ラノベの感想) オーク英雄物語 忖度列伝 (富士見ファンタジア文庫)
概略:
大きな戦争が終わりオークは負けました。不利な条約を締結する事になります。オークの英雄バッシュが条約によって追い詰められます。自分のプライドを守る為、旅に出る事にします。オークキングのネメシスに旅立ちの許可を取りに行くと理由を盛大に誤解されます。ネメシスは条約によって入手困難になった嫁を探しに行くと誤解します。真の目的を知られるわけにはいかないのでバッシュはネメシスの推測を肯定します。彼が最初に向かたのはヒューマンの国です。オークの間でヒューマンの女騎士は大人気です。複数のオークが妻にするならヒューマンの女騎士、気が強い方が好ましいと言ってました。バッシュはその傾向に従う事にします。実は好みとかよく分かっていません。目的だけが明確なんだよ・・・誰にも言えないんだけど。他種族との対話は難しくヒューマンの国でも盛大に誤解されます、良い意味で・・・
レーベル:富士見ファンタジア文庫
発行日:2020/7/30
著者:理不尽な孫の手
イラスト:朝凪
ISBN:978-4-04-073665-5
雰囲気:英雄の悩み、嫁探しの旅、美少女騎士、共同作業、命令無視、救出劇でアピール、プロポーズ、新たな目的地、複数人の嫁候補
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プロローグ
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ヴァストニア大陸に住む十二の種族を巻き込み五千年以上続いていた戦争が終わりました。
そらから三年が経過して誰もが新しい事を始めようとしていました。
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第一章 ヒューマンの国 要塞都市クラッセル編
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1.英雄の出発
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戦争中に多大な戦果を挙げたバッシュというオークに「ヒーロー」の称号が与えられました。
英雄となったバッシュはオークたちの憧れです。
一人で酒場で酒を呑んでいると若いオークが自分を話題にしていました。
同じ店に居られたって事実だけで興奮気味です。
悪乗りして、今まで抱いた中で一番いい女は誰だった聞いてみよう、と言い出します。
バッシュは不機嫌い席を立ち店を出ていきました。
バッシュの態度を見た若者たちはカッコイイと尊敬しています。
ヒーローなのでどんな行動を取っても好意的に見られるようだね。
バッシュは背中を丸めて家路につきました・・・
バッシュには大きな悩みがありました。
彼は今年で28歳になりました。
未だに童貞です。
オークは雄しか存在しないので繁殖する場合は多種族の女をレイプしていました。
普通のオークは戦場で倒した敵の女を犯して子供を作っています。
バッシュは10歳で初陣をかざりました。
それからずーっと戦い続けていました。
休むのは三日に三時間ほどであとは戦いです。
戦争が終わってから普通のオークは倒した女を犯して楽しんでいたと知ります。
オークは戦争に負けてしまい不利な条件の条約を結ぶことになりました。
そこにオークにとって致命的な一文が含まれていました。
「他種族との合意なき性行為を禁じる」
このままではオークは絶滅してしまいます。
他種族から死刑囚や重犯罪者の女が「奉仕役」としてあてがわれる事になりました。
繁殖場に繋がれてオークの子供を産む役目を負う事になっています。
英湯であるバッシュは繁殖場に行けば最優先で使わせてもらえます。
しかし彼の行動は注目されるので童貞である彼は初々しい交尾姿を晒せないと考え行くのを躊躇っています。
オーク王には早く子供を作れと催促されています。
オークは30歳まで童貞でいると額に紋章が浮かび上がり魔法が使えるようになります。
魔法剣士になれるので戦力的にはありだと思うのですが名誉の問題が発生します。
30歳まで童貞ってことは10年以上も戦場で戦い続けたのに誰にも勝てなかったと同義です。
オークは戦場で倒した女をレイプするので童貞って事は勝った事がないって事になります。
バッシュには2年の猶予しかありません・・・焦っています。
バッシュは国を出てこっそり童貞を捨ててこようと決意しました。
オーク王の家に行き旅に出たいと伝える事にします。
オーク王ネメシスと対面したのですが中々言葉が出てきません。
ネメシスはバッシュに申し訳ない事をしたと考えていました。
オークが戦争で負けなければ彼には素敵な嫁を与える事ができました。
大きな功績を上げたオークには嫁を娶る権利が与えられます。
オークの社会は乱交社会だそうですよ。
一人の雌が多くの雄の子供を産むのが普通だそうです。
ヒーローだけに専用の雌が与えられるって事ね。
嫁は夫の世話を焼き夫だけの子供を産みます。
オークにとって最高の栄誉だそうです。
それが与えられない上に条約によってレイプも禁止されました。
五千年の間オークがレイプ以外で嫁を手に入れた事はありません。
つまり合意の上で愛し合うって事をした事ないのね・・・ナンパした事ないのね・・・試練だね。
バッシュが繁殖場に来ないのも奉仕役ではヒーローの嫁として相応しくないと考えているからだなと思っています。
ネメシスはバッシュが嫁を探しに行こうと考えていると予想します。
本当はこっそり童貞を捨てに行こうとしているだけなんだけどね・・・
バッシュが言葉を発する前に、嫁を探しに行くのだろう?、行ってこい皆には内緒にしておくと伝えました。
ネメシスはバッシュが進んで試練に挑もうとしていると考えています。
バッシュの方もネメシスの意図を誤解しています。
自分が童貞である事がバレていて捨てに行くのを認めてくれた。
童貞である事を笑ったりしない、名誉を回復する機会をくれた素晴らしい人と考えています。
お互いに巨大な誤解をしているのですがバッシュが嫁探しの旅に出る事が決まりました。
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2.フェアリー
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国を出たバッシュはヒューマンの国に向かう事にします。
オークの格言に「繁殖するならまずヒューマン」って言葉があります。
ヒューマンは繁殖力が強く非常に孕みやすく個体差はあるが体も丈夫で見た目も悪くありません。
繁殖相手としては適切です。
森の中を移動しているバッシュがモンスターに襲われている二人のヒューマンを発見しました。
戦闘開始の合図ウォークライを上げるとビビって逃げて行きました。
バッシュの目には二人のヒューマンが美人に見えました。
早速話しかけて見る事にします。
「お前たち・・・俺の子供を産まないか?」
オークにとっては普通のプロポーズの言葉なのですが二人は悲鳴をあげて逃げて行きました。
ギャー、犯されるぅ!
バッシュは二人が逃げて行った理由が分かりません。
彼としては普通にプロポーズしただけだからね・・・逃げられる理由が無いんだよね。
壊された馬車の中でフェアリー族を発見しました。
助けたフェアリー族は戦争中に伝令役としてバッシュと交流のあったゼルって人物です。
ゼルはバッシュの事を旦那と呼んで親し気です。
バッシュと再会できたことを大変喜んでいます。
フェアリーの国は退屈なので外に出てきて捕まったそうです。
バッシュが嫁探しの旅をしていると伝えると同行を申し出てきました。
バッシュは他種族の事を詳しく知りません。
知っているのは繁殖に適しているかどうかって事だけです。
伝令役をしていたゼルなら他種族にも詳しいだろうと考え旅の同行者とする事にします。
ゼルは今の時分オークの妻になろうって女は少ないかもしれないけどバッシュなら十人や二十人あっという間に見つけられると請け合います。
調子が良いですね・・・本当に可能なのだろうか?
二人はヒューマンの国に向かう事にします。
オーク流のプロポーズの言葉は安易に使わない方が良いよね。
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3.要塞都市クラッセル
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ヒューマンの国にある要塞都市クラッセルに到着したバッシュとゼルは町に入るのに一時間を要しました。
オークに対する偏見が色濃く残っていたからです。
ゼルが危険は無いと説明してくれたので町に入る事ができました。
町に入って早速ナンパを始めたのですがオークを見た女性は悲鳴をあげて逃げて行きました。
声を掛ける間もありませんでした。
オークへの偏見を持たない衛兵がやってきて良い宿屋を紹介してくれました。
宿の部屋でゼルからヒューマンの雌を惚れさせる方法をレクチャーされます。
ヒューマンは雄と雌が一対一でつがいになる。
左手の薬指に指輪をしている雌は結婚しているので声を掛けても無駄と教えられます。
ゼルも酒場で聞きかじった知識しか持っていないのですがマジメなバッシュは教えを実行する事にします。
水を用意して貰い水浴びをして清潔感を出します。
その後に香水を振りかけて良い匂いを出します。
バッシュが部屋が囲まれている事に気付きました。
ゼルは逃走を推奨しますがバッシュは対話を試みる事にします。
三人の騎士が入ってきてバッシュを馬車襲撃の容疑者扱いしてきました。
騎士を率いていたのは金髪の美少女でした。
彼女を一目見たバッシュは彼女と全裸で交尾している自分を夢想しています。
股間を直撃しているのですが固いパンツを履いていたのでテントを作らずに済みました・・・良かったねー。
子供は三人は欲しいと考えていると彼女の怒声で現実に引き戻されました。
彼女の左手に指輪があるのか確認しますが籠手を付けているので見えませんでした。
既婚者か未婚者か判別できませんが彼女を気に入ります。
美少女騎士はバッシュが話を聞いていないと思いイライラしています。
被害者は子供を産ませようとバッシュが近づいてきたと言っていると凄みます。
バッシュは他種族との合意なき性行為はオークキングの名において固く禁じられている。
合意を得ようとして話しかけただけだと主張しました。
バッシュは続けて、いきなり性行為を持ちかけても合意は得られないらしいな、と知りえた知識を披露します。
堂々と話すので美少女騎士の勢いが無くなります。
女性を犯そうとしたのではないと分かったので馬車襲撃犯だろと追及します。
ゼルからバッシュは自分を助けてくれただけだと説明され困惑しています。
フェアリー族の売買は禁じられています。
ゼルの話が本当なら馬車は密売業者のモノって事になります。
美少女騎士は密輸品を持ちだしたら盗みになるのか?と悩み始めました。
話がややこしくなってきて面倒になったのか美少女騎士はバッシュを連行すると言い出します。
バッシュは彼女の申し出を受ける事にしました。
バッシュが承諾したのでゼルと美少女騎士が驚いています。
美少女騎士はちょっと理不尽かも?と思っているのか?
バッシュが一緒に行けば美少女騎士と会話する機会が増すと考えています。
バッシュは会話によって彼女を口説き落とそうと考えていますね・・・上手くいくだろうか?
バッシュは完全に美少女騎士にロックオンしています。
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4.騎士団長ヒューストン
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要塞都市クラッセルの騎士団長ヒューストンが街道の襲撃事件の容疑者としてオークが捕まったと知らされます。
クラッセルは戦時中オークと戦い続けました。
部隊が壊滅して指揮権が自分に回ってきた時に偶々運良く撤退戦が成功して地位を得ました。
本人はオークから逃げ回っていただけなのですが周囲は勇猛な指揮官と認識しています。
戦争が終わってからヒューマンの国にやってくるのははぐれオークだけです。
はぐれオークはオークキングの定めた掟に従えない存在です。
オークキングとの取り決めでも殺していい事になっています。
はぐれオークなら殺していいと命じてあるのに連行してきたと言われます。
ヒューストンは成果を上げられていない新米騎士のジュディスが焦って誤認逮捕したんだなと予想します。
ジュディスとはバッシュを捕まえに来た美少女騎士ですよ。
取り調べを覗きに行く事にします。
取調室に居たオークはバッシュです。
ヒューストンは戦争中に何度もバッシュに酷い目に遭わされて彼の怖さを知っています。
戦後騎士になったジュディスはバッシュを知りませんでした。
バッシュの胸倉をつかんで恫喝していますよ・・・
「オラァ!さっさと吐け、このクソ豚が!」
ヒューストンは真っ青になってジュディスを止めます。
ジュディスにはヒューストンが弱気になっている理由が分かりません。
「豚殺しのヒューストン」殿ともあろうお方がそんな弱気な・・・と言って不思議そうにしていますね。
ジュディスが言う事をきかないので怒鳴りつけて恫喝をやめさせます。
叱られションボリしていますよ。
ヒューストンはバッシュの機嫌を取ろうとしてきます。
ジュディスの言った仇名を聞いてバッシュもヒューストンの事を思い出しました。
「懐かしいな。元気にしていたか?」と聞いてきました。
バッシュからジュディスの態度を怒ってはいないと言われます。
ヒューストンは慎重に会話を進めます。
ジュディスの尋問と同じ内容となりますが森に居た理由とクラッセルにやって来た目的を聞き出そうとします。
バッシュが森で襲撃された馬車を見つけたのは偶然。
クラッセルにはあるものを探しに来た、何を探しているかは言えないと答えます。
ヒューストンは勝手にバッシュがネメシスの密命を受けて行動していると納得します。
濡れ衣を掛けられても大人しく尋問を受けていたのはオークの国とヒューマンの国が戦争にならないように我慢したと捉えます。
本当のところはジュディスと会話して仲良くなりたいだけなんだけどね。
まさか嫁を探しに来ているとは思わないよね。
バッシュが馬車を襲う筈はないと判断して無罪放免と伝えてきます。
バッシュは帰りたくなさそうです・・・まあそうだねジュディスと友好関係を築けてないからね。
バッシュは未練がましくチラチラとジュディスの方を見ていますね。
ヒューストンはバッシュがジュディスに視線を送っている理由を誤認しました。
街道の襲撃事件がバッシュの探し物と関係していると誤解します。
ヒューストンはジュディスをバッシュに同行させようと言ってくれました。
内心バッシュは飛び上がって大喜びしただろう。
これの決定にジュディスが激しく抗議しました。
オークの事をよく知らない彼女は、女を犯すことしか考えていないような生物と一緒に行動させるつもりですか!?と不満を述べます。
まあバッシュはジュディスと交尾する為に彼女を口説こうとしているので、あながち間違ってないんだけどね。
バッシュは冷静に、条約で同意なき交尾は禁止されている、お前を犯す事はない、と伝えてきます。
これは彼の本心なのですがジュディスは信じられません。
尚もバッシュを罵倒してきます。
バッシュの怖さを知っているヒューストンは彼の怒りが爆発すると警戒してジュディスの胸倉をつかんで黙らせようとしてきます。
バッシュが「オーク英雄」という称号をもっていると教えますがジュディスは理解できませんでした。
バッシュはジュディスが会話する事もかなわない偉い方だと教えます。
ジュディスはオークを野蛮なだけの生き物と認識しているような?
聞き分けのないジュディスはヒューストンに恫喝される事になります。
ジュディスがバッシュを怒らせたせいでオークの国と戦争にでもなったら死罪は免れない。
平和な時代にギロチンに掛けられたいのか?と恫喝しました。
ジュディスが胸倉をつかまれて恫喝されているのを見たバッシュが、その手を離せ、と言ってしまいます。
女に命令してばかりで、恥ずかしくないのか?と告げます。
ジュディスに対してカッコつけようとしたようですが逆効果となります。
バッシュの発言の意図をヒューストンが盛大に誤解します。
誤認逮捕したうえ、酷い態度で接したジュディスを心配する事ができる凄い人物。
それに引き換え自分はおどおどへこへこして女に命令ばかりしている、情けなく見られても仕方ない。
指揮官としてそれではいけない、同行すると伝えました。
ヒューストンも付いてくる事になりバッシュが嫌そうな顔をしています。
ジュディスを口説こうと考えているバッシュにとってヒューストンは邪魔者だよね。
ヒューストンは自己保身に余念が無いようなので、案外正直にジュディスを嫁にしたいと伝えれば協力してくれそうですが・・・
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5.追跡
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ジュディスと出会った事で高揚しているバッシュが戦場での出来事を夢に見ました。
同期の仲間と好みの女のについて語り合っている場面です。
仲間は皆、気の強い女が好みだ、と言っていました。
ジュディスは気の強い騎士なのでオークの好みです。
オークは気高き女を無理矢理孕ませる状況に興奮するそうです。
ジュディスにとっては迷惑な話ですが彼女はバッシュのドストライクなようですね。
目覚めたバッシュにゼルが声を掛けてきました。
バッシュの股間が巨大化していたので、もうあの女を孕ませることを考えているんすか、と言ってきます。
ゼルによるとバッシュのあそこは立派なんだそうです。
ゼルも見立てではジュディスは処女でバッシュに突っ込まれたらひぃひぃ言うらしいです。
股間の大きさを褒められるのはオークにとって二番目に嬉しい事だそうです。
バッシュはご機嫌です。
ゼルがおのれの体から落ちた鱗粉を集めてバッシュに渡してきました。
フェアリーの鱗粉は万能薬なのでバッシュはありがたく受け取ります。
鱗粉は妖精の排泄物なので見ている前で使われるのは恥ずかしいそうです。
自分の見ていないところで使って欲しいとお願いしてきました。
鱗粉は傷に塗り込んだり飲んだりして回復をはかります。
ふーん妖精のうんこを飲むって事になるのね・・・
ジュディスがバッシュとゼルを迎えにきました。
ノックも無しに扉を開けたので全裸バッシュの逞しい肉体と股間を見る事になりました。
ジュディスは顔面蒼白になっています。
彼女の表情から怒らせてしまったと察したバッシュは謝罪しなければと思いますが彼女が怒っている理由が分かりません。
オークは理由も分からずに謝罪する文化はありません。
バッシュは何も言えませんでした。
ジュディスは、早く準備しろ、私は、外で、待っている、と言い残して出ていきます。
バッシュとゼルはジュディスを落とすと意気込んで部屋を出ました。
馬車が襲われた現場、クラッセル西の森に戻ります。
襲撃現場を調査してもバグベアに襲われた事しか分かりませんでした。
オークの戦士であるバッシュには見たままの状況しか分かりません。
ジュディスからオークは頭が悪くてこまると罵倒されてしまいます。
股間を見せられて機嫌が悪いようだ。
ゼルがバグベアの追跡を提案してきました。
ヒューマンの常識ではバグベアは狡猾で足跡を残さないと思われています。
追跡すると言われてジュディスは不思議そうな顔をしています。
ゼルからオークがバグベアの追跡を得意としていると教えられました。
元々バグベアはオークの領土に生息していました。
戦争に勝った事でヒューマンの国がオークの国の領土を奪いました。
オークにとってバグベアは借りの獲物として一般的でした。
バッシュがバグベアの痕跡を追う事になります。
ヒューストンの指示でジュディスが足音を消す魔法を掛ける事になりました。
魔法を掛けるには対象者の体に接触する必要がありました。
ジュディスは嫌々バッシュの肩に手を触れさせます。
バッシュが「おうふぅ」という変な声を上げました。
ジュディスに「なんだ?」と訝しがられて咄嗟に手が冷たくてな、と答えます。
本当は始めて触れる女性の手の柔らかさに感動したから声が出てしまいました。
バッシュはジュディスを抱きしめたい衝動に駆られますが我慢しています。
ゼルから鼻息が荒い男はモテないと言われているので感動して鼻息が荒くなるのも我慢しています。
準備が整い偵察に向かう事になります。
ゼルが偵察は任せておけと言って飛び出していきました。
戦時中に痛い目に遭わされたヒューストンはゼルが偵察のエキスパートと知っています。
ゼルに任せる事にして戻ってくるのを待つ事にします。
バッシュは同意しつつも嫌な予感に囚われています。
ゼルは必ず敵を発見するんですが半分ぐらいの確率で捕まります。
ゼルは戻ってきませんでした。
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6.疑似餌のゼル
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ゼルが戻ってこないのでバッシュがゼルの匂いを追いかけます。
バッシュたちは洞窟を発見しました。
人間がバグベアを操っていると判明します。
敵にビーストテイマーがいると予想されました。
ゼルはそこで捕まっているようです。
戦争を知らないジュディスは直ぐに突入してゼルを助けようと主張します。
敵の兵力が分からないのでヒューストンは夜まで待ってゼルの救出を行うと決めます。
バッシュに意見を求めると指揮官であるヒューストンに従うと答えました。
ヒューストンは見張りの順番を決めて夜まで眠る事にします。
ジュディスはヒューストンの決定に不満を持っていました。
部下達が新米騎士のジュディスを盛り立ててやろうと考えている事を知りませんでした。
ヒューストンとバッシュが眠っている間に勝手に洞窟に入ってしまいました。
捕まったゼルは必死に命乞いをしていました。
バッシュと組む前は「命乞いのゼル」として名をはせていました。
ゼルの見事な命乞いは見るものすべての憐れみを誘います。
これが数えきれないくらい敵に捕まっても戦争を生き抜けた理由です。
殺される危機を脱したゼルの前に盗賊団のボスが出てきました。
盗賊団のボスはゼルが見た事があるオークでしたよ。
ゼルは相手の容姿をハッキリ見分ける事ができません。
顔と名前を憶えているのはバッシュくらいです。
見覚えがあるけど名前は分からないって状況なんですが、大将お久しぶりっすと言って相手の事を探ろうとしています。
ゼルは有名人なので相手がゼルの事を知っていました。
会話しているうちに相手の名前を思い出しました。
ボグズというビーストテイマーでした。
言葉巧みにボグズを信用させ拘束を解いてい貰います。
ボグズから人間と組んで盗賊団をやっている理由を聞き出します。
ボグズは条約をのんで戦争をやめたネメシスに不満を持っていました。
オークから戦いを取り除いたら何も残らないと不満をぶちまけます。
ネメシスへの不満からオークの国を出たそうです。
そこで戦争を終えた事に不満を持つヒューマンの集団と出会い意気投合、彼らのリーダーになったそうです。
ボグズは戦争でテイムしているバグベアの多くを喪いました。
今は新たなバグベアを育てているそうです。
戦力が整ったら自分がオーク王となり戦争を再開しようと企んでいました。
彼らが暴れている理由も聞けたので逃げ出そうか?と考え始めます。
洞窟への侵入者が現れます。
灯りを消して戦闘が始まりました。
ゼルは状況鑑み残る事にします。
侵入者は撃退され捕まってしまいます。
侵入者はジュディスと彼女を盛り立てようと考えていたヒューストンの部下たちでした。
男は殺してジュディスは犯される事になります。
ジュディスの姿を見たゼルはバッシュが彼女に恩を売るチャンスと考えます。
男は殺して洞窟の外にバラまくと言っているので止めました。
これまで上手くやってきたのに兵士を殺して死体を晒したら個々で盗賊行為ができなくなる。
明日の朝、外で処刑してバグベアと一生懸命戦ったけど負けちゃったと偽装しようと提案しまいた。
ボグズ達はゼルの口車に乗ってしまいます。
ゼルは時間は稼いだ、あとはバッシュが突入してきてジュディスを救出するだけだ。
最高のタイミングで助けに来てくださいねと考えています。
ジュディスがゼルの事を裏切り者って感じの目で睨んでいますがゼルは気が付きません。
バッシュが目覚めるとヒューストンが頭を抱えていました。
理由を問うとジュディスと部下が命令を無視して洞窟に突入したと言っています。
隊長の命令に平然と背いたジュディスの行為にバッシュはカルチャーショックを受けています。
オークは指揮官の命令に絶対服従だそうですから、そりゃ驚くね。
オークの国では命令無視は即刻死刑か追放です。
ヒューマンの世界では説教と減俸か謹慎、あるいは騎士の身分の剥奪だそうです。
バッシュはさほど重罪ではないと知り驚いています。
ヒューストンは町に戻って救出部隊を組織すると伝えてきます。
見染めた雌の危機なのでバッシュは焦ります。
そんな悠長な事を言っている場合か?
バッシュは指揮官のヒューストンに従うつもりですが意見はしました。
オークは腰抜けではない、どんな命令にも従い、勇敢に戦うと、主張します。
バッシュがこの場に居なければヒューストンはジュディスを切り捨てたそうです。
バッシュが洞窟への突撃を進言してきたので突入する事を決めました。
ジュディスにいいところを見せる絶好のチャンスがやってきました・・・上手くいくだろうか?
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7.ジュディス
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ジュディスには10歳ほど年の離れた姉が居ました。
優秀な人で騎士となりオークと戦っていました。
しかし負けてしまいオークの大隊長の嫁にされてしまいます。
姉は戦争が終わるまでに6人のオークを生みました。
戦後姉は救出され家に帰ってきたのですが壊れていました。
実父に触れられるだけでかな切り声で悲鳴をあげるようになっていました。
ジュディスがバッシュに辛く当たるのはこれが原因だね。
オークを憎む気持ちがあったのでオークの国に近いクラッセルの騎士団に入る事を志願します。
「豚殺しのヒューストン」と呼ばれているヒューストンにも期待していました。
部下となり彼のはぐれオークに苛烈に対処する姿勢に敬意を抱きました。
しかしバッシュと再会してからの彼の態度に幻滅してしまいます。
ジュディスの目はヒューストンの心境を正確に捉えていました。
バッシュに幻滅されたくないと思っているヒューストンへの反発心が命令違反を犯した原因です。
ジュディスはオークの事を何も知らなかったのね。
オークが他種族と協力するとは考えていませんでした・・・オークを馬鹿にしてたね。
ヒューマンがオークと協力するとも思っていませんでした・・・こっちは過大評価だったね。
洞窟に侵入したジュディス達はあっという間に倒されてしまいます。
その場で部下の男性たちが殺されそうになっているところにゼルが飛び込んできました。
ゼルは殺して死体を残すと騎士団にバレてしまう。
朝になってから殺してバグベアと激闘の末に負けてしまった状況を偽装しようと提案しました。
ゼルが必死に盗賊たちを言いくるめようとしているのですがジュディスは気付けません。
ゼルは盗賊たちの仲間で自分達が襲撃してくると報告したので負けてしまったと考えています。
ゼルの説得のお陰て男性たちを殺すのは翌朝となります。
ジュディスは男性たち共々洞窟の奥に引っ張り込まれて犯されそうになっています。
盗賊たちは最初の権利をボグズに譲ります。
ボグズは部下に褒美として最初の権利を譲っています。
部下に強く勧められボグズが最初に入れる事が決まります。
最初は殺せと強がっていたのですがいざ犯されるって段階になると弱気が出てきました。
泣きながら命乞いをするジュディスにボグズはガッカリしています。
鎧が外されジュディスのインナーが露わになり彼女のボディラインに盗賊たちは釘付けです。
相当魅力的なラインなようだ。
洞窟内が騒がしくなってきました。
一人の男が敵襲との知らせを持ってきました。
敵が二人と知らされてレイプを続ける事を決めます。
落ち着いて対処しろと命じたのですが、ほとんどの味方はやられました、はやく逃げろ、と言っています。
ジュディスが囚われている洞窟の壁が爆発しました。
ゼルの声が聞こえてきました「さすが旦那。ビンゴっす」
土煙の中から一人のオークが出てきました!!
ジュディスはオークがさらに増えたと絶望感を高めます。
入ってきたオークはジュディスの露わになっている肌ではなく彼女の目を見て「助けに来たぞ」と言ってきます。
入ってきたのはバッシュです。
うーん?ジュディスのバッシュに対する好感度が多少上がったようだ。
半裸を見ても理性的に振舞えるんだと思ったようです。
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8.英雄VS魔獣大隊長
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バッシュを見たボグズが真っ青になって怖がっています。
盗賊たちはバッシュがオークだったのでボグズの仲間だと思ったようです。
バッシュがボグズに向かって「他種族の女を無理矢理犯すことは禁じられている」と言います。
焦っているボグズはジュディスとの合意を得られていると答えました。
すかさずジュディスから「そんなわけがあるか」とばらされます。
ジュディスの顔は涙と鼻水でぐしゃぐしゃです。
超可愛いですねー。
二人のやり取りからバッシュが敵だと判断します。
盗賊になっていますが戦争を生き抜いた戦士だね、決断が早いよ。
狭い洞窟内での戦闘であると考え剣による突きを放ってきました。
周囲の状況をよく観察しているので良い戦士だったようです。
バッシュの持っている大剣を振り回すことはできないと考えていました。
ヒューマンの常識に照らせばそう考えるよなー。
バッシュは彼の常識を簡単に覆します・・・壁ごと首を斬り落としました。
残っている盗賊たちは仲間の首が斬り落とされた攻撃がどんな攻撃だったのか理解できません。
茫然としているところを上下二つに斬られました。
バッシュの強さを知っているボグズだけが壁ごと斬られたと理解でき剣の間合いから逃れます。
なんで、お前がここにいるんだよぉ、と叫びながらバッシュの開けた穴から逃げて行きます。
バッシュは咄嗟に追いかけようとしたのですがゼルに止められます。
ゼルがバッシュに耳打ちしていますね・・・ジュディスの好感度をあげる行動を助言しているようです。
バッシュがジュディスに手を伸ばしてきました。
ジュディスは上半身裸になっていて後ろ手に縛られています。
バッシュは股間を膨らませています。
ジュディスはゼルが「今のウチにやっちまいましょうよ」と助言したと推測します。
オークと特性と状況を鑑みれば妥当な推測に思えますがオークへの偏見が酷いな。
「やだっ・・・やめて・・・え?」
やめてと懇願するジュディスの肌にバッシュは触れません。
自分が着ていた外套を掛けてくれました・・・カッコイイ、これは惚れる。
バッシュはジュディスの縄を解き、死にかけている兵にかけろ、と妖精の粉を渡してきます。
ジュディスは自分が救われたと理解しました。
ゼルから感謝の言葉を催促されます。
バッシュの作戦で自分がスパイとして入り込んだからジュディスを助けられた。
そうでなければ今頃盗賊どもの慰みものになっていた。
「!か、感謝する・・・!」ジュディスは顔を真っ赤にしながら心から感謝の言葉を伝えました。
落ちたな。
バッシュが裸の自分を前にして襲わない事を不思議に思い、なぜ襲わないんだ?と問いかけます。
即座にバッシュが「襲ってもいいのか?」と質問してきました。
ジュディスは「だ、ダメだ!」と答えます・・・あれ、やっぱ惚れてないか、襲われても良いと思ってないか?
バッシュから再度、オークキングによって他種族の女を無理矢理犯すことは禁じられている、と言われました。
ジュディスはバッシュがオークキングへの忠誠心から命令を守っている。
彼はオークの国の重鎮に間違いないと理解します。
バッシュはヒューストンの命令に従い盗賊を皆殺しにする為ボグズを追う事にします。
ジュディスはオークキングの命令でボグズを始末しに来たと理解したみいね。
洞窟からの逃走を図ろうとするボグズと彼の使役するバグベア達をヒューストンが足止めしていました。
彼は自分を駄目騎士と評していますが腕は良いみたいね。
バッシュが追いついてきて逃げ切れないと悟ったボグズはバグベアを嗾けました。
14匹のバグベアが襲い掛かりましたが一瞬で肉塊に変えられました。
ボグズはバッシュがオークキングの命令で自分を始末しに来たと勘違いして恨み言を喚きます。
バッシュはボグズの言葉に興味を示しませんでした。
バッシュに一騎討を挑む事にします。
ボグズはバグベアと一緒に飛びかからなかった事を後悔しています。
オークキングに背信してまで国を飛び出すほど闘争を望んでいたのにね。
ボグズはバッシュに一騎討を挑みましたが切り捨てられました。
バッシュは自分が初陣の頃ボグズに憧れていた事を思い出しています。
ボグズが最後に目障りかよと喚いた意図を測りかねていました。
バッシュはボグズの事を尊敬しています。
お互いに言葉で理解をはかろうって姿勢が足りないな・・・
バッシュとボグズの一騎討を見たヒューストンは戦時中よくバッシュから逃げ切る事ができたなと感慨に耽っています。
バッシュはヒューストンに尊敬の念を持たれている事にも気づいていない様子です。
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9.プロポーズ
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洞窟内を探索して街道の商人を襲っていたのがボグズ達だと判明しました。
取引の証拠も見つかり盗賊と繋がっている商社も一網打尽にできそうです。
盗賊討伐の任務は大成功で終わりました。
クラッセルに凱旋している道中でバッシュとジュディスの視線が交錯します。
昨日までなら激しく罵倒されたのですがジュディスの様子が変化しています。
口を尖らせてそっぽを向いています・・・
バッシュにはジュディスの心の変化は理解できませんでしたがゼルがチャンスだと教えてくれました。
今いけば、あの女、落ちるかもしれないっす、100%いける確証はないけどチャンスです。
バッシュは早速ジュディスにプロポーズしました。
鼻息を荒くしながら「ジュディス」「お前、俺の子供を産まないか?」
オーク的には普通のプロポーズでした。
ジュディスは一瞬怒りの色を浮かべますが直ぐに落ち着きフッと笑います。
試してくれなくても誤解はしません。
他種族との合意なき性行為はオークキングの名において固く禁じられている、でしょう?と答えます。
バッシュはジュディスの意図が分からずゼルにイエスなのかノーなのか質問してきます。
悩んだ末にゼルは髪の毛一本程の差でノーとの答えをだします。
ノーと言われたら次の女に向かうがマナーと助言してくれます。
バッシュは助言に従う事にします。
ジュディスが余程気に入っているのが未練があったので、お前のことは気に入っていたので残念だと伝えます。
世辞だと思ったジュディスはどこが気に入ったのか聞いてきます。
おう?普通に会話が成立してますね。
バッシュは顔と答えました。
ジュディスはバッシュが冗談を言っていると理解したようです。
ジュディスが助けくれた事に対してお礼を言ってきます。
その時に姉の様にならずに済んだと続けたので彼女の姉がオークに捕まりボロボロに犯し尽くされたと知る事になります。
ジュディスはオークに対する憎悪を捨てられないと伝えてきます。
しかしバッシュのお陰でオークにも立派な男が居ると分かったので考えを改める事にしたとも言っていました。
ジュディスの身の上話を聞いたゼルはジュディスはオーク相手に性行為は無理と考えていると推測しました。
ジュディスを嫁にするのは無理だけどヒューマンの女は別のヒューマンの女と連絡を取り合うので知り合いを紹介して貰えるかもと助言します。
バッシュの脳内でジュディスの様な美少女騎士の群れが発生しています。
ゼルから露骨に紹介して欲しいとお願いするのは厳禁、ヒューマンの女は乗り換えを非常に嫌がるとも助言されます。
バッシュはジュディスに「今回のような出会いを求めている、心当たりはないか?」と伝えます。
バッシュ視点ではジュディスの様な美少女騎士との出会いを求めていると言ったつもりのようです。
ゼルにぼかせと言われたので素直に従ってます。
側で話を聞いていたヒューストンが当てがあると言ってきました。
ヒューストンとジュディスは盛大にバッシュの旅の目的を勘違いしているので見当違いの答えを返してきました。
できるだけ正直に自分の目的を相手に伝えるって大切な事だよね。
二人はバッシュがオークキングの命令ではぐれオークを探していると考えています。
エルフの国、シワナシの森の町に出会いがあると教えてくれました。
エルフもオークの嫁として人気の種族です。
オークの国の繁殖場にエルフは居ないのでプレミアム感抜群です。
バッシュはエルフの国に向かうと決めます。
クラッセルの町とは反対方向にあるので踵を返して歩き出しました。
ヒューストンはクラッセルに戻って酒場で勝利の祝い酒を酌み交わそうと考えていました。
バッシュは一刻も早く童貞を捨てたいと考えているので、そんな暇はない、と答えます。
この答えをヒューストンとジュディスは誤解したみたい。
引き留める事はしませんでした。
ジュディスがバッシュを呼び止めます。
ジュディスが「武運を祈る」と言ってきました・・・バッシュの期待していた言葉では無かったよ。
バッシュと別れたあと部下の兵士が質問してきました。
彼らはバッシュが何しにクラッセルに来たのか分かっていません。
ヒューストンとジュディスは誤解なのですが一つの回答を得ているのでレクチャーが始まりました。
バッシュがオークキングの命ではぐれオークを駆逐する旅をしている。
彼はオークという種の誇りを取り戻す為に行動しているんだと教えました。
兵士たちは感動していますね。
うーんまあ童貞捨てて英雄としての誇りを守ろうとしているだけなのであながち間違ってはいないのか?
盛大な勘違いなのですがバッシュは尊敬される事になりました。
ジュディスはバッシュのような立派な騎士を目指そうと決意しています。
正直な対話って本当に大切だよ。
ジュディス達は謹慎と減俸を言い渡されていますが嬉しそうです。
バッシュと出会えて一緒に戦えた事が嬉しいようです。
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エピローグ
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バッシュとゼルは森の中を移動していました。
ヒューマンの国での嫁探しは失敗に終わったが次に向かうエルフの国では上手くいく。
シワナシの森で妻を娶り、この旅が終わると固く信じています。
あるエルフはバッシュと似たような悩みを抱えていました。
ヒューマンのパーティに出席してヒューマンの男と話しています。
ヒューマンは国全体に学校を作ろうと考えていました。
エルフに協力して貰いたいと言っています。
エルフは今晩は教育について語り合わないか?と誘います。
ヒューマンの男は男女が同じ部屋で共に過ごすのは誤解を招くと言って断ってきました。
エルフは非常に残念そうにしています。
もしかして彼女は処女を捨てるチャンスを狙っているのか?
バッシュが彼女と出会えれば両人とも目的を達成できるのか?
ドワーフの少女が剣を研いでいました。
ドワーフ少女のやり方にケチをつけてきます。
激昂したドワーフ少女は次の武神具祭で吠え面かいても知らないよと挑発しています。
バッシュが彼女の作った剣を振るう事になるみたい。
ビーストの姫がビースト族の誇り勇者レトの仇を討ちたいと考えています。
彼女の知っている真実は間違っていてバッシュが真実を知っているようですね。
双子の妹が両親の復讐を遂げようと剣の稽古を続けている兄を心配しています。
妹は兄がどんなに努力しても勝てないと悟っています。
誰かが標的を殺してくれればいいのに、と考えています。
バッシュが復讐を終わらせる事になるようだぞ。
サキュバスが星の下の荒野で星を眺めていました。
戦争中は良かったと考えています
戦争が終わり世界は平和になったと言われていますがサキュバスにとってもそうでもないみたい。
サキュバスと見るや嫌悪感を隠そうともしない人々がいるそうです。
平和は一部の種族にとってのものだと考えています。
バッシュが問題を解決する事になるようです。
ドラゴンが骨と一緒にいました。
骨は元々ドラゴンで人間に興味を持っていました。
人間に協力して戦争に参加して死にました。
骨を連れて行った人間が骨の頭蓋骨だけを持って帰ってきました。
人間が真摯に謝罪してきたのでドラゴンは取り返しのつかない事が起こったと理解しました。
一年ほど悲しんだ末にドラゴンは人間に興味を持ちます。
ちっぽけで弱い人間がどうやって骨を殺したんだろか?
彼女はバッシュが骨を殺したと知りません。
おー嫁になりそうな候補者は複数人居ますね。
バッシュは彼女達と出会う事になるのね。
エルフとドワーフの置かれている状況を鑑みると直ぐに嫁になってくれそうだね。
上手くいくのだろうか?
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閑話「その後のジュディス」
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ジュディスと彼女の部下が街道警備を行っていました。
街道の事件は解決したので罰の一種です。
森の中からはぐれオークが出てきました。
ジュディスは目的を問い質してみる事にします。
はぐれオークは、なんでそんな事を教えないといけないんだ、と反抗的な態度を取っています。
ジュディスがクラッセルの騎士で街道の警備をしているからだ、と答えます。
相手が女騎士としったはぐれオークは下卑た笑みを浮かべています。
ジュディスを犯す気満々だったのですが彼女からバッシュの話を聞くと態度を改めます。
ジュディスはバッシュと出会ってからの事を赤裸々に教えました、憶測交りに・・・
バッシュがオークの誇りを回復させようとしているとも勝手に誤解した見解も教えました。
バッシュが女騎士を目の前にして犯しもせず紳士的だったと聞いて驚いています。
ジュディスは説得しても無駄と考えていたね・・・剣を抜いて構えるのですがはぐれオークは森の中に戻ろうとしていました。
理由を聞くと、バッシュがオークの誇りを取り戻そうと行動しているのに、迷惑は掛けられない帰ると答えます。
ジュディスははぐれオークを見送ります。
はぐれオークでも素直に態度を改めるとは、バッシュは思っていた以上に凄まじい人物だったんだと部下が驚いています。
ジュディスはヒューストンがへこへこしていたのも頷けると考えています。
部下に次にあったらジュディス様もへこへこするんでしょう?と揶揄われています。
ジュディスは次に子供を産めと言われたら、断れないかもしれない、と返します。
おー、ジュディスはやっぱり落ちていたぞ。
バッシュ嫁を手に入れるチャンスですがゼルに一度断られた雌にしつこく迫るのは駄目と助言されてたのでもうジュディスを口説く事はなさそうなんだよねー・・・残念。
ジュディスは未だにオークは嫌いなようですが、例外はあると知りました。
口説けば行けそうだよね・・・それにゼルが気付けるかがポイントだな・・・
バッシュでは恐らくジュディスの気持ちには気付けないだろう。
成分表
成分 | 含有量(5:多い、1:少ない) |
美少女 | 2 |
ラッキースケベ | 3 |
戦闘 | 5 |
理解不足と勘違い | 5 |
ヒーロー性 | 5 |
対話 | 3 |
口説き | 2 |
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