ラノベの感想) アストラル・オンライン 1 魔王の呪いで最強美少女になったオレ、最弱職だがチートスキルで超成長して無双する (HJ文庫)


概略:
男子高校生で雑食ゲーマーの上條蒼空が低評価ゲームをクリアしました。高評価と低評価を交互にプレイする習慣を持っています。高評価ゲームを選ぶことになり友人や妹に勧められているアストラル・オンラインを始める事にします。早くプレイしたかったのでソラってプレイヤーネームで始めました。最初のプレイでいきなりラスボスである魔王が住む魔王城に転送されてしまいます。諦めずに魔王を倒そうと果敢に挑みます。戦いは魔王の勝利で終わるんですが彼女の攻撃を何度も防いだので気に入られてしまいます。魔王はソラがゲームを途中で投げ出せなくする為に呪いを掛けました。

レーベル:HJ文庫
発行日:2022/10/1
著者:神無フム
イラスト:拍石蒼
ISBN:978-4-7986-2969-8
雰囲気:期待、異常事態、妹弟子、最悪な予想、王女、特殊シナリオ、変身、リアル美少女襲来

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プロローグ アストラル・オンライン
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廃人ゲーマー寸前の上条蒼空は一つのクソゲーをクリアしました。
彼は低評価ゲームと高評価ゲームを交互にプレイしています。
バランスを取っているのね。
次は高評価ゲームをプレイする番なので物色を始めます。
スカイ・ハイファンタジーというVRMMORPG内で何らかのトラブルに遭ったらしくVRMMORPGは避けていました。
スカイ・ハイファンタジーの運営名義で蒼空と妹の詩織あてにアストラル・オンラインというゲームのDLカードが送られてきました。
運営がDLカードを送ってくる?引退する程の問題って何だろうね?
一人でプレイできるゲームを好んでいるのですが食指をくすぐるタイトルがありませんでした。
詩織や友人達もアストラル・オンラインをプレイしています。
友人たちからスカイ・ハイファンタジーに誘うメッセージが届きました。
タイミングが良すぎるだろと思いつつ蒼空はプレイする事を決めます。
友人二人の職業を予想して二人を支援し易い「付与魔術師」を選択しました。
プレイヤーネームは本名をカタカナにしただけの「ソラ」にしました。
早くゲームを始めたいのでキャラメイクは適当に済ませてアストラル・オンラインの世界に降りたちます。

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第一章 レベル1の冒険者とラスボス
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通常はスタート地点であるユグドラシル王国の<始まりの広場>に出現する事になっています。
しかしソラが出現したのはラスボスの居城でした。
城の壁を触って触感がある事に感激しています。
アストラル・オンラインは素晴らしく手が込んだ作品だと分かり嬉しくなっています。
城の中を探索していたソラの前に銀髪の美少女が現れました!!
対人スキルが低めの彼は何と声を掛けて良いのか迷っています・・・
銀髪美少女が剣を抜いて攻撃姿勢を取ります。
彼女のステータスを確認するとラスボスの<終焉の魔王>シャイターンだと分かりました。
ソラは特殊イベントかバグの類だと考えます。
自分のレベルは1なので絶対に勝てません。
何の抵抗もしないで負ける気になれなかった彼は持っているスキルを総動員して抵抗を試みました。
攻撃を防がれた事でシャイターンがソラに興味を持ってしまいます。
ソラはシャイターンに負けてHPがゼロになりました。
消滅を待っている間にシャイターンが近付いてきてソラに話しかけてきます。
彼女はソラの事が気に入ったと言っていました。
ソラがアストラル・オンラインから逃げられないように呪いを掛けると言って彼の額にキスしてきました。
ソラは光の粒子になりゲームオーバーとなります。
ステータスを確認するとシャイターンとの戦闘で多くの経験値を獲得していました。
レベルが20にアップしています。
他にも効果絶大なステータスを付与されていました。
ソラは情報を集めてアストラル・オンラインの最前線がレベル19であると知ります。
一回の戦闘でトッププレイヤー並にステータスが向上しました。
成長に有利なステータスがテンコ盛りなのでトッププレイヤーと言えるかも?
気を取り直して始まりの広場に向かいます。
そこで二人の友人シン(高宮真司)とロウ(上月志郎)を探します。
二人ともソラと同じで見た目をカスタムしていませんでした。
二人を見つけたソラが声を掛けると人違いしていると言われます?
不思議に思っていると二人からソラの容姿が銀髪美少女になっている事を知らされます。
アストラル・オンラインではプレイヤーとアバターの性別を変える事はできません。
おかしな現象が発生中です。
ステータスを確認すると魔王の呪いで倒すまで姿が戻せないと判明しました。
ソラはシンとロウを路地裏に引っ張り込んで自分に起った珍現象を説明する事になります。
リアルでの二人の人には言いたくない秘密を打ち明けると蒼空だと信じて貰えました。
三人で狩りに行く事にします。
初心者フィールドでスライムを狩る事にします。
ソラに経験値獲得効率が上がるステータスが付与されているのでシンとロウまでレベルアップしました。
そのフィールドは彼らの適正レベルよりも下です。
レベルアップできた事に驚いていました。
ソラって攻略に有利過ぎるステータスを持たされたね。
女の子の悲鳴が聞こえてきました。
フィールドボスのドラゴン型のスライムに追われています。
ソラ達は彼女を助ける為にドラゴンスライムに挑みます。
ソラの保有するステータス強化のスキルを上手く使ってドラゴンスライムを倒しました。
がソラは大技を出したので空中に浮遊していたのですが着地に失敗します。
地面との激突を覚悟したのですが柔らかいモノに落ちました。
助けようとした女の子が受け止めようとして下敷きになっています。
ソラが助け起こそうとすると頬を染めていますね・・・
彼女は自分に百合気質があったと驚いています。
ソラは女の子と思われている上、女性に迫られそうになり引きつっています・・・そりゃ怖い。
女の子が自己紹介してくれます。
彼女はリンネというプレーヤー名を教えてくれました。
忍者職でVRジャーナリストをしているそうです。
ブログなどを公開して広告収入を得ているみたいです。
ソラはVRジャーナリストに忌避感を抱いていたのですが彼女がソラの師匠であるシグレと友達だと知り彼女を信じる事にします。
シンとロウもシグレと知り合いのようです。
リンネはソラに惚れこんでしまいました・・・最押しと言って彼の事を様付けて呼んできます。
ソラ達の戦闘動画を掲載したいと許可を求めてきます。
ソラは掲載条件の一つに様付けをやめて欲しいとお願いしたのですが断られます。
様付けは続くようですね。
ソラの職業<付与魔術師>は不人気職だそうです。
掲載時には職業が判りにくくしてくれるそうです・・・ソラは掲載を了承しました。
別れ得際にリンネがソラを抱きしめようとしてきました!!
ソラは危機察知能力の高さを発揮して避けています。
リンネは一筋縄ではいかないと理解してソラをモノにする決意を高めています。
スライムドラゴンを倒したのでレアなドロップアイテムを獲得しました。
<コート・オブ・ドラグナイト>というカッコイイ名称でした。
ソラは早速装備してみる事にします。
シンとロウの前で見せびらかそうと一回転しました・・・
カッコイイと賞賛される事を期待していたのですが腹を抱えて笑われます。
二人の視線が頭上に集まっていたので確認してみると小さな角が生えていました!!
見かけが銀髪美少女なので可愛らしさが増しています。
二人は銀髪美少女の中身が男と知っているのでそりゃおかしくて笑うわな。
ソラはガッカリしていました。

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第二章 現実の異変
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休憩する為にアストラル・オンラインからログアウトしたソラが驚愕の事実と遭遇します。
現実世界の自分の身体がゲーム内のソラそっくりの女の子になっていました!!
昼食ができたと呼びにきた妹の詩織は驚きの余り気絶してしまいます。
詩織が気絶している間に自分で女の子の身体になってしまった事を確認しました。
どこまで確認したのか気になりますね・・・このスケベ野郎。
まあ動転しているみたいなのでエロイ事は試してないみたいだが・・・
目覚めた詩織にアストラル・オンラインで起った出来事を説明して自分が蒼空であると説明しました。
詩織は蒼空の話を信じてくれます。
詩織はソラの背後に回っておっぱいを揉み揉みしてきましたよ!!
おっぱいが本物であると確認できたので女の子になってしまったと納得してくれたようだ。
詩織が病院に行って検査してもらった方が良いと提案してきます。
女の子になってしまった過程をうまく説明できそうもありません。
詩織が所属しているゲームが好きな女子の集まり「ゲーマーフロイライン」の友人に総合病院で働いているメガネ美人が居ます。
ユリメイというPNの女性なのですが彼女に相談してくれる事になりました。
二人の両親は大事な仕事の為に海外に出ています。
両親にどう報告するか悩んだ末に心配を掛けない為に二人が帰国する日に打ち明ける事に決めました。
詩織からソラの存在がゲーム内で噂になっていると教えられます。
アストラル・オンラインではキャラメイクで白系は使えないそうです。
綺麗な銀髪のソラはどうやって作ったのか?と話題になっていました。
戦闘の様子を見たプレイヤーも多くソラの使った攻撃手段が話題になっているそうです。
銀髪についてはスペシャルクエストの報酬と誤魔化す事にしました。
フロイラインのメンバーを中心に作った三大クランの一つ<フロイライン・ブリゲイド>はソラを勧誘しようと考えているそうです。
詩織は底のメンバーだそうです。
詩織はソラが他人にすごく気を遣うと知っているので気心の知れた友達とプレイする方が楽しめるだろうから誘わない言っていました。
ソラは妹の心遣いに嬉しくなっています。
ボディが女の子になってしまってもVRヘッドギアの認証を通過できるのか不安だったようですが問題無く起動できました。
シンとロウとの待ち合わせ場所に向かったのですが二人は来ていませんでした。
待ち合わせ時間になっても姿を見せないので不審に思いメッセージを送るとログインしている事が分かりました。
近くで大きな歓声が上がります。
ソラが駆けつけるとシンとロウが倒れていました。
二人はソラをしつこく勧誘しようとしているプレイヤーと二対二のPvPを行い負けていました。
<ヘルサンドヘブン>ってクランに所属しているグレンとガルドってプレイヤーと戦い負けました。
決闘はシンとロウから申し込んだそうですよ。
勝てたらソラへの勧誘は辞めてもらう条件を提示していました。
グレンにはソラと戦う意思は無いのですがガルドはソラ、シン、ロウ、をウソつき呼ばわりしてきました。
ソラの実力が何らかの不正によるものだと思っているようです。
シンとロウを罵倒され頭にきたソラはガルドに決闘を申し込みました。
グレンとガルドはプロゲーマーを名乗っていたのですがソラの師匠には遠く及ばないようです。
ソラは「十秒持ち堪えたら、褒めてやるよ」と言って決闘を開始しました。
銀髪美少女に罵倒されています、この手の行為が好きな人には飛んでもないご褒美なのですがガルドにその気はないようです残念。
ガルドは怒り心頭だったようですがソラの初手で負ける事になりました。
怒っているソラは次にグレンに決闘を申し込みますがキリエと名乗る女鍛冶師が割って入りました。
キリエはグレンに向かって装備も整っていない初心者相手に何をしているんだ?と諭します。
グレンは何かに気付いたようですね・・・ソラの挑戦にNOと回答して決闘を降りました。
グレンが去るとソラはキリエに余計な真似をするなと詰め寄ります。
キリエからソラの使っている武器の耐久値が無くなりかけていると教えられました。
ソラは自分が熱くなっていた事に気が付きキリエに謝っています。
キリエがソラを自分の店に誘います。
彼女は三大クランの一つ<天目一筒>の副団長だそうです。
キリエが耐久値が付きかけている武器から素材が作れると教えてくれました。
ソラの装備している<エアスト・ブレイド>を素材に戻してみたいとお願いしてきました。
一本ただで剣を作ってくれると言われてソラは快諾しました。
シンとロウには好きな武器を一つくれる事になりました。
キリエの凄さを知っている二人は大喜びしていました。
キリエが剣を作っている間ソラが店番をする事になりました。
剣の整備を頼のんだ客に渡す剣を預かります。
仕様で盗みは働けず、支払いは自動で行われます。
店番役はやって来た客にあいさつし、購入者に商品を渡してお礼を言うだけの仕事です。
これなら自分でもできるとおもったようですが上手く笑えませんでした。
何度か接客するうちに上手に笑えるようになります。
高校生っぽい少年がやってきたので彼に笑顔で挨拶しました。
ソラの笑顔を見た少年は真っ赤になって「天使」と呟き石のように固まります。
心配して声を掛けると出直してきますと言って帰ってしまいました。
ソラは自分の応対に問題があったのだろうか?と不思議そうにしています。
まだ自分の笑顔が破壊力満点だとは気付いていません。
キリエから預かった剣の持ち主が取りにきました。
クロと名乗ります。
クロはソラの事を知っているみたいです。
男の子と聞いていたのに?と不思議そうにしています。
理由を問うとシグレお姉ちゃんから最強の従弟で弟子と聞いていると言われました。
ソラの師匠とは従姉でプロゲーマーでシグレというPNのようだね。
ソラが剣を渡すと受け取り支払いを済ませました。
クロが不意打ちで斬りかかって来ましたよ!!
ソラが不意打ちをかわすとシグレの言っていたとおりだと驚いています。
シグレとの関係を問うとクロもシグレの弟子なんだそうです。
今の兄弟子を試してこいと言われたので斬りかかってきたそうです・・・
シグレなら言いそうだとソラが納得しています。
キリエの剣が出来上がるのを待って決闘してあげる事にします。
妹弟子と知りクロの実力に興味が沸いたようです。
キリエの作ってくれた<シルヴァ・ブレイド>で相手をする事になります。
クロの攻撃にソラは難なく対応しています。
綺麗に受け止められて上から目線で褒められたのでクロは不服そうです。
ソラは実力を見せる事にします。
結果はソラの勝ちでした。
クロはソラの使ったスキルに驚いています。
勝った方がなんでも一ついう事を聞くって条件で決闘を行いました。
クロのお願いは友達になって欲しいでしたよ。
ソラはクロの友達になる事にします。
負けたクロはペナルティで動けません。
ソラがお姫様抱っこで運ぶことになります。
美しい百合展開に周囲の男性たちが反応しました。
自分達もクロの友達になりたいと言い出します。
NPUが立ち上げた<LMD>という「百合の間に挟まる男に死あれ」との文字を背中に記載した集団が登場します。
友達申請をしてきた男性たちを連行していきました。
アストラル・オンラインにはヘンテコな組織が存在するようです。
キリエの店にシグレがやって来ました!!
彼女はソラの様子を見に来たようです。
キリエとシグレは友人で、大学時代にVRサークルで知り合ったそうです。
キリエが戸締りしてソラに起った不思議現象を説明する事になりました。
クロも参加したそうにしていましたが早起きしてゲームをしていたので休憩の為ログアウトしました。
シグレからクロの素性を教えられます。
彼女はシグレの親戚の子供で中一だそうです。
一年前に色々と事情があり両親が不在なんだそうです。
そこで金銭的に余裕のあるシグレが預かる事になったそうです。
引き籠り気味なので一緒にアストラル・オンラインを遊ぶ事にしたそうですよ。
クロはVRゲームを始めて半年だそうです。
ソラはその呑み込みの速さに驚いていました。
ソラはシグレとキリエにアストラル・オンラインの初回プレイで魔王と戦い、呪いによって女の子になってしまった経緯を教えます。
現実の肉体も女の子になってしまった事までは言えませんでした。
鋭いシグレはアバター以外にも問題が発生していると気が付きます。
追及されそうになったソラはユニークスキル<ルシフェル>について説明しました。
天命残数を消費して<ルシファー>になるのですが試していないと教えました。
天命残数が何を表しているのか分からないので試せていないと伝えます。
シグレから好判断だと言われます。
シグレは天命残数が人間の寿命に酷似していると指摘します。
アストラル・オンラインは一人の人間が一回しかインストールできません。
キリエがシグレの考えでは天命残数が尽きたプレイヤーは二度とアストラル・オンラインをプレイできないって事になると指摘します。
これを聞いてソラは肝を冷やしています。
ゲーム内の呪いで現実の身体も女の子に変化しました。
シグレ理論が正しい場合、ゲーム内で天命残数がゼロになると死ぬことになる。
余りの衝撃にソラはアストラル・オンラインが秘めている恐ろしい事実を伝える事ができませんでした。
ソラ以外のプレイヤーも天命残数がゼロになるとリアルで死亡する事になるのか?
魔王の呪いを受けたソラだけの仕様なのか?
やたらに有利なステータスを持っているのでありそうだね。

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第三章 精霊の森
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天命残数がゼロになると現実で死ぬ可能性があると気付いた蒼空はアストラル・オンラインを辞めるか一瞬考えます。
魔王と再び戦う約束をしたので辞めるのはカッコ悪と思い直してゲーム続行を決めました。
ソラはアストラル・オンラインを攻略可能なゲームと認識しています。
必要な情報を集めようと考えました。
部屋から出て一階に降りると詩織に汗まみれである事を指摘され入浴する事になります。
ソラは女の子のボディになってしまっているので自分で身体を洗う事を躊躇っています。
詩織に相談すると彼女が一緒に入浴してくれると言い出しました。
詩織に身体を現れると考えるとソラは恥ずかしくなります。
断るのですがキチンと手入れできるの?と問われて詩織の提案を受け入れる事にしました。
ソラは目隠しして入浴する事になります。
隣で詩織が服を脱いでいる音を聞いて落ち着かない気分になっていますよ。
入浴が終わり着替える事になります。
ソラがブラを付ける事を躊躇っています。
付けなくても良いかと詩織に問うと、お兄ちゃんは美乳だから付けないとだめと言われました。
面と向かった美乳と言われたのを物凄いパワーワードだと感じています。
詩織から決闘で勝って目立ってしまった事を指摘されます。
SNSでソラの強さの秘密が話題になっています。
解析が得意なプレイヤーたちはソラの使ったスキルを言い当てていました。
ソラは自重する必要性を痛感しています。
本当に死んでしまうのか未検証なので天命残数がゼロになると死んでしまう可能性があると公にするのは躊躇われます。
現実の身体が魔王の呪いで女の子になってしまった事を知る詩織にだけは死ぬ可能性がある事を教えます。
詩織にアストラル・オンラインを辞めるように勧めますが断られました。
詩織は自分もシグレの弟子なので役に立てると考えているようですよ。
ソラはヤバいと思ったら逃げてくれと伝えます。
詩織は無理をしないでねと言ってきました。
お互いを大切な存在であると認識しながら抱きしめ合っています・・・百合展開(片方の中身は男なので疑似)
二人の元にアストラル・オンライン運営から第一回イベント開催の知らせが届きます。
詩織は所属クランからイベント会議したいから集まれとの連絡を貰います。
ソラは同じクランに入っていないので別々にイベント攻略に挑む事になります。
それぞれの部屋に戻ってログインしました。
ソラはシンとロウを誘いますが断られました。
決闘で負けたので特訓したい、攻略は明日からにするそうです・・・
ソラは単独でイベント攻略に挑む事にします。
イベントをが行われる妖精国<ティターニア>には<誓約の道>を通って向かう事になっています。
周囲は森になっていて道から外れるとプレイヤーよりレベル2倍のモンスターに襲われる事になります。
ソラは道から逸れないように進んでいました。
森の中から女の子の悲鳴が聞こえてきました!!
ソラは森の中に踏み込み女の子を助ける事にします。
まあゲームだからね・・・女の子の悲鳴が聞こえたら助けに行かねば・・・
襲われていたのはアリア・エアリアルと名乗るNPCで風星霊の国エアリアルの王女でした。
アリアはソラを一目見てルシフェル様ですか?とたずねてきました?
ソラは何でルシフェルって名前が出てくるんだ?と混乱しながらも人違いであり自分は冒険者のソラだと名乗ります。
元の性別は男であるとも教えてしまいます・・・焦っていたのか?
それを聞いたアリアは元の性別が転換なされたという事は、予言に記された「反転」の証。
つまりはルシフェル様の力を受け継がれたお方ッ!?と驚いています?
アリアからユニークシナリオに参加して欲しいとお願いされます。
ユニークシナリオとは特殊な条件を達成する事で発生する物語です。
誰でも参加できる訳ではないってところに惹かれてソラはアリアのクエストを受注する事にしました。
パーティを組む事ができ参加可能人数は六人までです。
<誓約の道>から外れて森に入るには初期装備の服が必要でした。
その服は世界樹の加護が与えられていて一回だけ森を通り抜ける事ができるそうです。
防御力が高いわけでもなく高値で買い取って貰えるのでほとんどのプレイヤーは売り払っている筈です。
シンとロウは売り払ったそうですよ。
クロからフレンド申請してくれた事に対するお礼のメッセージが届きました。
彼女に初期装備の服を持っているか聞いてみると持っていると返ってきました。
ソラはクロを仲間に加える事にしました。
クロを迎えに行くためにソラが<誓約の道>に戻る事になります。
アリアには近くに隠れていてとお願いしてからクロを迎えに行きます。
クロを連れて戻ってくるとアリアの姿がありませんでした。
彼女は隠れているって約束を破り綺麗な蝶々を追いかけて行きモンスターに襲われていました。
ソラとクロは連携してモンスターを倒してアリアを助け出しました。
クロとアリアが自己紹介を交わします、お互いに気が合ったようで直ぐに打ち解けました。
クロは人見知り気味なので仲良くなれるか心配だったので良かったね。
アリアの案内で風精霊の国に向かう事になるのですが彼女かなりのドジっ子でした。
森の中を移動しているので足を滑らせてスカートを枝に引っかけて大変な事になっています。
クロからソラは見ちゃダメと注意されています。
ソラは今更パンツごときで興奮なんてしないけどね、と答えています。
アリアが簡易的な安全地帯を作り出すアイテム「テント」を使います。
三人でテントに入り並んで寝る事になりました。
ソラはログアウトしてトイレ休憩を取りエナジードリンクを飲んでから再ログインしました。
戻ってくるとソラの左右からアリアとソラが抱き着いてきていて眠っていました。
ソラは女の子の匂いと柔らかさを堪能する事になっています・・・百合展開(疑似)が発生しています。
アリアとクロがピュアなのでエロ展開になりそうもないのが残念だよ。
起きてから数時間歩くと風星霊の国に到着しました。
途中で遭遇したモンスターを倒しながらの移動だったのでレベルが上がりました。
クロは通常よりもレベルアップが速かった事に驚いています。
ソラの持っている称号の影響で獲得経験値が増えています・・・その効果を体感したようです。
ソラと一緒に効率的にレベルアップしたいと言い出さないクロが素敵です。
まだゲーマー色に染まっていないのかも・・・
アリアから国を守っている強力なゴーレムについて説明されます。
レベル50で範囲攻撃が可能だそうです。
ソラはスライムドラゴンと同様に希少なアイテムをドロップしそうだ挑戦してみようかな?と考えてたようです。
アリアからその強さを教えられて断念しました。
敵では無いと認識してもらう為にアリアと手を繋いで門を潜り入国する事になりました。
アリアを二人の女性兵士が出迎えてくれます。
アリアがソラをルシフェル様の力を引き継がれたソラ様ですと伝えるとひっくり返りそうな勢いで驚いています。
冒険者の客人は久々なので国中に伝達してくると言って二人は駆け出しました。
ソラとクロは城に向かいアリアの母親に紹介される事になるようです。

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第四章 蠅の大災厄
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アリアの母親で女王をしていシルフ・エアリアルと対面する事になりました。
ソラは彼女をアリアの姉と間違ってしまいます。
精霊族は一定の年齢になると老化が止まるんだそうです。
シルフは二百年近く今の姿なんだそうですよ。
彼女はロリババァ枠なのね・・・
シルフの護衛をしている女性騎士から威圧される事になりました。
ソラが耐えきると<精霊の指輪>という指輪を贈られます。
この指輪が精霊の国への通行許可証を兼ねています。
クエストを任せるに足る実力を持っているのか試したくて威圧してきたのね。
ソラにクエストをクリアするだけの実力があると判断したシルフはソラとクロに指輪をくれました。
これで初期装備の服を売り払っても精霊の国に入国できるね。
シルフからクエストの内容を説明される事になりました。
クエストは蠅の軍団を率いるボスを討伐して欲しいってモノでした。
ソラは引き受ける事にします。
クエスト攻略にはアリアが同行する必要があるそうです。
ボスを倒すには天に選ばれた王族の巫女の力が必要なんだそうです。
選ばれた証としてアリアの胸元に紋章が浮かび上がったそうです。
アリアが胸元を開いてみせてくれまよ・・・
ソラが依頼を引き受けると答えると感激したアリアがソラの抱き着いてきました。
胸元全開なアリアに抱き着かれてソラは真っ赤になって硬直していますね。
それを見たクロが冷たい眼差しで「ソラのへんたい」と呟きました。
美少女に抱き着かれて美少女に罵倒される・・・とても高度なご褒美を受け取りました。
これはヤル気も出るってもんでしょ!!
ボスが率いる蠅軍団を騎士団が引き付ける事になります。
その間にソラとクロとアリアと護衛のゴーレムがボスに挑む事になりました。
出撃準備が整うまで精霊の国を散策する事になります。
消費したアイテムを補充してから買い食いをする事になりました。
パン屋のお姉さんに焼きたてのピザを勧められます。
良い匂いがしたのでソラは買う事にします。
クロがゲーム内で飲食するならリアルに戻って補給を取ればいいのでは?との疑問を呈します。
ソラはVRゲームを始めて間が無いので仮想空間内での飲食の楽しさを教えてあげる事にします。
アストラル・オンラインは触感が優れているので匂いも格別に良いそうです。
ソラの食べっぷりが良いのでパン屋のお姉さんが喜んでくれました。
ソラの前にも黒い騎士が似たようなノリで美味しそうに食べてくれたそうです。
黒い騎士はパンを大量に購入してオマケでピザを貰ったんだそうですよ。
クロはクレープを試してみる事にします。
とてお美味しそうに食べていました。
ソラに休憩を取れとの警告が表示されます。
宿屋に向かう必要が出てきました・・・
クロからアストラル・オンラインにはパーティ割引と百合割引って制度があるそうですよ。
それを使って一緒の部屋をレンタルしようと誘われます・・・
まあ女の子同士だから問題は無いと思うんだけどね・・・ソラは詩織とシグレにバレて叱責される事を怖がり別々の部屋を取ると決めます。
部屋を取る前に緊急事態が発生したと知らされ城に向かう事になりました。
バアルソルジャーの大群が押し寄せてきたそうです。
即刻出陣する事になりました。
予定通りに騎士団がバアルソルジャーの気を引いている間にソラ達がボスに挑む事になります。
ボスであるバアル・ジェネラルのレベルは60です、厳しい戦いが予想されます。
バアル・ジェネラルは物理攻撃無効のスキルを持っています。
アリアの祈りでそれを無効化してから攻撃を始めました。
ソラ、クロ、騎士団の連携で攻撃を続けると二本あるHPバーの一本を削り切りました。
死者はまだ出ていません。
このまま削り切れると歓声があがりますがソラは何かがあると警戒しています。
バアル・ジェネラルが地震を起す範囲攻撃を放ってきました。
騎士団が行動不能になってしまいます。
ソラとクロで騎士団が動けるようになるまで時間を稼ぐと決めます。
バアル・ジェネラルは人型からより昆虫らしい姿に変身してバアル・ジェネラル・グラトニー>になりました。
ゴーレムはアリアを守って大破しました・・・彼女を守るモノが無くなります。
グラトニーが範囲攻撃を仕掛けようとしています。
ソラにできるのはクロとアリアを抱えて逃げる事だけのようです。
通常なら逃げる事を選択するのですがNPC達は死んだら生き返れないそうです。
ソラはNPCを一人も死なせたくないと思ってしまいます。
ソラの目の前にウィンドウ画面が表示されて対ボス戦スキル<光齎者>の存在を知らせてきました。
如何にも今使えと言っているようです・・・
ルシフェルを使えば現状を打開できると分かるとソラは使用を決めました。
天命残数を一つ消費するのが気になりますがソラは<光齎者>を使う事にしました。
ルシフェルを起動するとサポートシステムから性能説明が行われました。
今後のサポートはユニークスキル<ルシフェル>に引き継ぐそうです。
戦闘中のソラをルシフェルがサポートする事になります。
ソラが光齎者を起動したと知った魔王シャイターンが馬鹿笑いしています。
自分の命を、こんな世界に捧げる程の大馬鹿だったとは、と笑っています。
おぅ?自分の命を捧げると言っているので天命残数がゼロになるとプレイヤーが死んでしまうって予想は当たってそうです。
光齎者となったソラの背中から天使の羽が生えてきました・・・頭には天使の輪が輝いています。
飛行は意識操作で可能だとルシフェルが教えてくれました。
ソラは意識操作でソラを飛べるゲームも経験していたので直ぐに自由自在に飛行できるようになりました。
性能が滅茶苦茶高いのですが速攻で使いこなすソラのゲーム能力も凄いな。
光齎者となったソラがグラトニーを圧倒する事になります。
空中でグラトニーを真っ二つにしました。
ソラが勝ったのですがルシフェルから「・・・あ。マスター、これは不味いです」との報告が入ります。
スキル硬直が発生してしまいソラは行動不能となりました。
ルシフェルから硬直時間は五分と教えられます。
ソラは高さ十メートルから地面に向けて落下する事になりました。
激突前に硬直が解除される可能性はゼロです・・・ソラは死を覚悟しました。
ルシフェルから死を前にしても落ち着いていると指摘され慣れているからと答えています。
地面に激突する筈だったソラに横から走り込んだクロが飛び付いてきました。
クロに飛び付かれた事で落下の衝撃が緩和されてソラは死を免れました。
死を覚悟して目を閉じていたソラが目を開けるとクロの顔が目の前にありました。
左頬にクロからキスされてしまいます。
女の子にキスされてソラが照れてしまいます。
クロも勝手にキスしてしまった事を謝ってきました。
二人で真っ赤になって固まっているとアリアが助けにきましたよ。
ソラ達の寝ている場所の直前で自分の足が絡まり転びます。
アリアがソラに向かって倒れてきました。
ソラはアリアのおっぱいに顔を埋もれさせる事になってしまいます・・・羨ましいねー
見た目は女の子同士なので百合百合しているみたいに見えます。
披露から動けなくなったソラをクロとアリアが肩を貸して運ぶことになります。
クロとアリアが敵愾心を剥き出しにしてソラを取り合っています。
ソラは意識を手放す事にします。
蒼空が目覚めると自室のベッドの上でした。
横から「あ、やっと起きた!」との声が掛かります。
見ると見知らぬ美少女が蒼空の腰辺りにまたがって座っていました!!
動転しながら誰だ?と問うと一緒に旅をしたのに見てわからない?と言い返されます。
蒼空の上に座っていたのはクロの中の人、小鳥遊黎乃(たかなし くろの)でした。
蒼空の上に乗りながら自己紹介をしています。
アメリカに居る筈の彼女が日本に居る事と彼女の髪がプラチナブロンドに黒が交っている事を指摘します。
黎乃から自分が日本人と北欧出身のハーフだと説明されます。
日本に居るのはボス戦が終わった二日後にシグレと一緒に日本に引っ越してきたからだそうです。
あれ?って事は蒼空は数日間眠り続けていたのか?
黎乃は自分の髪の色にコンプレックスを持っているようですね。
蒼空が黎乃の髪が綺麗で天使がお迎えに来たのかと思ったと伝えます。
続けて、こんなにも綺麗な女の子、生まれて初めて見たよ、と正直な感想をストレートに述べました。
黎乃は真っ赤になってテレテレです。
蒼空の上から飛びのき部屋に入ってきた詩織の後ろに隠れました。
詩織は女の子になっても蒼空は天然たらしだから気を付けるようにと忠告しています。
詩織から寝ていた間の事を説明されます。
詩織は知り合いの医療関係者ユリメイに蒼空を診察してもらったそうです。
身体は性転換も含めて異常は特に無かったそうですよ。
蒼空は三日間ねていたようです。
蒼空が寝ている間に時雨と黎乃が引っ越してきたそうです。
詩織は時雨からの伝言を預かっていました。
今度からは問題が起こったらきちんと報告しろ。
意識が戻るまで待っているつもりだったが、どうしても外せない仕事で一週間ほど留守にする。
留守の間、私の代わりに黎乃の側で守って欲しい。
それで今回の件は許してやる、だそうです。
時雨はかなり怒っているみたいですね。
彼女にも魔王の呪いで女の子になってしまったとバレたのね。
黎乃の側で彼女を守るって何するんだ?と不思議がっていると詩織から驚愕の事実を知らされます。
黎乃と時雨は蒼空と詩織の両親と話して仕事で時雨が留守をする時は黎乃を家に泊める事になっていました!!
美少女と認めた女の子と同居するラブコメ展開に蒼空は動揺を隠せません。
詩織が昼食の準備に向かったので蒼空と黎乃の二人きりとなります。
気まずそうにしていますね・・・
気まずい空気を払拭する為に蒼空は男子高校生だった頃の写真を見せます。
写真を見た黎乃はどちらのソラも好きだよと答えました・・・ラブラブだな。
黎乃ってソラに惚れちゃったのだろうか?

>>
エピローグ 白い少女
>>
真っ白の世界で一人の少女が嬉しそうに踊っています。
ソラの事を光齎者と呼び、クロの事を光齎者を支える<黎明>の子と呼んでいます。
ウィンドウ越しに二人の様子を見ているようだね。
少女に報告が入りました。
ジェネラルを討伐されバアルソルジャーの討伐数も一定数に到達したので封印が二つ解かれたそうです。
もう一つのウィンドウが出てきて天上の住人である冒険者達が住む世界の様子が映し出されているようです。
少女が「さあ、始めましょう-”終焉と再誕の物語”その序章を」と呟くと画面の中が大きく振動しました。
冒険者達の世界は突如出現した「精霊の木」によって呑み込まれました。
あら?現実世界に異変が起こったって事ですか?

成分含有量(5:多い、1:少ない)
美少女5
百合(疑似)5
ラッキースケベ4
戦闘5
クエスト2
2


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