ラノベの感想) とある魔術の禁書目録 外典書庫 4 (電撃文庫)
概略:
常盤台中学のカフェで寛いていた白井黒子が黒髪ツインテールの少女に自慢話を始められます。
ステートバリウスと呼ばれるバイオリンの名器を自慢してきました。
二人とも校内試験でバイオリンの演奏を行う予定です。
どちらの演奏が高得点を取れるか勝負する事になってしまいます。
常盤台中学の関係者が異世界に転移させられます。
学生は豪華客船に偽装された空母に大人たちは揚陸艦に乗船しています。
謎の武装勢力と思われてどこかの国からミサイル攻撃を受けてしまいます。
美琴が心神というステルス機に乗り込んでミサイルを撃ち落とします。
敵対的行動と捉えられて狙われる事になってしまいます。
敵国の戦闘機は少女型でした?
レーベル | 電撃文庫 |
発行日 | 2025/2/10 |
著者 | 鎌池和馬 |
イラスト | 冬川 基、乃木康仁 |
カバーイラスト | 作画:吉田優子 監修:冷水由紀絵 仕上げ;J.C.STAFF |
ISBN | 978-4-04-916225-7 |
雰囲気 | 自作、不法侵入未遂、接敵、捜査、激突、ノーパン派、引き渡し、肉弾戦、人工呼吸、首謀者、分からせ、救援、発進、お尻を追う、迎撃、天敵登場、交渉、救助活動、墜落、一方的蹂躙の恐怖、仲間割れ、疑惑、対抗策、歓喜、二人旅、情報収集、巨大な存在、偵察、窒息狙い、撃破、不毛な計画、生存確率の向上 |
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ステートバリウス 編
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第一話
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常盤台中学の屋内カフェテラスで白井黒子が紅茶を楽しんでいました。
風紀委員の書類仕事を片付けて一息ついていたのに同級生に邪魔されます。
声を掛けてきたのは咲蓮誘璃(さきばす ゆり)という黒髪ツインテールのお嬢様です。
黒子と咲蓮は超能力を使わない音楽の校内試験を受ける事になっていました。
咲蓮は世界的な名器とよばれるステートバリウス=エインセルというバイオリンを手に入れたと自慢してきました。
同じ試験を受ける黒子に勝ち目は無いと言ってきます。
お嬢の黒子は紅茶の湯気でステートバリウスに悪影響が出る事を心配してカップを避けてあげているんですが咲蓮は気付きません。
咲蓮は黒子にステートバリウスの音色を聞かせたいようですね。
黒子は断っています。
至福の時間を台無しにされた黒子のイライラが頂点に達しています。
美琴、初春、佐天、と一緒にバッティングセンターに繰り出し思い切りバットを振っています。
イライラしているのでパンチらしているのに気付いてないな。
その日も黒子は際どいパンツを穿いていました。
いつ美琴に求められても良いように備えている、常在戦場だと言っていますね。
佐天がイライラの原因を質問すると咲蓮に絡まれた事を教えてくれます。
話を聞いていた美琴は咲蓮が食蜂操祈の派閥に属していると気付きます。
黒子が美琴と親しくしているから絡まれたんだと予想します。
それを聞いて黒子のイライラが吹き飛びました・・・美琴と親しいと外部から認知されたと考え嬉しさマックスになっています。
操祈に挑まれたとあっては美琴も黙っていられません、黒子の試験対策を手伝う事にします。
美琴がステートバリウスを越える音を自作したバイオリンで出せたら面白そうだと考えます。
初春と佐天も乗ってきてステートバリウスを越える音を奏でる方法を考える事になります。
基準となる音としてステートバリウスを弾いてもらう事になります。
黒子がお願いしに行くと咲蓮は大喜びで弾いてくれますよ、黒子はこっそり録音しています。
操祈が美琴に声を掛けてきました。
操祈から咲蓮を陣営に加えた理由が語られています。
咲蓮は音波探査が使えて骨董品や美術品の真贋を鑑定できるそうですよ。
咲蓮は五歳の頃にトレーディングカードを作ったそうです。
それが世界的に大ヒットして大金持ちになったそうです。
常盤台中学に入学できるくらいのお金持ちになったんですが家に伝統がありませんでした。
伝統が無いので両親が苦労していると悩んでいます。
咲蓮は足りない伝統を外付けで手に入れて格式を得ようと考えています。
操祈はそんな咲蓮の事を心配しているんですが彼女を諭す方法な無くて困っているようです。
美琴は操祈の可愛い様子を見て頭をナデナデしています。
操祈と美琴がじゃれ合う姿を目撃した派閥のメンバーが悶えていますね。
操祈は美琴が黒子に肩入れすれば咲蓮に大切なモノが何なのか気付かせる事ができると期待しているみたいね。
美琴が離れていってから彼女がチョコバーを持ってた手で頭をナデナデしていた事に気づいて激昂しています。
美琴はこんないい場面でも操祈に対する嫌がらせを怠らないのな。
試験当日がやって来ました。
試験を受ける生徒は複数人いるんですが咲蓮が最初に演奏する事になります。
見事な演奏を披露して後続者を委縮させているな。
真面に演奏しては絶対に勝てないと思ってしまった生徒が能力を使ってしまい失格しています。
黒子の番がやってきました。
咲蓮は絶対に勝てないと自信に満ちていましたが黒子が持ち込んだ演奏道具を見て不安に駆られます。
黒子が持ち込んだのは自作したバイオリンと反響音を最適化する自動で動く反射板でした。
初春に協力して貰って反射板を作ったようですね。
黒子が咲蓮を越える演奏を披露したようです。
祝勝会をする事になり咲蓮も呼ばれました。
咲蓮は負けたので甘んじて自分を負かして喜ぶ黒子たちの姿を見せられる辱めを受けいれようと考えています。
黒子たちからその考え方が間違っていると指摘されます。
黒子たちが強力して打ち破ったのはステートバリウスの奏でる音であって咲蓮の演奏ではないと断言します。
咲蓮はイマイチ理解が及んでいませんね。
黒子は持ち込んだ普通の練習用のバイオリンを咲蓮に弾かせます。
咲蓮の技量は素晴らしく店に居合わせたお客さんは聞き入る事になりました。
演奏が終わると拍手に包まれる事になりました。
咲蓮は自分が素晴らしい技量を持っている事に気づけたようです。
めでたしめでたしで終われば良かったんですがステートバリウスの伝説が覆された事を認めたくない人達が居ました。
祝勝会の会場であるファミレスに攻撃を仕掛けてきました。
学園都市は物騒だね。
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第二話
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祝勝会をやっていたファミレスに散弾銃が撃ち込まれました。
散弾は美琴が能力を使って壁を作って無効化しました。
黒子と初春は風紀委員として負傷者の有無を確認し始めます。
少し遅れて二人組の警備員がやって来ました。
一人の警備員が咲蓮を重要参考人として連れて行くと言い出します。
彼らはSNSやブログなどで咲蓮がステートバリウスを自慢していた事を突き止めています。
お金があるので襲撃犯を雇ったと言っています。
容疑者のような扱いに咲蓮が抵抗を示そうとしていますが黒子が間に入りました。
警備員の二人は咲蓮が公務執行妨害を働くのを期待しているようでした。
通常は学校外の事件の捜査は警備員にあるようです。
風紀委員が事件に遭遇した場合は捜査権を引き継ぐ事になっているみたいです。
黒子は捜査権の引継ぎをまだ行っていませんでした。
常盤台中学の生徒が狙われた可能性があるので捜査権は此方にあると主張して咲蓮が連行されるのを防ぎました。
美琴と黒子は警備員は常盤台中学の捜査権を得ようとしていただけと考えています。
美琴は散弾銃が自分たちが座っていた席に向けて放たれたと感じています。
狙われているのが美琴、黒子、初春、佐天の四人か、咲蓮か?判然としません。
ステートバリウスが黒子に負けた直後に犯行が起こった事も気になります。
落ち着いて話し合いができる場所をネット空間に確保する事になりました。
初春が一瞬でグループで会話できるスペースをネット空間に作り出してくれました。
初春は咲蓮のIDを知らない筈なんですが彼女も登録されています。
咲蓮は初めて家族以外の人間のグループに登録されたようですね・・・物凄く感動しているんですが黒子たちには何に感動しているのか分かりませんでした。
初春と佐天を学生寮に送り届けてから常盤台組も帰宅する事になります。
美琴、黒子、咲蓮の三人で帰宅する事になり、またも咲蓮を感動させています。
咲蓮は一々反応が可愛いな。
狙われた理由が分からない状況だったんですが咲蓮がファミレスで裏メニューを要求して拒否された事実からある程度の予想が立ちました。
咲蓮の所持しているステートバリウスが特権的なサービスを受けられ鍵になっているのでは?との予想が成り立ちました。
夜初春のつくってくれたネットスペースで会話を行っています。
佐天がシャンデリアと呼べれる希少品のオークションの存在を知っていました。
咲蓮に確認すると彼女もそこを通じてステートバリウスを入手したんだそうです。
咲蓮が連絡先を知っているので行ってみる事になりました。
応対に出て来た執事全とした老紳士からシャンデリアで取引されている品が部外者によって鍵として使われているとの情報を得ました。
シャンデリアはそれには関わっていないそうですよ。
ステートバリウスを持っている咲蓮が狙われたので他の所有者が怪しそうです。
連絡先を教えて欲しいとお願いするんですが老紳士には答えられません。
老紳士もシャンデリアで取引される品が鍵として使われている現状を憂いていました。
独り言ですと前置きして保険会社の存在を明かしてくれました。
希少品なのでステートバリウスには保険をかけるからね。
夜になり美琴と黒子は学生寮を抜け出して全国総合生命という保険会社のビルに潜入する事にします。
顧客情報を引っこ抜いて犯人を絞ろうって考えでした。
常盤台の学生寮なら襲撃される恐れは無いので咲蓮は置いて行くことにします。
黒子は自身の持つテレポート能力でビルへの侵入を試みようとしています。
美琴がそれでは黒子が犯人だと特定されてしまうと言って止めています。
美琴は不法侵入に慣れているようで正体が特定され難くする方法を教えます。
火災などが発生した時にはしご車を使って消防隊員がビルに入る時に使う非常扉の存在を教えています。
黒子は美琴が侵入方法に詳しい事を嘆いています。
非常扉から侵入を試みようとしているとファミレスを襲撃してきた電動バイクが襲ってきました。
美琴の電撃を喰らっても起き上がってきました!!
美琴はビルへの侵入を黒子に任せて迎撃する事にします。
相手は二人組なので窮地に陥ります。
一人に組み敷かれてしまい残りの一人に散弾で頭を撃ち抜かれそうになっています。
その窮地を駆けつけた咲蓮に救われます。
相手が念動能力を使ってゴム製のライダースーツを操っていると分かったので美琴が超電磁砲で吹き飛ばしました。
ライダースーツの燃えカスが降ってきます。
それを掴んで咲蓮がチャンスが来たと言っています。
彼女は炭素同位体を精密に計測する能力を持っているのでやっと力を使える場面がやって来たと喜んでいます。
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第三話
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食蜂操祈が動き出します。
彼女は自分の派閥に属している咲蓮を襲撃されて怒っています。
彼女もカギを持っているので接触をはかります。
応対に出て来た店員にリモコンを突きつけて頭の中を覗いたようですね。
犯人が分かったんでしょうか?
うーん操祈も動き出したって事はどこかで美琴達と協力する事になるんだろうか?
咲蓮が不用意に証拠品であるライダースーツに触ってしまいました。
事件の容疑者として警備員に疑われているので不味い事になりました。
その場に置いて行くと咲蓮の関与がバレるので風紀委員の証拠品として持ち帰る事にします。
警備員がやって来たので美琴と咲蓮は撤退する事になります。
時刻は夜の十時を回っているので歩いて移動すると補導されてしまいます。
咲蓮は門限を過ぎてもお外で活動している事実に感動を覚えています。
美琴が咲蓮をお姫様抱っこして壁伝いに逃げる事になりました。
黒子は美琴のパートナー枠を咲蓮に奪われるのでは?との危機感を抱いています。
お姫様抱っこをして貰ったなんて知ったらどうなってしまうな?
カラオケボックスに集合して次の行動を検討する事になります。
初春は寮から抜け出す手段がないのでリモート参加となります。
佐天は寮から抜け出しカラオケボックスに来てますね!
中学生の美琴達がカラオケボックスに入れたのは咲蓮が持っている限度額無制限のブラックカードのおかげでした。
これもカギになっているようです。
咲蓮の能力を使ってライダースーツの切れ端を鑑定する事になります。
その結果ライダースーツの素材が水牛でホルマリンを使って皮をなめしたと分かりました。
初春が学園都市の中でホルマリンを使って皮をなめしている工場を調べる事になります。
翌日の授業中に初春から場所の特定が終わったとの報告が届きます。
美琴と佐天は授業を抜け出し速攻で現地に向かいたかったようですが黒子と初春が止めたみたい。
授業が終わってから集まって現地に乗り込む事になりました。
向かった先は低いビルが立ち並ぶ地域でシャッターが降りている商店が集まっていました。
向かった先は動物の剥製などを扱っている模型店です。
中に一人の小柄な老人が居ました。
店主のようですね。
人骨でできた骨格標本でも探しに来たのか?と問われて佐天が喰い付きました。
佐天に任せていると話ができないと思った美琴がライダースーツについて質問します。
老人はバイクに乗れる歳には見えないが・・・と難色を示しますね。
黒子がジャッジメントと名乗り話を聞きたいと切り出すと老人がショットガンをぶっ放してきました。
美琴が咄嗟に照準器を見えない手で掴んで振り回したので美琴達には当たりません。
当たらないんですが店内に置かれていたホルマリン漬けに命中して瓶が割れます。
ホルマリンが飛び散る事になります。
美琴は黒子に佐天、初春、咲蓮を見せの外に非難させるように指示して老人を追います。
美琴は一旦老人を見失ってしまいます。
逃げた可能性もありましたが標的である咲蓮が傍に居るので狙ってきました。
その可能性に気づいた咲蓮が能力を使って自衛します。
廃棄用のコーンスターチを買い取り粉塵爆発を起こして犯人を攻撃します。
犯人がレオタードにトゥシューズを履いている小柄な少女と判明します。
爆発で仕留める事はできませんでした。
逃げた少女を追いかける事になります。
美琴が地上から黒子が空から追いかける事にします。
少女が廃ビルの一つに入るのを黒子が見ていました。
美琴が乗り込むとブティックのバックヤードでした。
店内に踏み込むと数人の大学生と思しき女性客が居ますね。
店員から声を掛けられて美琴はこのブティックもカギを使って入れる特別な店であると気付きます。
店員たちの視線を追うと一つの試着室を見ていると分かりました。
美琴が中を確かめると誰も居ませんでした?
少女は床の隠し扉から地下に逃げていました。
美琴は初春にこの地区の図面を見て貰い少女が使った抜け道を特定して貰います。
襲撃犯たちは地下に独自の通路を作っていたようです。
襲撃犯の少女が仕事の依頼主から叱られていますね。
少女はライオットと呼ばれています。
美琴達に追い詰められてカギを持っていない施設に逃げ込んだようですね。
ライオットに仕事を依頼したのがステートバリウスがカギとしての価値を失い怒っている人のようだ。
ステートバリウスの保険はペーパー会社の名義で取っているそうなのでそこから正体を特定するのは無理みたいだな。
ライオットは依頼は継続するから立て直す時間をくれと要求しています。
依頼主が此処でライオットを切り捨てる事もできたようですが依頼を継続させる事にします。
「財布のランク4」クラブ・サイケデリックビーチの兵隊と武器を使って良いので足取りを消せ。
それから速やかに仕事に戻ってと命じてきました。
美琴と黒子は少女を追って地下通路を別方向に移動していました。
咲蓮が美琴の足跡を追って追いついてきたぞ。
驚いた美琴が追いつけた理由を問うと足跡を追ってきたと言われます。
少女の足跡を追う事ができると分かったので咲蓮に案内してもらう事になりました。
美琴は操祈が面白いから陣営に加えたと言っていた理由が分かったようです。
美琴と咲蓮は少女が逃げ込んだ扉を発見しました。
初春に地上の施設を調べて貰うとクラブだそうです。
黒子は美琴と合流したいようですが地上で入り口を見張る事になりました。
黒子の中で咲蓮に美琴の隣を奪われるという危機感が増しています。
美琴は咲蓮にこの場での待機を命じますが通路は他の施設ともつながっているので別の通路から入って来た敵と鉢合わせする可能性がある。
一緒に踏み込むのとリスクに差は無いと言われて美琴は一緒に踏み込むと決めました。
美琴が「背中は預ける」と言うと、咲蓮は「がってんでしてよ」と答えています。
咲蓮なんだか楽しくなってきている?
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第四話
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美琴と咲蓮が踏み込んだのは轟音溢れるクラブでした。
咲蓮は自分のキャパを越えていると泣き言を言いだしています。
中に入るのにはどうすれば良いのか考えています。
ステートバリウスはカギとしての機能を失っているのでブラックカードを試してみますと提案しますよ。
美琴は要らないと言って電撃を使う事にしました。
物理で攻めていくね、急いでいるので仕方ないか?
入口の二人の黒服を電撃で無力化してクラブ内に入り込みました。
満員電車のような人込みを見て咲蓮は乗り物酔いを発症していますね。
美琴が天井に向けて電撃を放つと半裸で踊っていたお姉さんたちは怖くてその場に座り込みます。
美琴と咲蓮は悠々とレオタード少女が隠れているとVIPルームの方向に移動します。
VIPルームにもグレードがあるようですね、美琴は入るにもカギが必要なのに、中に入っても階層があるのかーと呆れています。
追われている水色レオタードは美琴達が追跡できている理由が足跡なのでは?とようやく気付きました。
トゥシューズを脱ぎ捨てて迎撃の準備に入りました。
意外と抜けてますね、粉塵爆発で襲われているので足跡は真っ先に疑うべきではないかな?
美琴と咲蓮が水色レオタードが潜んでいる部屋に踏み込んだ時に効果的な攻撃を受けてしまいます。
念動能力を使って二人のスカートをずり降ろしてきましたよ!!
ひょーそこには甘美な空間が広がります。
美琴は短パンを履いているので見どころは無いんですが咲蓮が大胆過ぎます!!
彼女パンツ穿いてません、ノーパンでした。
美琴は視線が下方向に誘導されるのを我慢しながら咲蓮に真っ当な助言を行います。
咲蓮さん、それってそういう主義なの?そうでなければ今度から下着は穿いてきなさい。
黒子といいツインテールの女の子は下着に拘りがあるね。
しかし黒子がエロパンツを装備しても咲蓮はノーパン派なので勝てないな。
いよいよ美琴のパートナー枠が危うくなっている?
スカートを足首まで降ろされたので動くのに邪魔になります。
美琴はスカートを引きちぎって動けるようになります。
固まっている咲蓮を転ばせて水色レオタードが放つ飛来物から守ります。
咲蓮は正面から床に向かって倒れる事になります。
お尻少女となった咲蓮に美琴が粉塵爆発を起こせとお願いします。
水色レオタードを焦らせて居場所を特定する意図がありました。
美琴が電撃を放って力技で無力化を狙いました。
隠れている場所に近づき覗き込むと誰も居ませんでした?
美琴は己の失策に気づきます。
水色レオタードが空気を屈折させて幻像を作り出して逃げたと理解します。
空気を掴める水色レオタードは空気の拳で美琴の頬を狙ってきました。
空気を操作するのは水色レオタードに取っても難しい操作だったようで息を切らせて嫌な汗を流しています。
汗だくレオタードですかー良いね、接写で見たい姿だな。
水色レオタードは美琴を仕留められたと考えています。
一旦飲食物を運ぶ小型のエレベーターで階を移動してから逃げようと考えています。
エレベーターのボタンを押す寸前で嫌な予感に囚われて果物ナイフをボタンに向かって投げつけます。
高圧電流が炸裂しました。
美琴はノーダメージで水色レオタードの攻撃を逃れていました。
美琴から水色レオタードの弱点が解説されます。
美琴は水色レオタードが生き物を操れないと見破っていました。
攻撃してきた部屋の床にはダニやノミで溢れていたので能力の制御に隙ができたんだそうです。
正面からやり合っても勝てないと理解した水色レオタードは泣き落としを始めました。
自分が能力の影響で身体的にダメージを負ってしまったので仕方なく殺し屋稼業をしていたと訴えます。
咲蓮が出てきて能力を使って水色レオタードの身体をスキャンして嘘だと指摘しました。
泣き落としも失敗した水色レオタードは持てった護身用の小型拳銃を撃とうとしてきます。
美琴に防がれるのは分かっているんですが破れかぶれってやつやね。
美琴の電撃で水色レオタードは無力化させられました。
警備員がクラブ・サイケデリックビーチに乗り込んできて現場検証が始まりました。
最初に咲蓮を捕まえようとしていた二人組の井上と前田も来ています。
井上が焚きつけたとは言え、よくまあやってくれた、と感謝しているようです。
前田に謝罪させようとしていますが彼はどうしても謝りたくないようですね。
無力化した水色レオタードは警備員に引き渡す事にします。
美琴は井上を信用しているようで彼に任せる事にしました。
井上と前田が水色レオタードが乗せられた救急車に乗り込み付きそう事になりました。
美琴は警備員が黒幕を炙り出してくれる、これで危険は去ったと考えていました。
操祈から美琴に電話が掛かってきました。
美琴は何で番号を知っていると?と怒っています。
操祈から美琴が連れまわしている咲蓮は自分の陣営だぞと言われました。
操祈からカギを使っている組織の勢力が警備員にも入り込んでいると教えられます。
捕まえた犯人は美琴が信頼している警備員に渡すべきだと言われました。
美琴は真っ先に前田の事を疑いますね。
操祈から前田って名前ではないと言われて安堵します。
第一印象で疑ってしまった事に罪悪感を抱きます。
操祈から疑わしい警備員の名前が告げられます・・・井上火車。
美琴は言葉が出なくなっています・・・やっちまったぜ。
操祈が知ったら盛大に煽ってきそうですね。
第一印象で彼は良い警備員と思い込んでしまったな。
警備員の耳にはめた機材に「ライオットを完全に殺してちょうだい。後腐れなく」って命令が届いています。
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第五話
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ライオットを運んでいる救急車の中で井上が暗殺計画を実行に移します。
彼は酸素ボンベのバルブを開いて運転手と同乗している前田を過呼吸で気絶させようとしてきました。
ライオットに向かって助けに来たと告げています。
井上の計画では自分も含めた全員が気絶している間にライオットが逃げたと演出したかったようです。
まあ助けるふりしてライオットを逃がしてから殺す予定だったみたいですけどね。
井上が酸素ボンベを開けた事に前田が気付いてしまいました。
前田の意識は既に朦朧とし始めていますが井上の蛮行を止めようとしてきます。
井上は警備員として活動を続けたいので事実を知っている者全てを殺す必要が出てきます。
運転手の首を折って殺しますね。
前田から首が折れた死体が出たら言い逃れはできないぞと指摘されます。
井上は自動運転の大型トレーラーと救急車を正面衝突させて死体を損壊させて容疑を逃れる事にします。
前田が井上が悪に手を染めた理由を問いただしています。
井上は警備員の活動中に暴徒の非行少年を鎮圧するのに非致死性の武器を使用したそうです。
しかし運悪く非行少年が死んでしまいました。
鎮圧する為とはいれ殺してしまったので井上は警備員では居られなくなります。
困り果てていたところに現在の雇い主が声を掛けてきたそうですよ。
井上は今でも学園都市の平和を守る為に活動していると信じ込んでいます。
前田に向かって運転手が死んだのはお前のせいだ。
予定では犯罪者を一人殺すだけで済んだんだと言っています。
井上はライオットへの酸素供給量を増やして彼女が演算できなくしています。
前田は激突に備えてライオットの上に覆いかぶさってきました。
こんな事しかしてやれないが、生き残ったら警備員の詰所に駆け込んで全てを話してくれと頼んできます。
ライオットは大人に絶望していたようですが前田の行動によって改心したようです。
美琴は初春に行方を眩ませた救急車の位置を調べて貰っています。
前田が発信した緊急通報を捕捉しました。
救急車が消えた位置に向かう事にします。
黒子に頼んで咲蓮を運んでもらう事にします。
美琴は咲蓮の能力なら何かを掴めるかもしれないと考えています。
運び屋役の黒子が少し僻んでいますね・・・いよいよ美琴の相棒としての地位が危うくなっていると感じています。
美琴はビルからビルに飛び移りながら現地に到着しました。
そこには貸自転車を使って佐天と初春が到着済みでした。
救急車が血液を流しながら移動しているのが分かります。
咲蓮の能力で検定すると輸血用の血液だと判明しました。
前田が輸血用の血液を目印に流したと考えます。
初春に目的地を探ってもらうと大きなトンネルに向かっている分かりました。
井上はトンネル内で正面衝突を起こして救急車に乗っている者を挽肉に変えようって考えていました。
大型トレーラーが見えてくると井上は救急車が飛び降りで逃げて行きました。
救急車がトレーラーとぶつかる前に美琴が間に合います。
磁力を使ってトレーラーの走行ルートを捻じ曲げたようですね。
正面衝突は回避できましたが救急車は止まりません。
黒子が瞬間移動で運転席に乗り込み止める事になりました。
美琴は逃げた井上を追う事にします。
佐天がこの手のトンネルには等間隔で非常口が設置されていると知っています。
知っていたのはトンネル内でエンストした車から人が消えるという都市伝説の大オチだからです。
美琴は井上を追って非常口に飛び込みます。
非常口は長い一本のトンネルでした。
背後から井上の攻撃を受ける事になりました!!
美琴は全方位にマイクロ波を放出して警戒していたんですが気付けませんでした。
警備員の井上は美琴の能力を熟知していました。
鞭と炭素繊維で作られた投擲武器を使って攻撃してきました。
格闘技にも長けていて美琴に的確な攻撃を当ててきます。
しかし井上は容赦が無いね、後頭部を殴りつけてくるぞ、殺す気満々ですね。
美琴は井上を捕らえられずに困っています。
井上に飛び掛かり抱き着こうと試みます。
膝蹴りを顔に貰う事になりました。
美琴は砂鉄の剣を作り出して壁や天井を足場にして斬りつけます。
井上は空中にいる美琴に蹴りを入れてきました。
能力は把握されているので使い物になりません。
美琴は能力を使う事をやめますよ・・・思い切りが良いな。
美琴は力技で押し切る事にします。
井上の鞭が美琴を捉えるんですが彼女は止まりません。
井上に飛びついて全力の電撃を浴びせる事に成功しました。
救急車は黒子によって止められます。
佐天と咲蓮が自転車で乗り付け来ました。
咲蓮は佐天の漕ぐ自転車に立ち乗りしてきたようですね、スカートが捲れなかったか心配になるな。
ちなみにまだノーパンだぞ。
黒子は救急車のドアを開けて酸素濃度を薄める事にしたようです。
ライオットから前田を助けてくれと懇願される事になりました。
生き残っていた救急隊員から酸素の影響は個人差があると教えられます。
呼吸が弱くなっている前田を前に黒子たちは焦っています。
佐天が特に慌てているな。
黒子がコンビニのビニール袋を手に取ります。
頭を覆って自分の二酸化炭素を吸わせて症状を緩和させようと考えます。
咲蓮がそれだけでは間に合わないと指摘します。
咲蓮が今からやるのはくれぐれも他言無用ですわよと念押ししてきます?
咲蓮が前田に人工呼吸を行い始めます。
咲蓮は自分で作った二酸化炭素を前田に吸わせる事にしました。
能力を使って前田に必要とされる二酸化炭素の量を図りながら数回繰り返しました。
前田の呼吸が安定して彼は助かりました。
黒子から残念なお知らせが入ります。
ジャッジメント主催の防災講習を受けた事はございませんの?
普通、人工呼吸はハンカチとか間に一枚挟むものですが、感染症予防とかで・・・
黒子は人工呼吸に使うための救命器具を持っていました。
半透明のビニールでできた四角いハンカチのような形状をしていて中央に特殊な折り込みをつけた穴が開いています。
咲蓮が石化しました・・・
彼女は前田を救う為にファーストキスを捧げてしまいました・・・ちょっと可哀想ですね。
前田は強面の体育教師なのでロマンスに発展する可能性は薄そうです。
美琴が気絶させた井上を担いで戻ってきました。
翌日、第七学区の病院に辿り着いたライオットは前田との約束を果たします。
自供を始めます。
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第六話
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咲蓮が常盤台中学のカフェで分厚いパンケーキを食べていると操祈が話しかけてきました。
操祈は咲蓮が心配なようですね。
咲蓮は学校の外に佐天と初春という友達ができた。
学園生活はとても楽しいと言っています。
操祈はシャンデリアを紹介した手前心配になっていたようです。
ステートバリウスがカギとしての意味を失っても咲蓮が楽しそうにしているので安心したようです。
咲蓮は美琴と黒子と合流して学校の外に出ます。
それから初春と佐天と合流してライオットが居る病院に向かいます。
面会するには警備員の許可を取る必要があり黒子と初春が対応しています。
時間が掛かっているので美琴と咲蓮が寮の門限が迫っていると焦りだします。
佐天は監視の目が緩々な柵川中学の寮とは偉い違いだなと感じています。
許可が下りたのライオットと面会する事になります。
咲蓮は同じ病院に前田が居て顔を合わせる事になると気まずいと言っていますね・・・恋に発展する可能性は絶無のようです。
彼女は最初に偽名を名乗りますね。
黒子から花河雛鳥さんでよろしんですの?と本名確認が行われます。
ライオットは自分の名前が嫌いなようですね、だからライオットと名乗ったようです。
40歳や50歳になっても雛鳥って呼ばれるんだぜ、それはねーだろ、と不満そうです。
約束通り花河は自分の知っている事を話してくれます。
依頼内容はステートバリウスを負けさせた四人を始末するでした。
咲蓮が狙われていたわけではないのね。
元々はステートバリウスが校内試験で負けてカギとしての価値を失ったのが原因でした。
原因を作った者を始末しろって事だったようです。
首謀者の話になります。
学園都市内でカギを使った特別なサービスを提供しているネットワークの存在を教えられます。
ブルーブラッドと名乗る組織で血統主義を信じ切っていました。
DNAマップによって開発する能力が決まっている学園都市は彼らの考え方を補強するのに都合が良かったようです。
とにかく自分たちは特別な存在だと思いたい集団のようですね。
ステートバリウスがカギとして機能している間は極秘の特別なサービスを受けられていたので問題は無かったそうです。
しかし負けた事でカギとしての価値が失われてしまいました。
他のカギの所有者が自分のカギは大丈夫なのか?って不安に襲われます。
サービスを提供するには協力してくれる店舗や組織が必要です。
カギの価値が揺らいでしまったのでシステムを構成する協力者が離反する可能性が出てきました。
ブルーブラッドの首謀者は計画を第二段階に進めて自分たちの存在を守る必要が出てきました。
学園都市は外部とは技術的に30年は進んでいます。
コンピュータウィルスをばらまいて社会システムを破壊しようと考えているそうです。
社会が混乱した時に誰よりも多くの寄付を行い自分が優れた存在だと証明したいそうですよ。
同じ頃、操祈は井上火車の取調室に紛れ込んでいます。
心理掌握を使って誰にも気づかれる事なく井上を尋問していますね。
井上は花河と同じような内容の話をしています。
井上が操祈にブルーブラッドの代表者の名前を教えています。
花河も美琴達にブルーブラッドの代表者の名前を明かします、言うのに躊躇を覚えていますね?
咲蓮涼雨(さきばす りょうう)と言っています。
それを聞いた咲蓮が泣き崩れる事になりました。
涼雨は咲蓮のお母さんです。
咲蓮は自分が5歳の時に開発したトレーディングカードで大金を稼いでしまったからこんな事になってしまったんだと取り乱します。
咲蓮が常盤台中学に入れるくらいの大金を稼いでしまいました。
それまで一生懸命に働いていた両親のプライドを圧し折ってしまったのでは?と恐れていました。
急に大金持ちになったので一般人の枠から飛び出てしまいました。
しかし家に伝統が無いのでセレブの世界にも居場所は無かったようです。
咲蓮は両親に苦労を押し付けてしまったのではと不安になってたんですが母親は彼女の考えているよりも逞しかったようだね。
伝統や格式がないなら持っているお金を使って作ってやろうと考えたようだね。
泣き崩れている咲蓮に美琴が語りかけます。
彼女の母親は明確な敵と分かったので対処する必要があります。
道を正したいならあなたの仲間でいられると思う。
そうでないなら、あなたは私を恨んでも良い。
取り乱している咲蓮を初春と佐天に任せて美琴は病院の外にでます。
そこでは操祈が待っていました。
操祈が咲蓮がどうしているか問うてきます。
美琴は、ずっとお母さんの名前を呼んでいる、お母さんのパンケーキが食べたい、と言っていると答えます。
美琴は心理掌握で少し緩和してやったら?と問うね。
操祈はそれをする気が無いようです。
美琴と操祈は「ふざけんじゃないわよ、くそったれ」と言って拳を打ち合わせます。
お嬢さまにしてはお下品ねお言葉ねー。
協力して咲蓮涼雨と戦う事にしたようです。
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第七話
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咲蓮涼雨が協力者のプログラマからウイルスが入っているUSBメモリを受け取っています。
プログラマはウイルスを作ったコンピュータは処分した。
関わったプログラマの全員脳の一部を焼いてウイルスの作成方法が漏れないようにすると言っています。
ソースコードから対策方法を探られるのを防ぐようだね。
脳を焼くのに失敗して自分が死んだら死体を回収して欲しいとお願いしてきます。
何がそこまで涼雨に尽くしたいと思わせるんだ?
涼雨はプログラマの願いを聞き入れています。
護衛役として銀髪の双子を同行させる事にするね。
アシッド、カウンセラーと呼んでいます。
涼雨は最大の敵は娘の誘璃だと思っています。
誘璃には特別な力がある、持っている人間だと考えています。
アシッドとカウンセラーからは涼雨も持っている人間だと言っていますが認めないね。
アシッドとカウンセラーの言から涼雨は誘璃の描いたカードをライセンス販売するビジネスを立ち上げたみたいだよ。
元になったのは誘璃の絵なんだが商売として確立させたのは涼雨みたいだね。
自分には何も無いと思い込んでいるようですが違うよなー。
御坂美琴と食蜂操祈が組んだので白井黒子と帆風潤子が付いてきます。
超能力者(レベル5)二人と大能力者(レベル4)二人の大戦力で挑む事になります。
涼雨がウイルスを流し込もうとしているのは「ゼロディ・リンク」と呼ばれているウィルスを解析してパッチを作成しているシステムです。
システムは複数の入り口を持っています。
お金を持っている涼雨は企業の窓口から侵入を試みるだろうと予想します。
企業の入り口となっているセキュリティー企業のビルに行くとに偽物と思われる警備員がビルの玄関を警備していました。
正規の夜間警備員を買収して仲間に見張らせているようです。
決まりだね、美琴達は乗り込む事にします。
超能力者と大能力者が襲い掛かったので警備員に扮している涼雨の仲間では止められません。
ビルに侵入した操祈が青くなっています。
ビルは20階建てでウィルスを流し込むゼロディ・リンクの入り口は最上階にあると分かりました。
先にビルに入られているのでビルのシステムを乗っ取られている可能性があります。
エレベーターは使えないので階段を登る事になります。
真っ先にウンチの操祈が息切れを起こしますね。
それを見ていた美琴が失礼ね予想をしています。
操祈は全身柔らかいので実はオジサンみたいに内臓脂肪の塊なのでは?と考えています。
帆風が操祈をお姫様抱っこで運ぶと申し出てウェルカム体制を取ってきます。
美琴の想像が悔しかったようで操祈は帆風を無視してズンズン自力で登り始めました。
帆風は石化していますね・・・ガッカリしたようです。
階段の途中でアシッドとカウンセラーが奇襲してきました。
美琴が階段を切り取って盾に使おうとしましたが酸素を扱う能力を使うようで着火してしまいます。
美琴の頭が炎に包まれますが操祈の指示で帆風が制服を被せて消してくれます。
硫酸のような液体をバラまかれて床を危険地帯に変えられます。
このままでは美琴達は溶かされてしまう状況です。
ピンチですね、ここで美琴が天井を破壊して上の階に逃れました。
窮地を脱したんですが操祈と美琴が罵り合いを始めました。
操祈は美琴の考えなしの行動を非難しています。
美琴は自分のお陰で逃げ道が作れたんだぞと反論しています。
予想外なんですが帆風がお姉さん力を発揮しました。
彼女は操祈と美琴の後ろ頭を掴んでおでことおでこをグリグリ密着させてきました。
操祈の鼻と美琴の鼻が押し付け合っている状況です。
あと少しで二人の唇が触れあいそうになっています。
二人とも最初の相手がこれは嫌だーと喚いています。
黒子はガラス製の灰皿を手に取り帆風を殴り倒そうとしてますが加減を間違えると美琴の唇を操祈に奪われそうなので手が出せません。
帆風は操祈と美琴が唇を奪われる危機に瀕しているとは気付いてないようですね?
反省を促してきました。
今は協力しなければならない時、内輪もめで空中分解するわけにはいきません。
御尤もです。
美琴と操祈は互いがファイス―とキスの相手になるのは嫌なので反省していると訴えました。
帆風凄いな、我儘レベル5を思う通りに操っているぞ。
協力体制が確立されたのでアシッドとカウンセラーへの対抗策を練ります。
見た目から二人が双子だと予想されました。
兄弟は似たような能力が発現するという事実からカウンセラーの能力を予想します。
アシッドは酸素を使った攻撃をしてくると分かっています。
そこをヒントにしてカウンセラーの行動を分析しているね。
カウンセラーが相手の呼吸を呼んで次の行動を予想していると分かりました。
分かった時には黒子は倒され帆風は首を掴まれて拘束されていました。
美琴は操祈に自分を操作しろと叫びます。
操祈は美琴を操作して砂鉄の剣できらせようと考えます。
美琴の方は操祈の能力が自分に効かなかった場合に備えて雷撃を放とうと考えています。
二人の考えを呼んだカウンセラーは二択を迫られたと理解して動けなくなります。
美琴の電撃が帆風ごとアシッドとカウンセラーを捉えました。
アシッドとカウンセラーは底辺校の出身です。
通っている間に高位能力に目覚めたようです。
より高度な有名校に行けるチャンスがあったんですが教師の悪意により阻まれました。
高位能力者が卒業したとなれば学校の名が上がります。
内申書を書き換えて二人が問題児であるとでっち上げたそうです。
何度も教師に暴力を振るったり、何度も子供をおろしているとの悪評をでっち上げられました。
SNSなどにも情報が流れてしまいそれが両親の耳にも入ったようです。
心無い中傷を受けたみたいで両親に連絡してもかな切り声で怒鳴られるだけになってしまいました。
大人たちの悪意に晒されていた二人に涼雨が優しく声を掛けて理解を示したそうですよ。
涼雨は二人を縛る学校を燃やしてしまえと助言したようです。
学校が燃え落ちると二人に悪意を向けていて在校生と教師はバラバラに他所の学校に振り分けられる事になりました。
真っ当な教師ではないので板書もろくに書けないと赴任先の学校で笑われる事になりました。
いい気味ですなー。
心が弱っていた時に救いの手を差し伸べられたのでアシッドとカウンセラーは涼雨に忠誠を誓ったようですね。
涼雨は自分が何も持ってないと思ってますが人を惹きつける力を持っているよな。
自己評価が低いのはお金を持ってしまった事で発生した苦労からか。
美琴と操祈が黒子と帆風を抱き起して安否を確認してきました。
操祈は普段女王として振舞っているので帆風を心配する弱い面を姿を美琴に見せるのは不味いと考えます。
帆風はこのくらいでダウンする筈は無いと言って帆風の凄さを語りだしました。
実は意識を取り戻している帆風は顔を真っ赤にして震えています・・・嬉しかったのね。
美琴は帆風が気付いていると分かり黒子も気絶したふりをしていると勘付きます。
黒子の至福の時は唐突に終わります、美琴に張り倒されました。
黒子は帆風の様に我欲を捨てて献身する者にご褒美が与えられるのではないか?と考えます。
しかし自分は己の心に正直に生きていくと決めていると宣言しています、ブレないな、ここは凄いところだよね。
照れ隠しが終わった操祈が油断したね。
帆風が実は意識を取り戻していると気付きません。
涼雨が向かった20階まではまだまだ遠いです。
テレポートで運んで欲しいので黒子を貸してくれないかと美琴に打診してきました。
背後で立ち上がった帆風が悔しさで震えている事に気づけません。
美琴が教えてあげると操祈は言い訳を始めますが帆風に殴られたみたいですね。
他の護衛は居なかったので20階に到着できました。
涼雨からウィルスを取り上げれば問題は解決です。
相手は大人なので能力者ではありません、美琴達は勝ちを確信していたようですが違いました。
涼雨がステートバリウス=タムリンというバイオリンを持ち込んでいました。
タムリンは強力な力を持っていて美琴達の能力が効きません。
涼雨はわざと下手な演奏を行い酷い音で美琴達の演算能力を妨げているのか?
涼雨に圧倒されてしまい敗北の色が濃くなるんですが救世主がやって来ました。
咲蓮誘璃がエインセルを持って駆けつけてきました。
初春と佐天との通信も回復して二人もリモート参戦してきます。
誘璃は自分は最初のカードを描いただけ。
お金儲けの仕組みを作り出したのは大人でしょ。
涼雨は自分でお金を稼いだ家族の成果だと訴えますが涼雨には届きません。
涼雨は全ては誘璃の成果だと思っています、これがい予想以上に強固な思い込みになっているな。
戦いが涼雨の使うタムリンと誘璃の使うエインセルの戦いに移ります。
バイオリンとしての能力は互角のようですが誘璃には心強い仲間が居ます。
黒子が校内試験でエインセルに勝利した手段を使うね。
初春の計算により美琴、操祈、黒子、帆風の四人でエインセルを最適に反響させる状態を作り出します。
涼雨を無力化する事に成功しました。
初春の指示で黒子が涼雨の身体を携帯電話を使ってスキャンします。
ウィルスが入った電子機器を探そうって事ね。
涼雨はポケットの無いドレスを着ているので隠し場所は無さそうですね。
おっぱいの谷間に隠している可能性が浮上します。
誘璃が手を突っ込んで確認しようとしてたんですが静電気に似た何かに手を弾かれます?
美琴がまだ何かあると警告を発します。
涼雨が起き上がるぞ。
彼女の手にしているタムリンから声が聞こえてきました。
タムリンが作られたのは300年も前なのですが何らかの意識体が刷り込まれているようです。
人間とは思考形態が違うので操祈の心理掌握でも操れません。
タムリンは足りない力を足してやると言っていますね。
どうも涼雨はタムリンに操られていた節があるようだな。
思いがけず手に入れてしまった大金に困ってしまったようだね。
歴史や伝統が無いのでセレブの世界に入れず困ってしまい、家の格を上げようと必死になりタムリンを手に入れたみたいね。
それが普通のバイオリンではなく悪意を増幅させる意識が付いていたと。
母親を救い出すと決意している誘璃が立ち上がります。
エインセルを手に取り力を貸せーと叫んでいます。
うーん製作者が同じなのでエインセルには何らかの意識が宿っている可能性はあるか・・・
誘璃は涼雨に褒めて貰いたいだけで、涼雨は誘璃を守りたかっただけなんだよねー。
それが歪みまくったもんだなー。
涼雨が安直に家の格を上げようとしたのが間違いだったと言うのは可哀想か。
まあ信じられないような大金を手に入れないと分からない心境ではありそうだ。
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第八話
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製作者が同じだからなのかエインセルも特殊な力を持っていました。
誘璃の演奏によってエインセルに刻まれている術式が発動します。
佐天が通信越しに呆れています。
超能力者が二人、大能力者が三人居るのに何で押されているの?
タムリンはそれだけ優れているようですが誘璃が頑張ります。
誘璃はエインセルを信じて演奏を続けます。
美琴が誘璃のスカートが捲れないか心配しています。
発現が変態的なタムリンにノーパンであると知られる訳にはいかんよなー
誘璃が参戦した事でタムリンに対抗できるようになるんですが突然、誘璃の額から血が噴き出し始めました。
能力者の誘璃がエインセルの力(術式)を行使しているので負荷が掛かったようです。
ここで誘璃は諦めませんでした。
自分の身体に何らかの不具合が起こっているなら調律して均してしまおうと考えます。
自分の能力である「有機探査(カーボンサーチ)」を使って不具合を発生している箇所を特定して均一化させます。
能力者が術式を問題無く行使できる術を確立してしまったようですね。
涼雨の身体を使って演奏しているタムリンに対抗しています。
エインセルの術式を問題無く使えるようになるとタムリンを圧倒し始めました。
追い込まれたタムリンが重要な事を言っているな。
自分は学園都市のゲテモノ技術や「自分だけの現実」なんて適当な新しい言葉を作ってテレマを書き換えただけのくそったれな超能力だのじゃねえんだぞ。
「黄金」よりも古い薔薇十字の時代の結晶、誰もが羨む自律寄生型の霊装だぞ。
成程ねータムリンはバイオリンに寄生している霊装なのね。
誘璃の相手で忙しくなったタムリンは美琴に対処する事ができません。
美琴の超電磁砲がタムリンを破壊しました。
解放された涼雨が顔面から床に倒れる前に誘璃が抱き留めます。
誘璃は涼雨が犯した罪により辛い未来がやって来ることを覚悟しています。
美琴、黒子、操祈、帆風、初春、佐天の協力により自分は自分の足で立てるようになった。
どんな苦難が待っていても心が折れたりしない安心してと呟きます。
美琴も誘璃に待っている暗い未来を予想しますが、誹謗中傷を押さえきれないと諦めたようです。
操祈は違いました。
彼女は誘璃を手放す気はありません。
持てる力を総動員して誘璃に降りかかる苦難から彼女を守る為の行動を開始します。
帆風はそんな操祈を見て嬉しそうにしています。
帆風が操祈を信奉しているのはそんな姿を知っているからのようです。
美琴が操祈に自分に協力出来る事はある?と問います。
操祈はこれまで通りに咲蓮に接してあげてとお願いしました。
操祈は派閥の長として優れた資質を持っているみたいね。
前田が居酒屋に常盤台中学の女子寮の寮監を呼び出します。
二人は古い知り合いのようです。
黄泉川とも旧知みたいですね。
前田と黄泉川は警備員になる試験が何かをやらかしたようです。
前田は誘璃の事が心配で様子を知りたくて寮監を呼び出したようです。
前田が心配しているのは大犯罪を犯した母親の巻き添えて誘璃が排斥される事でした。
直接的な被害として女子寮に石を投げ込まれるのでは?と心配していますが寮監がそんな事はさせないと言っています。
ネットで行われている誹謗中傷についても心配していますが寮監の口ぶりでは巨大ITに圧力を掛けて無法化を阻止するみたいだね。
学校が削除要請を行い、それを反故にすれば巨大ITの株式が丸ごと紙くずになるそうです、常盤台中学恐るべし。
教師陣の中に間違った正義感に駆られて誘璃を退学処分にすべきとの一派が現れたそうです。
しかし少数派なので職員室の意見を退学に傾かせる事はできませんでした。
諦めが悪くて全校生徒にきちんと事実を掲示して退学か在学に留めるべきか決める総選挙を行ったそうです。
前田はそんな事をしたら誘璃の心が壊れてしまうだろと心配してきます。
寮監は涼しい顔で誘璃が食蜂派閥に属している事を教えます。
常盤台中学の最大派閥に所属しているので在学という結果が出たと教えました。
悪意を持っている暇な連中は直ぐに飽きると言っています。
誘璃はイレギュラーな存在になりました、ある意味ではヒューズ=カザキリ以上。
能力者なのに術式が使えるようになっています。
統括理事会総出で抹殺されなければならない存在なんですがそうはなりません。
操祈が誘璃に降りかかる苦難を払拭しようと尽力した結果のようです。
誘璃は常盤台中学の中庭でバイオリンの練習をしています。
美琴が咲蓮さんと声を掛けています。
美琴は操祈に頼まれたからではなく友達として接しているようです。
誘璃は食蜂派閥なんですが美琴の友達になったようです。
派閥関係でもどちらとも接点を持つ特異点となったようだ。
でも一番心配なのは誘璃が美琴の助言を聞いてパンツを穿くようになっているかだよね。
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御坂美琴と食蜂操祈をイチャイチャさせる完全にキレたやり方
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序章 行動提案書3041
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何者かが美琴と操祈をイチャイチャさせたいと考えます。
極限の密室に放り込んで試してみる事にするようです。
二人がイチャイチャするところが見てみたいとの欲求を満たす為だけに発案された計画みたいね。
提案者は誰だ?
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深度八 円を描く水平線
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美琴が目を覚ますと大きな船の甲板の上でした。
授業を受けていた筈なんですが。
周囲を確認すると常盤台中学の全生徒が一緒に居るようです。
黒子が這いよってきたので手で制しています。
操祈が美琴に声を掛けてきました?珍しいですね。
帆風が金属製のドアを開けてくれて艦内に入ります。
豪華客船だと思われた船は原子力艦だと分かりました。
婚后、湾内、泡浮が無線機を使って救難信号を発信してくれました。
美琴はこれで助けが来るなと思い安心します。
待っている間に艦内で見つけた国産のステルス機「心神」のコックピットに乗り込み調べてみる事にしました。
待ってれば助けが来ると安心してたんだすが威格攻撃される事になってしまいます。
撃沈させるのを防ぐ為に美琴は心神で出撃する事にしました。
夏服のままで発進したので加速Gによってブラックアウトしかけます。
それをF-2Aで出撃した黒子と帆風が助けてくれました。
二人は心神の脇に機体を近づけて呼び掛けてくれます。
美琴が意識を取り戻して三機で編隊飛行をしながら敵を沈めに向かいます。
敵に接近すると護衛機が存在していると分かりました。
美琴達はドッグファイトをする事になります。
美琴の心神が背後を取られてしまいます。
美琴は一旦エンジンを切って敵に追い抜かさせます。
直接電気系統を操れる美琴ならではの操縦ですね。
敵の背後を取った美琴が驚きに包まれます。
レーダーが取らせてコンピューターで解析した結果はF-22Aと表示されています。
しかし目に移ったのは巨大な女の子のお尻でした。
肉眼で観察すると15から20メートルある女の子のボディに飛行装置と武装がくっ付いていました。
美琴達は巨大な女の子型の戦闘機が飛び交う異世界に来てしまったのか?
女の子が黒子のF-2Aを追いかけ始めます。
美琴は女の子のお尻を追いかける事になります・・・素晴らしい。
美琴は機関銃を女の子に撃ち込み飛行装置にダメージを与えました。
女の子が逃げて行くので深追いはしない事にします。
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深度七 二つのステルス
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撃ち落としたF-22Aを回収しました。
美琴と操祈は彼女を尋問する事にします。
格納庫で体育座りしているF-22Aは最初こそ敵対的だったんですが美琴が工具片手に内部を弄ろうとすると大人しくなります。
内部機構に海水をぶっ掛けるって脅しが効きましたね。
F-22Aからこの世界の勢力図を聞き出す事ができました。
この世界には三つの大国と複数の小国があるそうです。
ナルメリ合衆国、クタルーラリア共和国、リハイルスタウト帝国。
彼女はリハイルスタウト帝国の軍に所属していました。
他の二国の事を蛮族の国家と罵倒しています。
自分の国の事だけ賞賛するので所属がどこだかバレました。
この世界では「氷漬けの化石」を発掘してそれをガーリッシュ兵器に作るかえているそうです。
巨大な女の子型の彼女もガーリッシュ兵器だそうです。
自分は試験機体でYF-22Aだと言っています。
午前二時に敵の襲撃を受ける事になりました。
美琴たちは緊急事態を告げる艦内放送で叩き起こされます。
何故か美琴の部屋のベッドに黒子が忍び込んでいました。
常盤台の全校生徒数は200人で部屋数は1000を超えているんですがね。
一人一部屋が宛がわれているんですが夜這いに来てたのね。
廊下に出ると帆風に髪を梳かされながら歩いている操祈に出くわします。
帆風も操祈の部屋に居たのかな?
操祈は黒子と同じで寝る時はエロイネグリジェ派でした。
今度はパイロットスーツに着替えて出撃する事になります。
周囲に女の子しか居ないので甲板で着替える事になるね。
黒子は美琴の生着替えをガン見できると息を荒くしています。
美琴は黒子に見られない為に彼女の後ろ頭を押さえて振り向けないようにします。
テレポートで移動したり振り向いたら超電磁砲で撃つと脅します。
黒子は美琴に見られながら着替えるシチュエーションに感激して震えています。
美琴は変態はどんな状況でも好意的に変換しやがると諦めモードになっています。
YF-22Aが一緒に迎撃に出ようとしています。
裏切りを警戒するんですが破損していた彼女を婚后が指揮をとって修理してありました。
それを恩義に感じて味方してくれる事になります。
美琴は手懐けた婚后の手腕に感嘆しています。
美琴達にコードネームが付けられます。
美琴はレールガン01、黒子はテレポート02、帆風はランペイジ03になりました。
YF-22Aのコードネームで揉める事になります。
彼女はくるくるツインテールなのでツインテール04って案が出ます。
黒子からアイデンティティが損なわれるからと反対されます。
続いてクルクルと付けようとしますが帆風から反対されました・・・彼女はくるくる縦ロールだからね。
最終的にナマイキ04と決まりました。
YF-22Aから拒否権と基本的人権はどこに!?との文句が出ますが無視されます。
囚われの身なので意見は言えないようですね。
8機のガーリッシュ兵器が攻めてきました。
レールガン01とナマイキ04で残りの機体が発進するのを援護する事になります。
しかしナマイキ04は自分は優れた特殊機体なので一人で敵を片付けると息巻いて突撃してしまいます。
レールガン01はテレポート02とランペイジ03の発進を待つ事にします。
黒子と帆風が発進したところでナマイキ04から助けてーとの通信が入りました。
ナマイキ04は包囲されてしまいチマチマ攻撃されているようです。
美琴は意外と弱かったと嘆きつつ助けに行く事にします。
黒子と帆風を両側に従えて三機編隊で攻撃に移りました。
敵は美琴達を舐めているらしく4機を迎撃に廻してきました。
残りの4機でナマイキ04を撃ち落とすつもりのようです。
敵は2機編隊を作り2方向から挟みこんできます。
ハサミを閉じられる美琴達は負けてしまいます。
美琴は狙いを1機に絞って黒子と帆風にも同じ機体を狙わせます。
避ける軌道を失った1機を撃ち落とす事ができました。
2機編隊が崩れた敵を各個撃破してナマイキ04を助けに向かいます。
数的に同数になったので互角以上の戦いができるようになります。
美琴の回避ルートを塞いで攻撃を当てる戦術は有効で敵編隊を退ける事ができました。
戦闘指揮所で指揮をとっていた操祈は撃墜したガーリッシュ兵器を回収するか悩んでいます。
格納庫に収まりきらなくなったら整備に支障がでる、どうしようと悩んでいます。
一緒に戦闘指揮所に入りレーダーを見ていた口囃子が新たな敵の存在を知らせてきます。
相手から通信が入ってきましたよ。
それを聞いていた操祈と口囃子が青くなっています。
一仕事終えた美琴は甘いものが食べたいと考えています。
時刻は深夜帯なので黒子から糖分接種は危険と忠告されています。
美琴が操祈に着艦したいと伝えると新たな敵の存在を教えられます。
巡洋艦が現れたと聞いて帆風から空対空ミサイルしか積んできていないと報告されます。
ナマイキ04から艦隊攻撃用の装備を搭載していると言われます。
元々彼女は美琴達の乗っている空母イザナミを撃沈させる目的でやってきたからね。
美琴はナマイキ04に攻撃させようと考えますが慌てた様子の操祈に止められます。
絶対に攻撃するなと言っているね。
美琴の耳に「よお御坂」って声が聞こえてきました!!
通信を入れて来たのは女子寮の寮監でしたよ。
「どうやら校則ガン無視して異世界ライフをメチャクチャ楽しんでいるようだなあ?」怒って入らっしゃるー。
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深度六 外交戦略
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美琴達の乗っているイザナミの全乗員が甲板に並ばされて正座しています。
美琴や操祈の超能力者でも寮監には逆らえません。
寮監が問題視しているのはイザナミにあった高級食材を好き勝手に食べてしまった事でした。
場所が異世界でも常盤台中学の生徒である事に変わりはない!
貴様らの義務教育が免除されると思うな!!
お嬢様としての慎みが足りてなかったって事ですね。
正座が不満な操祈が言い訳を始めますが寮監は聞いてくれません。
貴様にいつ発言権を与えた、黙ってお説教されていろ、メス豚ボンレスハム、と罵倒されています。
グラマラスな操祈をボンレスハムに例えますかー
ここまで罵倒されても操祈は寮監に心理掌握を使えませんでした・・・怖いようですよ。
常盤台生ではないYF-22Aは正座させられている美琴達を笑っていたのですが寮監の目に止めってしまいます。
寮監は奉仕精神が余っているそうでYF-22Aにも淑女教育を提供してやろうと宣います。
YF-22Aは美琴達に助けを求める視線を送りますが誰も答えてあげる事はできませんでした。
YF-22Aも一緒に正座させられる事になりました。
彼女は寮監に教育されて言葉遣いがお嬢様化していきます。
お説教が終わると美琴と操祈は寮監に連れ出されます。
歩きながら寮監から野菜を作れるプラントを稼働させたと言われます。
彼女が危惧しているのは食糧難で干上がる事でした。
攻撃されたとは言え敵機を撃墜してしまった美琴と操祈を軽率だったと攻めてきます。
向かった先は寮監が乗ってきた揚陸艦イザナギです。
先の戦闘で撃墜した帝国のガーリッシュ兵器が格納庫に座らされていました。
何やらパフェなどを食べて寛いでいますよ。
寮監から彼女達が食しているモノは水から精製した燃料をこねて作ったと説明されます。
水燃料プラントが搭載されているのでそれを使って作ったそうです。
美琴は寮監を始めとする常盤台の大人は多くの知識を持っていると驚愕しています。
途中で綿辺先生とすれ違ったので「ごきげんよう」と挨拶を交わします。
寮監以外にも大人が乗り込んでいるのね。
と言う事は学生はイザナミ、大人はイザナギに乗り込んで異世界に来たって事か?
寮監が見せたかったモノはデジタルメーターが接続されている機械でした。
寮監たちでは何に使う代物なのか分からないので電気を操れる美琴に解析が依頼されます。
操祈が爆弾の可能性を指摘しますが美琴の解析により爆発物は仕掛けられてない分かります。
謎の機械は重力を操る物で小さなブラックホールを閉じ込めたモノでした。
何を操作するのか調整可能なようで時間軸に合わせるとタイムマシンになり、空間軸に合わせるとワープ装置になるようです。
この機械によって異世界に連行されたと予想されます。
異世界に到着してもタイマーが動き続けているのでタイマーがゼロになった時に地球にもう一度移動させられると予想できました。
タイマーの残り時間は29日です。
それまでにイザナミとイザナギが撃沈されないように立ち回る必要が出てきました。
操祈が持っている小型無線機にリハイルスタウト帝国から和平交渉の申し出が来ていると知らせが入ります。
寮監が頭を使って立ち回ると言っているね。
操祈を交渉の窓口として送り出す事になりました。
護衛役として帆風が同行する事になります。
帆風はリハイルスタウト帝国に裏切られて操祈が囚われてしまい自分が助けに向かう展開を想像して萌えています。
操祈は自分の命が紙くずになっていると実感していますよ。
美琴は交渉が行われている間は会場である帝国の首都上空を旋回して待機する事になりました。
長時間労働になりそうだと美琴は青くなっています。
帝国に上陸した操祈と帆風は迎えの車に乗り込みます。
首都には操祈たちを歓迎する為なのか楽団仕様のガーリッシュ兵器が並んでいました。
リハイルスタウト帝国の兵器は全てガーリッシュ兵器のようで空母や戦艦もガーリッシュ兵器でした。
戦車などの軍用車両もガーリッシュ兵器です。
首都の上空には帝国側のガーリッシュ兵器も旋回しています。
会議場に入った操祈と帆風は途中で肉の塊を目撃する事になりました。
案内役の女性からそれが「氷漬けの化石」だと説明されます。
「氷漬けの化石」は生きていました。
殺せないので帝国は飾って勝った気になっていると予想されます。
操祈と帆風を出迎えたのは身長150センチくらいの老人でした。
軍人らしいですが名乗りません。
言葉は丁寧なんですが操祈たちを馬鹿にする言葉を混ぜてきています。
操祈が名乗っても名乗り返してくれませんでした・・・交渉する気は無いのかもな?
首都上空を旋回している美琴達が空中給油する事になります。
給油してくれる機体もガーリッシュ兵器でした。
爆乳のお姉さんですね。
美琴は爆乳が邪魔に感じています。
衝突の危険があるので給油を躊躇してしまうと従えているガーリッシュ兵器が先に給油したいと言い出しています。
美琴は手本を示して欲しいのか認めますね。
美琴の番になりました。
美琴は哺乳瓶で給油させるか、股の間からストローみたいにフライングブームが伸びてくるかも?と妄想していました。
そこは普通にフライングムーブが伸びてきて給油口にノズルを突っ込んで給油する方式が取られていました。
美琴は黒子の影響で妙な妄想をしてしまったと考えますが黒子から濡れ衣だと言われます。
しかし股の間からストローみたいにフライングブームが伸びてくるねー、それではオシッコを飲む(これ以上は自重する)になっちゃうじゃん。
美琴ってば地味にエロいよな、実は黒子に嘗め回されるのを期待している?
名乗らない150センチの老将校が書面を読み上げる和平交渉が行われます。
操祈が言葉をはさむ隙はありませんでした。
全て読み上げると質問はないか聞いてきました。
操祈は呆れてしまっています。
老人が読み上げた内容は武装解除して投降しろって内容だったね。
操祈が言葉を選んでそれについて質問しました。
相手が真意を理解していると分かると隠すのをやめますね。
帝国が未確認の弱小武装集団と交渉するわけないだと開き直ります。
老人が合図するとドアが開いて45口径のサブマシンガンを持った兵士が雪崩れ込んできました。
帆風が操祈に覆いかぶさり守ろうとします、流石ですねー
放たれた銃弾は一発も彼女達の元に飛んできませんでした?
操祈が心理掌握を使って兵士と老人を操っていますね。
操祈は交渉が決裂したので逃げる事にします。
美琴に交渉決裂と逃げるので車の護衛を頼んできました。
美琴は車を運転できるなんて中学生では無くて年を誤魔化しているBBAだろと指摘します。
操祈は戦闘機の操縦桿を握っている美琴に言われたく無いと言い返していますね。
運転手を操って運転させるそうですよ。
ですので操祈が年齢詐称を行っているかは不明です。
怖い怖い寮監が相手だと幼児退行するんで歳は誤魔化してなさそうだけどねー
美琴は味方に指示して迎撃を始めますが困った事になりました。
敵のガーリッシュ兵器を撃墜する事は容易なようですが戦闘域が首都の上空です。
破片が落下して帝国の一般人を死なせてしまうのは不味いと考えます。
対して帝国のガーリッシュ兵器を身勝手でした。
先に美琴たちから攻撃してきた事にして破片で人死にが出ても良い逃れようと言っています。
彼女達は兵器なので国への帰属意識は低いようです。
美琴は人死にを出したくないので逃げる事でガーリッシュ兵器を海上に誘き出しました。
ガーリッシュ兵器を脳筋揃いみたいだね、美琴の意図に気付く機体はありませんでした。
撃墜しても問題無くなったので美琴達が攻勢に転じて敵機を全滅させました。
その間操祈と帆風を乗せた車は地下道を逃げています。
何とか海まで逃がす事ができました。
何とか帝国の首都から離れて一息つきます。
操祈が悪い顔で交渉にでてきた老人を心理掌握で操れるようにしたと打ち明けてきました。
美琴は寮監が言っていた頭を使えってのは相手を操れって事だったと気付きます。
正義をぶん回しておいて自分も腹黒じゃねーかとの不満を持っています。
操祈は老将校を操り帝国を内側から瓦解させようと考えています。
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深度五 災害救助
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ひらひらが多いワンピース水着を着た美琴がプールに浮いています。
ひらひらが多いと小さなおっぱいを覆い隠してくれるので美琴の好みのようです。
隣ではエアマットに巨大なおっぱいを押し付けてヒモ水着の操祈が浮かんでいます。
プールに居るのに一滴も水に触れないなんて何考えてんだ?と美琴は不思議におもっています。
これはおっぱい力を自慢したかっただけなのでは?
二人は今後の方針を話し合っています。
この場に留まり見つからないように大人しくしているか。
大陸から離れる方向に海洋を進むか。
燃料は水燃料が使えるので問題はないようです。
野菜の生産は可能になっていて鶏まで鹵獲したので卵も供給できるようになっています。
食糧の心配は無くなったので海洋に進出して元の世界に戻れる時を待つのが良さそうに思えますね。
しかし帝国がどこかの孤島に空軍基地を作っていた場合は攻撃を受ける可能性が残ります。
美琴は核を搭載した長距離弾道ミサイルの存在を心配しています。
操祈から交渉の場で残留思念も計測してその可能性は無いと確認できていると言われました。
この世界にも核兵器は存在するんですが発射には二国の承認が必要でした。
国際政治の舞台は三つの大国に支配されているので実質無効化が達成できています。
一国がとチクるって核を使おうとしても残りの二国が反対するので使えないって事です。
会議が紛糾する事まで計算されたセフティーロックになっています。
美琴は地球よりも平和的な管理が出来ていると感心しています。
結論が出ないまま三日を過ごす事になります、その間は平和でした。
操祈を首都から救出する作戦で鹵獲したガーリッシュ兵器が言い争いをしています。
婚后に泣きつかれて美琴は仲裁に入る事になります。
首都上空で民間人に被害が出る事を無視して戦闘を始めたF/A-18Eの事をF-14Dが非難していました。
見た目は女の子なんですが大きさが20メート級なので踏み潰されそうになっています。
美琴が言葉をかける前に食事を抜きにすると伝えるとF/A-18Eが泣き出してしまいます。
F-14Dが泣かせたことを責められる立場に転落しました!!
言い争いは有耶無耶になりました。
三日後に戦闘指揮所でレーダーの監視を行っている口囃子に美琴が呼ばれます。
口囃子は天気図を見せてきました?
天気図を見た美琴が険しい顔になりますね。
天気図によると線状降水帯が帝国第二の都市ドルジオニクスに接近しています。
口囃子は帝国の放送を傍受していて内容が聞こえてきました。
アナウンサーによると山岳地帯への非難が呼びかけられています。
ドルジオニクスには景観を気にして高層ビルが存在しません。
安全を確保するには住民は山岳地帯に非難するしかないようです。
渋滞の発生が予想され逃げ遅れて犠牲者が出る可能性が高そうでした。
近くにあるダムの貯水量が98%を越えています。
放水は行っているんですが複数の放水路が急な増水で水圧が上がってしまい開けなくなっています。
美琴は心神に対地兵器を搭載して放水路を破壊しに行くと決めます。
操祈がやってきて美琴の行動を止めようとしてきました。
操祈は帝国が同じことをしようとしないのは何故だと問いかけてきます。
操祈は放水路の破壊に失敗してダムが決壊した場合に国民に攻められる事になる。
このまま放置しておけはそれは自然災害って事になるので責任を問われない。
だから帝国は見捨てる事にしたんだと説明します。
美琴は操祈の指摘を理解しますが自分が信じる正しさを貫く事にします。
ここでエースである美琴とクイーンである操祈の差が出ましたね。
操祈は後先を考えてしまい正しいと思える行動でもリスクが無くならない限り採用できませんでした。
美琴の方はリスクを承知した上で行動に出れてしまいます。
美琴は失敗したら自分の独断だったと言い訳してくれ、それで常盤台が巻き込まれなくなる、と言って出撃しました。
口囃子は美琴と操祈の差を理解していたね、だから最初に美琴に声を掛けたのね。
操祈もそれを理解していて口囃子を責めなかったようです。
美琴は一人で出撃したつもりだったんですが黒子、帆風、ナマイキ04が付いてきました。
行って帰ってくるまで燃料がギリギリなので拘泥している時間はありません。
美琴はリーダーとして全員を連れ帰ると決意します。
悩まずに責任を請け負うところがエースなんだな。
カッコいいぜ黒子が惚れるのも頷ける。
激しい雨が降っていて雷も落ちています。
正確に狙いを付けるのが困難な状況でしたが美琴が最初の放水路を破壊しました。
次を狙おうとしている時に帝国のステルス機に攻撃を受けます。
帝国は美琴達を邪魔してダムが決壊させようとしています。
性能差があるので美琴とナマイキ04で相手にする事にします。
黒子と帆風には放水路の破壊を担当してもらう事にしました。
空戦は美琴達が優位に立ちます。
一機撃墜されると帝国のガーリッシュ兵器はダムにミサイルを撃ち込んで破壊すると決めました。
ダムを破壊して美琴達のせいにしようと企んだようです。
一早く狙いに気づいた美琴はナマイキ04を連れて撃ち落としに向かいました。
ダムを破壊される前に撃墜してダムの中に墜落させました。
黒子と帆風が全ての放水路を破壊して作戦は成功しました。
イザナミに戻って来た一〇一飛行小隊(美琴の率いる部隊)は美琴から着陸する事になりました。
続いて黒子が着陸する事になったんですが墜落してしまいました。
滑走路からわずかに逸れて着艦に失敗して客船部分のモールに突き刺さり炎上しています。
ミサイルを搭載していたので引火して爆発が起こっています。
美琴は自分が帝国を救いに行くと言いだしたから黒子が犠牲になってしまったと嘆きます。
黒子―と叫ぶ美琴の横に黒子がテレポートを使って現れました。
美琴は疲れていたのね黒子がテレポートで逃げると考えられなかったようです。
婚后は残っている帆風とナマイキ04を着艦させる為に滑走路の撤去作業を始めています。
燃える空母を見ていたナマイキ04が考えています。
帝国は自国の民を見捨てる判断を下したのに美琴達は迷わず助けに向かいました。
そんな彼らが疲労の蓄積によって内部から瓦解しようとしています。
それは間違っていると考えたナマイキ04は助けてあげる事にします。
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行間 休憩と経過報告
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常盤台中学を異世界に放り込んだ黒幕が観客と話しているようです。
彼らは吊り橋効果で美琴と操祈がキャッキャウフフするのを期待しているようです。
サルベージ計画と言っているな。
深度が四になり折り返し点を過ぎたとも言っているぞ。
これまでは美琴と操祈が仲良くする場面は無かったけどね。
操祈が美琴との差を痛感している場面はあったよね。
操祈が美琴を意識し始めていると捉えれば目的達成は近いと言えるのか?
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深度四 赤か黒か
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疲労困憊のイザナミとイザナギの乗員に休暇を与える為にYF-23Aの案内で空賊島って場所にやってきました。
帝国、合衆国、共和国、三大国がそれぞれ介入していて領有権が曖昧になっている場所です。
治安は良くないんですが乗組員は常盤台の生徒なので最低でも大能力者(レベル3)なので大丈夫だろうと考えます。
お嬢様たちが上陸して怪しい場所を観光しているみたいです。
一息ついた事で美琴は考えを纏める事ができたようです。
リハイルスタウト帝国を倒そうと決めました。
リハイルスタウト帝国の官邸で宰相が電話会議を行っています。
相手はナルメリ合衆国の大統領(若い声の女性)とクタルーラリア共和国の館長(陰気な声の男性)です。
宰相は二国に常盤台打倒の為に協力を要請したかったようですが断られました。
大統領から館長と相談した結果、静観する事にしたよと言われました。
館長は「めんどい」と「どっちでも」とかヤル気の無い短い言葉しか発しません。
大統領に任せている見たいにも見えます。
味方を得られなかった宰相は二人が事態の特殊性を理解できているのかと心配になっています。
宰相は異世界の三国支配が揺らぐと危惧している節があるね。
美琴がリハイルスタウト帝国を打倒しようと提案すると反対意見は出ませんでした。
いきなり攻撃してきたり、和平交渉と騙してきたり、災害時に自国の民を見殺しにしようとしたり、悪行が多いので倒すべき相手と認識されたみたい。
戦力差を考えると正面から挑んでも負けます。
どうやって攻撃するのか話し合う事になります。
口囃子からこれまでのリハイルスタウト帝国の攻撃が散発的だった事が知らされます。
通信を傍受している彼女はリハイルスタウト帝国の政治体制が二重構造になっていると掴んでいました。
帝国国軍と首都であるフラストベルクを専門に守る首都保護隊の二つの軍事組織が存在して政治に強く介入しています。
首都保護隊は名称と違い他国に越境して攻撃しているそうです。
これまでにも小さな国が二つ三つ地図から消されたそうですよ。
帝国は頭痛の種と思っていますが勝手に領土を増やしてくれるので処罰できないでいました。
上下関係って構造ではないので仲が悪いそうです。
不仲な上に兵器開発に必要な「氷漬けの化石」を奪い合っています。
操祈は其処を突いて帝国で内乱を引き起こそうと考えました。
美琴も同じことを考えていました。
「氷漬けの化石」が取れるのは大陸の北側です。
空賊島から北に向かうには時間が掛かり過ぎてしまい地球に戻る予定日までに辿り着けません。
帝国を倒すにして美琴達が異世界に留まれるのは残り18日になっています。
「氷漬けの化石」は貴重なので発掘するだけでなく闇取引で売買されていました。
それが行われいるので空賊島の近海です。
美琴と操祈は帝国の取引を妨害する事にします。
妨害工作をガーリッシュ兵器だけで行わせて帝国国軍と首都保護隊に互いを疑わせる事にします。
美琴は更にお互いの後ろに他の二大国が控えている疑ってくれる事を期待していました。
美琴と黒子と帆風は出撃する事ができません。
ナマイキ04をリーダーとしたステルス機で二〇〇飛行小隊を編成して攻撃を行ってもらう事にしました。
残っているガーリッシュ兵器の内攻撃力が高い機体を二〇〇小隊の護衛に付けました。
ナマイキ04が取引を行っているタンカーを発見して攻撃しました。
タンカーの片方を撃沈しましたが敵の護衛部隊に気付かれます。
敵はステルス機を護衛に付けていました。
ナマイキ04がライバル視しているYF-23が居ますね。
YF-23は敵味方を識別するIFF信号を切って完全なステルス化を行います。
美琴は他の敵機を撃墜するように命じますよ。
味方のガーリッシュ兵器は強敵であるYF-23を放置するのは不味いと考えますが命令に従って動いてくれます。
IFFを切ってたのでYF-23は味方からも見えなくなっていました。
味方同士で正面衝突して墜落していきました。
攻撃されたとの噂を広めてもらう為にタンカーの片割れは放置して帰投を命じました。
美琴達が内戦を誘発する作戦を行っている時に首都保護隊も行動を起こしていました。
災害時に自国民を犠牲にしようとした宰相が許せなかったのかもな。
首都を制圧して宰相を拘束しました。
官邸に居る首都保護隊の護衛長官がホットラインを受け取ります。
護衛長官は首都保護隊のクーデーターを他の二国が認めると考えていたようです。
しかし現実は厳しかったです。
大統領から、首都保護隊の存在を同列とは認めない、国家とは認められない、と言われてしまいます。
リハイルスタウト帝国は盟友なので助ける事にすると言われますね。
護衛長官は「ふざけるなよナルメリ合衆国」と罵りますが無意味でした。
大統領は冷たく、介入するから駄賃は貰うよ、帝国の領土を合衆国と共和国で仲良く切り分けるから、と伝えてきた。
護衛長官は陸海空に海兵隊、ガーリッシュ兵器の保有数はこっちが上だぞと威嚇します。
これも無意味でした。
大統領は非常です。
合衆国と共和国は協議の結果弾道ミサイルの使用を決めた。
核弾頭の使用は控えるけどサーモバリックとクラスターは使うからと伝えました。
官邸に弾道ミサイルが降ってきました。
護衛長官は国民を蔑ろにする宰相から国政を取り戻す気だったんですが、クーデターって行為が隙になりました。
合衆国と共和国に帝国を攻撃する口実を与えてしまったね。
口囃子が帝国に弾道ミサイルが撃ち込まれた事実を捕捉します。
美琴は想定外に凶暴な反応を示した合衆国と共和国に対して何やり過ぎているのよって言っています。
民間人の被害が心配になりましたが、砲撃は軍事施設だけに行われました。
精度が高く首都にある官邸は全損させられましたが敷地のすぐ外に広がる市街地は火災すらも発生していません。
驚異的な精度の弾道ミサイルに狙われる可能性が出てきてしまいました。
地球に帰還できるまで残り18日です。
意外と合衆国は美琴達にチョッカかけてこない可能性もあるよね。
帝国から領土をぶんどれたんで満足するかも。
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深度三 たった一つの裏切り
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常盤台勢は帝国の内乱を誘発させて倒そうと考えていました。
上手く内乱が起こり首都保護隊がクーデターを起こしてくれたんですが取引相手の合衆国と共和国が想定外の動きを取りました。
二国は共謀して帝国の軍事施設だけを弾道ミサイルで破壊しました。
帝国の打倒は適ったんですが今度は常盤台が二国から狙われる事になりました。
常盤台には弾道ミサイルに対抗する兵器がありませんでした。
迎撃不可能に思える弾道ミサイルがいつ飛んでくるか分からない状況は生徒達を不安に陥れました。
睡眠に悩む生徒が大勢でてきています。
美琴は不安を運動によって忘れようとしていました。
スポーツジムで自転車を漕いで不安の解消をはかっています。
隣では操祈も自転車を漕いでいるんですがウンチの彼女は歩くより遅いスピードでもハーハー息をしていて苦しそうです。
美琴は操祈の本体である巨大なおっぱいが左右に揺れるんでオマケの身体が疲弊するんだと馬鹿にしていますね。
ヘロヘロになっている操祈の姿をみて自分は何も劣ってないと自分を鼓舞していますよ・・・おっぱいの大きさは確実に負けてるんだけど。
あんなモノは大きいだけの無用の長物だと思い込もうとしているな。
黒子は対処できない問題が起こったので助けて欲しいと泣きついてきました。
ジャッジメントとして活動している黒子でも抑えつけられない問題とは?相当な難題だと美琴は予想します。
食堂に入ると生徒達が経戦派と停戦派に分かれて言い争いをしていました。
常盤台のお嬢様たちは最低でもレベル3なので能力が暴発すると恐ろしい被害が出ます。
美琴が「これは寮監が出てくるな」と呟きました。
効果覿面でお嬢様たちは例外なく寮監の恐ろしさを知っているので言い争いは解散になります。
急場は凌げたんですが操祈から、この手が使えるのは今回だけよ、と忠告されてしまいます。
弾道ミサイルへの恐怖が寮監の怖さを上回ると予想しているようだ。
深夜になりお嬢様の誰かが裏切り行為を働きました。
彼女は戦う術を無くせば合衆国と共和国から狙われる事は無くなるだろうとの甘い考えで破壊行為を行いました。
常盤台の主力戦力である航空機をイザナミから発艦させる電磁式カタパルトに醤油をぶっ掛けて壊してしまいます。
破壊行為が行われたので警報が響き渡ります。
駆けつけた美琴たちは破壊された電磁式カタパルトを発見しました。
電磁カタパルトを増設したと思われる婚后が悲鳴をあげています!!
美琴は匂いから醤油が掛けられたと分かったようですが明言はしませんでした。
口囃子が醤油をかけたようですねと言ってしまいます。
それを聞いた婚后が口囃子が二国を内通していると言い出します。
戦闘指揮所に籠りきりの口囃子は二国と通信でやり取りしていて破壊活動の引き換えに自分だけは助けて貰える取引をしてたんだと言ってきます。
口囃子は食蜂派閥に属しているので操祈がこれまで何も気付かなかったのも不振だ。
派閥全体で関与しているんじゃないのか?と疑ってきます。
これに対して操祈は何も反論はしませんでした。
精神系能力者は能力の効果が目に見えないので疑われると厄介だと思っているみたい。
美琴は矛先を口囃子から自分に移させる為に反論を行います。
常盤台の最大派閥である食蜂派閥が関与しているなら破壊行為をする必要は無いはずだ。
最大派閥なので操祈が労働を拒否すると決めれば艦の運用ができなくなると伝えます。
現在のイザナミは200人弱の生徒で動かしています。
確かに最大派閥が働かなくなると艦は動かなくなるね。
婚后は美琴の意見で冷静さを取り戻しました。
美琴は言い争い中に近くで不安そうにしている湾内と泡浮と発見しました。
二人は婚后に協力して電磁式カタパルトの運用に関わっています。
二人の顔を見た美琴は二人が犯人だろうと予想しますが指摘はしませんでした。
美琴、操祈、口囃子、帆風が戦闘指揮所に集まり対策を話し合います。
撃ち込まれた弾道ミサイルを着弾する前に撃ち落とす方法を検討していますね。
弾道ミサイルが最高到達点に達して宇宙空間を移動している間に撃ち落とすのが一番可能性が高そうだとの結論に達します。
常盤台生は兵器に関しても詳しいのな、流石は名門校だ。
美琴がそれを可能にする方法を思い付きます。
婚后に協力して貰って心神を改造してもらう事になります。
険悪ムードになってたので美琴は恐々声を掛けています。
婚后は電磁式カタパルトの修理に忙しく気が立ってましたねー、それでも常盤台を救う希望があると気付いて協力してくれました。
口囃子から弾道ミサイルが発射されたとの報告が入ります。
美琴は心神に乗り込み迎撃作戦を開始します。
必要としているのは弾道ミサイルは迎撃可能だって実績を作る事です。
美琴は婚后に改造してもらった超電磁砲を撃ちだす事が可能になった心神で25000メートルの高度に到達します。
宇宙空間を移動している弾道ミサイルに向けて超電磁砲を撃ちました。
見事に弾道ミサイルの破壊に成功しました。
それを観測していた口囃子から歓喜の通信が入ってきました。
イザナミに戻って来た美琴は常盤台生に囲まれます。
もみくちゃになっているな、これまでの不安が払拭されて歓喜で溢れかえっています。
パーティーに移行しました。
その日の夜、美琴は心神に乗り込みイザナミから離れようとします。
弾道ミサイルは二国に取って最高の戦力だったのですが心神によって無力化されました。
美琴は二国が心神の存在を見逃す筈は無いと考えます。
イザナミに置いておくと攻撃に晒されるので自分一人で離脱しようと考えました。
一人で出て行こうとしていると操祈が心神に乗り込んできましたね。
彼女は美琴を一人で行かせるとどこかでミスをして常盤台に火の粉が降ってくるかも知れない。
自分が一緒に行ってそれを防ぐと言っています。
彼女も美琴と一緒で戦闘機の加速Gを舐めているな。
制服姿で乗り込んできましたよ。
美琴は制服だと酷い事になるけど漏らすなよと言ってキャノピーを閉めてしまいます。
操祈がちょっと待ってーと叫びますが容赦しませんよ。
操祈は加速Gにやられたようです。
美琴はパーティーで炭酸を飲んでいるので派手なアクロバットはできませんでした。
派手に機体を動かすと身体が破裂するらしい。
低速で海面近くを飛んでいます。
給油や補給が必要なので空賊島か空賊港を探す事にします。
心神が発進したのをYF-22Aが薄目を開けて見ていました・・・付いてくるのか?
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深度二 守るべきもの
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イザナミを飛び出した美琴と操祈はアデレデン空賊港と呼ばれる密林の中にある空港に向かいます。
クタルーラリア共和国に近接した場所に存在します。
そこでサービスを受けるにはお金が必要でした。
美琴は操祈に彼女の高級バッグを売れと命じます。
美琴はお金を持ってないようですが操祈はちゃっかり異世界で金融取引を始めていて儲けを出しています。
スマホに表示される預金残高(高額)を見せて信用度が高いぞとアピールします。
それが間違いだったねー、囲まれておいはぎに遭いそうになります。
美琴が超電磁砲で威嚇射撃して黙らせました・・・結局物理で黙らせるのな。
相談の結果しばらく留まりクタルーラリア共和国とナルメリ合衆国の弱点になりそうなスキャンダルを探る事にします。
気温が高いので二人とも水着で過ごす事になっています。
美琴は操祈がおっぱいを自慢する為に水着姿になる事で現地人に溶け込めると主張したのでは?と疑っています。
美琴は電子機器から情報を抜けます、操祈はすれ違うだけで周囲の人間の記憶を探れます。
この二人が組むと情報戦は無双状態になるなー
目的は二国が弾道ミサイルを使えなくなるようなスキャンダルの発見だったんですが無いね。
個々の役人の不始末の事実が発覚しただけで発表しても首を挿げ替えられるだけみたい。
次の場所に移動しようか?と考え始めると周囲が騒がしくなります。
近くの店の店員に理由を聞いてみるとクタルーラリア共和国の最強戦力、オフェンス艦隊が帰って来たからお祭りが始まったと言われました。
オフェンス艦隊がクタルーラリア共和国から見てイザナミとイザナギの背後から戻ってくるそうです。
交戦を避けオフェンス艦隊から距離を取ろうとするとクタルーラリア共和国に接近する事になります。
美琴と操祈は心神でオフェンス艦隊がイザナミとイザナギと接敵する前に叩く事にします。
水着で心神に乗り込むのは自殺行為なのでパイロットスーツに着替える事になります。
美琴はイザナミで手に入れたモノがあるけど操祈の分はありません。
操祈は買ってくると言い出しますが美琴からイザナミにあったパイロットスーツは特殊でここには売ってないだろと指摘します。
操祈はウルウルおメメになって泣き落としを始めますが美琴には全く通用しませんでした。
涙目で抱き着かれても暑苦しいとしか思われません。
美琴は自分の予備があるけど?と伝えます。
操祈は美琴の予備のパイスーを着る事にするんですがおっぱいのサイズが合いません。
きつ過ぎると泣いています。
どうにか操祈のおっぱいを押し込んで心神は発進しました。
操祈にレーダーでの監視を任せます。
心神にはレールガンを後付けしてあるのでステルス性能は消滅しています。
心神はオフェンス艦隊に捕捉されてしまいます。
捕捉されても長射程のレールガンを先に撃ち込めれば勝ちです。
美琴はレールガンを発射するんですが空気がある低空で発射したので真面な射撃はできませんでした。
レールガンを発射すると周囲の空気が圧縮されてしまい心神の姿勢が保てませんでした。
美琴はミサイルの射程まで近付かなければならなくなります。
護衛機に追い回される事になりますが美琴がアクロバット飛行で敵の背後を取って撃墜していきます。
美琴よりもおっぱいとお尻が大きい操祈は加速Gの影響が大きいようです。
脱出レバーに手をかけてキャノピーを開けて逃げ出そうとしています。
美琴が電気的に邪魔をしてキャノピーを開けられるのを阻止しました。
操祈はぐったりして大人しくなります。
黒子と帆風の乗るF-2Aが飛んできました。
美琴は連携する事にします。
護衛機を無力化して敵の空母にミサイルを撃ち込める状況になったんですが異変が起こります。
操祈が最初に気づきました。
10メートルを超える高波が押し寄せてきました!!
美琴はイザナミに向かって甲板での作業は中断して艦に入れと忠告します。
巨大津波が発生した理由はクタルーラリア共和国、ナルメリ合衆国、帝国があるY字型の大陸中央部にある地下ミサイルサイロが破壊されたからでした。
ミサイルサイロの地下から巨大な何かが飛び出してきて破壊したようです。
それで大爆発が起こって高波が発生したようです。
出て来た存在を見たYF-22Aが「来ましたわ、彼女が」と言っています。
YF-22Aはイザナミ最後の防衛線として少し離れた空域で敵のユーロファイターと交戦していました。
知っているみたいだね。
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深度一 カウントダウン・ゼロ
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大陸中央に存在したミサイルサイロ密集地帯の地下から巨大な全裸少女が這い出してきました。
YF-22Aが支配者と呼んでいました。
支配者の頭上にあったミサイルサイロ密集地帯は大爆発を起こして消滅しました。
弾道ミサイルに狙われる恐怖は外的要因により排除されます。
元の世界に帰還する事だけを考えるなら戦う理由は消えました。
しかし支配者を放置して帰還してしまうと異世界の住人は虐殺されてしまいます。
美琴達はそんな事はできない、助けなければと考えます。
支配者は推定で全長が1800メートル、重量75万トン級です。
人間形態をしていますが全くの未知存在です。
相談の結果、偵察飛行を行い対抗策を練る材料を手に入れる事になりました。
ナルメリ合衆国とクタルーラリア共和国はどうしているのかというとそれぞれ大陸中央に地上部隊を移動させていると分かりました。
連携して支配者に対処するのかと思ったらお互いに領土拡張を狙っていました。
支配者を刺激して相手国の方角に移動させようと考えています。
美琴は二国の身勝手さに辟易していますね。
操祈の方は千載一遇の好機と捉えるのは政治的に当然だと言っています。
帆風が操祈はどするのか聞いてきます。
美琴と一緒に心神に乗るのか?戦闘指揮所で指揮をとるのか?
美琴が泣きながら嫌がる操祈の首根っこを掴んで一緒に連れて行く事にしました。
操祈だけいつも高みの見物をしていてイライラしてたのよ、私はアンタの苦しむ顔が見たい、本音を吐いてるなー
きっとナルメリ合衆国とクタルーラリア共和国の身勝手さを知ってフラストレーションが溜まったんだよな。
美琴に引きずられていく操祈を食蜂派閥の面々は暖かく見送っています。
ひょっとして美琴と操祈がイチャついていると思ってる!
偵察飛行に向かいます。
美琴達は慎重に距離を保ちながら支配者の周囲を旋回しながら撮影を行っています。
支配者からの攻撃を警戒していたのですが何の動きも示しません?
撮影は無事に終わったんですがナルメリ合衆国の飛行部隊が攻撃を始めました。
支配者を刺激してクタルーラリア共和国の方に移動させようとしてきました。
支配者が立ち上がって腕を振り回してきました。
巨体なので腕を振り回すだけで空気がかくはんされて合衆国の飛行部隊は撃墜されてしまいました。
美琴達は距離があったので何とか立て直す事ができました。
全裸少女は空中に飛び上がり大の字になって落下してきます。
美琴達の飛行ルートに落ちてきました!
美琴は心神に搭載されているレールガンを放って落下を遅らせました。
大気圏内で無理な発射をしたのでレールガンが壊れてしまいます。
美琴達は支配者が落ちてくる前に通過して難を逃れます。
支配者がナルメリ合衆国の方向に向かって巨大な岩塊を蹴り飛ばしました。
その後ナルメリ合衆国の方角に歩き始めました。
美琴達は一度イザナミに戻る事にします。
美琴はテレビを付けてナルメリ合衆国の報道番組を視聴しています。
番組の中で支配者が蹴り飛ばした岩塊が大統領官邸を直撃したそうです。
大統領と副大統領は行方不明になっています。
ナルメリ合衆国を移動中の支配者は民間人への攻撃はしていません。
自分たちは攻撃されないと勘違いしているようで報道番組が支配者の近くまで出向いて中継していますよ。
支配者はフリャクベルト湖という湖で寛いでいます。
SNS上でフッシーって愛称が付けられていますね。
フリャクベルト湖にはセキユマリモが生息しているそうなので燃料の補給を行っていたようだ。
ナルメリ合衆国とクタルーラリア共和国は支配者の存在を知らなかったような動きをしていました。
YF-22Aが何で支配者という呼称を知っていたのかが気になり美琴は聞いてみる事にしました。
YF-22Aが説明するのを勿体付けてきたので美琴が制裁を加えると脅します。
美琴は高圧洗浄機のノズルを彼女に向けます。
大変デリケートなステルス表面を傷付けられてはたまらないのでYF-22Aは涙目で謝ってきました。
YF-22Aから支配者を知った経緯が明かされます。
彼女は高度な電子戦に対応可能な機能を有していました。
三国のコンピューターに侵入しまくって情報を抜きまくったそうですよ。
図書館などのサーバーから支配者についての情報を入手したそうです。
それで知っていたのね。
支配者は人間が地上を支配する前から存在していました。
対等に戦える相手が居なくなってしまい寝たそうです。
三国は最初は支配者を警戒して彼女は寝ている間に頭上を覆って閉じ込めたようですがいつしか存在を忘れました。
ガーリッシュ兵器の元になっている氷漬けの化石も支配者の細胞の一部なんだそうです。
ガーリッシュ兵器は元を辿ると支配者の細胞を培養して作られたみたいだね。
集めた情報を精査して支配者の弱点を検討する事になります。
支配者は規格外の存在ですが生物である事に変わりはないようです。
そこで窒息させれば倒せるかもしれないと考えました。
爆発すると周囲の酸素を大量に消費するサーモバリック爆弾を大量に撃ち込み窒息させる作戦が建てられました。
美琴は婚后に壊れてしまったレールガンの修理依頼を依頼します。
婚后は問題点が見つかったので改良すると目を輝かせています。
支配者の攻撃で帰る場所を失ったナルメリ合衆国のガーリッシュ兵器を受け入れる事にしました。
戦力はいくらあっても良いからね。
彼女達の精神状態が気になるところですが案外満足していますね。
ガーリッシュ兵器の皆さんは指揮をとってくれる人と補給が受けられれば満足なようです。
水燃料も気に入ってくれました。
準備が整い帰還する日に作戦を決行する事になりました。
ちょっとした連合軍になっています。
美琴がこの戦いで支配者を倒すと熱弁を振るっています。
支配者が倒されると聞いてYF-22Aがある事に気づきました。
彼女はナルメリ合衆国とクタルーラリア共和国の裏切りによって滅ぼされた帝国に属していました。
支配者の攻撃によってナルメリ合衆国も国としての機能を失っています。
何もしなかったクタルーラリア共和国が大陸を掌握するのは納得が行かないと言い出します。
それを聞いてナルメリ合衆国に所属していたガーリッシュ兵器たちも文句を言いだします。
美琴はクタルーラリア共和国の現状は寄せ集めなので支配される事はない。
クタルーラリア共和国の財産を使って自由を満喫できると教えてあげます。
これを聞いたクタルーラリア共和国に所属しているガーリッシュ兵器が戦闘後に話し合いをしましょうと要求してきました。
何とか連携して攻撃できる体制が維持されました。
予定通りに支配者の顔周辺にサーモバリック爆弾を撃ち込み始めます。
巨大な炎が上がっているんですが倒れません。
戦闘機なので搭載できる爆弾に限りがありました。
倒せないかもしれないと不安になると前回の戦闘で逃げ遅れた地上部隊から連絡が入ってきました。
通信を傍受していたようでサーモバリック爆弾で窒息させると知ってたね。
海上に居る戦艦からも艦砲射撃をしてくれる事になりました。
激しい砲撃が行われて支配者は顔を腕で覆いました。
美琴は支配者の背後から足を攻撃するように指示します。
振り返らせて転倒させて海に落とそうと考えました。
顔から海に落とす事に成功します。
顔を上げようとしたら攻撃して呼吸させないようにしようと待ち構えます。
5分以上経過しても顔を上げませんね、支配者の周囲から気泡が発生しています。
美琴達は支配者が海水を使って酸素と水素を自前で調達しているのに気が付きます。
溺れさせる事はできないと分かってしまったね。
支配者が立ち上がりました。
窒息させる事は不可能、作戦は最初から間違えていた?焦りが広がります。
偵察時の戦闘映像を解析していた操祈が可能性に気が付きます。
支配者が激しく動く時に二酸化炭素を排出していない事が判明しました。
操祈は美琴に耳を攻撃しろと命じます。
不思議に思っている美琴に支配者が激しい動きをするときに二酸化炭素を排出しない事を伝えます。
耳から体内に圧縮された酸素を撃ち込めば体内で問題が起こりそうだと指摘します。
呼吸量の限界を超えた空気を無理に流し込めば強烈な振動が発生して自身の声で喉を引き裂くはずよぉ。
美琴は婚后が改造したレールガンSを支配者の左耳に撃ち込みました。
支配者は前のめりに倒して動かなくなりました。
美琴が「撃破一。対象は『支配者』!!」と伝えると歓声が爆発しました。
イザナミから美琴達一〇一飛行小隊に帰投命令が出ます。
美琴はガーリッシュ兵器に共闘していた空母シャルルドゴールの指示に従えと命じてイザナミに帰還しました。
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行間 ■■女神■■■■■■■■■の逆襲
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美琴と操祈は知らない場所に立っていました。
そこに美琴よりもおっぱいが薄い帰還女神ディスヴァレリーネと名乗る女性が現れました。
彼女を一目見ただけで美琴は親近感を抱きます。
美琴の視線に気づいたディスヴァレリーネが不遜だぞと文句を言ってきます。
美琴は自分よりもムネが小さい人はタイヘン珍しいのでつい温かい目を向けてしまったと言い訳します。
ディスヴァレリーネは二度目と言って目を吊り上げています。
操祈が彼女が謎空間のホストみたいだから刺激するな。
貧乳って自分力の武器にできたんだーとか適当に褒めておけばいいのよと助言します。
ディスヴァレリーネは三度目で残機はおしまいですのよ?と警告してきました。
これ以上揶揄うと不味いみたいね。
ディスヴァレリーネから貸与した仮装空母、揚陸艦、ステルス機はどうでしたか?と聞かれます。
美琴達が使っていた出所不明なそれらはディスヴァレリーネが用意したものでした。
美琴と操祈は自分たちをどうするのか質問します。
ディスヴァレリーネはボーナスステージを用意してある興味ありませんか?と聞き返してきますね。
美琴と操祈は元の世界に戻りたいと伝えます。
ディスヴァレリーネは本当にそれでいいのか?
元の世界に戻っても不幸が待っているだけだぞと言ってきます。
更に美琴と操祈は『皆様が良く知る』二人ではないと怖い事を出だします。
美琴と操祈は自分たちが普段から飛行訓練をしていると思い込んでいました。
学園都市も訓練学校の巨大な集まりと認識しています。
二人が居た世界は弾幕シューティングの世界で生き残れる確率が極めて低いようです。
美琴と操祈は元の世界への帰還を希望します。
ディスヴァレリーネは次の異世界転生があるとは思わないでくださいねと言ってきます。
転生できなかった場合は何ともラッキーな天国で永遠に暮らせますと教えてくれます。
美琴は異世界転生なんか繰り返す必要はないわよね。
鑑定スキルとかハズレ職業とか色々工夫して暴れている方々に謝れ!!と謎な反論をしています。
操祈は変な俺様最強モードなんか追い求めないで楽しい天国コースに向かった方が幸せじゃないかしらと言っています。
確かにそう思えますがディスヴァレリーネから完全な悟りを開いた人間種族ならば天国に行けるがそれ以外は地獄行きだと言われました。
美琴と操祈は元の世界に戻してってお願いを撤回しようと思っているような?
美琴が自分たちをスローライフが送れる世界に転生させて何をさせようとしていたの?と問いかけます。
相手の胸が自分よりも小さいので美琴は終始上から目線ですね。
自分の事とお尻属性だね需要はあるよ育ち過ぎた巨尻ちゃんと馬鹿にしてくる低身長爆乳メス猫への壮絶なるリベンジなんだ。
死んで最強モードで転生以外の方法でも人の魂は救えると証明できればあのメス猫が涙目になるのは分かり切っているのですからと教えてくれました。
目がマジですね。
思わず本音を漏らしてしまったディスヴァレリーネは慌てて誤魔化す事にしたようです。
御坂美琴と食蜂操祈をセットで別の世界に飛ばして何もないスローライフに閉じ込めればドロドロ共依存モードに確変入ってイヤでもイチャイチャするんじゃないかーって☆
苦しくてもこの誤魔化し方は不味かったね。
操祈がリモコン一つで女神を洗脳して棒立ちにし、美琴が超電磁砲でぶっ飛ばしました。
ディスヴァレリーネは逆鱗に触れたようです。
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終章 行動提案書3041・最終リザルト
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ディスヴァレリーネが報告を行っています。
美琴と操祈を地獄の弾幕シューティング世界から救い出すのが目的だったようですが失敗しました。
美琴と操祈は元の地球に帰還しました。
そこは弾幕シューティングの世界で二人が生き残れる可能性はありません。
自分の世界に戻って来た美琴と操祈は元気に戦い始めています。
ディスヴァレリーネが不穏な独り言を言っています。
これで終わりではない、本気をだした帰還女神ディスヴァレリーネを舐めてもらっては困りますの☆
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終章の後に
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美琴と操祈が帰った世界は人類が宇宙に出た世界なのね。
宇宙に出た事で『連中』に察知されました。
この『連中』が美琴たちが戦っている相手のようです。
絶対に勝てない相手なのですが帰還女神ディスヴァレリーネが気紛れな贈り物をしてくれました。
それによって可能性の芽が出てきたみたい。
異世界で美琴が率いていた一〇一飛行小隊に所属していたナマイキ04が連れてこられたようです。
彼女は完全なステルス性能を持っているので敵味方双方に捕捉されていません。
迷子になっているようで一〇一飛行小隊の皆様はどこに?と泣いています。
成分表
成分 | 含有量(5:多い、1:少ない) |
美少女 | 5 |
敵戦力 | 5 |
科学 | 5 |
魔術 | 3 |
幻想殺し | 1 |
ラッキースケベ | 5 |
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