ラノベの感想) 最強をこじらせたレベルカンスト剣聖女ベアトリーチェの弱点 3 その名は『ぶーぶー』 (電撃文庫)

概略:
アルメリナはSNSでの認知度を上げたいと考えているようです。グランズニールで冒険する仲間を現実世界で集める事が目的のようです。死んだと思われていたツェリカの旦那が出てきます。彼は動く骨になっていました。賢者の事を知って欲しくないと考えているようでベアトリーチェたちを襲ってきます。ベアトリーチェの事を危険視した会議室の刺客が襲ってきました。アルメリナが現実世界で動いて解決する事になります。賢者の居る可能性が高い場所が特定できたので会いに行く事になります。ベアトリーチェが衝撃の出会いを経験する事になります。

レーベル:電撃文庫
発行日:2016/10/8
著者:鎌池和馬
イラスト:真早
ISBN:978-4-04-892450-4
雰囲気:ぶーぶーランド、助言者、温泉旅行、制裁、賢者
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アルメリナがSNSで「イイヨ!」をとろうと必死になっています。
ベアトリーチェが自撮り写真をアップして参考資料を提示しています。
彼女が撮った写真は名札付きの体操服にブルマ装備で顔を隠した写真です。
凄い需要があったようで5分で60万の「イイヨ!」を獲得しました。
アルメリナの悩みが深まっています。
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ぶーぶーに助けられた妖精たちは恩返ししようと必死になっています。
ぶーぶーを喜ばせる為に遊園地を作ってしまいます。
宿屋街に出入りしているストリオーナが人間たちの会話から得た情報を元に作られていました。
現代日本の建築技術が存在しないので全て組木細工で作られています。
巨大な観覧車やジェットコースターが存在しました。
ベアトリーチェたちは安全基準が満たせていないと青くなっています。
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ぶーぶーの家にスケルトンが現れます。
彼はツェリカの死んだはずの旦那でした。
死んだ後に賢者によって蘇生されてスケルトンになったようです。
スカルウェイブと呼んでくれと言っています。
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彼が賢者と知り合いだと分かりベアトリーチェは賢者の事を教えて貰おうとします。
スカルウェーブは賢者に会うと酷い目に遭うと言って教えてくれませんでした。
更にベアトリーチェたちを止めようと考えた彼は攻撃を始めます。
大量の骨を撃ちだして来るスカルウェーブに対抗する為にぶーぶーランドを使う事になりました。
ぶーぶーは妖精たちの努力の結晶を破壊してしまうと考え躊躇っています。
それを見た妖精の長老モルガンが躊躇いを断ってくれます。
彼女はぶーぶーの役に立てるなら本望だと言ってくれました。
大破壊が行われスカルウェイブを退ける事ができました。
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ぶーぶーに好意を寄せているメリディアーナの妹であるアリスがスカルウェイブと親しくなります。
二人の会話からスカルウェイブが善意で行動している事が分かりました。
彼は生前から不器用な人のようです。
ベアトリーチェたちはスカルウェイブの善意に気が付いていません。
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ぶーぶーに入浴の習慣を植え付けたいベアトリーチェは彼を温泉に連れて行く事にします。
温泉のある物凄い低温地帯に向かう事になりました。
温泉に入っているとベアトリーチェを危険視した会議室が送り込んだ刺客が襲ってきました。
斥候役の【ノーブルダンサー】ルサールカが襲撃してきました。
しかし彼女は装備品をキチンと設定していなかったようです。
寒さで意識を失い全裸状態になってしまいます。
見かねたぶーぶーが紳士的に温泉に入れてあげて意識を取り戻させます。
ぶーぶーの姿を見たルサールカは逃げ出してしまいました。
装備品の設定方法を教え終わっていないのでどこかで全裸状態に戻ってしまう可能性があります。
ぶーぶーたちはルサールカを探しに行く事にします。
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吹雪の中を捜索していると本命が襲ってきました。
襲ってきたのは【氷瀑姫】という闘技場の女王でした。
ヴィルデフラウという名前です。
彼女は全裸に巨大な剣を装備して大事な個所を隠しています。
ベアトリーチェよりも数段巨大なおっぱいを持っていますね。
彼女は水を操る能力が高く低温地帯でも体調を崩す心配がありませんでした。
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ベアトリーチェたちはヴィルデフラウの猛攻を避けながら温泉を渡り歩く事になります。
ぶーぶーがヴィルデフラウが位置を特定している方法に気が付きました。
彼女はぶーぶーたちの風上から香料を飛ばして匂いを付ける事で位置を特定していました。
フィリニオンが温泉卵をヴィルデフラウに投げつけ彼女に匂いを付ける事に成功します。
ぶーぶーたちは匂いを頼りにヴィルデフラウを見つけ出して物理攻撃を与えます。
追い詰められたヴィルデフラウはサインアウトして日本に逃げ帰りました。
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ルサールカから彼女がベアトリーチェを狙う理由を聞き出します。
ルサールカは会議室に拉致さえれたグルアガッハを救出する為に彼らの依頼を受けたと言っています。
それを聞いたアルメリナが警察関係者として解決に乗り出す事になります。
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日本に戻ったアルメリナは会議室のメンバーが住んでいる港区白金台の豪邸を強襲しました。
そこにはダメージ回復中のヴィルデフラウと拘束されているグルアガッハと黒幕の老人が居ました。
老人は、女に生まれた事を後悔させてやるぜって感じのエロイ脅しをかけてきます。
アルメリナは饒舌になった老人が小物だと判断します。
元々脅しに屈するつもりはさらさらないようです。
キッチリ制裁を加えて捕まえたようです。
現実のヴィルデフラウはそれほど巨大なおっぱいを持っていませんでした。
上手く調整してグランズニールでの姿を整えていたようです。
残念だね、真に残念だ。
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助け出されたグルアガッハはアルメリナの務める探偵事務所で雇われる事になります。
お茶と手作りクッキーを出してくれています。
グルアガッハから手作りクッキーの写真をSNSにアップして100マンの「イイヨ!」を得たと聞いてアルメリナが驚いています。
女子力が低いと自覚しているようなアルメリナの悩みは深まっています。
彼女が納得のいく「イイヨ!」を得られる日は来るのでしょうか?
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賢者の居場所が迷宮の入り口近くにあると分かったので行ってみる事になります。
ベアトリーチェは危険な場所に付いてきてくれるアルメリナとフィリニオンに感謝していますね。
ぶーぶーの持っている兵輝が反応して賢者の隠れ家の扉が開きました。
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現た賢者がベアトリーチェたちを排除しようとしてきます。
賢者はイベリコオークの死体を操り攻撃してきました。
ディザスターと名付けられたイベリコオークの死体が襲い掛かってきます。
ぶーぶーよりもでかく鈍器を剣のような切断武器として使ってきました。
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迷宮の中に逃げ込んだ一行はディザスターに追われる事になります。
迷宮の中は空間が変化するらしく高高度に出現させられる事になります。
そして地上に向かって落下する事になりました。
アルメリナが兵輝を鉄の船に変化させます。
それに乗って雪山を滑り降りる事になりました。
ディザスターは平気な顔で落下を繰り返して追いかけてきます。
追いつかれそうになりましたがぶーぶーが妙案を思い付きました。
スカルウェイブがヒントを提示してくれたので気が付けたようです。
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ぶーぶーはストリオーナが毒滑に変えた場所が近くにあると気が付きました。
そこに鉄の船で飛び込みディザスターを誘導します。
鉄の船は毒滑の上をバウンドする事で対岸に抜けました。
ベアトリーチェが毒滑を通過中のディザスターのバランスを崩し毒滑に落します。
これでディザスターを倒せたと思ったのですが動き続けます。
毒の浸食によりボロボロになっていますが沼から出てきました。
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ぶーぶーとディザスターが近距離で決闘する事になります。
ぶーぶーが勝利してディザスターは動かなくなりました。
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ベアトリーチェが賢者の元に引き返して彼女の責任を追及します。
賢者はイベリコオークの集落を滅亡させた事を認めます。
生き残りのぶーぶーに死んだイベリコオークの魂を詰め込んだ兵輝を渡した事も認めました。
賢者はイベリコオークの長老に頼まれて全滅させたと真相を教えてくれます。
イベリコオークはどんな種族とも交配する事ができる生物の頂点に立つ存在だそうです。
集落を作って暮らしていたのはグランズニールの深淵から這い出てくる厄災を力づくで封じる為。
最強の存在だったそうですが、進化に行き詰まり、ぶーぶーを除いた全員が病魔に侵されたそうです。
集落が存在すると、汚染されていないぶーぶーが集落の中から伴侶を選んでしまう可能性が高いので全滅して欲しい、とお願いされたそうです。
賢者は他の方法を模索したそうですが見つからず、長老の願いを叶える事にしました。
賢者の顔はベアトリーチェと同じでした。
賢者に負けたベアトリーチェをぶーぶーが発見します。
ベアトリーチェは気絶してしまいフィリニオンが治療する事になりました。
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賢者と彼女の傍に居る【ロイヤルエルフ】シビュラが引っ越しの準備をしています。
ぶーぶーがベアトリーチェを始めとする女の子と仲良くなっているので賢者は満足そうです。
シビュラの発言から賢者が現実世界よりもグランズニールに長く居る事が分かりました。
長期間滞在していると人間は変調をきたすそうですが、どうなっているんでしょうね?
賢者は実在しましたが謎が深まりました。
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成分美少女魔法物理攻撃戦闘ラブ
評価AAAAAAB
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