ラノベの感想) 86―エイティシックス―Ep.7 ―ミスト― (電撃文庫)

概略:
すれ違いを続けるシンとレーナをじれったく感じた仲間達が二人をくっつけようと画策します。エイティシックスの面々は精神面のケアを兼ねて盟約同盟に避暑にきています。大浴場で水着で混浴したり洞窟探検をしたりしています。シンとヴィ―カが鹵獲した無慈悲な女王から重要な秘密を聞かされる事になります。無慈悲な女王はレギオン開発者のゼレーネでした。フレデリカがレギオン停止の鍵になる事が判明しました。最後の晩にダンスパーティーが開かれシンがレーナに告白する事になります。シンの告白を聞いたレーナが意外すぎる大胆行動に出てしまいシンを混乱させる事になります。

レーベル:電撃文庫
発行日:2019/9/10
著者:安里アサト
イラスト:しらび
ISBN:978-4-04-912798-0
雰囲気:すれ違い、素直になれない、乳比べ、重要機密、告白成功?
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過酷な戦場を見過ぎたエイティシックスたちを心配した連邦の高官が慰安旅行を手配してくれました。
盟約同盟って国に避暑に来ています。
豪華な露天風呂で水着を着て混浴する事になっています。
レーナたち女性陣が解放感に浮かされて際どい会話をする事になっています。
シン達男性陣は巨大な浴槽の中央にある柱を挟んだ反対側に入っています。
ですので会話が筒抜けになっています。
男性陣はもう少し恥じらいを持って欲しいと思っています。
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女性陣は乳の大きさを比べています。
シデン、クレナ、レーナの順で巨乳だそうですよ。
男性陣の側では好みの乳の大きさで盛り上がっています。
シンがおっぱいは多きれば良いというモノではないと言ってしまいます。
この発言が聞こえちゃったのね・・・クレナがショックで沈んでしまいました。
クレナの巨乳は戦闘服を着ても目立っていたそうですよ。
シデンは爆乳の域に入っているようです。
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シンとレーナは互いの事を意識している事を自覚しています。
シンはレーナの事が好きだと認め彼女に告白するタイミングを計っています。
しかしレーナの方はシンの事が好きだと認めていません。
シンが好きなんだと気付いて自室のベッドの上で転がり回る彼女が可愛いです。
アネットはそんなレーナを応援してくれます。
彼女もシンの事が好きなんですがシンがレーナに惹かれていると知って身を引く事にしたようです。
シンの方はアネットと過ごした幼い頃の記憶を思い出し始めています。
アネットは子供の頃からシンの事が好きだったみたいだね。
クッキーを焼いてあげたそうですが酷い出来だったようです。
それを見たシンは怪獣と言ったそうですよ。
アネットは未だにその発言を恨んでいます。
二人は仲良しな幼馴染だったようです。
シンはアネットの事をリッタと愛称で呼ぶ事になっています。
しかも無自覚なようですよ。
このシンの態度にレーナが嫉妬心を掻き立てられています。
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アネットは親友でシンとの仲を応援してくれていると分かっているのですがリッタと呼ばれる事が許せないそうです。
レーナは意外なほどに嫉妬深いな。
誰にもシンを渡したくないと思っています。
レーナの愛は激しい物のようですね。
レーナは恋愛に関する知識は乏しいのですが妄想力は逞しいようです。
盟約同盟に来てから同じホテルに泊まっているので同じ石鹸を使っています。
レーナはシンから自分と同じ石鹸の香りがするのを知り逞しい妄想をしています。
暴走気味の彼女はシンと一夜を共にした翌朝の状況を思い描いちゃってます。
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シンとレーナがギクシャクしているので周囲の仲間も微妙な空気になっています。
シンとレーナはモテるので彼らに想いを寄せている人物は複雑な感情を抱えています。
それでも二人がくっ付く事を肯定的に捉えているので二人とも人望があるね。
お互いに好き合っているのに一歩が踏み出せない2人に苛立ちを覚えています。
ライデンとシデンが先頭に立ち二人がくっ付けるようにサポートを始めます。
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観光として洞窟探検に行く事になります。
暗い洞窟内を進む事になります。
ここでライデン達が動きました。
何らかの理由を付けてシンとレーナの元から離れて別行動を取り始めます。
シンとレーナは二人っきりになってしまいます。
シンはライデンの援護射撃に気が付きますがレーナは気が付きません。
レーナの方が鈍いのかな?
シンは緊張しつつも怖がっているレーナの手を引いて洞窟を進み始めます。
シンはこのチャンスにレーナに告白しようと思っていたようです。
二人に気付かれないようにライデンやフレデリカ達が覗いています。
結果を確認しなければとの使命感に駆られたようですね。
すごくすごく良い雰囲気だったのですがアクシデントが発生してしまいます。
アンジュが連れ出した筈のダスティンが彼女と逸れてしまいます。
シンが告白しようとしているタイミングで二人の前に出てきてしまいました。
ダスティンは気にせず続けてくれと苦しい言い訳をしています。
やっとシンとレーナの緊張感あふれる雰囲気から解放されると期待していた仲間達は愕然としています。
ダスティンは制裁を加えられたようです。
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シンとヴィ―カは捕獲した無慈悲な女王の尋問を行う事になります。
最初は無反応だったのですが徐々に話をしてくれるようになっていきます。
無慈悲な女王は予想通りレギオンを開発したゼレーネでした。
ゼレーネとの交流が進むと彼女がレギオンを開発した目的が判明しました。
彼女には大好きな兄が居たそうですが自軍のミスで事故死してしまいました。
彼女は人間が死なないで済むように人の代わりに戦争を行わせる為にレギオンを開発したそうです。
兄が死んだ事でゼレーネはおかしくなったようです。
ゼレーネは最大の秘密を語ってくれました。
全てのレギオンを停止させる命令が存在するそうです。
ゼレーネはシンとヴィ―カだけにその秘密を教えてくれました。
レギオンは命令発令者を書き換える事ができるそうです。
ギアーテ帝国の王族の血脈を受け継ぐ人間だけが可能だそうです。
世間的にはギアーテ帝国の王族は誰も生き残っていない事になっています。
ヴィ―カもそう思っています。
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レギオンを停止できる手段があったのにギアーテ連邦が革命の際にそれを破壊した事になります。
それがバレるとギアーテ連邦は世界中から攻められる事になります。
影響の大きさを理解しているヴィ―カはシンと二人だけの秘密にする事にしました。
しかし実際にはフレデリカが生き残っています。
彼女の素性を知っているのはほんの数名です。
シンはその数名に含まれています。
シンはフレデリカの行く末を憂慮する事になってしまいます。
帰国してから暫定大統領のエルンストには打ち明けるそうですがどうなるんでしょうね?
レギオンを好きに使役できるようなのでエルンストが何を目指すのか気になります。
上手く使えば他国を簡単に制服できそうだよね・・・
エルンストはそれをしなくても軍の高官の中には野心を持ってしまう人も出てきそうだよね?
秘密を知るのは少ない方が良いけど誰に教えるのか難しい判断になりそうです。
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最後の晩にダンスパーティーが開かれる事になります。
アネットは数ヵ月前からシンとレーナへの援護射撃をしていた事が発覚しました。
彼女はパーティで正装する時に身に着ける揃いのアクセサリーを二人に贈っていました。
シンとレーナはダンスをする時になって初めてアネットの援護射撃があった事を知りました。
恥ずかしくなってしまった二人は心の中でアネットへの悪罵を吐いています。
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緊張しているレーナをシデンが励ましています。
内輪のパーティーなので女の子同士で踊る事も可能でした。
シデンはレーナは信じられない位に綺麗だと言って励ましてくれます。
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シンはフレデリカからダンスの手ほどきを受けています。
シンはフレデリカがレギオンを停止させるカギになると知ってしまったので態度が硬化しています。
フレデリカはシンがレーナに告白するタイミングを計って緊張していると解釈したようです。
彼女は異能を持っていますがゼレーネとの会話の内容は知らないようです。
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クレナとシデンが踊っています。
それを見てアネットは意外感を抱きましたが事情に詳しいメンバーが失恋した者同士なんだと教えてくれました。
クレナはシンが好きです・・・シデンはレーナが好きなんだそうですよ。
これまで全く気が付かなかったね。
シンにちょっかいを出していたのはレーナを取られて悔しかったからのようです。
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踊りつかれたレーナが上せてしまったのでシンが外のテラスに連れ出します。
フレデリカたちが気を利かせてくれてシンに告白のチャンスをくれます。
ベンチに座って話す事になりシンの方から告白しました。
シンからいつまでも一緒に生きていきたい好きですと告白されてレーナは頭が真っ白になります。
シンへの想いが強すぎて言葉で返事をするのでは遅すぎると感じた彼女は大胆な行動に出ました。
レーナはシンに抱き着き唇にキスをしてしまいます。
レーナの大胆な行動にシンが固まってしまいますね。
キスを追えるとちょっと冷静になったようですね。
これ以上ないハッキリとした意思表示だと思いますがレーナが混乱しておかしな行動に出てしまいます。
言葉で気持ちを伝える前にキスしてしまった自分を破廉恥だと感じたようです。
しかも告白に対して明確な返事を返していないのでまだ恋人では無いと考えています。
やっぱレーナはずれているなー。
混乱状態のレーナはこれは違うんですと言ってしまいます。
何が違うのかも分からないまま「おっ、おやすみなさい良い夢を!」と言い残して脱兎のごとく逃げました。
これじゃあ純情な少年を弄ぶ悪女みたいだよね。
混乱したシンだけがテラスに取り残される事になりました。
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町でデートしたり二人でイチャイチャしまくってましたが恋人同士になれたのか微妙ですね。
レーナがまだズルズルと悩みそうな結果です。
レーナは言葉を使うよりも行動で気持ちを示した方が良いように思えます。
翌朝は朝駆けを仕掛けてシンにおはようのキスをするのが良いと思います。
何も行動しないとドツボに嵌りそうですからね。
レーナが予想以上にダメ子だって事が分かったね。
シンの方は真面な対応をしていたと思うよ。
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成分美少女正義非道友情ラッキースケベ
評価AAACCAAACAAA
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