首した一方通行が入れられている拘置所にアンナ=シュプレンゲルが現れました。
暗部の解体を決めた事を後悔し始めている様に見える一方通行にアンナが語り掛けます。
アンチスキルが暴走する原因を早く特定しないと酷い事になると言っています。
ニコラウスの金果を配ったのはアンナのようですね。
何らかの目的があるようです。
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第二章 暗部
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第一学区のアンチスキル詰所が暗部に襲われました。
木原端数がアンドロイドのレディバードと一緒にわざと捕まり護送車で運ばれて来ましたよ。
レディバードに命じてアンチスキルを殺させます。
端数はアンチスキルのコンピュータネットワークに「信号寄生」と呼んでいる光ファイバー内を移動できるナノデバイスを注入しました。
これでアンチスキルのコンピュータネットワークはダウンする事になりました。
端数に統括理事から連絡が入ります。
統括理事は端数を止めたいようですが交渉は決裂しました。
統括理事は秘密兵器を出してきて端数を始末しようと考えます。
しかし秘密兵器は端数が開発した兵器でした。
簡単に無力はされてしまいました。
レディバードにアンチスキルを皆殺しにさせ次の目的地に向かいました。
拷問方法を研究しているヴィヴァーナ=オニグマが二人組のアンチスキルに追われていました。
彼女は戦闘力が無いようです。
泣きながら助けてと懇願していますね。
質問に素直に答えているので一方のアンチスキルは彼女を温厚な好普性と判断してくれます。
助けてもらえそうになるのですが彼女の趣向が邪魔をしました。
優しいアンチスキルが彼女の荷物を運んでくれようとします。
それを見たヴィヴァーナが慌てて荷物を奪い取ろうとしました。
それを見ていたもう一方のアンチスキルが彼女の事を凶悪な嫌普性だと断定します。
彼女が守ろうとしたのは和綴じのエロ本ですね・・・彼女は緊縛プレイが趣味なようです。
二人のアンチスキルは言い争いを始めてしまいます。
拳銃の奪い合いに発展して暴発してしまいます。
二人のアンチスキルは死んでしまいました・・・
難を逃れたヴィヴァーナは己の人生を嘆いています。
彼女は研究者なのですが内容が一般的に受け入れられないのが仇となり暗部に落ちてきたようです。
暗部と言っても色々な属性の人間が居るな。
好普性と嫌普性に分けて大雑把に処理しようとする「オペレーションネーム・ハンドカフス」には無理があるね。
襲撃を終えて高級ホテルに戻って来た過愛がエロいネット配信を始めようとしていました。
おっぱいが異様に大きい彼女は酵素風呂でおっぱい以外の脂肪をそぎ落とす事で巨乳を作っているようです。
汚れた事が大好きな過愛はクリスマスなのに一人で寂しくしている人々に向けて入浴シーンを配信しようとしています。
そこに妖宴が慌てた様子で飛び込んできました。
妖宴と過愛は容姿が酷似している双子です。
妖宴は全裸を目撃された過愛と間違われて侮蔑の眼差しを向けられた過去があるようです。
全裸を晒さないって約束したよね、と強い調子で過愛を詰問しています。
過愛は見られたいようですね・・・まともに取り合ってくれません。
ここで端数が仕掛けたサイバーテロが妖宴を救う事になりました。
ネットワークがダウンしてしまい配信が出来なくなりました。
惜しかったねー、過愛の入浴シーンは見てみたかったよね。
二人は学園都市の外に出してくれると誘われたようですが出ていく気はありません。
まだまだ学園都市で破壊活動を勤しむつもりです。
浜面は滝壺を連れて偽造パスポートを作っている「工場否定(パーフェクトフィルム)」に会うために遊園地がある第六学区に向かいます。
遊園地内には園内に住める高級住宅街が存在します。
一軒の高級住宅の隣にテントが張られていてそこに工場否定が住んでいます。
テントに近づこうとした浜面と滝壺が謎の美女に襲われます。
浜面が殺されないように言葉を選びながら質問すると彼女がスクープ狙いのパパラッチだと判明しました。
ベニゾメ=ゼリーフィッシュと名乗るテンガロンハットにチャイナドレスの美女です。
ベニゾメは戦闘力は浜面よりも高いようです。
彼女は暗部の大物のスクープ写真を撮り脅しに使おうと考えていました。
学園都市から逃げ出そうとする大物が偽造パスポートを入手する為に工場否定の元に詰めかけると考え張っていたそうです。
撮影の邪魔をしないなら見逃すと言われて浜面と滝壺は大人しく待つことになります。
そこにレディバードが現れ襲撃してきました。
レディバードを強敵と判断したベニゾメは滝壺にスタンガンを撃ち込み囮にします。
レディバードの前から逃げ出し離れた場所からスクープを狙う事にします。
浜面は頭に血が上りベニゾメの邪魔をする為にニコラウスの金貨を使います。
ベニゾメの足を滑られ転倒させようとしました。
ベニゾメはそれを予測していてニコラウスの金貨に足を滑らせるなと願いました。
二つの相反する願いが発せられ相殺される事になりました。
まんまとベニゾメには逃げられてしまいます。
残っているのは浜面と滝壺だけです。
レディーバードに八つ裂きにされそうだったのですが幽霊女が助けてくれました。
幽霊女の指示に従いベニゾメの落としていったショットガンを撃ちます。
不調になったレディバードはその場を離れました。
幽霊女は手遅れになる前にここを離れろと言ってきました。
浜面は滝壺を連れて一時その場を離れます。
スタンガンで撃たれた事で体晶の効果を薄めていた薬の効き目が無くなりました。
滝壺が苦しみ始めます。
混乱する浜面を滝壺が諭します、希望に向かわなくては駄目と言ってくれます。
冷静さを取り戻した浜面は幽霊女が自分たちを助けた理由を悟ります。
幽霊女は敵対者が居なくなった工場否定と会っていると推測します。
浜面は工場否定のテントに押し入りました。
そこには幽霊女をフリルサンド君と呼ぶ男が来ていて工場否定に偽造パスポートを作ってもらっていました。
男はドレンチャー=木原=レパトリという名前です。
フリルサンドの強さに自信があるドレンチャーは浜面の侵入に平気な顔をしています。
浜面は釘打ち機を手に取り工場否定に付きつけました。
工場否定を脅して自分たちの偽造パスポートを作らせようと考えたようです。
交渉に入ろうとしたところで何者かが工場否定の頭を撃ち抜き殺してしまいます!!
浜面はベニゾメが残っていた事を思い出しました。
彼がテントに来れたくらいですからねベニゾメも工場否定を撃ち殺す事もできるわけだ・・・
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行間 二
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アンナが一方通行に一方的に話しかけています。
一方通行が継承した学園都市に思いもよらない脆弱性が潜んでいる可能性を示唆しています。
一方通行は何も語りませんね・・・何か考えがあるのでしょうか?
計画が失敗しかけていてしょげているって事はないよね。
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第三章 学園都市最大の禁忌
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工場否定を狙撃したベニゾメの元に黒子と豊富がやって来ました。
黒子とベニゾメの戦いが始まりました。
黒子はテレポートで細かく移動しながら鉄杭をベニゾメに撃ち込もうとしています。
ベニゾメは視覚を攪乱して狙撃を逸らしながら攻撃のチャンスを伺っています。
二人の戦いにより銃弾が飛び交う事になっています。
工場否定が殺され偽造パスポートが入手できなくなったのでドレンチャーはその場を去る事にします。
去り際に残された希望は「学園都市最大の禁忌」だけだとの言葉を残しました。
浜面は工場否定のテントを漁る事にします。
彼が逃げずに留まっていた理由を調べようとしています。
他のテントを調べようとして外に出ようとして巨乳ちゃんに顔を埋める事になりました。
浜面は偽造パスポートを手に入れる為にやってきたヴィヴァーナのおっぱいにぶつかってしまいます。
浜面はちょくちょく美味しい目にあってますね。
ヴィヴァーナに工場否定が殺されたので偽造パスポートは手に入らない事を教えます。
ヴィヴァーナは絶叫していました。
ヴィヴァーナが滝壺の体調が悪い事に気が付きました。
テントの中で滝壺を脱がして触診を始めます。
浜面は見ていたかったようですが滝壺に追い出されました。
外で待っていると滝壺の悲鳴が聞こえてきました。
中に入ると滝壺はお灸をされていました。
お灸には血流を操作して体調不良を訴えるシグナルを胡麻化す効果があるそうです。
テントを捜索した浜面は「命綱」と掛かれたカードサイズの小さなハードディスクを入手しました。
特殊なネジで固定されたプラスチックのケースに入っています。
データを読み込むには特殊なネジを開ける事ができるドライバーが必要でした。
どこに向かえば良いのか分からない浜面にヴィヴァーナが学園都市のごみ集積場に向かえとアドバイスしてくれます。
浜面はヴィヴァーナに恩義を感じ彼女を同行させる事にします。
三人でごみ集積場に向かう事になりました。
黒子とベニゾメの戦いは学園都市の技術を使い筋肉を肥大化させた豊富の介入により決着しました。
巨大化した豊富にタックルされベニゾメは瀕死状態に陥りました。
黒子はアンチスキルの指令室に報告を行います。
ベニゾメが瀕死状態である事を報告するとオペレータは「死ねば良かったのに」と零します。
アンチスキル全体がおかしくなってますね。
次の現場に向かうために黒子と豊富を迎えにヘリが飛んできました。
黒子はヘリの起こす風によって現場が荒れてしまう事を危惧していますがアンチスキルは頓着しませんでした。
終わった事象に興味はないようですね。
それよりも次の獲物を仕留めたいって感情が強いようです。
根拠地に戻ったドレンチャーとフリルサンド#Gは子供たちの食事の支度をしています。
彼らはチャイルドエラーの子供たちを世話しているようです・・・良い人たちかも?
リサコという女の子が無くなったボールを探すためにマンホールの蓋を開けて下水道に降りていってしまいました。
リサコもニコラウスの金貨を持っていますね・・・
過愛と妖宴がアンチスキルの化学分析センターを襲撃しました。
二人は学園都市最大の禁忌には全く興味がありません。
化学分析センターは二本のビルで構成されています。
アンチスキルは双子を分断して片方を確実に倒そうと考えていました。
過愛と妖宴は二手に分かれて別々のビルに侵入しました。
過愛の入ったビルの方にアンチスキルが待ち構えていました。
黒子がやってきて過愛と戦闘を始めます。
ビルを腐らせる過愛に対して黒子は屋上に向かってテレポートしていきます。
過愛の放つ毒素から逃げているようです。
黒子は過愛の戦法を研究していました。
風向きを変えて過愛の使役するネズミに過愛自身を喰わせる事に成功しました。
ネズミに覆いつくされた過愛は自分の身体を分解して下水に逃げていきました。
黒子は毒素を浴びてしまっていて危険な状態に陥ります。
動けない黒子は豊富に逃げた過愛を追えと命じました。
過愛を追って豊富が下水道に潜る事になります。
ごみ集積場に向かっている浜面たちは地下道を使っています。
途中でヴィヴァーナと逸れてしまいました・・・浜面はヴィヴァーナが気を利かせて去って行ったと考えます。
しかしヴィヴァーナは迷子になっただけでした。
下水道で豊富がデロデロに解けて肉塊になっている過愛と遭遇しました。
過愛は解毒薬を振りかけて元の姿に戻ろうとしていましたが戻れないようです。
豊富の存在に気付いた過愛が話しかけてきました。
この場所を知っている豊富の事を嫌普性と指摘しました。
豊富は自分はアンチスキルだと言い張りますが過愛は笑っています。
過愛に指摘されて豊富は過去に犯した罪を思い出してしまったようです。
ぶつぶつと独り言を言い始めます。
過愛は下水に溶け出す事になりました・・・下水と混じり合う事で永遠を得たようです・・・
汚れたいと願っていた彼女は満足なようです。
独り言をぶつぶつ呟いている豊富を下水道に降りてきたリサコが目撃します。
豊富は巨大化していたので彼の事を化け物と思い悲鳴を上げて逃げ出しました。
豊富は常軌を逸していますね・・・逃げたリサコを嫌普性と断定し追い始めます。
リサコは豊富に殺される運命にあったのですが木原脳幹に助けられる事になりました。
脳幹(大型犬)を見たリサコは喋る犬に驚いています。
脳幹が理知的に語りかけるので恐慌状態に陥ったりはしませんでした。
脳幹は振り返らずに逃げろと命じます。
リサコが走り去り脳幹が豊富と対峙する事になりました。
豊富の様子を見た脳幹は豊富が犯した罪の内容を理解したようです。
豊富は家族を守る為に木原を殺して下水に捨てた過去があるようですよ。
真実を指摘されて豊富がブチ切れました・・・脳幹に襲い掛かります。
逃げたリサコが地下道から出てきました。
そこで迷子になっていたヴィヴァーナにぶつかります。
さらに脳幹を倒した豊富が出てきました!!
リサコは悲鳴を上げています。
ヴィヴァーナは戦闘力皆無だと思っていたのですが拷問術を応用した戦闘スタイルで豊富を圧倒します。
豊富の絶大なパワーを逆用して豊富を下水道に吹き飛ばしました。
リサコは目を丸くしてヴィヴァーナの強さに驚いています。
リサコはお礼を言ってヴィヴァーナと別れました。
リサコが居なくなるとヴィヴァーナが吐血する事になります。
豊富のパワーを分散して受け止めたのですが衝撃は大きかったようです。
内臓に大きなダメージを負う事になりました。
助からないと自分が助からないと確信したヴィヴァーナは浜面と滝壺の援護に向かう事にします・・・良い人だ。
毒素に犯された黒子は戦闘現場の近くで寝かされていました。
黄泉川が黒子の収容先の病院を探しています。
被害者が大量に発生していて空きが無いようで搬送先探しは難航しています。
アンチスキルが放置したビルから妖宴が出てきました。
過愛の身体に埋め込んだGPS発信機の信号が途絶えた事に気が付き恐慌状態に陥っています。
身体からGPSが外れたと分かり過愛が溶けたんだと察します。
ニコラウスの金貨(妖宴も持ってたのね)にお願いして道路を陥没させます。
地面から巨大化して豊富が出てきました。
ニコラウスの金貨が豊富を動かして地下から地面をぶち抜かせたようです。
妖宴の執着心は凄まじい物がありました。
吹き出した下水を大口を開けて呑み始めます。
妖宴は下水を取り込み体内で凝縮させて過愛を復元させようと考えたようです。
たっぷりと毒素を含んだ下水を飲み込んだので妖宴自身が毒素に犯されます。
吐血しながら痙攣しています。
ニコラウスの金貨に命じて過愛を助け出そうとしたようですが使ったばかりなのでチャージが足りません。
妖宴は自分が失敗した事を悟り意識を失いました。
豊富が黄泉川に過愛から入手した解毒薬を渡します。
これで黒子は助かる可能性が出てきました。
黄泉川は平静さを保ち指示を出していましたが妖宴と豊富の悲惨な姿を見たアンチスキルのメンバーが恐慌状態に陥ります。
自分たちの行ってきた作戦が正しかったのか疑問を抱いてしまいます。
心が折れてしまった隊員が続出する事になります。
最後に残った指揮車両も恐慌状態に陥ったアンチスキルによって内部から破壊されました。
アンチスキルは作戦の指針となっていた「壊滅手配(アウトランク)」を失い作戦行動が取れなくなりました。
ごみ集積場に到着した浜面はニコラウスの金貨にお願いしてハードディスを開けるのに必要なドライバーの位置を教えてもらいます。
浜面と滝壺はごみ集積場にある木原端数の研究所とは知らずに中に入り込む事になります。
研究所の中でドライバーを発見してハードディスクのケースを開けました。
スマートフォンとハードディスクを接続して読み込みを始めます。
読み取りを待つ浜面と滝壺の元にレディバードがやってきました。
レディバードは不審者(浜面と滝壺)を排除しようとしています。
浜面と滝壺では勝ち目はないのですがヴィヴァーナが助けに来てくれました。
ヴィヴァーナはレディバードの口の中に手を突っ込んで火の付いた何かを入れたようです。
レディバードが能力を行使しました・・・ヴィヴァーナは炎に包まれ突き飛ばされます。
レディバードは調子を崩したようですね端数の元に逃げ帰ります。
お礼を言われてみたかったと言い残してヴィヴァーナは死にました。
浜面はヴィヴァーナの死を悲しんでいます。
彼女が暗部に転げ落ちなければならなかった学園都市に憤りを覚えています。
ハードディスクの読み込みが終わりました。
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行間 三
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アンナが一方通行に話しかけていると一人の統括理事がやってきました。
ヴァルアート=シグナルという学園都市の建設分野を牛耳る人物です。
ヴァルアートは一方通行が何を考えているのか知りたかったようですね。
一方通行が明確な意思を示します。
一方通行は誰が最初に文句を言いに来るか待っていました。
敵の正体が知れて喜んでいるようです。
学園都市の存続を願うヴァルアートに対して一方通行は学園都市の存続に興味が無い事を示しました。
学園都市は破壊を望む為政者を得てしまったようです。
ヴァルアートは驚愕していますね。
一方通行が統括理事長に就任した時点で彼の築き上げた権力は瓦解する事が決まっていたようです。
ヴァルアートは逃げきれたのだろうか?
家族を守りたいと言って悪事に手を染めているんだよなー。
目的の為に手段を選ばないあたり彼は立派な暗部だな。
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第四章 魔王の仔
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リサコがドレンチャーの元に戻って来ました。
彼女の姿を見たソダテ君が帰って来ちゃったんだな、と呟きます。
彼はリサコが逃げ出すように仕向けていたようですね。
浜面が滝壺にお灸を据える事になっています。
ヴィヴァーナから貰った和綴じの本を参考にして滝壺の背中にマジックで印を書き込んでいます。
ブラを外した滝壺の魅惑的な背中に魅了されつつも頑張ってお灸に火をつけています。
生おっぱいを揉めないのが浜面だよなー。
ハードディスクから読み取ったデータを二人で検証する事になります。
浜面には理解できなかったようですが滝壺がデータの内容を読み解きます。
データは学園都市が取り寄せた公にできない物資のリストでした。
暗部はリサイクルと称して暗部の研究で出た廃棄物をロンダリングして物資の使用量を胡麻化そうとしていました。
暗部で使うための物資を搬入する学園都市の外に出られる極秘の入り口がある事が判明します。
それが学園都市最大の禁忌の正体のようですね。
場所は第十学区の大深度地下です。
浜面と滝壺は第十学区に向かう事になります。
浜面と滝壺が大深度地下に到着するとそこは戦場と化していました。
彼らの他にも学園都市最大の禁忌がこの場に存在すると知りえた暗部の人々が集まってきていました。
色々な階層の人々が居ますね。
アイドルをしている女の子まで来ています。
集まった暗部に属する人々とフリルサンド#Gが戦っていました。
フリルサンド#Gは暗部に所属する人間の争いから子供たちを守る為に戦っていました。
浜面と滝壺は息を潜めてフリルサンド#Gが立ち去るのを待ちます。
フリルサンド#Gが居なくなり二人は奥に進む事にします。
二人は見逃されたようですね。
奥にある扉を開けると巨大な操車場がありました。
12方向にレールが伸びています。
列車が用意されていて子供たちが乗せられていました。
そこに木原端数がレディバードを連れてやって来ました。
端数はフリルサンド#Gの特性を理解していたようです。
人口幽霊のフリルサンド#Gはドレンチャーが保護している子供たちを使って発現しているようです。
浜面は人の好さそうなドレンチャーが嫌普性だったと思い込みます。
端数がフリルサンド#Gを無力化しました。
端数が自分たちも列車に乗せて欲しいと提案してきました。
戦力を失ったドレンチャーは快諾します。
浜面は邪魔な自分と滝壺は消されると恐怖します。
端数が子供たちを数人譲って欲しいと言ってきました。
意外な事にドレンチャーが激しい嫌悪感を示し拒否します。
持っていたリボルバーで端数を撃ちますがレディバードに弾き返され跳弾を浴びる事になりました。
ドレンチャーは暗部に食い物にされているチャイルドエラーを救おうとしていました。
木原と名乗り資金を集めてフリルサンド#Gを作り出し子供たちを守ろうとしていました。
ドレンチャーは木原一族では無いのね。
ドレンチャーは浜面の事を暗部に染まり切った悪人では無いと評価していました。
浜面に子供たちを託す事にします。
目の前で正義の行いを見せられた浜面は端数とレディバード撃破に挑む事になります。
アネリに命じて子供たちが乗っている列車を発車させました。
しかしドレンチャーを疑っていたソダテ君がリサコを連れ出し列車から降りてしまいます。
ドレンチャーの目的を知ったソダテは自分が間違っていた事を知り茫然としています。
浜面はアネリに命じて二人を端数から守りながら戦う事になりました。
戦闘力が低い浜面はこれまでに見てきたレディバードの戦い方を思い出し対策を講じていきます。
レディーバードは浜面と戦いながら端数が子供を欲した理由を不思議に思っています。
レディーバードは自分が機械だけで作られているアンドロイドだと信じていました。
超能力が使え機械だけで出来ている自分が居れば暗部の研究に子供たちが消費される事は無くなると考えています。
それを成し遂げた端数の研究は素晴らしいと考え彼の事を崇拝していました。
浜面が戦闘中にレディーバードが使う超能力が変わっている事に気が付きます。
浜面は端数の研究所があったごみ処理場で冷蔵庫の中を見ていました。
浜面はレディバードに人間の部品が使われている事に気が付きました。
激しい戦闘の結果レディバードに負荷が掛かり背中の蓋が開いてしまいました!!
中には細く加工された人間の脳繊維が入っていました。
レディーバードは守りたいと思っていた人間を消費している事を知ってしまい絶叫しています。
彼女の慟哭なんて気にしない端数はレディーバードの完成度の高さを自慢してきます。
レディーバードは自己保存の本能に従い子供(ソダテかリサコ)を捕食しようと迫って来ます。
浜面はレディバードの尊厳を守る為に彼女を破壊する事にします。
煙を使い彼女の視覚を胡麻化し体操服を着せたドラム缶を取り込ませます。
背中の蓋が閉まり切らないレディーバードに拳銃を撃ち込み爆発させました。
浜面は端数を始末する事にします。
レディーバードの改善点が見つかった端数は生き残ろうとして必死に頭を巡らせています。
端数が浜面が捨てたチャージ済みのニコラウスの金貨を発見します。
金貨に飛び付き拳銃を暴発させろと願いました。
願いはかない拳銃が暴発しましたが端数の考えていた暴発とは違いました。
浜面は銃口を端数に向けていました。
浜面は引き金を引かなかったのですが暴発により端数の腹を撃ち抜く結果となりました。
端数は5分以上苦しんだ末に死にました。
引き金を引いていないの浜面は木原殺しには成っていない?
ニコラウスの金貨が重要な局面で結果を左右してますね。
これがアンナの狙いなのか?
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行間 四
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アンナが一方通行に話しかけています。
彼女の口ぶりからすると一方通行の行ったオペレーション・ハンドカフスにアンナはニコラウスの金貨を使って介入していたようです。
確かに追い詰められた暗部の人々はニコラウスの金貨を使っていましたね。
そして自分の思い通りの結果を出せませんでした。
浜面だけが最終局面でニコラウスの金貨を捨てる事ができました。
アンナは浜面を見逃していた事を意外に感じています。
アンナは魔術の自由度が科学の計画に勝てるって事を示したかったようです。
言われっぱなしで怒ったクリファパズルがアンナに飛びかかりましたが彼女の守護者なのかな?何者かが出てきて撃退されました。
アンナには人工悪魔を軽く捻れる味方がいるみたいです。
満足な実験結果を得られた、彼によろしく、と言ってアンナは去っていきました。
彼とはアレイスターの事なのか?
一方通行はアンナが存在する限り正義を成す事が難しいと理解しました。
どうする?ここで諦めるのか?
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終章 闇の産声は高らかに
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第七学区の病院に搬送された黒子が目を覚まします。
豊富が持ってきた解毒薬が効いたようですね。
搬送先の病室で黒子は入院している美琴と食蜂操祈を発見しました。
食蜂が美琴と同じ病室でベビードール姿になっている事に驚愕しています。
黒子は操祈に美琴の隣という自分のポジションを奪われると危機感を抱きます。
操祈は嫌そうな顔でそれを否定していますよ・・・これは彼女の本心なのかな?
黒子の妄言を聞いていられないと感じた美琴が病室の窓を開けています・・・一体これから何が起こるんだ?
豊富に撃破されたと思われた脳幹は生き延びて学園都市を脱出しました。
人間では通れない下水道を使い外にでたようです・・・流石大型犬。
脳幹は学園都市の外でアレイスターと再会しました。
アレイスターはアークビショップの肉体を魔術的に乗っ取り生き延びていました。
一方通行の失敗を知ってもアレイスターはまだ彼に学園都市を任せるつもりの様です。
傍観を続けようとするアレイスターに脳幹が「少しは働けよ」と忠告しています。
脳幹はアレイスターに魔術を撃滅して欲しいようです・・・アレイスターは動いてくれるんでしょうか?期待薄だな。
暗部に属する実力者達、海原光貴、エツァリ、絹旗最愛、麦野沈利、ドレスの少女、雲川芹亜とその妹、フレメア=セイヴェルン、フロイライン=クロイトゥーネ、結標淡希は無事に難局を乗り切りました。
流石ですねー。
結標が隠れていたのは死体安置所の冷凍ロッカーでした。
着眼点が凄いですね・・・隠れる事に徹しています。
誰も居なくなった学園都市最大の禁忌、カキキエ隧道に端数に倒されたフリルサンド#Gが出現しました。
ドレンチャーの死体を発見した彼女が慟哭を上げています。
カキキエ隧道にはAIM拡散力場が存在しました。
それがフリルサンド#Gに収束する事になります。
フリルサンド#Gは怨霊として再起動する事になったようです。
大切なドレンチャーを殺されてしまった彼女は復讐に走る事になるのでしょうか?
浜面はカキキエ隧道を通って学園都市の外に逃げるのではなく戻って罪を償い自分の権利を守る為の戦いを始める事にしました。
滝壺に肩を借りて学園都市に戻って来ました。
助けた少年(ソダテ)と少女(リサコ)は浜面に付いてきました。
戻って来た浜面を黄泉川が向かえます。
浜面が黄泉川に罪を償う事と自由を獲得する為に学園都市と戦う事を告げます。
浜面の宣言を聞いた黄泉川は彼が真面な手段で行動を開始する事を喜んでいます。
まず最初に滝壺を治療する為に人工透析の準備を始めて欲しいとお願いします。
続けて列車に乗って学園都市の外に出た子供たちの行方を追って欲しいとお願いしたところで銃声が響きました。
黄泉川が所持している拳銃が暴発して浜面に当たったようです。
浜面は声の人から頼まれたお守りを妹に返せなかったと後悔しながら倒れました。
これはアンナが何かしたんだろうか?
アンナはニコラウスの金貨はクリスマス限定の霊装と言っていました・・・
クリスマスが終わる前に戻って来たのが不味かったのか?
最後が締まらないのが浜面らしいです・・・浜面はどうなったんだろう?
死んだとは思いたくないぞ。
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成分美少女敵戦力科学魔術幻想殺しラッキースケベ
評価AAAAAAAAAAAACAAA
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