ラノベの感想) 最強をこじらせたレベルカンスト剣聖女ベアトリーチェの弱点 2 その名は『ぶーぶー』 (電撃文庫)

概略:
人間の真似をしているシスターが【教団】というギルドに狙われます。シスターの世話になった事があるベアトリーチェたちは彼女を助ける為に動く事にしました。シスターを助ける事は出来たのですが彼女には裏の顔がありました。シスターはベアトリーチェたちを自分の計画に組み入れて利用したようです。シスターは不可能だと思われていた亜人がグランズニールと地球を行き来する方法を確立します。グランズニールから亜人がやって来たと知った東京は大混乱に陥ります。ベアトリーチェたちがカンスト組の実力を発揮して東京で見事な戦いを披露する事になります。彼女達は魔法に頼らずに魔法のような攻撃を実現していますよ。

レーベル:電撃文庫
発行日:2016/7/9
著者:鎌池和馬
イラスト:真早
ISBN:978-4-04-892203-6
雰囲気:濡れ衣、心優しきシスター、勘違い、現代戦、目的達成、首謀者逃亡
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ぶーぶーはベアトリーチェ達と一緒に迷宮に潜る事になりました。
迷宮には有機物が存在しないので食事に困ったそうです。
お腹ペコペコで家に戻って来ると、ぶーぶーの畑が荒らされていました!!
犯人探しが行われストリオーナが疑われる事になります。
最初は気丈に無実を訴えていましたが疑いが晴れなかったので子供のように泣き出してしまいます。
少ない威厳が台無しになっています。
ストリオーナの主張は正しく畑を荒らしたのはケットシーでした。
クーシーとの争いが起こり食べ物が無くなり畑に手を出したそうです。
ケットシーとクーシーの争いを止める為に外洋を航行している難破船に住んでいる吸血鬼の元に向かう事になりました。
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吸血鬼に謁見するにはルールがあり全員水着装備で向かう事になりました。
ベアトリーチェはおっぱいの大きさを気にしていますね。
平均よりも数ミリ大きいんだと拘りを示しています。
同じく小さ目なアルメリナと張り合っています。
圧倒的な爆乳を持っているフィリニオンは争いには参加せず、ぶーぶーと楽しそうに話していました。
フィリニオンは前衛職なのに後衛職の安全を気に掛けてくれるぶーぶーが気に入っているようです。
何だか仲良しな二人にベアトリーチェが嫉妬していました。
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吸血鬼に話を聞くと彼女はケットシーとクーシーとの争いに無関係な感じがします。
そこにサウザンドドラゴンが現れました。
サウザンドドラゴンは誰かの役に立ちたいと思っているようです。
ぶーぶーとサウザンドドラゴンが再戦する事になってしまいました。
サウザンドドラゴンは1000メートルの巨体をいかした攻撃をしてきました。
海中に潜る事でぶーぶーを窒息死させようとしてきました。
ぶーぶーがトンデモナイ方法でサウザンドドラゴンを倒す事になります。
彼はサウザンドドラゴンの口の中から体内に入り体の内側から攻撃を加えました。
物理攻撃手段しか持っていないのに強いな。
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ぶーぶー、フィリニオン、アルメリナが「まんまる」と呼ばれるアクセサリーを所持していました。
ベアトリーチェだけが存在を知らなかったようですね。
ぶーぶーの耳かきを作って貰う為にベアトリーチェはシスターの元を訪れます。
宿屋街に教会を作った人なので人間だと思われていたのですが亜人でした。
彼女はサキュバスです。
エロボディを持っているのですが修道女の服装をしているので見た目サキュバスっぽくありません。
亜人の彼女は知り合いの人間に耳かきの作製を依頼してくれる事になりました。
ベアトリーチェはシスターから「まんまる」を貰う事になりました。
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シスターは人間の真似をして教会を作ったそうです。
彼女にはベアトリーチェにとってのぶーぶーの様な存在がいました。
人間の彼は裏切りに遭い、地球に戻れなくなり衰弱死したそうです。
無機物はグランズニールから地球には行けません。
グランズニールで死んだ人間の体は地球に戻れなくなるようです。
そこでシスターはグランズニールで死んだ人間を弔う為に教会を始めたようです。
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シスターの提唱する【まんまる】は宗教的な広まりをみせています。
これに危機感を抱いた【教団】というギルドがシスターの排除に動きました。
まんまる教が地球で広まると不味いと思ったようです。
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教団の指導者的立場にいるグルアガッハはブレイクニュース【マンドラゴラ】と取引します。
グルアガッハは自分の処女を捧げる事を条件にマンドラゴラを味方に引き入れました。
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ぶーぶー達はシスターを守る事にします。
襲われたシスターは【教団】の団員に囲まれて殺されそうになっています。
諦めかけている彼女の元にサウザンドドラゴンがやって来ました。
サウザンドドラゴンはシスターを背に乗せて海上に逃げる事にします。
教団の団員が無数の矢を放ってきました。
この矢にはマンドラゴラの種が付着しています。
矢を使ってマンドラゴラの種をサウザンドドラゴンに植え付けたかったようです。
マンドラゴラがサウザンドドラゴンの身体から生えてきました。
サウザンドドラゴンはマンドラゴラを振り落とせなくて大ピンチです。
そこにストリオーナの力を借りてぶーぶーが飛ばされて来ました!!
ぶーぶーがマンドラゴラを倒す事になりました。
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マンドラゴラは分裂して数の勝負を挑んで来ました。
マンドラゴラは数で圧倒できると思ったようですが予定通りにはいきませんでした。
マンドラゴラを一番多く倒したのはフィリニオンでしたよ!!
彼女はマンドラゴラを使い蘇生薬を調合してマンドラゴラを消費していきました。
彼女が薬を一瓶作る毎にマンドラゴラが消えていきました。
フィリニオンはマンドラゴラの攻撃を受け上半身が消し飛んだのですが瞬時に回復してしまいました。
敵との相性で無敵状態が起きるようですね。
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マンドラゴラの攻撃で宿屋街は滅茶苦茶になりました。
ぶーぶーは瓦礫を片付ける手伝いをする為に憧れの宿屋街に入る事になります。
教会に始めて入ったぶーぶーは感激しているようです。
ベアトリーチェといつまでも一緒に居たいと言い出します。
ベアトリーチェはプロポーズされたと勘違いして慌てています。
ぶーぶーがフィリニオンやアルメリナとも一緒に居たい、他の知り合いとも仲良くしていたいと言い出したので憮然としています。
瓦礫の片づけをしているとシスターとグルアガッハが居なくなっている事に気が付きました。
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事件の構図が明らかとなります。
シスター(ツェリカ)はグルアガッハの身体に憑依して地球に行こうとしていました。
気付いた時にはツェリカは地球に向かうゲートを潜った後でした。
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ツェリカの目的は死んだ恋人の家に行き桜を見る事でした。
ベアトリーチェはぶーぶーと連携する事でツェリカを捕まえる事にします。
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フィリニオンは地球では牛頭神宮の娘で巫女をしているようです。
グランズニールでの姿も爆乳ですが地球ではそれを越えるサイズを誇っています。
彼女は深刻な悩みを抱えていました。
爆乳過ぎるので加齢で乳が垂れる事を恐れています。
ベアトリーチェが聞いたら狂気に陥りそうです。
持つ者にも悩みはあるって事ですね。
ベアトリーチェに爆乳を敵視される事になっているな。
フィリニオンは何らかの組織の為にベアトリーチェの監視を行っているようです。
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アルメリナは退職警官や自衛官で構成される探偵事務所に所属しています。
探偵事務所は表向きの表現で、実質は正規手順ではできない捜査活動を担う国の外部組織です。
グランズニールでの彼女とは真逆の印象を受けますね。
彼女のおっぱいもグランズニールと同様に小さいようですね。
顔つきは装備品の影響で違いが出ると言われていますが胸のサイズに変化はないのかも知れないね。
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サキュバスであるツェリカが地球に干渉してきたと知った政府は無謀な攻撃を始めます。
戦闘機を発進させミサイルを撃ち込みました。
しかし全く通用しませんでした。
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ベアトリーチェは囚われている魔法離殿から脱獄する事を決めます。
世話係兼監視役のメイド三姉妹、色花、密花、悠花はベアトリーチェに同行する事を決めました。
雇用主に逆らう決断なのですが即決しています。
彼女達はベアトリーチェが好きなようですね。
ベアトリーチェ達はツェリカを追いかける事になります。
途中で薬品や燃料を集めています。
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アルメリナは東京を守る為にツェリカに挑む事になりました。
彼女はグランズニールから持ち帰った知識を防衛省に提供して研究開発をさせていました。
その成果を使い魔法が使えない東京でグランズニールと同様の攻撃手段を実現させています。
彼女の考え方は正しいように思われますね。
知識の有効な活用方法ではないでしょうか。
しかしツェリカを止めるには至りませんでした。
フィリニオンも雇用主の意向に逆らいベアトリーチェの加勢に向かう事にします。
牛頭神宮には銃火器が備蓄されていました。
牛頭神宮も謎が多いですね。
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ツェリカは目的だった恋人の家を発見しました。
そこには管理人の老婆が残っていました。
彼女から恋人の人となりを少し聞く事になります。
恋人は桜が見えるボロアパートが気に入っていました。
いつか自分の結婚相手を連れてくると言っていたそうです。
彼は100年分の家賃を払い込んでいたそうです、よっぽど気に入っていたようですね。
ツェリカはグランズニールから持ち込んだ彼の毛髪を桜の木の近くに埋めます。
悲願が達成できたツェリカはポロポロと泣き出しています。
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目的を達成したツェリカの前にベアトリーチェが現れました。
ベアトリーチェは化学の力を使い東京でグランズニールの魔法を再現しました。
ベアトリーチェはツェリカをグランズニールに送り返す事にします。
ゲートがサインインを完了するまでの数分間を稼ぐ事になります。
ベアトリーチェの元にフィリニオンとアルメリナが加勢にやって来ました。
フィリニオンはサブマシンガンをぶっ放しています。
ベアトリーチェとアルメリナはグランズニールの攻撃方法を再現できているようですね。
彼女達がカンスト組最強と言われるのも頷けます。
ツェリカとグルアガッハはグランズニールに送り返される事になります。
グランズニールのゲートで待ち構えていたぶーぶーがグルアガッハを一撃で撃退しました。
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事件後ぶーぶーからグルアガッハを地球に戻して欲しいとお願いされます。
更にツェリカが居なかった事を教えられました。
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魔法離殿でベアトリーチェ、フィリニオン、アルメリナが反省会をしています。
フィリニオンが銃火器を使用した件で罪に問われるのか恐れています。
幸い自衛軍も色々とやらかしたので問題には成らないようです。
ここでツェリカが消えた可能性に言及しています。
ゲートに入る前にグルアガッハから離れた可能性があるようです。
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呼び名が無い有力者たちが集まるネット上のコミュニティでベアトリーチェの扱いが話し合われます。
コミュニティは会議室と呼ばれているね・・・
彼らはぶーぶーの持っている兵輝をベアトリーチェに奪わせるつもりです。
彼らの話をフィリニオンの祖母(ババ)が盗み聞きしています。
ババの口ぶりから、フィリニオンにも何らかの秘密がありそうですよ。
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ベアトリーチェの元にツェリカから連絡が届きます。
彼女はグランズニールに戻らず地球に留まるそうです。
ツェリカは亜人がグランズニールと地球を行き来する方法を公開する気は無いそうです。
ツェリカはゲートに違う使い道があるかも知れないと言っています。
ちょっと気になるね。
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幼いぶーぶーがベアトリーチェと呼ばれる女性と遭遇しています。
ベアトリーチェはイベリコオークの集落を壊滅させた集団に協力していたみたいです。
どうなっているんだ?
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成分美少女魔法物理攻撃戦闘ラブ
評価AAAAAAAAAAAABB
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