ラノベの感想) 魔法科高校の劣等生 第31巻 未来編 (電撃文庫)

概略:
達也を警戒している三人の人物がそれぞれ作戦行動を起こします。国内からの間接攻撃には魔夜が対処しています。国外からの直接攻撃に対しては達也が中心となって対処する事になりました。達也は世界に戦略級魔法を使わなくても魔法は抑止力に成り得ると示す事にします。深雪に与えた新たな魔法が巳焼島の防衛には有効であると示される事になります。達也はクラークが投入したパラサイトを全滅させる事になります。USNAの部隊と新ソ連の部隊がそれぞれ戦略級魔法を使ってきたのですが達也に対処されてしまいます。達也は初めて見るシンクロライナー・フュージョンの中身に感動していますよ・・・意外と楽しそうに戦っているぞ?

レーベル:電撃文庫
発行日:2020/4/10
著者:佐島勤
イラスト:石田加奈
ISBN:978-4-04-913067-6
雰囲気:三つの問題、独占欲、新魔法、反撃、撃退、抑止力、スポンサー
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達也に救出された水波は深雪のメイドとして仕える事を決めました。
魔法が使えなくなったのですが水波は深雪の役に立ちたいと考えています。
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達也を邪魔に感じている三人が攻撃を企図しています。
USNAのエドワード・クラークは自分の影響力の低下を懸念していました。
達也が戦略級魔法師だと確信している彼は日本から離れさせようとディオーネ計画を立案しました。
しかし達也が恒星炉プロジェクトを打ち出した事で実現性が無くなってしまいます。
達也を無力化するって目的が叶わなくなり自身の影響力が下がってしまいました。
自分の地位を守るためにクラークは達也の暗殺を企む事になります。
協力者のウィリアム・マクロードはクラークと手を切る事に決めたようです。
呼び出しに応じなくなりました。
この段階で不利を悟って行動を止められてればねー。
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クラークはUSNA軍の高官と面会し達也が戦略級魔法師である可能性が高いと教え排除する事を進言しました。
USNA軍は達也単身で基地を二つも破壊された事に動揺していました。
これがクラークの計画を止める判断を鈍らせたようです。
高官はUSNA軍の兵士が犠牲になる事を嫌います。
クラークはブラジルに赴きブラジルの戦略級魔法師に協力を要請する事になります。
戦略級魔法シンクロライナー・フュージョンを使うミゲル・ディアス少佐はクラークの要請に応じる事を決めました。
ブラジル政府が使用を命じてシンクロライナー・フュージョンを使ったのですが世間の批判を浴びて尻尾きりにあったからです。
ブラジル政府は世間の非難をかわす為にミゲルを謹慎処分にしました。
ミゲルとブラジル政府の間にわだかまりができたみたい。
クラークはそこを突いてミゲルを説得したようです。
ミゲルは戦略級魔法を使えない自分には価値が無いと考えていました。
クラークがシンクロライナー・フュージョンを使える機会を提供してくれたので話に乗ったようです。
ミゲルは魔法師の価値を兵器としてしか認識していないようです。
達也とは話が合いそうもないなー。
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同じ頃、新ソ連のイーゴリ・アンドレイビッチ・ベゾブラゾフも達也の暗殺を企んでいました。
彼の方は達也に何度もトゥマーン・ボンバを防がれてプライドをズタズタにされたのが原因です。
達也が一条将輝の為に開発した戦略級魔法「海爆」に使われているチェイン・キャストの技術はベゾブラゾフの開発したトゥマーン・ボッバから来ています。
ベゾブラゾフは勝手にトゥマーン・ボンバを改変されたとの憤りを感じていました。
これも達也を暗殺しようと考える理由です。
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二人の計画は水面下で進められていたので達也単独では気が察知する事ができませんでした。
思わぬ人物が達也に情報を提供してくれる事になります。
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国防軍の佐伯少将が達也の戦闘能力の高さを脅威に感じて巳焼島に自分の配下の部隊を駐屯させようと画策していました。
民間人の私有地に軍を駐屯させるのは法的には無理なのですが佐伯少将は超法規的措置で事後承諾を得ようと考えていました。
国防軍の中も彼女に賛成する派閥と反対する派閥に分かれていました。
この問題に対して魔夜さんが動くことになります。
魔夜さんは国防陸軍総司令官、蘇我大将を呼び出し佐伯少将の作戦を止めて貰う事にします。
取得していた佐伯少将が九島真言と共謀して国防軍の予算を流用してパラ才ドールの開発を行っていた証拠をリークしました。
蘇我大将は情報を公開する前に知らせてくれた魔夜に感謝し佐伯少将の計画を止める事を決めました。
ちゃっかりしている魔夜さんは佐伯少将の率いる第101旅団から独立魔装大隊を分離する事を提案しました。
魔夜さんはそれが十師族の意見だと演じたようです、蘇我大将は彼女の意見を受け入れる事を決めました。
佐伯少将は新ソ連への備えとして北海道東部に出撃を命じられました。
期限は未定なので飛ばされたのね。
裏工作は魔夜さんの勝ちって事になりました。
まあ、そうなるよな。
佐伯少将は牙をむく相手を間違っちゃったようです。
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達也は水波救出のついでにカノープス少佐も救出していました。
リーナは彼と合流してUSNA内に巣くうパラサイトを一掃する事を決めます。
早朝に巳焼島を出発する事になっていました。
リーナは水波に起こしてくれるように頼んでいたのですが、それを忘れてたようです。
起こしに来た水波に驚いてベッドから落ちそうになっていました。
達也、深雪、リーナの三人でエアカーに乗って合流予定の潜水艦が居る海域に向かう事になりました。
リーナはエアカーの移動速度の高さに驚いていました。
リーナは無事に潜水艦に到着しカノープスと再会する事ができました。
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リーナとカノープスはカーティス上院議員と一緒にスターズの基地に向かいました。
そこでパラサイトに協力的だった基地司令官のウォーカー大佐の不正を暴くことに成功します。
ウォーカー大佐は基地司令官の任を解かれる事になり司令官代行にカノープスが就任する事が決まりました。
急な話でカノープスは驚いていますね。
申し訳なさそうにリーナが基地司令官となったカノープスに退役届を提出する事になります。
リーナは不当な裁きを受けたカノープスの名誉と地位を回復したら達也と深雪の元に戻ろうと考えていたようです。
リーナの事を自分の子供のように考えているカノープスには、日本で残り少ないハイスクールライフを満喫したいと言うリーナを止める事はできませんでした。
快く彼女の退役届を受け取る事になりました。
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ブラのサイズが合わなくなった!!!深雪は下着を買い替えるついでに水着を新調する事にします。
深雪成長中です・・・美月やほのかや魔夜さんみたく大きくなるのだろうか?
達也に選んで欲しいと言って彼を部屋に招きました。
サーバー側に身体データを送りAR画像を合成して着用者が着ている風に見せるオンラインカタログを使っていました。
達也がオンラインカタログの使用を中止してカタログをダウンロードしてオフラインで試着するように指示します。
深雪は四葉家の次期当主となる自身の身体データをサーバーに送ってしまった迂闊さを誤ってきました。
しかし達也が懸念していたのは違う事でしたよ。
達也は深雪の身体データを誰とも知れない男に見られる可能性があるのが許せないそうです。
達也は自身の感情を持て余している感じですね・・・深雪も達也の意図が分からず困惑していました。
水波が端的な指摘によって達也の心情を示してくれました。
水波の指摘により達也は自分が独占欲を刺激されていると理解できました。
それを聞いて深雪が真っ赤になって喜んでいます。
とても嬉しそうにしていました。
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ほのかから深雪に連絡が入ります。
ほのかは生徒だけで九校戦を開催しようとの動きがある事を知らせてきました。
モノリスコードだけを行う計画のようです。
しかし具体的な計画段階で話が止まっています。
深雪が達也を呼びに行き知恵を借りる事になります。
達也が画面に現れると慌てたほのかがカメラに頭を打ち付けたようですね。
照れているのが可愛いです。
達也は毎年九校戦を楽しみにしていた亡き九島閣下の追悼競技会を開催したいと軍の広報部に申し入れる事を提案しました。
話が変わり受験生であるほのか、雫、美月、エリカ、レオ、幹比古が雫の別荘で勉強するそうです。
雫の別荘に行く途中で巳焼島に寄っても良いか聞いてきました。
この段階で危機が迫っていると知らない達也と深雪は快諾し、ほのか達が巳焼島に遊びに来る事が決まりました。
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巳焼島にやってきた、ほのか、雫、エリカ、美月、レオ、幹比古との昼食を終えた頃に意外な人物が達也に連絡を取ってきました。
連絡してきたのは一条将輝です。
将輝の父親で一条家の当主である剛毅が国防軍の知り合いからUSNA軍の強襲揚陸艦が駆逐艦二隻を連れて巳焼島に向かっているとの話を聞いたそうです。
危機を知った将輝は達也と深雪の援軍に向かうべく連絡してきたようです。
しかし達也は援軍として巳焼島に来ると言う将輝の申し出を断りました。
達也は新ソ連がこの機に侵攻してくる可能性を指摘し、将輝に対処をお願いしています。
将輝は達也の指摘が妥当なものであると判断して留まる事を決めました。
それでも心配している将輝に向かって「深雪には掠り傷一つ付けさせない」と断言します。
将輝は真っ赤になり「またな!」と言って電話を切りました。
この二人随分と仲良くなってないか?
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将輝から巳焼島が襲撃されると聞いたので達也はほのかたちに巳焼島から退去するようにお願いしました。
話し合いの結果、雫とほのかと美月は雫の家に向かう事になります。
エリカとレオと幹比古は巳焼島に残り証人となる事になりました。
エリカとレオはUSNAの部隊と戦いたかったようですが今回は観戦に留める事が決まりました。
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達也は四葉家に将輝から聞いた情報を伝える事にします。
応対に出た葉山に将輝から得たUSNAの強襲揚陸艦と駆逐艦が巳焼島を襲撃しようとしている事を伝えました。
四葉家でもその情報を得ていたようですが正確な接敵時刻までは絞れていませんでした。
増援を送ってくれる事が決まりました。
達也は魔夜に「東道閣下とのお約束を果たすべく、全力で臨む」と伝えて欲しいとお願いします。
全力でと聞いた葉山が多少焦ったようです。
マテリアル・バーストを使うのか確認してきました。
それに対して達也は戦略級魔法に頼らないでも魔法は抑止力になると世界中に見せつけると返答しました。
達也が物凄くヤル気になっています。
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達也は深雪に新たに開発した新魔法を使い迎撃に参加してもらう事にします。
彼としては深雪を戦わせたくは無いようですがベゾブラゾフも仕掛けてくる事が予想されるので苦渋の決断だったようです。
達也は深雪の為に開発したコキュートスをチェイン・キャストで改良した氷河期(グレイシャル・エイジ)という魔法を授ける事にします。
深雪は達也と並んで戦場に立てると喜んでいましたが達也は別な事を考えていました。
グレイシャル・エイジの威力から深雪が戦略級魔法師と認定されるのは不味いと考えた達也は、深雪に姿を見せないで戦って欲しいとお願いしてきました。
一緒に戦い達也の力になりたいと考えていた深雪が不満をしめします。
達也は後ろで深雪が支えてくれるから何者をも恐れずに済んでいる、これからも俺を支え続けてくれると思っていたんだが、俺の勝手な思い込みだったのか、と嘆いてみせます。
深雪ちょろい、頼りにしていると言われて、丸め込まれてしまいました。
深雪は後方の指令室からグレイシャル・エイジを使う事になりました。
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巳焼島の防衛を担当している新初田家が防衛部隊を組織して防衛に当たる事になりました。
防衛部隊を指揮する新初田勝成は攻撃を受けてから反撃する形で戦端を開きました。
四葉家は自衛権を行使したと法的に解釈される体裁が整うまで攻撃を待っていました。
余裕がありますねー。
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エリカ、レオ、幹比古は地下にあるシェルターから戦闘を観戦する事になりました。
そして四葉家の魔法師の高い実力に恐れを抱く事になっています。
圧倒的な攻撃力でUSNA軍を退けていきます。
達也はパライトの全滅を目指していました。
勝成たちが依り代にしていた魔法師を殺してからパラサイト本体に効果があるアストラル・ディスパージョンで殺して回っています。
幹比古にアストラル・ディスパージョンの正体を解析される可能性があったので術を見せないようにしていました。
魔夜さんは幹比古たちの接客をしている水波にカメラに術を移さないように命じていました。
うーん魔夜さんに隙は無いな。
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巳焼島に接近してきた駆逐艦が東西に分かれて進路を取りました。
これはシンクロライナー・フュージョンを使う為の布石でした。
其々の駆逐艦に術者が乗り込んでいました。
シンクロライナー・フュージョンが発動されたのですが達也に感知され術式解体(グラム・ディスパージョン)で無効化されました。
ここで達也はシンクロライナー・フュージョンの秘密を知る事になりました。
この魔法は双子の兄弟が同時に同威力の魔法を放つ事で発動する事が判明しました。
シンクロライナー・フュージョンはミゲル・ディアスとアントニオ・ディアスの二人で発動する魔法でした。
戦闘中なんですが達也はシンクロライナー・フュージョンの秘密を知る事ができて喜んでいます。
余裕が有り余っている感じですねー。
達也は霧散霧消(ミスト・ディスパージョン)でアントニオ・ディアスを消滅させシンクロライナー・フュージョンを無力化しました。
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深雪がグレイシャル・エイジを使う時がやって来ました。
四葉家は遠隔照準で標的を特定可能なCADを開発済みでした。
それを使い深雪は指令室からUSNAの艦船の周囲の海を氷漬けにしました。
初めて使う魔法なので加減が難しかったようです。
最初の標的である駆逐艦を中心に半径10キロの海が凍り付きました。
次の標的である強襲揚陸艦を閉じ込めた氷の島は半径5キロ、最後の駆逐艦は半径1キロの氷の島に閉じ込めました。
この威力を目撃した達也は深雪の威力に驚き頭を抱える事になります。
グレイシャル・エイジは深雪が使うと戦略級魔法になってしまうようです。
深雪が姿を隠して魔法を使ったのは正解だったね。
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巳焼島の戦闘を覗いていたベゾブラゾフはまたしてもトゥマーン・ボンバが盗用されたと強い憤りを感じています。
巳焼島の周辺で激しい戦闘が行われているのでベゾブラゾフは達也に気付かれずに攻撃できるチャンスと考えました。
ベゾブラゾフは達也がトゥマーン・ボンバの発動を捉えられないと考えていたようです。
トゥマーン・ボンバを発動したベゾブラゾフは勝利を確信してたようですが無効化されてしまいました。
達也はトゥマーン・ボンバの中で使われているチェイン・キャスト部分をグラム・ディスパージョンで解体してトゥマーン・ボンバを無効化しました。
ベゾブラゾフには無効化さえた理由が分かりませんでした。
達也は前回の襲撃時にベゾブラゾフの個体情報を取得していたので彼の居場所を特定する事に成功しました。
自分と深雪の為に彼との因縁を断つためにベゾブラゾフをミスト・ディスパージョンで抹消する事にしました。
ベゾブラゾフはわけも分からに内に消滅する事になりました。
達也は新ソ連の反撃を警戒してベゾブラゾフに協力したミサイル発射施設を消滅させる事にしました。
徹底しています、容赦が無いよ。
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最後に氷漬けにされているUSNA海軍に降伏勧告を行いました。
移動と攻撃手段を封じられたUSNA軍は艦船から退去する事を決めました。
深雪がグレイシャル・エイジの効力を解くことになり再び驚くことになります。
一瞬で巨大な氷の島が消えてしまいました。
生き残っていたクラークは乗っている強襲揚陸艦を強奪して逃亡を試みましたが既に航行能力は失われてしました。
艦に亀裂が入っていて水没する事になってしまいます。
確実にクラークを抹殺したいと考えている達也は霧散霧消を使いクラークを消去しました。
クラークは窒息死を免れる事になりました。
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深雪が勝利宣言を行い巳焼島は歓声に包まれる事になります。
達也は世界に向けて巳焼島がUSNAと新ソ連のベゾブラゾフに襲撃された事と、それを退けたことを発信しました。
自分たちはあくまでも自衛権を行使した事を強調しています。
ベゾブラゾフが死亡した可能性がある事と新ソ連のミサイル発射施設を破壊した事も伝えました。
更に自分たちには敵国の攻撃を退けるだけの力がある事を宣言しました。
大規模な爆発、無差別の殺戮、著しい生活基盤の破壊を伴うことなく、自分に向けられた不当な攻撃に対処する事が可能であると伝えます。
最後に魔法師とも、そうでない者とも平和的な共存を望んでいるが自衛の為に武力行使が必要な時は躊躇わないと伝えました。
今回の戦闘は四葉家の圧勝に終わりました。
敵国の軍隊を相手にしても四葉家は圧倒できると示す結果となりました。
四葉家はアンタッチャブルとしての地位を強固にしましたね。
各国は四葉家とは仲良くしていくのが良いと思われます。
下手に敵対すると反撃されて手痛い被害を被る事になりそうだからね。
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達也のメッセージは世界に大きな衝撃を与えました。
新ソ連はミサイル発射施設の破壊とベゾブラゾフの死亡は捏造だと反論しました。
しかしUSNAが破壊されたミサイル発射施設の衛星写真を公開したので達也の主張に真実味を持たせる事になります。
国内では魔法師排斥論者からの非難が湧き出してきました。
政府がすぐに達也の取った行動が国内法でも国際法でも合法だったと発表しました。
政府は他国の襲撃に対して対処しなかった事を批判されるのを防ぎたいようですね。
意外な事にUSNAの有識者が達也を擁護する事になりました。
達也への批判は小さくなっていきました。
達也の話題が消し飛ぶビッグニュースが飛び込んできました。
USNAの国防長官が緊急来日する事が決まりました。
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これはリーナの来日を隠すための行動だったようだね。
巳焼島に戻ってきたリーナは達也と深雪が驚いてくれると予想していたようです。
しかし二人はあまり驚いてくれませんでした。
二人ともリーナが戻ってくると予想していたようです。
軽く「おかえり」と言ってリーナを迎えています。
リーナは気を取り直して大統領から預かってきた達也宛ての親書を渡します。
大統領は太平洋地域の平和を維持する為に達也と協力体制を築きたいと言っています。
他にも協力の意思が偽りでない証としてアンジェリーナ・シールズ中佐を無償無期限で貸し出すと言ってきました。
この話を聞いたリーナが「詐欺よ」と憤りを示しています。
リーナの提出した退役届はアンジー・シールズ少佐のものとして処理されたようです。
退役したのはアンジーでありアンジェリーナは中佐に昇進した事になっています。
狙いはリーナに亡命されたと思われるのは体裁が悪いのでレンタルしているとしたようです。
更に大統領は達也の恒星炉プロジェクトのスポンサーになりたいと言ってきました。
資金提供するので技術を提供して欲しいと考えています。
達也は元々恒星炉の技術提供を予定していたのでありがたく資金提供を受ける事を決めました。
早々に返事を書いてリーナに託すことにしました。
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深雪はリーナがスターズを辞めて日本に来た事を思い切った行動と評したのですが、リーナから達也の方が思い切った行動を取ったと指摘される事になります。
リーナは達也が注目される事になると指摘します。
深雪は達也を案じて不安に駆られていますが達也が「自分で決めたことだ」と言ったので嘆く事をやめました。
グレイシャル・エイジの使用者が深雪だったとは気づかれていません。
今のところ深雪に戦略級魔法師としての役目が押し付けられる事は無いそうです。
達也は世界にとって抑止力になってしまいました。
達也と深雪にとっての理想である、人として当たり前の未来は遠のく事になりました。
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深雪の実力をいつまで隠し通せるかが重要になってきたね。
戦略級魔法師として認識され離れて暮らす事を強要される未来が来ると不味い事になりそうだよ。
四葉家は直接的な害意を抱いていた三人への対処を終えました。
今回圧倒的な戦闘力を誇示したので敵対者は居なくなりそうだけど?
順調に恒星炉プロジェクトを進める事になるのだろうか?
亘の出方次第なのかな?
九島閣下の追悼競技会が実現するのかも気になります。
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