ラノベの感想) 86―エイティシックス―Ep.8 ―ガンスモーク・オン・ザ・ウォーター― (電撃文庫)

概略:
シンはフレデリカにレギオンを停止させる能力がある事をエルンストに伝えました。シンはエルンストが連邦の高官を抑えられずフレデリカを使う事になるのではと心配になっています。フレデリカを使うにはレギオンの制御中枢が存在する場所を特定する必要がありました。エルンストたち高官は制御中枢を発見してからフレデリカを使うか判断する事に決めたようです。シン達は海上に電磁加速砲型が建設されてしまった船団国群に派遣される事になります。ここで初めて海を見る事になりました。一緒に海を見に行くというシンとレーナの約束が思わぬ形で叶ってしまいました。レギオンを倒せる可能性が出てきた事でエイティシックスの面々に変化が現れます。変化した人と変化についていけない人に別れてしまい紐帯が揺らいでいるような?

レーベル:電撃文庫
発行日:2020/5/9
著者:安里アサト
イラスト:しらび
ISBN:978-4-04-913185-7
雰囲気:其々の変化、海へ、保留、シンの奇襲、海戦、クジラ、悲劇
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シンは誠実な行動としてフレデリカにレギオンを停止させる可能性がある事をエルンストに伝えました。
エルンストは高官たちと話し合い慎重な決定を下しました。
シンは連邦がフレデリカを即座に使おうとする可能性を心配していましたが杞憂に終わります。
エルンスト達はフレデリカの能力を使うのに必要なレギオンの制御中枢の場所を特定するのが先だとの答えを出しました。
エルンスト本人はフレデリカを犠牲にするくらいなら人類は滅びるべきだと考えています。
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制御中枢の場所を特定する為に指揮官機を鹵獲する必要性が出てきました。
エルンストはレギオンを作り出したのはギアーテ帝国なので帝国の中枢に居た人物が脳を提供している可能性を指摘しました。
フレデリカを使う作戦が先に延びたのでシンたちは海上に電磁加速砲型を建設されてしまった船団国群に派遣される事になります。
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レーナはシンの告白に対する返答をできないでいました。
答えの貰えないシンは自分は拗ねても良いよなと思い始めています。
一ヵ月経ってもレーナが返事をできなかったのには理由がありました。
彼女は告白から逃げた翌日から出張していました。
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レーナのヘタレぶりにアネットやシデンは呆れています。
レーナからの返事が貰えず落ち込んでいるシンは基地内で仲間から励まされていました。
シンを介してレーナが告白から逃げた事は基地中に知れ渡る事になっています。
一月ぶりに基地に戻ったレーナはそれを知って逃げだしたくなっています。
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フレデリカがレギオンを停止させられると知ったエイティシックスたちは戦後の事を考え始める事になります。
柔軟に対応できた者と対応できない者がでてきました。
特にセオとクレナが対応できず悩む事になります。
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ライデンとシンは育ての親と再会する事になりました。
ライデンは自分を守ってくれていた老女教師に再会します。
シンは兄と自分の世話をやいてくれた神父と再会する事になりました。
神父は凄い巨漢でシンとの再会を喜び彼を抱きしめています。
神父はシンに武器の扱い方や戦い方を教えたそうです。
二人は教師と神父として基地で働くことになりました。
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船団国群に到着したシンたちは海を見る事になりました。
レギオンとの戦争が終わったら海を見に行こうというシンとレーナの約束が思わぬ形で叶う事になりました。
彼らが思い描いていた海は青くて白い砂浜があるような場所です。
到着した海は水温が低く泳げない黒い海でした。
イメージと違ったのですが海を見て嬉しそうにしていました。
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自分の存在について悩み始めたセオとクレナはそれぞれ別の人物のアドバイスで救われる事になります。
セオを救ったのは今回作戦を共にする船団国群の艦長を務めるイシュマエルでした。
イシュマエルの祖国はレギオンとの交戦で滅亡していました。
何もかもを失ってもなお戦える彼らにセオは反感のような感情を抱きます。
イシュマエルは自分に恥じない生き方をする為に新たな心の拠り所を見つけて生きなければならないと教えます。
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シンとの関係性が途絶えてしまう事を恐れているセレナにはイシュマエルを兄と慕うエステルが助言してくれました。
エステルは最初シンとクレナの事を兄妹と思ったそうです。
血のつながりが無いのは一目で分かったそうですが二人の魂が似ていると言っていました。
二人の間にある強固な心の繋がりは失われる事は無いと教えました。
クレナは少しだけ元気になりました。
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海上に居る電磁加速砲型に接近する為に無茶な作戦を決行する事になりました。
海上には遮蔽物が無いのでレギオンからは丸見えです。
そこで嵐の日に囮艦隊を出してからレギオンに発見されないように接近する事になりました。
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船団国群は昔からクジラと呼ぶ原生怪獣と戦い続けていました。
クジラを狩る為の巨大な船にシンたちの機体を載せて運ぶ事になります。
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レーナがヴィーカが開発したエロスーツ(<ツィカーダ>)に着替える事になります。
身体のラインが出まくりなのでレーナは誰かに大きめの制服を借りようと考え部屋を出ました。
しかし廊下でシンに出会ってしまいました。
ヴィーカが手を回して今までシンにはツィカーダの形状を秘密にしていました。
レーナにエロスーツを着せたヴィーカに激怒したシンは彼を殺すと言い出します。
レーナが必死にシンを止める事になりました。
紳士なシンは自分の上着をレーナにかけて上げました。
そしてレーンの不意を突いて彼女にキスする事にします。
レーナにやられたキスへのお返しだと言っています。
シンはレーナの心が決まるまで告白の返事を待つと告げて立ち去りました。
ちょっと進歩したよね?
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視界の悪い嵐の中を進軍するとは言っても電磁加速砲型は長射程です。
射程距離に入った囮艦隊は次々に撃沈される事になります。
レーナは船団国群が死ぬ覚悟で作戦に参加したと知り抗議しようとしました。
しかしイシュマエルに遮られる事になりました。
彼はエイティシックスの面々を電磁加速砲型の元まで運ぶのが自分たちの役目だと言い張ります。
その為に死ぬ覚悟で作戦に参加していると説明しました。
囮艦隊は撃沈される事が分かっているので老人が乗り込んでいるそうです。
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多くの犠牲を払い電磁加速砲型が設置された人工島にとりつく事ができました。
人工島は鉄骨だけで作られていて足場が悪かったです。
鉄骨にワイヤーを引っかけて階層を登る事になりました。
レギオンの守備隊を撃破しながら最上階を目指す事になります。
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いよいよ電磁加速砲型に攻撃を仕掛けようってときに原生怪獣が現れました。
クジラは自分たちの支配域の近くで人間とレギオンが戦っているのが鬱陶しかったようです。
電磁加速砲型を吹き飛ばしました。
これで戦いが終わるかと思われたのですが電磁加速砲型の制御中枢が流体マイクロマシンに変化して海に逃げました。
更にクジラの攻撃の余波でシンが海に落ちてしまいました!!
シンが生死不明となりレーナやエイティシックスの面々は恐慌状態に陥りかけます。
それを救ったのはライデンとシデンでした。
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海に逃げた制御中枢が電磁加速砲を装備した戦艦型のレギオンになった海中から現れます。
歩行可能な足が付いていて陸上も動けるようですよ。
レーナはこのレギオンを破壊する事を決めました。
電磁砲艦型と仮称する事を決めます。
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海上を高速で移動して砲撃してきますよ。
最初は艦砲射撃で倒そうとしましたが装甲が厚くて砲撃では装甲を抜けませんでした。
移動速度を殺す為に護衛艦の一隻が電磁砲艦型に接弦して動きを封じようとします。
電磁砲艦型に搭載されている主砲の砲身が長かったので死角に入る事ができました。
しかし副砲で撃たれまくるので沈むのも時間の問題です。
移動速度を殺す事には成功しました。
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シンが生死不明になったのでクレナの心が折れました。
作戦行動をとれなくなってしまいました。
セオは奮起する事になります。
シンの代わりに囮役を引き受けてレギオンの群れの中に飛び込み味方の攻撃機会を作り出します。
セオはシンが無駄死にしたと思われない為に必死に電磁砲艦型を倒す手立てを探しています。
セオは電磁砲艦型に取りつき近距離砲撃で制御中枢を破壊する事に決めます。
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海に浮かんでいる破壊された鉄骨を足場にして電磁砲撃艦に取りつきました。
彼の無茶にレルヒェとユートが同行してくれました。
主砲の破壊だけを考え視野が狭まっているセオに護衛部隊を倒す事が先だと助言してくれます。
三人で護衛部隊を掃討している間にシデンやアンジュやライデンも電磁砲撃艦に乗り込んできました。
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シデンが制御中枢を破壊して二門ある電磁加速砲の一門を無力化しました。
セオがもう一門の電磁加速砲の砲身を破壊して無力化に成功しました。
シンが居ないのでレギオンを無力化できたか正確には分かりませんでした。
電磁砲艦型は諦め悪く流体マイクロマシンを使い砲身を作り直して砲撃しようとしてきます。
動ける機体はセオだけになっていました。
セオは制御中枢を破壊する為に動き出します。
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海中に落ちたシンは救助艦に救われていました。
レギオンの声を聴いたシンは電磁砲型の制御中枢の場所をイシュマエルに教えます。
イシュマエルの指示でカタパルトを使い重量15トンの巨大な鏃を飛ばしました。
鏃はセオの機体を掠めて着弾したようです。
電磁砲艦型の電磁加速砲を破壊する事に成功しました。
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武装が破壊された電磁砲艦型は海中に逃げる事にします。
レーナは追撃の指示を出そうとしますが言葉が止まりました。
レーナたちの前に原生怪獣最大の砲光種(ムスクラ)が現れます。
ムスクラが砲撃を行ったようです。
レーナたちに被害はありませんでしたので逃げたレギオンを撃ったのかな?
一発撃つとムスクラは自分の支配域に帰っていきました。
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シンはパラレイドを繋ぎ自分が無事な事をクレナとセオに伝えました。
クレナは喜びに泣いています。
セオから返信が返ってきたのですが彼の様子がおかしい事に気が付きます。
セオはもう一緒に戦えないやと言ってきました。
セオは最後の砲撃の余波に巻き込まれて左腕を失ってしまいました!!
セオはどうするんだろうか?
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成分美少女正義非道友情ラッキースケベ
評価AAAACAAAAAAA
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