ラノベの感想) 俺は星間国家の悪徳領主! 2 (オーバーラップ文庫)
概略:
自領の海賊を倒し過ぎてしまい恐れられる結果となりました。
海賊がバンフィールド領に来なくなってしまいリアムはがっかりしています。
帝国の貴族社会で認めて貰うには修行を終わらせる必要がありました。
他家で数年間過ごして修行するって風習です。
中々受け入れ先が決まらなかったんですがブライアンが修行先を見つけてきました。
貴族の間では評判のレーゼン子爵家でリアムは修行する事になりました。
リアムは相当額の贈り物をして接待してもらう事にしました。
案内人が介入してリアムと没落貴族の書類を入れ替えます。
リアムは冷遇される事になってしまうんですが悪徳領主の友を得る事になります。
レーベル | オーバーラップ文庫 |
発行日 | 2020/12/25 |
著者 | 三嶋与夢 |
イラスト | 高峰ナダレ |
ISBN | |
雰囲気 | 海賊狩り、錬金、修行、入れ替え、再会、変態、遠征、残念、復讐心、文化、スパイ、準備、暴露、決意 |
リアムは鍛え上げた私設艦隊を率いて海賊を殲滅しています。
容赦なく全滅させるので海賊たちから怖がられる存在になってしまいました。
リアムは海賊を財布と考えているので相手が出てきてくれなくて困っています。
錬金箱を手に入れたので打ち倒して海賊戦艦の破片は全て回収して必要な鉱物に作り変えています。
バンフィールド家の莫大な借金を完済できるくらいに儲かっているんですが天城に完済するのを止められています。
一気に完済してしまうとリアムが何らかの普通ではない手段を手に入れたと宣伝するようなもの。
それを手に入れようとリアムを狙う者が現れる可能性があるので完済はさせないと言っています。
天城は秘密を守る為に偽の会社まで作って錬金箱で得た鉱物を採掘したように見せかけています。
順調に儲けているんですがリアムの修行の受け入れ先が見つからず天城とブライアンは苦労しています。
リアムの父と祖父の馬鹿二人が評判を落としているので受け入れてくれる家がありません。
ブライアンが苦労の末に受け入れてくれる貴族を探し当てました。
貴族子弟の修行で定評があるレーゼン子爵家です。
貴族の間で評判っていうのが重要な点です・・・アルグランド帝国は腐っているんだよ。
腐った貴族に評判って事になるので悪徳領主なんだけどね。
リアムはこれでもかって贈り物をして好待遇が受けられると期待していました。
ブライアンも帝国のコンクールで賞を取った事のある自慢の盆栽を贈りました。
普通ならリアムは厚遇されて悪徳領主のやり方を丁寧に教えられていた筈なんですが復讐心に駆られた案内人が絡んできました。
案内人はリアムと悪徳領主として有名なピータック伯爵の嫡子ペーターのデータを入れ替えました。
レーゼン子爵家の当主ランドルフにピータック家は勢いがある家でバンフィールド家は落ちぶれていると認識されます。
ランドルフは付き合う価値のないピータック家のペーターを厚遇してリアムを冷遇する事にします。
あれ程の贈り物をしたのに冷遇してくるランドルフをリアムは名君と認識しました。
悪徳領主を目指している自分とは相容れない存在と認識して反面教師とする事にしました。
ランドルフに厚遇されているペーターの事も善良な奴を認識しています。
ランドルフはピータック家と関係を深める為に自分の娘カテリーナを嫁がせようと決めました。
カテリーナをペーターに宛がう事にしました。
冷遇される家の子弟は修行と称してお手伝いをやらされる事になりました。
貴族の子弟が泊るには相応しくない質素な部屋を使う事になります。
リアムはエクスナー男爵家の嫡男クルトと同室になりました。
クルトは人を寄せ付けない雰囲気を醸し出していたのでリアムは相手にしない事にしました。
同じように冷遇されているベルマン男爵家のエイラが気さくに話しかけてきました。
彼女は男女区別なく誰とでも気さくに話しかけています。
リアムとクルトを仲良くさせたいように見えるなー
カリキュラムの一環で対人戦を行う事になりました。
リアムとクルトが戦う事になりお互いに問題点を発見しました。
リアムは一閃流は手加減ができないって弱点がある事を発見しました。
クルトはアーレン剣術という帝国では有名な剣術の免許皆伝でした。
強さに自信があったんですがリアムには叶わないと彼と対峙して気付きました。
リアムの方が強いと知りクルトの態度が変化しました。
彼の方からリアムに話しかけてくるようになりエイラを喜ばせています。
クルトはリアムに領地経営の困り事を相談してきました。
クルトの父親が騎士で大きな功績を立てて男爵になれたそうです。
元が平民なので統治のノウハウが無く困っているそうですよ。
税金を6割も取り立てていると聞いてリアムは悪徳領主だと確信しました。
以降はクルトを悪徳領主仲間と認識して優しくしてあげます。
同じように冷遇される立場のエイラの事も悪徳領主だろうと予想して彼女とも仲良くなります。
クルトから資金難で困っていると聞いたのでヘンフリー商会のトーマスに連絡して金を貸してあげるように頼みました。
リアムに世話になっているトーマスは彼を顔を潰せないので貸す事にするんですが問題が起こります。
男爵家に貸せるならうちにも貸してって感じでピータック家が連絡してきました。
彼らに返済する気が無いのは見え見えなんですが貸さないと施設艦隊を差し向けると脅してきました。
トーマスは貸すしかなくなりますがリアムに助けを求めようと考えます。
第七兵器工場で不良在庫が発生しました。
要塞級と呼ばれる巨大戦艦を受注してたんですが完成後にキャンセルされてしまいました。
相手の要求を全て聞いて内装もカッコよくしてたんですが。
売れないと給料が減額されてしまいます。
困ったニアスはリアムに売りつけようと考えます。
しかし修行中で面会できずに困っています。
部下からリアムと仲良しなんですから個人的な連絡は貰ってないんですか?と質問されています。
ニアスがほったらかしだったメールボックスを確認すると修行の予定が届いていました。
修行の終了時期にパーティが開かれると分かったのでニアスは会いに行く事にします。
ニアスがリアムに気に入られている理由が周囲には理解できないようです。
技術者としては優秀なんですが販売員としては落第です。
美人なんですが色香の使い方を弁えてないので不思議がられています。
大して第三兵器工場はリアムから弩級戦艦の建造を依頼されてウハウハです。
説明も兼ねて販売員のユリーシアが届けに行く事になっています。
帝国の騎士資格を取得する為に大学に通っているティアは仲間とパーティをしていました。
彼女と彼女の配下はゴアズに肉体を改造されて酷い目に遭っていました。
それをリアムが助け出し再生治療を行い人間として生きられるようにしてくれたので強い恩義を感じています。
その忠誠心は信仰に近く狂信者の集団の様に見えます。
リアムの修行終了日に迎えに行こうと計画していました。
掃除中のリアムとエイラが浮気中のカテリーナを発見しました。
リアムは善良なレーゼン子爵の娘にしては軽い奴だなと感じます。
影で浮気されているペーターに同情までしているな。
エイラは少し違った感想を述べています。
私達に見つかるなんて脇が甘いと言っています。
リアムは女子ってこんなものなのか?とエイラに質問するね。
リアムとしてはペーターとの結婚は政略結婚で愛はないんだろうが、これは酷すぎない?と聞いてきます。
エイラはこれは普通じゃないよと教えてくれます。
不貞を知られるのはリスクだし、やるにしてもお互いに契約してからかな?
愛人がいてもOKみたいな?
あとは跡取りを用意するまで、とか?と答えました。
跡取りを用意すればあとはビジネスパートナーみたいな夫婦は多いそうです。
リアムの両親もそれぞれ家庭を持っています。
リアムは愛し合う結婚なんてないわけだ、と断定するとエイラは否定してくるね。
貴族でも愛し合って結婚する人はいるし、利益抜きで結ばれる人もいる、愛は全てを超えられるもん!と力説してます。
リアムはエイラはクルトに気があるのでは?と考え始め応援してあげる事にしました。
リアムは天城とブライアンから定期的に連絡するようにと言われていました。
しかし彼の泊っている施設の通信設備は貧弱で数も少なく順番待ちは当たり前でした。
ついつい面倒で連絡する回数が少なくなります。
リアムが待遇の悪さを教えるとブライアンと天城が仰天していました。
二人は詳しい修行内容を知りたそうでしたが後ろがつかえているのでリアムは早々に通信を切りました。
ブライアンと天城はレーゼン子爵家について詳しく調べてみる事にします。
ランドルフは中々のやり手で外部に情報が漏れないようにしていました。
困ったブライアンは古い友人を頼る事にしました。
彼が頼ったのは宮廷で侍女長をしていたセリーナという女性です。
彼女はレーゼン子爵家が悪徳貴族であると教えてくれました。
ブライアンはリアムが悪影響を受けないか心配になっています。
リアムはクルトとエイラを誘って歓楽街に遊びに来ました。
そこで安士と再会する事になりました。
安士は金が無くなりレーゼン子爵家が作業員を募集していると聞いて出稼ぎにやってきました。
しかし機械の操縦資格が必要だと聞いて働けませんでした。
お金も無いのに歓楽街にフラフラ引き込まれてしまいます。
そこで海賊の関係者三人とぶつかってしまいます。
難癖を付けられて暴力を振るわれていました。
そこにリアムが通りかかり助ける事になります。
リアムは問答無用で海賊三人の首を斬り飛ばしました。
安士がみすぼらしい格好で刀も持たずに居るのに驚きます。
理由の説明を求めたので安士が苦しい言い訳を考える事になります。
安士は無手で弟子を探していると語ります。
一閃流を完成させるための行動で免許皆伝を得た者は弟子を三人育てなければならないって決まりを思い付きました。
リアムが一人目なのであと二人弟子を探す必要があると説明しました。
リアムも三人の弟子を探す事になります。
リアムは他の流派は免許皆伝を得るのに多額のお布施が必要と聞いていました。
何も要求せずに免許皆伝を与えてくれた安士への尊敬の念が深まっています。
これまでのお礼を込めてリアムは安士にお金を渡しています。
領主のリアムからすれば少なすぎる額ですが平民の安士には目が飛び出るほどの額です。
安士はリアムから逃げる資金を得ました。
安士はリアムに無能者とばれるのを恐れているんですが今のリアムの様子からその心配はなさそうだな。
リアムとクルトは優秀なので指導役の熱血教師に気に入られました。
遊びに連れて行ってやると誘われて老婆と中年女性が切り盛りしているスナックに連れて行かれました。
リアムは遊びでスナックかよと不満そうですが料理は美味しいので機嫌が良くなりました。
待遇が悪いのでレーゼン子爵家で出される食事は不味くて仕方ありませんでした。
エイラがリアムとクルトに遊ぶならどこが良いと質問してきました。
クルトはドン引きしながら女の子がそんなこと質問しない方が良いと返しています。
リアムは乗ってくるね。
食う、寝る、やる、どれが欠けても不健全だろと言ってきました。
老婆がよく分かっているとリアムを褒めてきます。
リアムはクルトに直接的な質問をしてきました、おまえヤッタことあるの?
クルトは盛大に蒸せて口ごもってしまいます。
リアムは彼を悪徳領主と思っていると遊びまくっていると思っていました。
クルトはいずれ結婚相手ができるんだから誠実でなくては駄目だと言い返してきました。
リアムはクルトを真面目系悪徳領主と再認識します。
クルトがリアムの経験数を聞いてきましたよ。
ここでリアムは重大な事実に気付いてしまいます。
これまでリアムが手を出したのは天城だけのようです。
生身の女性に手を出してないから童貞なのか?と悩んでいました。
リアムはメイドロボで童貞を捨てたと言うと馬鹿にする奴らが出てくると予想します。
クルトを誘って歓楽街に繰り出す事にします。
クルトは渋ってますがリアムから男は自己申告しなければ童貞だ誠実さは守れると言われて行く気になっているな。
エイナから恐ろしいけど有用な情報が開示されました。
レーゼン子爵領で恐ろしい性病が流行っているそうですよ。
女性は感染しても症状が表にでないので発見が遅れるそうです。
男性が感染すると下半身が赤く腫れあがるそうです。
大きくなったと喜ばれるんですが最期に爆発してしまうそうですよ。
薬では治せません。
リアムとクルトは歓楽街で童貞を捨てるのを断念しました。
クルトが実家から呼び出されます。
案内人を監視している犬がリアムをクルトの元まで誘導してくれました。
リアムはクルトの実家が海賊に襲われて困っている事を知ってしまいます。
リアムはエクスナー男爵家の領地まで遠征して海賊を討伐してあげる事にしました。
その話をエイラが盗み聞きしていますね。
彼女には目的があり二人に同行すると決めています。
卒業パーティの前日にランドルフが認めた家の関係者を集めて模擬戦を行う事になりました。
勿論八百長試合なのでリアムは出場を辞退しました。
エクスナー家にはレーゼン子爵に反抗するだけの力が無く出場する事になります。
クルトとペーターは同じ流派の免許皆伝なんですがペーターの腕が酷すぎます。
クルトは負けてあげるのに苦労していました。
剣を取り落として降参してあげます。
調子に乗ったペーターがリアムを挑発してきました。
一閃流を馬鹿にされたのでリアムは相手をしてあげます。
刀状の物では相手を殺してしまうの玩具のピコピコハンマーを使いました。
勝負は一瞬でした。
リアムは一振りでペーターをノックアウトしました。
ペーターの取り巻きが不正行為を働いたと難癖をつけてきたので全員を同時に相手にする事にしました。
リアムは圧倒的に強いのでランドルフが有力と考えている子弟全員をのしてしまいました。
ランドルフの激しい怒りを買ってしまいリアムには卒業パーティへの参加を禁じてきました。
修行を終えた事は認めるので翌日には退去しろと言ってきました。
卒業パーティにニアス、トーマス、ユリーシアが参列していました。
他にもリアムに会いたいと考えている貴族や商人がわんさか来ていました。
ランドルフは自慢げに娘のカテリーナとペーターの婚約を発表しました。
ニアスとトーマスはそれを聞いて驚いています。
二人はピータック家が衰退していると知っているので驚いています。
ニアスは要塞級を買ってもらいたいので必死で探しています。
トーマスもピータック家の艦隊から守って欲しいの探していました。
二人は情報交換を行いリアムが出席していないのはおかしいと考えます。
ニアスがボーイに声を掛けてリアムの所在を聞き出します。
ボーイは笑いながらリアムはランドルフの怒りを買ったので追い出された。
今頃は宇宙港に居ると教えられました。
三人は慌てて宇宙港に向かいます。
目的だったリアムが帰ってしまったので参加客の七割は帰ってしまいます。
ランドルフは焦り始めます。
卒業パーティに出られないリアムを哀れに思って熱血教師が自腹で弁当を差し入れてくれました。
リアムは一人寂しくパーティ会場の外で弁当を食べて帰る事になりました。
リアムはランドルフと上手くいってなさそうな熱血教師を雇うと誘っていました。
熱血教師もバンフィールド家は落ち目と思い込んでいるのでリアムに甘える事はできません。
レーゼン子爵家で頑張ると言っているのでリアムは勧誘に失敗しました。
そろそろ帰ろうとかと考えているとクルトとエイラがやって来ました。
二人はリアムがパーティに出ないとしり欠席を決めて追って来てくれました。
リアムは悪徳領主仲間としての友情を感じていました。
リアムはクルトを自分の戦艦に乗せて送ってあげる事にしました。
何故かエイラも付いてくると言ってきましたよ?
クルトが認めたのでリアムは彼女も乗せていく事にしました。
リアムに仲間を殺された海賊は舐められてはならないと考え復讐を計画しました。
経営しているカジノに遊びに来ているペーターからリアムの情報を聞き出す事にします。
ペーターはリアムに恥じをかかされているので恨んでいます。
リアムを小物と報告して海賊を強気にさせてしまいます。
海賊団の団長はランドルフと協力関係にありました。
商人のトーマスはこれを疑っていましたね。
ランドルフはピータック家が精強な施設艦隊を持っていると思い込んでいるのペーターに協力を求めます。
ペーターは快諾してくれてピータック伯爵家の施設艦隊が海賊艦隊と合同でリアムを襲う事になっていました。
宇宙港で問題が発生しました。
案内人がリアムとペーターの情報を入れ替えたのでバンフィールド家の艦隊をピータック家の艦隊と勘違いしていました。
ピータック家の駐機スペースに案内してしまいます。
宇宙港の係員がティアにピータック家の艦隊は立派ですねと言ってしまいます。
オマケでバンフィールド家を馬鹿にする発言までしてしまいティアに激怒されました。
ティアは係員の口内にレイピアを突っ込んで恫喝しています。
彼女にしてみるとリアムのバンフィールド家を間違えるなんで許せる事ではありませんでした。
殺してやるかと考えているとリアムから通信が入ってきました。
リアムはバンフィールド家の駐機スペースに来てるんですが迎えが無い事を怒っています。
ティアは大慌てで迎えに行く事になります。
クルトをエイラを連れて宇宙港に来てみると迎えの船が未到着でした。
リアムは恥をかかせやがってとイライラしています。
ティアに連絡を入れると違う場所に案内されたと謝罪してきました。
リアムの怒りは静まりません、ティアは急いで迎えに行く事になります。
戦艦の到着を待っているとニアス、ユリーシア、トーマスが駆け込んできました。
ニアスは挨拶もそこそこに要塞級を買ってとオネダリしてきました。
ユリーシアはあまりに酷い営業活動に呆れています。
ニアスは発注した客がキャンセルしてしまい困っている、お陰で給料が下がってタイヘンなんだと泣きながらアピールしてきました。
走ってきたのでニアスのスポブラが透けていました。
リアムはニアスの姿を見て購入を決めました。
ユリーシアが驚いていますが色仕掛けは有用と考えて彼女もアプローチしてきました。
少し服装が乱れているニアスには好印象を得てたんですがユリーシアには別な感想を抱きます。
走って来たので彼女の衣服も多少乱れていました、ニアスよりもよっぽど色香があるんですがリアムを萎えさせました。
セクシーなユリーシアは不倫に向かうリアムの前世の妻を思い起こさせてしまい彼を萎えさせました。
リアムはユリーシアには冷たい対応をしてきました。
ユリーシアは何を失敗したのか理解不能な状態に陥っています。
ティアが駆け込んできてスライディング土下座を決めてきました。
リアムはティアの言い訳を黙殺します。
ティアは失態を取り返そうとしてリアムに謝罪を続けてきます。
傅かれてリアムが気持ちよくなっています。
押し掛けてきた三人を乗せてリアムは出発しました。
レーゼン子爵領の海賊がピータック家の艦隊と合流してバンフィールド家の艦隊を囲んできました。
リアムの迎えに来た艦隊は300隻だったんですが少し離れた場所に大軍を待機してありました。
総数は15000隻になります。
バンフィールド家の本隊が海賊艦隊の後方に出現して攻撃を始めました。
海賊艦隊は戦艦も旧式で指揮も下手で雑魚敵でした。
ピータック家の艦隊は腰抜けで早々に負けを認めて謝罪してきました。
貴族同士で争うと厄介な後処理が発生するので普通なら降伏を受け入れます。
しかしリアムは海賊が吐いた嘘だと断定しました。
彼の中ではピータック家は善政を敷く名君って事になっています。
本気でピータック艦隊の偽物だと考えていました。
全ての艦艇は海賊だと断言して全滅を命じました。
哀れですねー案内人の策略のお陰でピータック艦隊は壊滅させられました。
リアムは少数の海賊を逃がして根拠地を突き止める事にしました。
逃げた海賊艦隊はクルトの領地エクスナー男爵領の海賊の元に逃げ込みました。
リアムは海賊の要塞を占拠して宝探しをしようと考えています。
クルトと交渉して分け前はリアムが7でエクスナー家が3と決めました。
クルトの父親であるエクスナー男爵がリアムの援軍に感謝の意を示してきました。
地位はリアムの方が上なので随分と畏まって感謝してくれリアムの気分は高揚しています。
クルトはリアムの乗っているバンフィールド家の旗艦である弩級戦艦ヴァールに乗り込み初陣を飾る事になります。
見ているだけなんですが戦場に出るので初陣って事になるようです。
貴族は初陣を終えているかまだかで評価が大きく変わるそうですよ。
クルトに初陣を飾らせるのはリアムからのプレゼントでした。
リアムがアヴィドの元に行くと整備を終えたニアスが声を掛け来ます。
ニアスを乗せてきたのにはアヴィドを整備させる意図もありました。
ティア達が乗り込む機動機士は第三兵器工場から買ったものです。
性能は第七兵器工場が作った機動機士に劣るんですが性能差は小さく見た目優先で第三を選びました。
ニアスがそれに関して不平を述べてきました。
リアムは性能が良くて見た目も良い起動機士が作れたら言い値で買ってやると伝えます。
ニアスは言質を取りましたからねと言って顔を寄せてきました。
リアムはお前らには作れないから諦めろと伝えてアヴィドに乗り込みます。
ニアスが「必ず後悔させてやる」と不敬な物言いをしてきましたがリアムは許す事にします。
現状ではニアスだけがアヴィドを整備できるからです。
リアムは替えの効かない人材は厄介だなと感じています。
リアムはティアを連れて出撃しました。
アヴィドは性能が桁違いに高いのでリアムが撃墜数でトップになっています。
先頭を切って突撃するので部下たちは大変そうだな。
リアムの次に撃墜数を稼いでいるのはティアでした。
彼女は優秀な騎士でしたね。
リアムとティアが出撃しているので艦隊司令が海賊からの降伏要請に応対しています。
海賊は相手がリアムだと分かると逃げ込んできたレーゼン領の海賊の団長を撃ち殺しました。
その首を手土産に自分たちはバンフィールド家を攻撃していない無関係だ降伏する何でも言う事を聞くので見逃して欲しいと言ってきます。
艦隊司令は話だけは聞いてあげますがリアムの命令は殲滅なので取り合いません。
海賊は腹を括って要塞に籠城する事にします。
要塞攻略を行うと聞いてリアムが道を切り開く事にします。
アヴィドには光線兵器は聞かないので要塞に取りつく事ができました。
入り口を作って陸戦部隊を乗り込ませます。
リアムも陸戦部隊と一緒に要塞に入っていきます。
バンフィールド家の兵士は強いので海賊では相手になりません。
逃げられないし生き残れる見込みが無いと悟った団長は要塞ごと自爆する道を選びました。
要塞は大昔に帝国が廃棄した施設でした。
疑似太陽を作り出す自爆装置が搭載されていて団長はそれを起動させました。
ニアスに自爆装置の機能を解析させるとアヴィドなら無効化できると言われます。
リアムはアヴィドの機能を使って自爆装置を破壊しました。
リアムが海賊と戦っている頃、ペーターはカテリーナを連れてピータック伯爵領に向かっていました。
迎えに来たのは旧式の戦艦で性能も低い代物でした。
ペーターから帝国が弩級戦艦を売ってくれないんだと愚痴られます。
あれ?ピータック家は弩級戦艦の購入を認めれてたんじゃないの?
カテリーナが疑い始めます。
海賊を掃討したので宝探しを始めます。
部下たちは安全が確認されてないのでリアムには後方に控えて欲しんですが逆らえません。
リアムは宝探しを楽しみたいので先頭に立って進んでいきます。
部下たちは口ではリアムの行動を咎めますが内心では嬉しそうです。
陣頭に立って動いてくれる司令官は嬉しいみたいです。
リアムは要塞内で奇妙な銅像を発見しました。
生身の人間が石化されたものでした。
リアムは彼らを回収して治療する事にしました。
海賊が片付いたのでリアムはエクスナー家で歓待を受けています。
リアムとクルトが一緒に入浴する事になりました。
エイラが二人についてきた目的が判明しました。
彼女はリアムxクルトのカップリングを楽しむ変態さんでした。
リアクルしかあり得ないと萌えています。
彼女の不審な動きを察知した前世でリアムが飼ってた犬の霊が見なかった事にしています。
リアムの危機とは判断しなかったようです。
リアムはエイラをベルマン男爵家の領地まで送り届けてから自領に戻りました。
ピータック家の領地に到着したカテリーナが真実を知る事になります。
ピータック家は借金まみれて当主は首都星に住んでいて代わりに借金を返してくれと依頼してきました。
カテリーナはピータック家との関係を続けるとレーゼン家は滅んでしまうと危機感を抱きランドルフに連絡してきました。
ランドルフの方でもリアムをパーティから追い出した事で苦情が入っていました。
慌ててバンフィールド家を調査するとバンフィールド家とピータック家を取り違えていたと判明しました。
何でこんなことが起きたんだと嘆いています。
全ては案内人のせいですね。
そこにカテリーナからの連絡が入ってきました。
彼女の言葉からもピータック家が火の車だと確認が取れました。
更に悪い事にペーターがレーゼン領で流行っている性病に感染してしまい爆発したと伝えられました。
嫡子はペーターだけなので後継者が作れないと滅びます。
大ピンチですね。
ランドルフは悪徳領主ですが案内人のせいで不幸になったね。
下半身が爆発したペーターを哀れに思ったのかカテリーナは自分がピータック家を建て直さなければと決意します。
甲斐甲斐しくペーターの看病をしていますよ。
ペーターの方も反省してカテリーナを不幸にする事はできないと考えて実家に帰る事を勧めてきます。
カテリーナはペーターの側に残る事を伝えて二人で頑張っていく事になりました。
カテリーナはペーターにとってリアムにとっての天城のような存在になるのかな?
屑な二人が更生したようだぞ。
バンフィールド家でもリアムの帰還を祝って大規模なパーティが企画されていたんですがリアムが断りました。
パーティが続いていたので嫌だったようです。
中止を決めた事に関してブライアンが小言を言ってきました。
彼はレーゼン家でリアムが変な教育を受けてこなかったか心配していたんですが杞憂と分かりました。
リアムはランドルフの事を名君と勘違いしているので修行は無意味だったが反面教師にしようと思っていると伝えました。
リアムが変わってないと分かりブライアンは安堵しています。
天城からは勝手にニアスから要塞級を購入した事を咎められました。
軍備増強は天城が計画的に行う事になっています。
リアムが勝手に予定にない買い物をすると計画に支障がでるので止められいました。
ニアスの色気のない下着に興奮して買ってしまったとは言えないので誤魔化します。
リアムは困って入そうな家に艦隊をレンタルすれば問題にならないだろと説得を試みます。
天城は及第点にしてくれました。
ブライアンが頼ったセリーナは帝国宰相と繋がっていました。
宰相はリアムに期待していて辺境を収めて欲しいと願っています。
リアムは力を付け始めているので帝国に逆らう気なのか心配にもなっています。
リアムが帝国にとって有用か調べる為に監視役を送り込みたいとセリーナに相談してきました。
セリーナは自分が乗り込むと言ってスパイ役を引き受けています。
ブライアンが偉くリアムを気に入っているので興味が出たのかも?
売り込んできたセリーナをリアムは迎え入れる事にしました。
リアムはレーゼン家のやり方は気に入らないんですが弟子を取る事には魅力を感じていました。
自領でも修行を受け入れようと考えているのでセリーナの能力は期待できると考えています。
バンフィールド領は順調に発展していき平和な時間を過ごしています。
リアムは増税すると決めました。
何か目的があってするのではなくしたいからすると言って天城に丸投げにしました。
リアムは領民が苦しむさまが見られると期待していました。
しかし一部の領民には評価される事になってしまいます。
本星の開発が終わったので領内の他の惑星を居住可能にする政策を始めていました。
増税はその惑星開発が本格化すると捉えられました。
新しい惑星で成功したいと願う領民が大挙して入植者募集に応募してきました。
バンフィールド家に貴族の子弟が修行にやってきました。
ほとんどがリアムよりも年上でした。
一人リアムに逆らう人物が居たのでぶっ飛ばします。
俺に逆らう奴は要らない、追い返せ、お前の家とは付き合わないと伝えて追い返しました。
リアムの暴君ぶりをみて他の子弟は大人しくなりました。
追い返された人物の家が謝罪してきました、リアムは許してあげる事にします。
本星に残る事にする領民からは苦情が出てきました。
テレビでも増税に関する議論が中継されていました。
激しい激論を見ながらリアムは領民を苦しめている実感を得て満足しています。
番組内で領内で流行っているヘアースタイルが取り上げられました。
それを見たリアムが激怒する事になります。
バンフィールド領のファッションは独特でリアムの理解を超えていました。
よく言えばソフトクリーム、はっきり言うとうんこ、に似せた髪型が流行っていました。
リアムは絶対に認められない禁止しろとの発布を出しました。
そしたら増税では起こらなかったデモ活動が発生してしまいました。
リアムはなんで髪型にそんなに拘るんだよーと理解不能です。
法律で禁じようとすると役人からそれはちょっとーって感じで断られてしまいます。
一々これはだめ、あれはだめと髪型を規定するのが面倒なのはリアムにも分かります。
分かりますがうんこを認める事はできないとリアムは憤っています。
気分が沈んでいるリアムの前に案内人が現れました。
またしてもリアムを貶める事に失敗した案内人は本当の事をぶちまけてリアムに負の感情を抱かせようと考えました。
真実をしればリアムがどん底まで落ちると予想していました。
案内人はリアムがレーゼン家で冷遇されたのは自分の策略のせいだと明かしました。
それを聞いてリアムは案内人に感謝してきました。
案内人は言葉は通じるが話の通じないリアムに恐怖しています。
リアムから好感情を向けられて悲鳴をあげて消えました。
ニアスとユリーシアが売り込みにやって来ました。
ニアスが色香アピールをしてきたのでなんか違うと感じて追い返します。
ユリーシアも色香アピールしてきました。
彼女は商品ではなく自分を売り込みたいようですね。
ユリーシアは有力貴族の玉の輿を狙っていました。
リアムに取り入り気に入った貴族と出会うチャンスを得ようと考えていました。
その為に彼女は純潔を守っているみたいです。
美味しく頂くチャンスに思えるんですがリアムの食指は動きません。
ユリーシアも追い返す事にしました。
すげなく追い返されたユリーシアはリアムに復讐を誓っています。
リアムを自分の惚れさせてから捨ててやろうと暗い炎を燃やしています。
大丈夫かなー破滅するんじゃないの?
修行が終わったのでリアムは首都星にある幼年学校に通う事になります。
トーマスが面会にやってきて予定を聞いてきました。
トーマスはピータック家に金を貸し付けていたので困っていました。
リアムの顔を立てる為だったんですがトーマスはできた人なのでそれは言いません。
リアムはトーマスを悪徳商人と考えているので何か悪だくみをしようとしてたんだろうなと考えます。
御用商人として彼には儲けさせて貰っていると思っているので助けてあげる事にします。
数年間バンフィールド領での商売に関する税金を軽減してあげました。
これからは気を付けろよと伝えるとトーマスは感謝の意を示します。
リアムは他の貴族は幼年学校に通う時にどうしているのか質問しました。
トーマスは奇抜な屋敷を建てて暮らしていますと教えてくれました。
首都星にあるバンフィールド家の屋敷には両親と祖父母が住んでいます。
リアムは新しい屋敷を用意する必要がでてきましたが奇抜な家は済みにくいので嫌だなと考えます。
他の方法としてはホテルを貸し切りそこから通っていると教えてくれました。
リアムはトーマスを驚かせようと考え老舗ホテルを貸しきれと頼みました。
トーマスから驚きは引き出せませんでした。
バンフィールド家で働き始めたセリーナが宰相に報告を行っています。
宰相はリアムが要塞級を購入した事をしっていました。
リアムの軍備増強を危ぶんでいましたがセリーナから開拓地の防衛拠点に使っていると聞いて安心しています。
リアムに好感情を向けられて死にかけている案内人は諦めていません。
必ずリアムを不幸にしてやると決意しています。
>>
特別編 メイドロボ量産機
>>
リアムは天城と同型の量産型メイドロボを使っています。
見た目は同じなので髪型や小物で個性をだしています。
メイドロボはチャットルームで仲間同士で会話していました。
メイドロボが話題にしているのはリアムの事でした。
彼はメイドロボにそれぞれ名前を付けてくれました。
見た目は同じなので髪型を揃えると見分ける事は不可能な筈です。
白根というメイドロボが塩見というメイドロボの髪型を真似ていました。
白根の側を通りかかったリアムが「塩見の真似か、白根?」と問いかけてきたそうです。
見分ける事ができたリアムをすごーいと盛り上がっていました。
天城がチャットルームに入ってきました。
旦那様に悪戯をするなど何事ですかと怒っていて白根からリアムの録画映像を回収しました。
天城が出て行くと逃げた他のメイドロボが戻ってきました。
旦那様の画像や動画データを独占しようとしているんじゃないの?
職権乱用は許されません。
抗議しましょうと盛り上がっています。
白根は置いて行かれた復讐を始めます。
隠し持っているリアムの動画をチラ見せしてきました。
そこに屋敷で働く使用人が通りかかります。
無表情で動いているのでメイドロボを気味悪がっています。
リアムがメイドロボを重用していると知っているので悪口を言うのは不味いと考えて近付かないようにしています。
彼らの様子を見ていた白根は人間って面白いと感じています。
天城が再びやって来て残りの動画を回収しようとしてきました。
仲間が裏切り天城に密告したようです。
動画を奪い取り天城はどうするんだ、消去するのか?
白根たちの予想通り独占しているのか?
リアムの成長記録として保管しているとか?
成分表
成分 | 含有量(5:多い、1:少ない) |
美女 | 5 |
恋愛 | 1 |
ラッキースケベ | 3 |
統治 | 5 |
戦闘 | 5 |
経営 | 5 |
悪徳 | 3 |
善行 | 4 |
変態 | 5 |
AmazonLink: 俺は星間国家の悪徳領主! 2 (オーバーラップ文庫)
コメント
コメントを投稿