ラノベの感想) ブギーポップ・リターンズ VSイマジネーターPart2 (電撃文庫)


概略:
相談した末真和子から結果がわかるまで飛鳥井仁に会うなと言われて衣川琴絵は寂しさを感じていました。
ひとりになりたくて父親が管理している建設途中で放棄されたアミューズメントパークに忍び込みます。
そこを根城にしているスプーキーEに見つかってしまいます。
スプーキーEは琴絵がお金持ちのお嬢様だと分かったので利用する事にします。
自己判断可能な指揮官タイプとして彼女を洗脳しました。
琴絵を使ってイマジネーターを倒そうと計画します。
琴絵を綺の上役としたので正樹と綺が仲違いする事になります。
正樹は琴絵に命じられて綺がブギーポップ活動をしていたんだと思い込みます。
秘密が多い綺に対しても反感を持っていました。
ひとりでブギーポップ活動を継続する事にします。
飛鳥井仁も自身の計画を完遂する為に活動していました。
仁は計画に綺を使おうと考えます。
飛鳥井とスプーキーEが対決する事になります。

レーベル:電撃文庫
発行日:1998/8/25
著者:上遠野浩平
イラスト:緒方剛志
ISBN:4-8402-0944-8
雰囲気:対決、洗脳、秘密、分離、工作、自棄、対峙、助太刀、愕然、仕上げ、失敗

ブギーポップが水乃星透子を追い詰めます。
彼女が飛び降り自殺を図り肉体は地面に激突して潰れるんですが精神は残ります。
精神が地面に激突するまでには時間が残っているようでした。

末真和子から解決するまで飛鳥井仁には会わない方が良いと言われて衣川琴絵は従います。
素直ないい子なんですが会えない寂しさが募っています。
お嬢様である彼女は考え事があると父親が管理している建設途中で放棄されたアミューズメントパークに入り込んむ事にしています。
そこはスプーキーEが根城にしている場所でした。
まったく運が悪いよね。
スプーキーEに洗脳されてしまいます。
彼女が財力のあるお嬢様であると分かったので自分の分身として使う事にしました。
命令がないと動けない普通の端末とは違い自主性を持たせた特別な端末賭して洗脳しました。

琴絵は銀行口座から300万円を引き出して仲間集めを始めました。
イマジネーターに関わった不良が集まるライブハウスに乗り込み人集めをしています。
大金を目にしてこれを掛けられた不良さんはビビってますね。
金を持ち逃げするぞと言われても気にしません。
自分には大した事ではない、金はもっと出るので持ち逃げするなら少し待った方が良いと言い返します。
琴絵が主導権を握っていますね。

綺と正樹はブギーポップ活動を継続していました。
正樹が外出する回数が増えて凪が訝しむ事になります。
女の子と会っていると説明するんですが服装が適当なので怪しまれてしまいます。
ブギーポップの扮装をするので正樹はデート着に無頓着になっていました。
正樹は誤魔化せたつもりのようですが凪は調査を始めます。

スプーキーEが綺に連絡してきました。
配下の女を向かわせるので指示に従えと命じてきました。
衣川琴絵が綺の部屋にやって来ます。
綺は彼女が特別製でスプーキーEの分身だと理解します。
琴絵から正樹はもう用済みだと言われて綺が真っ青になります。
琴絵は正樹に嫌われたくないとでも思っているのか?と嘲笑ってきました。
綺は統和機構から誰にも嫌われないように命じられていると答えます。
琴絵はまだ統和機構に所属していると思っているのか?
お前はとっくに捨てられている今はスプーキーEの道具のひとつに過ぎなんだよと言ってます。
綺は驚愕していますね。
琴絵から綺の作られた目的が明かされます。
彼女は合成人間と普通人の交配実験の為に生み出された合成人間でした。
実験の為に無数の男をくわえ込んでいたのね。
綺が正樹に言えなかった秘密がこれなのね。
スプーキーEは綺の事を失敗作と罵り蹴り飛ばします。
失敗作のお前がヤレるのに何で成功例の俺には何も付いてないだド畜生と詰ってきます。
ほうほうスプーキーEってあれがないのね・・・
洗脳能力があるのでやり放題なのに肝心の棒がないのな。
そりゃあ綺が羨ましくて彼女に当たるよな。
琴絵が息切れしたので暴行は終わりました。
綺はスプーキーEの言いなりで居るしかないようだ。

正樹が綺との待ち合わせ場所に行くと琴絵が同席していました。
握手を求められたので握り返します。
琴絵は照れずに女の子の手を握れる正樹を揶揄ってきました。
慣れているみたいなので綺もいざって時は安心だねと嘲ってきます。
琴絵は綺が正樹とヤッテない事も揶揄ってきました。
彼女は綺の友達と言ってますが明らかに綺を見下しています。
正樹は伝票を掴んで綺を連れて店をでました。

琴絵との関係を綺に問い質しますが彼女は答える事ができませんでした。
そりゃそうだ、人造人間である事や、彼女が上役であるとは言えないからね。
正樹は綺の態度にイライラしてしまいます。
ブギーポップ活動も綺の意思ではなく琴絵に命じられてやらされていたと考え怒りが爆発します。
綺はブギーポップ活動に関わる必要はない、これからはひとりで活動すると言ってブギーポップセットを持って駆け出します。
綺は正樹に置いて行かれる事になりました。
正樹と綺は自分の中にある相手が大切だって気持ちに反応し過ぎだよね。
相手が自分をどう考えているのかって視点が足りないな。

正樹は冷静になりブギーポップ活動の障害になりそうな問題を洗い出します。
凪を巻き込む事はできないと気が付きます。
家に帰れなくなりました。
以降無断外泊を繰り返してブギーポップ活動を続ける事になります。

スプーキーEは正樹を勝手に躍らせる事にしました。
ブギーポップの本物を誘き出すのに使おうと考えたようです。
同時にイマジネーター探しと変化した人間がどれだけ居るのかって調査活動もしていました。
スプーキーEは活動が順調に行われていると考えていました。

飛鳥井仁も動いていました。
彼は何者かが自分を探していると察知して対策を講じていました。
スプーキーEの端末の洗脳を解いて味方に引き入れていきます。
スプーキーEは合成人間である事に自信を持っているようなので自分が陥れられるとは考えていません。
油断ですよね。

琴絵が変わってしまったと聞いて末真は心配になります。
自宅に電話すると母親が出ました。
琴絵が在宅か聞くとヒステリックに帰ってきていないと叫びます。
末真は母親から琴絵が数日間帰ってきていないと知らされます。
末真が藤花と二人で学校近くのバス停でバスを待っている時に見知った人物を見つけます。
見つけたのは飛鳥井が何らかの操作をしていた北原美咲でした。
美咲は深陽学園の生徒ではないのですが深陽学園の制服を着ていました。
怪しいと考えた末真は彼女を尾行する事にします。
公園に入った彼女が電話で誰かと話しているのが聞こえてきました。
ここ数日彼女は欠席しています、と報告していました。
美咲は仁に命じられて深陽学園に潜入して誰かを探していたようです。
何かがあったと悟った末真は飛鳥井仁の元に向かいます。
末真は琴絵の気持ちを無視し続けている仁に怒りをいだいています。
予備校の進路指導室で対決する事になりました。
末真から琴絵が家に帰っていないと知らされて仁は動揺を見せません。
末真の追及を仁は軽くあしらってきます。
言い包められそうになり末真は仁が描いた絵の話をします。
本性を言い当てられそうになり仁は末真の胸に咲いている花を弄ろうとしてきます。
が弄る事なく見逃します。
世界を変えるだとか生贄にするだとか言っていたんですが絵のモデルを頼む事になる。
長時間拘束する事になるので生贄と言えると誤魔化しました。

琴絵は正樹の尾行を行っていました。
彼を襲撃する機会を狙っていました。
本物のブギーポップが現れないので正樹を本物として殺そうと考えたからです。
正樹の方も琴絵たちの尾行に気づいていました。
綺と初めて出会った裏路地で決着をつける事になります。
琴絵(スプーキーE)は正樹の実力を侮っていたので強さに驚きます。
引きつれていた端末を全員無力化されて驚いています。
綺を操っているのは琴絵だと思い込んでいる正樹は彼女から奪い取った拳銃を彼女に向けます。
射殺しそうになっている正樹を凪が止めました。
電磁警棒で電気ショックを与えて正樹を行動不能にしています。
周囲から隠れていてた琴絵の端末が出てきました。
正樹は自分が誘き出されたと知り危機感を抱きます。
凪は正樹の心配をよそに多くの端末を無力化していきます。
正樹は凪の強さに驚く事になります。
端末に凪の足止めをさせている間に琴絵は逃げ出しました。
彼女の前に飛鳥井仁が現れます。
スプーキーEに洗脳されている琴絵は仁だと分かりません。
仁は琴絵の洗脳を解きスプーキーEの存在を知りました。
凪は端末を無力化すると後始末を始めます。
彼女は襲ってきた者達が洗脳されていると知っているので頭に電気ショックを与えて洗脳を解いています。
路地裏は水浸しだったので奪った拳銃を発砲して電線を切ります。
電気ショックで抗争中の麻薬の売人が感電したと装う事にしました。
凪が戦っている間に正樹は姿を消します。
凪は心配そうな声をだしていますね。
言葉は汚いんですが正樹を案じる優しさが感じられます。
琴絵も警察に保護されます。

琴絵が抗争していた連中を集めていた事は捕まった売人たちから証言が取れました。
彼女は犯人なんですが仁が上手く口添えしたので被害者枠になります。
警察官は琴絵に同情的でした。
仁は琴絵の友人が麻薬の被害に遭い琴絵は自分で行動したかったんだと思うと口添えしていました。
入院している琴絵の元に末真がやって来ました。
琴絵に何が起こったのかを知ろうとします。
琴絵から父親が管理している開発途中のアミューズメントパークに行ってからの記憶が曖昧だと聞かされます。
真相を知りたいって考えた末真は行ってみる事にします。
スクーターに乗ってアミューズメントパークに向かいます。

正樹は綺の自宅マンションに向かいます。
襲ってきた端末のひとりがマンションの鍵を持っていたので心配になりました。
綺の部屋に入った正樹は愕然とします。
生活している痕跡がありませんでした。
綺が寝袋で寝ている事が分かりました。
食事はコンビニ弁当だけのようです。
食べ終わったパッケージから日付が確認できました。
綺は正樹と別れた日から部屋に戻ってない事が分かりました。
正樹は披露から居眠りしてしまいます。

スプーキーEが根城にしているアミューズメントパーク建設予定地に飛鳥井仁が攻めてきました。
スプーキーEはやってきた集団の中に端末の顔があるのに驚きます。
他の端末を呼び出して対抗しようと考えますが誰も電話にでませんでした。
自分の洗脳が解かれてしまっていると知ります。
使える端末が無くなってしまったスプーキーEは自分が無能になってしまうと焦ります。
交配実験に使えるのでまだ綺には有用性があります。
自分は綺以下になってしまうと焦っています。
仁がスプーキーEの前に現れてレベルの違いを説明します。
スプーキーEは仁が洗脳を解いたと知りました。
仁は電気的処置で強制的に洗脳するスプーキーEの手法を稚拙と言っています。
仁のように心の穴を塞いであげないとダメなんだと言っています。
仁がスプーキーEがこの街でしていた監視任務について言及してきます。
統和機構の存在を知っていて人間の変化について観察していたんだと言い当てます。
町に薬物をバラまき接種した人間の反応を見て変化の度合いをはかろうとしていたようです。
仁の父親もその薬物が混入した食べ物を食べてしまい変死したそうです。
ファミリーレストランで食事しただけなんですけどね。
スプーキーEはレストランの店員を端末化して薬物を混入させていました。
仁がその端末の洗脳を解いて味方にしていました。
仁がスプーキーEを倒すのは父親の復讐て側面もあるのかもな。
仁は最後の勝者になる為には敵を味方に付けるのが最も効率的だと言っています。
どうもスプーキーEを言葉でやり込めたいみたいですね。
スプーキーEは黙ってやられるつもりはないので先制攻撃を仕掛けてきました。
仁に飛びかかり頭に電磁波を放ってきます。
仁は吹き飛ばされてしまうんですが電磁波反故シールドで頭部を保護していました。
それを知ったスプーキーEは自分の優位を確信します。
防御策を講じるって事は攻撃は有効って事だ自分の勝ちだと言って再度攻撃してきます。
しかしスプーキーEは仁に攻撃を当てる事はできませんでした。
仁は交錯した時にスプーキーEの胸の薔薇を弄っていました。
棘を抜く事でスプーキーEの攻撃衝動を除去してありました。
攻撃性を失ったスプーキーEが仁も予想できなかった行動に出ます。
これまでは生き残る人々が悔しくて出来なかった行為に及びます。
スプーキーEは自分の頭部に電撃を放ち自殺してしまいました。
仁はスプーキーEを隠れ蓑にしてイマジネーター活動を継続しようと考えていたので計画を早める必要が出てきました。

北原美咲に命じて飛鳥井仁が探していたのは綺でした。
スプーキーEに拘束されていた綺を助け出して計画に利用する事にします。
綺の胸に咲いている花は仁の計画を遂行するのに丁度良い状態だそうです。
仁からスプーキーEが死んだと言われました。
スプーキーEが死んだなら正樹に危険が迫る事はなくなると考えています。
生贄にされると聞かされても綺の心は動きません。
綺が携帯電話を持っていると気付いた正樹から電話が掛かってきました。
仁が通話ボタンを押して綺に正樹の声を聞かせてあげる事にします。
計画を実行すると綺が人間ではなくなってしまうので最後に会話させてあげようと考えたようです。
綺を心配する正樹の悲痛な声が聞こえていました。
綺は正樹を関わらせてはいけないと考えています。
正樹に謝り仲直りしたいって気持ちもあるんですが末真の助言が変な効果を発揮します。
正樹の安全を守る為に綺は彼に嫌われたくないって自分の心を戦う事にします。
もう私を放っておいて、かまわないで、さよなら、と伝えます。
泣きそうなのでそれ以上言葉を続ける事ができません。
仁が電話を耳に当てると正樹から誰かそこに居るなと言われます。
正樹の洞察力に驚いていますね。
仁は通話を切るんですが上空を通過した飛行機の音が伝わってしまいます。
正樹は聞こえてきた飛行機の音を頼りに綺の居場所を特定します。
止めてあったバイクを盗んでアミューズメントパークに向かいます。

仁は綺を連れて屋上に移動します。
途中で水乃星透子の声が聞こえてきたような気がしましたが気のせいだと思う事にします。
水乃星透子はもう少しで突破できると呟いています。
ふーん二人は協力体制にはないのね。
仁の能力に気付いた透子が彼を観察しているようですよ。
計画を実行に移す前に正樹はアミューズメントパークにやってきました。
仁は配下に命じて正樹の足止めをする事にします。
正樹の前に着ぐるみを来た集団とピエロの仮装をした集団が現れます。
正樹は殴りつけるんですが着ぐるみなので打撃攻撃は効きませんでした。
打撃力は着ぐるみに吸収されています。
複数人に抑え込まれてしまい何らかの薬物を注射されそうになっています。
注射器の中身を4分の1ほど打ち込まれた段階で注射器が折れました。
本物のブギーポップが現れて正樹を助けてくれます。
ブギーポップが合図を送ると大音響でやかましい曲が聞こえてきました。
音響効果で仁たちの平静さを壊す作戦です。
協力者が居るように見えるけどタイマーを使って再生開始したんだよな。
薬物の影響で朦朧とし始めた正樹は本物の強さに瞠目します。
自分はあんな人間離れした存在の真似事をしていたのかと戦慄しています。
圧倒的な強さでブギーポップは仁の配下を全員無力化してしまいます。
ブギーポップが正樹が洗脳されていた事を教えてきます。
正樹がブギーポップの真似事をしていたのは洗脳されて恐怖心を忘れさせられていたからだと説明します。
洗脳されていたと聞かされて正樹は綺に喜んで欲しくて行動していた自分の気持ちに疑いを持ちます。
悩める正樹にブギーポップが自分の意思だとはっきり決めて行動した事があるのかい?と聞いてきます。
ブギーポップは社会生活を送っているなら何らかの洗脳は受けているものさと言っています。
どうも綺への気持ちが揺らいでいる正樹に揺らぐ必要は無いと伝えたいようですよ。
意外と優しいんだよな、この辺は藤花の心が強く出ているのかな?
洗脳されて自由がない精神で何を望むんだと聞かれて正樹は綺を助けてと願ったようです。

地上の様子を見た仁は急いで綺に処置を施す事にします。
綺の元に戻ると背後からブギーポップが現れます。
仁は琴絵から奪った拳銃でブギーポップを撃ちますが避けられます。
ブギーポップを捉える事ができないと分かったので綺を人質にしようと考えます。
大人しくしろ、そうすれば殺さないと叫びます。
ブギーポップは博愛主義だなイマジネーターと答えます。
ブギーポップを止める手立てを考えている仁に向かって、やるべきことをさっさとやってしまえ、と煽ってきます。
仁は不審に思っていますね。
ブギーポップの胸元にある像を見ようと試みますが何も見えませんでした。
仁の能力が及ばない敵であると分かります。
綺の様子を見ると彼女もブギーポップに怯えています。
綺の味方ではないようですね。
仁の混乱が深まります。
ブギーポップが見ている前で仁は綺の胸元の像を弄ろうとして手を伸ばします。
仁は驚愕する事になります。
綺の像は仁の手を素通りさせました・・・像に触れる事ができませんでした。
綺は仁が人間の心を弄ろうとしていると察して悲痛な顔で告げてきます。
自分は人間ではないので普通人のようには操れないんだと言ってきます。
悲痛な顔をしていますね。
ブギーポップが言葉を被せてきました。
仁が綺を見出した時点で彼の負けは決まっていたと指摘します。
未来ばかり見ているから失敗したんだ。
自分だけが可能性だと思うから思いもよらぬところから出てくる他の可能性に足をすくわれるんだと言ってきます。
仁はスプーキーEが町を殲滅する目的で用意してあった毒ガス入りのボンベを開けようとします。
しかしできませんでした。
ブギーポップは無理だよイマジネーター、そいつには突破できない、と言ってきます。
これって透子に向かっての言葉だよね。
君は落ちていくだけだ、君の前にはもう他の可能性はない。
四月に雪が降ることがあっても、所詮は春の日差しの中で積もることなく虚しく消えていくしかない、イマジネーターと伝えます。
強風が吹いて仁が屋上から投げ出される事になりました。
死を覚悟した仁をブギーポップがワイヤーで捕まえて救います。
自分がブギーポップの標的だと思っている綺が殺しちゃったの?と質問してきました。
仁が殺されたら次は自分が殺される番だと思っているようですね滅茶滅茶ビビっています。
ブギーポップはむち打ち症にはなるだろうが無事だと答えました。
今のイマジネーターが居なくなったので仁は殺す価値がなくなったと言っています。
殺し屋なのに人助けをする事が綺には不思議なようです。
綺は仁が彼女の胸の像に触れられなかったのは自分が合成人間だからだと考えています。
ブギーポップはスプーキーEの像を弄れたのでそれは問題にならない。
綺の像を作っているのが彼女だけの心ではないからだと教えてます。
正樹の思いが綺の像に影響していたようですね。
仁が像を構成するのが個人の思いだけだと考えていたので間違えたようです。
綺が統和機構はブギーポップの敵ではないのか?と質問します。
ブギーポップは統和機構自体は敵ではない、時々自分のセンサーに引っかかる奴が出てくるので倒しているだけと答えます。
行くあてがないなら炎の魔女に相談すればいい。
彼女は自分ほど薄情ではないので何とかしてくれると助言します。
綺が自分を助けてくれた理由を聞いてきました。
ブギーポップはある人から頼まれたんだと答えます。
綺には誰がブギーポップに綺救出を依頼したのか分からないようですよ。
ブギーポップが呆れています。
スプーキーEが設置した毒ガスは後任としてやってくる統和機構の誰かに任せる事にします。

薬の作用で意識を失いそうになっている正樹は綺の元に向かおと藻掻いていました。
正樹の前に水乃星透子の残像が現れます。
正樹はとても綺麗な人だなと感じています。
透子が正樹の強さを賞賛してきました。
正樹のような強い人を見るといつか誰かが突破できると確信が持てるんだそうです。
自分は失敗したがいつか誰かが突破してくれるって可能性を見出しているようです。
希望に満ちた笑顔を浮かべながら潰れました。

末真がアミューズメントパークに到着しました。
ブギーポップに倒された着ぐるみやピエロが伸びているので驚いています。
末真はまたも事態が終息した後に到着した事を悔やんでいます。
倒れている人の中に正樹を見つけて驚いています。
正樹は末真になら頼めると考え女の子を助けて欲しいとお願いしてきます。
末真に助けを求められたので安心したのか正樹は気を失います。
叩いても眠ってしまった正樹は起きません。
意外と末真は大胆だな・・・質問したいので叩いて起こそうとしたんだよな。
末真に誰かの声が聞こえてきました。
ブギーポップの声なんですが末真はブギーポップに会った事がないので誰だか分かりません。
何となく聞き覚えのある声だなと感じていますが藤花に結びつかないようです。
声は女の子はザ・ラダーという君の左側の高い塔にいる。
織幡綺を連れてきてその男の子に会わせてやってくれ。
そこには君が探している飛鳥井仁もぶら下がっていると伝えてきます。
末真はここで何があったのか質問しますがブギーポップはどうでもいいことだよと言って取り合いません。
末真が後始末について質問しても倒れている彼らは日常に戻るだけさと言われました。
あなたは誰なんだと質問すると、ぼくが誰なのか君はもう知っているはずだ、と言われました。
末真はブギーポップの噂を知っているのでそう言えなくもないな。

末真は塔に入り飛鳥井を助けたようですね。
もしかして綺と協力して飛鳥井を引っ張り上げたのかもな。
綺が塔から出てきて正樹の元にやってきます。
愛おし気に正樹の頬に指を伸ばすと正樹が「ううん」と反応しています。
綺は正樹が目覚めるのを待つ事にしました。
彼の寝顔を見て幸せを感じているようです。
凪は綺をどう扱うんだろうね。

成分表
成分含有量(5:多い、1:少ない)
美少女5
戦闘5
作戦3
正義2
ラッキースケベ2


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