ラノベの感想) 俺は星間国家の悪徳領主! 3 (オーバーラップ文庫)


概略:
リアムが幼年学校に通う事になります。
皇位継承順位が低く継承権が無いに等しい皇子と知り合います。
彼には独立したいとの目標があります。
彼を面白いと感じたリアムは彼に近付くね。
ロゼッタという高慢な公爵令嬢との出会がリアムを喜ばせます。
彼女は爵位が高いだけの貧乏な苦労人でした。
彼女の家は2000年前の皇位継承争いに敗れて政敵だった皇帝から罰を与えられました。
リアムは反骨神溢れているロゼッタを屈服させたいと考えます。
彼女から全てを奪う為に結婚を申し込む事にします。
幼年学校には海賊貴族の子弟も通っていてリアムと争う事になります。
貴重な鉱物をふんだんに使って改造されたアヴィドが大活躍します。

レーベルオーバーラップ文庫
発行日2024/8/31
著者三嶋与夢
イラスト高峰ナダレ
ISBN
雰囲気蘇生、幼年学校、理想人材、屈服、暗殺者、敵対、改造、メカフェチ、対決、蹂躙、交渉、救い、予定外


リアムは回収した石化している人間を蘇生させる事にしました。
その中の一人の女性がリアムに感謝しているように見えました。
幼年学校に入学する前にリアムは貯金箱を壊しに行く事にしました。
リアムにとっての貯金箱は海賊なので対峙して稼ぐ事にしました。
アヴィドで出撃して暴れ回ったんですが腕の関節が不調を訴えていました。
整備したばかりなんですが壊れたようです。
原因究明の為にニアスに修理と調査を依頼する事にしました。

幼年学校で優遇してもらう為にリアムは多額の寄付を行います。
賄賂のつもりでした。
幼年学校側がリアムの意図を判断できずに宰相に相談してきました。
幼年学校は賄賂を贈り優遇される生徒と普通に教育を施される生徒に分かれています。
宰相はリアムを真っ当な貴族と思い込んでいるので彼の意図が分かりません。
セリーナに意見を求めることにします。
セリーナもリアムを素晴らしい貴族と思い込んでいるのでリアムが厳しい教育を望んでいると答えます。
二人の勝手な思い込むによりリアムは優遇を受けられなくなります。

幼年学校でクルトとエイラに再会しました。
リアムは悪徳領主仲間と思い込んでいるので会えない間も連絡は取り合っていたようです。
エイラは久々にリアムとクルトの生カップリングが見れて悶えています。
同級生に帝国の皇子がいました。
ウォーレスという皇子なんですが120番目の皇子なので皇位継承順位が低く権力はありません。
セリーナから余り関わるなと助言されていました。
他にも目立つ生徒として公爵家の令嬢が目に留まりました。
気位が高そうでリアムは注目しています。

授業が始まり他の生徒は厳しい大変だと感じているようですがリアムには楽過ぎました。
最初だから軽い内容なんだろうなと考えていたんですがそうではないと分かります。
リアムはこんな内容で良いのか?と疑問を持っています。
リアムは暇になります。

ウォーレスがナンパしている姿が目に留まりました。
皇子として将来が決まっている彼は独立したいと考えていました。
その為に婿を欲している令嬢に声を掛けて婿入り先を探していました。
エイラもナンパされたそうです、彼女が後継者ではないと教えると興味を失われたそうです。
リアムはウォーレスに興味を持ちます。
彼に声を掛けて仲良くなろうとしています。
リアムとクルトのカップリングの中にウォーレスが入ってくる事になりエイラが不機嫌になります。
ウォーレスから彼の置かれている状況を説明されたリアムは彼のパトロンになる事を決めました。
リアムの家が有力だと知ったウォーレスは大喜びで皇子を辞める手続きを始めています。
宰相がこの動きを知って驚いています。
ウォーレスは毒にも薬にもならない無害な存在なのでリアムの判断に任せる事にします。
リアムは元皇子を子分にする事で優越感を得られると期待しています。

ウォーレスから高慢な公爵令嬢ロゼッタ・セレ・クラウディアの置かれている状況を教えられます。
クラウディア家は2000年前の権力闘争で敗れて当時の皇帝に迫害される事になりました。
爵位だけは残して権力を取り上げられました。
名ばかりの公爵として生きていく事を強要されます。
クラウディア家が女系なのは婿が取れないからでした。
更にお家が断絶しないように監視する組織まで作られました。
以降貧乏貴族として生きていく事になります、滅ぶ事も認められない苦しい状況に追い込まれています。
困っているロゼッタが他人を寄せ付けない高慢な態度を取っている事に惹かれます。
彼の理想とする嫌がる女性を無理矢理手に入れるが達成できると期待しました。
ロゼッタに声を掛けて彼女の反応を楽しむ事にします。

ロゼッタが他の生徒と関わらないのは中傷されるからでした。
これまでも何度も人に裏切られていて他人に期待しなくなっています。
リアムが期待したような強い心の持ち主で何とか這い上がろうと足掻いていました。
この世界の貴族は教育カプセルで知識を得て体を鍛えるのが普通です。
ロゼッタの家はお金がないので教育カプセルも簡易的なモノしか持ってなく使用回数も制限されていました。
ロゼッタは優秀な見た目に反して劣等生でした。
努力はしているんですが貴族が普通に使う方法が使えないので能力的に劣っていました。
彼女は授業に付いて行くのも難しい状態なんですが根性で喰らいついて行こうとしています。
教師も彼女が頑張っているのが分かっているので指摘する事はできません。
何らかの支援をしようとしても監視者が文句を言ってくるのでそれもできませんでした。
ロゼッタは優秀なリアムにライバル心を剥き出しにしてきました。
それがリアムの興味を刺激していきました。

リアムが望んでいた高額賄賂で優遇を受けている生徒は第二校舎に集められていました。
そこを支配しているのが海賊貴族と呼ばれているバークリー男爵家のデリックです。
海賊の元締めをしていて男爵家なんですが公爵家を超える影響力を持っています。

不運なロゼッタがデリックに襲われる事二なってしまいます。
取り巻きを連れているデリックがロゼッタを人の居ない教室に連れ込んで犯そうとしてきました。
クラウディア家の窮状は有名なのでデリックは遺伝子を与えてやる喜べと言って下卑た笑いを浮かべています。
能力値が低いロゼッタでは組み敷かれた態勢から逃れる事はできません。
ロゼッタが助けを求めるんですがバークリーファミリーが怖くて助けてくれません。
そこにリアムが現れてデリックをぶっ飛ばしてしまいます。
デリックはリアムが海賊退治をしていると知っていて敵視していました。
リアムの強さを知らなかったみたいですね恥をかかされた上リアムに恫喝されてしまいます。
以降リアムが怖くてデリックは逃げ回る事になります。
第二校舎から出てこないので幼年学校は平和になります。
リアムはロゼッタを助け起こそうとします。
ロゼッタは嬉しいんですがリアムへのライバル心を捨てられません。
手を打ち払ってしまいました。
これがリアムを喜ばせます、助けてあげたのに高慢な態度を貫くロゼッタを堕としたい考えます。

リアムはロゼッタが爵位が上なのを心の拠り所にしていると考えます。
ウォーレスから爵位をあげる方法として爵位を買い取る方法があると教えられます。
リアムは帝国が爵位を売り出しているのか?と考えます。
ウォーレスから困っている家から爵位を買い取るんだと教えてくれます。
リアムがロゼッタと結婚して爵位を譲り受ければ公爵になれると分かります。
しかし抱えている莫大な借金も付いてくるので誰もそんな手は使わないとも言われました。
錬金箱があるのでお金の心配がないリアムはロゼッタと結婚しようと決めました。
ロゼッタは幼年学校で陰湿な陰口を言われていたんですがリアムが彼女に興味を持っていると知れ渡ると苛めは無くなりました。
皆リアムが怖くてロゼッタに手を出せなくなりました。

ブライアンに連絡してクラウディア家との婚姻を進めろと命じます。
ブライアンもクラウディア家の窮状は知っているんですがリアムが生身の女の子に興味を持ってくれたのが嬉しいみたいです。
リアムが困っているロゼッタを助けようとしているだなと勘違いして余計に嬉しくなっています。
ブライアンは張り切って婚姻話を持って行きます。
しかし現クラウディア公爵である祖母と母の心は既に折れていました。
クラウディア家にとってはまたとないチャンスなんですが信用しきれませんでした。
最初の交渉は不調に終わります。

リアムに恥じをかかされたデリックが報復してきました。
配下の海賊艦隊をバンフィールド領の開拓惑星に差し向けてきました。
開拓惑星に配備されているバンフィールド艦隊が少ないと分かっているので勝てる気になっていました。
リアムは開拓惑星に要塞艦を配備してありました。
バークリー家の艦隊は殲滅される事になりました。
リアムに心酔している艦隊司令は降伏の申し入れを拒否して全滅させました。
この戦闘でバークリー家が保有している秘密兵器が行方不明になりました。
あとでバンフィールド家が発見する事になります。

送り込んだ艦隊を全滅させられたデリックはリアムに暗殺者を差し向けました。
優秀なようでリアムが寝ている寮に侵入してきました。
リアムの部屋を探していると影の中かた仮面を被ってる巨漢が出現して暗殺者を殺してしまいます。
巨漢はリアムの部屋に入っていき彼の安全を確認しています。
リアムが気配で目を覚ましています。
リアムは巨漢の事をククリと呼んでいます。
ククリは暗殺者の事を犬にたとえています。
犬が好きなリアムは迷い犬と聞いて飼い主に送り届けてやれと命じました。
ククリはリアムが蘇生させた石化していた人間の一人です。
ククリもリアムに心酔しているので命令を忠実に実行します。
暗殺者の死体を細切れにしてデリックの部屋に届けました。
目覚めたデリックは室内に暗殺者の死体が積み上げられているのを見て悲鳴をあげます。
暗殺は不可能と分かってしまい焦り始めています。

三年生になると機動機士で戦うトーナメントに出られるようになります。
リアムも出場する事にしました。
ニアスに連絡してアヴィドを改造してもらう事にします。
ニアスからアヴィドの不調の原因がリアムの操縦に付いていけなくなっているからと説明されました。
アヴィドが気に入っているリアムは強化を命じます。
ニアスはこれ以上の強化は無理なので新しい機動機士を作る方が良いですよと反論してきました。
リアムが強化に拘ると大量の希少金属を要求してきました。
それとマニュアル制御の機体を動かせるテストパイロットも求められました。
リアムはニアスの望みを叶えてあげます。
送り込んだパイロットはティアではなくてマリーという女性でした。
マリーもククリと同じで石化させられていた2000年前の人間です。
リアムに心酔していて必ず役に立ってみせると意気込んでいます。

ニアスは指定した希少金属が送られてきた事に驚きます。
贅沢な機体を作れると大喜びで試作機の作成を始めます。
マリーがテストを開始するんですが操縦が困難過ぎると文句を言ってきました。
ニアスはアヴィドはこんなものじゃないと指摘するとマリーが発奮しています。

リアムがアヴィドを見に来ました。
ニアスによって強化されたアヴィドを見て嬉しくなっています。
ニアスはアヴィドの足に抱き着いて涎を垂らしています。
贅沢な素材を使って改造できたのが嬉しいようです。
リアムは性能には満足なんですが塗装色が気に入りませんでした。
黄金色にして欲しくて金を多めに送り付けたのにニアスは使っていませんでした。
リアムは色を塗り直せと命じます。
ニアスとしては貴重素材の色を活かしているとの自負があり嫌ですと断ってきました。
不敬な態度なんですがアヴィドを整備できるのは彼女だけなのでリアムは制裁を与える事ができません。
絶対に嫌だと泣かれたのでリアムは色の変更を諦めます。
リアムはニアスの上司にクレームを入れて叱ってもらう事にしました。

トーナメントにロゼッタも出場する事になりました。
監視者がやってきて出場を強要してきました。
彼らはロゼッタが無様を晒すのを見て楽しみたいようです。
ロゼッタには拒否権が無いのでボロボロの起動機士をレンタルして出場する事になりました。
最初の相手はリアムでした。
満足に教育カプセルに入ってないのでロゼッタは身体能力でも劣っています。
訓練ではリアムに勝てないんですが実戦なら可能性があると言って挑んできました。
リアムはロゼッタの気概に感動していますね。
元々機動機士の性能差があり過ぎる上に操縦技能にも巨大な差があるのでロゼッタでは相手になりません。
リアムはロゼッタの攻撃を全てかわして彼女に無力感を与えています。

戦闘は中継されていて観覧席でニアス達が見ていました。
地上で戦っているんですがアヴィドは移動時に足音を立てません。
クルトが凄いと驚いています。
ニアスはアヴィドの性能に鼻を高くしています。

リアムはロゼッタの機体を転倒させて踏みつけにしました。
力の差を見せつけてコックピットのハッチを開かせます。
ロゼッタは涙目で殺せと言ってきました。
トーナメントに出場する選手は戦闘中に死んでも文句を言わないという誓約書にサインしています。
殺される事もあるようですね。
リアムはロゼッタからくっ殺を見せて貰えて嬉しくなっています。
丁度ブライアンからクラウディア公爵がリアムとロゼッタの婚姻を認めたとの連絡を入れてきました。
リアムは彼女の心を圧し折ろうと止めをさしに行きます。
リアムはロゼッタの祖母がリアムとの婚姻を認めた事を教えました。
帝国も二人の婚姻を認めたので逃げ道は亡くなったぞと伝えます。
ロゼッタは泣き出してしまいます。
リアムはロゼッタが家族に裏切られて絶望の涙を流していると考えます。

ロゼッタとリアムの婚約が決まったのでバンフィールド家の家臣たちは大喜びしています。
ロゼッタの機体が回収されて戻ってきました。
コックピットから出てきたロゼッタをマリーが迎え入れます。
マリーは2000年前にロゼッタの祖先と親友同士でした。
ロゼッタに幸せがやって来た事を喜んでいます。
2000年後に親友の子孫と出会うきっかけをくれたリアムに感謝しています。
ロゼッタはバンフィールド家の家臣団に傅かれる事になっています。
疲労しているので侍女に連れられて救護室に運ばれて行きます。

トーナメントは続いているんですがデリックが仕掛けてきました。
通信妨害を行い会場との中継を絶ちます。
それから第一兵器工場から購入した最新機を大量に仕向けてきました。
多くの味方を引き連れてデリックが出てきました。
リアムはこれだけで良いのか?と質問しています。
アヴィドの相手をするには少なすぎると言いたいようですね。
デリックは強がりと受け取り攻撃を命じました。
希少素材を贅沢に使って改造されたアヴィドが強すぎました。
襲い来る第一兵器工場の新型機を簡単に破壊していきます。
逃げようとする機体もでてきたんですがリアムは逃がしません。
デリックの味方をしている海賊艦隊も上空に到着して機動機士を投下してきました。
アヴィドは交戦を続けても機体不調に陥りません。
リアムの操縦に付いて来れるようになっていました。
投下された機動機士は全てアヴィドに破壊されました。
海賊艦隊は急行したバンフィールド艦隊に撃滅されました。
残っているのはデリックだけに成りました。
勝てないと分かっているデリックは命乞いしてきました。
エリクサーをいくらでも手に入れる事ができる装置を持っていると言ってきます。
普通なら大きな魅力を感じるんですけどね、お金持ちのリアムは必要なだけ買えるので魅力を感じません。
デリックを殺す事にします。
コックピットをアヴィドの持っている剣で突き刺しました。
通信が回復して教師たちが駆け込んできました。
すぐに救護班を呼べと言っている教師にリアムはもう死んでいるので無意味だと伝えました。
仲間を呼んでもこの程度か雑魚は集まっても雑魚だなと笑うと教師を唖然とさせました。
リアムはアヴィドの試運転にはなったとデリックに感謝しています。
海賊貴族の子弟を殺してしまう大事件が起こったのでトーナメントは途中で中止されました。

学生寮の自室でロゼッタが目を覚ますとバンフィールド家の侍女がいました。
貧乏生活で侍女が居る生活に慣れてないのでロゼッタは対応に困っています。
ロゼッタは結婚の話が本当なのか確認してきました。
侍女はロゼッタ様とリアム様が修行を終えられたら結婚する事になりますと教えてくれます。
ロゼッタはリアムがクラウディア家の爵位を欲したから結婚を申し込んだのよね?と問いかけます。
侍女はバンフィールド家が莫大な借金を背負ってまで爵位に拘る理由がありません。
ロゼッタ様もご存じではありませんか?と答えます。
ロゼッタはそれではリアムの気持ちが理解できないわ、どうしてわたくしなんかを嫁に欲しいとここまでするの?と問いかけます。
侍女はロゼッタの勘違いを可愛いと感じています。
どうしてもリアム様が欲しいと願った女性はロゼッタ様が初めてです。
領内では女性に手を出さないため家臣一同が心配していたくらいですと教えました。
ロゼッタは夢なら覚めないで欲しいと思っています。
うーん既にリアムに惚れているような?
ロゼッタが男子寮のリアムの部屋にやってきました。
クルトが声を掛けると驚いています。
驚かせた事を謝罪すると問題無いと答えています。
リアムに会いに来たと聞いてクルトは不思議に思います。
ロゼッタはバンフィールド家の家臣を引き連れているんですよね。
何で家臣にリアムの予定を聞かないの?と質問しています。
これまでロゼッタには家臣なんていなかったのでそんな考えは浮かばなかったと言っています。
クルトはリアムがこの時間は刀の稽古をしていると教え案内してあげます。
ロゼッタはリアムの真剣に稽古している姿を見て自分が勘違いしていた事を知りました。
リアムはお金に任せて能力を手に入れていると考えていました。
リアムが努力していると知り己の浅はかさを恥じていました。
ここがロゼッタがリアムに惚れた瞬間だったな。
会わせる顔がないと言ってロゼッタは帰っていきました。

リアムは教師陣に呼び出されて反省を求められます。
一緒についてきた配下がリアムを擁護してくれるので黙って聞いているだけで良いみたい。
リアムは反省を促してくる教師陣にいくら欲しいと尋ねます。
ルール上はリアムにデリックを殺した責任はありませんのでリアムは反省する必要を感じていません。
来年度の寄付金は倍にしてやると伝えます。
幼年学校の校長が自分達はリアムに厳重注意をしましたご理解くださいと言ってきます。
リアムは金を貰って黙るけど、表立ってそれを言うと恥ずかしいから注意したってスタンスが欲しいんだと理解しました。
リアムは問題は解決したと判断して退室します。
教師たちに元々リアムを責めるつもりはありませんでした。
デリックの態度は看過できないリアムは火の粉を振り払っただけと考えていました。
しかしリアムが日頃からデリックを煽っていたのでそこを注意したかったようです。
お金でそれを黙らせたリアムの優秀さに教師陣は溜息を吐いています。

リアムの元にククリがやってきました。
彼らはクラウディア家を監視していた集団について調べ上げ回収した資料を持ってきました。
リアムは大した内容ではないだろうと考えてブライアンに渡せと指示します。
受け取ったブライアンは処理に困りエレーナに相談しました。
エレーナは重大事項を発見したので宰相に報告しました。
監視者は宰相の事まで調べ上げて弱点を把握していました。
宰相は監視者を呼び出す事にします。
ロゼッタがリアムと結婚してクラウディア家はバンフィールド家に吸収されて消滅します。
監視者は仕事を失う事になるんですがそれは嫌だと我儘言っています。
これからはバンフィールド家の監視を行いたいと言っているね。
自分達を帝国の闇とか大仰に考えています。
宰相は2000年前の皇帝が行ったクラウディア家への制裁はそろそろ辞めるべきと考えています。
監視者たちを始末する事に決めました。
副官をしているティアに命じて全員を抹殺しました。
クラウディア家が滅ぶのを防ぐ目的で監視者はデリックに協力していました。
ティアの怒りを買うのは当然です。
宰相はティアの事を高く評価していて帝国の直臣に誘っています。
普通の騎士なら大喜びで飛びつくべきオファーなんですがティアが崇拝しているのリアムなので即答で断っています。
宰相は残念に感じてますがリアムへの妄信が過ぎるからまあいいかと考え直しています。

3年生が終わると長期休暇に入ります。
リアムは婚約者のロゼッタと子分のウォーレスを連れて帰郷しました。
ウォーレスは綺麗な侍女を付けてくれと要求してきました。
そこのエレーナがやってきました。
ウォーレスは宮中でエレーナの教育を受けていたようです。
彼女を恐れているのが面白くてリアムはエレーナにウォーレスの面倒を任せました。
ロゼッタも祖母と母と再会を果たしました。
リアムは三人で肩を寄せ合い悔しがっている姿を期待します。
しかし裏切られました、三人は泣きながら喜んでいるだけでした。
リアムはまだロゼッタの心が折れていないと思っているので再会を喜び合っているだけと考えます。
ロゼッタの祖母が体を壊していると知りエリクサーで治療する事にします。
彼女の体調不良は病気ではなく寿命なのでエリクサーでは治せませんでした。
少しだけ延命する事ができただけです。
ブライアンはリアムが結婚相手を決めた事を喜び大泣きしています。
リアムはジジイの涙に需要は無いと言って辟易しています。
天城に再会してリアムは嬉しくなっています。
これまでは天城が迎えに出てきてくれてたんですがロゼッタに気を使って遠慮していました。
リアムはロゼッタが天城を嫌ったら彼女を捨てると言っています。
天城はそれは難しいと指摘してきました。
窮状に瀕していたロゼッタを救い出したと思われているので簡単に捨てるとリアムの評判が下がると指摘します。
リアムは天城の重んじているので捨てられないなら監禁しようと考え直します。
天城はロゼッタを大切にしてくださいとお願いしてきました。
天城からロゼッタとの婚約式は幼年学校を卒業してからになると言われます。
リアムはロゼッタの為に豪華な婚約式をする必要はないと考え休暇中に婚約式を行うと決めます。
教育が足りないのでロゼッタは教育カプセルに入れられる事になりました。

直ぐに婚約式を実施すると聞いてヘンフリー商会のトーマスが焦ります。
彼はクラウディア公爵が長くないと知っていました。
リアムがクラウディアの晴れ姿を公爵に見せようとして婚約式を急いでいると勘違いします。
彼もリアムを善人と考えているのでこのような解釈になりました。
御用商人として頑張る場面だと張り切って必要な準備を行っています。

婚約式の日がやって来ました。
リアムがティアを従えてロゼッタの控室にやってきて声を掛けてきます。
リアムとしてロゼッタがさぞ悔しがっている事を期待しています。
ロゼッタの方がリアムに緊張して返答する事ができませんでした。
リアムとティアが退室するとロゼッタがマリーに相談してきます。
リアムを何と呼べば良いのか分からないと言っています。
旦那様では天城と被るのでマリーはダーリンと呼ぶのはどうかと提案しました。
それは親友だったロゼッタの先祖が使っていた呼び方です。
ロゼッタは気に入りリアムをダーリンと呼ぶ事にします。

婚約式が始まりリアムとロゼッタが誓のキスを交わす事になります。
リアムがロゼッタのベールをあげて顔が見えるようにしました。
リアムはベールの下から悔しそうな顔が出てくる事を期待していました。
しかし出てきたのは恋する乙女の恥じらいに満ちた顔でした・・・
リアムはロゼッタが既に堕ちている事を悟ります。
前世で後輩の新田君が言っていた「即落ち二コマ」でした。
そもそもリアムはロゼッタの内面を読み違えていたからなー。
ロゼッタは救い出してくる王子様を求めていたんだよなー。
強気な態度は恵まれているリアムに対する反骨神からきてたからなー。
リアムはロゼッタを気位が高いと考えてましたが自衛する為に他人を避けてただけだったし。
リアムは悪徳領主として嫌がる女性を無理矢理手に入れたつもりだったんですがロゼッタにしてみれば夢物語だと思っていた理想の救い主が現れたって事だからねー。
そりゃ惚れるわ。
クラウディア公爵はロゼッタの晴れ姿を見ると数日後に亡くなりました。
婚約式を見せる事ができたとロゼッタの母からも大変に感謝される事になりました。

婚約式後のパーティでバンフィールド家の騎士団で派閥争いがあるが判明しました。
ティアとマリーが筆頭機士の座を巡ってライバル心を剥き出しにしています。
現在はティアが筆頭機士なんですがマリーが不満なようです。
ティアの事をミンチ女と罵り追い落としてやると言っています。
ティアの方も石化させて砕いてやるロートルと罵っています。
それぞれに配下を持っているので問題にならないと良いんですが・・・
二人ともリアムには忠実なので問題にはならないのか。
リアムが仲良くしろと命じれば仲良くなるかもな。

ロゼッタは相応しい装飾品を持っていなかったので買ってあげる事にします。
トーマスに頼んで用意させました。
ロゼッタは購入した衣装に着替えて見せにきました。
貧乏生活が長かったので無駄遣いもしません。
リアムは彼女を咎める理由を得られません。
甘えて声でダーリンと呼びかけてくるのでリアムは対応に困っています。
リアムはロゼッタが屈服する過程を楽しみたかったんですが即落ちしてしまったのでガッカリしています。
リアムとロゼッタの婚約は領内でも話題になっています。
二人の出会いを描いたドラマが放送される事になりました。
ロゼッタが悔しがるのを期待しますが楽しそうに視聴していますね。
実家はこんなに大きくないと貧乏アピールまでしています。
撮影にはバンフィールド家の一部が貸し出されていました。
ブライアンは俳優を志していた時期もあり嬉しそうに教えてくれました。

ブライアンから開拓惑星の近くで面白い機械を発見したと知らされます。
調べてみると惑星開発が行える古代文明の機械だと判明しました。
設定を変更するとエリクサーが作り出せると分かりました。
リアムはデリックが言っていた装置だなと気付きます。
アヴィドで戦闘が行われて宙域に出かけて装置を使ってみる事にします。
予想通りエリクサーを集める事ができました。
エリクサーは機械を作動させた場所周辺の生命力を吸い取りエリクサーを作り出すようです。
惑星上で使うと惑星の生命力をエリクサーに変換できるようですね。
エリクサーを作り出すと惑星は荒廃します。
お金持ちのリアムにはエリクサーを購入する事ができます。
この装置は本来の目的である惑星開拓に使う事に決めました。

リアムの留守中にロゼッタが天城を呼び出します。
エレーナとブライアンから天城がリアムの母親代わりをしていたと聞いたと伝えてきます。
天城はロゼッタに苦言を呈されると予想してできるだけリアムに近付かないようにすると伝えます。
ロゼッタは天城がリアムの傍に居る事に対して文句を言うつもりはないと伝えます。
ロゼッタは天城に自作の組紐をプレゼントしました。
天城は受け取っても良いのか戸惑っています。
ロゼッタは当然じゃない貴方はダーリンの大切な人なのでしょう?と聞いてきます。
天城は微笑むが少し悲しそうでした。
そう、なのでしょうね、と答えています。
天城が奥様ありがとうございますと伝えると照れられます。
ま、まだ奥様ではないわよ。
天城はロゼッタ様と言い直して旦那様をよろしくお願いいたしますと伝えました。
苦労人のロゼッタには天城を忌避する気持ちは無いようです。
虐げられていたのでメイドロボの辛い立場が分かるのか?
リアムは理解のある良い妻を手に入れたようですね。
問題はリアムはロゼッタに惚れてない事だよね。
天城にロゼッタの全てを奪ったと教えた時に、もう抱かれたのですか?と問われて「え?何で?」と答えてたからな。

リアムがロゼッタと婚約した事でバンフィールド家の信用度が少し回復しました。
良心的な貴族がリアムの元に集まってきています。
バンフィールド家は海賊貴族と敵対する道を選びました。
対決は必至なようです。
宰相はロゼッタとの婚約は良心的な貴族を集めて海賊貴族を打倒する事だろうと予想しています。
リアムは好意的に解釈されているよなー
リアムは悪徳領主として力で相手をねじ伏せたいだけなんだけどなー。
ロゼッタの件以外は良い事続きなのでリアムは案内人への感謝を示しています。

案内人は首都星に来ていて負の感情を摂取していました。
ようやく復活した案内人に向けてリアムの感謝の気持ちが降り注いできました。
案内人はまたも大きなダメージを受けてしまいます。
リアムを倒すだけの力を失っている案内人は刺客を用意する事にします。
リアムに対する恨みを持っている人物を探します。
安士がリアムに殺意を抱いている事が分かりました。
リアムが起動機士トーナメントで一閃流の名を出したので海賊に恨まれる事になります。
リアムを育てた安士に海賊の矛先が向いています。
リアムのせいで一閃流の名が売れてしまい安士を倒して名をあげようって輩も出てきました。
弱い安士では対処不可能です。
リアムを倒せばこれ以上一閃流が有名になる事は防げると考えて強い弟子候補を探す事にします。
安士は大人を殴り殺している浮浪児の兄弟を見つけて弟子にする事にしました。
持っていた総菜パンで二人を餌付けして弟子にしています。

もう一人リアムに復讐しようとしている人物を発見しました。
ユリーシアです。
リアムにすげなくあしらわれて恨みを抱いたユリーシアは自分を鍛え直しています。
軍の再教育プログラムを利用して教育カプセルを使って自分を鍛え直しています。
彼女は特殊部隊に入り自分を鍛え直しています。
目的はリアムが士官学校に入学してきた時に副官として採用され彼に近付く事です。
案内人は二人に期待しています。

リアムにデリックを殺されたバンクリーファミリーがバンフィールド家を滅ぼすと決めました。
ウォーレスは心配していますがリアムは倒すだけだと考えています。

リアム達が幼年学校に戻る事になります。
ロゼッタがリアムの気を惹こうとして纏わりついてくるのでリアムが困っています。
鋼の心を持つ女と期待してたんですがチョロくてガッカリです。
リアムが昼食は購買のパンにすると言うとロゼッタは買いに行こうとしているな。
リアムは自らパシリになろうとするお嬢様が居て良いのか?と疑問に思っています。
リアムはウォーレスに買いに行かせる事にします。
ウォーレスは争奪戦の激しさを訴え無理と答えています。
リアムが食堂にすると言い直すとロゼッタは良い席を確保してくると言ってきます。
リアムは頭を抱える事になっています。
ロゼッタはリアムの役に立ちたくて仕方ないようですね。
犬の様に尻尾を振っていると考えてしまい犬好きのリアムはロゼッタが可愛く見えてきています。
鋼のような精神をもったロゼッタはどこに消えてしまったんだと嘆いています。

>>
特別編 屋敷のメイドたち
>>
バンフィールドの屋敷には多くのメイドが務めています。
名家の娘もメイドをしていてリアムのお手付きになり玉の輿を狙っています。
一人のメイドがパーティでリアムに会ったことがあると言って声を掛けました。
見ていたメイドロボたちは彼女の勇気が実るか賭けをしていました。
彼女は美人なんですがリアムは覚えていませんでした。
会話は盛り上がらず撃沈しています。
成功に賭けていた塩見はお気に入りをリボンを賭けていました。
負けてしまいリボンは没収される事になります。
一カ月後、白根がリアムへの告白に失敗したメイドが男性騎士と仲良くなっているの発見しました。
リアムが塩見を呼び止めて組紐が無くなっている理由を質問してきました。
賭けで負けて取られたとは言えないので塩見は他の姉妹に譲渡しましたと答えます。
リアムはいじめられてないか?と心配してきます。
塩見は問題無い答えます。
リアムは何もないと寂しいだろうと言って自分が付けていた金の腕輪を塩見に付けてくれました。
リアムにありがとうございます、と無表情でお礼を伝えます。
表向きは無表情なんですが嬉しくて他の姉妹たちに向かって絶叫しています。
これが負けて勝利を得る策士塩見様の実力よ!
悔しいので白根は天城にこの事を報告しました。
天城が塩見を叱る為に現れました。
塩見は統括に売ったわねと白根を咎めてきました。
白根は旦那様に関わる事だから統括はネチネチと責めてくる覚悟するといいわ!と言い返します。
天城が白根の悪口に気付いたようで白根も叱られる事になりました。

成分表
成分含有量(5:多い、1:少ない)
美女5
恋愛3
ラッキースケベ3
統治5
戦闘5
経営5
悪徳5
善行5
変態5


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