ラノベの感想) 魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?4 (HJ文庫)


概略:
ネフィが里帰りを申し出たのでザガンは一緒に行く事にします。
ザガン、ネフィ、フォルの三人旅の予定だったんですがゴメリが無理矢理付いてきます。
ゴメリのお目付け役としてキメリエスも同行する事になりました。
フォルに竜化してもらい彼女の背に乗って飛んで行きます。
借りてたマントを返しに来たネフテロスがバルバロスの厚意に巻き込まれます。
シャスティルの護衛を任されている彼は命令を守る為に彼女を騙します。
ネフィが危ないと騙して同行させる事にします。
バルバロス、ネフテロス、シャスティルがネフィの故郷に先乗りしていました。
エルフの廃村で合流する事になります。

レーベル:HJ文庫
発行日:2018/1/1
著者:手島史詞
イラスト:COMTA
ISBN:978-4-7986-1584-4
雰囲気:大所帯、お返し、帰省、愛で力、幼女化、勤め人、捜索、過去、対決、ご挨拶、質問

ビフロンスの悪だくみから救った事で心酔されザガンの配下が増えました。
ネフィの正体がハイエルフだと分かったのでザガンは彼女の故郷を調べに行きたいと考えています。
しかし裏切る可能性がある腕利き魔術師を多数抱え込む事になったので留守にするのが躊躇われます。
彼らが裏切らないとの確証を得るまで待つ必要がありました。
魔術師たちはザガンが仕事に対してきちんと対価を支払うので真面目に働いているようです。

ザガンはネフィに彼女の故郷に行こうと伝える為に彼女を探していました。
城内でビフロンスの夜会で歌っていたセイレーンとすれ違います。
部外者である彼女が城に居る事にザガンは驚いています。
夜会で会った彼女の下半身は魚類型だったんですがここでは二本の足で歩いています?
城には侵入者を阻む結界が施されています。
魔術師でもない彼女が無事な姿で歩いているのが不思議でした。
彼女はセルフィと名乗ります。
ビフロンスの夜会で所属していた楽団のメンバーは皆死んでしまいました。
仕事を失いキュアノエイデスの酒場でくだを巻いていたときにマニュエラと出会います。
事情をききマニュエラはザガンの城で働く事を勧めたんだそうです。
城にはキュアノエイデスに戻るネフィに付いてくる事で侵入したんだそうです。
ネフィの友達の紹介と分かりザガンは彼女を雇ってあげる事にします。
ラーファエルに仕事を振り分けさせる事にしました。
玉座の間でネフィを発見しました。
玉座に座ったザガンはネフィにも座るように命じます。
ネフィはザガンの膝の上に座りました。
セルフィは口をパクパクさせて驚いています。
ネフィが言い難そうにしばらく暇が欲しいと休暇申請してきます。
城が大所帯になったので休みをもらうのが心苦しいようですな。
ザガンは彼女が故郷に行こうとしていると察し一緒に行こうと伝えました。
予定ではザガン、ネフィ、フォルの三人で向かうつもりでした。
話を聞きつけたゴメリが強引に付いてきてしまいます。
お目付け役としてキメリエスも同行する事になりました。
フォルに竜になってもらい彼女の背に乗って飛んで行く事になりました。
ゴメリは高いところが怖いそうで暴れています。
彼女が心配になったフォルがスピードを落とそうか?と聞いてきます。
ゴメリはフォルの優しさを愛で幸せそうです。

ザガン達が出発した後にネフテロスが城の上空にやってきます。
城に施されたザガンの精緻な結界を見て驚いています。
ザガンの結界は自然物も取り入れ風が吹くだけで結界の形状が変化します。
侵入経路を探っていると地上に居るラーファエルに察知されました。
視力が高いネフテロスは彼に睨まれていると考えます。
強引に結界を破って城に入りました。
ラーファエルはザガンからネフテロスを歓迎するように命じられていると伝え彼女を客間に連れて行きます。
紅茶とクッキーを振舞ってくれました。
紅茶とクッキーはとても美味しくネフテロスを驚かせています。
強面のラーファエルが作ったと知りさらに驚く事になりました。
ザガンに用があってやって来たと伝えると彼が留守にしていると教えられます。
ネフィの故郷に行ったので数日戻らないと言われました。
借りたマントを返しに来たネフテロスはザガンに直接渡してお礼を伝えたいと考えます。
後日出直すと伝えるとお土産としてクッキーを持たせてくれました。
敵陣営に優しく応対されて自分の存在が揺らいでいます。
城の入り口から出て行こうとしているところでバルバロスと遭遇します。
ザガンがネフィの故郷に旅行に言ったと教えると悔しがっています。
ネフテロスは関わり合いに成りたくないと考えていますがバルバロスはネフテロスを巻き込みました。
ザガンに用があって城にやって来たんだと教えたのでザガンの元に連れて行ってやろうと考えたようです。
人の話を聞かない人間のあしらい方を知らないネフテロスは巻き込まれる事になります。
バルバロスはザガンにシャスティルの護衛を任されているので彼女の元を離れる事ができません。
バルバロスはシャスティルを騙して連れて行く事にします。
ネフィに危険が迫っていると言われたシャスティルは完全装備で同行する事にします。
仕事モードで同行する事になりました。

幼い頃のネフィは村の外に出た事が無かったので周辺地理に明るくありません。
近くまで来ているんですが捜索する必要がありました。
キメリエスがネフィの匂いを辿れば見つけられると言っています。
ザガンは彼に任せる事にしました。
すぐにエルフの村を発見しました。
村に人の気配を感じ警戒を強めながら入って行きます。
そこでは焚火を囲んでバルバロス、シャスティル、ネフテロスが待っていました!!
ネフテロスは憔悴している様子です。
シャスティルは何だか悲壮な覚悟を決めている感じですね。
ネフィを見たシャスティルが泣きながら抱き着いてきました。
彼女はバルバロスからネフィが窮地にあると言われて付いてきたんだそうです。
とても心配していたのね。
バルバロスは護衛対象のシャスティルを連れてきたから問題ないだろといっています。
ザガンは殴ってやりたいと思っています。
気付かぬ間にバルバロスを複数回殴っていたようです。
それ以上殴るとバルバロス様が死んでしまいますと慌てているネフィに止められました。
村に危険な罠がないと分かったので里長の家に泊まる事にします。
村は廃村になっていましたが死体などは転がっていません。
家も残っていました。

人数分の部屋数があったので個別に眠る事になりました。
ザガンはネフィに会いたいと感じますが故郷に戻った彼女を一人にさせてあげたいとも思っています。
しばらく懊悩してたんですが会いたい気持ちが上回りました。
ネフィの部屋に行こうとして部屋の扉に近づくと何者かが居る事に気付きます。
足音からネフテロスだろうと予想します。
ネフィは足音たてないように歩くんだよね。
そこで何をしているんだと声を掛けられた彼女は焦っています。
たまたま通りかかっただけだと苦しい言い訳をしてきました。
ザガンは彼女が部屋の前を行ったり来たりしていた事に気づいているんですが指摘しませんよ。
ネフテロスが借りていたマントを返してくれました。
ボロボロだったマントが繕われていましたね・・・ザガンが指摘すると照れています。
ビフロンスを殺せる魔法陣をプレゼントしてくれた事に対するお礼を伝えてきました。
お陰でビフロンスに適切な距離感を教える事ができたと言っています。
それを聞いてザガンは意外感を覚えていますね。
ビフロンスなら何度も同じ魔術で殺される事はない筈なんだがな?と不思議に思っています。
ドМ疑惑が湧いていますよ。

ネフィも眠れぬ夜を過ごしていました。
村に入っても大きな感慨が湧かなかった事に驚いています。
この村はネフィが虐げられていた場所なのでもっと感情が揺れると思っていたようです。
感情が揺れないのは当時の心を閉ざしていた自分に戻っているとの危機感を抱きます。
ザガンに頼られるくらい強く成りたいと考えている彼女はこれではいけないと考えます。
向かいのネフィが暮らしていた家に灯りが灯ったのを発見しました。
ザガンに知らせなければと考えるんですが強く成ろうと決心したばかりでした。
自分一人で解決できなければ強く成れないと考えた彼女は書置きを残して一人で行ってみる事にします。

暮らしていた家に入ってもネフィは強い感情を抱けません。
家族の肖像画を発見してこの家が四人家族だったんだと知ります。
先祖の肖像画もあったんですがネフィの肖像画はありませんでした。
ネフィはここが自分の生家なのか?って疑問を持ちます。
彼らに優しくされた記憶がないネフィは自分は家族ではないのでは?と考えます。
これまでの人生で彼女に優しく接してくれる人ができたのはザガンと知り合った後です。
優しさに血縁関係は必要ないのでは?と考え出しています。
誰かの声が聞こえてきました。
ネフィはこの家に魔術が仕掛けられていると気付きます。
魔法を使って脱出を試みます。
家の外に出る事はできたんですがネフィの身体に変化が起きます。
泊っている里長の家の扉を開けようとしたら手が届かない事に気づきました。
ネフィは身体が縮んで幼女になっていました。
扉を叩いて開けてもらおうとしているとザガンが出た来ます。
ネフィの姿に驚いています。
ネフィは舌足らずな言葉で起こった事象を説明しますが途中で疲れて眠ってしまいます。

翌日目覚めたネフィは頭の中まで幼女化していました。
フォルの事をフォル姉さまと言って慕っています。
フォルも姉さま呼びが気に入ったのか嬉しそうにしています。
普段のネフィは感情表現が希薄で気持ちを素直に言えない子です。
幼女化したネフィは素直ないい子になっていて気持ちをストレートに伝えてきます。
ザガンに抱き着いてきて大好きと言ってくれます。
ザガンはとても癒されていますよ。

ネフテロスがザガンやネフィを監視していた時にザガンが浮浪児にリンゴを恵んだとバラします。
それを聞いたゴメリがご褒美を上げると言ってきます?
何をするのかと思ったら年齢を自在に操れる彼女は幼女化しました。
幼女化したゴメリはネフィとフォルに耳打ちしています。
三人で声を揃えてザガンに向かって「ぱぱ、大好き!」と言ってきました。
余りの可愛さにザガンは膝を屈して悶えています。
ゴメリがこれが「愛で力」だと謎の理論を説明してきます。
可愛いものを見て癒される行為全般をそう呼ぶようですね。

ネフテロスは弄られ体質だと見抜いたゴメリが美女化して百合展開を迫っています。
背後から抱き着かれてネフテロスが嬌声を上げていますね・・・
キメリエスがゴメリを殴って止めに入っています。
ザガンはシャスティルがネフテロス以上の弄られ体質であると指摘します。
何もしなくても愛で力を発揮しちゃう彼女を弄ってもつまらないと言い捨てられました。
シャスティルは構ってもらえないと分かり落ち込んでいます。

ザガンはもうネフィは小さいままでも良いのでは?と考え始めています。
驚いた事にシャスティルが真面でした。
彼女がそれで良いのか?と諭してきます。
普段のポンコツぶりを見慣れているザガンは驚いています。
シャスティルは今は聖騎士の任務中だと言っています。
彼女は仕事の時はできる人で仕事以外の時はダメ人間になるようです。
バルバロスが村が結界に覆われていて彼の空間を渡る魔術でも一人で逃げる事しかできないと言っています。
ザガンは村で発見した日記を読んで問題解決の糸口を探す事にします。

ゴメリも幼女化したのでネフテロスに子守りを任せる事になります。
彼女は口では嫌と言いつつも面倒を見てくれています。
シャスティルには里長の家でネフィに関係しそうな物品の調査を頼みました。
日記を呼んでいるザガンの元にネフィとフォルがやって来て花冠を掛けてくれました。
ザガンは嬉しいと感じてますが違和感がありました。
到着した時点で季節は冬だったんですが花が咲いている事に驚きます。
フォルから村周辺の季節が狂っていると指摘されます。
ザガンは自分の警戒心が薄れていた事を反省しています。
バルバロスとキメリエスとフォルに数日前の出来事を質問しました。
彼らの記憶が残っているか確認する為です。
人間、獣人、竜に記憶が残っていると分かったのでネフィの記憶だけが失われていると分かりました。

籠りに疲れたネフテロスが話しかけてきます。
彼女は子供の頃の記憶がなくて不安がっていました。
彼女の話を聞いたザガンは嫌な想像をしています。
ネフィに執着しているビフロンスの元に幼い頃から居たんだよね。
それでネフテロスはネフィにそっくりな外見をしています。
ビフロンスが魔術で作りだした可能性があるよね。
優しいザガンはそれを指摘しませんでした。
真相はどうなんだろうね?
ネフテロスを励ますためなのか自分のロクでもない過去を語っています。
浮浪児だったザガンは食料を盗もうとして殴られたり、カビたパンを食べて腹を下したり碌な記憶がないと教えます。
自分が何者なのか悩んでいるネフテロスに自分が誰かなんて問いに答えなんかあるか。
俺だってどこで生まれた誰なのか知らない。
それでも自分以外の何者にもなれないのが人というものだろと伝えます。
ネフテロスは励まされたと理解します。

シャスティルが里長の家の隠し扉から日記とペンダントを発見しました。
日記に使われている文字を読めなかったのでザガンが日記を読む事になります。
日記のタイトルはネフェリムでした・・・天から落ちてきた者という意味です。
日記はネフィの観察記録でした。
胸糞悪い内容が書かれていました。
村には悪魔と呼ばれる存在がいてはるか昔に村を出て行きました。
その悪魔がネフィを連れて戻ってきて「彼女を好きにしていい」と言い残しネフィを置いて行きます。
里長はネフィを殺そうとしたようですが魔法を使って反撃されました。
それで片腕を失います。
ネフィを殺せないと分かった里長は彼女を狩人一家に預けました。
ネフィが暴走しても殺せるだろうと期待しての事です。
ネフィは危険人物として虐げられる事になります。
それでも幼かったネフィは周囲の人々と仲良くなろうとして笑顔で話しかけてたようです。
それを観察していた里長は不気味な笑いと記しています。
殺されかけてネフィを怖がっているのでそう感じたようです。
ザガンもその気持ちは理解できるようですがネフィを殺そうとしたので同情はしません。
笑いかけても人々はネフィに冷たく接するので彼女は笑うのを止めたようです。
ザガンはネフィが心を閉ざしていく経緯を知る事になりました。
これまでネフィの故郷なので村を破壊したくないと思ってたんですが改めます。
こんな辛い記憶が残る場所なら消してしまおうと考えます。

日記を読み終わったザガンは恐い顔になっていたようです。
シャスティルとバルバロスをビビらせています。
ネフィがこの村の生まれではなく母親に連れてこられたと教えました。
シャスティルはそれは良い情報だと言ってきます。
シャスティルはネフィの母親が生きている可能性がある事を喜んでいます。
ザガンはネフィを捨てた母親に反感を持っていますがシャスティルの見解は違いました。
彼女はネフィを危険に晒したく無くて彼女を捨てたザガンを例にだします。
母親も似たような考えでこの村にネフィを置いて行ったのではないか?と予想します。

エルフの魔術師としてバルバロスからタイタニアの名前が上がりました。
ザガンも知っていて<魔王>オリアスに挑んで返り討ちに遭ったエルフだと指摘します。
何百年も前に死んだ魔術師なのでネフィの母親である可能性は薄まります。
死を偽装して生き残っている可能性も薄そうです。

ネフテロスがペンダントに仕掛が施してあるのに気付きます。
彼女が仕掛を解除すると中にメッセージが掘られていました。
愛しき我が娘ネフェリアに贈る、タイタニア。
タイタニアがネフィの母親だと判明しますが時間的な問題が残ります。
オリアスに挑んで殺されたと言われているのは数百年前です。
エルフの魔術師で魔王アリアスに挑み殺されています。
それは数百年前なのでネフィの母親なら時間のズレがあります。
里長によるネフィの観察日記が書かれたのは15年ほど前の出来事です。
ネフィを村に連れてきたならタイタニアは生きていた事になります?

食事の後片付けが終わったとゴメリとキメリエスが声を掛けてきました。
ザガンはオリアスという魔王を知っているか?と問い掛けました。
ゴメリの顔色が悪化します。
ザガンは村に結界を張った魔術師はオリアスだと考えています。
キメリエスからオリアスがゴメリの師匠だと教えられました。
途中から気付いていたなとザガンに指摘されて言い訳を始めました。
ゴメリはネフィを幼女化した魔術に見覚えがあると言っていました。
そこで師弟関係を伝えると疑われる事になります。
だから言えなかったんだと言っています。
ザガンは自分が迂闊だったと反省し其処は問題にしませんでした。
ゴメリが有力な情報を提供してくれます。
オリアスはいつもフードを被って顔を隠しているそうですが一度だけ顔が見えた事があるそうです。
彼女の耳はネフィのように長ったのでエルフだと教えてくれました。
ザガンの中で謎が解けたようですね。

それでもネフィをこのまま成長させて幸せな子供時代を作るか元に戻すか悩んでいます。
悩めるザガンを幼女ネフィが心配してくれました。
幼いネフィにどうしたいか問い掛けるとこれまでの記憶を失うのは嫌だと言っています。
ザガンは彼女を元に戻すと決めます。
幼いネフィに自分の気持ちを伝える事にするね。
お前を愛しているので俺が愛したネフィを取り戻そうと思う。
俺についてこい、お前は俺のものだ。
何者にもお前に手出しはさせないし、なにも失わせはしない、と伝えます。
ネフィは「ザガンしゃまの御心のままに」と答えます。
舌足らずなネフィが可愛いですね。

結界を破壊する為に強大な魔術を放ちます。
その魔術が中和されました!!
隠れて村の様子を観察していたオリアスが出てきました。
オリアスと対面したザガンはゴメリが提唱する「愛で力」を教えたのはお前か?と質問します。
魔王同士の決闘が行われると思いビビりまくりの周囲から「え」って声が漏れてきます。
問われたオリアスが顔色を変えてザガンに謝罪してきました。
「えっと・・・。うちの弟子がただならぬ粗相をしでかしたようで、すまない」
魔王が魔王に謝罪する場面を目撃して一同は驚いています。
キメリエスが沈痛な面持ちでゴメリを叱責しています。
ゴメリさんこういうところでお師匠さまに恥をかかせるはちょっと、と言い難そうにしています。
ゴメリは師匠に言いつけなくてもいいであろう?と非難してきますね。
オリアスに「黙っておれ」と叱責されて大人しくなります。
傍若無人なゴメリもお師匠さまは恐いようです。
オリアスが謝罪した事で結界を解いてもらえるかと期待が膨らむんですが話しは別と言ってます。
結界から解放する気はありませんでした。
ザガンとオリアスの戦闘が始まります。

オリアスは神霊魔法を放ってきました。
ネフテロスやネフィが放った魔法と同じ呪文なんですが効果は絶大でした。
一同は顔面蒼白になっていますがザガンは楽しそうです。
魔族を滅ぼす為に改良を施した魔術で防御しました。
神霊魔法を受け止められたのである程度の満足感を得ています。
ザガンの防御力が高いと分かったのでオリアスは魔王の刻印を使って魔族を呼び出しました。
バルバロスの魔法陣から出てきた魔族より巨大で強そうな魔族が出たきました。
ザガンは攻撃用の魔術を使う事にします。
開発中の威力を知っているゴメリとキメリエスが仲間を抱えて安全圏まで移動しています。
慌てていますね・・・相当な威力がると予想されます。
ザガンが出現した魔族に向けて攻撃魔術を放ちます。
<天燐・五連大華(てんりん・ごれんたいか)>
五つの刃が魔族に向けて飛んで行き身体に突き刺さりました。
魔族の体内に入り込んで内部から大爆発させました。
その余波でオリアスの結界まで破壊されました。

負けたオリアスは潔く殺せと言ってきます。
ザガンは用があると言って質問を始めます。
オリアスに向かってお前はタイタニアだろ?と問い掛けます。
フードを取るとエルフ老婆の顔が出てくるんですがネフィの面影がありました。
ザガンは己の予想を語ります。
オリアスに挑んでタイタニアは殺されたって事になっていますが実はオリアスを殺して成り代わったと指摘します。
オリアスは何も語りませんね。
バルバロスが勝ったならなんで当初の目的だったエルフの国を作らなかったんだと指摘します。
ザガンは国を作っても意味がないと気付いたんだろと予想します。
国を出たタイタニアはエルフへの迫害がなくならないと悟ったようですね。
村の外の酷さを理解したので村の方が安全だと考えてネフィを置き去りにしたようです。
彼女はオリアスを倒したんですが仲間の多くを喪いました。
それが村で忌避されていた理由のようです。
仕事モードが終了してポンコツ化しているシャスティルがネフィを子供にして村に閉じ込めた理由を質問します。
ザガンはお前がそれを言うかと呆れています。
ザガンはタイタニアはネフィを子供に戻して楽しい子供時代を体験させようとした。
楽しく暮らしながら成長させようと考えていたんだと教えます。
真相を言い当てられてタイタニアは虚勢を張るのを止めました。

タイタニアはネフィにここでの暮らしは楽しかったか?と質問します。
ネフィは「はい」と答えザガンやフォルが優しくしてくれたと伝えます。
タイタニアはその楽しみがずっと続いたら素敵だと思うと言ってきます。
ネフィは拒否しました。
とても嬉しいけどザガンしゃまにはお仕事がたくさんある。
わたしも早く大きくなってそのお手伝いがしたいんですと答えました。
いい子、滅茶苦茶いい子。
タイタニアはネフィの気持ちを優先させる事にします。
やっぱり可愛いので願いは叶えたいと思うわな。
ネフィに掛けた幼女化魔術を解いてくれます。
半刻もすれば元に戻ると言っています。
エルフというしがらみを捨てるにはオリアスの名前は丁度よかった。
あとのことは好きに想像するが良いと言ってます。
オリアスはザガンに殺される覚悟ができているようです。
シャスティルが慌てていますね。
ザガンがオリアスの前で膝を付きお願いしてきます。
「タイタニア。俺はお前の娘ネフィを愛している。お前の娘を、俺にくれ」
オリアスは彼の予想外の行動に困惑気味です。
「え、いや、え・・・?」魔王の威厳がなくなっています。
ネフィとザガンの様子から二人が相思相愛と分かってるようですよ。
ネフィはすでに君のものだろ私に許可を求める意味があるのか?と問うてきます。
ザガンは
「お前が生きていて、ネフィの幸せを望んでいるのだ。それ以上の理由があるのか?」
と答えます。
親への挨拶はしなければと直感的に理解したのね。
ザガンがカッコいいです。
オリアスは「娘を、よろしく頼む」と答えました。

ネフィが目覚める前にオリアスは帰ろうとしています。
娘に名乗り出る勇気はないみたいですね。
ザガンが、借りにも魔王相手に敗北して、そのまま帰れると思っているのか?と呼び止めます。
シャスティルがオロオロし始めています。
つられてゴメリまで師匠はあまり悪党というわけではないぞと擁護してきます。
ザガンは二人を無視してバルバロスに声を掛けます。
彼はザガンのやる事が分かっているのね影の中から酒瓶を取り出しました!!
ザガンは村で美味い酒を見つけたんだが吹き飛ばしてしまった。
同じ酒を手に入れてお前が俺の城まで貢ぎにこい。
それがお前への罰だ、と伝えます。
要約するとネフィに会いに来いと言っているのね。
それが分かってオリアスは狼狽えながらどれくらい猶予期間を貰えるのか問うてきます。
ザガンは罰なのであまり長く待つつもりはないと伝えます。
オリアスはザガンの提案を受けいれます。
この歳になって勇気を試される日が来るとは思わなかったと言い残して去ります。

成り行きを見守っていたシャスティルがバルバロスがザガンの行動を予見していた事に驚いています。
バルバロスは自分もザガンに酒を貢ぐ事で生かして貰っていると伝えます。
シャスティルはそれを知ってるんだよね同じ流れだったのに気が動転して気付けませんでした。
フォルは自分よりもザガンとの付き合いが長いのに何で気付けないんだ?と馬鹿にしてきます。
キメリエスに何で慌ててないんだと必死な様子で問いかけます。
キメリエスはザガンさまの性格ならオリアスさんを殺すというのは考えにくいと思いましたと告げます。
一緒に慌ててたゴメリに弁明を手伝って貰おうとしてきます。
ゴメリはシャスティルと同じ様に動揺していた事を指摘されて赤面しながら弁解を始めます。
師匠のことだから取り乱してしまったんだ忘れてくれ。
シャスティルと同じリアクションを取ってしまったのを恥じています。
死ぬしかないとまで言われてしまいシャスティルが泣き出しました。

ネフィが目を覚まします。
彼女は対面時は幼女だったのでオリアスが母親だと名乗った事を理解できなかったようです。
ザガンに向かって村に魔王が潜んでいると伝えてきました。
ザガンはその魔王なら敵ではないと教えて安心させます。
ネフィはフォルと花冠を作った事を覚えていました。
幼いネフィにザガンが大切な事を伝えてきたのも覚えているようです。
二人が良い雰囲気になったのでゴメリが愛で力を発揮しています。
見逃せないとかぶりつきで観覧しようとしていますね。
気を利かせてキメリエスがゴメリを運び出してくれました。
シャスティルはフォルの目を塞いで彼女にはまだ早いと諭しています。
ラーファエルならこうする筈だと言って彼の役目を代行しています。

ザガンは10秒待ってくれと伝えて呼吸を整えて覚悟を決めます。
ネフィに
「好きだ、ネフィ。俺はお前を愛している」
と伝えました。
ネフィは
「はい。覚えています」
「わたしも、ザガンさまが好きです。大好きです。本当に、本当に、愛しています」
と答えました。
遂に互いの気持ちを確認し合う事ができましたね。
気持ちが明確になったので関係性に変化は起こるのでしょうか?

告白に必死になってたのでネフテロスが姿を消している事に気付けませんでした。
彼女はオリアスに聞きたい事があり勇気を振り絞って後をつけています。
ザガンの計らいでネフィに会う機会を得たオリアスはご機嫌でした。
ネフテロスの質問に答えてあげる事にします。
ネフテロスはオリアスに他にも子供が居るかと尋ねました。
質問の意図が分からないオリアスに意図を伝えます。
ネフィと同じ顔をしているって疑問と子供時代の記憶がない事を教えます。
ネフテロスはネフィと同じ顔をしているのでオリアスが母親ではないか?と期待したようですね。
オリアスは答えを返したようですがネフテロスの望んでいる答えだったのでしょうか?
辛い事実を伝えられて落ち込んでないと良いんですが・・・
オリアスは気分を良くしているので伝え方には配慮してくれたと思いたい。

成分表
成分含有量(5:多い、1:少ない)
美少女5
戦闘3
魔術理論3
友情5
イチャラブ3
愛で力5
ラッキースケベ1


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