ラノベの感想) ベン・トー 第10巻 恋する乙女が作るバレンタインデースペシャル弁当350円 (集英社スーパーダッシュ文庫)


概略:
東北のカナリアがうたった事で白粉を狙う狼が出現しました。佐藤は白粉を守る為に戦う事になります。白梅が白粉を心配して争奪戦に参戦する事になります。狙われている白粉は相手が彼女好みのマッチョだったので大喜びなようです。白梅を心配させているのは心苦しいようですが腐った彼女の心は刺客の存在を喜んでいるみたいです。佐藤がバレンタイン週間を楽しく過ごす事になります。白梅、白粉、梗から手作りチョコを貰う事になります。白粉のチョコは邪悪に満ちていて食べた人間が凄い事になります。バレンタインデー当日に仙の部屋に呼ばれます。佐藤は妄想を滾らせながら彼女の部屋に向かいました。

レーベル:集英社スーパーダッシュ文庫
発行日:2013/4/30
著者:アサウラ
イラスト:柴乃櫂人
ISBN:978-4-08-630734-5
雰囲気:狙われた白粉、白梅参戦、豆まき、チョコ(白梅、白粉、梗)、槍水の部屋、隣人、柚子の弁当、失恋?、決戦の予感
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1章 退魔師
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東北のカナリアがうたった詩を聞いて退魔師という二つ名を持つ狼が動きだしました。
鬼塚博という東北の大学に通う大学生で探偵のアルバイトもしています。
毎年ジジ様の店で節分の日に出る弁当を目的に東京に戻ってきます。
今年は大厄の闘牛士に勝ったとうたわれた狼を倒す事も目標に掲げました。
佐藤、槍水、白粉、全員がどん兵衛での夕餉となりました。
佐藤と白粉は弁当を取れなかったのですが槍水は季節限定のどん兵衛の魅力に屈した結果です。
槍水から節分の日にジジ様の店に特品弁当が出る事を教えられました。
「鬼斬り弁当」という名前です。
佐藤がスーパーで退魔師と名乗る狼と出会いました。
マッチョな体型でインテリ風な喋り方をします。
佐藤はインテリ風な喋りを鼻に付くと感じて煙たがっています。
鬼塚は取材を兼ねているようで佐藤に親しげに話しかけてきます。
彼から東北のカナリアがうたった大厄の闘牛士(秋鹿)を倒した狼と戦うためにやって来たと言っています。
佐藤は自分の事だと思い気分を良くしています。
自分も有名になったなと感慨に耽っていると既に対戦済みであると言われます。
佐藤が自分とは初対面じゃないか?と訝しんでいると白粉が入店して来ました。
鬼塚が少し得意げに自分が狙っている相手が白粉であると教えてくれました。
東北のカナリアが幽霊とうたった白粉花と戦うためにやって来たと言っています。
鬼塚は白粉の事をかつて感じた事が無い不快感を感じさせる手強い狼と捉えていました。
佐藤は白粉が話し込んでいる自分と鬼塚を変態的な目で見ている事に気が付きました。
鬼塚が白粉に感じていたプレッシャーは彼女が放つ腐敗した視線による圧力だったようです。
佐藤は鬼塚が白粉の妄想によって辱められると分かり同情しています。
白粉の側に行くと彼女は前日鬼塚と遭遇したそうです。
初見の相手だったので様子見する事にしたそうでよ・・・それで彼女はどん兵衛だったのね。
マッチョな鬼塚との出会いに感激しています。
争奪戦が始まりました。
白粉は後ろに控えていて乱戦が始まるのを待っていました。
乱戦が始まると鬼塚の筋肉が気になる白粉が動きだします。
彼女は上空に舞い上がり鬼塚に向かって急降下しました。
鬼塚は白粉を撃墜しようとしてパンチを放ちます。
白粉は鬼塚の攻撃をいなしながら彼の身体に触って行きました。
鬼塚は白粉の動きに翻弄されています。
弁当棚の前に着地した白粉が弁当を確保しました。
負けた鬼塚は分析が終わったと言っていました。
佐藤は乱戦の中でウルフヘアを押し倒す事になりました。
彼女のおっぱいに頭を突っ込む事になっています。
争奪戦の間で無ければラッキーな展開なのですが争奪戦では致命的な結果を招きます。
ウルフヘアの良い匂いを嗅いでしまった佐藤の腹の虫の加護が急激に弱まりました!!
ウルフヘアは佐藤の頭に肘打ちを食らわせて振り解きます。
立ち上がった彼女が弁当を奪取しました。
弁当を奪取した白粉が大変満足そうな顔をしていました。
月桂冠になっていてもおかしくない素晴らしい弁当を手に入れられた上に鬼塚という最高のネタも手に入れました。
上機嫌な彼女はその夜徹夜で執筆作業を行う事にします。
翌朝遅刻寸前の佐藤がダッシュで学校に向かっています。
少し前を駆けている白粉を発見しました。
普段の彼女は早めに登校しているので珍しいです。
声を掛けると鬼塚の筋肉に触発された彼女は素晴らしい構想を得て徹夜で執筆してしまったと嬉しそうに答えてくれます。
佐藤と鬼塚がコンビを組んで巨悪に立ち向かう感動巨編が出来上がりそうです。
佐藤は自分が鬼塚と絡まされたと知り白粉の後ろ髪を引っ張り制裁を加えています。
それを教室の窓越しに白梅に見られました。
廊下で白粉と分かれた佐藤が教室のドアを上げると白梅に殴られました!!
佐藤は何で怒られているいるのか変わらずに混乱しています。
白梅から白粉の後ろ髪を引っ張った事を咎められる事になりました。
白梅は羨ましかったのかも知れないね・・・若干嫉妬混じりな怒りに思えます。
佐藤は白粉のセクハラから逃れる為と説明しますが許してくれそうもありませんでした。
もうしないで下さいねと言われたのですが鬼塚は今日も白粉に挑むと言っていました。
そうなると白粉は明日も恐ろしい妄想をしそうです。
白粉の後ろ髪を引っ張る事の正当性を主張する佐藤の発言に白粉に付き纏う男が居るって内容が混じります。
それを聞いた白梅が焦りと不安を露わにしています。
白粉が見知らぬ男にしつこく付き纏われていると理解した白梅は彼女を守る為に動きだします。
問題の男がスーパーでの半額弁当争奪戦に現れると聞いて付いてきました。
佐藤と白粉が白梅にスーパーで行われている争奪戦について説明しました。
白梅の目的は半額弁当を奪取する事ではなく白粉を守る事です。
当然ですが腹の虫の加護を得られていません。
争奪戦が始まると白梅は鬼塚を倒そうと殴りかかりますが簡単に殴り飛ばされてしまいます。
争奪戦の場でなければ白梅の攻撃は強力なのですが腹の虫の加護を得ている鬼塚には彼女の攻撃は効きませんでした。
白梅がぶっ飛ばされると白粉の動きが変化します。
彼女は白梅の仇を取ろうとして普段はしない攻撃を行いました。
攻撃力に乏しい白粉では鬼塚にダメージを入れる事は出来ませんでした。
彼女もぶっ飛ばされてしまいます。
幽霊も大したことは無いと勝ち誇る鬼塚に白梅が飛びかかりましたがぶっ飛ばされました。
気絶した白梅と白粉はスーパーのバックヤードに運び込まれます。
佐藤は意識を保っているので望外の好機が訪れました・・・
気絶している白梅を好きにできるチャンスを得ました。
意識が無い白梅にキスしたりおっぱいを揉んだり好きにできます。
色々としたいみたいですが性犯罪者に成るのは怖いとチキンな心が彼を踏み止まらせます。
佐藤は彼女の靴を脱がす事から始めます。
ついでに白粉の靴も脱がせました。
靴を脱がせ終わった段階でスカートの中を覗いていなかった事を思い出し悔やんでいます。
白粉の事は完全に無視されています。
彼女も気を失っているので何でも出来てしまうんですが食指が動かないようです。
普段の白粉の腐りっぷりを見ているので彼女が怖いようです。
意外と白粉の腐った脳を正すには彼女を攻略しちゃうことではないか?と思えます。
白梅を傷付けるは不味いと正常な思考が残っている佐藤は考えました。
彼女を脱がす事が出来ないならば自分が全裸になって彼女の顔の上で踊ってやろうと考えます。
佐藤がズボンのジッパーを降ろすとその音を聞いた白粉が一瞬で覚醒します。
彼女は烏田高校の男子制服のズボンのジッパー音を記憶しているようです。
白粉に覚醒されては不味い佐藤はすかさず手刀を放ち白粉を気絶させました。
白粉の声を聞いた白梅が目を覚ましてしまいました。
この時の佐藤は既にベルトを外しジッパーを下げているのでズボンがずり落ちそうです。
白梅に変態的行為を気付かれない為にガニ股で彼女に近付き状況を説明しました。
白梅は自分を庇い白粉が気絶したと知り落ち込んでいます。
腹の虫の加護を得られていない自分は争奪戦では戦えないと理解して悔しそうにしています。
泣きそうな白梅の表情を見て佐藤の男の子の部分が動きました。
白梅を泣かせない為に彼は自分が鬼塚を倒すと約束しました。
白梅は小さく頭を下げて「どうか・・・お願い・・・します」と言ってきました。
お礼は必ずしますと言ってしまうところがお嬢様ちっくです。
佐藤は白梅のお礼に期待を膨らませています・・・ちょい下種だ。
白梅のお礼を確実に貰うために佐藤が動きだします。
佐藤は鬼塚と接触してスーパーに来ないで欲しいとお願いする事にします。
彼の居場所が分からないので知っていそうな二階堂を呼び出しました。
鬼塚はジョニーと行動を共にしているので二階堂にジョニーの居場所を聞くのが目的でした。
白粉を守る為に鬼塚を近付かせたくないので連絡先を知りたいと伝えると断られました。
二階堂は狼ならスーパーでの問題を外に持ち出すなと言われてしまいます。
佐藤が槍水に白粉と白梅が鬼塚に負けた事を報告しました。
泣きそうな白梅を見ていたら自分が鬼塚を倒すと約束してしまった事も教えました。
白梅にご褒美を貰える事と二階堂に相談した事は言えませんでした。
一部事実を隠した佐藤の発言を聞いた槍水が感激しています。
佐藤を良い奴だと言ってますね。
泣いている女のを無条件で助けようとする佐藤の事が好きだと言ってくれました。
佐藤も槍水の事が好きだと告げると両思いだなと言われました!!
佐藤は槍水と両想いと聞いて一瞬恋人同士になった!と考えますが直ぐに違うと察しました。
槍水の言った両思いとは恋人って感じではありませんでした。
半額弁当を求める仲間として好きといっているんだと理解できました。
槍水が昨年たった一人で部室で豆まきをした事を教えてくれました。
節分の頃にはHP部は崩壊してしまっていたようです。
女の子が一人で豆まきは寂し過ぎると感じた佐藤は自分が一緒に豆まきをすると言い出します。
槍水は佐藤の優しさが嬉しいようですね。
ジジ様の店に現れるだろう鬼塚を佐藤に任せてくれました。
豆まきの道具を準備して待っていると言ってくれました。
槍水は佐藤と白梅が仲良くなれれば良いなと考えています。
白梅を残して佐藤と白粉がジジ様の店に向かいました。
入り口で鬼塚とジョニーに遭遇しました。
鬼塚は白粉に勝利しているので上機嫌でした。
鬼斬り弁当は自分が頂くと宣言しています。
そこに二階堂がやって来ました。
彼が佐藤を擁護するような発言をすると白粉が奇声をあげて喜んでいます。
デレ期来たーと叫んでいます。
彼女の目には二階堂が佐藤に心を開いた様に写っているようですね・・・
弁当の数を確認すると鬼斬り弁当が四つ残っていました。
季節ものなので知り合いの狼が集結していました。
茶髪、坊主、顎鬚が来ていました。
ジジ様が特異な行動に出ましたよ。
惣菜として残っている恵方巻だけを半額にしました。
迷っている狼がで始めます。
狼たちは互いに共闘を申し込んで勝とうとしていました。
恵方巻を取ってしまう狼が現れると共闘計画が破綻します。
誰もがどう動こうか迷っているタイミングでウルフヘアが入店してきました。
妙な雰囲気に違和感を抱いた彼女は佐藤に質問をしてきましたよ。
佐藤が答える前にジジ様が弁当に半額ラベルを貼り終えて争奪戦が始まりました。
佐藤は速攻での弁当奪取を計画していたのですがウルフヘアが彼を利用して弁当棚に跳躍した事で瓦解しました。
ウルフヘアは状況を把握できていなかったのですが場の雰囲気から速攻が有効だと判断しました。
佐藤は彼女の成長を感じています。
乱戦になる前に鬼塚も注目していた茶髪が一番で弁当を奪取しました。
弁当棚に近付く為に利用した男性狼に恩返しをします。
弁当を取った狼を攻撃する事はできないので弁当棚の前に居る茶髪は攻撃不可の障害物となります。
自分の身体を障害物とする事で利用した男性狼が弁当を取る時間を作ってあげました。
佐藤は彼女がシーリーコートと呼ばれいている理由を思い出しました。
残りの弁当が二つとなり乱戦を形成します。
白粉は割って入る事が出来ず気絶させられました。
佐藤と二階堂が即席タッグを組んで鬼塚をダウンさせました。
鬼塚は佐藤は変態とかカペルスウェイトと呼ばれている理由を思い知りました。
鬼塚は佐藤が状況によって強さが変化する事を理解しました。
数分間気を失っていた鬼塚が目覚めると四人の狼が二組に分かれて戦っていました。
佐藤と二階堂ペアとウルフヘアとジョニーのペアです。
鬼塚はウルフヘアがジョニーの好みだと気が付きました。
ウルフヘアに良い格好を見せようとしているジョニーは彼女を庇いながら戦っています。
助けられて閉まっているウルフヘアはジョニーを見捨てる事が出来ず抜け駆けできません。
ウルフヘアは正直な良い子だと分かります。
問題はウルフヘアに気を取られているジョニーが腹の虫の加護を失っている事でした。
二階堂がジョニーを倒します。
佐藤が投げ技を狙ったウルフヘアの行動を読み切り投げを空かしました。
ウルフヘアは尻もちを付いてしまい脱落しました。
佐藤と二階堂が弁当を奪取して争奪戦は終わりました。
白粉が佐藤を二階堂を迎えてくれます。
協力して弁当を取った二人をネタに妄想を膨らませているようです。
後ろを歩かれると何を妄想されるか分からないので彼女を先頭にして店を出ました。
この後部室で豆まきをするので二階堂を誘うも断られました。
佐藤は彼にも鬼役をやらせようと考えていたみたいです。
自販機の陰から白梅が覗いていました。
彼女は塩が切れたので買いに来たと言い訳していますね。
佐藤が白粉が心配で来ちゃったんだよなと解説すると照れています。
白粉が白梅が心配してくれた事は嬉しく思っていると伝えると嬉しそうにしていました。
ウルフヘア―が気絶しているジョニーに肩を貸して店から出てきました。
佐藤はジョニーが気絶したふりをしていると気が付きます。
ウルフヘア―は何故だか知らないが助けてくれたジョニーをほっとけなかったそうです。
佐藤が自分が店に戻してくると伝えると嬉しそうにお礼を言ってジョニーを放しました。
マッチョなジョニーは重かったそうです。
ウルフヘア―は佐藤に礼を言って走り去りました。
佐藤がジョニーを投げ捨てると即座に立ち上がりました。
ジョニーはウルフヘアに好意を抱いている事を誤魔化そうとしています。
店から出てきた鬼塚に叱責される事になりました。
鬼塚は争奪戦中に女に気を取られていた事を叱っています。
鬼塚の発言を聞いた白粉が新たなインスピレーションを得ています。
ジョニーは鬼塚と絡まされる事になりそうですね。
鬼塚が興味の対象が白粉から佐藤に移ったと伝えてきました。
鬼塚は状況によって戦闘力とスタイルが変化する佐藤を攻略したいそうですよ。
これからもスーパーで狙ってくるそうです。
佐藤は受けて立つと答えています。
これで白梅のお願いは達成される事になりました。
白梅が見ている前で宣言してくれたのが素晴らしいです。
白梅も連れて部室に戻る事にします。
白梅、白粉、槍水、佐藤の四人で夕餉を取る事になりました。
弁当を確保した佐藤と槍水、どん兵衛の白粉と白梅に別れて夕餉を取っています。
佐藤は槍水と弁当の交換を行っています。
最後に願いを込めて恵方巻を食べる事になりました。
白梅の分が無かったので槍水、白粉、佐藤の三人で一斉に食べ始める事になりました。
その間に白梅はお湯を沸かす為に水を汲みに行きました。
目を閉じて願い事を唱えながら一心不乱に食べる事になります。
佐藤の耳に小動物が一生懸命にモノを食べているような音が聞こえてきました。
白粉だと察します・・・彼女は願い事を唱えずに急いで食べたようです。
何で?と疑問に思っていると彼女の腐った呟きとシャッター音が聞こえてきました。
白粉は速攻で自分の分を食べ終え恵方巻を加えている佐藤を観察していました。
佐藤は願い事を途中で切り上げて急いで恵方巻を食べ終えようとしています。
食べ終えて白粉からカメラを奪い取りました。
佐藤が槍水も恵方巻を咥えているんだと気が付きます。
佐藤は恵方巻を加えている槍水を観察して写真を撮りました。
白粉が興奮していた意味が理解できましたねー。
恵方巻を咥えている槍水は妙にエロく見えました。
白粉が自分の恥ずかしい写真が収められているので返せと言ってカメラを奪い返そうとしてきます。
その台詞を戻って来た白梅に聞かれました。
彼女は佐藤が白粉の痴態が収まったカメラを奪い取ろうとしていると考えました。
水を満タンにした電気ポットを佐藤の頭に投げつけてきました。
鈍器として人を殺せる威力を有する電気ポットを喰らった佐藤が倒れました。
倒れた佐藤の腹に白梅のキックが炸裂しました。
佐藤が悶絶していると恵方巻を食べ終えた槍水が不思議そうにしています。
白粉がデジカメの代わりですと言って虎柄のパンツを渡してきました・・・
目の前で虎柄のパンツに着替えろって事のようです。
白梅が鬼のお面を渡してきました・・・
佐藤が鬼役に決まりましたね。
槍水が用意したのは落花生でした。
殻に包まれているので床に落ちても衛生的に食べられると言っています。
豆まきが始まるのですが佐藤が恐怖する事になりました。
白粉は普通の豆まきの様に軽く落花生をぶつけてくるのですが槍水は剛速球をぶつけてきました。
鬼を払うのだから全力投球しなければならないと言っています。
白梅も威力のある落花生をぶつけてきました。
豆まきが終わり撒いた落花生を拾い集めて食べる事になります。
白梅が槍水が気を使ってくれたと言って喜んでいます。
白梅が落花生の花言葉を教えてくれました。
楽しみ、仲良し、って意味があるそうです。
白梅は自分と白粉が仲直りできるように配慮してくれたと思ったようです。
槍水は楽しい豆まきがしたかったようですので願いが叶いました。
佐藤が来年も一緒に豆まきをしましょうねと誘うと快諾してくれました。
もう一人での豆まきはこりごりだそうです。
槍水は本当に恋愛方面の話題に疎いですねー佐藤が求めているモノはそうじゃないんだよなー。
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2章 恋する狼 その1
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バレンタインデーを目前にした夜の男子寮で佐藤たちは激論を交わしていました。
チョコをくれる女の子が居ないのは不公平だ憲法違反だと訴えています。
部活をしている佐藤は槍水と白粉から貰えるかもと考えていたので若干心に余裕がありました。
チョコを貰えない状況を「それ」と例えてしまいます。
これが後で神田君の逆鱗に触れる事になります。
テレビでは広部さんを器用したチョコレートのCMが流れていました。
恥ずかしそうな顔で「キミのハートにロック・オン!」と言っています。
繰り返しリピートされているので佐藤たちは広部さんに洗脳されつつあります。
テレビから彼女の声が聞こえてくると議論が中断しています。
広部さんの表情を見た佐藤は撮影後に頭を抱えて悶えたんだろうなーと予想していました。
議論は生ポに飛びしました。
国は恋人の居ない自分達にチョコレートをくれる女の子を宛がう必要があると言い出す始末でした。
自分好みの女の子が宛がわれる事が必然って結論に達しています。
ここで神田君は佐藤の発言に言及し始めました。
佐藤はバレンタインデーにチョコを貰えない状況を他人事のように「その状況」と言っていました。
次々期寮長候補の神田君は佐藤の発言の意味を正しく理解します。
佐藤にはチョコをくれる相手が居ると察しました。
佐藤は部活をしているので貰える可能性があるって事を認める事になります。
裏切り者と罵られ男子寮の地下にある拷問部屋に連れ去られようとしていました。
その時テレビから広部さんのCMが流れてきました。
神田君たちが動きを止めた瞬間に部屋から脱出して内本君の部屋の前で白梅からチョコレートを使った拷問を受けられると叫びます。
白梅に虐めて貰う事を無上の喜びとする内本君が部屋から飛び出してきて神田君たちの動きを封じてくれました。
佐藤は自室に逃げ込み鍵をかけて難を逃れました。
その話を部室で白粉に教えてあげると彼女がいつもの様に腐った理解をしてくれます。
彼女は生ポを申請したらマッチョなアニキが送られて来る話に使おうとしています。
佐藤の話を素晴らしいアイディアだと絶賛してくれました。
図書室で憲法と生活保護関係の資料を借りる為に白粉はゴキブリのような素早さで部室を後にしました。
槍水は物理の宿題をしているので佐藤は暇になります。
宿題を終えた槍水が望外の誘いをしてきましたよ。
今年のバレンタインデーは日曜日でした。
日曜日の予定を聞かれた佐藤は何も無いと答えます。
それを聞いた槍水は安心したようですね・・・ほっとしているようです。
続行けて日曜日にうちに来ないか?と誘ってきました。
佐藤は驚き過ぎて変なたとえをしていますが勿論快諾しました。
槍水は空いていて良かったと言ってニッコリと笑っています。
槍水はクリスマスの時みたいになるのが嫌だったので早めに確認したかったと言っています。
この言葉を佐藤はもう少し慎重に捉えるべきでした。
まあ舞い上がっているので無理って事は分かるけどねー。
これはー遂に槍水が佐藤への恋心を持ったってことなのかー。
許さん、許さんぞー。
槍水から日曜日に誘われた事で佐藤に心の余裕が発生しました。
土日は休みなので金曜日が決戦の日となりました。
朝から平常心を装おうとする男子生徒が目につきました。
佐藤の奴め余裕かましやがって。
佐藤が登校するといつも先に来ている後ろの席の白梅が居ませんでした?
おかしいなと思っていると彼女が登校してきましたね・・・
彼女は席に着く前に佐藤にチョコレートを渡してきましたよ!!
佐藤は白梅がチョコレートに偽装した爆発物を渡して自分の抹殺を図ったのか?と疑います。
驚き過ぎている彼は考えている事を口から駄々漏らしにしています。
それを聞いていた白梅が不快そうな顔をしています。
白梅からチョコレートだと言われ佐藤の混乱に拍車が掛かりました。
チョコを受け取ります。
朝のホームルーム前なので白梅の行動はクラス中の注目を集めています。
動揺が収まらない佐藤は新婚旅行はどこにする?と聞いてしまい蹴られました。
彼女の行動で更に混乱した佐藤は白梅が照れていると思い込み彼女の心境を語り更に蹴られる事になりました。
白梅から父親に絶対に渡しておけと強要されて持ってきたそうですよ。
更に先日、白粉を守ってくれた事のお礼だと言われました。
それを聞いた佐藤が無念さを感じています。
佐藤は白粉を救ったお礼として白梅の前で全裸で踊る権利を要求しようと考えていたのでお礼の価値が下がったと感じています。
佐藤は不満なようですが内本君が股間をMAXまで硬化させていました。
チョコレートを貰い蹴り飛ばして貰えた佐藤が羨ましいみたいです。
その日の部室で白粉からも手作りチョコレートを貰う事になりました。
彼女は男子寮に住んでいる佐藤の仲間の分も作って来てくれていました。
紙袋の中にチョコレートに封入した精力剤のパッケージが残っていました。
白粉にしてはぬかったと言えますね。
佐藤は彼女のチョコレートの危険性を理解しました。
白粉は精力剤を封入したチョコレートを食べさせて神田君たちを男色に走らせようと画策していました。
白粉は白梅からチョコレートは貰っていないそうです。
白梅からチョコレートを貰ったのは佐藤だけのようです。
その事実が神田君たちの嫉妬心を煽っています。
白梅は日曜日に白粉を家に誘ったそうです。
佐藤は本命は当日に渡すのかと理解しました。
桃先輩と蔓先輩が槍水と一緒に部室にやって来ました。
三人は蔓が作って来た手作りケーキを運んできましたよ。
嬉々として蔓がケーキを切り分けてくれました。
五人でケーキを食べることになるのですが蔓の恐ろしい計略が隠されていました。
佐藤が摂取カロリーの量を気にして今夜の予定を槍水に質問しました。
蔓からカロリーが物凄く高いと教えられた槍水と桃の手が止まります。
二人は昼食時も蔓のケーキを食べたそうですよ。
槍水が真っ青になって朝食もモリモリ食べてきた事を告白します。
これまでの合計摂取カロリーが3000キロカロリーを超えていると知ってしまいます。
カロリーの取り過ぎを気にした彼女に付き合い争奪戦の参加は取りやめとなりました。
佐藤、槍水、白粉の三人でソイジョイを食べる事になりました。
とても気まずかったのではないかと予想されます。
良く土曜日に著莪から電話が掛かって来ました。
あせびがチョコレートを渡したいので遊びに来いと言っています。
途中でお守りを購入してきてと頼まれました。
佐藤は自分と著莪のお守りを購入して待ち合わせ場所の書店に向かいます。
書店で直ぐに著莪を見つける事ができました。
久しぶりに佐藤に会った著莪が佐藤の変化に気が付きました。
最初佐藤は大げさだなと感じていたのですが著莪小さくなっていると感じました。
佐藤と著莪は同じ位の身長だったのですが佐藤が成長していました。
著莪との差が大きくなっていました。
どうして気が付いたのか著莪に質問すると新年にキスしたときに顔上げる角度が大きくなっていたので気が付いたと言っていました。
そこにコソコソ隠れているオルトロスを発見しました。
見つかってしまったので鏡が応対してくれます。
梗がテンパってしまい彼女達の目的を駄々漏らしにしてくれます。
梗は佐藤にチョコレートを渡したいのですが呼び出す事も躊躇われ困っていました。
偶然にも佐藤を発見したので後を付けていたそうです。
この後の予定を聞かれたたのであせびとの待ち合わせがあると伝えるとガッカリしています。
二人がその夜松葉菊のスーパーに赴くと言ったので佐藤と著莪も行ってみる事にします。
オルトロスの二人と松葉菊の店で戦う事が決まりました。
佐藤と著莪はゲーセンで時間を潰してからあせびとの待ち合わせに向かいました。
喫茶店で待っていると交通事故の発生を告げる轟音が聞こえてきました。
二人はあせびが来た事を察します。
事故現場に向かいあせびを連れ出しました。
トラックにひかれた筈なのにあせびはいつも通り無傷でしたよ。
被害者が居なくなり現場が騒然となっていますが佐藤たちは喫茶店で寛ぐ事にします。
あせびから手作りチョコを貰う事になりました。
あせびが注文する時に店主が彼女の被っている猫耳帽子に興味を持ちました。
耳が勝手に動くのですが帽子に仕掛けは存在しません。
どのような仕組みで動いているのか謎です。
店長は不思議そうな顔をして厨房に向かいました。
注文の品が届くまえにあせびがトイレに立ちました。
その間に佐藤と著莪はあせびから貰ったチョコレートを食べてみる事にします。
微笑ましい光景なのですが二人は緊張に包まれています。
お守りを握りしめながら手作りチョコを食べています。
お守りの効果で二人は無事だったのですが店長が不幸な目に遭いました。
抜けかけていたコンセントを直そうとして感電していました。
厨房では大きな火の手が上がっています。
あせびが助け出そうとして感電しました。
佐藤は父親直伝の蹴り技であせびと店長を感電から救い出そうとします。
その間に著莪が消火器を使い火を消しました。
飛び蹴りを放とうとした佐藤の靴紐が解けます。
気が付いた佐藤が止まろうとしたのですが止まりませんでした。
あせび達と接触してしまい感電する事になりました。
著莪が蹴り飛ばしてくれて全員が感電状態から脱しました。
店が営業できない状態になったので店長が傷みやすいケーキを無料提供してくれました。
あせびは自分がついていると満面の笑みを浮かべていました。
感電事故に巻き込まれたうえ売れ残り確定のケーキをくれただけなので幸運とは呼べないよね。
佐藤は間違っていると感じますがあせびの純真な心を壊す事はできないので事実を口にする事はできませんでした。
あせびと別れ二人は松葉菊のスーパーに向かいました。
そこで二階堂に出会いました。
白粉に洗脳されてしまった佐藤は二階堂が自分を恋しく感じて会いに来たと言ってしまい戦慄しています。
残っている弁当の確認を終え狙いを決めました。
佐藤と著莪の狙う弁当が異なりました。
協力して食べさせ合う約束をしています。
オルトロスの二人がやって来ました。
梗が来てくれた事に対してお礼を言ってきましたよ。
争奪戦が始まりました。
東地区の狼である著莪と二階堂はオルトロスとの対戦を重ねていました。
二人はオルトロス対策を構築しつつあるようです。
著莪と二階堂は狙いが被らなかったので共闘していました。
オルトロスは二人そろって弁当を取れる状態にならないと弁当を奪取しません。
その特性を利用して著莪が最初に弁当を取りました。
残りの弁当は二つです。
佐藤と二階堂は共闘します。
二階堂が鏡の相手をして佐藤が梗の相手をしました。
梗は佐藤との戦いを楽しんでいました・・・獰猛な笑みを浮かべて戦っています。
梗が佐藤に固執するあまり一時的に無力化されました。
一人になった鏡は梗が目覚めるまで時間を稼いでいます。
佐藤と二階堂はどちらかが弁当を奪取する事でオルトロスに勝とうとしました。
良い作戦だったのですが一歩及びませんでした。
弁当の奪取に失敗した直後に梗が起き上がり佐藤をぶちのめしました。
佐藤、著莪、オルトロス、二階堂が夕餉を共にする事になりました。
佐藤は著莪の弁当を食べさせて欲しいとの念を込めて彼女を見つめますが気付いてもらえません。
佐藤は口でアピールして弁当を食べさせて貰う事にしました。
食事を終えると梗がチョコレートを渡してきました。
佐藤は始めて貰う本気っぽいチョコレートを前にして照れています。
争奪戦意外の場所での梗が残念過ぎる事を悔しがっています。
鏡と合わせて半分にすれば好みの子になるのにと思っています。
佐藤が梗が妄想しているような事を考えています。
いっそのこと姉妹揃ってモノにしてしまうか、と考えています。
梗に教えてあげると喜ばれそうですね・・・
鏡が二階堂にチョコを渡していないと言って席を立ちました。
佐藤は大きなトートバッグごと持って行くのを不思議そうに見ています。
梗は理由をしているようですね・・・
二階堂を追いかける鏡は緊張でドキドキになっていました。
バイクにまたがる二階堂に追いつき呼吸を整えてから姉と自分からだと言ってチョコレートの箱を渡します。
二階堂はお礼を言って受け取りました。
鏡がその場に留まっている事を不審に思った二階堂が声をかけます。
鏡が目を閉じて自分からですと言ってもう一つチョコレートの箱を差し出しました。
手の上からチョコレートの重みが消えないので鏡は受け取って貰えないかも?と不安になります。
鏡の真剣さが分かったようで二階堂はバイクを降りて彼女に歩み寄りチョコを受け取りました。
鏡が嬉しくて放心している間に二階堂はバイクに乗りエンジンを始動させました。
その音で鏡は覚醒しました。
翌日も松葉菊の店に行くのか質問すると行くと言われました。
鏡も明日も松葉菊の店に向かう事を告げ負けませんよと言って別れました。
鏡は二階堂の事が好きなようですね。
鏡は二階堂にラブレター入りのチョコを渡す事を梗に隠していました。
梗を裏切ってしまった罪悪感に苛まれながら彼女の元に戻りました。
鏡が戻った時に佐藤と著莪帰った後でした。
梗から鏡の戻りは遅くなるだろうから先に帰って貰ったと告げられます。
梗は鏡が二階堂に好意を抱いている事を知っていました。
自分の失恋で鏡に恋への恐怖心を与えてしまった事を謝ってきました。
鏡は梗が全てを知りつつ見守っていてくれたと知り彼女の胸で泣く事になりました。
梗が珍しく姉らしい行動をしていました。
佐藤が梗から貰ったチョコに興味津々の著莪は勝手に箱を開けてしまいます。
佐藤は自室に戻ってから梗の匂いを楽しんでから食べようと思っていたので怒っています。
著莪はチョコを半分に割って二等分してくれました。
佐藤は仕方なくその場で梗から貰ったチョコを食べる事にしました。
彼女が作ってくれたチョコは大変美味しかったそうです。
最初は自分の陰毛を入れたチョコを作ろうとしたそうですが鏡の激しい抵抗に遭い断念したそうです。
佐藤はそれを良かったと感じています・・・あっれー?そこは残念がるところじゃないの?
著莪は空箱を始末すると言ってくれましたが佐藤は自分て持ち帰る事にしました。
記念に取っておくようですね・・・良い心がけです。
著莪が翌日曜日(バレンタインデー当日)の予定を聞いてきました。
例年佐藤と著莪はバレンタインデーを一緒に遊んで過ごしていました。
著莪は今年も佐藤と遊ぶつもりだったのですが佐藤は槍水に誘われています・・・困った事になりました。
佐藤が槍水に誘われたので彼女の部屋に行くと告げると冗談だと思われたようです。
佐藤が嘘じゃないと続けると冗談では無いと理解しました。
一瞬不安そうな顔をしたもののその日は友達と遊ぶから後日埋め合わせとしてメガネを買ってとお願いしてきました。
槍水に誘われて浮かれていた佐藤は著莪を蔑ろにしていた事にやっと気が付きました。
著莪との関係が壊れてしまう事を恐れたのか佐藤は著莪家伝来のキスして有耶無耶にしよう作戦を慣行します。
著莪が佐藤の口の前に手を出してキスを止めました。
有耶無耶にするのは駄目だ、来週、新しい眼鏡、約束ね、と言ってきましたね。
佐藤はその言葉を聞いて安堵しています。
佐藤が安堵すると著莪が彼の首筋にディープなキスをしてきましたよ・・・
佐藤の首にバッチリキスマークが描かれました。
著莪はこれなら鏡見る度に思い出すでしょと言って満足そうに帰って行きました。
明日は槍水の部屋に遊びに行くんだよねー。
キスマークに気付かれると不味い事になりそうだけど・・・大丈夫でしょうか?
著莪は意外と槍水対策としてキスマークを残したんじゃないの?
佐藤は著莪の意図がどこにあるのか考えながら帰路につきました。
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3章 恋する狼 その2
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いよいよ槍水の部屋に行く日がやって来ました。
自室を出た佐藤が男子寮の廊下で倒れていた内本君を発見しました。
白梅のチョコレートだと称して渡した白粉の作った邪悪なチョコを食べたようです。
彼女のチョコには相当量の精力剤が混入されていたようです。
内本君は乱発射して力尽きていました。
快楽の先に強い痛みがありそれが素晴らしいと宣っています。
佐藤は神田君の部屋も覗いてみる事にしました。
彼には白粉がくれたと教えてあったのですが彼は白粉を美少女認定しているので嬉しかったようです。
中身は同じチョコだったらしく彼も性欲を吐き出し尽くし賢者モードになっていました。
性欲を失った神田君は意外と良い寮長になるのかもな。
矢部君の部屋の前まで行くとこれから最後の一発を発射するとか聞こえてきたので中に入るのはやめました。
佐藤の優しさを感じますねー。
佐藤は槍水とヤル気満々です・・・ピロートクのネタも考えてある完璧です。
槍水の部屋の前に到着した佐藤は緊張感に襲われています。
流石の彼でも緊張するようですね。
呼び鈴を押すと今開けるとの声が聞こえてきました。
期待に胸を膨らませて佐藤が待っていると彼女が飛び込んできました。
佐藤は反射的に巴投げで投げ飛ばしそうになり途中で技を中止しました。
飛び込んできたのは仙ではなく茉莉花でした。
巴投げを中止したことで廊下に寝ころんだ佐藤の腰の上に茉莉花が乗る事になりました。
第三者が見たら「入っているよね?」と勘違いされてしまう態勢でした。
共通廊下でドタバタしていたので隣人が出てきてしまいます。
隣の部屋から出てきたのはウルフヘア―でした!!
彼女、仙の隣の部屋に住んでいたぞ。
佐藤の姿を認めて吃驚してますが茉莉花が上に乗っているので更に驚いています。
茉莉花とは面識が無いらしく幼女を腰の上に乗っけている佐藤を変質者として通報する事にします。
部屋に駆け込もうとするウルフヘアを佐藤が慌てて追いかけます。
ドアが閉まる前に両手の指を突っ込んで閉じるのを防ぎました。
そのままでは指を潰されてしまうので名前を呼んでやめさせようと考えました。
表札を見ると何も書かれていませんでした・・・ウルフヘアの名前は分からないままです。
仕方ないのでウッちゃんと呼ぶ事にしました。
ウルフヘアーはナンちゃん何て知らないと言って聞いてくれません。
佐藤はウルフヘア―がノーブラである事に気が付きました!!
彼女がドアを抑えているのでおっぱいが寄ってしまい大変魅力的になっています。
佐藤が強引に指を引き抜くとウルフヘアーはドアにカギをかけます。
佐藤は新聞受けを開けて部屋の中を覗きながら卑猥な事はしていないんだーと訴えました。
部屋の中を覗いた時にウルフヘアーのパンツを拝む事になっています。
状況は最悪なんですがラッキースケベの神は佐藤を愛しているようだ・・・美味しいぞ。
佐藤が新聞受けから覗いていると知ったウルフヘア―は膝蹴りを狙ってきました。
佐藤は一瞬早く離れたので彼女は膝を強かにブツケテ悶える事になりました。
覗き込むと彼女のパンチらに遭遇しました・・・
佐藤が必死に無実を訴えると彼女も納得してくれました。
佐藤のしつこさが怖かったのかもしれないな・・・通報を取りやめてくれました。
佐藤が仙の部屋に入る事になりました。
早速部屋の臭いを嗅いで仙の部屋を堪能しています・・・この辺りが変態って呼ばれる所以ではあるね。
まあ気になる女の子の部屋に入ったらまずは匂いの確認をするのは当然ではあるか・・・
仙はホストとして佐藤を持てなく積もりでした。
コーヒーを淹れてくれ用としたのですが切らしている事が判明します。
仙が急いで買いに行く事になりました。
佐藤と茉莉花が二人きりで部屋に残る事になります。
茉莉花がチョコを渡すのにイベントを用意していました。
チョコの入っている南京錠で封印された箱を渡してきました。
部屋の中にある鍵を探し出して欲しいと言ってきましたよ・・・
佐藤は合法的に仙の部屋を物色できる権利を得たと感激しています。
最初にタンスを物色して仙のパンツを拝もうと考えますが茉莉花にドン引きされる事を警戒して中止します。
意外と冷静だよな・・・よく考えてくれよ・・・佐藤は今現在、気になる先輩の部屋に来ているんだぜ。
茉莉花に嫌われない場所を探し始めました。
流し台に朝食に使った皿が置いてあったので自然に洗っています。
この辺りの細やかさが女性を惹きつけるポイントかもしれん。
流し台の上の棚にチョコレートが隠されているのを発見しました。
仙からのサプライズだと考えた佐藤は見なかった事にします。
続いて洗面所に向かいました。
脱衣所に入り洗濯機の中に仙の下着が収まっているかも?と考えます。
中を確認したかったのですが茉莉花にそこには無いですよと言われてしまいます。
佐藤は残念に感じていますが洗濯機の誘惑を脱します。
ここで中を確認しちゃっても面白かったかもねー。
茉莉花は自分に注目して欲しいと言っています。
佐藤は茉莉花が鍵を持っている、あるいわ茉莉花が座っている座布団の下に鍵があると察しました。
茉莉花を立たせて座布団の下を探るも何もありませんでした。
茉莉花から落っこちちゃいそうとの声があがりました。
茉莉花の全身を舐めまわすように見つめています。
茉莉花はくすぐったそうにしているように思えますね・・・彼女の佐藤への好意は以前高いようです。
茉莉花を後ろから抱くような姿勢で彼女のパーカーのポケットを探ります。
無いですね・・・体勢物凄く犯罪臭がするけどね一応健全な範囲だよ多分。
佐藤は茉莉花の二―ソックスの中に鍵が隠されていると確信しました。
佐藤は茉莉花の二―ソックスの中に指を突っ込み鍵を獲得しました。
その際に彼女の柔らかい足の感触を楽しんでいました。
大きな地震が発生して驚いた茉莉花が抱き着いてきました。
直後に心配した仙が部屋に駆け込んできて二人を驚かせます。
これで茉莉花がシャクリが出る状態になってしまいました。
佐藤がクシャミをすると治ると教えると茉莉花にクシャミをさせる事になりました。
茉莉花を寝かせて佐藤がこよりの様に細めたティッシュを彼女の鼻の穴に突っ込んでクシャミを誘発する事になります。
佐藤は茉莉花を襲っているような背徳感に苛まれています。
行っているのは完全に健全な行為なのですが妙にエロく感じるのが不思議です。
佐藤のクシャミで止まる理論は正しかったぞ。
茉莉花がクシャミするとシャックリは止まりました。
感激した茉莉花が佐藤に飛び付いてきましたよ。
色々な面で美味しいな。
箱が空いたので茉莉花が作ってくたチョコを食べることになりまいた。
茉莉花が著莪がつけたキスマークに気が付きましたが佐藤が上手く胡麻化しています。
茉莉花は不思議そうにしていましたが追及するだけの価値を見出せなかったようです・・・まあ10歳だしな。
仙に気付かれなかったのは僥倖だったと言えよう。
仙と茉莉花まで食べ始めたのであっという間にチョコは無くなってしまいました。
佐藤は僕が貰ったモノだよねと感じてますが反論できる雰囲気ではありませんでした。
いよいよ仙からチョコを渡される事になると期待したのですがお願いをされる事になりました。
ビッグ・マムの店で男性限定で購入できる弁当を取ってきて欲しいと頼まれました。
チラシによると柚子が心を込めて作った弁当が男性限定で販売されるそうです。
仙には購入権が無いので佐藤に挑戦して欲しいと言っています。
佐藤はビッグ・マムの店に向かう事になりました。
店に入った佐藤が白粉に似たイヤーな視線を感じました。
発生源を辿るとビッグ・マムが居ましたよ。
ビッグ・マムは部下にウィンナーを焼かせて貪り食っていました。
彼らの会話が聞こえてきましたよ・・・
今回の男性限定企画は柚子を出汁にして男性客を集める意図がありました。
佐藤に気が付いた柚子が話しかけてきましたよ。
彼女は佐藤が自分の作った弁当を求めて来店してくれた事が嬉しいようです。
柚子に男性会社員が話しかけてきます。
彼は働く柚子の姿を見ていて彼女の惚れてしまったようですね。
彼の容姿がビッグ・マムのお眼鏡に叶ったようです。
部下の女性店員に促されてバックヤードに連れて行かれました。
ビッグ・マムの姿も消えていますね・・・佐藤は男性会社員の無事を祈りつつ敬礼しています。
きっとビッグ・マムに色々とされている事でしょう。
顎鬚と坊主も来ていました。
彼らからオルトロスからチョコレートを貰った事を教えられました。
佐藤は二階堂と自分以外にも渡していた事実を知りちょっと残念な気持ちになっています。
茶髪まで貰っていたと言っているのでオルトロスのチョコは義理って意味しか無かったようです。
その茶髪は父親と弟にしかチョコをあげないそうですよ。
付き合いが長いのに顎鬚と坊主にはくれなかったそうです。
二人はちょっと残念そうにしていました。
ジョーの姿を発見した佐藤が驚いています。
彼は最近西区のスーパーに良く出没するようになっていました。
ウルフヘア―に会うためかと聞くと誤魔化そうとしていました。
鬼塚が一緒じゃ無い事を訝しむと彼はトラックに引かれそうになったり夜道でスリングショットで投石されているそうです。
危険だと言って出歩かないようにしているそうです。
佐藤は白粉の仕業じゃないよな?と心配になっています。
白粉がネタの為に色々と工作している可能性は多分にありそうなのが怖いですね。
変装したウルフヘアーが来店してきました?
女性の彼女には柚子の弁当を購入する権利が無いのですがどういう事でしょうか?
佐藤が近づき会話を始めると自分は男だと主張しています。
一発で変装が見抜かれてしまい諦めたようですね。
どうしても柚子の作った弁当が気になり変装して争奪戦に参加するそうです。
ウルフヘア―からジョニーに付き纏われて困っていると相談されました。
ジョニーはウルフヘア―と一緒に戦う機会が増えているようですね。
技が決まるとウルフヘア―の方を見てドヤ顔をするのがキモイそうですよ。
しかし妙に協力してくれるので彼女は不審がっていました。
ジョニーはウルフヘア―に存在をアピールしているみたいですが上手く行っているとは言えませんでした。
柚子が半額神として出て来て半額シールを貼って行きます。
ビッグ・マムは連れ込んだ会社員と何かしていて忙しいみたいですね。
残っている二つの弁当に月桂冠のシールが貼られました!!
ビッグ・マムの店で月桂冠は中々でないので厳しい戦いが予想されます。
争奪戦が開始されました。
意外な展開に佐藤が驚く事になりました。
集っていた狼が弁当奪取を目論み殺到しました。
敵を倒すよりも弁当を奪う事を目論んだ結果です。
同じことを多くの狼が考えたので誰でも弁当を取れず乱戦が始まりました。
天上が高いので上空からの攻撃は無いと考えていたのですが一人の狼が上空から振って来ました。
予想外の攻撃に誰もが意表を突かれます。
よく見ると飛んでいる狼の上にウルフヘア―が乗っていました。
彼女がぶちのめした狼を使い移動していましたよ。
そのまま飛行を許すとウルフヘア―が弁当を取ってしまいます。
佐藤と坊主が共闘してウルフヘア―を撃墜する事になりました。
また邪魔をするとウルフヘア―は不満を露わにします。
ウルフヘア―は弁当に届かなかったのですが佐藤も外周部に弾き飛ばされました。
佐藤は柚子の弁当を思い浮かべて腹の虫の加護を最大にしました。
そこから弁当棚に向けて猛ダッシュします。
佐藤は予想外のスピードで弁当棚に到達しました。
途中でウルフヘア―の頭を掴み彼女を引き倒す勢いを前進に変換してスピードを高めました。
佐藤は弁当を奪取すると弁当棚を蹴って後方に飛びました。
弁当棚に激突するのを回避する為だったのですが着地が問題になります。
幸運にも立ち上がろうとしていたウルフヘア―にぶつかり勢いを消す事げ出来ました。
ウルフヘア―は立て直し弁当棚に疾走しますが彼女の顔を隠していた帽子とマスクが外れていました。
女だって事がバレてしまいウルフヘア―の悲鳴が上がります。
ウルフヘア―に協力していたジョニーは他の狼から集中攻撃を受ける事になりました。
争奪戦を制して坊主が弁当を確保しました。
部室に戻った佐藤はアブラ神の店で弁当を確保した槍水と夕餉を取ります。
柚子の弁当を食べた佐藤は表現できない味わいに驚いています。
驚きの理由を探る為にバクバク食べていると仙に額を叩かれました。
交換する前に自分の分が無くなるだろと言って怒っています。
仙の取って来た弁当は手掴みで食べる仕様だったので彼女の両手は塞がっていました。
恥ずかしそうに食べさせてくれと言って口を開けてきます。
佐藤は仙にはいあーんをしてあげる事になりました。
両手に骨付きハンバーグとおにぎりを持っているので妙な可愛らしさがありますね・・・
柚子の弁当を食べた仙も佐藤と同じように驚いています。
柚子の作った弁当はハヤシライスだったのですがチョコレートが巧みに使われていて美味だったようです。
大満足の夕餉を終えて帰る事になりました。
仙が佐藤を男子寮に送ってくれました。
また明日と言って別れたのですが佐藤は仙からチョコを貰っていない事に気が付きました。
彼女の部屋で見つけたチョコは自分宛だと信じて疑わない佐藤は仙を追いかける事にします。
仙が誰かの家の前で立ち尽くしていました。
留守なのが分かりガッカリしたようです。
この段階で仙がチョコを渡そうとしている相手が自分じゃないと気が付けれべねー。
近くにある公園から特徴的なバイクの排気音が聞こえてきました。
公園に向かう仙を佐藤は尾行しますね。
電信柱に隠れて公園を見ていると金城がベンチに座って弁当を食べていました。
仙と彼の会話が始まりました。
金城は仙が松葉菊の店に現れると思っていたようですね。
どこに行っていたと聞いてきました。
仙はアブラ神の店で戦っていたと答えます。
金城は仙との会話よりも弁当を食べる事の方が大事なようですね。
受け答えが素っ気ないように感じます。
弁当を食べ終わった金城はオマケでもらったチョコバーを食べる事にします。
仙がデザートにどうぞと言ってチョコを差し出すのですが受け取ってくれないね。
松葉菊の店で貰ったチョコバーを食べ続けています・・・
仙はチョコを差し出すポーズで固まっていますね。
仙は金城の事が好きなのだろうか?
チョコバーを食べ終えた金城は弁当容器をレジ袋に入れて帰る準備をしています。
仙のチョコを受け取る気は無いのね・・・
去り際に、俺が求めているのはそんなちっちゃなものじゃない。
いい加減覚悟を決めろ。
お前が最後の可能性なんだ。
と言っています。
仙が金城に好きだと伝えようとしているようですがはっきりとはしないな。
「先輩、私は・・・先輩が・・・ずっと・・・」どういう意味だろう?
それを聞いても金城の態度は変化しません。
「・・・狼でないお前に、価値などない」と返答しています。
随分酷い言いように聞こえるよね。
「俺の残り時間はわずかだ、まずはカペルスウェイトを狩る。」
「その間に覚悟を決めろ。」
「俺を失望させるな、仙。」
「何のために一年も待ってやったと思っている。」
と言い残して去って行きました。
うーん二人は戦う約束をしているようにも聞こえますね。
仙はチョコを抱えて泣き崩れました。
佐藤は泣いている仙を見ている事しかできませんでした。
佐藤は仙を助けようと思っている様に見えますがどうなるのでしょうね?
自分に気が無いと分かったので仙を見捨てるって選択肢は無いよな・・・
金城は佐藤を倒す気でいるのが気掛かりです。
今の佐藤では彼に勝てるとは思えないんだけど・・・
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