ラノベの感想) 魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?2 (HJ文庫)


概略:
仲良く食事中のザガンとネフィの前に魔術師ウォルフォレが現れます。
ウォルフォレはザガンやバルバロスと並び次期魔王候補の一人だった強力な魔術師です。
魔王ザガンを倒して力を手に入れると言っています。
ザガンは食事が終わるまで待てとお願いしましたが馬鹿にされたと思われます。
激昂して攻撃してきたのでぶちのめしました。
倒れたウォルフォレは子供でした・・・幼い竜族です。
子供を殴り倒してしまった事でザガンは罪悪感を感じています。
ネフィが彼女を気に入ったので助ける事にします。
ネフィの手伝いを命じました。
ネフィとザガンの優しさに触れて態度が軟化フォルと呼んで欲しいと言ってきます。
竜族は魔術の触媒になるので彼女を狙う魔術師が現れそうです。
ザガンはフォルを養女にして庇護下に置く事にします。
教会ではザガンを擁護したシャスティルが聖剣を剥奪され謹慎を言い渡されます。
ザガンはシャスティルの命を案じていますね。
そんな時に新たな聖騎士長がやって来ました。

レーベル:HJ文庫
発行日:2017/6/1
著者:手島史詞
イラスト:COMTA
ISBN:978-4-7986-1460-1
雰囲気:ご馳走、襲撃者、幼女、養女、調べもの、強面聖騎士長、酒席、悪戯、秘策を求めて、対決、真相、首謀者、就職

ザガンとネフィは仲良く暮らし始めています。
二人きりの生活にも慣れてきました。
ザガンは<魔王の刻印>(魔王になった者が継承する刻印)について調べていました。
バルバロスの作った魔法陣から出てきた魔族が<魔王の刻印>に従い帰ってくれたので対抗手段になり得ると考えたからです。
調べて行くと<魔王の刻印>が聖剣に刻まれている紋様に酷似していると気が付きます。
相続したマルコシアスの魔導書を読み漁っています。
有用な情報が出てこなくて気分が沈んでいます。
ザガンを心配したネフィが元気づけようとして悪戯を試みました。
こっそり彼の背後から近づき顔に目隠しして、だーれだ、ってやろうとしていました。
ネフィの気配はザガンにバレバレなんですが彼女が悪戯しようとしているのが分かったので気付かないふりをしてあげます。
ザガンの背後に到着したネフィが意を決して目隠しを試みますが彼は書庫の梯子に乗ってたので届きませんでした。
ネフィは一生懸命に背伸びをして目隠ししようとしています。
とっても可愛いですね。
ザガンは彼女を抱きしめたいと感じますができませんでした。
そこは、こう、思いっきり、がばっと、抱きしめる場面だよね。

ネフィの作った食事を一緒に食べる事になります。
彼女はマニュエラから新たなレシピを習っていました。
ザガンの役に立ちたいと思い一生懸命な様子ですね。
彼女がプリンを作ってくれました。
初めて食べるその甘さにザガンは感動を覚えています。
楽しそうに食事してたんですが無粋な侵入者が現れました。
結界を破壊して食堂までやってきそうですがザガンは食事を優先します。
ネフィの魔法を使って構築した結界が破られて行きます。
敵は強いと思えるんですがザガンは余裕を崩しません。
食堂に全身鎧に包まれた巨漢の魔術師が殴り込んできました。
ザガンを倒して力をもらいうける、と言っています。
ザガンは襲撃者を知っていました。
ウォルフォレというザガンやバルバロスと並びマルコシアスの後継者候補だった魔術師です。
ザガンが食事を続けるので馬鹿にされたと思ったようです、攻撃してきました。
ザガンは魔術師の攻撃を軽く受け止めます。
食事に埃が入るので大人しく待っていろと命じます。
ザガンの言い方は相手を煽る役目しか果たして無いよな。
尚も攻撃をしてきたのでザガンは魔術師を殴りつけて昏倒させます。
ネフィが何かに気付きました。
甲冑を外すと中から竜の幼女がでてきました。
ザガンは問答無用で幼女を殴り飛ばしてしまったので後ろめたさを感じています。
主にネフィに嫌われないか?と気にしています。

意識を取り戻したウォルフォレに襲撃の意図を聞いてみる事にします。
彼女はザガンを倒して力を奪うと言っています。
魔術師は強大な力を持っていますがそれは魔術研鑽の結果手に入るもので力そのものを求めてはいません。
ザガンにはウォルフォレの思考が異様なものに思えました。
理由を聞いても話してはくれません。
ザガンはウォルフォレが腹を空かせて盗みを行い失敗した幼い自分に似ていると感じます。
幼かった自分の世話をしてくれた兄貴分に習い彼女の面倒を見る事にします。
ネフィも彼女を心配しているのでネフィの手伝いをさせる事にします。
ネフィを手伝えと命じると驚かれます。
幼女はザガンに食べられると思っていたようですね。
竜の死体は魔術の素材として貴重です。
竜を食べる事によって人間は強靭な生命力を得る事ができるようですよ。
ザガンはそんな事はしないと教えるんですが怖がられています。

ウォルフォレはネフィに懐いて彼女の手伝いを始めました。
フォルって愛称で呼んでいいと言ってきます。
フォルはザガンが自分を殺さない理由が知りたいようです。
敵だった自分をなんで殺さないんだと言ってきます。
ザガンはネフィがフォルを気に入っているからだと答えます。
フォルは自分がネフィを手に掛けるとは思わないのか?と質問してきます。
ザガンはフォルが卑怯な手を使うとは思っていないと答えます。
ネフィがフォルより強いのは明らかなのでその点は心配していないようです。
まあネフィには魔法があるからね。
子供は好きなだけダダを捏ねるがいいと伝えると泣き出します。
子供扱いされて気が緩んだようですね。

三人で食事する事になります。
フォルはネフィの食事を気に入りました。
襲撃時に食事の邪魔をしたのを謝ってきました。
ネフィのご飯を食べるのを邪魔するのは酷い事なので怒るのは当然と言っています。
ネフィの料理を褒められてザガンは嬉しくなっています。
ザガンはマルコシアスから引き継いだ魔王殿(彼の根城ね)の管理者を探していました。
魔術師で信頼できる人物を欲していたんですがフォルなら適任と考えます。
彼女を魔王殿に同行させ魔導書の探索を行うと伝えます。
フォルはまだザガンの敵を自認しているので彼の考えが不思議なようです。
ザガンは目的の魔導書を探すのを手伝うならあとは好きにしていいと答えます。
魔王の庇護下に入る事はフォルのメリットになると伝えます。
納得したのね、フォルと呼んで欲しいと言ってきました。

マルコシアスの魔王殿はキュアノエイデスの地下に存在します。
三人で手を繋いでキュアノエイデスに向かいます。
ネフィが子供ができたみたいですねと呟き自爆します。
まだネフィとキスもしてないのに子供と言われたザガンはテレテレです。
ネフィも自分の発言からザガンとのエロ行為を妄想したのか真っ赤になって違うんですと否定してきます。
ザガンがフォルを庇護するつもりのようなので子供を庇護するってことはそういう関係になるのかと・・・慌てています。
ネフィの照れぶりを見るに彼女もザガンに求められる事を望んでいるような?

キュアノエイデスにはマニュエラの務めている服屋があるのでフォルの服を購入する事にします。
ザガンはマニュエラなら適切な服を見繕てくれると期待しているようですがネフィが不安そうにしています。
彼女は買い物のついでにマニュエラの店に立ち寄り着せ替え人形にされているようです。
際どい服を着せられているようですね。
ザガンは若干の不安を感じています。
店に入るとマニュエラが揶揄ってきます。
もう子供ができるような関係に進展したのと驚いて見せました。
ザガンとネフィはテレテレになって否定しています。
マニュエラはフォルに最適な服を選んでくれました。
彼女の頭には竜の角が生えているんですが自然に隠す事ができるコーディネートをしてくれました。
フォルが幼竜だとバレると素材にしようと狙ってくる輩が出てきそうなので正体を隠すのは必須でした。
マニュエラなら秘密を守ってくれるだろうとザガンは彼女を信じています。
帰り際にフォルがマニュエラにお礼を伝えたので彼女を歓喜させました。
このまま置いて行ってくれないとお願いしてきました。
フォルはマニュエラに気に入られたようです。

教会で問題が発生していました。
新たな魔王となったザガンの討伐作戦が持ち上がるんですがシャスティルは否定的な意見を述べました。
教会は魔術師を天敵と捉えています。
教会の最高戦力である聖騎士長が異論を唱えるのは問題でした。
シャスティルは聖剣を奪われ謹慎を言い渡されます。
キュアノエイデスの町をうろついているとザガンと出会いました。
シャスティルはザガンに会いたいと思っていたので驚いています。
ザガンとネフィがフォルを連れているので、もう子供を作る関係になったのか、と驚いています。
フォルがシャスティルを指差して誰なのかザガンにきいてきます。
シャスティルが普段着だったのでザガンは彼女を認識できませんでした。
誰だお前と言われてシャスティルは愕然としています。
慌ててネフィがシャスティルさんですよと教えています。
ザガンはネフィの友達だと紹介しました。
聖剣を持っていないのでザガンはクビにでもなったのか?と問います。
シャスティルは非番なんだと誤魔化しました。
シャスティルを心配する3騎士が彼女の元にやってきました。
彼らはシャスティルの護衛を申し出ています?
シャスティルが聖騎士だと分かるとフォルが殺気を滾らせています。
ザガンがヤメロと命じると殺気が霧散します。
3騎士に連れられてシャルティルは帰って行きました。
彼女が居なくなってから聖騎士に殺意を抱く理由を聞いてみます。
フォルは魔術師が聖騎士に敵意を持つのは当然の事だと答えました。
言いたくない理由がありそうです。

魔王殿の調査を始めるとフォルが竜族が住んでいた気配が残っていると教えてくれます。
調べると竜族の魔獣で結界が施されていました。
フォルが解除してくれます。
中に書庫が隠されていました。
そこで有用な魔導書を数多く発見できました。
ザガンはフォルを連れてきて正解だったと考えます。

シャスティルがキュアノエイデスにやってきたラーファエルという聖騎士長と面会しています。
シャスティルは彼に殺されると覚悟を決めていました。
ラーファエルがシャスティルに魔術師を殺した数を聞いてきました?
シャスティルはまだ魔術師を殺した事がないのかな?
誇れる数ではないと答えます。
何故だかラーファエルは嬉しそうにも見えますね。
慌てた様子でキュアノエイデス支部のトップであるクラヴェルが駆け込んできます。
彼はシャスティルを守ろうとしているように見えます。
ラーファエルはシャスティルが聖剣を所持していない事を問題にしてきます。
聖騎士長は聖剣に選ばれる存在だ。
聖剣がシャスティルを選んだのなら彼女に持たせておくのが正しいと主張します。
彼女から聖剣を取り上げて謹慎を命じたのはクラヴェルです。
シャスティルに聖剣を返す事を躊躇っているように見えますね。
クラヴェルは彼女を処断したがっている教会から守っていると言ってるんですよね?

ザガンをバルバロスがキュアノエイデスの酒場に呼び出しました。
ザガンはネフィの夕食を諦めて酒場に向かいます。
バルバロスはザガンが幼女を連れている事を知っていました。
襲ってきた魔術師を養女にしたと教えると驚いています。
彼にもフォルが幼竜だと知られる訳にはいきません。
どうせ素材にするだろうからね。
魔王になったザガンを襲撃する魔術師で幼女の魔術師が思い当たらないようです。
バルバロスはウォルフォレを男性だと思っています。
バルバロスは約束に従い美味い酒を持参していました。
それを二人で飲んでいます。
それが呼び出した本題ではなく教会が新しい聖騎士長を呼び寄せたって情報を提供してくれました。
何でも500人の魔術師を倒した強面の聖騎士長だそうです。
バルバロスが彼の人相を語っていると本人が酒場に入ってきました。
バルバロスはラーファエル・ヒュランデルと叫んで飛びかかろうとしています。
バルバロスが戦闘態勢をとったのでラーファエルも聖剣を抜こうとしてきました。
ザガンが慌ててバルバロスを止めています。
バルバロスが動こうとしないザガンに悠長にしている場合かと叱責してきますね。
ザガンはラーファエルに殺意を感じないと伝えます。
聖剣を抜こうとしただろと反論するバルバロスにお前が仕掛けようとしたからだと告げます。
ラーファエルは興味深そうにザガンの行動を眺めていました。
バルバロスはビビって席を外しますがザガンは席を勧めました。
ザガンの態度をバルバロスは面白いと感じたようです。
酒席を共にする事になりました。
バルバロスの持ってきた酒を飲んでますね。

ラーファエルがシャスティルについて質問してきました。
彼女の強さをどう思うか聞かれたザガンはいままで敵対した人間の中では一番手強かったと答えます。
ザガンでも苦戦すると聞いてラーファエルが教会にとっても脅威となりうるわけかと納得しています。
話が見えないザガンが何の事だと問いかけます。
ラーファエルからシャスティルが窮地に立たされている事を知らされます。
シャスティルは魔術師ザガンの討伐に異を唱えて教会に処罰されそうになっています。
ザガンは不器用過ぎると頭を抱えています。
ラーファエルは警告してやったんだが聞こえなかったようだと憐れんでいます。
ザガンはラーファエルがシャスティルを処断する為にやって来たと思っていますが違うようですね。

ザガンが城に戻るとネフィが起きて待っていました。
フォルがザガンが戻るまで起きて待っていると言い張ったので付き合っていたと教えてくれます。
当のフォルはネフィの膝で眠っていました。
ネフィからフォルがマルコシアスの魔王殿から持ってきた魔導書を書庫に運び込んでくれたと教えられます。
フォルは帰ってきたザガンが直ぐに魔導書を読めるように準備してくれてたんだそうです。
ザガンは忙しく走り回っるフォルを想像しで暖かい気持ちになっています。
ザガンとネフィの距離が至近になります。
キスできそうな良い雰囲気だったのでザガンは思い切って行動に出ようとしますが邪山が入りました。
ラーファエルから話を聞いてシャスティルが心配になったザガンはバルバロスに見張りを頼みました。
ラファエルが苦しそうなシャスティルを連れて魔法陣が登場しました!!
ザガンは折角の好機を台無しにしたバルバロスを挽肉にしてやると怒っています。
命令に従っただけなのに怒りを買ってしまったバルバロスは慌てていますね。

フォルがシャスティルから流れてくる聖騎士の匂いを嗅ぎつけて目覚めます。
即座に殺そうとしてきますがザガンが止めます。
ザガンはフォルを納得させる為に工夫をしました。
シャスティルはフォルの直接の仇ではありません。
復讐をしようってんなら一息に殺してしまっては満足感は得られない。
復讐を遂げるならじわじわといたぶり相手が苦しむ様を見物しなければならないと教えます。
フォルは納得してくれます。
バルバロスが養女に教える事がそれで良いのか?って真面な感想を述べています。

シャスティルは毒を盛られたと分かりました。
彼女を治癒する事になります。
シャスティルが目を覚ますと客間のベッドに寝かされていました。
ベッドの傍でザガンは魔導書を読んでいました。
シャスティルに毒殺されかけたと教えてあげます。
シャスティルがこれまでの経緯を教えてくれました。
彼女は共生派と名乗る集団から接触を受けました。
共生派とは聖騎士と魔術師が協力する事を目指す団体のようです。
教会から睨まれているシャスティルの後ろ盾になれると言っていました。
代表者はオロバスと言うそうです。
彼らからの勧誘に即答はしなかったんだそうですよ。
密談から戻ったシャスティルは用意されていた紅茶を飲んで意識を失ったそうです。
紅茶に毒が仕込まれていたようですね。

シャスティルが危険な状態であると分かったのでザガンは暫く彼女を匿う事にします。
彼女が死ぬとネフィが悲しむだろうってのが主な理由です。
シャスティルが同居する事になりました。
ネフィは喜んでいますがフォルが反感を抱きます。
ザガンに殺すなと命じられたのでシャスティルに子供じみた悪戯をする事にしました。
ザガンはシャスティルをメイドとしてネフィの下に付けることにしました。
フォルは掃除中のシャスティルの頭にカエルを落として驚かせたりしています。

ザガンは1000年一緒に居てフォルの気持ちを察する事ができるようになると言ってくれました。
家族を欲していたフォルは嬉しかったようです。
ネフィも優しく接してくれます。
フォルはザガンとネフィと一緒に暮らす事に安らぎを覚えていたんですが復讐心を忘れる事ができませんでした。
一人で聖騎士を倒す為には力が必要です。
こっそり魔王殿に忍び込んで力を手に入れようと考えました。
警戒心を薄めてしまい後を付けられます。
フォルが魔王殿に入ると背後から声が聞こえてきました。
後を付けていたのはラーファエルでしたよ。
彼の気配からフォルは彼が父親を殺した聖騎士だと理解します。
フォルは賢竜オロバスの娘でした。
我を忘れて飛びかかりますが聖騎士相手では歯が立たないと途中で気付きますね。
ザガンに助けを求めるとカッコよくザガンが現れます。
フォルを斬ろうとしていたラーファエルの斬撃を受け止めます。
ザガンはバルバロスが作った空間を渡る魔法陣を通って駆けつけてきました。
ザガンはシャスティル戦で火傷を負ったので聖騎士対策の魔法陣を開発してありました。

フォルからラーファエルが父親の仇だと知らされます。
フォルの父親が賢竜オロバスだと知り驚いています。
オロバスは知名度の高い強い竜だったようです。
ザガンとラーファエルの戦闘が始まります。
魔王になったザガンは強くなり過ぎたようですね。
ラーファエルを弱いと感じています。
とても500人も魔術師を屠った聖騎士長とは思えません。
ラーファエルを圧倒するザガンにフォルが羨望の眼差しを向けてきます。
それを気持ちいいと感じていますね。
ラーファエルから強い殺気を感じなかったのも不思議でした。
彼を無力化して理由を聞き出そうと考えます。
顎を砕く一撃を入れたんですがラーファエルは動き続けます。
タフ過ぎるので彼が竜を殺して食ったと納得できました。

フォルがオロバスの子供だと知りラーファエルは斬らぬわけにはいかないと言ってきます。
ザガンの攻撃を逃れてフォルに斬りかかります。
フォルも迎撃する構えでした。
二人の攻撃が激突する寸前にシャスティルが割って入ります。
ザガンは二人分の攻撃を受け止めた彼女に驚いています。
シャスティルはザガンを助けたいと思っているんですが聖騎士の自分が魔術師を助けても良いのか迷っていました。
ネフィもザガンを助けに行きたいようですが留守番を任されたので行けません。
助けに行けるシャスティルを羨ましく思うと言ってきます。
ネフィにはザガンの帰りを待つって役目がありシャスティルにはザガンを助ける役割があると言われたようだね。
シャスティルは吹っ切れました。
バルバロスが空間を繋いだままだったので窮地に現れる事ができました。

ラーファエルから事情を聞き出す事にします。
彼はオロバスを騙し討ちして殺してはいないと言っています。
彼は魔族を倒す為にオロバスに助力を乞うたと言っています。
オロバスはラーファエルに協力してくれたんだそうです。
オロバスを殺したのは戦った魔族だそうです。
強敵でオロバスは相討ちになりました。
この世界に魔族が現れようとしていると察知していたラーファエルはオロバスの血を啜って魔族に対抗する力を得たんだそうですよ。
その場面をフォルに目撃されたようですね。
納得の理由が隠されていたんですが事態はそれで終わりません。

魔王殿の奥から魔族に似通った気配が漂ってきました。
現れたのはオロバスが倒した魔族の死骸を使いマルコシアスが作った合成生物(キメラ)でした。
合成生物の攻撃がフォルを狙います。
ラーファエルが身を挺してフォルを庇いますが左腕を失います。
フォルは無傷でした。
ラーファエルがシャスティルにザガンを助けろと言ってきます。
共生派を名乗り彼女に接触したのはラーファエルでした。
シャスティルはザガンとの共闘を決めます。
迷いが無くなったシャスティルは強かったです。
ザガンの背後を走りながら彼に向かってくるキメラの攻撃を全て切り伏せます。
ザガンには傷を付けません。
ザガンはシャスティルの絶技に驚嘆しています。
魔王になる前の初対戦でこの力を使われていたら負けていたと感じます。
シャスティルのお陰でキメラに接近できたザガンがキメラに魔法陣を撃ち込みます。
撃ち込まれた魔法陣は魔力を吸い込む機能を持った魔法陣を反転させて魔力を燃やす機能に変えてありました。
キメラは魔力を燃やされて崩れ去りました。

ラーファエルからこれまでの経緯が語られます。
彼はシャスティルを共生派の旗頭にしようと考えていました。
その彼女が魔術師ザガンとの戦いを拒み教会から睨まれます。
彼女が処断される前に助けようとしていました。
彼は強面で言葉選びも下手糞で誤解されていました。
シャスティルは最初自分を殺す為に送り込まれた刺客だと考えていました。
まあそれはザガン達も同じでした。
シャスティルに魔術師の討伐数を聞いてきたのは彼女が魔術師を殺してないのを確認する為でした。
ザガンにシャスティルの強さを確認したのは旗頭になる実力があるのか確認する為でした。
これまで500人もの魔術師を討伐してきた自分では魔術師からの信用を得られないと考えたそうです。
魔術師を殺した事がなく実力者のシャスティルなら旗頭になれると考えていました。
ラーファエルから魔族が復活しようとしていると教えられシャスティルは共生派の旗頭になる事を決意します。
謎なのは魔術師との共生を望んでいるラーファエルが500人もの魔術師を討伐した理由です。
これに関しても予想外の事を言われました。
魔術師との共生を考えているラーファエルはにこやかに話しかけていたんだそうです。
しかし彼に笑顔を向けられた魔術師は恐怖に戦いて襲い掛かってきたんだそうですよ。
襲い掛かられたので仕方なく戦う事になり結果として500人もの魔術師を殺す事になりました。
ザガンはラーファエルが強面だから笑顔を向けても相手を威嚇する結果になったんだと指摘しました。
ザガンも相当な悪人面なのでラーファエルは納得がいかないようです。
話がシャスティルに毒を盛った人物に移ります。
ラーファエルはシャスティルにおおよその見当はついているんだろ?と問い掛けます。
シャスティルは苦しそうな顔をしていました。
心当たりがあるようです。
ラーファエルは後始末を申し出ます。

ラーファエルが向かったのはクラヴェルの元でした。
クラヴェルは魔術師を教会の敵とみなしているのでザガンに味方しようとしているシャスティルが邪魔でした。
聖騎士長は聖剣が選ぶんですがそこに介入していたようです。
これまでも教会の方針に異を唱えた聖騎士長を暗殺していたようですよ。
シャスティルを自分の言いなりになるように育てたつもりでした。
それが彼の意に反する意見を言いだしたので処刑する準備を進めていました。
シャスティルを殺そうとしていたのは信じていたクラヴェルです。
彼女が処刑されずに生き残れていたのはクラヴェル以外の枢機卿が処刑に異を唱えたからでした。
敵だと思っていた人たちに生かされていたのね。
部屋に入ってきたラーファエルにクラヴェルは言い訳を重ねようとしますが問答無用でした。
聖剣で切り捨てられました。

クラヴェルを始末したラーファエルはフォルに殺して貰うためにザガンの城にやって来ました。
律儀に彼女の敵討ちを果たさせてあげようとしています。
ラーファエルからオロバスの死の真相を聞かされ共に戦った時が人生最高の時間だったと言われたフォルは考えを改めます。
ラーファエルが仇ではないと理解した彼女はラーファーエルにザガンとネフィに仕えろと言い渡します。
ザガンはラーファエルを雇い入れる事になりました。
ラーファエルを許したフォルは彼が左腕を失っているので自分が着ていた鎧をプレゼントしました。
ラーファエルに装備させてからフォルが魔術を行使すると動かせるようになりました。
ラーファエルはフォルの恩情に感謝しています。
父親役を引き受けそうな雰囲気です。

シャスティルは共生派の旗頭になると決めたので教会に戻る事にします。
ラーファエルからザガンに雇われたので聖騎士を辞めると言われて驚いています。
自分だけがザガンの城から離れる事になり落ち込んでいます。
ザガンはまた来れば良いだろと言っています。
ネフィもフォルも喜ぶと伝えます。
シャスティルはそれだけでは不満なようですね、ザガンがどう思っているの聞いてきました。
彼女の事を飲み友達位には思っていると伝えます。
シャスティルはご機嫌になり帰って行きました。
シャスティルに対するザガンの態度にネフィが嫉妬しています。
これは大きな変化ですね、独占欲がでてきたか?
怒っているネフィのご機嫌を取ろうとしてザガンは彼女が望んでいる事を考えます。
ネフィがザガンの腕に抱き着いてきました!!
ザガンはネフィの頬に触れて昨晩一人で留守番させた事を謝ります。
二人が良い雰囲気になりキスしそうな感じですね。
フォルとラーファエルが見ていました。
ラーファエルがお前にはまだ早いと言ってフォルの視界を塞ぎました。
ラーファエルが居ればザガンとネフィがイチャついてもフォルの情操教育に問題はなさそうだな。

成分表
成分含有量(5:多い、1:少ない)
美少女5
戦闘4
魔術理論3
友情4
イチャラブ5
ラッキースケベ4


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