ラノベの感想) クロの戦記 15 異世界転移した僕が最強なのはベッドの上だけのようです (HJ文庫)
概略:
偽ナイトレンジャーを任せてあるスヴェール一座がイグニスの元にやってこないのでクロノが焦っています。
クロノはイグニスに指摘されたくなくて散歩にでるんですがイグニスと遭遇してしまいます。
散歩の途中でエレインの部下に会い伝言を預かります。
ナイトレンジャー関連の商品を引き取りに来て欲しいと言われます。
イグニス将軍がこれから取りに行こうと提案してきました・・・断れません。
集積場にあるシナー貿易組合の倉庫に取りに行くとエレインに会います。
エレインはナイトレンジャー関係で協力できると言ってくれます。
イグニス将軍の屋敷に戻ってくると門柱の影から座長のミュラが屋敷を見ていました。
クロノが声を掛けるとミュラは飛び上がって驚いています。
イグニスにミュラを紹介すると屋敷で今後の計画を詰める事になります。
イグニスはミュラにナイトレンジャー興行を任せる事にします。
ナイトレンジャーはスヴェール一座が演じる事になりシオンは項垂れています。
シオンはクロノに対して貢献したいようですね、何かをしているって手応えが欲しいみたい。
クロノはちょくちょくシオンを励まし距離を縮めているよ。
エレインもシオンを応援する為に色々しているようです。
レーベル | HJ文庫 |
発行日 | 2024/11/1 |
著者 | サイトウアユム |
イラスト | むつみまさと |
ISBN | 978-4-7986-3673-3 |
雰囲気 | 予定外、混浴未満、頭脳プレー、張りぼて、暴発、裏切り、武闘派巨乳戦士誕生、新神殿、引き取り、奢りと仕置き |
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序章『懊悩』
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クロノが懊悩しています。
偽ナイトレンジャーを任せてあるスヴェル一座がイグニス将軍の元にやってこないからです。
イグニス将軍はその事について何か言いたそうにしています。
このままではナイトレンジャーグッズが在庫となってしまいます。
クロノは散歩に出れば事態が好転するかも知れないとありもしない幸運に期待しています。
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第一章『偽ナイトレンジャー、再び』
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クロノが外に出るとリオとレオンハルトが訓練を行っていました。
クロノはレオンハルトから対戦を申し込まれるのを嫌い逃げようと考えますがフェイに見つかってしまいます。
仕方なく二人の訓練を見学する事になりました。
そこに顔を合わせたくないと思っているイグニス将軍までやってきてしまいます。
レオンハルトから手合わせして欲しいとお願いされますね。
クロノは部下の前で負けたくないので断りたいと考えます。
イグニス将軍からも挑まれてしまいます。
上手く二人との手合わせを回避する方法を考えたクロノはフェイと訓練すると言い出します。
必勝を期すためにフェイを散々挑発してから勝負を開始しました。
フェイは神官さんの歩法を習得しているのでクロノには負けないと言っていました。
クロノは神官さんにおっぱいダイブをかまして勝った事があるみたいね。
戦闘中にフェイはクロノがおっぱいダイブと叫ぶと胸を庇って隙を作ってしまいます。
クロノはフェイにタックルを決めて勝利しました。
負けたな何でも言う事を聞くとの賭けをしていたのでクロノはお風呂で何かして貰おうとしますね。
フェイは騎士としてお役に立ちたいと言って拒否してきます。
リオに護衛を交代して欲しいと泣きついています。
リオは余裕があるのでフェイに護衛役を譲りました。
フェイがクロノの腕に抱き着こうとすると護衛だぞと言って警告しています。
クロノはイグニス将軍から逃げたくて視察に向かうと言い出します。
イグニス将軍が付いてくるね。
酒場の前を通りかかった時に神官さんが軒先で項垂れていました。
クロノは無視する事にします。
フェイから苛めは良くないと言われますが無視すれば神官さんが追ってくるから問題無いと返します。
前を通り過ぎても神官さんは追ってきませんね?
クロノが振り返ると追ってきた神官さんとぶつかりました。
神官さんは後ろに倒れたようでフトモモが露わになっています。
クロノは神官さんの肩に手を置いて拝もうとしていますね。
視線は神官さんにバレて手を叩かれました。
クロノは神官さんが軒先で項垂れていた理由を言い当てます。
神官さんはクロノの鋭さに恐怖していますね。
神官さんもクロノに付いてくる事になります。
シオンが炊き出しをしている場所を見に行きます。
活気が出てきて炊き出しを利用する人が減ったらしくシオンが項垂れていました。
クロノはシオンの行いが困っている人たちが日常を取り戻す手助けになっていると励まします。
イングニス将軍もシオンの行いを高く評価しました。
シオンが炊き出しを行っているから人を集める事ができたと評価します。
シオンが少し元気になりました。
シナー貿易組合のスペースに向かうとエレインの部下であるシアナが出迎えてくれます。
エレインからの伝言としてナイトレンジャーグッズを取りに来て欲しいと言っていたと教えられます。
イグニス将軍に隠したかった事なのですがばらされてしまいます。
商品が届いていると知ったイグニス将軍がこれから取りに行こうと言い出してしまいクロノは断れなくなりました。
クロノ達は馬車にのって原生林にある集積場に向かう事になります。
シナー貿易組合が使っている倉庫に向かうと木箱が外に出されていました。
クロノはナイトレンジャーの関連商品だと予想します。
引き取らないと野ざらしにされると理解してエレインに呪いの言葉を吐いています。
倉庫の中に居たエレインと話す事になりました。
クロノはシオンの噂を広めてくれたのはエレインではないか?と質問しました。
エレインはクロノの察しの良さに呆れています。
シオンはエレインに憧れていてエレインもそれに気付いている節があります。
何とか彼女をサポートしたいみたいですね。
エレインなので自身の利益も織り込んでありました。
手形はクロノの領地がシナー貿易組合でしか換金できません。
シナー貿易組合の隣には紳士の社交場が併設されているので情報を抜ける仕組みになっています。
その情報によると神殿の動きがおかしいそうですよ。
エレインはクロノが頭を抱えているナイトレンジャー関連についてフォローしてくると言っています。
クロノ達はイグニス将軍の屋敷に戻ってきました。
門柱の影にスヴェル一座のミュラが隠れているのが見えました。
クロノは彼女の爆乳で見分けています、あれはミュラだ。
クロノが背後から忍び寄り肩を叩くとミュラは悲鳴を上げます。
クロノがニコニコ笑顔で待ってたよと告げると震えはじめるね。
クロノはイグニス将軍に彼女を紹介しました。
イグニス将軍はミュラをお客として屋敷に招待してくれます、ミュラは逃げられなくなりました。
イグニス将軍はミュラにナイトレンジャーを任せたいと提案します。
イグニス将軍に評価されている分かり高揚しているミュラは引き受けてしまいます。
引き受けてしまってから目的が何であるのか不安になりますね。
質問してくるんですがイグニス将軍にも上手く答えられませんでした。
ナイトレンジャーは元はマッチポンプとして始めたんですが興行と勘違いされてからは民衆を楽しませて支持を得る方向にシフトしています。
この場では今後の計画を決める事はできないので後日相談する事になります。
ミュラが泊っている宿まで送ってあげる事になります。
夜シオンが入浴する為に風呂場に向かいます。
シオンはアクアと自分を比べてしまい落ち込んでいました。
気が重そうに脱衣所に入るとフェイがウロウロしていますね。
シオンが入力しにきたと知ると先に入るように促してきました。
シオンが首を傾げながら脱衣所に入ります。
神官服を脱いで浴室の扉をあけるとクロノが浴槽からこちらを見ていました。
フェイは訓練で負けたので風呂でサービスする事になっていたのね。
シオンは「ぴょッ!」と変な声を漏らしてしまいます。
失礼しましたと言って逃げようと考えますが思い留まります。
クロノとシオンは交際しているのでここで戻るのはおかしいのでは?
背中くらいはながすべきでは?と考え頑張ります。
シオンがお背中をお流ししましょうか?とどもりながら問うとクロノはお願いしようとかなと答えます。
動揺した風もなく風呂イスに座りました。
シオンがどうすれば良いのか問うとクロノは石鹸の泡をたっぷりおっぱいに塗って背中に押し付けて下さい、と言ってきます。
刺激が強すぎますね、シオンは「え!?」と驚いてしまいます。
クロノは冗談です垢摺りを泡立てて背中を洗って下さいと言い直しました。
シオンが戸惑わなければおっぱいで洗って貰ってたよな、いやー羨ましい。
シオンが背中を流し始めるとクロノが、また何かあった?と問いかけてきました。
シオンは自分がしている事に自信が持てない話をしていますね。
クロノはシオンの感じている無力感はシオンにとって当たり前すぎて「何かした」と思えなくなっているからでは。
救われた人に目を向けて見たらいいんじゃないかな?と助言します。
シオンが考え込んでいるとクロノが振り向いてきました。
クロノの下半身が元気になっているのが目に飛び込んできます。
クロノがシナー貿易組合での続きをして欲しいとお願いしてきましたね。
シオンが元気になったのでお願いするタイミングは良いように思えますね。
シオンは付き合っているので鎮めて差し上げねばと考えてクロノの下半身に手を伸ばしてきます。
そこに神官さんが入ってきました!!
神官さんが、どうして二人がここにいるんじゃ!?と質問してきます。
クロノは折角いい所だったのに、と文句を言ってますね。
クロノが立ちあがると神官さんが「ぎゃーッ!」と悲鳴をあげています。
クロノが折角ですから責任と取ってもらいましょうと言っています。
何をさせるつもりじゃ、と怯える神官さんに、体を洗ってもらうだけですよ、と答えています。
クロノはシオンと神官さんの二人に洗って貰ったのか?
シオンはクロノが嘘を吐いていると察しています、元気ですからね。
神官さんとクロノが睨み合っていたので洗っては貰えなかったのかも。
アルブスが五合会に出席します。
真紅神殿の大神官ルーフス、翠神殿の大神官ウィリディス、黄土神殿の大神官フラウムが既に席に着いています。
蒼神殿の大神官レウムは遅れてやって来ました。
遅れてやって来た癖に会議の主導権を握ろうとしてきます。
アルブスはレウムが口を滑らせて秘密にしていたクロノの存在をばらすように仕向けたようですね。
イグニス将軍がクロノを率いれた事が露見しました。
重大事項を隠していた事を非難されています。
神殿派が困っているのは盗賊団の根拠地を破壊しても税収が戻らない事でした。
盗賊団は取り逃がしているので倒す必要があります。
軍を動かす必要があるんですが誰が責任を取るかが問題になります。
アルブスは重大事項を隠していたレウムには大神官の地位を降りて貰うと言い出します。
後継者にはレウムの指名する人物を推すと約束して責任を負ってもらう事が決まります。
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幕間『暗躍、アリデッド盗賊団』
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アリデッド、デネブ、デュラン、ブルーノがマルカブの街にやってきました。
アリデッドが大声で、戻って来たと叫んだので門兵に怪しまれます。
デュランが金貨を握らせて黙らせています。
アリデッドが周囲を気にせずに行動するので苦労しているねー
アリデッドの目的地はシボシ商会です。
アリデッド以外のメンバーは彼女が何をしたいのか知らされていません。
騒ぎになると不味いので黙って付いて行っています。
シボシ商会には店主しか居ませんでした。
その店主がアリデッド盗賊団が最初に襲った商人でしたよ。
アリデッドはラングルという店主の名前を言い当てます。
食料をもらったときに書類を盗み見ていたんだと字が読めるアピールをしています。
アリデッドはラングルに金貨を渡して炊き出しをして欲しいとお願いします。
ラングルは拒否しようとしますね。
アリデッドは神殿騎士が何か怪しげな行動を取っているのは知っているぞと伝えます。
ラングルはアリデッドが神殿騎士の行動を邪魔しようとしていると考えます。
酒場で神殿騎士のクソどもがフォマルハウト領に攻め込むって得意気に話しているのを聞いたんだろと確認してきました。
アリデッドは本当に善意から炊き出しを頼んだようですが、初耳の情報を掴んでしまいました。
アリデッドが自分が売られたのに断ろうとするとはその意気やよしと伝えます。
ラングルは自分の商会を見つけられた事を仲間に売られたと思い込みました。
アリデッドのお願いを聞いてくれる事になります。
交渉が終わるとアリデッドはあと二、三軒回ったら逃げ出そうと言っています。
騒ぎになる事を前提としての計画なようで夜逃げするつもりです。
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第二章『張り子』
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ナイトレンジャーの興行が再会されました。
スヴェル一座の座長ミュラが悪の女幹部役をしています。
爆乳女幹部、適役ですねー
シオンは興行を見ながら自分がナイトレンジャーをやって来た時を思い出して項垂れています。
クロノやイグニスにサポートして貰ったのに自分は上手く演じられなかったと落ち込んでいます。
溜息を吐いているとアクアに心配されてしまいます。
シオンは思い切って彼女に悩み相談をしてみる事にしました。
かなり思い切ってますねー・・・シオンはアクアに「男性としたことがありますか?」よ聞いてみます。
アクアはギョッとして固まります。
あるわよ、と答えると、誰とですか?と喰い付いてきました。
アクアはイグニスとと答えます。
シオンは必死なのか、どうやって?具体的な内容を聞きたがります。
アクアは軍に入る前に私の方から切り出したの、と答えます。
どう切り出したのか質問されたので、軍に入ったら誰に奪われるか分からないからみたなことを、と答えます。
シオンは愛はあったんですか?と問いかけます。
アクアは、愛はなかったかも知れないわね、ただ恋はしていたと思うわ、と答えます。
うーん、何かなー、シオンの聞きたい事と、アクアの答えに齟齬がないですかね?
ナイトレンジャーの興行が終わるとシオンが声を掛けられます。
声をかけてきたのは炊き出しに来てくれているザッカという男性です。
二人は初めて名乗る事になりました。
ザッカは荷運びの仕事をしていて暮らし向きがマシになりました。
シオンの手を見ていて彼女が苦労していると気付いたようですね。
炊き出しのお礼にと言って銀貨を差し出してきました。
シオンは炊き出しの資金はイグニス将軍に出して貰っているので受け取れません。
それはザッカさんが生活を立て直すのに使うべきお金ですと伝えます。
ザッカはシオンの心遣いに感謝しているようですね。
シオンに感謝以上の気がありそうにも見えますが。
ザッカが帰って行くとクロノが声をかけてきました。
クロノはシオンがナイトレンジャーの見事な興業を見て自分はダメダメだと落ち込んでいるのでは?と思って声をかけたと言ってきます。
シオンは心配してくれた事を嬉しく感じると同時に見透かされているようで恥ずかしくなっています。
初、良いなーシオン。
シオンはザックとの会話をクロノに教えて彼からのお礼を受け取らなかった事を教えます。
クロノはそれで正解だよと言っています。
シオンが炊き出しに並んでくれるという表現を使う事をシオンらしいと褒めてくれます。
早馬が通過するのを見たクロのがイグニス将軍の屋敷に戻ると伝えてきました。
シオンは何かがあったと理解しますが自分が行っても役に立てないと躊躇しています。
そんなシオンにアクアが声をかけてきました。
行かないと炊き出しの今後も勝手に決められてしまうとシオンを促してきます。
シオンはアクアに付いて行く事にしました。
途中でエレインも合流します。
彼女はどちらかと言うと積極的に関わろうとしているような?
クロノはミノに連絡して、シロ、ハイイロ、フェイ、リオ、レオンハルト、に招集をかけて貰います。
途中でイグニス将軍と合流してきました。
イグニス将軍はナイトレンジャーの興行を見る為に街に来ていました。
イグニス将軍の屋敷の食堂で緊急会議が開かれる事になります。
会議室はエレインのシナー貿易組合に倉庫として貸し出しているので使えません。
会議室に、アクア、シオン、エレインが駆け込んできました。
彼女達は自分たちも関係者なので会議に参加する資格があると言っています。
イグニス将軍が認めたので参加する事になりました。
早馬が持ってきたのは神殿派がイグニス将軍の領地との領境で軍事演習を行うって話でした。
対応を協議する事なります。
敵の狙いがイグニス将軍、クロノ、シオン、エレイン、だと予想されます。
イグニス将軍とクロノは今回の支援のキーパーソンなので死んだら支援が無くなると考えられます。
シオンの所属しているケフェウス帝国の黄土神殿と神聖アルゴ王国の黄土神殿とは別組織なので狙われました。
エレインは手形経済を作り出したので狙われています。
逃げるのが一番良い手なのですがシオンが逃げたくないと言い出しました。
シオンは炊き出しによって生活を立て直せそうな人たちが出てきたのにここで逃げたら彼らを失望させる事になってしまう、それはできませんと言っています。
エレインは手形を発行したまま逃げたのでは信用を失って神聖アルゴ王国では商売ができなくなるので逃げられません。
クロノは二人を守る為に作戦を考え出す事になります。
張りぼての砦を築いてイグニス将軍に威嚇してもらう事にしました。
クロノの発想力にイグニス将軍たちは驚いています。
翌朝アクアがイグニスの命により国王に謁見する為に出発します。
シオンに促されてクロノは眠い目を擦って見送りに出る事になりました。
アクアとイグニス将軍の背中が痒くなるラブラブ空間が発動しそうな予感がしますね。
シオンが励ましの言葉をかけると嬉しそうにしていますがクロノの言葉には苦虫を嚙み潰したような顔をされました。
邪魔に感じているみたいですね・・・
といってもイグニス将軍は鈍いのでアクアの気持ちに気付いていないようですね。
シオンとクロノが、いってらっしゃい、と伝えてもアクアは動こうとしませんでした?
イグニスが挨拶を贈らないからなんですが当の彼は気付いてません。
クロノに促されて「無理はするな」との言葉を贈りました。
行軍中の神殿派は食糧難なようですね、腹を空かせて行軍していました。
クロノが作った張りぼての砦を目にして行軍が止まります。
イグニス将軍が出てきた剣を取り出し威嚇してみせます。
軍を率いていた神殿が後見している指揮官は逃げ出します。
クロノの目論見通りになり神殿派との激突は回避されました。
アルブスが会議に向かう為に聖堂にはいると異端審問官が気が狂っているとしか思えない祈り方をしていました。
彼は縄で自分の首を絞めて祈りを捧げていました。
窒息寸前まで自分を追い込んで天啓をを得た気になっています。
アルブスが会議の場に入るとウィリディス、フラウム、ルーフス、レウムが席に着いていました。
レウムが軍事演習の結果を報告してきました。
イグニス将軍は領境に砦を築いたので戦えなかったと言ってきました?
アルブスは驚愕しています。
アルブスも砦が張りぼてだとは疑えませんでした。
アルブスは次の手を打つ事にしたようです。
兵士が食料を盗んだという話を聞いたと伝えます。
商会が困窮する農村を支援する為に食料を大量購入して炊き出しを行っている。
それで食料が手に入らなくなっていると教えます。
ほうほうアリデッドの作戦が神殿派の足を引っ張る結果となっているのね。
レウムは自分が現場に出て兵士の気持ちを引き締めると言い出します。
アルブスはチャンスと考えるね。
恩着せがましくレウムに異端審問官を貸してあげると伝えます。
レウムは異端審問官を失っているので借りる事にしました。
ウィリディス、フラウム、ルーフスも足並みが乱れるのは宜しくないとして異端審問官を貸し出す事にしました。
どうせアルブスが貸し出すのは自分の首を絞めて意識を飛ばす事に楽しみを見出している変態だろ。
現地でレウムを殺せとでも命じるのか?
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幕間『復活、アリデッド盗賊団』
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襲撃前のデュランが恐怖に震えていました。
見かねたアリデッドが声を掛けてきて周囲を見回せと言ってきます。
周囲を見回してみるとデュランは落ち着きを取り戻せました。
それを伝えるとアリデッドが効果があるのかーと驚いています。
言ってみたかっただけみたいですね・・・デュランはコノヤローと思ってますが少し落ち着いたのは確かなので口には出しません、大人ですね。
アリデッドの掛け声で突撃を慣行します。
何度も掛け声が小さいと言っていたのが不思議だったのですが飛び出したのは五機だけでした。
標的は神殿派の輸送部隊です。
太刀打ちできないので原生林に逃げ込む事になります。
デュランは死ぬ前に何を思い浮かべるのが正しいのか考えアンジェのおっぱいとか背筋のラインとかを思い出しています。
普通にスケベですがそんなもんかもなー
原生林には別動隊が罠を仕掛けてありました。
アリデッド達の逃げっぷりが上手いので神殿派は追ってきて罠にはまりました。
デネブの部隊も上手く敵を釣り上げたそうですよ。
捕まえた神殿騎士はタコ殴りにしてからパンツ一枚だけを残して解放する事にしています。
アリデッドはパンツ一枚を残してあげる事を慈悲深いと自画自賛しています。
デュランはそうかなー?と思ってますが指摘はしませんよ。
アリデッド達は見事にクロノ達をサポートしていますね。
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第三章『慰問』
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クロノはイグニス将軍と神官さんを連れてメラデの街を歩いていました。
神官さんが、自分はここに居ていいのか?と質問してきました。
神殿派の迎撃計画は確認済みなので忘れてしまったようですね。
クロノは二度と忘れないように念押しします。
忘れたら乳首を捻ると約束させています。
神官さんは真顔で言われると怖いんじゃけど!?と戦慄していますね。
これは忘れたら本当にやりそうですね・・・爆乳の乳首を捻るのか―最高ですね!!
クロノはリオたち主戦力は神殿派の精鋭部隊が送り込まれると思われる領境に配置する。
イグニス将軍と自分たちはメラデに留まり囮役を務める。
被害を出さない為にイグニス将軍が撃って出ると説明しました。
クロノとシオンは敵戦力を分断する目的でメラデから逃げる事になっていました。
この計画には神殿派が作戦失敗と認識した時の対策がありません。
クロノは作戦が失敗した場合、神殿派は自棄になって建物を破壊したり住人を殺したりするだろうと予想します。
神官さんは人が良いのかそこまではせんじゃろ?と懐疑的です。
クロノは自分が同じ立場だったら絶対にヤルと伝えます。
神官さんは鬼畜じゃのーと怯えていますね。
その時は住人を守って欲しいとお願いします。
神官さんは己の役割を理解してくれました。
クロノが領境に築かせた砦の中ではナイトレンジャーの版画を配る握手会が開かれていました。
ナイトレンジャーと悪の女幹部が椅子に座っていて握手を行っています。
握手する時に上から見下ろす事になるので悪の女幹部のおっぱいの谷間を見下ろす事になっているみたい・・・羨ましい、ほんと羨ましい。
男達は一様に鼻の下を伸ばしています。
版画は種類があるらしく希少なモノを引き当てた人が奇声をあげて大喜びしていますね。
原画はレオンハルトが描いたようですね・・・多芸だな。
神殿派は砦のある丘の麓に布陣していました。
楽しそうな声が聞こえてきてイライラを募らせています。
神殿派は満足に食料が供給されないので飢えていました。
とても統制が取れているとは言えない状態です。
そこに蒼神殿の大神官レウムが神殿騎士と異端審問官(候補生)を連れてやって来ました。
整列させられてレウムの挨拶を聞く事になります。
アリデッド達にパンツ一枚にさせられて戻ってきた神殿騎士の一団が前に出てきました?
一人の神殿騎士がレウムに話しかけます。
レウムはその男の事を覚えていました。
神聖アルゴ王国でもかなり有名なスロージ商会の三男坊でした。
フィーリウスという名前でレウムに辱めを受けたので砦に突撃して討ち死にする覚悟ですと伝えてきました。
その場に居た一般兵たちは何を馬鹿な事を言っている、内乱になる事を認められる筈ないだろと思っていました。
レウムはそれを認めてしまうぞ!!
レウムとしては一当てするのが目的なので丁度良いと思ったみたいです。
後から認識が甘すぎた事を思い知らされる事になるよ。
フィーリウスは神殿騎士と一般兵を使って突撃する準備を始めてしまいます。
一般兵の間から死にたければ自分だけで突撃してくれと文句が聞こえてきました。
フィーリウスは監督役の大隊長を咎めます。
大隊長が最初は大人しく叱責されていましたが部下たちから言い返して欲しいと言われて覚悟が決まったね。
フィーリウスと殴り合いを始めました。
フィーリウスは抑え込めたんですが彼と同じく辱めを受けたと感じている神殿騎士が戦端を開いてしまいました。
神殿騎士が馬に乗って砦に向かって丘を駆けあがっていきました。
砦は素早く反応して火炎壺を投げ落としてきました。
爆発と炎に驚いた馬が棹立ちになり転倒してしまいます。
神威術士が神威術で強化して突撃を成功させてしまいます。
大隊長と争っていたフィーリウスは砦に向けて神威術で強化した矢として飛ばされてしまい死にます。
レウムはテントの中で長旅の疲れを癒そうとしていたんですが喧噪に気付きます。
部下が報告に現れてフィーリウスの死を伝えてきました。
勝手に戦闘を始めた責任を押し付ける相手が居なくなってしまいます。
困り果てているレウムに白い神官服の男が語りかけます。
戦闘を継続してもらっている間にメラデに向かった別動隊がイグニス将軍に神罰を下します。
イグニス将軍を亡き者にすれば全ては有耶無耶にできます。
レウムはそんな事は不可能だと理解していますが、このまま座していても大神官の地位を奪われ、反逆者の烙印を押されてしまいます。
一縷の望みに賭けて戦闘を継続させると決めてしまいます。
別動隊の話を聞いてレウムは自分がアルブスに陥れられたと察しました。
神殿騎士に乗り込まれてしまった砦内で迎撃行動に変化が起こります。
フェイ、リオ、レオンハルトが助太刀する事になりました。
素性を隠す為に三人はナイトレンジャーに変身して戦う事になります。
フェイが先頭を切り敵を倒したんですが兵士達から落胆の声が上がりました。
彼らは綺麗でセクシーな劇団員のお姉さんがナイトレンジャーの中の人だと思いたいのでフェイでは不満なようです。
フェイは自分たちこそが本物のナイトレンジャーだぞと暴露しかけています。
砦の指揮官であるバンはフェイが賞賛を欲していると察して一早く声援を送りました。
兵士達は即座にバンの意図を察してフェイに賞賛を贈ります。
フェイ、リオ、レオンハルトが連携して乗り込んできた神殿騎士と神威術士を倒していきます。
メラデを目指している別動隊が到着しました。
純白神殿の異端審問官ナナシ、黄土神殿の異端審問官ジウス、翠神殿の異端審問官マラグです。
イグニス将軍が出てきて馬車を逃がしました。
場所に乗っているクロノを見たナナシが豹変しますね?
自分はクロノを殺さなければならない、それが生まれてきた意味なのだ、と言い始めます。
邪魔するなら殺すと脅されてジウスとマラグはナナシが馬車を追うのを認めました。
イグニス将軍がジウスとマラグを同時に相手にする事になります。
ジウスとマラグは片腕のイグニスでは自分たちに勝てないと思っています。
自ら名乗りを上げてきました。
名前も知らない相手に殺されるのは望まないだろとか余裕ぶっこいています。
ジウスとマラグは態度がでかいだけあって強敵でした。
連携も上手く片腕のイグニスは攻め手がありませんでした。
このままでは殺されると察したイグニスが掛けに出ます。
ナイトレンジャーを演じた事がヒントになりました。
イグニスは神威術で失われた片腕を作り出してジウスを上下に両断します。
驚きで固まってしまったマラグを真っ二つにして勝利しました。
イグニスを置いて逃げる事になってしまった事をシオンが嘆いています。
志願して御者をしてくれているザッカがシオンを励ましてくれます。
ザッカはシオンは危険な囮役を引き受けている立派な事だと言っています。
シオンがザッカが志願した理由を問います。
ザッカはシオンに受けた恩義を返したいので志願したと言っています。
馬車に向かって氷の矢が飛んできました!!
馬車は転倒してしまいザッカが瀕死状態になってしまいます。
気を失っていたクロノはザッカに呼びかけるシオンの声で覚醒します。
シオンは神に祈りを捧げてザッカを治療しようと試みますが神は応えてくれませんでした。
神威術は発動しません・・・ザッカは死んでしまいます。
氷の矢で攻撃してきたのは王都に向かったはずのアクアでした!!
クロノがやっぱりアクアさんが神殿派のスパイだったんですねと語りかけます。
アクアがいつから気付いていたの?と問いかけてきました。
クロノは最初からだと答えます。
イグニス将軍と嬉し恥ずかし恋の予感な雰囲気を醸し出す人物がクロノに興味があると近付いてきたので怪しいと察しました。
アクアは父親が病気だったそうです。
家督を継ぐときにも一悶着があり神殿の力を借りたそうですよ。
忠誠心だけではなく体まで差し出す事になったそうです。
しかし既にイグニスとやってたみたいです処女じゃないと分かると中古女呼ばわりされたそうですよ。
神に使える神殿派なんですが随分と下劣な事をしているなー
こんな一派を信じている人が大勢いるなんて信じられませんね。
きっと立ち回りが上手いんだろうなークズの集まりにしか思えません。
シオンは劣等感を感じていたアクアの実情を知ってショックを受けているみたいです。
彼女は心が清いからなーショックは大きそうだ。
クロノとアクアの戦いが始まります。
アクアは将軍職を務める実力はあるので長引くとクロノとの実力差に気付かれてしまう可能性があります。
クロノは短期決戦を挑みます。
会話で時間を稼いでチャンスを作ろうと試みました。
試みは成功してアクアに尻もちをつかせる事に成功します。
殺せるチャンスを得たんですがクロノは躊躇ってしまいます。
アクアはそれを見逃さず氷の矢で攻撃してきました。
クロノは大きなダメージを負ってしまいます。
シオンが駆け寄り母神に祈りを捧げます、己の命と引き換えにしてもいいのでクロノを治してと願ったんですが応えてくれません。
アクアがクロノが攻撃を躊躇した理由を問うてきます。
クロノは同じ釜の飯を食った知り合いだから、それに死ぬ事はないと思ったんで、と答えます。
クロノはアクアに最期のお願いをする事にします。
アクアはシオンの事なら任せて、安全な場所まで送り届けるわ、と言ってきました。
クロノはそれもあるんですが、どんなに辛くてもどんなに自分が汚れていると感じても生きて下さい、とお願いしました。
アクアが、分かった、約束すると答えます。
クロノは満足そうにしているますね、死にそうです。
そこにナナシが到着しました。
ナナシの顔を見たアクアが驚いていますね。
アクアがナナシにクロノの治療をお願いしてくれます。
ナナシは彼には聞きたい事があるんでと言って承諾してくれますよ。
治療は始める前にナナシを見たアクアが驚いていた理由を問うてきます。
アクアは知っている人に似ていたのよ。
ケフェウス帝国の貴族よ、マルカブの近くにある丘で捕虜になって情報を吐かせる為に純白神殿に連れて行かれたわ、その後の事は知らない、と答えます。
それを聞いたナナシは自分の素性を思い出したようです。
クロノに殺意を抱いていた事も思い出しました。
治療する義理は無いクロノを殺すと告げてきます。
アクアはナナシの首を斬り落とそうと試みます。
剣は首を斬り落としかけますが皮一枚で繋がっていました。
ナナシが首を斬られながらアクアに肉薄して彼女の腹を隠し持っていた短剣で何度も刺しました。
アクアも倒れてしまいます。
朗らかな笑みを浮かべてシオンにクロノの前からどけと言ってきます。
シオンが拒否すると祈りなさいと命じてきました。
シオンは黄土にして豊穣を司る母神に祈りを捧げようとします。
それがナナシの怒りを買う結果となります、まあ当然ですよね。
彼が仕えているのは純白にして秩序を司る神ですからね。
自分が命じたのに何で秩序を司る神に祈りを捧げないのかと喚いて折檻してきました。
持ってた木の棒でシオンを殴りつけてきます。
シオンはクロノ上に倒れ込んでしまいます。
他の神に祈りを捧げられて相当に切れているようで何度もシオンを折檻してきました。
シオンはダメな自分なりに頑張ったよなーもう死んでもいいよなーと心が折れそうになっています。
下敷きにしているクロノの心音が聞こえてきました。
シオンはもう一度母神に祈りを捧げますが結果は変りません。
死を間際にしても自分の声は神に届かないと分かり涙が零れます。
やがてクロノの心音が聞こえなくなりシオンの頭の中は真っ白になります。
そして母神の声を聞く事になりました。
母神はシオンを食べようとしたみたいですね、シオンはそれを拒否します。
自分を食べようとしたのでシオンは、お前を寄越せ、と念じました。
するとシオンは神威術を使えるようになりましたよ。
シオンはナナシに帰ってもらえませんか?と問いかけます。
ナナシの答えは当然ノーです。
シオンは戦って退けます、と宣言しました・・・シオンが雄々しく変身したな。
シオンが「神器召喚」「抜剣ッ!」と叫ぶと大鎌が現れました。
魂を刈り取る大鎌の様に見えるね。
ナナシも「神器召喚」「抜剣ンンンッ!」と叫び処刑剣を出現させます。
シオンとナナシが神器を振り回して激闘を開始しました。
アクアは剣戟の音で意識を取り戻します。
アクアは神器を使って戦う二人の姿に驚愕しています。
神威術士が神器を使って争うなど歴史書にさえ記されていません、シオンはそれだけ凄い事をしているのね。
シオンは裂帛の気合と共に大鎌を一閃させています。
いつもオドオドしていたシオンとは思えませんねー
大鎌を振り回しているって事はですよーシオンの巨大なおっぱいもブルンブルンと揺れているって事だよねー
正面切って戦っているナナシがさぞ眼福だろうね。
今のナナシはおっぱいに興味なさそうなのがなーシオンのおっぱいの無駄遣いにしか思えん。
もっと価値を見出してくれる相手に使って欲しいよなー
アクアがクロノの姿が消えている事に気が付きます。
クロノはシオンと連携する為に動きだしていました。
激闘を続ける二人に姿を消したクロノが声を掛けます「シオンさん」
シオンはきょとんとしているなー
ナナシは注意を逸らす為の策と気付いて激昂しています。
ナナシはクロノの隠れている場所を特定して攻撃を仕掛けます。
ガラスの割れる音がしてクロノが出てきました。
クロノは二人の戦闘の余波を受けてボロボロになっていました、痛みに耐えてこの瞬間を待っていたみたい。
ナナシが恨み言を言ってきますがクロノは取り合いません。
ナナシに向けて突きを放ちます。
それをナナシが神威術で作った壁で受け止めます。
ナナシはクロノを殺せると思ったようですがクロノは切っ先に刻印術の力を集中させてありました。
白い壁が砕けでクロノの剣がナナシを貫きます。
ナナシがクロノが俺の誇りを奪った!と叫びますがクロノは無言です。
シオンさんと声を掛けます。
シオンが大鎌を一閃させてナナシの胸を浅く斬り裂きます。
黄色の光がナナシに押し寄せて呑み込まれます。
ナナシが「神よ!神よッ!神よぉぉぉぉッ!」と救いを求めましたが崩壊は止まりません。
ナナシは光の中に消えました。
シオンが強敵を倒したねーアルブスが秘策だと思っていた強敵です・・・シオン凄い。
今ならナイトレンジャーの中の人になっても大うけかもしれない。
領境の砦での戦闘は神殿派の敗北で終わりました。
レウムは項垂れています。
大隊長がそろそろ神殿に戻られては?と声を掛けます。
レウムは「そうだ!」と言って立ち上がります。
砦を指さして「突撃せよ!」と命じてきます。
大隊長は「無理です」と即答します。
レウムはイグニス将軍を殺せば何もかも有耶無耶にできるんだぞ!まだ間に合うッ!と主張します。
大隊長が否定しようとすると、開き直ったね、もういい!お前には頼まんッ!
数歩歩いて踵を返すを繰り返しながら作戦を練り始めています。
そこに豪奢な箱馬車がやってきました。
神殿騎士とは比べ物にならないくらい洗練された動きをする護衛の騎士がついています。
護衛の騎士が扉を開けると女性が出てきました?
出てきたのはエレインです?
エレインは馬車を降りると「どうぞ、陛下」と言って手を差し出します。
「すまんな、エレイン殿」と礼を言って馬車から降りてきたのはマグナス国王でしたよ!!
マグナス国王はレウムにこの惨状の理由を問います。
レウムは演習でございますと誤魔化そうとしますが無理ですよね。
マグナスはまるで戦争ではないか?もしや、と言ってレウムの謀反を疑います。
レウムは内乱を起こそうなどとは露ほども考えていません、イグニス将軍の陰謀なのですッ、と答えます。
確かに内乱は不味いと思ってたけどさー白い神官服の男に唆されてヤル気になってたじゃん、擦り付けにしか聞こえないよなー
マグナスは「よい」と短く答えます、何が良いのか全く分からないのでレウムは不安に飲まれています。
さしものレウムも何が良いのよとは聞き返せません、権威に阿る小悪党っぷりが露呈してますね。
マグナスは七日後、他の大神官と共に登城せよ、申し開きはそこで聞く、と命じました。
レウムには「は、はい」と答えるしかありませんでした。
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幕間『解散、アリデッド盗賊団』
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アリデッド盗賊団の第二拠点が活気づいています。
ビールが振舞われてアリデッドから盗賊団の解散が宣言されました。
デュランは軽そうに見えて開示すべき情報と秘匿すべき情報を区別しているアリデッドに驚いています。
アリデッドはクロノから神殿の刺客を返り討ちにしたとの連絡があった事を伝えています。
帰るまでが作戦ですみたいな、と言って油断しないように注意してから乾杯しました。
デュランの元にブルーノがやって来ました。
お互いに今後の身の振り方を話し合っています。
二人は元々近衛騎士になりたくて作戦に参加していました。
デュランは軍を辞めて事務官を目指そうと思っていると伝えます。
ピスケ伯爵が再就職の支援をしてくれるという話に乗る事にしたそうです。
エラキス侯爵領で働こうと思っていると付け足します。
ブルーノは騎士を続けるそうですが第十三近衛騎士団に行く事にしたと教えます。
アリデッドとデネブが所属しているクロノが団長を務める騎士団ですね。
行き先が同じで嬉しそうにしています。
デュランは何度もアリデッドチョップを喰らって騎士は向いてないと気付いたみたいな。
ブルーノはクロノの施策が優れていると気付いて希望をしたようです。
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第四章『新しい神々』
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クロノはレオンハルトに護衛されながらメラデを視察しています。
ナイトレンジャーとその後で行われるグッズ販売に多くの人が集まっています。
周辺の村々や領地から人々が集まってきています。
ナイトレンジャーが始まるとクロノはその場を離れました。
イグニス将軍がマグナス国王と謁見する日でもあるのでクロノは心配になっています。
レオンハルトはイグニス将軍が最終目的に気付いていることを祈るしかないよと言っています。
卸売市場が見えてきました。
そこではエレインとシアナが商人達の対応に追われています。
クロノはバンからエレインがマグナス国王と同じ箱馬車で乗り付けたと報告を受けていました。
どうやったのか聞きたいのですが話しかけるのはやめます。
広場に来るとシオンが複数の女性たちと炊き出しの後片付けをしていました。
クロノに気付いたシオンがやって来ました。
レオンハルトが気を利かせてくれますね、急ぎの用を思い出したので護衛をシオンに任せたいと言ってきます。
シオンが大丈夫です!と答えました。
炊き出しを手伝っている女性たちから先に上がってもいいと言われたので問題ないそうですよ。
シオンが腕を組んでいいですか?ときいてきました。
クロノがどうぞどうそと答えるとおっぱいを押し付けてきました!!
クロノはこれはシオンからの次の段階に進みましょうって意思表示では?と考えます。
決めつけはまずい、合意を取らねば、と考え直します。
すぐに目的地である神官さんが足繫く通っている酒場が見えてきました。
神官さんはイグニス将軍と一緒に王都に行っているので入っても大丈夫です。
クロノがちょっと寄ってかないと声を掛けようとしているとシオンがクロノの体調を心配してきました。
クロノがシオンが治癒してくれたので調子がいいと答えます。
どんな理屈で治癒されるのか不明なので後遺症が怖いですが・・・
クロノの体調に問題がないと分かるとシオンがガッカリした様子になります。
クロノはシオンが誘っていると察します。
調子が悪いと嘘を吐いてシオンと共に酒場に入りました。
そこは宿屋を兼ねています。
店には掃除をしているミレルしか居ませんでした。
シオンがクロノが体調を崩したので休ませて欲しいとお願いします。
二人の様子を見たミレルは全てを察してくれますね。
シオンにおっぱいを押し付けられながらクロノは部屋に入りました。
もうこれは間違いないねシオンは誘っているよね。
シオンが腰をかがめてベッドを整え始めます。
クロノの眼前でシオンのお尻が揺れていますね・・・クロノは優しくしなければと考えてましたが無理でした。
魅惑的すぎたのでガシッとシオンの腰を掴んでしまいました。
シオンが動きを止めて体調が悪いんじゃ?と問いかけてきます。
クロノはあれはシオンを誘い込むために嘘を吐きましたと明かします。
シオンがどうしてそんな嘘を?と問いかけます。
様式美ってやつだよな。
クロノはシオンに体を起こしてとお願いします。
シオンが体をおこすとクロノは下からシオンのおっぱいを持ち上げます。
ずっしりとしていて柔らかいそうです。
クロノが、こんなけしからんおっぱいを押し付けてきたくせにどうしれも何もないですよ!けしからん!けしからん!けしからんおっぱいだッ!
シオンはノリが良いですね。
あーん!ごめんなさーい!こんなけしからんおっぱいでごめんなさーい!と謝ってきました。
クロノは「うぉぉ・・・」と言って手を止めてしまいます。
手を止めるとシオンが不満そうに、もう止めちゃうんですか?ときいてきます。
クロノは、続けますが、割と馬鹿っぽいことを言ったのに躊躇せずに繰り返してくれたので、新鮮な喜びを感じてね、と答えます。
シオンはちょっと高めの、それでいて鼻に掛かったような声で返答してくれるのでクロノは感激したみたい。
クロノは、たわわに実らせたおっぱいで、露出度高めのドレスを着たり、破廉恥な接待やお風呂プレイを仕掛けたりしたくせにお預けなんて悪い子!
シオンさんは悪い子だよ!と続けます。
シオンは、おっぱいを実らせてごめんなさい!破廉恥な真似してごめんなさーい!シオンは悪い子ですうッ!と応えてくれます。
ノリノリですなー
クロノはシオンの破壊力の凄さに大きな衝撃を受けています。
クロノはおっぱいを堪能する事にしました。
シオンが切なそうに太股を擦り合わせていますね、手を伸ばすとスカートの上からでも分かるほどじっとりと湿っています。
シオンが「ああ、ごめんなさい。クロノ様が欲しくて、毎晩、自分で慰めてました」と告白してきました!!
狙ってやってる?それとも天然!シオンはオナニーしてたぜ宣言しているー
クロノが彼女の上着の留め金を外すとエッチなブラジャーに包まれたシオンのおっぱいちゃんが出てきました。
クロノが軍事作戦なのにこんなエッチな下着を付けているなんて・・・と呟きます。
シオンは慌てて否定しますがクロノが違うのーと残念そうに答えると違いませんと言い切ります。
軍事作戦に従事しているのに期待してシナー貿易組合で買ったエッチな下着を身に着けていましたと答えました。
シオンがエッチな下着を付けて期待してくれていたと知りクロノが感激しています。
シオンにどうして欲しいか問いかけます。
シオンは暫く押し黙ってから、クロノの手を下へと誘導します。
「ここに、クロノ様の、子種を、注ぎ込んで下さい」言ったシオンが遂に言ったぞー
「その前に」と言ってクロノが指先に力を込めるとシオンはのけ反りベッドに手を付きます。
「ひィッ!」
肩越しにクロノを見てゆるゆるとスカートの中、ショーツの紐に手を伸ばしました。
シオンは紐パン派なのね・・・まったくけしからん娘だねー神官だよね彼女。
しかしシオンがヤル気になるとやっべーな、他の子たちを蹴散らしそうな勢いだぞ。
一気にクロノ争奪レースのトップに躍り出るかもしんない。
アルブスが謁見の間に入ります。
謁見の間には呼び出された大神官が揃っていました。
アルブスの計画は途中までは上手く行っていたんですが目的は果たせませんでした。
ナナシが捕虜だった事は知ってましたがクロノとの間に任務を放棄させるほどの因縁があるとは思っていませんでした。
ナナシがクロノを追わなければイグニスに勝てていたと考えています。
玉座にはマグナス国王が座っていて傍らにイグニス将軍と漆黒神殿の大神官が控えています。
マグナス国王がフォマルハウト領とアヴィオール領の領境で起こった武力衝突に関する審議を行うと宣言します。
アルブスはレウムが責任転嫁しているかとも考えていたんですがレウムはそうしません。
戦闘が起きた理由を問われてレウムは陛下に責がございますと答えます。
レウムの論法はクロノ・クロフォードを招き入れたマグナスに責があると言いたいようです。
クロノは王国では隻眼の悪魔と恐れられているそうです。
戦争の記憶が新しいのにクロノを国に入れたから兵が恐怖により暴走したと言いたいようです。
マグナスはレウムがクロノの存在を知っている事は問いません。
マグナスは先の戦闘で亜人が殿軍を務めた事を知っているな。
神殿は亜人を人として認めておらぬ、余が遺骨の引き渡しに関する交渉をしていると知れば汝らは反対した事だろうと伝えます。
レウムは、そのようなことはございません、と答えます。
神官さんから原生林のエルフを殺して回っとるくせにどの口で、との文句が飛びます。
レウムが睨みつけると、何じゃ?やるのか?と威嚇されますね、レウムは引きます。
マグナスはクロノを民間人として呼び寄せたと伝えます。
レウムが納得しないのでイグニスが助け舟を出します。
レウムはマグナスの失策を追及するのは無意味と考え矛先をイグニスの行動に向けます。
イグニスが炊き出しを行ったりナイトレンジャーの興行を行ったりしていた事を異端だと糾弾してきました。
マグナスは落ち着いていますね徐々にレウムを手の内に巻き取っている手応えを得ている感じですね。
異端と糾弾されたイグニスは自分の生家フォマルハウト家が古くから漆黒神殿の大神官殿と関係がある。
その縁で若かりし頃から愛の本質についてご教授頂いた。
愛の本質とは存在の肯定です。
人間は全知でも全能でもないので存在を肯定するには行動で示す必要があったと説明しました。
レウムは神を冒涜した事を問題にしているんだと反論します。
異端ではないと言うのなら証拠を見せろッ!と叫びます。
イグニスは「いいだろう」と答えます。
それを聞いたレウムが「はぇ!?」と間抜けな声を上げています。
イグニスが「神器召喚-抜剣ッ!」と叫びます。
イグニスが剣を抜くと赤い光が炸裂しました。
イグニスは神器を召喚できたのが神を冒涜していない証だと告げます。
レウムはイグニスが神器を召喚した後でも異端だという考えを変えません。
アルブスはレウムが不利だと察して介入の機会を伺っているようですが決めかねています。
イグニスが最終目的に到達したみたいです。
クロノとレオンハルトが話していた事だよね。
イグニスは神器を召喚してレウムが信仰を認めないと言う。
それならば仕方ない、ここに新たな神殿の立ち上げを宣言する!
生きて苦しむ者に神の愛を届ける、真の意味で人と神の紐帯たらんとする神殿をッ!と告げます。
これは参ったね・・・アルブスは自分たち神殿派が追い詰められていると悟ります。
マグナスが仕上に入ります。
マグナスは自分にはイグニスの信仰を否定する事はできないと伝えてきます。
アルブスにどう思うか質問してきました。
アルブスは立場をこれ以上悪くしない為だろうけど無難な答えを返しますね。
神意を推し量ることなどできません、イグニス将軍は神器を召喚した、これこそが神意でありましょう、と答えます。
アルブスは内心では焦っています。
本来なら五年、十年のスパンで実行されるべき計画だ。
神殿を二つに割るのが狙いだったんだ、こんな考えはマグナスとイグニスからは出てこない。
クロノ・クロフォードが考えたんだと悟ります。
マグナスは判断できないので自分はどちらの神殿にも与しないことにすると伝えます。
レウムはふざけるなと憤りを示します。
長年王国を支えてきた自分に対して情と言うものがないのか!と喚きます。
マグナスはレウムを納得させる為にアクアを呼び寄せます。
アルブスはアクアがレウムのスパイだと知らなかったみたいね・・・裏でコソコソ動いている割りに詰めが甘いな。
マグナスはイグニスは武力衝突を内乱を回避する為にアクアに書簡を預けた、だが、余のもとに書簡は届かなかった、何故か、分かるな?と問います。
レウムはアクアに縋るような目を向けます、中古女呼ばわりしたのに調子がいいよな。
アクアは事実を述べます、レウムとは手を切ると決めたね。
イグニス将軍より陛下に届けるようにと書簡を預かったがレウムの命令で途中でフォマルハウト領に戻ったと答えます。
アルブスはナナシの件といいアクアの件といい神意について真面目に論じたくなると感じています。
裏目に出過ぎですね。
マグナスは自分の思いがレウムに伝わってなかった事を嘆きます。
アクアは将軍の任を解き、領地を没収した、身柄はイグニスの預かりとなる、すでに罰を下した、もう余を失望させないでくれ、と告げます。
マグナスは穏便に収めようとしているんですがレウムは理解を示しません。
レウムはアクアの弱味を暴露しようとしたようですが喋れませんでした。
見ていた神官さんがレウムを殺しました。
レウムが忽然と姿を消し黒いシミが残っていますシミから何かを咀嚼する音が聞こえてきました。
音が止み、神官さんは「うるさいわい」と呟きます。
マグナスが深いため息をつくと、神官さんは「じゃってぇ、うるさかったんじゃもん」と拗ねたように唇を尖らせます。
人を殺しておきながら悪びれていない、アルブスは先人が地下に議場を設け、通路を通る時はマジックアイテムを使うようにと言い渡す訳だと戦慄しています。
マグナスが大神官達に沙汰を伝えます。
レウムは責任を取った、余は汝らが果たした役割について責任は問わぬ、だが、余の情には限りがあると知れ、と伝えます。
アルブス達大神官は「御意」と答えるしかありませんでした。
アルブスはレウムを排除する事はできたが、これから神殿は難しい舵取りを迫られると考えています。
神官さんがアルブスに声を掛けてきました。
「あい、アルブス」「お主しはがっかりじゃ」
アルブスは鈍器で頭を殴られたような衝撃を受けています。
アルブスは神官に成りたての頃に神官さんと話す機会を得ました。
嬉し過ぎてアルブスは情熱のままに言葉を並べたんですが神官さんから「お主はつまらんなー」と言われてしまいました。
そして今回はがっかりです・・・
アルブスはその場で喚き散らしたいんですが自制します。
つまらないと、がっかりと言うのであれば何を思い、何を目指しているかを教えてくれ、その一端でも知ることができれば膝を屈することもできるというのに、と思っています。
そうじゃないんだよなー
神官さんが求めているのはアルブスらしさだよなー
彼女は形骸化した考えは嫌いだろ多分。
神官さんはアルブスが言い返してくる事を期待してたようです、言い返さんのか?と問います。
アルブスは「がっかりさせないように頑張りますよ」と答えました・・・確かにつまらないな・・・
神官さんは「うむ、期待せんで待っとるぞ」と答えます。
神官さんは言葉通りの考えを持っているよね多分。
アルブスは「ええ」と答えて歩き出しますが変に勘繰ってないといいよな。
アクアはイグニスの後を追って通路を進んでいます。
アクアはこれまでの事をイグニスに話したいと思ってるんですが切り出せません。
通路の終わりに近づくとイグニスが止まります。
アクアはこれまでの事を説明し始めますがイグニスに遮られました。
イグニスはアクアの身の上に起こった出来事を全て知っていると伝えます。
だから何も言うなと伝えます。
俺がすべきだったのはお前の嘘を信じることではなかった、すまない、辛い思いをさせた、と続けます。
アクアは、それは違う、素直に頼れなかった自分が悪い、自業自得だと言いたかったんですが言葉が出てきませんでした。
出てきたのは涙と嗚咽だけです。
イグニスが「これからも頼む」と言って手を差し伸べます。
アクアは「イグニス」と名を呼び差し伸べられた手に自身のそれを重ねました。
イグニスはアクアが泣き終わるのを待ったみたいな・・・これはこれで優しい対応と言えますね。
イチャイチャ時空に転移するかはアクアの心境次第って感じかね。
イグニスの方がバッチ来い状態のように思えます。
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終章『骨』
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クロノ達はマルカブの街に程近い隘路の一角に来ていました。
親征の最終決戦が行われた場所です。
戦死者の遺骨を引き取れる事になりました。
ケフェウス帝国の戦死者は五千を超えています。
神聖アルゴ王国側の国民感情もあるのでマグナス国王は数人の遺骨を引き渡す決定を下しました。
顔色の悪いクロノをフェイとリオが心配してくれます。
レオンハルトは体調が悪いなら休んでも構わないと言ってくれます。
クロノは自分の役目ですからと答えます。
シオンから呼ばれました。
彼女は隘路の端、草むらで跪いています。
神威術で確認したので間違いありませんと言っています。
クロノがお願いすると神妙な面持ちで頷き、両膝を突き、両手で地面に触れます。
地面が意思を持ったように動いて骨が地表に現れました。
損傷した頭蓋骨と小振りな角の生えた頭蓋骨です。
損傷している方がリザドでもう一方がホルスだろうかとクロノは考えます。
クロノは片膝を突き「帰ろう。エラキス侯爵領に」と言って頭蓋骨に手を伸ばしました。
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電子書籍版特典ショートストーリー『凱旋、アリデッド盗賊団』
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ティリアが渾身の力で書類に判子を押しています。
クロノからの手紙が無いことに腹を立てている様子です。
アリッサが食事の準備ができたと呼びに来たのですが気付けません。
アリッサに声を掛けられ驚きます。
執務室に入る時はノックをしろと叱責してからアリッサがノックを忘れる筈ないなと反省して小声で謝罪しています。
謝れるようになったのは進歩していると言えなくもないね。
ティリアの様子を見たアリッサがご懸念でも?と質問してきました。
ティリアはアリッサにクロノからの連絡が無いんだと打ち明けます。
アリッサは旦那様から手紙が届いたと記憶しておりますが・・・と不思議そうにしています。
ティリアはあれは発注書だ、と答えます。
アリッサは手紙が来ないのなら自分から書いてはどうだ?と助言してくれます。
尤もな意見なんですがティリアは従う事ができません。
それではクロノの掌の上で転がされているようではないかと苦しそうに答えます。
アリッサが微笑ましいものでも見ているような表情を浮かべています。
ティリアは呻いて用向きを聞きだします。
シェーラ(女将)から昼食の準備ができたと言付けを、と答えます。
ティリアが食堂に入るとサルドメリク子爵(エリル)とスーが席に着いていました。
エリルがティリアに相談に乗って欲しいことがあると言ってきます。
ティリアが何を企んでいると答えると泣きそうになってしまいます。
ティリアは相談に乗ってやると伝えます。
シェーラ、セシリー、ヴェルナが料理を運んできました。
不思議な匂いがしたのでティリアが何の匂いか質問します。
シェーラが羊肉の匂いだと教えてくれました。
神聖アルゴ王国では羊肉が好んで食べられているって聞いて作ってみたそうです。
ティリアはシェーラの元にクロノからの手紙が届いているのか?と心配になります。
シェーラはクロノからの手紙は届いていない、各国の料理本を取り寄せて研究しているんだと明かしました。
ティリアは自分にだけクロノからの連絡がないわけではないと分かり安堵します。
配膳を終えるとシェーラが席に着きセシリーとヴェルナは退室する事になります。
シェーラが黙りこくっているエリルを心配して何かあったのか質問しました。
エリスは誤魔化そうとしたんですがティリアが私に相談したい事があるそうだとばらします。
セシリーはヴェルナに尻を叩かれるのを恐れて後ろ歩きで出て行こうとしていました。
足がもつれて尻餅をついてしまいます・・・その際に彼女のパンツが見えました。
ティリアは勝ったと感じてささくれだっている心が癒されています。
ヴェルナがセシリーに手を貸して立ち上がらせる事になります・・・そして尻を叩かれました。
二人が出て行くと食事が始まります。
シェーラが料理の出来栄えを聞いてきます。
エリルは女将の料理はいつも美味しいと答えます。
スーは食べるのは初めてと答えますね。
ティリアはここで会話に混じれないのが対人スキル低ですよね。
感じたままを伝えられればねー
シェーラがエリルにどんな相談事なんだと質問します。
エリルは苦しそうに女将には迷惑を掛けられないと言ってきます。
ティリアが私に迷惑をかけるのは良いのか?と突っ込みます。
エリルはティリアは叱られ慣れていると答えました。
ティリアは嫌な予感を覚えていますね、エリルに何を仕出かしたのか問います。
エリルは火炎壺の発火用マジックアイテムに不良品を送ってしまった恐れがあると答えます。
ティリアはそんな事か、新兵器の実戦投入にはトラブルがつきものだ、不発くらいでクロノは怒らないと伝えます。
エリルは無言ですね・・・
どんな失敗をしたのか問いかけます。
エリルは発火装置と間違えてマジックアイテムの試作品を入れてしまったと答えました。
ティリアは実験場から立ち上ったキノコ雲、試作マジックアイテムの不発弾を思い出します。
お前は何を考えているんだ!?と叱責するとエリルが言い訳してきます。
クロノのリクエストに応えるために寝不足気味だった、あとティリアから急かされたせいでもある、と言い返してきます。
シェーラはティリアのせいじゃないかと言っていますね。
ティリアは睡眠時間を削ってやれとは言ってないと反論します。
シェーラは謝ればクロノ様は許してくれるさと励まします。
エリルは無言ですね・・・シェーラはエリルを躾けたいようですがティリアの見解は別です。
ティリアがエリルは謝りたいなんて思ってないと伝えます。
シェーラはそんなはずはないと反論しますがー
エリルはクロノの不興を買ってしまい今の職を失いたくないと答えます。
ティリアはサルドメリク子爵はこういう女だと得意気になっています。
見当違いのシェーラが見れてティリアは気分が良くなりエリルに叡智を授ける事にします。
クロノが何か言ってくるまでとぼけろ。
子供に教える手法ではないわな。
エリルは普通の子供ではないのでクロノが何か言ってきた場合の対処法も求めてきます。
ティリアは「全力で土下座だ」と力説しました。
エリルがガッカリしています、期待していた割りに大したことがないと言っています。
ティリアは悔しくなりその大したことのないアイディアを思い付けなかったくせによく言うと反論します。
エリルは「ぐぅ」と呻きます。
食事を終えてエリルとスーが退室しました。
シェーラがエリルを窘めてくれなかったティリアがショックだよと言ってきます。
エリルちゃんが悪い子になったらどうするつもりなんだい、と文句を言ってきます。
ティリアは今がいい子みたいに言うなと反論しようとするんですが通信が入ります。
タイガからアリデッド達が帰ってきたと伝えられます。
ティリアはクロノからの手紙を持ってきたかも?と考えて出迎えに行く事にします。
シェーラに行かないのか?と問うと彼女はアイスクリームでも作って待っていると答えました。
ティリアは本妻を自称してますが余裕があるのはシェーラですねー
ティリアは最初は歩いてたんですが待ちきれなくて神威術を使って駆けだします。
広場が見えてくるとアリデッドとデネブがレイラを引き連れて買い食いしているのが分かりました。
それを見たティリアはクロノの情報をダシにレイラが奢らされていると察します。
レイラはクロノを巡るライバルなんですがいいように利用されている姿を見て正妻として何とかしなければと考えます。
歩み寄ると三人がティリアを見てきます。
ティリアはアリデッドとデネブの前で立ち止まりニヤリと笑い「二人とも久しぶりだな?」と声を掛けます。
ティリアはクロノからの手紙や伝言を預かってないか?とたずねます。
アリデッドとデネブは「そ、それは・・・」と言って後退を始めました。
何も持ってない事が確定しましたね。
後退を続ける二人にレイラが問いかけます。
食事を奢れば伝言を教えてくれる約束でしたよね?
アリデッドがデネブにこれを持っててと焼きソーセージとカップを渡してきます。
「ふぉぉぉぉッ!」と気合を入れて刻印術を発動しました。
アリデッドがあたしを舐めてもらっちゃ困ります、一ヵ月あれば異文化コミュニケーションと刻印を掘ってもらう約束を取り付けることぐらいできますと宣言します。
ティリアはアリデッドのコミュニケーション強者っぷりに呻く事しかできません。
アリデッドは神聖アルゴ王国で刻印術を成功させているのでティリアから逃げ切れると考えています。
「とぅッ!」って掛け声をあげてジャンプしました。
ティリアは視線を上空に向けます・・・アリデッドの姿がありません。
ティリアは刻印術の威力に驚いたんですが視線を戻すとアリデッドがその場でぴょんぴょん跳ねていました。
アリデッドは神聖アルゴ王国では神威術士を圧倒できたのにおかしいしと文句を言っています。
デネブがお姉ちゃん自分で集中力がないって言ってたくせにと指摘しています。
アリデッドが誰が集中力がないってと言い返そうとしたようですが制限時間が尽きます。
アリデッドは鼻血を出してしまいました。
逃走に失敗したアリデッドをティリアが捕まえトニオの店に行くぞと宣言します。
レイラがご一緒してもよろしいでしょうか?と言ってきたので同行を許します。
レイラはクロノへの思いを逆手に取られて奢らされたので仕返しの機会を与えないのは可哀想だと思ったからです。
アリデッドは諦め悪くデネブに助けを求めますがデネブは私は帰ってもいいですか?とティリアに確認を取ってきました。
アリデッドは「裏切り者ッ!」と叫びます。
デネブは、お姉ちゃん、ごめんね、私は弱い女なの、と言って涙を拭う素振りを見せて駆けだしました。
アリデッドは「デネブ!デネーブッ!カムバーックッ!」と声を張り上げます。
ティリアとレイラに連行される事になったみたい。
怖い仕置きをされてそうですね。
アリデッドは策に溺れるきらいがあるよなー、地雷に踏み込んでいく勇気は認めるが。
名前 | 種族 | 職業 | 関係 | 乳 |
レイラ | ハーフエルフ | 弓騎兵 | 愛人1号 | 並 |
ティリア | 人間 | 元皇女 | 愛人7号・自称正妻 | 巨 |
シェーラ | 人間 | コック | 愛人2号 | 巨 |
エレナ | 人間 | 経理 | 愛人3号 | 貧 |
シオン | 人間 | 神官 | 雇用者・愛人11号 | 巨 |
フェイ | 人間 | 騎士 | 愛人8号・第二夫人 | 並 |
リオ | 人間 | 近衛騎士団長 | 愛人4号 | 貧 |
セシリー | 人間 | 行儀見習い | 愛人10号・使用人 | 巨 |
アリデッド | エルフ | 弓兵 | 愛人6号 | 貧 |
デネブ | エルフ | 弓兵 | 愛人5号 | 貧 |
ウエスタ | 人間 | 事務補佐 | エレナの友人 | 巨 |
マイラ | エルフ | メイド | 愛人9号 | 並 |
スー | ルー族 | 神官 | 第三夫人 | 並 |
エリル | 人間 | 技術者 | 雇用者 | 並 |
ヴェルナ | 人間 | メイド | 使用人 | 貧 |
神官さん | 神人 | 漆黒神殿・大神官 | 居候 | 巨 |
アクア | 人間 | 将軍 | イグニス預かり | 巨 |
ミュラ | 人間 | 座長 | 配下 | 爆 |
成分表
成分 | 含有量(5:多い、1:少ない) |
美少女 | 5 |
戦闘 | 4 |
内政 | 1 |
恋愛 | 5 |
夜戦 | 5 |
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