ラノベの感想) とある魔術の禁書目録 外典書庫 3 (電撃文庫)


概略:
アニェーゼ、ルチア、アンジェレネが身を寄せたイギリス清教の為に身を粉にして働いています。
ステイルは彼女達を危険から遠ざけようとしているようなんですがアニェーゼ達は有用性を示したいと考え頑張り過ぎます。
出来る事を証明してしまい危険な任務に駆り出される事になってしまいます。
中学生の当麻がスーパー女子高生、雲川芹亜とお嬢様能力者、蜜蟻愛愉と知り合います。
ドラゴンに襲われてしまい蜜蟻が狙われていると分かります。
ドラゴンに襲撃の報道が無い事に不安を感じた当麻は事件現場に戻ります。
そこで芹亜と再会して二人は事件の真相を追う事になります。

レーベル電撃文庫
発行日2024/12/10
著者鎌池和馬
イラストはいむらきよたか
ISBN978-4-04-916055-0
雰囲気試験、居場所を守る、お肉バナナ、情報検索、強襲と回収、黒レース、二食制、ドラゴン、二人乗り、対決、泥棒、対決、不運なすれ違い


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アニェーゼの魔術サイド お仕事体験 編
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第一話
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スペインのバルセロナでネセサリウスのステイルが犯人を追っていました。
イザベラ=テイムズという女性魔術師でネセサリウスの標的となりました。
追い詰められたイザベラは誤解なんだと許しを請いますがステイルは無慈悲に彼女を殺しました。
戦闘が行われた場所には血と臓物が飛び散ります。
さらにイザベラの逃走を防ぐ為にステイルは周囲一帯にカードを貼り付けてありました。
そのまま放置するとここでネセサリウスが無許可で戦ったとスペインにバレてしまいます。
それを防ぐ為にアニェーゼ、ルチア、アンジェレネが特殊清掃を行う事になります。
アニェーゼは訓練なのにやり過ぎだとボヤいています。
ステイルとイザベラの戦闘はアニェーゼ達に特殊清掃の訓練を行わせる準備でした。
夜通しの作業となりましたが何とか朝になる前に特殊清掃を終わらせます。
イザベラが作った血と臓物は出来が良すぎて中々死臭が取れませんでした。
イザベラは豚などを材料にして偽物の人体を作り出す事ができます。
死臭を落とすのに時間が掛かりアニェーゼ達が寝たのは日が登ってからになりました。
遅めの朝食を食べる為に近くにあったレストランに繰り出します。
料理は大変美味しかったんですがアニェーゼがレストランで特殊清掃が行われた痕跡に気付いてしまいます。
これもテストの続きなのか?それとも何らかの魔術的な問題が起こっているのか?
真偽を確かめる為にアニェーゼ達は調査に乗り出します。
レストランの従業員の素性を調べる為に教会に向かいます。
キリスト教圏では子供が生まれると教会で洗礼を行うので個人情報が保管されています。
レストランのオーナーであるバドボアさんがハイチからの移民だと判明しました。
ハイチで奥さんを亡くしていました。
死因は不明とあります。
アニェーゼはパドボアさんが呪いの儀式を行ったのでは?と考えます。
料理の腕は良いようですがスパイで開業するには資金が必要です。
どこから手に入れたんだ?と考え奥さんに掛けられていた生命保険なのではと気付きます。
これでパドボアが悪事を働いている訳ではないと気が付きました。
だったら誰がレストランで特殊清掃を行ったんだって事になりますね。
特殊清掃に使われていた技術がローマ正教の技術だったのでアニェーゼは真相に気付きます。
深夜にレストランの従業員の個人情報を盗み見た最寄りの教会に向かいます。
懺悔室に入り神父に告解を聞いて貰う事にします。
そこで真犯人が神父だと追及します。
バレてしまった神父が攻撃してきましたがアニェーゼが戦いを制しました。
神父は穢れる事が怖かったようです。
ハイチからやってきたパドボアさんを現地で呪いを行使したと決めつけて排除しようとしていました。
自分では手が出せないの何も無かったレストランで特殊清掃を行いネセサリウスに疑いを持たせようとしていました。
アニェーゼは特殊性能の訓練だ回収した偽物の死体のスープを神父の頭からぶっ掛けて制裁としました。
ルチアとアンジェレネはアニェーゼのサポートに回っていました。
三人の活躍をステイルとイザベラが見学していましたね。
二人はアニェーゼ達がネセサリウスの戦いに参加できるだけの能力があるか見極めようとしていました。
ステイルは内心ではアニェーゼ達を実力不足として送り返したかったようです。
神父の企みを暴き制裁を加える事で実力を示してしまったので三人はネセサリウスの活動に駆り出される事になるようです。
アニェーゼ達は頑張り過ぎてしまったのね。

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第二話
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アニェーゼ、ルチア、アンジェレネはフランスのカレーに来ていました。
イギリスとフランスの間にあるドーバー海峡に魔術によって第二次大戦で沈没したイギリス海軍巡洋戦艦フッドが召喚されたからです。
このままフッドが移動を続けるとカレーに上陸してしまいます。
フランスはカレーとパリの間に防衛線を敷く事を決めました。
フッドをイギリスの攻撃と断定して戦争を始める構えです。
フランスとイギリスの戦争が始まってしまうとロンドンは大きな被害を受けてしまいます。
そして現在アニェーゼ達を匿ってくれているイギリス清教も大打撃を受けてしまいます。
アニェーゼ達を匿っている余裕が無くなりローマ正教から隠れる手段が失われます。
自分たちの生存の為にアニェーゼはフッドの上陸を阻止する為に動き始めます。
時間が無いので無駄な行動をしている余裕はありません。
優秀なアニェーゼは召喚儀式が行われている場所の特定から始めました。
特定されたのはカレーの港にあるコンテナヤードでした。
コンテナの数が1000を超えているので特定するのは難しいとルチアは嘆きますがアニェーゼには特定方法が分かっていました。
召喚術に必要な要素を割り出して一つのコンテナを見つけ出します。
乗り込むとそこでは召喚の儀式が行われていたんですがフッドを召喚する術式ではありませんでした。
急いでいるので乱暴な尋問を行うとコンテナは貸し出されているそうですよ。
持ち主の老人が出てきて五人の魔術師に時間貸ししていると教えてくれます。
イギリス清教が残り四人の住処に乗り込んでアニェーゼの元まで拉致ってきました。
全員の尋問を終えると彼らは誰もフッドの召喚を行っていない事が分かりました。
それぞれが自分の目的の為に召喚を行っていました。
フッドがカレーに迫ってきます。
フランスとイギリスの戦争を止められなかったと焦る場面なんですがアニェーゼは落ち着いています。
彼女は今回のフッド召喚の真相が見えていました。
カレーの灯台で待っているとフッドを召喚した真犯人は現れます。
真犯人はコンテナの貸し出し業を営んでいる老人でした。
彼はイギリス人の魔術師でカレーに移り住んだようです。
父親がフッドの乗組員だったそうですよ。
父親からフッドの話を聞かされていました。
それによるとフッドはクロウリーが魔術で作ったものらしいです。
クロウリーの遺伝子が混入した事でフッドは負けたのか真偽を確かめたかったそうです。
でも残念、五人の魔術師の召喚儀式に余分な要素を埋め込む事で老人はフッドを召喚したみたいです。
召喚を他人に任せてしまったのでフッドを求める心が足りませんでした。
フッドはカレーに上陸する事はできませんでした。
老人は既に死を宣告されていて死ぬのを怖がっていません。
フッドに直に触れてみたいとの思いだけで生きながらえていたようです。
フッドが上陸しないと分かってしまい老人は生きる意味を失いました。
フッドは消滅しました。
哀しい話ですがアニェーゼの優秀さは分かったね。

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第三話
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フランクフルトでアンジェレネが隠れてアルバイトをしていました。
品物を受け取り自転車で依頼人に商品を届ける配達の仕事です。
目的はフランクフルトを食べるお金を稼ぐ事でした。
上手く行っているようでアンジェレネは食事を残してしまいます。
食いしん坊の彼女が食事を残した事実にアニェーゼが疑念を抱きます。
ルチアと二人でアンジェレネを尾行して何をしているのか突き止めました。
シスターは副業を禁じられているのでアニェーゼはお仕置きを行う事にします。
見つかってしまったアンジェレネはフランクフルトに来ているのにフランクフルトを食べられないの我慢できないと訴えます。
肉料理を食べていた事がバレてしまい二人の怒りを買いますね。
アンジェレネは必死の言い訳を続けます。
お肉でできたバナナはおやつに入るんです!!と力説します。
それを聞いたルチアが真っ赤になって激怒します。
お肉のバナナなんて卑猥な響きを容赦なく叫ぶとは・・・と怒っていますよ。
アンジェレネとアニェーゼは頭に?を浮かべてルチアの言っている事が分からないって顔をしていました。
自爆してしまった事に気付いたルチアはコンクリ塀に頭を打ち付けて死のうとしています。
ルチアのエッチ―。
アニェーゼは勝手に副業していたアンジェレネに罰を課す事にしました。
フランクフルトでは自転車で配達を行っている少年、少女が行方不明になる事件が頻発していました。
アニェーゼはアンジェレネを使って囮捜査を行うと決めました。
フランクフルトをお肉のバナナと言ってしまったルチアは「肉バナナ」って仇名を付けられない為にアニェーゼに従うしかなくなります。
肉バナナ、確かに女の子が呼ばれるには業が深い仇名だな。
アンジェレネは自分が囮で襲われる可能性が高いと分かっていても従うしか無くなります。
囮捜査を始めたアニェーゼ達をステイルとイザベラが見ていました。
二人も配達人が失踪する事件の存在を知っていてアニェーゼ達を使う事にしたようです。
当初アニェーゼは犯人の魔術師が受け取り場所で配達にやってきた人を殺して連れ去っていると考えていました。
レストランで荷物を受け取ったアンジェレネが指定された工業団地の使われてない倉庫に到着しました。
アニェーゼとルチアは倉庫の屋根を飛び移りアンジェレネを尾行しています。
これまでの被害者は自分の自転車と大量の血を残して消えていました。
ルチアが配達人が使っていた丸いバックパックはどこに行ったんだ?って疑問を抱きます。
確かに不思議ですね・・・アニェーゼが魔術師の仕掛けに気付きました。
アンジェレネに向かって背中のバックパックを直ぐに投げ捨てろと叫びます。
アンジェレネがバックパックから離れるとバックパックから赤子の鳴き声が聞こえてきて爆発します。
中から巨大な足を持つ蜘蛛の化物が飛び出してきました。
魔術師はこの化物を使って配達人を捕食させて自分の居場所まで運んでいるようです。
アニェーゼが魔術師はレストランでアンジェレネに荷物を渡した人物だと気付きました。
生き残る為にはレストランまで戻るしかないとアンジェレネに命じます。
アンジェレネは自転車に飛び乗り必死に漕いでレストランまで戻ってきました。
レストランには女性店主が残っていて驚きの形相を浮かべています。
アンジェレネは自転車ごと窓に突っ込みレストラン内に侵入します。
混乱している女性店主は自分が犯人と認めるね。
生き残る為に蜘蛛の化物を足止めする結界を張りアンジェレネを連れて店の奥に逃げます。
女性魔術師が行ったのはブードゥーの儀式でした。
悪魔を呼び出す儀式で身近な者を年一で生贄として捧げなければなりません。
女性魔術師は儀式による犠牲者が居なくなるのを願って儀式を始めたそうです。
技術的には稚拙で失敗しちゃったようです。
生贄に捧げる身近な人が居なくなると最後は自分が悪魔に捕食されてしまいます。
女性魔術師は死にたくないので無関係の少年少女の配達人を生贄に捧げていました。
身勝手すぎる行動なんですね。
名前を聞くとフラウ=ハルベリアと名乗ってくれます。
ルチアは儀式を行ったフラウを殺せば儀式を止められると気付くんですが最初の動機と名前を聞いてしまったので殺せません。
フラウはルチアだけを仮死状態にして悪魔の標的から逸らそうと考えます。
意外と良い人かもしれないな。
しかしその方法ではルチアしか助かりません。
フラウは死を覚悟したようですが助けが入ります。
アニェーゼは監視していたイザベラをとっ捕まえて悪魔を帰らせる事にしました。
アンジェレネを救いたいと追い詰められているアニェーゼの言葉遣いがちと怖いです。
イザベラは高位の魔術師なので豚と牛の骨と肉と血を使ってフラウの偽物の体を作り出しました。
悪魔は偽の体を捕食する事で満足して帰ってくれたみたいです。
レストランには偽の死体の血肉が飛び散っています。
イザベラはフラウの特殊清掃をさせる事にしました。
嫌な作業ですが死ぬよりはマシなので頑張れ。

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第四話
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アニェーゼがスペイン、フランス、ドイツで遭遇した事件に黒幕が居るのではないか?と気付きます。
それぞれの事件は個人が起こした者でしたが規模が大き過ぎるので意図的に犯人を誘導した存在が居るのでは?と考えます。
アニェーゼ、ルチア、アンジェレネはスイスのチューリッヒに来ていました。
目的はこれまでの事件の共通項を洗い出して事件の黒幕を探る事でした。
スイスは州ごとに公用語が異なるそうです。
中にはイギリス清教に好意的な地域もあります。
そこにある銀行の金庫にイギリス本土で保管するには危険すぎる品や情報が隠してありました。
ルチアとアンジェレネは情報を探っても何も掴めないだろうと考えていました。
二時間ほど銀行の地下金庫に籠って情報を検索してみたんですが何の手掛かりも掴めませんでした。
自分たちの主張の正しさが証明されルチアが強きになっています。
普段は猫背の彼女が背筋を伸ばしてアニェーゼの失策を追及してきました。
言い返せないアニェーゼは食事に行きたいと主張するアンジェレネに逆らえませんでした。
スイス的な食事を期待して町のレストランに入ります。
期待していたのとは違い炭水化物に炭水化物を並べる料理が出てきました。
味は良いようですね。
食事と続けているアニェーゼはローマ正教時代に使っていたシスターの存在に気付きました。
シスター・モニカとアニェーゼは言っていますね。
ルチアとアンジェレネにさり気なく顔を見てみろと告げている時にモニカとアニェーゼの目が合います。
モニカがレストランから飛び出して逃走を図りました。
通行人を突き飛ばして逃げて行きます。
アニェーゼ達が追うんですが曲がり角を曲がると壁面に飛び散った血痕が目に飛び込んできました。
モニカの姿は消えていました。
地面に顔の皮が落ちていましたよ・・・
最初何者かがモニカの顔の皮を剥いで被っていたと考えます。
アニェーゼは決めつけは危ないと気付き、モニカ本人が自分の顔の皮が剥ぎ取った可能性に思い至ります。
場所がイギリス清教に好意的な地域だったのでモニカがスパイ活動をしていた可能性もあります。
がアニェーゼと目が合った瞬間に逃げ出したのでアニェーゼを見張っていた可能性もあります。
ローマ正教に所属しているモニカが動いていたので敵がローマ正教の可能性も出てきました。
アニェーゼ達は銀行の地下金庫に戻りモニカについて調べる事にします。
検索の結果、ギルドという言葉を見つけました。

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第五話
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アニェーゼ達の掴んだギルドって単語から敵の本拠地が割り出されました。
場所はギリシャ、キクラデス諸島、ティーラ島です。
イギリス清教はギルドの本拠地を落とす為に大部隊を派遣しました。
ステイルとイザベラも参加していて遠方からの魔術砲撃を行っています。
アニェーゼ、ルチア、アンジェリアには砲撃に紛れてギルドの本拠地に潜入して奴らの使っている呪文図鑑を奪取する任務が与えられました。
味方からの砲撃で死んでしまう状況下で見事にギルド本部への潜入を成功させました。
呪文図鑑が保管されている場所はイギリス清教の占い師が特定してくれました。
そこに飛び込むとモニカが呪文図鑑に火を付けるところでした。
呪文図鑑は燃え上がりモニカの体に飛び火します。
身体が燃え出したモニカがアニェーゼに飛びつこうとしてきます。
巻き添えで殺そうとしているな。
ルチアが持っていた木製の車輪を破裂させてモニカを吹き飛ばします。
威力が大き過ぎて燃えている途中の呪文図鑑まで吹き飛ばしてしまいました。
任務に失敗したらどんな罰が与えられるかと考えてアニェーゼは暗澹たつ気持ちになっています。
吹き飛ばされたモニカに息があると分かったので魔術を使ってモニカから呪文図鑑を複写しようと考えました。
救命措置を無視して情報を得る非道な行いを実行する事になります。
アニェーゼはこの姿はツンツン頭には見せられないなと思っています。
呪文図鑑の複写は成功しました。
まだ息があるモニカに誰かに伝えて欲しい事はあるか?と問いかけます。
モニカはアニェーゼを偽善者と罵り地獄で待っていると言い残して死にました。
アニェーゼは呪文図鑑を入手した事をステイルとイザベラに報告しました。
そして自分の考えを披露します。
ギルドの指導者は「Tu」という名前のようです。
アニェーゼによるとギルドは生き残る為に自分たちが信じていた信仰を捨て去れる者達でした。
欧州に深く根を下ろして隠れ潜んでいます。
欧州のどこへでも潜り込める組織でこれまでは事件を起こしたい実行犯を間接的に援助して活動をしていたようです。
ギルドは十字教社会が絶頂期に到達したので破壊しようとしているようです。
アニェーゼは敵の目的を信徒二十億人を導くバチカンをぶっ壊そうとしているに決まっていると予想します。
それが一番手っ取り早くて効果的だと強調していますよ、確かに効果的に思えますね。

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第六話
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「Tu」を探す事になります。
ノーヒントで探す事は困難なのでイザベラの死霊術に頼る事になりました。
オルソラが正座して膝枕をする態勢に入ります。
誰かが眠りに付いて死者の記憶を探る事になります。
危険で嫌な役目なのでアニェーゼ達に割り振られます。
誰も危険なめに遭いたくないのでジャンケンで決める事になりました。
アニェーゼ、ルチア、アンジェレネは渾身のジャンケンを行いアニェーゼが負けました。
オルソラが何かに気が付きます・・・敵の本拠地に残されていて破壊された石造の台座が新しい事に気が付きます。
石像をどこかから盗み出してきた可能性が出てきました。
アニェーゼはさも重要だと主張して眠るのを回避します。
イザベラの死霊術で石像からヒントを得る事になりました。
イザベラの死霊術で古新聞で作られた死者の複製を作り出します。
攻撃してきましたが失敗ではないとイザベラが主張します。
死体の複製と戦い最後に残った紙片がヒントになっていると言われました。
迷惑掛まくりのイザベラを一緒に燃やして欲しいとお願いするとステイルはイザベラごと燃やしてくれました。
残った紙片にはニュルンベルクの博物館に窃盗団が侵入したと書かれていました。
アニェーゼ達は同時期に発生した事件を調べます。
血統調査員が一人消えていました。
ブラクス=マイズハインって名前が分かったので彼の事務所兼自宅を調査する事にします。
行ってみると魔術的な結界が散りばめられている屋敷でした。
誰かが中に入る必要があります。
ここでジャンケンで決める事になりました。
ルチアとアンジェレネは前回のジャンケン結果が有耶無耶になっていると言い出します。
押し切られると自分が中に入る事になるのでアニェーゼはグーを出した人が負けと叫んで強引にジャンケンを始めます。
アンジェレネはギリギリでチョキに変えられましたがルチアは前回勝っているグーを出してしまいました。
アニェーゼもチョキを出しているのでアンジェレネと連帯されます。
負けた事にされてしまったルチアは全裸で屋敷への侵入を試みる事になりました。
清廉なルチアちゃんが全裸で歩道を全力疾走していますね。
アニェーゼとアンジェレネは近くの家の屋根の上からルチアに指示だししています。
屋敷はオックスフォードにあり夜間でも酔った学生たちがハシャイデいました。
全裸のルチアが見つかってしまうと大変な事になりそうですね。
幸いにもルチアは誰にも見つからずに屋敷の侵入に成功しました。
高い塀を飛び越えるのに全裸で背面飛びをしてくれました。
アニェーゼとアンジェレネは大喝采をあげています。
斜め下から見上げていたかったねー。
屋敷の寝室でシーツを発見してルチアは歓喜します。
シーツを体に巻き付けて防御力を向上させました。
ブラクスの行動パターンを鑑みて秘密の隠し場所は台所だろうと予想します。
置いてあった冷蔵庫を開けてみると綺麗にラッピングされたブラクスの死体を発見しました。
ブラクスはTuに依頼されて何かの調査を行っていたようです。
気を使ってTuが喜びそうな嘘の報告を行った結果Tuの儀式を失敗させてしまったみたいです。
激怒したTuが乗り込んできてブラクスを処刑したって流れみたいです。
調査を続けていたルチアが書類封筒を見つけました。
中身は秘密の購入記録でしたよ。
嘘の報告を行うのに必要な素材の購入履歴です。
それを読み解くと最後の依頼が「サトゥルヌスの鎌」という霊装のようです。
サトゥルヌスの鎌と聞いてステイルとイザベラがTuの正体に気が付きます。
アルバート=アイイングって魔術師みたいですが嘗てステイルが燃やした相手みたいです。
仕損じてたって事?

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第七話
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Tu、アルバート=アイイングがバチカンでサトゥルヌスの鎌を使いました。
イタリアに残っていたステイルは呪いに襲われます。
傍に居たイザベラが咄嗟に彼を仮死状態にして助けてくれました。
イギリスに戻っていたアニェーゼ達は直接的に呪いの効果に襲われませんでした。
しかしバチカンで発生した危機がイギリスに迫っているのでイギリス清教から厳しい監視の目を向けられます。
アニェーゼ達を監視する為にネセサリウスの魔術師が送られてきました。
アニェーゼはまだ諦めていませんでした。
一刻も早くバチカンに向かいアルバートを止めようと考えます。
まずは監視役を無力化してイギリスからイタリアに向かう手段を手にしなければなりません。
見張り役の魔術師が男性だったのが幸いしました。
アニェーゼは彼を下着泥棒に仕立て上げる事にしました。
大きな悲鳴をあげて下着を取られたと訴えます。
近隣住民が集まってきて見張り役を取り囲みました。
ネセサリウスの存在は秘匿されているので見張り役は身分を明かして潔白を訴える事ができませんでした。
アンジェレネがご丁寧にルチア所有の黒のスケスケ黄色リボン下着を彼のポケットに突っ込みます。
哀れな監視役は集まった近隣住民に取り囲まれて袋叩きになっています。
ルチアは下着が汚されてしまった二度とはけないと泣いています。
監視役から自由になったアニェーゼは書類をでっち上げて輸送機の使用許可を取ってしまいます。
イギリス側も混乱しているので取れてしまったんだよね。
急いでバチカンに向けて出発します。
バチカンを中心にして周囲に黄金の光が広がっていっています。
アニェーゼ達がその光に触れると即死してしまうんですがバチカンだけが黒い点として残っている事に気が付きました。
バチカンの結果がまだ持ちこたえていると分かります。
他にもサトゥルヌスの鎌が地上だけに効果を発揮している事も分かりました。
海には影響が出ていないと分かったので地中海の上を飛んでイタリアを目指します。
イタリアには海を泳いで潜入し地下道を通ってバチカンを目指します。
地下道で敵が襲ってくると思ってたんですが何事もなくバチカンに潜入できました。
バチカンの地上に出ると奇妙なくらい静でした。
もっと混乱してなければおかしいんですが誰にも邪魔されずに聖堂に入り込めました。
聖堂に入っても見張などは無くバチカン全土を監視している部屋に辿り着けました。
そこで倒れ伏している人たちを見つけました。
助け起こすと自分たちはもうダメなので後は任せたとお願いされます。
通常の究明装置では救う事はできません。
しかしアニェーゼ達が仕える奇跡でなら命を救う事ができました。
奇跡を敵に自分たちの居場所を知らせる事になってしまいます。
彼を見捨てるか救うかの選択を迫られたアニェーゼは奇跡を使う事を選びました。
アルバートに潜入を気取られるんですが攻撃はやって来ませんでした。
アニェーゼ、ルチア、アンジェレネは聖ピエトロ大聖堂とシスティーナ礼拝堂を繋ぐ連絡通路から地下に向かいます。
ローマ正教のVIPが逃げ込むシェルターのようです。
中に入るとそこが礼拝堂だと分かりました。
礼拝堂で枢機卿や教皇が倒れていました。
アルバートが侵入してきたアニェーゼ達に気付きます。
アルバートに向かってアニェーゼは彼の企みは失敗したと告げます。
アルバートはバチカンでサトゥルヌスの鎌を使えば計画が成功すると考えていたようです。
しかしバチカンの結界が思いの外高性能で呪いを受け付けませんでした。
アルバートも失敗した事を自覚していますね。
それでも問題は無いとも言っています。
アルバートの目的は十字教世界を覆す事にあります。
サトゥルヌスの鎌の効力でローマが最大領土を誇った時代まで遡ろうとしています。
地殻変動が起こっているので各地で災害に見舞われる事になります。
バチカンを落とせなくても現在の社会機構を破壊できそうなのでアルバートは満足しているようですね。
アニェーゼをこの混乱に乗じれば自分たちの宗派を確立する事も可能だぞと甘い誘いを掛けてきます。
アニェーゼの心は揺れませんでした。
確かにローマ正教はアニェーゼ達を切り捨てました。
匿ってくれているイギリス清教は厳しい仕事ばかりを押し付けてきます。
それでもアニェーゼはローマ正教への復讐を願いませんでした。
匿ってくれたイギリス清教に借りを返したいと考えます。
混乱状態なので言動はいつも以上に口汚くなってますが立派なシスターと言えますね。
悪には染まらないぞ。

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第八話
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三対一の状況なんですがアルバートは勝ちを確信していました。
ギルドの理念は常に勝っている状態を維持する事らしいので当然の考え方ですね。
カッコよく決闘だと宣言しています。
しかし余裕を嚙ましていたのが仇になります。
アニェーゼはルチアとアンジェリカに倒れている枢機卿たちと教皇を部屋の外まで吹き飛ばすように命じました。
無茶な命令のように聞こえますが彼らは厳重な霊装で守られているので部屋に留めておくことでアルバートの攻撃に晒される方が危険でした。
自分たちを切り捨てたローマ正教の上層部に対して随分と優しい扱いをしてあげています。
アルバートは掌よりも大きい羅針盤型の霊装を使って術式を使ってきました。
最初アニェーゼは術式の発動条件が分からず攻撃を貰いそうになります。
それをルチアとアンジェレネが庇ってくれました。
二度の攻撃でルチアとアンジェレネはダウンしてしまいます。
まだ発動条件が分かりませんね。
アルバートが教皇に胸をサトゥルヌスの鎌で引き裂いて呪いを完成させようとしてきました。
アニェーゼは咄嗟に教皇を庇い背中を引き裂かれます。
アニェーゼに刺さっている状態なので彼女を内側から破壊する事もできたようですが余裕があるようで一旦引き抜きます。
アルバートは羅針盤を使って術式を撃ち込んできました。
流石に何度も攻撃時のアルバートの動作を見ていたのでアニェーゼは羅針盤の秘密に気が付きます。
羅針盤にはガラスの蓋が付いていて一発術式を撃つごとに磁針を入れ替える必要がありました。
当初はガラスの蓋を締める動作で磁針の装填が終わると考えていたのですが違いました。
ガラスの蓋のように見えたんですがガラスは嵌っていませんでした。
アルバートの優位性は攻撃のタイミングを逸らす事にありました。
ガラスの蓋を締める動作はフェイクでその時点で装填は終わっていました。
アニェーゼにガラスの蓋を締めてから術式が発動されると勘違いさせられていると思っています。
発動した術式をアニェーゼに避けられてしまいます。
仕掛を見抜いたアニェーゼは術式の名前を宣言する瞬間にだけ注意をしていれば避けられると明かします。
秘密を暴かれてしまったアルバートは焦って術式を乱発してきますがアニェーゼに当たりません。
倒れてダウンしていると思い込んでいたルチアとアンジェレネは意識を保っていてアニェーゼを術式を使って支援していました。
敵を侮ったアルバートはアニェーゼの持っている杖で殴られて沈黙させられました。
アニェーゼはステイルにアルバートを無力化したと報告します。
ステイルからサトゥルヌスの鎌の回収を命じられますがアニェーゼは逆らいます。
ステイル本人もこの場で破壊してしまった方が安全を確保できると思っていますが中間管理職なので口に出せません。
イギリスに持ち帰るとイギリス清教のトップであるローラが悪用しそうだと考えたアニェーゼは独断で破壊すると決めました。
罰は覚悟していると伝えます。
危機は去ったのですがアニェーゼ達は不法侵入を行っています。
教皇と枢機卿の命に危険は無くなったので放置してトンずらする事にしました。
アルバートも置き去りにしたかったのですがローマ正教に預けてしまうと確実に拘束下に置いておけるか不安が残ります。
イギリスに連れて帰るしかないと判断して誰かが担いでいく事になりました。
ジャンケンで決める事になるんですがアニェーゼが女王様になります。
私以外が負けと宣言してジャンケンを決着させました。
ルチアとアンジェレネが担いで帰ったようです。
三人は無事にイギリスに戻ってきて日常業務に復帰しています。
独断でサトゥルヌスの鎌を破壊したアニェーゼには的確な罰が与えられる事になりました。
一日の食事が二回になり間食を禁止されました。
それでもアニェーゼは楽しそうに仕事に邁進しています。
意外なほど前向きなのが良いですね。

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バイオハッカー 編
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第一話
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上条当麻が路地裏でスキルアウトに絡まれている美少女を助けようとしました。
相手は多人数だったのでボコボコに殴られる事になり、丸まって身を守るしかなくなります。
それを他の美少女JKが助けてくれました。
彼女がマスコミを誘導して路地裏に向かわせたのでスキルアウト達は逃げて行きました。
助け出した当麻に膝枕をしてくれました。
当麻が意識を取り戻すと目の前に巨乳の下乳が見えていましたね。
驚いています。
そのまま最初に襲われていた美少女を返すわけにはいかないので三人は近くのバーガーショップに向かいました。
襲われていた美少女は常盤台中学の蜜蟻愛愉(みつあり あゆ)と言います。
膝枕をしてくれたJKは雲川芹亜(くもかわ せりあ)と名乗りました。
芹亜は愛愉の事をしっているようですね?
愛愉に襲われていた理由を聞くと呆れた事実が判明しました。
お嬢様の愛愉は一般人の生活に興味があり色々と質問をしていたそうですよ。
スキルアウト達は愛愉と仲良くなれると思っていたようです。
知りたい事を聞こえた愛愉が立ち去ろうとしたので怒らせてしまったようです。
スキルアウトだけが悪かったとは言い切れないな。
当麻は助けようとして逆にボコボコにされてしまったのを悔いています。
芹亜は当麻の行動が気に入ったようですね。
会話していると芹亜が能力者では無いと判明しました。
当麻も能力者ではありません。
愛愉は自分の能力が心理穿孔(メンタルスティンガー)だと教えます。
それを聞いた芹亜が露骨にガッカリしています。
メンタルアウトの方じゃないのか、がっかり、と言ってしまいます。
憤慨した愛愉はメンタルスティンガーを使って有効性を示そうとしてきました。
持ってた携帯電話を手に取りました。
当麻と芹亜が一瞬で愛愉を無力化しています。
当麻が携帯電話を取り上げ、芹亜が愛愉の腕を捻り上げてテーブルに押し付けました。
小柄な愛愉は足が地面から離れてしまうんですが拘束から逃れようとして足をばたつかせています。
それがいけなかったね・・・パンツが丸見えになり、しかも股間に食い込む事になりました。
危険なので愛愉を彼女が住んでいる学舎の園まで送って行く事になりました。
歩いている愛愉はしきりにスカートの上からお尻の辺りを触っています。
当麻が目のやり場に困っていると芹亜が理由を教えてくれました。
愛愉は食い込んだパンツを直そうとしていたそうです。
指摘されてしまった愛愉は真っ赤になって能力を使おうとしたので再び芹亜と当麻に阻止されます。
地面に組み伏せた愛愉の変顔を芹亜は写真に収めて抑止力としました。
当麻は奪い取った携帯電話からレンズを外しバッテリーを引っこ抜いてから返しています。
移動中の三人は突如ドラゴンに襲われます。
頭上からの攻撃から逃げる時に当麻は芹亜と愛愉とは別の方向に移動してしまいます。
ドラゴンは二人を追いかけていきました。
当麻は狙われる事は無くなったんですが二人を見捨てる事はできません。
引き返して二人に合流します。
芹亜は驚いていますね、手に入れた安全を捨てて助けに来たのが嬉しいみたいだ。
当麻と芹亜は能力者ではありません。
狙われる理由も無いのでドラゴンは愛愉が目的で襲ってきているように思われます。
理由を聞いても愛愉は正直に答えてはくれませんでした。
芹亜は三人同時に別方向に逃げようと提案します。
誰にも狙われる理由がないなら自分が潰される確率は三分の一だと言っています。
何かを隠している愛愉は困っていますね。
愛愉から狙われる理由を聞きだせそうだったんですが当麻が芹亜の提案に反対しました。
当麻は芹亜と愛愉を仲間と呼んで仲間内で揉めたくないと言っています。
当麻のお人好しさに芹亜は呆れていますが、三人で助かろうという当麻の考えに従ってくれます。
それから三人でドラゴンが何なのか、科学で説明できる代物なのか検討します。
ここでも芹亜が優れた分析能力を示します。
芹亜は対抗手段まで考えてくれました。
逃げ込んだビルの一階にアイスクリームショップが入っていました。
当麻がそこに侵入してドライアイスを入手します。
入手したドライアイスを消化装置にぶち込んで水圧の圧力を高めます。
準備ができた当麻はドラゴンの近くまで移動して放水を開始しました。
当麻の放水によってドラゴンは冬眠状態にさせられました。
ドラゴンを操っていた犯人の近くに芹亜が潜んでいました。
ドラゴンを無力化されてしまった彼は逃走しようとするんですが芹亜の存在に気付きます。
犯人は芹亜を殺害しようとするんですが背後から忍び寄った愛愉の能力で行動を停止されます。
芹亜は犯人から遺伝子情報を入手しました。
人の体をコントロールできる愛愉に犯人を当麻の元に行かせるように頼みます。
犯人は当麻の元まで戻ってきて殴られたようです。
芹亜は一番危険な役目を引き受けた当麻に花を持たせてくれました。
当麻は芹亜に気に入られたようですね。

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第二話
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体育授業でバレーボールをしていた愛愉が顔面レシーブを決めました。
状業が終わると愛愉は怪我をしたと言って保健室で寝ていようと考えます。
一人で保健室に向かう事にしたんですが通路で何者かに襲われました。
敵は厳重警備の学舎の園に涼しい顔で侵入してきましたね。
敵は愛愉を撃ち殺せるチャンスを得ていたんですが隠れていた茂みに潜んでいた虫に足元を掬われます。
虫が嫌いらしく持っていたガトリング砲を撃ち込んでしまいます。
この余計な行動で愛愉に襲撃がバレてしまいます。
愛愉は学び舎の園が安全ではないと考え外に逃げ出す事にします。
そのころ当麻は昨夜ドラゴンに襲われた現場に来ていました。
派手な事件だったのですがニュースなどで何も報道されないので安全が確保できていません。
自分の素性がバレている可能性が高く安全が確保されていない状況が怖かったのね。
現場に戻って確かめてみる事にしました。
そこで芹亜と再会する事になりました。
芹亜も昨日の事件を探っていたようです。
事件現場綺麗に掃除されていました・・・ドラゴンが暴れた痕跡は消えていました。
ドラゴンに破壊されたビルはガス爆発があったと処理されていました。
当麻は何らかの大きな組織が絡んでいると予想しています。
学び舎の園から逃げ出した愛愉は三人姉妹の敵に立体駐車場に追い詰められました。
立体駐車場には一般の利用客や警備員などが居たんですが愛愉は彼らを操って盾にする事はしません。
事件に巻き込まれないようにこの場から逃げろと命じました。
愛愉は戦うと決められませんでした。
自分が加害者になるのが怖いようです。
ガトリング砲を撃ちまくる敵によって立体駐車場で火災が発生しました。
愛愉はドラゴンから助けてくれた当麻と芹亜の事を思い出しています。
彼らと連絡先を交換しなかった事を後悔しています。
ドラゴン事件の調査をしている当麻の携帯電話に常盤台中学の近くの立体駐車場で火災が発生したとの知らせが届きました。
当麻は愛愉が襲われている可能性があると考え介入しようと決めます。
芹亜には別の方向から敵の素性に迫る手段あるようですが当麻に協力してくれます。
芹亜が止めてあった違法駐輪してある単車を盗みます。
エンジンをかけて当麻に後ろに乗れと命じてきました。
当麻は芹亜の反税行為に驚いていますが現場に向かう足は必要でした。
後ろに乗って芹亜の胴体に手を回して自分を固定します。
その際に腕を回す位置が高すぎて芹亜の下乳を腕に乗せる事になっています。
腕が幸せを感じているな。
二人乗りでスピード違反をしながら爆走しているので警備員のパトカーに見つかります。
止まれバカップルと叫んで追いかけきますね。
芹亜はカップル認定されて嬉しそうに見えますね。
当麻は警備員に追われる事になりビビってますが芹亜には考えがありました。
襲撃犯は警備員の存在を嫌がるだろうから引き連れて行こうと考えました。
排気量で負けているのでスピードでは勝てません。
わざと公園内を通過する事でパトカーをまきました。
立体駐車場の近くまでやってきて様子を伺うと一階部分が燃えていて中に入れません。
どうしようか考えている当麻が芹亜のおへそをホジホジしていますね。
緊張していて芹亜につかまっている必要は無いと気付いていません。
芹亜は意外と痛いんだぞと怒っています。
当麻が愛愉が立体駐車場の5階に居るのを確認しました。
芹亜は立体駐車場の隣に立っているショッピングモールから飛び移ろうと考えました。
単車に二人乗りのままショッピングモールに親友して8階まで登ります。
女性下着を売っている店の大きな窓を突き破って立体駐車場に飛び移りました。
当麻と芹亜に助けて欲しいと願っている愛愉の前に二人が単車で飛び込んできました。
愛愉は驚き感激しています。
芹亜は立体駐車場に愛愉意外の人気な居ない事から彼女が能力で逃がしたと気付きます。
敵に対する盾として使わなかった彼女をお人好しと呆れてますが好感を抱いたみたいです。
愛愉は戦う覚悟があると宣言します。
愛愉から敵が何らかの能力で腕力を増強している小柄な女の子。
毒の付いたワイヤーを張ったドローンで攻撃してくる女の子。
自分と同じ精神系の能力を持っている拳銃で武装している女の子。
三人組だと教えられます。
能力を使っているなら当麻の右手が有効そうです。
当麻は愛愉に自分の右手で解決してやると伝えます。

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第三話
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脱出には芹亜の運転技能が必要だと言い張り当麻一人で階下に居る敵に挑む事になりました。
敵は三姉妹です。
ガトリング砲を使う能力者が三女の獄彩雨空(ごくさい あまぞら)。
拳銃を使う精神系能力者が次女の獄彩陸海(ごくさい りくかい)。
ドローンを使って毒攻撃をしてくるのが長女の獄彩陸莉(ごくさい りくり)。
当麻は爆音をバラまいてガトリング砲を撃ちまくる雨空を最初に狙う事にしました。
周囲は炎に包まれていて黒煙が上がっているので視界が悪いです。
雨空はガトリング砲を連射しているので爆音で自分に接近する当麻の足音が聞こえません。
当麻は聞き手の反対の後方から仕掛けようとしました。
雨空は当麻に気付いていませんでしたが精神系能力者の陸海が当麻のおおよその位置を特定してきました。
彼女は自分と当麻の心の距離が分かるのでそれでおおよその位置が特定できたようです。
陸海が発砲した時に当麻の手直に千切れた車のドアが落ちていました。
彼にしては幸運ですね、ドアを盾にして陸海の射撃を防ぎました。
陸海は当麻を仕留められたか確認に現れます。
落ちている車のドアで銃弾を防がれたと分かり警戒感を強めます。
陸海には当麻の能力が分かりません。
難を逃れた当麻は雨空を無力化する為に接近しました。
当麻の接近に気付いた雨空がガトリング砲の弾薬庫を振り回して当麻に打撃を加えようとしてきます。
当麻がそれをかわして雨空の頭に拳骨を落とそうしていました。
当麻の狙いが雨空だと気付いた陸海が能力を行使して当麻に雨空を殴りたくないと思わせようとしてきます。
少しだけ効果を発揮したのか当麻のパンチの軌道がそれました。
それがガトリング砲の重量を地面に逃がしていた雨空の能力で作った見えない棒を捉えました。
能力を無効化されてしまいガトリング砲と弾倉の重量が戻ってきます。
そのときの雨空は当麻を攻撃しようとしてガトリング砲と弾倉を繋ぐ給弾ベルトが体に巻き付いていました。
雨空は締め付けられて気絶しました。
陸海から陸莉に雨空がダウンしたとの報告が入ります。
雨空を甘やかしている陸莉は激昂してしまい当麻を殺すことに固執します。
本来は裏方で戦闘向きではないのですが姿を晒して攻撃を仕掛けます。
毒を使う彼女は薬品の専門家のようですね。
自分に薬品による対策を施してから当麻を一酸化炭素中毒にしてやろうとしてきました。
陸海にはドローンを使って薬を投与しました。
立体駐車場に警告音が響き当麻は一酸化中毒の危険があると知ります。
当麻は一瞬迷いましたが雨空に防護マスクを被せて彼女を守ろうとしました。
そこに陸莉が姿を現しました。
当麻は陸海には処置を施せたが雨空に何の処置も施していない事を利用します。
陸莉に向かって雨空から防護マスクを奪い取ると脅しをかけます。
これが嘘でしたね。
意外と頭脳戦を行っています。
信じてしまった陸莉は当麻よりも先に雨空の元に駆け寄ろうとダッシュします。
当麻は無防備になった陸莉に接近して彼女を殴り倒しました。
どうして雨空のマスクを奪わなかったのか問われた当麻は奪えるわけないだろと答えます。
当麻はドラゴンに襲われた時に芹亜と愛愉を見捨てて逃げようとした事実がトラウマになっているようです。
一度助けた相手を見捨てる事なんてできないと答えています。
それを聞いた陸莉は当麻に好感を抱いたようです。
雨空と陸莉がダウンしたと知った陸海は難しい決断を迫られます。
当麻を倒す為に飛び込むか自分だけで逃れて裏から手を回して陸莉と雨空を助け出すか?
陸海は泣きながら一人で立体駐車場の二階から飛び降りて逃げおおせました。
敵の気配が無くなったので当麻は上の階で待っている芹亜と愛愉の元に戻る事にします。
陸莉と雨空を置いていけないので運ぶ事になるんですが一瞬迷いますね。
一人を荷物運搬用のカートに乗せて一人をおぶる事になります。
陸莉の方がおっぱいが大きいので彼女を背負いたいところですが彼女は毒針を使うので見えない位置に置くのは危険です。
涙を呑んで雨空を背負っていく事になりました。
無事に戻って来た当麻を見て芹亜と愛愉は安堵しています。
当麻が犯人2人を確保しているのにも驚いています。
芹亜が当麻に抱き着いてご褒美をくれようとするんですが愛愉が割り込みました。
芹亜の柔らかいおっぱいが押し当てられると期待していた当麻には愛愉の薄いおっぱいが押し付けられました。
当麻は頑張ったのにご褒美も無いのかと嘆く事になっています。
愛愉は当麻に惚れてしまったみたいですね・・・芹亜も好感度を上げているみたいです。
脱出する事になるんですが当麻は陸莉と雨空も助けようと考えています。
芹亜は呆れていますが当麻の考えを認めてくれました。
止まっている無事な車のドアを違法な手段で開けてエンジンを掛けます。
陸莉と雨空はトランクに詰めていく事になりました。
当麻と愛愉が後部座席に乗る事になります。
スロープを降りて行くんですが一階が炎に包まれいるので二階から地上に向けてダイブする事になりました。
芹亜は滅茶苦茶するよね。
盗んだ車は壊れてしまったよ。
陸莉と雨空はトランクに入れたままで放置する事にします。
車から離れて暫く様子を伺っていると駆けつけた警備員に二人は補導されました。
敵は三人組だったので一人逃げたと分かっています。
愛愉は女子寮に帰ろうと考えていましたが芹亜に止められます。
愛愉を狙っている犯人たちにLSSという有名企業が関わっている可能性があると指摘します。
LSSは生物関係の会社です。
逃げ出した動物の捕獲事業も手掛けていて学舎の園に三姉妹が易々と入れたのは手引きしたからだと予想します。
住所がバレている女子寮では襲ってくれと言っているようなものなので芹亜のマンションに向かう事になりました。
やって来たのは億ションでしたね。
芹亜が揚々と自室に案内しようとしていました。
入室直前に愛愉が危機が迫っている事を伝えます。
男性である当麻を自室に入れても問題なのか?との疑問を呈してきました。
それを聞いた芹亜が真っ青になって部屋に飛び込み少し待つように言ってきました。
きっと下着とが脱ぎ散らかしているに違いない。
当麻は従わずに踏み込むべきだったよな。

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第四話
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慌てて部屋を片付けた芹亜から入っていいとの許可が出ました。
愛愉と当麻が小声で話し合います。
一つの部屋から見られては困る物が押し込められた様子が伺えます。
二人は見えないふりをする事に決めました。
内部は物凄い豪華でしたので当麻がビビり気味ですがお嬢様の愛愉は平然としています。
部屋に上がる時にさり気なく当麻の靴まで綺麗に揃えてくれました。
ありゃ、細かいアピールをしてきている?
汗だく体操服の愛愉が豪華なソファーで寛ぎ始めます。
芹亜に注意されると愛愉は彼女をオバサン呼ばわりしてきます。
怒った芹亜は物理的な制裁を加える事にしました。
愛愉に向かって当麻を押し付けて抱き合う形にしました。
汗だくの状態に愛しの当麻にくっつくのは恥ずかしいと感じた愛愉はシャワーを浴びに行く事になります。
芹亜は色々な学校の制服をサイズ違いで持っていました?
愛愉は常盤台の制服を持ってバスルームに向かいます。
当麻はパンツまで汗だくだろうに制服だけ持ってシャワーを浴びに行って大丈夫なのか?と心配しています。
それを聞いた芹亜が悪い顔で笑っています。
シャワーでさっぱりした後で汗でぐちょぐちょのパンツを穿くしかない愛愉がノーパンになるか楽しみだと言っています。
当麻はバスルームに向かい愛愉を止めようとしますが遅すぎました。
シャワーの音が聞こえてきました。
このまま知らせに向かうと愛愉のツユダクパンツを盗りに来たとあらぬ誤解を掛けられそうです。
愛愉をシャワーに向かわせて二人きりになると芹亜が真面目な話をしてきました。
今後の対応として芹亜はLSSに攻め込む提案をしてきました。
当麻は相手に攻撃されたから応戦しているだけと考えていましたがそれでは問題は解決しないと諭されます。
当麻はLSSが犯行を繰り返せばそれだけ反撃の糸口が増えると言い返します。
LSSは襲撃後に証拠の隠滅作業を行うんですが回数が重なれば見えてくるモノがあると芹亜は言っていました。
当麻は積み重なった証拠が揃えば警備員などを動かせるのではと考えていましたが芹亜に否定されます。
見えてくるモノはあるがそれらは一般人に理解できる証拠にはならないと言われます。
LSSに時間を与えると自分たちが殺されてしまう可能性が高まるだけだと説明されます。
当麻は納得できないんですがバスルームから愛愉の悲鳴とガラスの割れる音が聞こえてきました。
当麻がバスルームに飛び込むとバスタオルを巻いた愛愉は壁を背にしてへたり込んでいました。
バスルームに踏み込むと外に面した窓が割られていました。
愛愉を介抱していた芹亜からLSSに攻撃を仕掛ける必要性が高い事が理解できただろと言われてしまいます。
LSSは芹亜の隠れ家を短時間で見つけ出したようです。
三人は戻って来たばかりなんですがタクシーでマンションから離れました。
向かった先は繁華街です。
芹亜は漫画喫茶に向かい現金で三部屋を取りました。
アルバイトの店員は芹亜が泊まると言ったので当麻の羨ましそうな視線を向けてきました。
まあそう考えるよな。
芹亜の部屋に集まりこれからの行動を決めます。
LSSの本社に向かいサーバールームに侵入する事が決まりました。
どんな手で行くのかは芹亜に丸投げになっています。
漫画喫茶は珍しいのか愛愉は満喫しようとしています。
寝るのは流石に別々の部屋になったのですが愛愉が長編漫画の読破をしようとしていました。
煩いので当麻は仕切りの壁の上から愛愉の部屋を覗き込み何をしているのか確認します。
彼女が長編漫画の読破に挑もうとしていたのでネタバレを混ぜながら七巻で止めておけと助言しています。
当麻は八巻を先に手に取り隠す事にしました。
愛愉が当麻の部屋に乗り込んできました。
自分が八巻を取りに行かないように見張っていてと言ってきます。
当麻は部屋に持ってきてた八巻が見つからないかヒヤヒヤしていたんですが二人そろって寝落ちしました。
翌朝、芹亜が当麻の部屋に入ると当麻と愛愉が床に並んで寝コケていました。
目覚めた愛愉が汗だくだ、初めての夜だったから体の調子がおかしいわあ。
まだちょっとじんじんする、と危険なワードを連発しています。
焦った芹亜が当麻の胸倉を掴んで締め上げてきます。
芹亜は当麻と愛愉が励んでいたとの疑惑を持ったようです。
自分だけおいてけぼりとかーと心の中で嘆いていますが、二人で並んで寝落ちしただけです。
芹亜の案内でスパに向かい汗を流し落とす事になります。
その後にコンビニで朝食を済ませてからLSSの本社に乗り込みました。
当麻は精神系の愛愉が居るので警備員を洗脳して乗り込むのかと思ってたんですが芹亜は大胆です。
レインコートと顔全体を覆う防塵マスクを用意してありました。
それを装備して消火栓を使った放水でガラス扉をぶち抜いて侵入を果たします。
当麻がやってきた警備員を放水で吹き飛ばしていると芹亜は外に出て行こうとしていました。
早くしろと当麻と愛愉を急かしてきます。
二人が外に出ると金属製のシャッターが降りてきました。
外に出てしまった当麻が何で?と疑問を呈すると本社に誰も入れなくするのが目的だと言われます。
芹亜はLSSに繋がるネット回線の束を破壊して外部からサーバーに存在するデータを遠隔操作で消せないようにしました。
それからLSS本社の地下に存在するサーバールームに隣接している地下鉄の予備電源室に向かいます。
そこに掘削作業をする太い金属杭を高速で出し入れする機材を用意してありました。
予備電源室の壁をくり抜くとLSSのサーバー室に侵入できました。
芹亜が持ってきたPDAをサーバーに繋いでデータを漁り始めます。
どんなキーワードで検索するのか尋ねると蜜蟻愛愉と言われます!!
驚く当麻と愛愉に最初のドラゴンが狙っていたのが愛愉なので彼女に関連するデータを集めてみると言っています。
探してみるとLSSは愛愉の詳細なデータを集めている事が分かりました。
ボディデータまで把握されていて愛愉はお尻が大きく見える骨格をしていることまで分かってしまいます。
更にデータを見て行くと愛愉に何をさせたがっているかが分かりました。
LSSは学園都市が最初に作った能力者の身体を保管している事が分かりました。
発症検体(ビギニングチャイルド)呼ばれています。
アレイスターが最初に作った能力者のようですが行方不明になっていました。
随分前に失踪したようですがLSSが入手していたようです。
愛愉を使って発症検体を目覚めさせるのが目的のようです。
サーバールームの天井を破ってネズミの大軍が落ちてきました。
率いているのはLSSの社長、松尾龍介でした。
愛愉はネズミの大軍に捕獲されてしまいます。
芹亜が発症検体を刺激する事ができれば誰でも良いのではないか?何で愛愉を狙ったと問いかけます。
松尾は命令が間違って伝達されてしまいドラゴンを差し向ける事になってしまったと答えます。
愛愉を必要とするのか彼女なら確実に発症検体が覚醒すると思われるからでした。
発症検体を目覚めさせる事ができればLSSは大きな力が手に入るようですね。
松尾は学園都市を牛耳るつもりのようです。
当麻と芹亜の身体が麻痺し始めました。
松尾が長々と会話に応じていたのはネズミを使って媒介した病原菌が効果を発揮するのを待つためでした。
動けなくなった当麻と芹亜の元から愛愉を連れ去りました。
芹亜が病原菌の正体を特定してくれます。
マラリアを改良したスタン兵器で高熱を発生するが三十九度五分を三十分キープすれば助かると教えてくれます。
芹亜は当麻を抱き寄せて体温のキープに取り掛かりました。
当麻は愛愉を攫われたままでは終われないと呟きます。
芹亜は君はそれで良いと言って笑います。
熱が下がると二人は反撃方法の検討を始めます。
愛愉は発症検体を覚醒させる為に攫われました。
となると発症検体の隠し場所に連れて行かれそうです。
松尾の所有している不動産で隠せる場所はどこなのか?と考えます。
芹亜は知っている人に聞いてみようと言い出しました。
不思議がっている当麻に警備員につかまった殺し屋姉妹の二人から聞き出そうと言ってきます。
芹亜から殺し屋は依頼主について調査するモノだと教えられました。

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第五話
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海美が警備員に拘束されている陸莉と雨空の救出に向かいます。
警備員と協力関係にあるジェッジメントのメンバーのふりをして留置所にやってきました。
陸莉と雨空を牢から出してから証拠を隠滅して逃亡をはかろうとしていました。
それを芹亜が細工して邪魔します。
留置所の入り口の電子鍵をかけて閉じ込めます。
警備員内の電話機に電話をかけて交渉を始めました。
芹亜が知りたいのは松尾が向かった潜伏先です。
LSSが三姉妹を切り捨てたと教えると交渉に応じてくれます。
これかが行うのは不法行為なので芹亜はLSSの三倍の成功報酬を約束して彼女達を雇う事にします。
下水道の入り口で芹亜が戻るのを待っていた当麻と合流しました。
陸莉たちから学園都市の山岳地帯、二十一学区に彼の隠れ家があると教えられます。
五人で救出に向かう事になりました。
陸莉の操るドローンで偵察をしてから押し入る事にします。
その前に別荘がある山の下にあるレストランで食事する事になりました。
雨空が生牡蠣を食べたがったんですが食中毒の恐れがあるので作戦前だから駄目と海美に止められます。
当麻が生牡蠣御前を頼むと雨空がにじり寄ってきました。
彼女はテーブルの下を這って当麻の元にやってきてテーブルの下から顔をだして彼の膝の上に乗っかります。
甘えられて当麻は彼女に生牡蠣を分けてあげる事になりました。
汚い床に手を突いて這って来たので当麻は雨空の手を拭いてあげています。
それを見ていた陸莉が当麻への好感度を上げていますね。
雨空は小学生なので芹亜は当麻に密着していても嫉妬しないと我慢しています。
鬱蒼と木が茂っている斜面を登って隠れ家であるログハウスを目指します。
途中で松尾が作ったと思しきクリーチャーが襲ってきました。
三姉妹は自分たちが戦うので芹亜と当麻は目的である愛愉を救出する為に先に行けと言ってくれます。
当麻と芹亜が貰ったのと同種の麻痺系毒を受けている愛愉は身動きが取れない状態でログハウスに運び込まれました。
松尾が手違いがあって愛愉を麻痺状態にしてしまった事を詫びてきます。
死なれては困るので安心して欲しいと言ってきますね。
松尾は理想としてはレベル5の心理掌握を使いたかったと言ってますね。
彼でも心理掌握を確保するのは困難だったので比較的簡単だった愛愉を狙ったんだと言っています。
この言葉が愛愉を不安にさせています。
芹亜は松尾の放つクリーチャーが生物系だと分かっているので対策として虫よけスプレーを用意してありました。
戦闘を避けてログハウスに乗り込めました。
乗り込むと松尾はログハウスの広間でソファに寝転び酒を飲んでいました。
当麻と芹亜がやって来た事に驚いたようですが快挙を一緒に目撃してくれる人間の登場を喜んでいます。
当麻が愛愉を返せと要求すると棺を指さします。
駆け寄った当麻が呼びかけますが愛愉は目を覚ましません。
何かや意味不明な事を呟いています。
棺にもう一人寝かされているのに気が付きます。
発症検体が寝かされていました。
愛愉を使った覚醒作業は終わろうとしていました。
強烈な光を発して発症検体が覚醒しました。
爆発が起こりその場に居た当麻、芹亜、松尾は吹き飛ばされます。
そこで芹亜とは離れてしまいます。
体中が痛いですが当麻は五体満足な状態でした。
松尾は上半身と下半身が分断された状態で当麻の近くに落ちていました。
自分が致命傷を負ったと気付いていないのか?発症検体が覚醒した事を喜んでいます。
松尾が致命傷だと分かると当麻は彼を攻める事ができなくなりました。
発症検体が能力を使い始めるのですが複数の系統の能力を使っているようです。
溶岩流を噴出させたり、巨大な氷を出現させたりしています。
周囲に花畑を出現させたりもしました。
能力の方向性がバラバラで対抗策が分かりません。
当麻は発症検体の能力の効果範囲から逃れる事になります。
効果範囲の外で三姉妹と合流する事ができました。
陸莉が操るドローンの映像から愛愉がログハウスの近くに倒れているのが見て取れました。
これまで発症検体が引きおこした現象から彼女の能力が周辺に居る生物にとって最適な環境に整える事だと気付きます。
当麻は三姉妹に協力してもらい発症検体の周囲から人気以外の生物を除去する作戦を立てます。
危機的状況なんですが意外と冷静さを保っているんだよなー。
まずは雨空にガトリング砲を乱射してもらい大型の生物に逃げ出して貰います。
続いて陸莉のドローンを使って細菌を除去する薬剤を発症検体の頭上から散布して貰います。
当麻が発症検体に向かって駆けだします。
最後に陸海が弓矢を使って花の蜜を好み昆虫を発症検体に打ち込んで貰いました。
発症検体の近くに居る生物が花を好む昆虫だけになったので周囲の環境は花畑になりました。
これなら当麻にとっても安全です。
当麻は発症検体の周囲の人間が彼女の能力を理解していたならこうはならなかったと思いつつ彼女を殴り倒しました。
発症検体を無力化する事に成功すると芹亜が合流してきました。
陸莉が今まで何をしていたんだ?不満を言ってきます。
芹亜はアレイスターが何の動きもしないと思うのか?
アレイスターが差し向ける戦力を混乱させて足止めしていたんだと答えました。
愛愉の無事が確認できてないので当麻が焦りまくっています。
探しに行こうと考えているんですが松尾のクリーチャーの危険が去ったのかが分かりません。
闇雲に行動しても成果が上がらないので先に発症検体をどうするのかが話し合われる事になりました。
愛愉が松尾の上半身を発見しました。
松尾には愛愉が見えていないようですね。
独り言を呟いています。
松尾は理想的には心理掌握を使いたかった。
愛愉のメンタルスティンガーではやっぱり駄目だったか?と呟きました。
最初から失敗覚悟だったと分かってしまい愛愉は衝撃を受けています。
愛愉はレベル3の自分を中途半端と認識しています。
愛愉が陸莉の使っていた小型コンピュータを拾います。
当麻達の会話が聞こえてきました。
当麻は愛愉のメンタルスティンガーなら発症検体のストッパーになれると期待しています。
それを聞いてしまった愛愉は当麻達に失望されたく無いと思ってしまいます。
彼らに失望されるのは絶対に嫌だ―と叫んでいます。

>>
第六話
>>
愛愉が心配な当麻達は彼女の姿を最後に確認したログハウスに戻ってきました。
そこに愛愉の姿はありません。
手分けして探す事になります。
当麻と芹亜は下山して愛愉の行きそうな場所を探す事にします。
三姉妹は残って山中の捜索を行う事になりました。
陸莉がドローンを飛ばして上空から愛愉を探します。
隠れられそうな場所も丁寧に探しますが発見できませんでした。
陸海と雨空は松尾が残したクリーチャーの掃討を行いながら愛愉を探します。
山を下りた当麻と芹亜は手分けする事にします。
芹亜が男子禁制の学舎の園に向かいます。
当麻は愛愉と一緒に行った事のある場所を探す事になりました。
急いでいた当麻が路上で蜂蜜色の少女とぶつかります。
慌ててぶつかった拍子に少女が落とした物を拾い集めて押し付け駆け出します。
愛愉に再び電話してみようと考え携帯電話を取り出そうとするんですが紛失していました。
蜂蜜色の少女とぶつかった時に間違えて彼女に自分の携帯電話まで渡してしまったようです。
慌てて引き返しても蜂蜜色の少女は居なくなっていました。
当麻は公衆電話を探し出して愛愉に電話を掛けようと試みますが彼女の電話番号を覚えていませんでした。
携帯電話の連絡先機能に頼り切っているので彼女の電話番号を覚えていませんでした。
愛愉は山の中に隠れていました。
陸莉のドローンに発見されない為に注意して動いていたので発見されませんでした。
死に際の松尾が残した食蜂じゃなきゃダメだった、蜜蟻では駄目だったって言葉が愛愉の心に突き刺さています。
松尾の言葉は妥協なき真実だと考えています。
どんなに努力しても食蜂にはなれないと思い知らされて愛愉は死のうと考えてしまいます。
向かった先は山中に立っている鉄塔、グラウンド・ジオ。
墓標のように思えたのでここにやって来たようです。
死ぬのが怖いと思っている愛愉は当麻にすがろうとしました。
彼に電話を掛けるんですが出て貰えません。
バッテリーが切れているのか、他の電話に出ているからか、色々と理由を考えますが当麻の声は聞けません。
恐らく当麻と蜂蜜色の少女がぶつかった後で、彼の携帯電話は蜂蜜色の少女に間違えて渡してしまった後だよね。
愛愉は服の中に石を突っ込んで自重を加算させてグラウンド・ジオの傍にある人造湖で入水自殺を行いました。

成分表
成分含有量(5:多い、1:少ない)
美少女5
敵戦力5
科学5
魔術5
幻想殺し2
ラッキースケベ5


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