ラノベの感想) 戦闘員、派遣します! 第4巻 (角川スニーカー文庫)


概略:
怪獣に破壊されましたが一度はアジトが完成したので六号を幹部を呼び出す事にします。アスタロト、ベリアル、リリスの中から六号をはリリスを選びました。そこには碌な調査もしないうちに転送させられた恨みを晴らすって意図が多分に含まれていました。選ばれなかったアスタロトとベリアルはガッカリしています。アスタロトの落ち込みようが酷いな。選ばれた事でリリスは上機嫌です。意気揚々と転送されてきたのですが六号とアリスから辛辣な言葉を掛けられる事になります。リリスは自分の作ったアンドロイドのアリスが反抗的な態度を取る事に驚いています。リリスは報告書に書かれていた六号の部下の女の子たちと交流して行く事になります。ロゼと特に気が合っています。

レーベル:角川スニーカー文庫
発行日:2019/9/1
著者:暁なつめ
イラスト:カカオ・ランタン
ISBN:978-4-04-107557-9
雰囲気:リリス登場、怪獣退治、交渉、天使召喚、アリス暴走、ロゼの為に
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完成したアジトは巨大な怪獣により破壊されてしまいます。
六号は強敵を排除する為に、アジトは完成したが壊れたんだと考え、幹部を呼ぶ事にしました。
アリスも六号の考えに賛成してくれます。
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六号が幹部を呼んでいると知ったアスタロト、ベリアル、リリスは誰が行くのかで揉めています。
三人とも六号が好きなようですね。
決められないので六号に呼び出す人物を決めて貰う事になります。
アスタロトは自分が呼ばれるだろうと自信があったようですが六号が指名したのはリリスでした。
アスタロトはショックを受けているようです。
彼女は六号から上がってくる報告書に部下にした女の子の記述が多い事を心配していました。
自分で現地に行って確かめたかったようです。
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六号に指名されたリリスは得意顔で転送装置から出てきました。
彼女は六号やアリスから大歓迎を受けると思っていたようですが彼女の期待は叶いませんでした。
完成していると思っていたアジトは破壊されていて公園でのテント生活が始まる事になりました。
地球ではリッチな暮らしをしているリリスは帰ると言い出して六号を困らせています。
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アリスは反抗期に入ったのか創造主であるリリスに向かって毒舌を吐いています。
リリスはアリスが故障しているのではないかと心配しています。
アリスは六号のパートナーをしているので口が悪くなったんだと言っています。
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リリスは六号とアリスから流石リリス様と褒めて貰いたいようです。
褒めて貰う為にグレイス王国のティリスと交渉を始めます。
リリスはティリスに恩を売りつけて多額の報酬をぶんどろうと考えていたようです。
しかしリリスの予想を超えた酷さの戦闘員の行状を聞かされて平謝りするハメになっています。
ごめんなさいごめんなさい!!
ティリスから戦闘員が彼女が就寝中の寝室でうんこをしようとしていたと聞かされたリリスは青くなっています。
悪の組織だけにキサラギの戦闘員は悪行の稼ぎ方も洗練されているな。
リリスは幹部の癖に認識が甘いようです。
ティリスから魔王軍幹部討伐の報酬はアリスに払っていると言われてしまい彼女から報酬を引き出す事を断念します。
アリスはリリスの予想を超えてしっかり者に育っていますねー。
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リリスは六号の部下になった女の子達と知り合う事になります。
スノウに案内されてグレイス王国の食糧生産所の見学に行く事になりました。
そこでリリスと六号は地球では信じられない光景を見る事になります。
悪の組織の幹部とは言えリリスは奴隷制度には反対のようです。
食糧生産所では亜人が奴隷として使役されていました。
スノウは一人ボッチの亜人に食事と寝床を与えて働いてもらっている。
両者にとってWINWINの関係だと誇らしげに語っています。
六号は未だに亜人を食料とする事に忌避感があるようです。
スノウは人型のモンスターを食料にしないなんて地球の食糧事情が羨ましいと言ってますね。
この星は予想以上に末期状態なのかも知れないな・・・
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リリスは屋内で作物を栽培している事に疑問を持ちました。
スノウから空の王が居るので外で作物を作れないと聞かされます。
空の王と聞いてリリスはドラゴンを連想したようです。
自分がドラゴンを倒した姿を夢想して討伐する気になってしまいます。
スノウの案内で空の王を探しに行く事になり発見しました。
そして大いなる驚きを感じる事になっています。
空の王とは巨大な雀でした!!
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神獣として崇められているので殺すことはできません。
交戦中に六号が捕まってしまい巣に運ばれてしまいました。
雀は光物が好きなようです。
六号は食べられてしまうかと思ったら巣に到着すると解放されています。
空の王は六号が持っていたネックレスに興味があっただけのようです。
六号が巣には光物が大量に集まっていると報告すると欲に駆られたリリスとスノウが巣にやってきてしまいます。
二人は光物を運び出そうとして雀に追いかけられる事になりました。
リリスは諦めたので助かりましたがスノウは追いかけられています。
彼女が欲深な事を熟知している六号は放置しました。
リリスは報告書で読んでスノウの事を警戒していたみたいですが、彼女の強欲ぶりに高評価を下しているような?
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リリスはグリムを紹介される事になります。
六号の報告書はグリムと婚約したように読めました。
リリス、アスタロト、ベリアルはグリムに危機感を抱いていたんだよね。
グリムも六号と婚約したつもりになっているようです。
リリスの事をお母さまと呼んでいます。
六号だけが約束の意味を軽く考えていました。
言葉通りに10年後になってもお互いに相手が居なかったら結婚しようって捉えています。
六号は10年あれば相手を見つけられると思っているぞ。
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アリスがグリムの能力を疑っているのと同様に科学者であるリリスも信じませんでした。
自分の能力を証明したいグリムは夜中にやっている除霊作業にリリスと六号を同行させる事にしました。
仕事場所に到着するとアリスが来ていました?
アリスは掃除機を使って悪霊を掃除していました。
アリスはグリムの事をペテン師呼ばわりしてきます。
グリムは自分の力を証明する為に天使を呼び出す事にします。
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グリムの能力は本物だよね・・・神々しい天使を呼び出しました。
天使を見たリリスは手を出してはいけない相手だと直感的に理解しました。
しかしアンドロイドのアリスには天使の威光は通じません。
掃除機を使って天使の羽を吸い取ろうとしてきます。
天使はセットに何時間もかかったのに酷いと涙目になっています。
更にアリスは天使の羽から迸るキラキラした神気をフケと言って馬鹿にしています。
アリスの態度に激怒した天使は呼び出したグリムに罰を与える事にしました。
グリムは今後何らかの問題を抱えた男としか知り合えない呪いを掛けられてしまいました。
グリムが号泣する事になっています。
アリスが居るところで天使を呼び出したのが最大の過ちだったね。
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報告書で注目していたキメラと会う事になります。
ロゼとリリスは早々に意気投合しています。
アジトを何度も破壊してくれた怪獣を倒したので住処の地下迷宮を探索する事になります。
探索中にロゼは昔の事を思い出し始めます。
地下迷宮はロゼの別荘だったようですよ。
魔王軍がロゼの別荘を根拠地として使っている事が判明しました。
リリスは自分の有能さを示す為に魔王城を攻め落とす事を決めます。
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急遽作戦を立てたので色々と穴だらけでした。
トラ男に率いられた囮部隊が魔王軍の勢力圏内に攻め込み派手に暴れるます。
リリス、六号、ロゼ、アリスがその隙に魔王城の屋上に空挺降下する事にしました。
魔王城まで飛んでいく飛行機のパイロットには10号が選ばれました。
何故か彼は飛行機の操縦ができるそうです。
リリスは彼の言葉を信じましたが六号は疑っていました。
飛行中にどこで飛行機の操縦を習ったのか聞いています。
10号からゲームで覚えたと教えられる事になります・・・
これを聞いてしまったリリスは緊急脱出する事を決めます。
リリスたちは魔王城よりも遥か手前の地点に降下する事になりました。
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トラ男たちは善戦したようですが敗色濃厚になったので撤退しました。
ハイネに率いられた魔王軍の全軍がリリスたちの元にやってきてしまいます。
普通なら速攻で逃げ出す場面なのですが六号が焚きつけたのでリリスとハイネが挑発し合う事になってしまいます。
魔王城には4つのキーアイテムを使えば入れるのですが一つは勇者と共に行方不明になっています。
最初から武力で押し通るしかなかったのですがリリスは交渉により魔王城に入れて貰おうと考えていました。
リリスならば魔王軍なんて簡単に蹴散らせると考えた六号とアリスが煽ったので全力攻撃をする事になってしまいます。
リリスは転送して貰った脳波でコントロールできる武器を体中に刺しています。
リリスの身体には穴が沢山あってそこに武器と繋がるコネクターを刺すようです。
リリスの全力攻撃により魔王軍は大惨事に遭ってしまいました。
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捕まったハイネが六号にエロいことをされそうになっています。
六号から最初は話し合いで魔王に合わせて貰おうと考えていたと聞いたハイネが激怒しています。
それ程リリスの攻撃は強烈だったようです。
六号とアリスは魔王城を守る結界を吹き飛ばして魔王に会いに行こうと主張します。
当事者のロゼが話し合いで解決したいと言ったので強硬策は中止となりました。
リリスの強さを知ったハイネは魔王に話を付けると約束してくれました。
ロゼから尊敬の眼差しを向けられてリリスは嬉しそうにしています。
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ロゼの問題が進展したのでリリスは地球に帰る事になります。
本音ではまだ六号の傍に居たいようですが天使が召喚されてしまうこの星が怖いみたいです。
リリスは帰る前に六号とアリスに今後の課題を話します。
完成したアジトを拠点として周辺地域の調査と侵略工作を開始せよ、と命じました。
リリスは手付かずの土地が大量に残っているこの星を緑化して地球人を移民させようと考えています。
アリスと六号は町を作って運営して行く事になりそうです。
別れる時にリリスがたまには自分の事を思い出して欲しいと言ってきました。
これに対して六号は正直に答える事にします。
彼は毎晩オカズにする為にリリス、アスタロト、ベリアルの姿を思い出していると答えました。
リリスは真っ赤になって最低だと叫んでいます。
その割には嬉しそうですね。
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地球に帰還したリリスをアスタロトとベリアルが迎えてくれました。
リリスは二人の出迎えを喜びますが二人の表情が硬いです。
アスタロトとベリアルは一人だけ六号に会えたリリスが羨ましいようです。
それに気付かないリリスは六号とイチャイチャしていた事を自慢しています。
リリスは怒ったアスタロトとベリアルと戦う事になっています。
激しい戦いになりそうですね・・・
リリスは無事だろうか?
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成分美少女ラッキースケベハーレム恋愛戦闘悪行
評価AAABBBAAAA
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