ラノベの感想) 双神のエルヴィナ 4 (ガガガ文庫)


概略:
照魔とエルヴィナは三人の六枚翼女神、ディスティム、プリマビウス、クリスロードに囲まれ窮地に陥ります。
危機的状況の照魔とエルヴィナの前に異世界からの来訪者が現れます。
ドクター=ツインテールと名乗る美女でこの世界で起こっている問題の元凶を教えてくれます。
ドクターには護衛が付いていてその殺気を受けて六枚翼女神はビビっています。
プリマビウスの胸に向けて最も強い殺気が放たれています?
ドクター=ツインテールの語ったこの世界の秘密を聞いてディスティムが顔面蒼白になります。
変調をきたした彼女は撤退を決めます。
プリマビウスとクリスロードも撤退していきました。
照魔は助けてくれた二人をデュアルライブス本社に招く事にします。

レーベル:ガガガ文庫
発行日:2023/10/23
著者:水沢 夢
イラスト:春日 歩
ISBN:978-4-09-453153-4
雰囲気:来訪者、真実、再会、特訓、婚約者、警戒、敗北、励まし、再戦、暗躍、ご褒美

かつて人間界に来たことがある一人の女神はその時の記憶を保持していました。
心惹かれる人間と出会ったそうですよ。
もしかして彼女が照魔の初恋の女神なのだろうか?

リィライザとの激闘に勝利した照魔とエルヴィナの前に三人の六枚翼女神(エクストリーム)が出現しました。
ディスティム、プリマビウス、クリスロードです。
絶体絶命のピンチなんですが異世界からの来訪者ドクター=ツインテールに救われました。
突然の闖入者に女神達は困惑しています。
ドクター=ツインテールから女神力が感じられないので人間であると判断しますが、異様な迫力がありました。
ドクター=ツインテールには同行者が居ました。
その人物は姿を隠していますがプリマビウスのおっぱいに向ける激しい殺気が感じられます。
同行者の放つ殺気に女神達はビビり気味でした。
ドクター=ツインテールはこの世界の状況を理解しているようです。
女神達に向かって我々が戦う必要は無いと告げます。
人間の信仰心が薄れた事で天界が混乱していると考えている女神達に真実を教える事にします。
女神達が欲している心のエネルギーを消耗させたのはエレメリアンと言う怪人達だと教えました。
ドクター=ツインテールは自身の生まれた世界がエレメリアンに侵略されてしまった事。
復讐する為に異世界を巡り仲間を得てエレメリアンの首領を倒した事を教えました。
ドクター=ツインテールの話を聞いていたディスティムが胸を押さえて苦しみ始めます。
照魔とエルヴィナを倒すチャンスだったんですが撤退する事を決めました。
ディスティムの変貌ぶりにプリマビウスとクリスロードも驚いています。
彼女が帰ってしまっては不利と考えたのか二人も撤退しました。

ドクター=ツインテールに助けられた照魔は彼女を女神会社デュアルライブス本社ビルに招く事にします。
同行者が姿を現しました。
女神をビビらす殺気の主が女の子だった事に照魔は驚いています。
彼女は津辺愛香(つべ あいか)と自己紹介しました。
ドクター=ツインテールは名前を伏せたがっていましたが彼女がトゥアールって名前だと教えてくれました。
愛香が照魔の前に姿を晒す事を嫌がっていたのは浮気になるのでは?って乙女心が働いたからでした。
小学生の照魔まで男性認定して乙女性をアピールする愛香をトゥアールが鼻で笑います。
愛香の逆鱗に触れてしまいぶん殴られる事になりました。
トゥアールは上空高く打ち上げられてから地面に激突して埋まります。
照魔とエルヴィナはトゥアールの頑丈さに戦慄しています。
照魔ラブなエルヴィナはトゥアールと愛香を警戒していました。

本社ビルに戻ってくると玄関で詩亜と燐が迎えてくれました。
詩亜は同行するトゥアールと愛香に警戒心を示します。
エルヴィナはビルに入るには入館証を使わなければならないと説明しようとしていました。
彼女が説明する前にトゥアールと愛香は受付に向かいます。
エクス鳥からゲスト用の入館証を発行して貰っています。
ビジネス様式に慣れていますね。
マウントを取る絶好の機会を逸して項垂れているエルヴィナを見てトゥアールと愛香は彼女の心情を察します。
下手な演技をしてエルヴィナに説明を受ける事にしています。
大人だ。

トゥアールが照魔の世界に来たのはエレメリアンの首領を倒して平和を勝ち取ったのでかつて巡った世界がどうなっている知りたいと思ったからです。
再興されている事を期待していたようですがこれまで訪れた世界は人々の心が死んだままでした。
トゥアールは自分の力の無さに項垂れています。
それを愛香が励ましていました。
愛香はトゥアールが一人で異世界旅行をするのが心配なので護衛役を買って出たようですよ。
仲良しになったもんだよね。
愛香はこれ以上異世界巡りをしてもトゥアールを落ち込ませるだけだと判断し帰る事を提案しました。
諦めきれないトゥアールはこれが最後と考えて照魔の世界にやってきました。
そして女神達と元気に戦う照魔たちを発見しました。
闘争心を取り戻している世界があると知って嬉しそうでした。

トゥアールは自分の戦いの歴史を照魔達に語りました。
愛香はなるべく干渉しないように黙っています。
失言を恐れている風に見えますが照魔と仲良くなることは浮気になると思っているようです。
普段なら魅力的なトゥアールと愛香に詩亜は最警戒するんですが二人は大丈夫と判断しました。
燐を見た二人が全く興味を示さなかったからです。
燐はものすごくカッコイイので女の子なら心惹かれる筈。
全く反応を示さないのは心に決めた男が居るからだ、照魔に色目を使う理由が無いと判断したからです。
トゥアールから心のエネルギーが失われているのがエレメリアンという怪人の仕業だと聞かされて照魔たちは驚いています。
女神が人間界を襲撃するのは間違いであり敵はエレメリアンだと知る事になりました。

トゥアールが照魔の母親、猶夏に会いたいとお願いしてきました。
トゥアールは猶夏と旧知の間柄でした。
照魔は二人が面会できるように手配します。
面会するのは翌日になるので一泊していく事になります。

天界で六枚翼女神の会議が開かれます。
トゥアールの話を聞いたディスティムが変調をきたしたと報告されます。
それを聞いたハツネがディスティムへの疑念を強めます。
六枚翼女神の誰かが女神大戦を誘発したのではと考えます。
ディスティムの行動を調査する事になりました。

翌日トゥアールと猶夏が面会する事になりました。
二人は久々の再会を喜び合っています。
トゥアールはかつてこの世界を訪れた時に猶夏に自分の知識を授けました。
当時の猶夏は少女だったんですが今は照魔の母親になっています。
異世界間で時間の流れる速さが異なるようです。
当時と比べてトゥアールの表情が柔らかくなっていることから猶夏はトゥアールが恋をしていると察します。
トゥアールの馴れ初めを聞き出そうとしてきました。
トゥアールは嬉しそうに馴れ初めを語り始めます。

暇になった愛香は照魔の特訓に付き合う事にしました。
照魔の構えを見た愛香は彼が鍛えられている事を見抜きます。
これまでの努力を評価されて照魔は嬉しそうにしていました。
お姉さんですけど女の子が相手なので加減しようと考えていましたが愛香の強さを知り本気で攻撃する事にします。
愛香は武器なしで照魔の攻撃をいなして反撃してきました。
愛香から子供の頃にクマを倒したと聞いて照魔は驚いています。
幼い愛香は憧れの女性に自分を近づける為に鍛えていました。
照魔も女神に相応しい自分になる為に鍛えていました。
この辺りは似通っています。
エルヴィナは詩亜ほど愛香の心情を理解できてないので照魔が心配なようです。
こっそり特訓を覗きにきました。
照魔に乞われて愛香が本気を出す事になります。
テイルブルーに変身しました。
愛香は照魔の攻撃は諦めが良すぎると指摘します。
攻撃をかわされても追撃を試みるべきだと助言しました。
満足の行く特訓ができて照魔は満足そうにしています。
照魔は愛香が強くなれた理由を知りたがりました。
愛香は照れながらツインテールが好きな想い人の事を語ります。
愛香は着替えるからと言って照魔を退室させます。
隠れていたエルヴィナに声を掛けました。
エルヴィナが突撃してきましたが愛香が余裕で受け止めます。
もしかして愛香はエルヴィナよりも強いのか?
愛香はエルヴィナに警告する事にします。
エルヴィナが女神大戦を勝ち抜き創造神になり自分たちの世界に悪影響を与えたら倒すと宣言します。
エルヴィナはこの場で戦おうぜと誘いますがそれは断りました。
エルヴィナが創造神になったら連絡をもらう事を約束しています。
愛香vsエルヴィナ戦は実現する事になるのでしょうか?
凄まじい激闘になると予想されますよね、これは期待して待つ他ないね。

自分たちの世界から救援を求める連絡が届きます。
愛香は名残惜しそうなトゥアールを急かします。
別れ際にトゥアールは照魔に餞別を贈ります。
最高にエッチな動画が入ったメモリを渡しました。
エルヴィナが即座に捨てなさいと奪い取ろうとしてきました。
照魔は贈り物を捨てることなどできないと言って死守しています。
トゥアールと愛香は屋上に向かいそこで異世界を移動できるスタートゥアール号を呼びました。
次は自分たちの世界に遊びに来て欲しいと言い残して帰っていきました。

トゥアールと愛香が帰還した直後に女神が出現しました。
照魔とエルヴィナは出現ポイントに急行します。
そこで女神に襲われそうになっている一人の女の子を発見しました。
驚いた事に女の子はディスティムにそっくりでした。
しかしエルヴィナは女神力を感じられないと言っています。
エルヴィナは女神諸共女の子を始末しようとしてましたが照魔が止めます。
助け出した女の子が照魔に抱き着いてきました。
彼女は咲寺運命芽(さてら さだめ)と名乗り照魔の許嫁だと自称してきます。
照魔は許嫁の存在を知りませんでした。
母の猶夏は恋人と紹介したエルヴィナと会うのを楽しみにしています。
照魔の恋愛を応援しているので許嫁を決めている可能性は薄そうです。
エルヴィナは反対なようですが運命芽を置いて行く事はできないので照魔は社屋に連れて行く事にします。

またも見知らぬ女の子を連れてきたので詩亜が嫉妬しています。
ゲスト用の入館証を発行するには住所登録をしなといけないので運命芽の素性が分かります。
咲寺運命芽という人物は実在していて彼女の父親が経営する会社は猶夏の会社の傘下だと分かりました。
運命芽は父親も照魔との結婚を後押ししてくれていると言っています。
詩亜が政略結婚じゃんと言い募ると運命芽は政略結婚大歓迎と返しました。
更に運命芽は照魔に好きですと告白してきました。
同年代の女の子に告白されて照魔は固まっています。
運命芽はデュアルライブスの社員にして欲しいとお願いしてきました。
社員募集に応募したんだが断られたと言っています。
照魔は社員募集に一人も応募がなかったとショックを受けていたので驚いています。
彼女は十歳なので年齢的にアウトですよね。
受付ホームが自動でお断りしたようです。
何度も照魔宛てにラブレターも送ったそうですが1回も返事が来なかったと言っています。
こっちは詩亜が照魔宛ての手紙を精査していた時に危険人物からの手紙として処分されていたようです。
運命芽は詩亜の行為に苦情の入れています、余計なことすんな。
一緒に働きたいという運命芽のお願いを照魔は叶えてあげる事にします。
小学生の職場見学って事にして通って貰う事にしました。

運命芽は毎日デュアルライブスに通ってきました。
少しずつ仕事も覚えていっています。
照魔へのアプローチも積極的でした。
照魔の様子が変だと察知した詩亜は緊急女子会を開催します。
集められたのはエルヴィナとマザリィと彼女を護衛する女神達です。
詩亜は照魔は疲弊しているように感じていました。
照魔は運命芽がディステムである可能性を警戒していました。
それが詩亜には不憫に思えたのね。
彼女の目線はお姉さん目線ですね。
元気づける必要があると訴えます。
エルヴィナは照魔にちゅーすれば元気になると言い出します。
マザリィも乗ってきました。
照魔とのちゅーを目指して気合を入れるエルヴィナをマザリィの護衛役は可愛いと感じています。
マザリィにもっと可愛くなってくださいとお願いしてきました。
マザリィが一番駄目になってませんかね・・・威厳が地に落ちているようです。

ハツネに言われてディステムの行動を調査していたクリスロードが異世界への入り口近くでディステムの女神力の残滓を見つけます。
ディステムの尻尾を掴んで喜ぶクリスロードの前にディスティが現れました。
普段の幼女形態ではなく成長した姿をしていました。
ディスティムは女神大戦を始めたんだろと糾弾されますが言い訳しませんね。
クリスロードを攻撃してきました。
クリスロードはぶちのめされてしまいます。
余りに弱かったのでディスティムは彼女に止めを刺すのをやめました。
クリスロードとディスティムの間には大きな実力差があるようだ。

運命芽が照魔とデートしたいとお願いしてきました。
運命芽を疑い続けている照魔は献身的に仕事に励む彼女を疑い続けるのはよくない。
彼女のお願いを聞いてあげようと考えました。
2歳年上なのでお兄さん目線になっています。
本人は社員に対して社長して度量の広さを見せようと考えています。
福利厚生として運命芽のお願いを叶えてあげる事にしました。
コンプライアンス的にはアウトなんですよね。
社長権限で女子社員とデートするって話ですからね。
エルヴィナと離れ離れになると死んでしまう問題を抱えているのでどう説得するか悩んでいます。
ここで運命芽が正妻面して余裕を見せてきました。
彼女は女神が好きって照魔の趣味に理解を示します。
エルヴィナの同行を認めてくれました。
正妻面している運命芽に詩亜がキレます。
女の子特有のサブスクリプションが来てないくせに生意気言うなと恫喝していますね・・・
下品すぎる発言に燐がイエローカードを提示しました。

照魔は運命芽とエルヴィナを連れてデートに向かいます。
エルヴィナとのデートでも廻った初恋の女神との思いが詰まった公園に向かいます。
エルヴィナは照魔との関係性を彼の趣味扱いされてしまい落ち込んでいるようですよ。
目的地だった花畑に到着しました。
運命芽は喜んでくれています。
エルヴィナは不機嫌そうですがデートは上手くいっているようですね。
女神の気配を感じ取ります。
照魔は運命芽に社屋にお戻るように指示してエルヴィナと共に女神の出現地点に向かいます。
運命芽は帰ってきたら結婚しようねと言って照魔を送り出します。

襲撃してきた女神はディステムでした。
少し成長した姿をしていますね。
照魔は運命芽が存在している状態でディステムが現れたので彼女はディスティムではないと安心しています。
しかし少し遅れて運命芽が戦場に現れます。
運命芽は照魔に反応を示す事なくディスティムの隣に並びました。
ディスティムから衝撃の事実が語られる事になります。
ディスティムは六枚翼女神の中で最初に世界の異変に気が付いたそうです。
調査をする為に人間界を訪れて運命芽と出会いました。
背中に六枚の翼をもつディスティムを見ても運命芽は怖がりませんでした。
むしろ好意を示してくれました。
過去に人間界に来ていたと聞いて照魔はディスティムが初恋の女神かと考えます。
しかし彼女から否定されました。
ディスティムが人間界にやってきたのは照魔が初恋の女神と出会うよりもずーっと前だそうです。
ディスティムと運命芽が出会った時にはすでにこの世界はエレメリアンに滅ぼされた後でした。
運命芽からエレメリアンの存在を知らされディスティムは問題の元凶を知る事になりました。
運命芽はツインテール属性を使いエレメリアンと戦ったそうです。
最初は撃退できて彼女は一時的に救世主となりました。
それはエレメリアンの作戦でした。
世界が運命芽を救世主として持ち上げるまで手加減していました。
運命芽が救世主になってから彼女を叩きのめして世界に絶望を与えました。
負けた運命芽は世界から糾弾される事になりました。
ディスティムと出会ったのはその頃のようです。
運命芽はツインテール属性を失い存在が消えそうになっていました。
運命芽を救いたいと考えたディスティムは彼女の記憶を取り込む事にしました。
運命芽の記憶を取り入れる事はできたんですが彼女の意識は消えました。
運命芽の記憶を取り入れた事でディスティムは進化したようです。
二形態に分かれる事になりました。
エルヴィナよりも先に双神になっていました。

自分の中の好きって気持ちをエネルギーにして戦っていた運命芽の悲劇を知り照魔の心が折れかけます。
トゥアールから人間の心がエレメリアンを生み出していると教えられディスティムは悲壮な覚悟を決めていました。
エレメリアンが属性力(心の力)を奪うなら人間を女神に変えてしまえばいいと考えます。
世界中の人間を女神に変化させる神略「全人類女神化計画」を実行に移しました。
照魔に向かって地上に女神が溢れる事になる、お前の望んだ世界じゃないのか?と言ってきます。
照魔が躊躇を見せたので彼の女神に対する憧れはその程度だと見下してきます。
女神が大好きな照魔は女神が増える事を歓迎できない自分の弱さを痛感したようです。
負けを認めて撤退する事になります。
デュアルライブス本社にもディスティムの神略が迫ってきました。
エクス鳥とマザリィ達が頑張り詩亜と燐を守ってくれます。
この二人以外の世界中の人間は女神化が始まってしまいました。

心が折れてしまった照魔は心配する燐と詩亜を振り切り自室に籠ります。
やさぐれ気分になっている彼はトゥアールからもらった最高にエッチな動画を見てみる事にします。
大画面で視聴する事にしていますね。
再生された動画はトゥアールの想い人がテイルレッドに変身して戦う映像でした。
成程ね、彼の活躍シーンを見てトゥアールが高揚してムラムラできる動画ってことね。
テイルデッドが苦しみながらも立ち上がり最終的に敵の首領を倒すダイジェスト動画でしたよ。
テイルレッドの正体が少年であると知り照魔は驚いています。
好きなツインテールを信じてひたむきに戦う彼の姿を見て照魔が再起動しました。
戦う覚悟が決まります。
照魔は出発前に亡き乳母里茶の私室を訪ねます。
毎日誰かがコーヒーを供えてくれている事は知ってたんですが誰なのか分かっていませんでした。
照魔は燐か詩亜が供えてくれているんだろうと思ってたんですがエルヴィナが供えてくれていると判明しました。
エルヴィナから里茶との思い出が語られます。
人間の飲食物に感慨を持たないエルヴィナなんですが里茶の淹れてくれたコーヒーだけは美味しいと感じたんだそうです。
彼女の淹れてくえた味を再現する為に頑張っているそうですが上手くいかないんだそうですよ。
照魔はエルヴィナが里茶と交流を持っていたって事実に喜びを感じています。
照魔はもう一度一緒に戦って欲しいとエルヴィナを誘います。
エルヴィナは照魔がヤル気になって嬉しいようですね。
燐と詩亜に見送られて二人はディスティムの元に戻ります。

思いの外早く戻ってきた照魔にディスティムは意外そうな顔をしています。
照魔が運命芽(幼女版ディステム)エルヴィナがディスティムの相手をする事になります。
チーム戦を挑む事にするんだね。
再起動した照魔は運命芽を追い詰める事に成功します。
エルヴィナもディスティムに対して優勢を保っています。
エルヴィナはディスティムに向かってマウントを取ろうとしています。
ディスティムはエルヴィナの事をライバル視してるんですがエルヴィナは彼女を敵の一人として認識していました。

ディスティムがディーギアスを呼び出しました。
照魔とエルヴィナもディーギアス(ヴァルゴ)を呼び出しました。
ディスティムのディーギアスは獣型の黒い個体(ジェミニブラック)と女神型の白い個体(ジェミニホワイト)に分かれていました。
二対一の戦いになりヴァルゴが追い詰められます。
ディスティムの女神力は喪質変換能力でした。
それを使いヴァルゴの廻りを宇宙空間に変化させました。
彼女は戦闘狂の思われていましたが実は運命芽に勝利を捧げたい一心で戦っていました。
この辺が純粋に戦い好きなエルヴィナとの違いですね。
運命芽に勝利を捧げる為に頑張っています。
必殺攻撃を放ってきました。
凄殺ターミネーションノヴァって攻撃がヴァルゴを捉えました。
ヴァルゴは消滅してしまいます。

この決着を邪悪女神の居城でシェアメルトとファルシオラが観戦していました。
ファルシオラの女神力は遠方での出来事を映像化できるのね。
それを知りシェアメルトは一緒に観戦していました。
シェアメルトはエルヴィナと照魔が負けたと判断します。
次の戦いに目を向け始めますがファルシオラがまだ終わっていないと告げました。

照魔とエルヴィナがディスティムと戦っているので神樹都の守りがなくなります。
好機と判断した四枚翼と二枚翼が攻め込んできました。
狙いはセフィロト・シャフトです。
デュアルライブス本社に残っているマザリィの護衛達は出撃を懇願してきます。
マザリィは中立の立場を守らねばと頑なに出撃を認めません。
エクス鳥が自分は出撃するぞと伝えてきました。
エクス鳥はデュアルライブス社の社員として業務を遂行すると言っています。
エクス鳥が既に天界のルールを無視していると知りマザリィは考えを変えます。
照魔を悲しませる事はできないと考えマザリィは出撃を決めました。
セフィロト・シャフトの近くに転移して邪悪女神を迎え撃つ事にします。

エルヴィナの神起源(アライブ)は進化です。
照魔はこれまで戦った女神の攻撃を模倣していました。
極限状態で進化したようですね。
八枚の翼を生やしたヴァルゴが空間を破って出てきました。
八枚翼(エクセリオン)は創造神しか持ちえないと言われています。
エルヴィナと照魔は創造神になったのか?それとも一時的に八枚翼級の力を得たって事か?
攻撃力が爆上がりしたヴァルゴがディスティムのジェミニを破壊しました。
照魔とエルヴィナが勝利しました。

負けてしまったんですがディスティムは満足そうにしています。
楽しかったなー、やっぱり私は、戦いが好きなんだなー、って感想を述べています。
運命芽に捧げる為に頑張っていたんですが本質的には戦いが好きだったようです。
ディスティムは運命芽の記憶は手に知れましたが心は手にできませんでした。
二つの身体を操る事ができるようになっていましたが一人で戦っていました。
照魔と共に戦える双神になったエルヴィナの事が羨ましかったようです。
嫉妬心から激烈な攻撃を放ってきてたみたい。
エルヴィナに向かって照魔と共に歩めるお前が羨ましいと言ってきます。
照魔には初恋を追いかけろよ、その方がお前らしい、と伝えます。
私と運命芽の代わりに、いっぱい恋をしてくれ、それが私のお願いだ、と言ってきました。
照魔は女神との恋を諦めないと約束します。
一人の女神好きの人間として、女神が好きだって想いを力に変えて戦い続けると伝えます。
ディスティムは満足そうに消滅しました。

消滅したディスティムが運命芽の魂と再会します。
ディスティムが人間界に酷い事をしてしまったと謝ります。
運命芽はあの世界に思い入れはないんで気にするなと答えています。
好き放題に暴れ回ってくれたので痛快でしたわと言っています。
ディスティムは運命芽として照魔に好きになって貰えなかった事を謝ります。
運命芽はこっちから照魔をふってやったんだ。
照魔を好きになったのはディスティムでしょと言ってきます。
おっとディスティムが照れてますね。
彼女は照魔に惚れてしまってたようです。
運命芽は少しだけ人間の恋が体験できたので楽しかったと伝えます。
自分と出会ってくれてありがとう、わたしを愛してくれてありがとうと言ってディスティムを抱きしめました。
二人とも幸せそうですよ。

邪悪女神の居城でハツネが消滅したディスティムにお礼を言っています。
照魔を強くしてくれてありがとう。
ハツネの元に喜色満面で六枚翼のトランジェリンがやって来ました。
彼女は恐がっていたディスティムが消滅して嬉しいようです。
彼女はハツネを信奉しているようですね。
トランジェリンはディスティムが居なくなったら行動を開始するとハツネと約束していたようです。
ハツネが約束を覚えていてくれたと知り喜んでいます。
ハツネは二人で天界を変えていきましょうと煽っています。
頼られてトランジェリンは嬉しそうですね。
トランジェリンが部屋を出て行きました。
ハツネが邪悪な笑みを浮かべていますね。
トランジェリンを利用する気満々ですよ。
ディスティムはハツネの権能にとって天敵だったようです。
彼女が居なくなったのでハツネは行動を開始するつもりです。
「待っててね照魔くん・・・女神ともう一度、恋しよ・・・?」と呟いています。
ハツネが照魔の初恋の女神なんだろうか?

エルヴィナが照魔とチューしようとしてきます。
鈍感な照魔は中々彼女の意図に気付けません。
エルヴィナは何度も照魔を小突いて不満を露わにします。
一向に照魔が彼女の意図に気付かないので回りくどい言い方で意図を伝えようとしてきます。
心を究極まで同期させなければ、もう一度ディーギアス=ヴァルゴ・エクセリオンになる事は不可能よ、と言ってきます。
22時間はエルヴィナの事を考えて心を繋ぐ訓練をしておきなさいと言い放ちます。
照魔は長すぎるって不服を述べます。
睡眠時間は夢の中でエルヴィナの事を思っていなさい、と言われました。
察して欲しいと言ってるんですが照魔は気が付きません。
エルヴィナは諦め言葉にする事にしました。
照魔に褒美を与えます、と女神っぽい事を言ってきます。
照魔が褒美ってなんだろう?と考えていると目を閉じたエルヴィナの顔が迫ってきました。
エルヴィナは口で「ちゅー」って言って顔を近づけてきます。
余りの美しさに照魔は固まってしまい動けなくなりました。
恐らく初キスだろうエルヴィナは間合いを見誤り頭突きをしてしまいます。
テレから真っ赤になっているエルヴィナはキスを諦めたようですね。
照魔からエルヴィナにキスする事になりました。
エルヴィナの口にキスしたようですよ。
顔を話した照魔は「ご褒美。ありがたくもらいます、女神さま」と言ってきます。
あら、結構カッコよくないですか、小学生とは思えませんね。
エルヴィナは放心状態になっています。

戻ってきた照魔とエルヴィナを燐と詩亜が迎えます。
エルヴィナが猛烈にモジモジしているので詩亜が異変に気付きます。
何かありました?と言及する詩亜に向かって照魔はエルヴィナにキスされたと答えます。
エルヴィナは真っ赤になって、あなたからしてくれたんでしょ、照魔っ、と叫びます。
照魔が、お前でも顔真っ赤にして照れること、あるんだな、と揶揄います。
エルヴィナは、女神を揶揄えるくらいに図太くなったのね、と言い返しています。
詩亜は、やりやがったなテメェ、と怨嗟の声をあげます。
エルヴィナは詩亜の許可は必要ない、それに照魔からしてくれたんだ、と言って煽っています。
詩亜は吹っ切れたようですね。
その先は自分が貰うと言っています。
玉の輿の為にもう我慢するのはやめると宣言しました。
燐は照魔の意思を第一に考えてくれるなら問題と認めています。
燐も自分の心のままに生きますかと宣言しています。
これは詩亜にアプローチするって意味のようですが詩亜は気付いていません。
燐がヤル気になって嬉しそうにしていますよ。

セフィロト・シャフトを守ていたマザリィ達とエクス鳥が戻ってきました。
マザリィは疲れたと主張していますが殆どの敵はエクス鳥が倒したそうです。
戦闘を終えてマザリィは吹っ切れました。
天界の意思を規律を自分が変えていく。
わたしに逆らったら即処断!女神大戦の勝者であるわたしにはその権利があるはずです、と宣言しています。
護衛の女神達はマザリィを褒め称えています。
照魔が事後処理が残っているので頑張ろうと宣言します。
マザリィは愕然としています。
まだまだデュアルライブスの社員としての自覚が乏しいようですね。
燐と詩亜はヤル気に満ちています。
クールさを取り戻したエルヴィナを引きつれて照魔は会社ビルに入っていきました。
エルヴィナは一歩を踏み出した感じですね。
照魔が初恋の女神への想いを追い続けているのはエルヴィナにとっても大問題ですよね。
今のところ照魔はエルヴィナに対して恋心は抱いていないように見ますよ。
詩亜にエルヴィナに並ぶチャンスはやってくるんでしょうか?
天界の動きも気になります。
ハツネがどんな行動を起すんでしょうね?
不穏な感じがするんだよなー。

成分表
成分含有量(5:多い、1:少ない)
美少女5
ラッキースケベ2
戦闘5
恋愛5


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