ラノベの感想) ベン・トー 第8巻 超大盛りスタミナ弁当クリスマス特別版1250円 (集英社スーパーダッシュ文庫)


概略:
白粉が悩んでいます。彼女は無くても良いけどあった方が良いと思うと言っています。佐藤はおっぱいのサイズに悩んでいると考えてシーリーコートに相談する事にしました。東北の大学に通っているサラマンダーが帰省の為に東京に向かい南下を始めます。行く先々で佐藤洋の噂を聞く事になります。ギリー・ドゥーから佐藤が変態すると聞かされて興味を持ちました。HP部にはクリスマスの日に恒例行事が存在しました。仙は佐藤と白粉と恒例行事をするつもりだったのですが連絡が遅れます。二人は仙が帰省すると考えそれぞれ予定を入れてしまいます。それを知った仙との関係がギクシャクしています。

レーベル:集英社スーパーダッシュ文庫
発行日:2011/12/27
著者:アサウラ
イラスト:柴乃櫂人
ISBN:978-4-08-630650-8
雰囲気:白粉の悩み、サラマンダー襲来、兄弟、白粉絶好調、オルトロスと共闘、対策会議、仙の焦燥、メイド、過去、必勝法、パーティ
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1章 シーリーコート
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佐藤が白梅から白粉の様子がおかしいとの相談を受けました。
彼女はいつもおかしいだろと答えると殴られました。
白梅は相当困っているらしく佐藤が白粉の悩みを解決したら一回だけ怒らない権利をプレゼントすると言い出しました。
佐藤は白梅の言葉を最高のご褒美だと解釈します。
一回だけ怒らないと言っていたので白梅のおっぱいを揉んで手を放さなければ永遠に揉み続ける事が出来ると考えます。
食欲が無くなるほど落ち込んでいると言われた佐藤は仙に報告します。
仙は相談に乗る事も多いのでさり気なく聞いてみようと請け負ってくれいました。
遅れて部室にやって来た仙は早速ストレートに白粉に悩みがあるのか?と問いかけました。
さり気なく聞いてみると言っていたのにストレート過ぎると佐藤が頭を抱えます。
二人の様子を観察した白粉は佐藤と仙が自分を心配してくれていると理解し嬉しくなったようです。
悩んでいる事を非常に抽象的に教えてくれました。
二人には分からないかも知れませんが、やっぱりないよりはあた方が絶対にいいですよね。
あたしは良いと思うんですと教えてくれました。
仙には全く分からなかったようですが佐藤は理解できました。
佐藤は白粉がおっぱいが小さい事に悩んでいると判断しました。
白梅にも相談しなかった事からそのように推測しました。
白梅のおっぱいも大きいとは言えませんからね・・・佐藤ならそう判断しても仕方ないと思います。
ここで注目すべきは仲間である白粉を心配している事と、彼女を助けたいと考えた佐藤の優しさだよね。
佐藤は男子寮の仲間におっぱいを大きくする方法が無いか相談する事にしました。
これは人選ミスとも言えなくはないね。
遺伝ではないか?とか揉まれると大きくなるとかの意見が出てきました。
著莪のおっぱいを揉んでみたいという話になってしまいます。
佐藤は身内を汚されている様な気分になります。
嫉妬とは違うと感じているようですね。
佐藤が嫌な気分になった理由を教える為に彼らの母親のおっぱいを揉みたいと言ったらどう思う?と問いかけました。
相談に乗ってくれたメンバーは萎えてしまい会合は終わりました。
おっぱいを揉むと大きくなると言われたので佐藤が妙な夢を見る事になりました。
早めに登校した佐藤が生徒会室に向かいます。
白梅は既に登校していて生徒会の仕事をこなしていました。
佐藤は白梅に白粉がおっぱいが小さい事で悩んでいると伝えます。
それからおっぱいを揉むと大きくなると言われていると伝えました。
白粉に試す前に確認がしたいと言って白梅のおっぱいを揉ませてもらう事になります。
最初はブラの上から揉んだのですが白粉の為だと白梅が頑張ります。
彼女はブラの中に手を入れさせてくれました。
佐藤が白梅のおっぱいを揉んでいる間彼女は目の端に涙を貯めて佐藤を睨んでいました。
白梅の涙を見てしまった佐藤は罪悪感に囚われてしまい自分の股間を殴りつぶそうとします。
佐藤の部屋から彼の悲鳴が響いたので男子寮の仲間が助けに来てくれました。
悪夢にうなされている佐藤は本当に股間を殴りつぶそうとしていたようです。
佐藤に抱き着いて止めてくれました。
そこに著莪が遊びに来ましたよ。
佐藤の部屋で男子寮の仲間とくんずほぐれつしている姿を目にして驚いていました。
著莪はバイクで佐藤を迎えに来ていました。
佐藤の父親から電話である面白い場所がある事を教えられたようです。
佐藤にも電話が掛かって来たのですが馬鹿な話だと判断して途中で通話を切ってしまったそうです。
著莪が向かったのはカラオケでした。
そこのトイレにおしっこを掛けると威力などを測定してくれるセガのゲームが設置されていました。
著莪は佐藤の父親からの電話をきちんと最後まで聞いて情報を得ていました。
男性用しか存在しないので男子トイレにしか設置されていません。
著莪は佐藤と一緒に男子トイレに入り彼がおしっこをひっかけている姿を見物するつもりでした。
佐藤が嫌がると自分のおしっこシーンも見せてあげるとか言っています。
冗談は本気か分かりませんでした。
佐藤はアイスコーヒーをピッチャーで注文してひたすら飲みます。
尿意が来たので著莪を伴い男子トイレに駆け込みました。
著莪は佐藤の後ろから覗き込むだけに留めてくれます。
おしっこに反応して上昇するメーターを注視していました。
佐藤の尿意が凄まじくそれまでの記録を楽々更新したそうです。
尿意が収まり満足した著莪を連れて男子トイレから出る事になります。
そこに運悪く男性客がやって来てしまいます。
佐藤の後ろに居た著莪には彼が見えなかったようですね。
「ビックリするぐらいいっぱい出たね。飲むの、大変だっただろ」と言ってしまいました。
佐藤と著莪は激しく誤解される事になりました。
佐藤は即座に気が付きましたが著莪は個室に戻ってから気が付きました。
大笑いしていますね。
佐藤と恋人同士に見られた事に照れています・・・ちょっと嬉しそうに見えます。
ソファに寝転がっている著莪のおっぱいが形を変えて存在を主張しています。
佐藤は著莪におっぱいが大きくなった理由を聞いてみる事にします。
彼女は父方の遺伝もしくは佐藤に揉まれたからだと答えました。
佐藤は寝ている著莪に色々としているようですね。
佐藤は不味い事をしていたと反省して謝ります。
本気な謝罪をされたので著莪が驚いています。
彼女は笑いながら怒っていない事と自分も寝ている佐藤に色々している事を教えてくれいました。
佐藤は何をされているのか問いただしますが教えてはくれませんでした。
まさかとは思いますが著莪は観察結果を白粉に流してないよな?
著莪は仙の縄張りに良く出没する茶髪に聞いてみれば良いのでは?とアドバイスします。
佐藤は茶髪に相談があると教えると仙はいつものスーパーとは違うスーパーに向かう事にしました。
白粉は食欲が無いので争奪戦には行かないと言っています。
彼女は夕食としてソイジョイを持ってきていました。
茶髪は争奪戦で佐藤に月桂冠を譲った事でシーリーコートという二つ名を得ています。
佐藤はアブラ神の店に向かい茶髪の到着を待っていました。
しかしハーフプライスラベリングタイムが始まっても彼女は現れませんでした。
争奪戦でダメージを負い茶髪と会うためにジジ様の店に行けなくなる事を懸念した佐藤は争奪戦に参加しないで店を出ました。
少し早くジジ様の店に到着した佐藤がウルフヘアを見つけました。
ビッグ・マムの店を主戦場にしている彼女が予想外に早く来ている事を不思議に思い話しかけます。
ウルフヘアは佐藤を変態と呼び嫌がっています。
夢の中で白梅のおっぱいを凌辱した罪の意識から佐藤は彼女に殴ってくれとお願いしました。
平時の白梅は佐藤を気持ち悪がり殴るのを拒否します。
己を許せない佐藤は執拗に殴ってくれと懇願する事になり、その姿を教室を覗いていたウルフヘアに目撃されていました。
白梅に殴ってくれと頼み込む姿を見てしまったウルフヘアは佐藤を変態だと思い始めています。
ウルフヘアからビッグ・マムの店の弁当が好評でハーフプライスラベリングタイムが行われない日が増えていると聞かされました。
柚子が張り切ってビッグ・マムと働いているとの情報を得ます。
茶髪が到着したので佐藤は当初の目的を完遂する為に近付きます。
佐藤が巨乳ちゃんを注視しているとおっぱいを見すぎと指摘されました。
茶髪はおっぱいを持ち上げるようにして腕を組みました。
佐藤は重いんだろうなーと関心しています。
茶髪に白粉がおっぱいが小さい事を悩んでいると伝え豊満になる方法を聞いてみる事にしました。
茶髪には弟はいるけど妹や姉はいないそうです。
彼女の家系でおっぱいが大きい人は彼女だけなので遺伝ではないそうです。
驚いた佐藤はどんな手段で世界を相手にできるほどの大胆不敵ワガママボディを手に入れたんだと叫んでしまします。
茶髪は恥ずかしいのか声がでかいと注意してきました。
白粉の悩みを聞いた彼女には何らかの秘策があるようです。
教える代わりに取引を持ち掛けてきました。
弁当を取れただし私の次に勝つこと、と言ってきましたよ。
佐藤は茶髪がわざと負けろと言ってきたと捉え彼女を軽蔑しています。
その日は月桂冠が出ました。
全ての狼が月桂冠を目指して激突する事になりました。
その場に集った狼の中で茶髪が一番強いようですね。
争奪戦は彼女を中心にして推移します。
佐藤、茶髪、ウルフヘアが残りました。
ウルフヘアがチャンスを掴み月桂冠に手を伸ばします。
茶髪は遅れてしまいますが佐藤との共闘を決めます。
佐藤がウルフヘアを攻撃して彼女を倒しました。
佐藤と茶髪が残り月桂冠を奪うために両者が手を伸ばします。
ここでウルフヘアが佐藤の足止めをしてきました。
彼女は茶髪は無理でも佐藤には勝てる可能性があると判断しました。
ウルフヘアが柔道技を使って来ました。
佐藤は彼女の太腿に頭を挟まれる事になりました。
普段なら女子高生の太ももに挟まれる幸運に歓喜すべきなのですが争奪戦の最中でした。
佐藤はウルフヘアを殴り倒して唐揚げ弁当を手に入れました。
倒れているウルフヘアは自分が大股開きになっている事に気が付き佐藤を罵倒してきました。
佐藤は彼女が自分から大股開きになり攻撃してきたんだろ理不尽だと感じています。
ウルフヘアの佐藤への認識が変態に傾いて行っています。
レジに行かずに佐藤とウルフヘアの戦いを見守っていてくれた茶髪からおっぱいを大きくする秘訣を教えて貰う事になりました。
佐藤は共闘を反故にして月桂冠を狙ったので取引は無効と思い込んでいました。
茶髪は笑いながら自分の次に勝てと言ったので約束は有効だと言っています。
佐藤は茶髪がわざと負けろと言ったわけでは無かったと気が付きました。
茶髪は同性から良くおっぱいが大きくなった理由を聞かれるそうですよ。
色々と考えた結果、彼女が好きでよく食べている唐揚げが理由ではないかと教えてくれいました。
グラビアアイドルも唐揚げが好きだと言っている人が多いので信憑性があるとも言っていました。
佐藤は部室に戻り夕餉となりました。
佐藤の取って来た山葵が入っている唐揚げに仙が興味深々です。
欲しそうにしていますが佐藤は白粉を優先する事にしました。
白粉に唐揚げを食べさせてあげる事にします。
食欲が無いと言っていた白粉も山葵入りの唐揚げの臭いを嗅いで食欲が出てきました。
唐揚げにかぶりついた彼女はご飯が欲しくないバクバク食べていました。
無視された形の仙がお怒りです。
何故白粉を優先するんだと詰問してきました。
佐藤は白粉の悩みを解消する為だと教えましたが説明が分かりづらいので順を追って説明する事になります。
佐藤はジジ様の店で行われた争奪戦について詳細に語ります。
ウルフヘアが柔道技を使ったと聞いた白粉が豹変しました。
彼女は柔道を獣道と捉えて腐った妄想を展開し始めました。
興奮している白粉から即売会で販売する同人誌に付けるおまけペーパーの内容に悩んでいたと教えられました。
佐藤は余りな内容に驚愕しています。
興奮して喚き合う二人を仙が一喝しました、うるさい。
白粉と佐藤は反省の意を示すと白粉は許されます。
佐藤は許さないと言って睨んできます。
心の広い男は嫌いじゃないと付け足されました。
佐藤は仙が残しておいた唐揚げを欲しいていると悟ります。
唐揚げと仙の好意を天秤にかけた佐藤は唐揚げを提供しました・・・良い判断だ。
白粉は佐藤の弁当を食べ過ぎてしまった事を反省しています。
白梅に悩みが解決した事を伝えるメールを打ちました。
佐藤と仙がオセロで遊んでいると部室のドアがノックされました。
やって来たのは髪が濡れ気味な白梅でした。
白粉からのメールを受け取った白梅は入浴後に慌てて部室まで来てくれたようです。
部室で梨を剥き始めました。
白粉から佐藤のお陰で悩みが解決したと伝えられました。
これが白梅の怒りを誘う原因となりました。
佐藤は白梅に廊下に連れ出されて折檻される事になりました。
白粉と仙に会話が聞こえないようにする為に佐藤の胸倉をつかんで密着してきました。
恐怖に震える佐藤は最初はてっきり白粉が胸のサイズで悩んでいると思っていました。
白粉ってまな板だから、と言ってしまいます。
白梅は白粉のおっぱいの肌触りの良さを力説していますね・・・彼女は白粉のおっぱいを揉んだ事があるみたいです。
白粉を馬鹿にしたと感じた白梅は制裁を加える事を決めます。
佐藤は一回は怒るのを許してくれると言ったじゃんと確認します。
白梅が素敵理論を展開してくれますよ。
白粉が佐藤に気を使った事、それを知らずに自分が走って来た事は赦します、と伝えてきました。
教室で佐藤から折檻を懇願した時に白梅が嫌がった事を思い出した佐藤は今度も自分から折檻を懇願してみました。
今の白梅は怒っているので佐藤が折檻に同意してくれたと解釈しました・・・お礼を言ってから折檻を始めました。
佐藤は密着状態で白梅の膝蹴りを12発貰う事になりました。
苦しみが一定値を超えると気持ちよくなるんだと知る事になりました。
佐藤がドMになりそうです・・・内本君の仲間になるのか?
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2章 サラマンダー
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サラマンダーという二つ名を持っている響鉄平が東京を目指して南下を始めました。
彼は東京の出身で東北の大学に通っています。
年末は地元の東京に戻るのが恒例になっていました。
カブに大きな荷物を乗せて南下する途中にあるスーパーで争奪戦を行うのが常でした。
ギリー・ドゥーとも戦い彼女から佐藤洋が変態すると教えられました。
具体的な事を聞き出そうとするとギリー・ドゥーは真っ赤になってしまい聞き出せませんでした。
南下中に他の狼からも佐藤洋の話を聞く事になります。
二つ名もないのに東日本に名前が轟いている佐藤洋に俄然興味を持つことになりました。
東京に到着した鉄平が毛玉と接触しました。
毛玉が二階堂を経由してオルトロスを呼び出す事になりました。
鉄平は彼女達とも戦いたいと思っていたようです。
初戦で鉄平はオルトロスに勝利しました。
佐藤が朝早く登校していると烏田高校の近くの公園で山乃守と毛玉と鉄平が宴会をしていました。
佐藤を弟と認識している山乃守が声を掛けてきましたよ。
山乃守はしばらくの間、烏頭みことのアパートに転がり込んでいたそうです。
働こうとしない山乃守に怒った烏頭が彼を追い出したそうですよ。
佐藤は知り合いが同棲していたと知り妙なエロスを感じています。
山乃守たちと話している場面を白粉に目撃される事になりました。
山乃守が白粉好みの台詞を言うので彼女を喜ばせる事になっています。
佐藤は白粉を捕まえて何で自分の身近な人間をネタにするのか詰問しました。
白粉は知り合いをネタにした方がエロく感じると答えてくれます。
彼女はヒモノよりもナマモノが好きだそうです。
佐藤は自分もそう思っている事、白粉と考え方が同じだった事に戦慄しています。
鉄平が佐藤を挑発してきましたね。
自分が行くスーパーを教え来てくれるか?と問いかけてきました。
佐藤は槍水と白粉に断り単独で鉄平の待つジジ様の店に向かいました。
佐藤が入店すると張り詰めた気配が漂ってきましたよ?
オルトロスの二人がスーパーに来ていました。
梗が佐藤との再会を喜び鉄平が来る店を自分の力で特定したと教えてくれます。
佐藤は信じたようですが鏡から真実が伝えられます。
二人は二階堂経由で鉄平が来る店を知ったそうです。
二人は鉄平に負けているのですが再戦に闘志を高めていました。
狙う弁当が異なったので佐藤とオルトロスは共闘する事を決めました。
争奪戦が始まりました。
鉄平は暫く静観する構えでしたね、スタートと同時に突撃はしませんでした。
佐藤とオルトロスは弁当に群がる狼を退けていきます。
オルトロスの二人が弁当棚の近くまで来ると鉄平が動きました。
鉄平は巨漢の狼を弁当棚に向けて投げ飛ばしてきました。
弁当棚に激突すると大惨事になってしまいます。
二階堂から受け止めろとの声が掛かりました。
佐藤は危険を感じて咄嗟に避けてしまいます。
オルトロスの二人は経験値が高いので危険性を感じ取る事ができました。
巨漢を受け止める事にします。
鏡が弁当棚の下側に足をかけて梗と背中合わせになります。
梗がカゴを構えて巨漢を受け止めました。
雄叫びを上げて気合を入れていました。
巨漢の背後から鉄平が飛び込んできました。
巨漢を受け止めて隙だらけの梗を殴り飛ばしてきます。
佐藤と二階堂が連携して鉄平に殴りかかりました。
佐藤と二階堂の攻撃が入ったのですが鉄平は倒れません。
二人を吹き飛ばします。
佐藤は諦めかけますが鏡が佐藤を上空に飛ばしてくれました。
佐藤が上空から鉄平に殴りかかります。
鉄平は上空に飛んで迎え撃つ構えでした。
二人の拳は互いを捉えたのですが佐藤は倒れ鉄平は立ったままでした。
鉄平が半額弁当を手に入れました。
佐藤は残りの弁当を目指して床を這いますが間に合いませんでした。
佐藤は仙にオルトロスと夕餉を取ると連絡します。
ジジ様の店の近くにある公園でオルトロスの二人と夕餉を共にする事になりました。
初めての佐藤との夕餉に梗が興奮気味です。
彼女達が取ったのは桂剥き大根をメインにした弁当です。
梗が大根を食べさせてくれました。
はいあーんをしてくれます。
佐藤は大根の美味しさに感激しています。
梗は佐藤との好意を何かに例えたいようですが適切な言葉が出てきませんでした。
数舜無言で見つめ合う事になっています。
見つめ合っている間、佐藤は梗に惚れそうになっています。
良い雰囲気だったのですが鏡から残念なお知らせが入りました。
梗が適切な例えが出て来なかっただけと教えられました。
梗が考えていたのは「乳繰り合う仲」と「床の上での関係」って台詞でした!!
梗って佐藤の事が好きなのかもな?
良い雰囲気は途端に霧散してしまいます。
食べ終わると鉄平との激闘の反省会が始まりました。
梗から鉄平が自分達を信頼していてギリギリ対応可能な攻撃をしてくるので対戦して楽しいと言われます。
佐藤も鉄平との戦いを楽しいと感じていたので嬉しくなっています。
鉄平対策を協議する事になりました。
佐藤は友達同士でゲームの攻略方法を話している様で楽しいと感じていました。
その後も佐藤は鉄平との対戦に向かい続ける事になりました。
オルトロスの二人も現れて一緒に挑戦を続けています。
仙が物足りなさを感じ始めています。
鉄平という強者との戦いに赴く佐藤を頼もしく感じつつも自分に相談して来ない事に不満を感じています。
実力者と戦う事で佐藤が鍛えられる事は好ましく感じていますが寂しいようです。
強くなった佐藤がHP同好会を辞めるとか思っているのでしょうか?
先輩としての威厳を示そうと考えた仙は中華弁当が美味しい店に向かう事にしました。
そこに鉄平が来ることを期待しています。
自分が鉄平を倒して先輩としての威厳を保とうと考えています。
鉄平が最強に最も近いと言われているのには理由があるそうです。
仙はそれを知っています。
仙の向かったスーパーに鉄平ではなくアラシが現れました。
他の狼は戦意を失ってしまいます。
仙は自分一人でもアラシから弁当を奪ってやると戦意を高めています。
そこにシーリーコートがやって来ました。
彼女もアラシには負けられないと考えています。
狙う弁当が違うので二人は共闘する事になりました。
雨が降って来たので佐藤もオルトロスとの夕餉を中止して部室に戻ってきました。
白粉はジジ様の店で弁当を手に入れて来ました。
佐藤も鉄平に負けたそうですが最初に吹き飛ばされた事が幸いして弁当を手に入れました。
仙だけがどん兵衛のソバと稲荷寿司でした。
仙とシーリーコートはアラシに対抗して粘ったそうですが弁当が取れる状況になった時1個しか残っていませんでした。
それはシーリーコートが狙っていた四川風エビチリ弁当でした。
仙は腹の虫の加護でシーリーコートに負けたようですが譲った事にしました。
自分はどん兵衛なのですが仙は久々の三人での夕餉に大満足でした。
初めて自分たちが弁当あり仙だけ無しの状況です。
白粉が仙に弁当を分けています。
負けずに佐藤も仙にハンバーグを分ける事にします。
佐藤が取って来たのはアブラ神が作ったチキン、ビーフ、ポークの挽肉を使ったハンバーグ三重の塔弁当です。
仙、佐藤、白粉の並びで座っています。
仙が立ち上がり白粉から食べさせて貰おうとしています。
横着したのでよろけたのですが佐藤が咄嗟に右腕を仙の腰に回して支えてくれます。
続いて佐藤が左手でハンバーグを食べさせてくれました。
ビーフ、ポーク、チキンの順で食べさせてくれたのですが並びが絶妙でした。
仙は佐藤の心遣いに感謝していますね。
腰を抱かれている事には無頓着ですよ・・・
佐藤の顔を見ると若干ゲスな笑顔を浮かべていました。
ここで不思議だと思ってしまう仙は可愛いよね。
仙がHP同好会にクリスマスの恒例行事がある事を教えます。
HP同好会はクリスマスの夜に部員の男は半額弁当を取りに行き、部員の女は半額のケーキを取りに行くイベントを行うそうです。
半額弁当と半額ケーキでパーティしているのね。
白粉は白梅の家で行われるクリスマスパーティに招待されているので参加できません。
仙は佐藤に予定があるとは思っていないようですね。
白粉がこれないがケーキは任せろと言っています。
ジジ様の店でクリスマスの日だけの特別な弁当が出るそうです。
常ならば佐藤は大丈夫ですと請け負ってくれるのですが返答がありませんよ。
訝しんでいると佐藤から残念な返答が返ってきました。
仙がクリスマスも地元に帰ると思っていた佐藤は著莪とクリスマス会に行く約束をしてしまったと告げました。
「・・・え?」と言って仙は持っていたコップを落としてしまいます・・・ショックを受けたようでね。
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3章 カペルスウェイト
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佐藤、二階堂、オルトロスは鉄平への挑戦を続けていました。
その日も負ける事になり集まって夕餉を取る事になります。
善戦したウルフヘアを気に入った梗が彼女も誘おうとしたのですが途中で躊躇しました。
固まってしまった梗に鏡が声を掛けると理由をぶちまけてしまいます。
梗は佐藤と二階堂を独り占めに出来るチャンスを逃したくないと考えてしまいウルフヘアを誘うのを躊躇しました。
説明するのに自分のビッチな部分が顔を出したとか喚いてしまったのでウルフヘアに引かれます。
ウルフヘアは二つ名持ちの梗から認められて嬉しそうにしていたのですが彼女の本性が分かると逃げる事にしました。
約束があると下手な言い訳を残して走り去ります。
去り際に類は友を呼ぶと言われるので変態なんだなと呟きました。
鏡と二階堂は自分達もウルフヘアに変態と思われている佐藤と梗と同類に分類された事にショックを受けていました。
ウルフヘアが逃げたので四人での夕餉となりました。
食べ始める直前に佐藤に白粉からの電話が入りました。
白粉は仙の様子がおかしいままであり非常に雰囲気が悪いと伝えてきました。
仙の食べるペースが遅く佐藤を待っている様に思えると言っています。
出来る事なら部室に戻ってきて欲しいと助けを求めてきました。
佐藤の前では梗が佐藤が電話を終えるのを待っています。
佐藤は仙と梗から同時に求められていると感じ悩み始めました。
佐藤は仙と梗の両取りを狙う事にします。
機嫌の悪そうな仙のご機嫌を取る為に梗に夕餉を共にする事を諦めて貰います。
鏡が慰めている台詞を聞きながら佐藤は部室に向かいました。
二階堂は残される事になるんですが大丈夫なのだろうか?
佐藤が部室に到着した段階で仙と白粉は食べ終えていました。
佐藤が戻って来て嬉しいはずなのですが仙が憎まれ口を聞いてしまいます。
戻って来るなら連絡を入れろ食べ終えてしまったじゃないかと言われます。
佐藤は理不尽さを感じますが反論しませんでした。
仙と白粉がオセロをしている横で佐藤だけが夕餉を食べる事になります。
佐藤が食べ終わると白粉が帰って行きました。
雰囲気の悪さに逃げ出したようです。
佐藤と仙がオセロをする事になりました。
佐藤は仙をファミ部のクリスマス会に誘いますが、知らない人間が言っても雰囲気を悪くすだけだ、と断られます。
佐藤は仙がHP同好会のクリスマス会に拘る理由を聞き出そうとします。
仙は話す気はないようですね。
しつこく食い下がると両者が喧嘩腰になってしまいました。
仙が勝手にしろと言ったので佐藤は帰る事にします。
立ち上がった佐藤を仙が呼び止めました。
本当は帰らないで欲しいと言いたかったようですが袖に糸くずが付いていたと誤魔化します。
佐藤は仙が引き留めてくれたと思いつつも帰る事になります。
クリスマスイブに佐藤は神田君たちに誘われてクリスマスイブを呪う会の会合に出席します。
クリスマスイブの昼間は覆面を被り公園に乗り出します。
神田君たちと一緒にカップルの邪魔をしていました。
そこで山乃守と出会います。
野宿を続けている彼は空腹だったので佐藤をスーパーの試食に誘います。
山乃守に付き合うと白粉好みの台詞のオンパレードとなる為佐藤は拒否したいみたいです。
白粉の影響を強く受けているようです。
ちょっとした表現が腐った意味に聞こえています。
佐藤は山乃守に仙との雰囲気が悪化している事を相談しました。
山乃守はスーパーに付き合ってくれれば対策を教えてやると言ってきました。
佐藤はスーパーに同行したようです。
山乃守は連絡を絶やすなとのアドバイスをくれました。
マメに会話するのが彼の必勝法のようですね。
仙は実家に帰り茉莉花や両親とクリスマスイブを楽しんでいました。
茉莉花から佐藤にクリスマスの様子を写した写真が届きます。
それを見た山乃守がありがたい教えをしてくれました、ロリコンはやめておけ。
佐藤はそんな事はしないと激しく動揺しているようです。
数年後を見据えている感じがするのが気掛かりですね。
公園での嫌がらせを続けた神田君たちは一晩警察の厄介になりました。
朝に寮に戻って来て佐藤に武勇伝を語ってくれています。
母親と同年代の婦警さんとケーキを食べられた事が嬉しいようです。
佐藤だけが悲しくなっています。
三年生が佐藤の部屋にやってきてメガネの可愛い子が来ていると教えてくれいました。
著莪かと思ったらやって来てたのは白粉でした。
白粉は男子寮の空気を胸いっぱいに吸い込んで満足気な顔をしていました。
彼女は佐藤にクリスマスプレゼントを持ってきてくれました。
佐藤はプレゼントを用意していなかったので慌てています。
白粉がくれたのは筋トレ用のビデオとプロテインでした。
それを使ってトレーニングして佐藤にマッチョになって欲しいと言っています。
白粉はいかなる時も己の欲望に忠実ですね一切ぶれません。
白粉から仙を白梅の家のクリスマス会に誘っても大丈夫だろうか?と相談を受けました。
佐藤は出会った当初の他人との関りを持とうとしていなかった彼女が大きく成長していると感じて嬉しくなります。
白粉には仙は実家に帰っているから心配するなと伝えました。
白梅パパが佐藤を呼ぼうと画策し料理は多めに用意したので仙を呼んでも問題ないそうです。
佐藤は白梅家に婿入りするのも有りだと考えています。
白粉を白梅家に送る為に一緒に歩いていると二階堂から電話が掛かって来ました。
教えたい事があるので直接会いたいと言ってきました。
それを聞いた白粉が興奮し始めました。
佐藤の尻の穴が危険な事になる妄想を繰り広げています。
白粉を白梅家に送り届けてから佐藤は二階堂が指定した公園に向かいました。
白梅家で白梅パパが佐藤を家にいれようとしたので白梅にぶちのめされる事になり時間が掛かりました。
二階堂は佐藤が来るまで長い間待っていたようです。
二階堂の大事な話とは鉄平がジジ様の店に来るって事と鉄平を倒す秘策でした。
二階堂は鉄平に勝つ有効な手段を知っていました。
佐藤に教えようとしたのですが佐藤に拒まれました。
佐藤は自分で知りえた事ではないの面白さが無くなると言って聞くのを拒みました。
佐藤の反応に二階堂は嬉しそうにしています。
佐藤は仙が戻ってきているか確認する為に彼女に電話しました。
仙は出てくれたのですが今は茉莉花と夕食の準備をしていると答えました。
佐藤には嘘だと分かりました。
茉莉花が傍に居れば仙との会話に割り込んでくるからです。
それが無かったので仙が戻ってきていると察します。
元々仙は嘘が下手なので無駄な努力なんだけど。
佐藤は仙の嘘を見逃す事にして電話を切りました。
佐藤は仙が部室でのクリスマス会に拘る理由を知りたいと考えます。
知っている可能性が高そうな人物として烏頭の事が頭に浮かびました。
次の瞬間、烏頭が声を掛けてきましたよ。
呼ばれたような気がしたと言っています。
烏頭はメイド喫茶の正社員になっていました。
今もメイド服にサンタ帽を装備してビラ配りをしていました。
佐藤は仙が部室でのクリスマス会に拘る理由を聞き出そうとします。
教える代わりに烏頭がビラ配りを手伝えと言ってきました。
佐藤が半分のビラを配り終えたら教えると言っています。
こまっている佐藤の前に蔓が幼い兄弟を連れてやって来ました。
彼女は仙が部室でHP部のクリスマス会を行うと思っていました。
仙も蔓にそう伝えていたようですね。
佐藤が遅れては仙が困ると考えた蔓は佐藤のビラ配りを手伝ってくれました。
ボランティア活動をしているのでアッという間に配り終えてくれました。
蔓は町内のクリスマス会に行くと言って去って行きました。
烏頭が佐藤の尻をヒールのつま先で蹴ってきます、蔓に手伝ってもらってズルイと言っています。
約束は果たされたので仙が拘る理由を教えてくれいました。
仙への恨みがある烏頭は今回の仙の態度は幼い彼女の行動が招いた自業自得だと教えます。
烏頭は仙の事を良く理解しているね。
烏頭は仙の事を我儘な子供だと言っていました。
佐藤も思い当たる節はあるのですが烏頭の言い方が悪意に満ちていたので同意できませんでした。
これは佐藤が仙を嫌わないようにわざと悪意に満ちた言い方をしたのだろうか?
烏頭を好意的に見すぎかな?
仙がクリスマス会に拘るのはそれが彼女にとって最後の楽しい思い出だからだそうです。
クリスマス会の後から烏頭が嫌がらせを始めたそうですよ。
それ以降仙は笑わなくなったそうです。
佐藤はジジ様の店に向かう事を決めました。
烏頭の伝えた事は真実の全てではありませんでした。
去年のクリスマスに半額ケーキを取りに行き烏頭は取れなかったのに仙が唯一のケーキを奪取しました。
クリスマス会で仙が金城に褒められた事が許せなかったそうです。
金城と仙が来年もクリスマス会をやろうと約束していたのも気に入りませんでした。
仙は金城との約束を覚えていて彼が来てくれるかもしれないとの淡い期待を持っています。
しかしそれは烏頭のような恋愛感情では無さそうです。
烏頭がタイミング良く佐藤の前に現れたのは山乃守の仕込みでした。
スーパーでの試食に付き合ってくれた佐藤に有効なアドバイスをする為と言っていますが真相は違うようです。
烏頭と一緒にビラ配りをしていた着ぐるみの中身は山乃守でした。
山乃守は烏頭との仲を修復する為のダシとして佐藤と仙を利用しました。
佐藤と仙を助けると言われて烏頭の興味を惹き彼女と話す機会を作りました。
烏頭は山乃守の考えをよみ切っているのですが彼を信じてみようと決断しています。
毛玉に頼んで仕事を斡旋してもらい内定を貰ったと言っています。
知り合いから安く購入したと言ってシルバーの腕輪をプレゼントしてくれました。
烏頭は自分が渡した小遣いで購入したんだと分かっていましたが山乃守を許す事にします。
烏頭は山乃守の本心が分からず誠実な金城に乗り換えようとしたようです。
一方的に恨まれている仙がちょっと可哀想です。
烏頭と山乃守の同棲が復活する事になりました。
佐藤は著莪にファミ部のクリスマス会に行けなくなったと伝えます。
ファミ部のクリスマス会で二人はデュエット曲を拾うする予定でした。
練習もしていたそうです。
著莪が理由を聞いてきたので佐藤は仙の置かれている状況を説明しました。
著莪が相手なので嘘で誤魔化す事はしないと付け加えます。
著莪は理解を示してくれて佐藤がジジ様の店に向かう事を許してくれました。
佐藤が著莪なら分かってくれる筈だって信頼に応えてくれましたが対価を要求してきました。
埋め合わせとして年末に佐藤のお年玉で遊びまわる事を要求してきました。
佐藤は頷いています。
著莪は一人で歌うと言って佐藤を送りだしてくれました。
スーパーに到着すると鉄平が話しかけてきました。
彼は佐藤が来てくれた事が嬉しいようです。
オルトロスと二階堂も来ています。
佐藤は弁当の確認作業を始めます。
弁当棚に近付いた佐藤が見たのはオードブルに見える巨大な弁当でした。
「超大盛りスタミナ弁当クリスマス特別版」です。
最初弁当には見えず半額弁当が無いと勘違いして惚けていました。
シーリーコートが来店して佐藤を現実世界に引き戻してくれました。
顎鬚と坊主も来ていますね。
この二人は去年もジジ様の店で争奪戦に参加したそうです。
シーリーコートは初めて挑戦するそうですよ。
卒業するとこの町から離れる事になるので最後に参加しておきたかったと言っています。
アラシが入店してきました。
彼らが登場したので激しい争奪戦になる事が予想されました。
争奪戦が始まり乱戦になります。
オルトロスの二人はアラシを敵とみなして彼らから弁当を守る為に防壁役になっています。
顎鬚と坊主は乱戦に乱入する事なくアラシを少しずつ減らしています。
二人には鉄平に対する必勝法があるようです。
二階堂と佐藤とシーリーコートは鉄平に挑みました。
鉄平を倒す事はできずダメージを蓄積していきます。
佐藤はいつでも弁当が取れるのに鉄平が弁当に手を伸ばさない事に疑問を持ちます。
鉄平から油断とも思える理由を教えられました。
鉄平は最高の勝利の味を加味する為にギリギリまで戦ってからでないと弁当は取らないと言ってきました。
佐藤も勝利の一味の素晴らしさを知っているのですが鉄平の考え方を異常だと捉えます。
鉄平はギリー・ドゥーから聞いた佐藤が変態する瞬間を待っていました。
これまでの戦いでも佐藤は変態していませんでした。
変態しろと言われても佐藤は何の事だけ分かりません。
鉄平は佐藤にオードブルの様に見える弁当の秘密を教えて彼の腹の虫を刺激しようと考えます。
巨大な弁当容器が料理ごとに分解できる事を教えました。
佐藤は電子レンジでは温められないと考えていたので驚いています。
冷たい方が美味しい料理は冷たいまま、温めた方が美味しい料理は温める事が出来ると判明しまた。
佐藤の弁当への意欲が高まります。
それでも鉄平の求める変態では無かったので弁当を待っている人が居るんだろ?と告げます。
佐藤の頭に弁当を待っている仙の姿が浮かびました。
絶対に弁当を奪取するとの強い気持ちを持った佐藤が変態を果たします。
飢えた獣ような気配を放ち鉄平に突撃しました。
弁当への意欲は向上したのですが鉄平を攻略する糸口はありません。
佐藤は力で鉄平をねじ伏せようとして彼を殴り続ける事にします。
腹の虫の加護により鉄平は痛みを感じなくなっていました。
殴り合いは佐藤の力が尽きて終わりそうになります。
二階堂から殴り合いを誘うのは鉄平の幻術だと教えられます。
アラシに隙を作ったオルトロスが勝負に出ました。
鏡が弁当を手にするべく手を伸ばします。
弁当を取られてしまうと戦いが終わってしまうので鉄平が鏡を倒しました。
倒した鏡を二階堂に投げつけて二人の動きを封じました。
鏡を助けられなかった梗が自棄を起こして暴れ始めます。
鉄平が梗を叩き伏せて佐藤との一対一の状況を作り出しました。
佐藤は仙の言葉から鉄平への必勝法に気が付いていました。
佐藤は強敵の鉄平を倒さなければ弁当は手に入らないと考えていました。
それが二階堂の言っていた鉄平の幻術の正体です。
鉄平への必勝法とは戦わずに彼よりも早く弁当を取るって事でした。
佐藤は鉄平と殴り合いをする封を装います。
激突した瞬間に佐藤は鉄平の拳に掌底を放ち左右に開かせます。
自分の背中を彼の胸にくっ付けてウルフヘアから学んだ背負い投げで鉄平を上空にぶん投げました。
佐藤は一瞬だけ鉄平を行動不能にして弁当に手を伸ばします。
顎鬚と坊主も手を伸ばしました。
この二人も佐藤の同じ必勝法を知っていて機会を伺っていました。
佐藤が競り合いに勝ち弁当容器を指先で持ち上げたのですが悲劇が起こります。
巨大な容器が崩れしまいバラバラに分解しかけたようですね。
それを梗と顎鬚が支えてくれました。
仙は半額ケーキを確保した後部室に来ていました。
棚から出てきたサンタ帽を被っています。
サンタ帽を被れば楽しい気分になれるかと思ったそうですが無理でした。
自分が意地を張ってしまい佐藤に気不味い思いをさせた事を反省しています。
落ち込む仙の目がドアノブが回り始めた事に気が付きます。
誰かが来てくれたと思い緊張しながらドアに近づきます。
ドアを開けて入って来たのは佐藤でした。
仙が何故部室に来たのか問うと、ずっと側にいる、先輩を一人にさせないって言ったじゃないですかと言われました。
佐藤はジジ様の半額弁当手に入れてきていました。
オルトロス、鉄平、アラシが来店したと聞いて仙が驚いています。
佐藤と仙が会話を続けていると廊下から梗達の声が聞こえてきました。
佐藤がお願いがあると言って神妙な顔をします。
佐藤のお願いとは弁当獲得を手伝ってくれた仲間も部室に招いても良いかって事でした。
仙は泣きそうになるのを誤魔化し快諾しました。
佐藤に負けた鉄平は店の外で倒れていました。
毛玉に助けられています。
そこに金城が現れました。
毛玉が隣の県の大学で金城を発見して連れてきました。
争奪戦に間に合わなかったのですが金城は元々勝ちの決まった争奪戦には参加するつもりは無かったそうです。
金城も鉄平への必勝法を理解していました。
鉄平が戦い方を変えていない事を知り金城は呆れています。
白粉が参加していたら簡単に負けていたぞと指摘しています。
確かに殴り合いを回避して弁当を狙う白粉のスタイルは鉄平の天敵と言えますね。
佐藤が白粉を引っ張ってくれば簡単に勝てたって事だね。
鉄平は金城に佐藤が強くなると伝えました。
戦えば戦うほど相手の何かを糧として強くなる《カペルスウェイト》だと告げました。
鉄平が佐藤に相応しい二つ名を付けてくれましたが広まるでしょうか?
金城は地味だが良い名前だと認めています。
佐藤と拳を合わせても良い頃合いだ、それが分かっただけでも来たかいがあったと言っています。
魔女が待っている部室に行くんだろ?と問われて、俺が待っているんだ、と言って去って行きました。
金城は仙と戦う時を待っているのか?
梗、鏡、二階堂、顎鬚、坊主、シーリーコートが共に夕餉を囲みます。
彼らが楽しく弁当を食べている横で佐藤は争奪戦の流れを仙に説明しています。
仙は頷きながら唐揚げを食べつつ聞いてくれます。
鏡が買い込んできたリンゴを剥いて二階堂に食べさせています。
梗が一人で二階堂にアピールするのはズルイと喚いています。
梗にはリンゴを剥けないでしょと言われて消沈していますね。
梗は不器用なみたいです。
弁当を食べ終えると仙がケーキを8等分に切り分けます。
一人だと思っていた仙は小さなケーキを入手してきたので薄くなっています。
切り分けが終わったところに白粉、白梅、著莪がやって来ました。
白粉が来てくれたと知った仙が柔らかい表情になりますが瞬時に深刻そうな顔になります。
仙はこれ以上薄く切れないぞと言って困った顔をしていました。
佐藤はいつも通りの仙に戻ったと嬉しくなっています。
白梅からケーキを持って来たと伝えられ歓声が上がります。
著莪から佐藤がファミ部のクリスマス会に来なくて正解だったと言われました。
ケーキの蝋燭の火があせびのマフラーに引火して軽いボヤ騒ぎになったそうです。
何故か警備員のオッちゃんが消火器を持って駆けつけてくれて直ぐに鎮火させたそうです。
安心して欲しいと言われて梗と鏡は複雑な顔をしていました。
著莪が雪が降って来た事に気が付きます。
部室の明かりを消してホワイトクリスマスを楽しむ事になりました。
他の参加者が窓の外に注目している間に仙と佐藤が約束を交わします。
佐藤と仙は来年も部室で一緒にクリスマスパーティをしようと約束しました。
仙の子供のような笑顔を自分だけが見れた事が佐藤には無性に嬉しかったそうです。
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成分美少女戦闘友情恋愛妄想ハーレム
評価AAAAAAAAAAAAAAAAA
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