ラノベの感想) 英雄王、武を極めるため転生す ~そして、世界最強の見習い騎士♀~ 1 (HJ文庫)
概略:
シルヴェール王国という国を興した英雄王イングリスが最期の時を迎えます。多くの家臣に見送られて亡くなろうとしています。そこに彼に加護を与えた女神アリスティアが現れました。アリスティアはイングリスの功績を讃え一つ願い事を叶えてあげると言ってきます。イングリスは国王として国を発展させました。もしも国王にならずに武を極めていたらどうなっていだろうか?との興味を抱きます。イングリスは未来に転生させて欲しいとお願いする事にします。願いは叶えられイングリスは未来で女の子に転生する事になりました!!
レーベル:HJ文庫
発行日:2019/12/1
著者:ハヤケン
イラスト:Nagu(なぐ)
ISBN:978-4-7986-2064-0
雰囲気:未来転生、修業開始、支配者の横暴、夜伽危機、強者と対決、王都へ出発、天上人との出会い、反乱分子との出会い、新たな仲間
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女神アリスティアの加護を受けて神騎士(ディバインナイト)になったイングリスが死を迎えようとしています。
魔物や邪神を討ち果たしてシルヴェール王国を建国し英雄王となった英傑です。
天寿を全うしようとしている彼の下には家臣たちが集まっていました。
イングリスのもとにアリスティアが現れて彼の労を労ってくれます。
一つだけ願い事を叶えてあげると言われました。
イングリスは王様になったので前線で戦う事が無くなりました。
前線で戦い続けていれば自分がどこまで強く成れたのか知りたいとの欲求を持っていました。
イングリスは遥かな未来への転生をお願いしました。
アリスティアは願い事を叶えてくれました。
イングリスは遥かな未来に女の子として転生する事になります。
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赤子の段階で死ぬ寸前の意識を持っていました。
自分が女の子に転生したと知り驚愕しています。
イングリスの転生先はビルフォード侯爵領のユークス家という騎士の家柄でした。
武を極めるには丁度いいと喜んでいます。
赤ちゃんなので体を思いのままに動かす事はできません。
しかし前世で持っていた神騎士としての能力は継承されていましたよ。
イングリスは霊素(エーテル)の力を使い体を空中に浮遊させています。
体は動かせないけど霊素の制御はできたので修業を始めていますよ。
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転生先の世界には魔石獣という人類の天敵が存在する事を知りました。
イングリスが寝かされている部屋が魔石獣に襲われてしまいます。
元騎士の母親が応戦するのですが無力化されてしまいます。
彼女が気絶したのでイングリスが霊素を使った砲撃を行い魔石獣を倒してしまいます。
赤ちゃんなのに既に十分な強さを持っているようです。
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順調に成長したイングリスは騎士団の訓練を見学にきました。
その日は武装行商団との模擬戦が行わていました。
武装行商団とは行商を行う商人が護衛として武芸者を雇い入れた集団の事です。
イングリスの従兄でビルフォード侯爵領の跡取りラファエルが武装行商団の団長の息子ラーアルと対戦する事になりました。
ラファエルは騎士としても有望だったので彼が勝つだろうと思っていました。
対戦が始まるとラーアルが優勢に進む事になります。
イングリスだけがラーアルが魔術を使ってラファエルの動きを阻害している事に気が付きます。
この時代の人々は魔術を知覚する能力を失っていました。
イングリスはお爺ちゃん目線なので小手先の魔術で楽をしているラーアルを勿体ないと考えます。
ラーアルに負け続けているので騎士団の面子を守る必要もありました。
イングリスがラーアルに挑む事になります。
ラーアルはイングリスが小さい女の子なので舐めていますね・・・
対戦が始まるとイングリスがラーアルを圧倒する事になりました。
魔術の上位概念である霊素を操れてイングリスにとってラーアルの魔術は拙いモノでした。
イングリスはラーアルに勝ちました。
この敗戦を糧にラーアルが真面目に剣の修業に打ち込んでくれたらいいなと思っています。
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6歳になったイングリスがこの時代の習わしに従い魔印(ルーン)を刻む洗礼の儀式を受ける事になります。
この時代の人々は魔素(マナ)を知覚する事ができません。
魔印は魔素を収束して魔術を行使する補助装置の役目を持っていました。
魔印は威力によって階層が設けられています。
イングリスの従妹でラファエルの妹のラフィニアが先に魔印を授かる事になりました。
ラフィニアは上級印という二番目に強力な魔印を授かりました。
これで騎士になれると家族は大喜びしています。
ラファエルは最上位の特級印を持っています。
この段階でイングリスは剣の才能を認められているので彼女も特級印を得るのでは?と期待されています。
特級印を授かってしまうと人の上に立ち指導的な立場になってしまいます。
個人として武を極めたいと願っているイングリスは特級印だけは欲しくないと願いながら洗礼を受けます。
箱に手を入れで魔印を刻む事になっています。
箱に手を入れたイングリスは魔術で魔印を刻んでいる事に気が付きました。
魔素よりも上位の霊素を操れる自分には魔印を刻印する事は出来ないのでは?と気が付きます。
イングリスには魔印は刻印されませんでした。
魔印が無いと騎士にはなれない決まりなので父親のリュークと叔父のビルフォード侯爵が嘆いています。
イングリスは魔印を刻印されなかった事を喜んでいます。
内心はニコニコなのですが魔印がなくても従騎士にはなれる。
ラフィニアの従騎士になろうと思うと告げました。
両親と叔父叔母はイングリスの健気さに感激していました。
イングリスは老成しているので周囲の感情を慮る事ができます。
転生者なので両親よりも精神的には年上なんだよねー。
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ラフィニアだけには強さの秘密を教えて連携攻撃の修業を始める事になりました。
イングリスはラフィニアの事を孫娘のように感じています。
イングリスは美しく成長しました。
ラフィニアはイングリスに綺麗な服を着せるのが趣味になります。
イングリスは内面な男なのですがラフィニアの趣味に付き合っている内に綺麗な服を来た自分を鏡で見て愛でる趣味に目覚めます。
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イングリスが12歳になった時に天上領(ハイランド)から視察団がやって来る事になりました。
天上領とは空中に浮いている陸地です。
そこに住んでいる天上人から魔印武具(アーティファクト)を譲り受けて魔石獣と戦っています。
強い魔石獣を倒すには魔印武具が必要です。
地上の国々は天上領の言いなりになっています。
イングリスとラフィニアも着飾って式典に参加する事になります。
天上領の使者としてやって来たのはルーアンでした。
ルーアンはイングリスが期待したようには成長していなかったね。
ルーアンから賄賂を贈って天上人になったと教えられました。
天上人とは利益を追及しようとする金の亡者のようですね。
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ラファエルの同僚のレオンと知り合います。
レオンは護衛役として来ていました。
彼はラファエルと同じく特級印を持っていて聖騎士をしています。
聖騎士が使う魔印武具を見せて貰う事になります。
武器に変身する女の子 天恵武姫(ハイラル・メテス)を紹介されました。
エリスという女の子なのですがイングリスとラフィニアに紹介されるのを嫌がっています。
レオンを殴ってどこかに行ってしまいました。
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ルーアンが護衛の女性騎士エイダに夜伽をしろと命じてきました。
逆らえないと分かっていて無茶な要求をしてきたよ。
ルーアンの行状を見かねて監察官のシオニ卿が彼を咎めました。
ルーアンは魔術を使いシオニー卿を焼き殺してしまいます。
シオニー卿の死因を自分が好きに報告できるんだぞと脅してきたぞ。
エイダは自分が夜伽をするしかないと決意します。
イングリスがそこに割り込みました。
自分が夜伽をするのでエイダを見逃せと言っています。
子供時代にイングリスに負けているルーアンはその話に乗りました。
美しく成長したイングリスを蹂躙する事で借りを返そうと考えています。
イングリスは武装して一人でルーアンの待つ屋敷に向かいます。
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ルーアンがいる屋敷に到着するとエリスが襲ってきましたよ。
彼女は自分がルーアンを始末する事でイングリスを救おうと考えていました。
イングリスの戦闘狂の一面が顔をだしました。
エリスと敵対状態になった事を好都合と考え彼女と戦う事にします。
エリスは助けに来た相手と襲い掛かられて驚いています。
イングリスはエリスに本気を出させるために霊素を魔素に変換して自身の周りに纏わせます。
魔素を視認する事ができるエリスはイングリスの強さを理解しました。
彼女に助けは不要と判断したエリスは戦闘を止めてイングリスを送りだす事にします。
イングリスは本気を出させようとして戦う気を失わせてしまいました。
大失敗です。
イングリスは力を示すのも場合によっては悪手になると学びました。
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レオンが現れて帰ろうとしているエリスを襲います。
不意打ちを喰らってしまったエリスは劣勢です。
レオンは反天上領のゲリラ組織の話を始めます。
鉄血鎖旅団(てつけつさりょだん)という組織で誘われているそうです。
ルーアンの行いを見て入団を決めたと言ってます。
レオンはイングリスの事を誘ってきました。
イングリスは大義の為に行動するは止めたと言ってレオンの誘いを断ります。
エリスを手土産にするとも言っているね。
魔石獣に追われるラフィニアが飛び込んできました。
ラフィニアはイングリスを犠牲にする事を良しとせず自分がルーアンを説得しようと考え彼の元に行きました。
そしたらルーアンが魔石獣に変化してしまったそうです。
魔石獣になったルーアンはイングリスが霊素を撃ちだして倒しました。
霊素を使えばどんな相手でも勝てそうですね。
イングリスはそれでは強すぎるので武術で戦って倒す事に拘っています。
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レオンは逃げてしまいます。
エリスが王都に戻りルーアンの事件をユミル領に不利にならないように報告する事になります。
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15歳になったラフィニアとイングリスが王都にある騎士学校に入学する為に旅立ちます。
騎士学校でラフィニアは騎士、イングリスは従騎士を目指す事になります。
イングリスが馬車を操る二人旅になりました。
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イングリスとラフィニアは母親の姉妹です。
大食いの家系なのでイングリスとラフィニアも大食いです。
二人は王都までの道行で各地の食事を堪能していました。
食べ過ぎてしまい路銀が底をついてしまいます。
ラフィニアの発案で傭兵として稼ぐ事にします。
天上人が領主をしているノーヴァの街で傭兵の募集に応募する事にします。
上級印を持っているラフィニアは即採用されました。
イングリスには入団試験が課せられます。
騎士団長と模擬戦をする事になりました。
イングリスが騎士団長を気絶させてしまい合格しました。
そのタイミングで魔石獣が攻めてきました。
騎士団から指揮を任されてしまいます。
ラフィニアが指揮をとる事になります。
前世は国王なので指揮経験があるイングリスが実質指揮をする事になります。
イングリスが徒手空拳で魔石獣の群れに単騎突撃します。
攪乱役です。
イングリスが魔石獣を攪乱している間にラフィニアが弓矢で攻撃する作戦です。
ラフィニアの放った矢が魔石獣の頭上で分裂して小さな矢を振らせます。
魔石獣たちは矢に打ち抜かれて倒されました。
イングリスは降り注ぐ矢を避けていました。
これも修業だそうです。
イングリスの修業をしつつ敵を倒すとんでもない攻撃だね。
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大きな戦果を上げた二人は予想外に良い報酬を貰えました。
城の大浴場を使わせてもらえる事になります。
イングリスとラフィニアが入浴しているぞ。
二人で風呂に入る事にも慣れているようですね。
ラフィニアは前を隠さないのでイングリスが照れています。
イングリスの中身はお爺ちゃんなので孫娘の全裸を見せつけられている構図だね。
ラフィニアが背中を流すと言ってきました。
イングリスの背後に回ったラフィニアがイングリスにおっぱいを揉み始めます。
イングリスのおっぱいは大きいようですね。
その柔らかさを堪能していますよ。
そこに領主代行をしている天上人は入って来ました。
十代後半程度に見える女性でセイリーンと名乗りました。
セイリーンは天上人なのですが地上で困っている人々を助けたいとの想いを持って地上にやって来たそうです。
ラーアルの行状から天上人は嫌な奴らと思っていたラフィニアが感銘を受けています。
セイリーンは親を失った子供たちを引き取り城で育てていました。
彼女と一緒に入浴したいと言って子供たちが入って来たぞ。
セイリーンが子供たちに優しく接してるのを見てラフィニアは益々セイリーンに好意を抱く事になります。
イングリスの方がもうちょっと冷静だね。
セイリーンには裏の顔があると疑っています。
イングリスはノーヴァの街の魔素の流れがおかしい事に気が付いています。
理由を聞いてみると分からないと言われました。
イングリスはセイリーンを疑っています。
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セイリーンがノーヴァ領で不埒を働いている武装集団を討伐したいと言ってきました。
彼女に心酔しているラフィニアは協力する事にします。
イングリスは政治には関わりたくないと思っているのですがラフィニアに従う事にします。
イングリスはラフィニアの成長を促そうと思っているようですね。
武装集団は素行が悪いのでセイリーンが追放した元騎士団長に率いられています。
戦闘が始まります。
武装集団にはシスティアという天恵武姫が協力していました。
イングリスがシスティアの相手をする事になります。
強い相手と戦えてイングリスが昂っていますよ。
システィアは力を持つイングリスがセイリーンの味方をしている事が不満なようです。
天上人に支配されるのを良しとするのか?と詰問してきますね。
イングリスは強い相手と戦えればそれ以外はどうでも良いんだと答えます。
セイレーンに協力する事になったのは食べ過ぎてしまい路銀が足りなくなったから仕方なくしている事だと教えます。
システィアは一応イングリスを説得しようとしたのね。
正義なき力に何の意味があると問いかけてきます。
イングリスは自分が楽しい、それだけです、と答えました。
システィアは愚か者と罵りますがイングリスにも体験談があります。
正義にかまけて修練と経験をおろそかにしてはそれこそ意味が無いと答えています。
前世では王様をしていただけに重い言葉だね。
説得は無理と理解してシスティアは本気を出しますよ。
イングリスには願っても無い事ですね。
システィアは空間を跳躍する槍を使ってきました。
イングリスはシスティアが正面から槍を放ってくるのを待ちます。
槍を掴んで動きを止めました。
システィアは蹴りまで空間を跳躍して届かせる事ができました。
イングリスは霊素を使う濃度を高めて加速します。
システィアの認識能力を上回るスピードで接近して膝蹴りを叩き込みました。
あの方に顔向けできないと言っていますね・・・彼女には上役が居るようです。
イングリスを心配してラフィニアがやって来ます。
システィアはラフィニアの首を絞めて威嚇してきます。
ラフィニアを人質に取ったシスティアをイングリスが恫喝します。
逃がしてやるからラフィニアを放せ。
次に同じ事したら殺してやるぞと脅します。
システィアはイングリスの気迫にビビっています。
ラフィニアを解放して逃げて行きました。
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セイリーンは捕まえた武装集団を許す事にします。
元騎士団長に頭を下げて自分の配下に入って欲しいとお願いしています。
天上人が頭を下げる姿に街の人々は驚いています。
元騎士団長も驚きで混乱していますね。
セイリーンが善政を敷こうとしていると分かった元騎士団長は彼女の配下に入る事を決めました。
イングリスはセイリーンは若いのにやり手だなと感じています。
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セイリーンに話があると言われて城の地下に連れて行かれました。
そこは天上人しか入れない結界が張られていました。
セイリーンが結界を解いてイングリスとラフィニアを通してくれます。
城の地下には地上から魔素を吸収して溜め込む魔法陣が設置されていました。
セイリーンから十分な魔素が溜まると結界内の地上が天に上り天上領に成ると教えられます。
その時にそこに住んでいた人々は移住するか奴隷として連れていけれる何だそうです。
セイレーンは天上領の上層部と掛け合いノーヴァの街の人々が天上人になれるようにしたいと言っています。
二人をここに連れてきたのは自分がどうすればいいのか迷っているからでした。
ラフィニアは彼女の思う通りにするれば良い、騎士になったら騎士団に入れて欲しいと言ってセイリーンを支持しています。
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ラフィニアとイングリスが入浴する事になります。
イングリスはおっぱいを揉まれるのを警戒していますね。
ラフィニアは今日はお尻をむにむにしてみると言っています。
イングリスはお尻も大きくて柔らかいようだぞ。
二人でイチャイチャしていると轟音が響きます。
魔石獣が襲ってきました。
大浴場にも侵入してきましたよ。
ラフィニアに服と武器を取りに行ってもらいます。
その間イングリスは全裸で戦う事になりました。
霊素を使えば全裸でも魔石獣を圧倒できるのね。
全裸美女に殴る蹴るされている魔石獣が羨ましいね。
ラフィニアが服を持って来たので着替えてから外に出る事になります。
うん?体を拭いてないよね・・・もしかして服は濡れ濡れで体に張り付いている?
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外に出ると魔石獣がセイリーンが変身した姿だと分かりました。
イングリスはレオンが使ったと言っていた天上人を魔石獣に変える薬の存在を思い出します。
誰がセイリーンに薬を盛ったのか?
戦場にミモザの高笑いが響きました。
ミモザはセイリーンが子供たちの世話を任せている女性です。
イングリス、ラフィニア、セイリーンにお茶を振舞ってくれたね・・・
それに薬が混ぜられていたようですよ。
イングリスとラフィニアも同じお茶を飲んだのですが問題はありませんでした。
レオンが言っていた人間には効果がないって話を体験する事になりました。
ミモザは家族を天上人に殺されて彼らを恨んでいました。
血鉄鎖旅団の構成員でしたよ。
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血鉄鎖旅団はミモザから城の地下にある魔素を集める魔法陣の存在を知らされていたようです。
破壊する為に攻めてきました。
システィアも出張って来ていて魔石獣になったセイリーンを攻撃しています。
イングリスはシスティアの邪魔をしてセイリーンを守る事にします。
システィアにセイリーンを助けたいので攻撃しないで欲しいとお願いします。
セイリーンは魔石獣になってしまった者をもとに戻す方法は無いと言っています。
血鉄鎖旅団は総出で攻めて来たようですね。
彼らの首領である黒仮面も来ていました。
セイリーンの動きを止める為にイングリスは霊素を集めて彼女を氷漬けにする事にしました。
巨大な氷柱が出来上がりシスティアを驚かせています。
イングリスは自分が氷漬けにしたセイリーンを担いで運び出すと主張します。
それでは時間が掛かり過ぎると言って黒仮面が協力してくれます。
黒仮面は霊素を操り巨大なセイリーンを縮小させました。
セイリーンの体の構造を変えずに大きさだけを縮小する高度な霊素操作技術にイングリスが驚いています。
イングリスは黒仮面が自分と同じ神騎士であると気が付きました。
黒仮面達は予定通りに城の地下にある魔法陣を破壊する事にします。
イングリスとラフィニアは手の平サイズまで縮小してセイリーンを連れて街を離れる事になりました。
縮小化したセイリーンはイングリスのおっぱいの間が気に入ったようです。
イングリスの谷間に潜り込んできましたよ。
イングリスはラフィニアのおっぱいも使わせて欲しいとお願いしています。
ラフィニアは自分のおっぱいでは大きさが足りないのでセイリーンは任せると言ってきましたよ。
セイリーンにリンちゃんって愛称を付けました。
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イングリスとラフィニアは路銀の補充が終わったので王都への旅を再開します。
結局小さな魔石獣となったセイリーンは連れて行く事にしたのね。
イングリスの行きたがっていた虹の王(プリズマー)の死骸を見物する為にアールメンの街にやって来ました。
虹の王は魔石獣の王と呼ばれています。
とても強いのでイングリスは単独で討伐したいとの夢を持っています。
虹の王の死骸を見物する事で攻略法が見つけられるのではないか?と期待しています。
虹の王の死骸を見たイングリスは死骸が生きているのではないか?と疑います。
死骸の中に妙な力が流れていました。
死骸を見物している最中に街中で魔石獣が発生したとの知らせが届きます。
イングリスは飛び出していきました。
虹の王の死骸が生きているかも?と知ってしまい昂っちゃったのね。
徒手空拳で突撃するイングリスを見た地元の少女が止めようとして飛び付きました。
彼女はレオーネ・オルファ―と名乗りました。
オルファ―という姓にどこかで聞いたぞと思っています。
レオーネはラフィニアと同じく上級印を持っていました。
大剣の魔印武具も持っています。
イングリスはレオーネと協力して魔石獣を狩る事になりました。
空中に浮いている魔石獣をイングリスが蹴り落してレオーネが斬り伏せました。
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魔石獣の掃討が終わると兵士から褒賞を渡したいと言われます。
呼ばれたのはイングリスとラフィニアだけでした。
レオーネの貢献度が高かった事を伝えると兵士は彼女の事を裏切り者一族と罵倒してきました。
兵士の態度にラフィニアが怒ってしまいます。
褒賞は貰わずにその場を去る事にします。
レオーネからレオンの妹だと自己紹介されました。
世間ではレオンが監察官(シオニー卿)と天上人(ラーアル)を殺して血鉄鎖旅団に入ったって事になっていました。
レオンは街の期待の星だったそうですが期待を裏切ったと捉えられています。
だから彼の妹であるレオーネに辛く当たっているのね。
イングリスとラフィニアはレオンがしてくれた事を知っています。
ラフィニアはレオーネに同情的になっています。
街の人に攻められているレオーネはそれでも国に貢献して街の人たちに認めて貰おうとしています。
彼女の健気さにラフィニアは感動しています。
宿を決めていない二人はレオーネの家に泊めて貰う事になりました。
レオーネのおっぱいもイングリス並みに巨大でした。
セイリーンはレオーネのおっぱいも気に入ったようです。
イングリスはおっぱいの谷間に入られる回数が減り少し楽になると喜んでいます。
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レオーネの屋敷に思わぬ人物がやって来ましたよ。
久しく会っていなかったラファエルがやって来ましたよ。
面倒見の良いラファエルはレオンが出奔してからレオーネの様子を見に来ているそうです。
ラファエルはリップルと名乗る天恵武姫を連れていました。
二人は天上領から下賜された機甲鳥(フライギア)と呼ばれる二人乗りの乗り物でやって来たよ。
機甲鳥は最近下賜されるようになった兵器でイングリスが目指している従騎士が操縦する事になっています。
いずれはラフィニアを乗せて飛ぶことになるのだろう。
久々の再会にラフィニアがラファエルに抱き着いています。
イングリスが美しく成長した事にラファエルは驚いています。
珍しく女の子の容姿を褒めているとリップルが茶化していますね。
うーんこれはラファエルはイングリスに惚れたかな?
二人の両親はラファエルとイングリスが結婚する事を望んでいるんだよね。
中身がお爺さんのイングリスは男の恋人なんて気持ち悪いと内心では考えています。
二人の関係がどうなるのか注目ですね。
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レオーネは夕食を振舞おうと考えたのですがラファエルに止められました。
理由はラファエル、ラフィニア、イングリスが揃って大食いだからでした。
ラファエルの奢りで近くの食堂に行く事になります。
三人はモリモリ食べながら近況報告を行っています。
リップルはラファエルが大食いと知っているみたいです。
ラフィニアとイングリスが同じような大食いと知り驚いています。
レオーネはラファエルが大食いだとは知らなかったようですね。
非常に驚いています。
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ラファエルがこの街に来たのは任務の為でした。
虹の王の死骸を移動させる任務に就いているそうですよ。
騎士団でも虹の王は生きていると思われていました。
虹の王を隣国との国境近くに移動させるそうです。
街の中で魔石獣が発生するのは虹の王が呼び寄せいたようです。
虹の王が呼び寄せる魔石獣を敵国の侵攻に対する防壁に使う意図があるそうです。
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レオーネも王都の騎士学校に入学する事は分かりました。
三人はラファエルの乗って来た機甲親鳥に便乗して王都に向かう事になります。
機甲親鳥とは機甲鳥を運ぶための母艦のような飛行物体です。
リップルがイングリスに内緒話を持ち掛けてきました。
彼女はエリスの知り合いだそうですよ。
エリスからイングリスが霊素を使える事を聞いているそうです。
リップルはイングリスが虹の王と戦いたがっている事まで知っていました。
いずれ虹の王の死骸が目覚めるのでその時は呼びに行くので一緒に戦おうと言ってくれましたよ。
イングリスは大喜びしています。
それまでは騎士学校で修練に励むと約束してリップルと別れました。
任務が終わったら王都でまた会おうと言ってラファエルはリップルと共に虹の王輸送の任務に向かいました。
レオーネは騎士学校で学びいつか胸を張ってこの街に帰ってこられるようにしなきゃと決意を語ります。
ラフィニアとイングリスはレオーネに協力すると約束しています。
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番外編 身代り石の身代り
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王都に到着したイングリス、ラフィニア、レオーネは騎士学校の入学式まで間があるので王都見物を楽しんでいます。
イングリスとラフィニアは目に留まった食べ物を次々に購入しています。
レオーネは大量の食べ物を持っている二人が目立ってしまい恥ずかしくなっています。
ラフィニアが安心してと言ってきました。
何だろうとレオーネが思っているとイングリスとラフィニアがあっという間に大量の食べ物を食べきってしまいます。
ラフィニアとイングリスはまだまだ買い食いを続けるつもりのようですよ。
ショーウィンドウのある店先で女の子(エッテ)が泣いているのを発見しました。
ラフィニアが理由を聞いてみると旅に出る父親にお守りとして魔石をプレゼントしたかったのに売れてしまったと言っています。
魔石は魔石獣を倒すとたまに消滅せずに残る石です。
イングリスは持っていないようですがラフィニアなら持っているかもと考えます。
持っているか問うと怪しい反応を返してきました。
持っているのに誤魔化そうとしていますね。
リンちゃんがラフィニアの懐に飛び込みました。
ごそごそ動いていると小さな箱が落ちてきたよ。
中には魔石が入っていました。
隠そうとした理由を聞いてみるとその魔石はイングリスが8歳の頃ラフィニアの為に探してきてくれたモノだと言われます。
イングリスは忘れていたようですがラフィニアに取っては宝物のようですね。
話を聞いていたレオーネは自分が持っていた魔石をエッテに上げましたよ。
ラフィニアが、良い事をしたから気分が良い、きっといつもよりご飯が美味しいわ、と言ってイングリスの手を握ってきましたよ。
普段よりも距離が近いとイングリスは感じています。
ラフィニアはちょっと照れているのか?
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