ラノベの感想) クロの戦記 第1巻 異世界転移した僕が最強なのはベッドの上だけのようです (HJ文庫)

概略:
異世界に転送された少年黒野が国を守る為に防衛戦の指揮を執る事になります。彼は貴族の養子となり軍学校を卒業しています。この世界ではクロノと名乗る事になっています。初陣の彼は獣人の副官に指揮を任せて援軍が来るまで戦線を維持する事にします。仲間の兵士は逃げてしまったようです。クロノはリスク計算ができるらしく逃げ出す事の方がリスクが高いと考えます。自分にはたいした戦闘力は無いのですが戦術指揮に才能を発揮しています。クロノの作戦でなんとか援軍が来るまで戦線を維持する事ができました。援軍にやってきたのは軍学校時代の同級生です。彼女は皇帝の娘なのですがクロノは友達感覚で接しています。戦場となった領地の領主が公金を横領していました。領主が更迭されたのでクロノが領主を引き継ぐ事になります。初めての領地経営なので試行錯誤の日々が続く事になります。

レーベル:HJ文庫
発行日:2019/9/1
著者:サイトウアユム
イラスト:むつみまさと
ISBN:978-4-7986-1999-6
雰囲気:初陣、防衛線、愛人獲得、内政、人材雇用、癒し
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高校受験の当日に異世界に転送された黒野久光は貴族の養子になりました。
これは幸運な事のようです。
養父母はケフェウス帝国の貴族です。
軍学校を卒業して実戦に付く事になります。
初めての実戦のようですよ。
攻めてきたのは神聖アルゴ王国という強国です。
クロノの上司であるエラスキ侯爵は援軍を連れてくると言って領地を離れました。
クロノは逃げだす事は戦う事よりもリスクが高いと判断して防衛戦を行う事にします。
彼が率いるのは亜人の部隊です。
新任のクロノは部隊運営について全くの素人なので副官のミノ(ミノタウロス)に頼る事になります。
ミノは貴族らしくないクロノに驚きつつも亜人を差別しない彼に好感を抱いているようです。
攻めてきたのは神聖アルゴ王国の有名な騎士イグニス・フォオマルハウト将軍です。
敵の兵力はクロノの率いる部隊の10倍ほどです。
真面に戦えば簡単に全滅させられてしまいます。
そこでクロノは罠を仕掛けたり別動隊を用意したりと搦め手を使う事になります。
一騎打ちを申し込み敵の騎士をその気にさせてから隠れていた部下に攻撃させて敵を殺しています。
かなり姑息な手段をとっていますがクロノは戦闘能力が皆無なようです。
軍学校の成績も戦闘技能は落第寸前だったようです。
しかし戦術指揮の能力は高いようです。
クロノの作戦は途中までは上手くいっていたのですが兵力差を覆す事はできませんでした。
築いた防壁を突破されてしまい戦線の維持が難しくなっています。
ここでクロノが奥の手を使う事になります。
この世界には魔法が存在し適性がある者は呪文を唱えれば発動できるようです。
大きな戦力となるのですが代償も大きいようです。
クロノは神威術を使いイグニスの右腕を斬り落としました。
出血多量で死んでくれる事を期待していましたがイグニスも神威術が使えました。
彼は傷口を燃やして止血を行っています。
クロノが仕掛けていた別動隊が敵の本陣を攻撃しました。
しかし予定よりも時間が掛かってしまいました。
イグニスは本陣を守る為に引き下がります。
既に大きな被害を出しているクロノは別動隊の突入が遅れたのが悪いんだと考えてしまいます。
そこに別動隊を指揮していたレイラというハーフエルフの女の子が報告にやって来ました。
クロノは彼女のボロボロな姿を見て作戦の失敗を彼女たちのせいにしようとした自分を恥じる事になります。
翌日援軍がやって来てクロノたちは生き残る事ができました。
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援軍にやって来たのはクロノの軍学校時代の同級生のティリアちゃんです。
クロノはティリアと呼び捨てにしていますが彼女は皇帝の娘で王位継承者です。
ミノは平伏していますがクロノは友達と話す感じで普通に会話しています。
ティリアもそれを望んでいるようですね。
彼女がクロノを特別視しているのには訳がありました。
軍学校時代に模擬戦でクロノに負けたそうですよ。
それ以来ティリアはクロノの事を認めているようです。
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生き残ったクロノは部下達のお見舞いに行きます。
クロノは亜人を差別する感覚が分からないので彼らの事を心配しています。
しかし亜人たちは人間から差別される事が常態化しているのでクロノにどう接していいのか分からないようです。
クロノがレイラを見舞いに行った時に体を拭いている彼女の部屋に入ってしまいました。
クロノはレイラの全裸を見てしまったぞ。
クロノはレイラの事を綺麗だと素直な感想を述べていますね。
しかしレイラは自分の事を卑下しているのか?そんな筈はないと否定してきます。
レイラから彼女がハーフエルフだって事を教えられました。
この世界ではハーフエルフは迫害されているようです。
クロノからレイラは勇敢な女性だと思うと言われてレイラは泣き出してしまいました。
ふんふん、ここでレイラはクロノに惚れたようだね。
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ティリアが援軍としてやって来たのには裏の事情がありました。
クロノの上司であるエラスキ侯爵は軍費を横領しているそうです。
クロノはティリアに頼まれて横領の証拠を探す事になってしまいます。
どこから手を付ければ良いのか悩んでいるクロノがミノから給金として金貨1枚が支給されていると聞かされます。
本当は兵士の給金は金貨2枚です。
クロノは経理担当者の元に向かい拷問して証拠を出させようと考えました。
ミノはじっくり捜査しようと言ってたのですがクロノは止まりませんでした。
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クロノは会計担当者を蹴りつけて脅し始めます。
会計担当者はこんな事をして許されないぞと脅してきますがクロノはティリアは目を瞑ってくれると言い返します。
手の指をまとめてへし折っても証拠を出さないので家に火を付けるぞと凄みます。
会計担当者は家族には手を出さないでくれと懇願しますが知るかと切り捨てています。
クロノの怖さを理解した会計担当者は横領の証拠となる裏帳簿を出してくれます。
そこに会計担当者の上司であるエラスキ侯爵が戻って来ました。
形勢逆転かと思われましたが彼の後ろにはティリアが来ていて一部始終を見ていました。
言い逃れが出来なくなったエラスキ侯爵は拘束され王都に護送される事になりました。
速攻で横領の証拠を掴んだクロノはティリアから評価される事になります。
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レイラが軍を辞めると騒ぎ始めました。
クロノは彼女を引き留める為に会いに行きました。
レイラは自分ではクロノの誇れる存在には成れないと言って軍をやめようとしています。
クロノの説得により冷静になって考えてみる事になりました。
クロノは数日は掛かるだろうと思っていたようですがその日の夜、彼の部屋にレイラが尋ねてきました。
レイラはクロノの事が好きになってしまい彼の傍に居たいと思うようになったようです。
愛人の一人でかまいません、傍に居させてくださいという熱烈なアプローチを受ける事になりました。
レイラを魅力的だと思っているクロノは彼女を抱く事になります。
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クロノはティリアに呼び出されて更迭されたエラスキ侯爵の後任としてエラスキの領主になる事を頼まれます。
クロノは乗り気では無かったのですがティリアに言い包められてしまい領主をする事になってしまいます。
直ぐに問題が発生してしまいます。
ティリアはこれまでエラスキ侯爵に仕えていた使用人を全員解雇してしまいます。
彼らの退職金を支払ったのでエラスキ領の資金が尽きてしまいました。
クロノは資金集めから手を付ける事になりました。
前途多難なんですが良い手を思い付きました。
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金銭は底を突いてしまいましたがエラスキ侯爵が収集した美術品は残されていました。
クロノはオークションを開いてこれらを売り捌く事にします。
少し工夫したのはオークションを開く前に複数の商人に見積もりを取って貰いました。
相場価格を調べてからオークションを開いたので結構な儲けを出す事ができました。
見積もりをして貰った商人の中から正直な商売をしている商人を選んで御用商人として契約する事もできました。
ピクス商会の二コラという商人です。
二コラは出来た人でクロノが只者ではないと見抜いています。
二コラと5年間の食糧調達契約を結ぶ事になりました。
豊作や不作の年があるので5年契約にしたそうです。
二コラは一方的に自分が優位な契約を迫ってこないクロノに好感を抱いています。
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レイラと愛人関係になった事をティリアが心配してくれます。
身分違いの恋は上手くいかないと言っていますよ。
彼女はレイラはクロノの後ろ盾となっている貴族としての地位を見ているんだと心配しています。
レイラの事を信じたいクロノは聞き流していますよ。
これまでのレイラの態度からしてクロノの地位に魅力を感じているとは思えないけどね。
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資金が出来た事とエラスキ侯爵のコレクションの中に有用な武器があった事から量産化を目指す事にします。
前から部下の一人である亜人のゴルディが鍛冶師を目指していると聞いていたので彼に工房を作らせる事にします。
ゴルディは思わぬチャンスの到来に大喜びしています。
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レイラは愛人になってから毎晩クロノの部屋に来て愛して貰っているようです。
彼女はそれだけで満足なようですがクロノはレイラの為に何かできないか考えていました。
レイラが読み書きが出来ないと知ったクロノは彼女に文字を教える事にします。
以降レイラは毎晩クロノの部屋で読み書きを勉強する事になります。
レイラは愛して貰えなくなったので少し不安を感じていたようですが二コラの発言でクロノの大きな愛を知る事になります。
二コラはクロノがレイラの未来を考えて勉強をみているんだとの推測を述べました。
自分の5年後、10年後を考えてくれていると知ったレイラは益々クロノに惚れる事になります。
勉強の甲斐がありレイラは読み書が出来るようになりました。
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クロノはエラスキ領主の館(クロノの家ね)に仕えるコックを探す事になります。
懇意にしている食堂の女将シェーラを誘う事になります。
女将は金貨100枚の借金を抱えていました。
彼女はクロノに色目を使い彼に借金を肩代わりして貰おうとしてきます。
クロノは女将の巨乳に目を奪われていますが彼女の誘惑に抗っています。
領主の館のコックになり食堂を他人に貸せば借金返済が速くなると説得しています。
女将はクロノの話に乗る事にしました。
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クロノは馬車に轢かれそうになっていた花売りの少女を助けました。
困窮しているらしく少女はフラフラです。
心配したクロノは彼女の家まで送る事にしました。
少女の家で母親のアリッサと出会いました。
アリッサは15年程エラスキ侯爵に仕えていたそうですが体を壊して仕事を辞めたそうです。
クロノ自信がエラスキ侯爵を告発した結果、王都に護送される事になった事を教えました。
それを聞いてアリッサが逆上するか調べたようです、抜け目が無いな。
アリッサが特にエラスキ侯爵に思い入れがあるような感じはしなかったので彼女の経験を買う事にします。
体が治るまで面倒を見るのでメイド長になって欲しいと誘います。
アリッサはクロノの厚意をを受ける事にしました。
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最後に経理担当者を探す事になります。
この世界は識字率が低く、計算ができる人間は更に少ないようです。
困っているクロノはエレインという色気ムンムンな情報屋と知り合いました。
おっぱいの谷間は丸見えでスカート短いのでパンツが見えそうです。
自覚的にやってるなこれは。
彼女はクロノがイグニス将軍を退けた事を知っていて彼に注目していたそうです。
将来有望なクロノとの繋がりを持ちたかったようです。
彼女の案内で奴隷のオークションに向かう事になりました。
エレインはオークションの会場を提供しているそうです。
クロノは奴隷商売について否定的ですがケフェウス帝国では合法な商売です。
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クロノの求める人材はエレナという名前だそうです。
女の子の奴隷の需要しかないそうです。
オークションは布一枚を纏った少女たちがステージの上を歩いて自己紹介する形式で進みます。
おっぱいの大きな子なんて下半身が隠れていないそうですよ。
オークションが進み目的のエレナが出てきました。
彼女は死にかけでボロボロの姿をしていました。
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エレナは準貴族だったそうです。
しかし実家が盗賊団に襲われて奴隷商人につかまったそうです。
彼女は婚約者が助けに来てくれると信じて奴隷商人にたてついていたそうです。
生意気な態度なので暴力を振るわれ続けたそうです。
彼女は全身痣だらけで汚物塗れの姿でステージに乗せられました。
売れ残ると新入りへの見せしめとして惨たらしく殺してやるぞと脅されてステージに立ちました。
この段階になってエレナは自分が奴隷になった事を理解したみたいです。
殺されない為に自分を買って下さい、奴隷として殺してくださいと訴えました。
意識がもうろうとしていたので彼女はステージ上で気を失ってしまいます。
クロノは勿論彼女を買いました、値段は金貨10枚です。
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エレナは館のベッドの上で目覚めました。
クロノが自分を買った事を知り彼に頼みごとをします。
自分が準貴族だった事を明かし実家に連絡を取って欲しいとお願いしました。
クロノは二コラの商会を通じてエレナの実家に連絡を取る事になります。
エレナは女将に体を洗ってもらう事になります。
女将は面倒見が良いですね。
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女将はクロノの愛人となり借金を肩代わりして貰おうと画策します。
エロイコスチュームでクロノを誘ってきます。
クロノも負けてはいませんでした。
金貨100枚の対価として女将は自分の身体を自由にして良いと言ってきます。
これに対してクロノは変態プレイを要求しました。
それまで余裕のあった女将に余裕が無くなりました。
女将と亡くなった旦那さんはノーマルなプレイのみをしていたようです。
クロノの変態要求に応える余裕はありませんでした。
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体調が回復したエレナはクロノから彼女が死んだ事になっている事を告げられます。
クロノは真実を告げる事を躊躇っていましたが、察しの悪いエレナを見かねた女将が真実を告げる事を勧めます。
クロノはエレナが叔父と婚約者に裏切られた事を告げました。
婚約者は優秀なエレナは結婚しても財布の紐を渡してくれないと思ってしまったようです。
そこを叔父に唆されて彼の娘と結婚したみたいです。
信じて待っていた婚約者に裏切られたエレナは絶望しています。
そんな彼女に女将がアドバイスをおくります。
自分には何も残っていないと嘆くエレナに対して「何ができるのか考えるんだよ」と告げました。
女将のアドバイスを受けたエレナは叔父と婚約者に復讐する事を決めます。
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エレナは自分の処女を捧げるので叔父と婚約者を殺して欲しいとお願いしてきました。
クロノは復讐する事によるリスクの方が大きいと考えエレナの誘いを断ります。
エレナは自分の処女にはリスクに見合う価値があると主張しますがクロノに言い負かされる事になります。
エレナを買い取ったクロノには彼女を自由にする権利があります。
取り引きしなくても無理矢理処女を奪えるんだぞと凄んで彼女を押し倒しました。
押し倒されるとエレナは怖くなったようですね。
必死の抵抗を試みています。
クロノも処女を奪うつもりは無かったみたいです。
困っているエレナの姿を見たかったみたいだね。
イチャツイテいるとアリッサが食事の準備が出来たと呼びに来ました。
エレナは救われる事になりました。
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必要な方針が決まりクロノの支配体制がスタートしたのですが問題が発生しました。
これまでそれなりの治安は維持されていたので盗賊団が出没する事はありませんでした。
ここにきて盗賊団が現れ商人の馬車が襲われ始めます。
ティリアが解決に乗り出す事になりクロノに協力を要請してきました。
クロノはこれまで出没していなかった盗賊団が出るようになったと聞いて且つての仲間だったリックが首謀者ではないのか?と予想します。
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クロノは盗賊団がどこかの村を隠れ蓑にしている事が分かっていました。
盗賊団が出没する地域から条件の合う村を特定して討伐に向かいます。
ティリアも配下の部隊を連れて同行する事になりました。
道中の馬車の中でレイラの仲間の双子のエルフが愛人志願をしてきました。
アリデッドとデネブという姉妹です。
クロノがレイラの耳を撫でています。
二人は羨ましそうに見ていますね・・・自分たちの耳も撫でて欲しいとお願いしてきました。
クロノが撫でてやると物凄く喜んでいます。
ティリアも近付いてきたのでクロノは彼女の耳も撫でてあげました。
しかしクロノの勘違いだったようです。
ティリアは耳を撫でて欲しくて近寄ってきたのではありませんでした。
彼女が注目していたのはレイラが持っている不思議な形をした弓でした。
これは工房で作らせた物です。
非力なエルフでも強力な弦を引けるように滑車が付いています。
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村に到着して村長と話す事になります。
村長はケインという盗賊の頭目を信頼しているようです。
村長がケインと話を付けて交渉が行われる事になりました。
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ケインは2人の護衛を付ける事を認めクロノに彼が根城にしている砦まで来いと言ってきました。
クロノは反対を押し切り交渉に向かいます。
護衛につくのはミノとレイラです。
クロノの予想したとおりケインの部下として逃げ出したリックが加わっていました。
ケインは自由都市で傭兵をしていた事、酷い扱いを受けている奴隷の少女たちを攫って来た事、を教えてくれます。
話してみるとケインは悪人では無さそうです。
ケインは自分の首一つで部下達の免責を乞うてきました。
クロノも重い罰を貸す積りは無く話しは纏まりかけます。
しかしクロノの事が信じられなかったリックが裏切りました。
仲間をけしかけてクロノを殺そうとしてきました。
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クロノはケインに庇われて坂を転がり落ちる事になりますが無事でした。
リックの部下達は騎馬に乗っているので包囲を突破して逃げ出そうと試みます。
しかしそれは甘い考えでした。
クロノの部下の亜人たちは精強なので返り討ちにされてしまい、リックだけが生き残る事になります。
クロノの部下はリックを説得しようと試みていますが彼は言う事を聞きませんでした。
リックは下劣な性格をしているようです。
クロノが武芸が苦手と知っているので決闘を申し込んできました。
自分が勝った場合は無罪放免にして他国に逃がせと要求してきました。
クロノはこの申し出に応じる事にします。
リックは勝ったと思ったに違いありません。
しかしクロノの方が一枚上手というか、より悪辣でした。
クロノは決闘に応じると言っておきながら弓兵に命じてリックを射殺させました。
リックは死ぬ前にお前と自分で何が違ったんだ、って恨み言を残しました。
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クロノは死を覚悟しているケインを騎士として雇う事にします。
彼に初代エラキス侯爵が下賜された皇室の紋章が入った剣を与えています。
ケインはクロノの部下になりました。
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関係は浅かったとはいえ元仲間を殺した事にクロノはショックを受けていました。
彼が落ち込んでいると見抜いた女将が慰めてくれる事になります。
クロノは女将を抱く事になりました。
最初は余裕があったようですが女将はクロノの体力に参っています。
もうやめてと懇願しますが、クロノのこれが最後が三回も続く事になりました。
女将はクロノの愛人二号になりました。
彼女もクロノの事が好きになったみたいだね。
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クロノはゴルディに命じて工房で紙を作らせました。
この世界では紙の製法は自由都市国家群だけが知っているようです。
彼らの製法とは異なる製法で紙を作り出したクロノをティリアは高く評価しています。
ティリアはクロノと友達になれた事を喜んでいますが彼の事を警戒もしています。
クロノはレイラに異世界から来た事を教えました。
レイラはそれを信じなかったようですがティリアは少し疑っています。
初代皇帝は異世界の人間のようですね・・・
ティリアはクロノが帝国に害を及ぼすなら始末すると考えています。
彼女はクロノの事を気に掛けていますが愛しているって訳では無さそうです。
まあ立場があるからなー当然の反応なのか?
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食糧事情が改善されたのでレイラの胸と尻が成長中です。
抱き着かれるたびにクロノはその柔らかさに幸せを感じているようです。
女将に負けない巨乳ちゃんになるのでしょうか?
レイラの発言から食糧事情が改善されたので身体能力が向上している事が分かります。
彼女との夜戦も激しさが増しているのだろうか?
元々強かった亜人部隊が更に強くなっているみたいですね。
次にいつ戦があっても大丈夫なのかな?
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成分美少女戦闘内政恋愛夜戦
評価AAACABA
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名前種族職業関係
レイラハーフエルフ弓兵愛人1号
ティリア人間皇女友人
シェーラ人間コック愛人2号
エレナ人間経理クロノの奴隷
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