ラノベの感想) ブギーポップ・リターンズ VSイマジネーターPart1 (電撃文庫)


概略:
深陽学園の屋上で水乃星透子を追って自殺しようとしている小宮真理子をブギーポップが止めます。
水乃星透子は自殺したんじゃない、ボクが殺した、だから自殺しても水乃星透子と同じ場所には行けないぞと教えます。
ごめんなさいと泣き出した真理子は自殺できなくなりました。
ブギーポップは水乃星透子が深陽学園から移動したと言っています。
彼女の事をイマジネーターと呼び探しているようです。
水乃星透子が人の欠落が見える能力を持つ飛鳥井仁って大学生の前に現れました。
協力体制を構築して動き始めます。

レーベル:電撃文庫
発行日:1998/8/25
著者:上遠野浩平
イラスト:緒方剛志
ISBN:4-8402-0943-X
雰囲気:自殺未遂、幽霊、一目惚れ、真似事、端末化、対決、説得と励まし、影響力大

県立深陽学園の屋上かた一人の女の子が飛び降りようとしていました。
小宮真理子って子で彼女は水乃星透子に憧れていました。
透子から話しかけられる事が嬉しかったようですね。
透子が自殺してしまったので後追い自殺を図ろうとしていました。
ブギーポップが現れて真理子に飛び降り自殺をしても透子の居る場所には行かれないと告げます。
ブギーポップは透子は自殺したんじゃないから真理子が自殺しても同じ場所には行かれないぜと伝えます。
反論しようとする真理子にブギーポップは自分が透子を殺したと宣言しました。
理由を聞かれて彼女が世界の敵だったからだと言っています。
透子はまだ死んでなくて天国に到着していないと教えます。
透子の事を自分と同じ自動的な存在と言っています。
ブギーポップは透子の事をイマジネーターと呼んでいます。
色々と予想外の事を指摘された真理子は自殺できなくなりました。
ごめんなさいと言い続けていますが、これは透子の近くに行く事ができない事に対する謝罪なのか?
ブギーポップは透子が地面と激突して死んだ場所に下りて行きここに彼女は居ない。
何処に行ったんだと呟いています。
彼の口ぶりからすると透子はまだ消えていないようです。

予備校で講師をしている飛鳥井仁(あすかい じん)という大学生は特殊な能力を持っていました。
彼には他人の欠落が植物としてその人の胸の上に生えて見えます。
その力を使って予備校で進路指導をしていました。
彼は美大生で公立の美大コースを受け持っています。
他の講師がやりたがらない進路指導を割と積極的にしていました。
人助けのつもりなのかもな?
欠落を補う事は絶対にできなにので相談に来ている人を本当の意味で救う事はできません。
仁はそれを受け入れています。
欠落部分を補完する事はできませんが相手が抱えている問題点は分かるので気を紛らわせる方向で助言しています。
対応策を提示された相談者は心が軽くなっています。
表面的には解決するので仁の進路相談は好評でした。

仁の前に水乃星透子が現れました。
空中に浮いている状態で出現して仁に協力を要請してきました。
透子は自分をイマジネーターと名乗っています。
彼女の計画への協力を求めてきました。
人とは違う特殊能力を持っているので仁は警察に駆け込んだりって行動は起こしません。
最初協力を拒むんですが透子はしつこかったです。
仁は叔父のアパートを借りて住んでいるんですが仲は芳しくないようです。
しかし叔父の娘は仁に好意的でした。
衣川琴絵(きぬかわ ことえ)って子なんですが仁に好意を持っているみたいだね。
彼女は県立深陽学園の二年生をしています。
透子は琴絵に憑依して仁の説得をしてきました。
透子は仁に力の使い方を教えたようですね。
仁の行動に変化が起こります。
夜な夜な外出して何かしているようですよ。

谷口正樹が急いでいたので路地裏を通り抜けようとします。
そこで同じ中学の男子生徒の集団に襲われる事になりました。
海外からの転校生で勉強ができて見た目もカッコイイ正樹は学校中の女子生徒からアイドル扱いを受ける事になります。
姉の凪に言われて悪目立ちしないようにしていたのが不味かったね。
帰国子女は煙たがれると指摘されてました。
人当たりよく丁寧に接していたのでアイドル視される事になりました。
それを疎まれて締めようとされました。
正樹が怯える事を期待してようですが彼は自分の方が彼らよりも強者であると見抜いていました。
プノンペンからの転校生なんですが現地で護身術を学んでいました。
武術の心得があるので彼らが弱い事が見抜けました。
全員を返り討ちにする事は可能でした恨みを買ってしつこく敵対されそうです。
それは嫌だったので無抵抗で殴られようと考えます。
正樹が一発殴られたタイミングで謎の女の子が割って入りました。
彼女は正樹の何が彼らを怒らせたのか質問してきます。
正樹が女子に大人気なのが気に要らないと答えると過激な事を言ってきます。
正樹に彼女を取られて欲求不満なのね。
だったら私で欲求不満を満たしてと言って着ていた上着を破りました!!
女の子おっぱいが丸見えになっていますね。
正樹と囲んでいる男子中学生の集団が唖然としていると更なる混乱が生まれます。
真っ白な格好をした若い男性が首を突っ込んできました。
これは飛鳥井仁だね。
仁は正樹に向かって女の子を連れて逃げろと言ってきます。
正樹は女の子を連れて逃げ出しました。
仁は残っていた男子中学生の集団を何らかの方法で鎮圧したようです。

駅前まで逃げてきた正樹は女の子に上着を貸してあげてからベンチに座らせ待っているように指示します。
残してきた男性が心配だったので戻ろうとしていました。
後ろから問題の男性に声を掛けられました。
無傷で涼しい顔をしている彼に正樹は驚愕しています。
男は自分を心配するよりも女の子を気遣った方が良いと言ってきます。
正樹は女の子の元まで戻りました。

正樹が女の子を気にしているのは彼女に一目ぼれしたからです。
織機綺(おりはた あや)という少しずれた女の子です。
正樹は連絡先を教えてもらい別れます。
正樹は助けもらったお礼をしたいといって綺を映画に誘います。
綺はうんと返事をするだけでした。
会話が弾まないので正樹は焦って声が大きくなっていました。
家から電話していたので姉の凪に聞かれてしまい揶揄われています。

男子中学生を嗾けたのは正樹と同じクラスの安能慎二郎(あのう しんじろう)でした。
慎二郎は正樹が転入してきた日に一目惚れしてしまいます。
自分自身の気持ちを上手く整理できていませんでした。
正樹と仲良くなりたいと思っているんですができませんでした。
女子生徒が正樹に話しかけているを見て羨ましく思っています。
周囲の男子生徒はモテモテな正樹への反感を募らせていきます。
慎二郎は激しく同調するふりをし過ぎて学校で一番正樹を嫌っているってポジションに付いてしまいます。
このままでは不味いと考えて後輩を使って正樹を脅し、そこを助けて仲良くなろうって杜撰な計画を建てました。
慎二郎の計画は正樹が見た目に反して強いって事と飛鳥井の闖入で破綻します。
計画が失敗したんですが正樹を諦められない彼は正樹の尾行を始めます。

正樹と綺が映画デートしている場面に出くわします。
映画は大人気で長時間並ぶ必要があると分かりました。
綺は自分が並ぶので正樹はその間休んでいてと言ってきます。
正樹は綺と仲良くなろうとして必死です。
ファストフード店で食べ物と飲み物を買ってきて一緒に並ぼうと考えます。
途中で慎二郎と出くわしました。
急いでいる正樹は慎二郎を適当にあしらいます。
正樹ラブな慎二郎は彼の行動を注視していました。
正樹は綺の元に戻り仲良く買ってきたものを食べ始めました。
正樹はホットドッグ、綺はハンバーガーでした・・・ここは逆であって欲しかった。
先に食べ終わった正樹の口元にケチャップ付いていました。
ハンバーガーで両手が塞がっている綺はキスする感じて舐めとります。
正樹は頭が真っ白になってしまい映画の記憶を忘れました。
綺の大胆な行動を見てしまった慎二郎は彼女への敵意を募らせます。
綺と正樹を別れさせる口実を探す為に綺の監視を始めます。

飛鳥井仁は積極的に夜間活動を行っていたようです。
朝帰りした場面を琴絵に目撃されます。
仁の服に血痕が付着しているように見えたので彼女は心配になりました。
友人の京子の勧めで末真和子を頼る事にします。
末真と宮下藤花は深陽学園の生徒なんですが塾で仲良くなりました。
成績優勝な末真に藤花が勉強を教えて貰っています。
塾の自習室で勉強している二人に琴絵が声を掛けました。
末真は琴絵の事を知らなかったんですが京子からの紹介だと聞いて凡その事情を把握します。
断ろうと考えていたんですが藤花が積極的に関わらせようとしてきました。
いつの間に席を立ち自販機でコーヒーを購入してきて琴絵に振舞っています。
藤花は少年のような口調で相談に乗る事を推奨します。
そして末真と琴絵を残してとっとと帰ってしまいます。
末真は藤花を別人のように感じています。
恐らくブギーポップかしていたんだと思うんですが末真はブギーポップに会った事ないからな、気付きません。
琴絵は飛鳥井仁との関係を語り、彼が夜な夜な出歩き危険な行動を取っているから心配だと相談してきました。
予備校の壁に飛鳥井仁が描いた絵が飾られていました。
末真はそれを好ましくないと感じていました。
興味を惹かれた末真は任せて欲しいと安請け合いしてしまいます。
琴絵を同行させると面倒なことになると考え一人で飛鳥井が使っている進路指導室に向かいます。

進路指導室を家捜ししたんですが飛鳥井に関わる品は見つけられません。
椅子に座って項垂れていると机の下に紙屑を発見しました。
広げてみると飛鳥井が描いたとおぼしき人物画でした。
末真は見覚えがある女性だと思うんですが名前が思い出せません。
足音が聞こえてきましたよ。
進路指導室の鍵は開いていたので何食わぬ顔で出て行けばよかったんですが飛鳥井に対する後ろめたさがあったので隠れます。
末真が机の下に身を隠したタイミングで飛鳥井が二人の女子生徒を連れて入ってきました。
美咲、由利子と呼び合っています。
美咲の方が気が強く由利子は従っているように見えました。
二人は飛鳥井に何かをして貰おうとしています。
末真はエロ行為を行うのか?と心配になっています。
美咲が躊躇を見せるんですが由利子は乗り気でした。
飛鳥井が美咲とた違うパートナーを探す事になると伝えると慌てています。
自分の意志で行為を行うと伝えました・・・誘導されている感がするね。
飛鳥井がイマジネーターって言ったので末真の好奇心を煽ります。
飛鳥井が末真の隠れている机に座り長い足をプラプラさせているので彼女赤面しています。
末真ってフェチなのかもしれないね。
末真は見つからないように三人の様子を覗いています。
美咲と由利子が上着を脱いで上半身裸になります。
それからお互いの乳がふれるギリギリまで接近します。
飛鳥井が二人のおっぱいの間で何かを弄っているようでした。
飛鳥井の行為が終わると二人は心が軽くなった様子です。
飛鳥井は本当の友達になった気分はどうだと質問しています。
二人はとっても素敵と答えています?
今すぐにでも飛鳥井の為に世界を変えてしまえる気がすると言っています??
末真は飛鳥井の描いた人物が水乃星透子だと気付きました。
アプローチを変える事にしますね、透子から飛鳥井を探ろうと考えたみたい。
深陽学園に行って彼女が自殺した屋上に行こうと決めます。

正樹は綺とのデートを重ねる事になります。
二人とも相手に嫌われたくないと思っています。
綺が正樹と待ち合わせしていると目の前にスプーキーEが現れました。
いきなり綺を殴りつけますね。
状況を聞かれ思わしくないと答えると蹴り飛ばされます。
そこに正樹がやってきました。
正樹は綺が襲われていると思い激昂します。
スプーキーEに殴りかかりました。
合成人間のスプーキーEは軽くあしらえると思っていたようです。
正樹が抵抗したの意外に思っています。
結局はスプーキーEの電撃で昏倒させられます。
綺はスプーキーEから2つの指令を受けているようですね。
1つは正樹と関係があるようですがもう1つは深陽学園に入学する事でした。
綺は正樹を生かす為にある作戦を思いつきます。

綺が正樹にブギーポップになって欲しいとお願いしてきました。
女子ではないので正樹はブギーポップを知りませんでした。
綺は正樹が強いと分かったのでブギーポップになって正義の味方をして欲しと言ってきます。
断ろうとすると悲しい顔をされたので引き受ける事にします。
正樹は綺に惚れているので彼女のイエスマンと化しています。
活動を始めると正樹はその過酷さに気づきます。
綺はブギーポップの姿をある程度把握しているようで同じ様な扮装をさせています。
正樹はお化粧までしてブギーポップ役を務める事になりました。
綺はブギーポップの正体を掴む命令を受けていたようですね。
本物を誘き出す為に正樹に偽物をやらせているようです。
綺は合成麻薬の売人を懲らしめたりさせています。

正樹との距離が近付くにつれて綺は悩み始めます。
彼女は自分には正樹に優しくしてもらう価値はないと考えています。
悶々としている彼女は夜のベランダで自分には資格がないと唱え続けています。
それを綺の監視をしている慎二郎が見ていました。
綺を調べていた彼はち中学時代の仲間から彼女がヤリマンだと聞かされます。
頼めば誰でもヤラセテくれるんだ、病気には注意しろよと笑っていました。
慎二郎は綺と正樹を別れさせるチャンスと取られて証拠を探します。
彼女が一人暮らししているマンションで張り込んでいます。
男を連れ込む証拠を手に入れようとしてたようですが綺は正樹以外の男を自宅に連れてきませんでした。
正樹ともエレベーターの前で別れるので部屋には誰も入れないようです。
これでは正樹を説得する材料になりません。
背後からスプーキーEに声を掛けられました。
彼は綺を監視している慎二郎の存在に気づいていました。
慎二郎を洗脳して自分の端末に仕立て上げます。
慎二郎に正樹の事を忘れさせて深陽学園への入学を目指せと命じます。
慎二郎は人が変わってしまい正樹を敵視するのをやめました。
小遣いを使って塾への入ります。
その塾ってのが飛鳥井仁が務めている塾でした。

人当たりが良くなり成績が向上します。
慎二郎に恋する女の子が出てきました。
下駄箱にラブレターを入れてきます。
ラブレターを読んだ慎二郎は感情に大きな変化をきたします。
端末になると余計な感情変化に対応できなくなるようですね。
スプーキーEに連絡して指示を仰ぐ事になります。
スプーキーEはラブレターの事は忘れて指定日に指定場所に向かえと命じました。
慎二郎は普段通りの生活を送っていましたが塾で飛鳥井仁が描いた絵を見てしまいます。
飛鳥井の絵を見た慎二郎は感激して動けなくなりました。
次の授業が始まっても教室に移動できません。
飛鳥井がやってきてそれは感動というものだろと言ってきます。
飛鳥井は慎二郎が心を弄られていると分かっていたようです。
君の心を弄ったのは統和機構という連中かな?と問い掛けてきました。
慎二郎に劇的な変化が起こります。
自動的に攻撃行動に移り飛鳥井を攻撃してきました。
飛鳥井を押し倒して絞め殺そうとしてきますが飛鳥井が慎二郎の胸を弄ると吹き飛ばされます。
机や椅子をなぎ倒して飛んで行ったので大きな音が出ます。
駆けつけた予備校の職員に飛鳥井は脳貧血らしいと伝えます。
気絶している慎二郎は予備校のソファに寝かされて母親の迎えを待つ事になります。
何も外傷が無かったのでその日は帰り翌日病院に行きました。
何の異常もなく軽い精神安定剤を渡されました。
飛鳥井が何かしたのでスプーキーEの改造が消えたって事でいいのか?
翌日の準備をしようと考えて鞄を開けるとラブレターを発見します。

慎二郎は指定された場所に行ってみる事にします。
そこはビジネスビルと百貨店の建物が重なり合ってひとつの巨大構造物になっているツイン・シティと呼ばれる場所です。
指定された日は月に一度ある百貨店の定休日で閑散としていました。
指定場所で一人の少女が待っていました。
半信半疑だった慎二郎は少女にいつの間に鞄にラブレターを入れたのか質問しました。
鞄からラブレターを発見してここまで来たと知り少女が慌てます。
でも口調が妙なんでしょね?
「カバンから手紙を見つけて、それでここまで来たというのか、君は?」
危ないと言って慎二郎を突き飛ばします。
慎二郎が立っていた場所にスプーキーEが落ちてきました!!
スプーキーEは慎二郎を殺そうとしていたようですね。
慎二郎を突き飛ばして助けたのはブギーポップでした。
慎二郎がラブレターのカバンで見つけてやってきたと聞いてスプーキーEが焦っています。
ラブレターの存在は忘れさせた筈だ、俺の支配から自由になったのか?と焦っています。
スプキーEと対峙したブギーポップは君はマンティコアよりも脆いようだなと言っています。
何者だと叫ぶスプーキーEに、もうぼくが誰かしっているんじゃないのか、統和機構の合成人間君、と伝えます。
相手が探していたブギーポップだと知りスプーキーEが驚いています。
ブギーポップの言うようにスプーキーEは脆いようだね。
サイレンサー付き小型拳銃を乱射するんですが軽く避けられています。
ブギーポップがスプーキーEをオマケ扱いしてきます。
今回はイマジネーターを倒す為に出現しているんだそうですよ。
目の前に被害者が居るので助ける事にしたと言ってスプーキーEを殺す事にします。
ブギーポップのワイヤーがスプーキーEの右耳を切り落としました。
スプーキーEは慎二郎を捕まえて地面に向けて投げ飛ばしました。
死を覚悟した慎二郎をブギーポップが助けます。
その隙にスプーキーEは逃げました。
スプーキーEを逃がしたんですがそれ程後悔してないようです。
慎二郎はラブレターはスプーキーEを誘き出す為にブギーポップが書いたんだろうか?と考えます。
ブギーポップが慎二郎がスプーキーEの支配から自由になった理由に興味を示します。
が慎二郎に訊いても無駄だろう、その誰かは痕跡を残すような真似はしないだろうと考えます。
慎二郎に本物のラブレターを渡しました。
日付は明後日だから間違わないようにね、と言い添えます。
プライベートを侵害した事を謝罪してくるんですが、やむを得なかったんで勘弁してくれないか、と言ってきました。
反省してないな。
慎二郎がどういう事情か聞こうとして顔をあげるとブギーポップは消えていました。

水乃星透子の事を調べようと考えた末真和子が宮下藤花と一緒に深陽学園にやって来ました。
その日は新入生の説明会が予定されていました。
新刻敬が駆り出されて校門で新入生の案内をしていました。
敬の姿をみた藤花は帰る事にします。
彼女は敬に苦手意識を持っていました。
恐らくブギーポップの意識が働いて敬に苦手意識を持っているのかもな。
末真は特定の人を嫌わない藤花にしては珍しいなと感じています。
校門に近付くと敬が声を掛けてきました。
敬は末真と一緒に居た藤花が途中で帰ってしまったのを見ていました。
敬が藤花に嫌われている理由を教えてくれます。
表向きの理由は敬が藤花の彼氏に告白してフラれたからだと教えます。
末真も藤花の彼氏には会った事がありました。
末真は藤花も気にしなけばいいのにって感想を述べます。
敬がそれだけが理由では無くて自分が藤花の正体を知っているからだと言ってきます。
末真はブギーポップが誰なのか知らないので、何の事?と聞き返しますが敬が答える前に問題が発生します。
新入生説明会に来ていた慎二郎が校門の改札で突然泣き出します。

無事に深陽学園に合格した慎二郎は新入生説明会に彼女と一緒に来ていました。
ラブレターの送り主とカップルになれたようです。
慎二郎は校門の改札を通り抜けようとして泣き出しました。
突然泣き出したので敬、末真、彼女は驚いてしまいます。
慎二郎は何のために深陽学園に入学したんだろうって疑問を感じています。
彼はスプーキーEに洗脳された時に正樹への想いを消されたようですからね。
何か大切なものを無くしてしまったと感じて泣いていました。

見ていられなくなった末真は当初の目的を果たす為に水乃星透子が飛び降りた屋上に向かいます。
そこで今にも飛び降りそうな女子生徒を発見して慌てます。
飛び降りそうに見えたのは織幡綺でした。
綺は正樹に隠し事をしている事や危険な目に合わせている事を悔いています。
綺は正樹がよく空を見ているので屋上から空を見ていただけのようですが事情を知らない末真には自殺志願者だと思えました。
末真は説得を始めました。
自殺しても問題の解決にはならないと伝えます。
自分は無意味だと思ってるかもしれないけど死ぬのはもっと意味がないわと伝えます。
自分が死ねば正樹を危険から守れるのでは?と考えて綺は死んでしまいたいと言ってしまいます。
末真は綺の腕を掴み今は無理よ私が見ちゃったからと言って彼女を屋上の奥まで引き戻します。
綺が、すみません、末真さん、と謝罪してきます。
名前を教えた覚えはないので末真は驚いちますね。
綺は咄嗟に知り合いの先輩から噂を聞いていた、末真和子先輩でしょう?と質問します。
色々と言われている自覚がある末真はそれで納得してしまいます。
綺が末真を知っていたのは彼女の写真が追跡対象の関連資料に併記されていたからです。
監視対象ってだれだろうね?
綺は末真にブギーポップでどう思うか?質問しました。
女の子の間に噂になっていると綺は知っているので末真も知っていると思ったようです。
末真から自分は人殺しとかに詳しいので誰も話を振ってくれなくて良く知らないんだと教えました。
末真は自分なりのブギーポップの噂の解釈を説明します。
末真はブギーポップは落ち着かない心を落ち着かないまま守ってくれる為に存在していると伝えます。
綺は、守ってくれるんですか?って疑問を呈します。
末真は噂を広げている人物は実際の暗殺者とかを知らないで言っている。
ロマンチシズムの産物よ。
本当に殺し合いやっているヤツが、つまんないコスチュームなんて着てたらバカみたいよ、と答えます。
綺は愕然としていますね・・・正樹にコスプレさせているので衝撃を受けているようだ。
綺は末真に正樹の事を相談する事にします。
名前は出さないで、男の子が私のこと好きみたいなんです。
でも駄目なんです、できないんです、そういうのは。
彼に悪くてどうしたらいいのかわからない。
彼の為ならなでもしてあげたいのに何もしてあげられない。
彼を酷い目に遭わせるばかりでどうしよう。
末真は「うん」と言って聞きに徹しています。
聞き上手だな。
誰にも嫌われちゃいけないのに、そういうことになっているのに、彼に嫌われちゃう。
人に嫌われちゃいけないのに、私がいてもいい理由なのに、どうしょうもないんです。
もうどうしていいか、いっそ生きていない方がいいんです、私は。
末真が、それは無理ね、と答えました。
誰にも嫌われないで生きていくことなんかできない。
賭けてもいいけど、あなたはすでに誰かの憎しみを買っている。
誰にも嫌われないで生きていける、なんて思っている人はイヤミだわ。
嫌われたくないとしか思っていない人間は、他の人の嫌いになる権利を侵害しているのよ。
末真は霧間誠一の言葉を使って綺への説明を続けます。
人間は何らかの鎖に囚われているのでまずはそこから抜け出さなければならないと教えます。
綺は、そうしなけばならないって考えにとらわれ過ぎている。
あなたを好きだっていう男の子もそんな風に悩んで欲しいとは思っていない。
綺には戦うって発想が欠けているだと伝えます。
綺はなんか納得したようですね。
綺が新入生だと分かったので急いで屋上から出て行きます。
説明会に向かう綺が戦う相手がブギーポップだとしても戦うべきか質問してきました。
末真は何であれよ、と答えます。
末真は名前を聞いていなかった事に気が付きます。
走り去ろうとしている綺に名前を尋ねます。
織機綺ですと教えてくれました。
末真は「がんばってね、織機さん」と言って見送ります。
水乃星透子から飛鳥井仁に付いて調べようとしてたんですが空振りだったぞ。

成分表
成分含有量(5:多い、1:少ない)
美少女5
戦闘3
作戦2
正義3
ラッキースケベ2


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