ラノベの感想) 続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー (電撃文庫)


概略:
大学生になっている達也が新たな事業を始めます。恒星炉プラント事業が軌道に乗り新たな展開を迎えます。達也は恒星炉を運用する新会社の社長に抜擢されます。時を同じくして魔法因子を持つ人間の保護を目的とする非営利団体メイジアン・カンパニーを立ち上げる事にします。それはこれまでの魔法師の常識を覆す団体でした。魔法に関わる人々から高い関心を集めます。十師族が特に危機感を募らせています。七草家は真由美をメイジアン・カンパニーに入社させる事にしました。真由美は達也に便利使いされる事になります。外国の魔法師擁護団体から工作員を差し向けられます。達也の作った恒星炉の重要パーツを狙った工作員が恒星炉に侵入しました。

レーベル:電撃文庫
発行日:2020/10/10
著者:佐島勤
イラスト:石田可奈
ISBN:978-4-04-913254-0
雰囲気:経営者、パーティ、スパイ、新入社員、工作員、過激、進展、帰化、超兵器、潜入作戦立案
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ヒストリー
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達也のこれまでの業績が紹介されています。
まあ彼の来歴ですね。
彼の凄さに世界が耐えられなくなったと思える内容です。

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[1] メイジアン・ソサエティ
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達也は超高速で飛行するVTOL機を開発したようです、自分で使ってますね。
短時間で巳焼島からスリランカまで飛んで行って新たな魔法師保護団体の設立を宣言する調印式に出席しています。
この組織は軍事利用ができない力の弱い魔法師の権利を守る事が目的です。
アーシャ・チャンドラセカールが代表を務め達也が副代表に就任します。
立会人としてイギリスのウィリアム・マクロードが立ち会う事になっています。
調印式から戻って来た達也を深雪とリーナが迎えました。
達也、深雪、リーナは魔法大学で大学生をしています。
リーナは東道青波の養子となり日本に帰化しています。
USNAからのレンタルは終了したのか?
深雪のボディガードとして巳焼島で一緒に暮らしています。
二人が達也の誕生日を祝ってくれました。
三人でシャンパンを飲む事になります。
誕生日が遅い深雪は20歳になったばかりです。
達也はグラスを空にして深雪も強いことが分かりました。
リーナは負けられないと思いシャンパンを飲み続けて悪酔いしました。
達也と深雪は無言のアイコンタクトを交わし酔い潰して大人しくさせます。
雫の父親が主催した恒星炉プラントを次の段階に進める事を発表するパーティに招待されます。
パーティには雫とほのかも来ていました。
雫はホスト側での参加です。
雫とほのかも魔法大学に通っていますが達也とは学部が違い会う機会がありません。
成人したほのかは雫のボディガードを始め北山家で雫と一緒に暮らしています。
ほのかがパーティの後、達也に渡したい物があると言ってきました。
深雪が警戒心を深めます・・・
対抗したほのかが達也は満足して帰るから安心してと言い放ちます。
ほのかはとエロ行為に耽りたいと誘ってきたよ。
一触即発でしたが、雫がほのかには経験が無いので安心しろと彼女の実情を暴露したので険悪ムードは吹き飛びました。
ほのかはまだ達也の事を諦めていないようです。
雫の父親が恒星炉プラントを運用する為の新会社ステラジェネレーターの設立と達也を社長に抜擢する事を発表しました。
達也が恒星炉の設計だけでなくそれを運用するビジネスモデルも考案したと発表され列席者を驚かせます。
達也はその場を借りて深雪を理事長とし達也が専務理事で代表権を持つメイジアンを保護する為の団体を設立する事を発表しました。
一般社団法人メイジアン・カンパニーの設立が宣言されました。
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[2] メイジアン・カンパニー
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メイジアン・カンパニーの設立は十師族に大きな波紋を投げかけました。
四葉家当主である魔夜の元に真意を問う電話が掛かって来ました。
魔夜は面倒がっています。
達也がチャンドラセカールと懇意にしている事を三矢家が訝しんでいます。
魔夜は三矢が官僚と繋がっていないか調べてみる事にしました。
七草家の当主弘一も達也の行動に興味があるようです。
彼は娘の真由美にメイジアン・カンパニーに就職して欲しいとお願いしてきました。
真由美は弘一に色仕掛けで達也に取り入れと言われるのかと冷や冷やしていました。
真由美は達也の事を嫌ってはいないので彼に対してそのような行為に出るのは嫌だなと感じていました。
それよりはマシだと思い弘一の提案に乗ってしまいます。
真由美が採用されるのか?との疑問を呈すると任せておけと請け負っています。
メイジアン・カンパニーに最初の社員がやってきました。
やって来たのは四葉家で魔夜直属の部下をしていた藤林響子でした。
達也の事は専務と呼ぶ事になります。
魔夜が全世界の情報ネットーワークを覗き見できるフリズスキャルヴの再構築を諦めたので達也の元に来ることができました。
エシュロン3のバックドアが塞がれてしまい再構築が不可能になったそうです。
四葉家は世界征服を狙ってはいないのでエシュロン並みのシステムを構築する必要を認めました。
魔夜は藤林に情報ネットワークの本質的解明を命じています。
魔法が発動する時に何が起こっているのか解明させたいようです。
それが響子の本業でメイジアン・カンパニーは片手間にやる副業のようです。
メイジアン・カンパニーのオフィスは巳焼島にあるので響子は巳焼島に引っ越す事になりました。
相当な額の給料が支払われているようです。
花菱兵庫に貸し出す社宅を案内させました。
響子が兵庫の事を達也に対して同格と言ったらちょっと怒ったようです。
ニコニコ笑顔で響子を励ます発言をしたのですが言われた響子は背筋が冷えています。
達也は響子に光宣が生きている事を教えました。
静止衛星軌道にある宇宙ステーション(高千穂)で生活している事を教えます。
光宣が生きていたと知り響子は泣きそうになっています。
光宣が水波と同棲していると知り驚きと共に嫉妬を覚えているようです。
「彼女!?『かのじょ』ってカノジョ!?」と動揺する響子が可愛いです。
響子が帰ると達也は光宣との相談を始めます。
二人は高千穂を任意方向に移動できるか実験しています。
高度を変更する事はできませんが横方向への移動は可能なようです。
達也が術式を開発し光宣が実験する事が決まります。
高千穂と巳焼島は魔法的なエレベーターで繋がっているそうです。
新たな移動術式が完成すれば高千穂を中継して世界中どこへでも移動可能となります。
国境とか完全に無視してますね・・・恐ろしい物を作ろうとしています。
完成したらヤバい事になりそうです。
達也が悪用しない事を祈ろう。
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[3] キャンパスライフ
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達也はあまり魔法大学には通えていません。
中途退学の意思は無く時間ができると通っています。
一条将輝も魔法大学に通っていてモテモテな学生生活を送っています。
達也と将輝の関係はまあ普通だね・・・敵対している感じはしません。
すれ違う時に片手を上げて認識している事を伝えあっています・・・妙な友情が芽生えている?
黒羽亜夜子と文弥も魔法大学に通っています。
達也が深雪とリーナの元に向かっている時に亜夜子と出くわしました。
亜夜子はモテモテで男子学生の群れを連れていました。
達也を見つけると一緒に食事をしたいと言ってきます。
男子学生達に断りを入れ達也に腕を絡めて立ち去ります。
彼女と文弥は四葉家の関係者と公表されたので男子学生は亜夜子と親しくして四葉家とコネを作りたいようです。
深雪とリーナは七草泉美が一緒でした。
亜夜子は深雪が怖いようですね、彼女の視線に入る前に達也と腕を絡めるのを止めています。
亜夜子と泉美はお互いをライバル視しています。
泉美が4人掛けのテーブルだったので椅子の残りが1つしか無いと言い出します。
亜夜子も負けじと応戦しています。
泉美は言い負かされてしまい席を辞する事になりました。
二人の言い争いは日常的に行われているようです。
深雪とリーナは仲裁に入りません。
やり過ぎたと反省した亜夜子も同席する事なく戻っていきました。
家に戻ると響子と兵庫から真由美がメイジアン・カンパニーに応募してきた事を知らせるメールが届いていました。
達也は頭を抱える事になっています。
困ったねー。
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[4] 新人面接
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魔法大学で深雪とリーナが七草泉美とランチする事になります。
達也の会社に真由美が入社希望者として面接に来ることを伝えると驚かれます。
泉美は真由美が面接に向かったのを知らなかったようです。
泉美から真由美の思惑を聞き出すと当主の弘一の命令で入社を希望している事が分かりました。
心配になった深雪は講義のノートを泉美に任せてリーナと共にメイジアン・カンパニーに向かう事にしました。
敬愛するレナ・フェールからメイジアン・カンパニーにスパイとして潜入するよう命じられカナダから帰国した遠上遼介は困っていました。
メイジアン・カンパニーの入居しているビルの前まで来たのですが何階に向かえば良いのか分かりません。
入口で困っているところに七草真由美がやって来ました。
数字落ちの遼介にとって同年代の真由美は憧れの対象でした。
思わず声を掛けてしまいます。
真由美は名前を知られている事に驚いています。
遼介から数字落ちである事を教えられると同情したみたいですね。
数字落ちは十師族が兵器として価値無しと判断し追放した人々です。
真由美は罪悪感のようなものを持っていました。
そこに深雪とリーナがやってきました。
真由美から遼介もメイジアン・カンパニーへの求職者でカナダから帰国してきたと伝えられた深雪は彼も達也に紹介する事にします。
遼介はリーナに隙が無い事に驚いています。
彼女をシールズの隊長と同等の魔法師と判断していますね・・・
当たってるんですが本人だとは思えないようです。
達也は遼介を待たせて真由美の面接を始めました。
最初は腹の探り合いから始まるのですが深雪が本音で話したいとお願いし本音を隠さず話す事になります。
真由美は弘一から達也の真意を探れと命じられた事を告げます。
達也は後ろ暗いところはないのでメイジアン・カンパニーが魔法因子を持つメイジアンの教育と職業斡旋をする団体である事を教えました。
弱い魔法しか使えない魔法因子を持っている者をメイジアンと呼び、彼らの為の学校を作ると説明しました。
それを聞いた真由美は天啓を受けたようですね・・・自分はここで働くしか無いと思ったようです。
ぜひ採用してくださいと言って深々と頭を下げました。
深雪が真由美の熱意を本物と感じ取り採用を決めます・・・達也は深雪の意思に従う事にしました。
続いて遼介の面接をする事になります。
達也と相対した遼介は彼の実力の高さに驚いています。
魔法を使わない白兵戦なら達也に勝てると思っていたようですが自信が揺らいでいます。
遼介は達也が戦闘魔法師を作ろうとしていると思っていたようです。
弱い魔法師が生きていく為に必要な力を与える学校を作ると言われ遼介も真由美と同様に天啓を受けちゃったようです。
自分はここで働くしかないと思ってしまい採用して欲しいと猛烈にお願いしてきました。
達也は遼介を採用する事を決めました。
リーナは遼介の事を胡散臭いと疑っています。
友人であるスターズ総司令官カノープスを頼り遼介の身辺調査を依頼します。
ペンタゴンは達也との友好関係を維持したいと熱望しているので達也の傍に居るリーナを重要視しています。
詳細な調査結果が帰ってきそうです。
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[5] 侵入者
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メイジアン・カンパニーに初出勤した真由美は響子と再会する事になります。
随分と驚いているようです。
古くからの知り合いなのですが今回初めて一緒に仕事をする事になりました。
響子は真由美と遼介を連れてメイジアン・カンパニーが始める魔工学院に向かいます。
響子が真由美と遼介の直属の上司になります。
魔工学院は伊豆にあるようです。
真由美と遼介は当面、魔工学院で事務の仕事をする事になります。
真由美と遼介は社宅を用意してもらう事になりました。
真由美から魔工学院への入学希望者が恒星炉の秘密を探ろうとする社会人で溢れる可能性があると指摘されます。
あり得ると考えた響子は急遽、真由美と遼介に本来意図している若年者が優先的に入学できる方法の選定を命じました。
簡単な事務仕事なら熟せるかもと考えていた遼介は驚愕し、真由美はここがブラックな職場なのでは?との疑いを持ちます。
恒星炉を見せる為に響子は二人を連れて巳焼島に向かいました。
達也のスケジュールを把握している響子は彼が恒星炉に来ている事に驚きます。
達也から明日のステラジェネレーター設立記念式典の為に最終点検していると伝えられました。
式典の後立食パーティが開かれる事になっていました。
響子は真由美にホストとして協力して欲しいとお願いしてきます。
深雪の負担を減らす為と言われてしまい達也までお願いしてきました。
七草家の一員である真由美は勝手に了承する事はできません弘一に相談する為実家に戻る事になります。
話を聞いた弘一は財界の著名人とコネが作れる絶好の機会と考え大喜びしています。
真由美の参加を快諾しました。
巳焼島に残る事になった遼介は部屋を借りて休む事にします。
寝ようとしている時に恒星炉で魔力の反応を感じ取ります。
不審者が忍び込んだ可能性があると考え恒星炉に向かう事にします。
恒星炉には二人組の侵入者が居て恒星炉の部品を奪おうとしていました。
監視カメラに細工され映像が映らなくなっていたので警備員が見に来ました。
警備員は遼介の事も賊の仲間だと勘違いします。
捕まえようとした警備員を遼介はノックアウトしてしまいます。
遼介は不審者を捕まえようとしたのですが不可思議な魔法を使われ逃げられてしまいます。
遼介は後からやって来た警備員に捕まる事になりました。
達也と兵庫がやってきて遼介の聴衆が行われます。
遼介は二人組の不審者が恒星炉の部品を盗もうとしていた事を伝えます。
監視カメラが止まっていたので証拠がありません。
達也は遼介を不審者の仲間と断定する事はしませんでしたが彼の無実を証明する証拠が無い事を指摘します。
遼介にメイジアン・カンパニーで働いて貰うのは難しいと伝えてきました。
折角採用されたのに首になりかけている遼介は自分が犯人を捕まえるのでチャンスを下さいとお願いします。
達也は単独行動を禁じました。
困った遼介はバンクーバーに居るレナに連絡します。
遼介がメイジアン・カンパニーに採用されたが首になりそうだと聞いて早すぎる事態の推移に驚いています。
遼介は不審者をどこかで見たことがあると伝えました。
彼らが使った不思議な魔法について説明するとレナが犯人と思しき人物を教えてくれます。
二人組はジェイナスと名乗る情報を盗み出す犯罪者ではないかと教えてくれました。
レナと通話する遼介を何者かが見ていました・・・これは誰だ?
ステラジェネレーターの立食パーティで真由美は注目を集めていました。
パーティが終わり部屋に引き上げた達也は深雪とリーナに入浴を勧め自室に戻ります。
そこに深雪がやって来ました・・・深雪は達也に甘えたかったようです、キスしていますね。
深雪が風呂に向かうのと入れ替わりにリーナが出てきました。
深雪が真っ赤な顔をしていたのでリーナは達也を揶揄います。
深雪に何かしたのと聞かれた達也はキスしただけだと答えました。
まったく照れた様子が無いのでリーナは揶揄うのを止めます。
達也と深雪はキスまではする仲に進展しているようです。
リーナがスターズに遼介の事を調べさせたと報告しました。
深雪が戻って来てから詳しい話を始めます。
遼介がバンクーバーにあるフェールという魔法師を守ろうとしている政治結社の一員だと報告しました。
達也と深雪はさして危険だとは思っていないようですがリーナは警戒しています。
リーダーのレナのカリスマ性が危険視されFBIに監視されていると教えました。
レナは老化が遅くなる病気に掛かっているそうです。
数年間政府が行動を掴めない時期がある事から何者かに拉致されていたのではと予想しています。
リーナはレナのカリスマ性は構成員を自爆テロも辞さない狂信者にしてしまうと警戒しています。
確かに遼介のレナへの心酔は異常に高いよな・・・
パーティが開かれる事で警戒が厳重になり入港できなくなった船の上で巳焼島を監視している二人組が居ます。
彼らは恒星炉に使われてい何かを狙っています。
保管場所としてFLTを疑っています。
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[6] 実体の無い攻防
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達也は遼介の不審者捕獲のパートナーとして真由美を指名しました。
遼介は恒星炉に泊まり込んで犯人確保に挑もうとしていたのですが町田にあるメイジアン・カンパニーに戻されます。
真由美も町田での勤務を言い渡されていました。
真由美は自宅からの通勤となり定時に帰宅しています。
それが遼介には不満なようです。
亜夜子が直ぐに知らせたい情報があると言って連絡してきました。
亜夜子は遼介がフェールの構成員だと教えます。
既にリーナがスターズを使い調べさせたと知り若干落ち込んでいます。
遼介とレナの通話を盗聴していたのは亜夜子でした。
通話内容を再生してくれて不審者がジェイナスという二人組の犯罪者だと教えてくれました。
そこまでは分かっていなかったの達也に感謝され嬉しそうにしています。
話を聞いた達也はジェイナスの狙いが恒星炉に使う人造レリックだと気が付きました。
FLTに響子を常駐させハッキングに備えます。
ジェイナスは川崎のホテルからハッキングを仕掛けました。
魔法を使いファイヤーウォールを開いていきます。
あと一つってところまで攻め込みましたが響子の反撃を喰らいます。
攻撃に気付いたジェイナスは慌てて魔法でネットワーク接続を閉じホテルから逃げ出しました。
響子はあと一歩ってところまで追い込みました。
ジェイナスが潜伏していたと思われる住所(地域を限定している)を兵庫に伝えます。
連絡を受けた兵庫は四葉家の私兵を連れて一帯を捜索し中東系の二人組との情報を入手しました。
相手が悪かったですね響子相手にネットワークを使った破壊工作を仕掛けてしまいました。
勝てる筈ないよな。
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[7] 追跡
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講義が休講になった達也が文弥と喫茶店に向かいます。
文弥は身長が伸びなかったので男らしい格好に拘るのを止めました。
その結果彼は美少女に間違われる容姿となっています。
達也は文弥からジェイナスの追跡についての報告を受けていました。
黒羽家はジェイナスの使った魔法の痕跡を追う事で彼らを追い詰めていました。
日本に足場の無いジェイナスは追い詰められています。
民家に侵入して休息をとっています。
彼らは自分たちが使った魔法の痕跡を追われていると気が付き痕跡の追跡が困難になる魔法を使いました。
黒羽家の魔法師はジェイナスの予想を超えて高い実力を持っていました。
直接的な魔法の痕跡ではなく魔法によって影響を受けた痕跡をたどり追いかけます。
ジェイナスは国内の犯罪組織が集まっている無法地帯に逃げ込みました。
逃げ回る事は困難と判断した彼らはFLTに向かう事を決めます。
達也が真由美に仕事ではなく魔法師として協力して欲しいとお願いします。
FLTで恒星炉に使われる人造レリックを製造している事を教えジェイナスが狙ってくるので警備して欲しいとお願いします。
話を聞いていた遼介からも強くお願いされています。
遼介は巳焼島の恒星炉に賊が侵入した時にその場に居たことで疑われていると教えます。
疑いが張らせないとメイジアン・カンパニーを首になってしまうと伝えました。
熱意が伝わったのか真由美は警備を引き受けてくれました。
遼介と真由美はFLTで人造レリック製造プラントの警備に付く事になりました。
文弥は逃げ道を用意しジェイナスがFLTに向かえるようにしています。
亜夜子に達也の真意を問われた文弥は達也が遼介がどれだけ使えるのか試そうとしているのではないかと答えました。
亜夜子は文弥の考え方が達也に似てきていると感じています。
文弥が知れば喜びそうですね。
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[8] 決着
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FLTにやってきたジェイナスは魔法を使いセキュリティを黙らせて侵入してきました。
それを真由美の魔法が感知します。
遼介を伴いエレベータに向かいます。
エレベーターが開くといきなり魔法で視覚を奪い発砲してきました。
撃ち込まれたのは非殺傷用の銃弾で当たると電撃が走ります。
遼介が咄嗟に真由美を押し倒して庇っています。
真由美は三次元的に情報を閲覧できるマルチスコープって魔法で状況を確認し遼介に助けられたと悟ります。
真由美はすかさず賊の足元の温度を上昇させる魔法を放ちます。
火災警報システムに火事と誤認させセキュリティシステムを起動します。
エレベーターが閉じようとしています。
賊は逃走をはかりエレベータに乗り込みます。
扉が閉まり切る前に遼介が飛び込みました。
遼介は己の周りに障壁を張る魔法を使い賊の攻撃を無効化します。
格闘戦により一人を確保しました。
セキュリティシステムにエレベーターが閉じられている事に気づけず閉じ込められる事になりました。
逃げた賊の片割れは乗って来た車の元まで戻って来ました。
しかし乗って来た車がありません。
傍に居た金髪女性(リーナ)に声を掛け車がどうなったか聞いてます。
リーナは知らないと答えました。
賊はリーナを無力化して彼女の車を奪おうと考えます。
マグライトを使い殴りかかったのですが彼女の体を通過してしまいました。
リーナに見えていたのは彼女が魔法で作り出した虚像です。
触感まである虚像に動転した賊は走って逃げだしますが達也と深雪が出てきました。
賊は達也と深雪を知っていました。
深雪が相手の精神を一時的に凍らせる新魔法を使います。
魔法は予定通りに機能して賊を動けなくさせました。
生きている事が確認されます。
深雪が解凍のための魔法を使い賊の意識を呼び覚ましました。
暴れたので達也が殴って気絶させます。
達也とリーナは深雪の新魔法完成を祝っています。
可哀そうなジェイナスは深雪の新魔法の実験台にされてしまいました。
格が違いすぎますね。
同じころ文弥がジェイナスが所属している貨物船を襲撃しました。
誰が犯罪組織に雇われているか分からなかったので船に居た全員を昏倒さえたそうです。
死んでないから問題無いと言う文弥に亜夜子は危機感を抱いています。
本当に達也みたいになってきてますね・・・理性的に暴力を行使してますよ。
二人は貨物船を巳焼島に運ぶことにしました。
四葉家の組織力が高まっている感じがしますね。
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[9] フェールとフェア
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真由美は遼介に置き去りにされた事を怒っています。
遼介は許して貰えるのでしょうか?
見事にジェイナスの片割れを捕獲した遼介は正式にメイジアン・カンパニーに採用されました。
リーナは不満を示しています。
達也は遼介がフェールの構成員である事と意外に使える魔法師だと分かったので採用を決めたようです。
達也はフェールとの関係を持ちたいと考えているようです。
遼介はレナに電話をかけジェイナスを捕まえた事とメイジアン・カンパニーに採用された事を伝えました。
引き続き達也の意図を探ると言ってきた遼介にレナはため息をついています。
遼介がレナに与えられた使命の事しか考えていない事にがっかりしたようです。
リーナが懸念するようにレナのカリスマ性は高すぎるようです。
達也は魔夜の元を訪れ顛末を報告しました。
魔夜はさして興味を示していなかったのですがジェイナスが所属していたフェアがBS魔法師を大勢抱えていると聞いて興味を示します。
現代魔法で解明できていないBS魔法師に危機感を抱いた達也はフェアを調査する必要性を訴えました。
達也を信頼しているのか魔夜はそれを妥当と判断し達也に方針の策定を依頼しました。
達也は巳焼島に飛び光宣を呼び出します。
光宣にフェアの調査を依頼しています。
手強い相手なので光宣ほどの実力者にしか頼めないと言われ光宣は嬉しそうにしています。
光宣から達也に挑む前にフェアに匿われていたと教えられます。
顔見知りの調査は酷だと思った達也は依頼を取り下げようとしましたが光宣はやると言ってきました。
光宣は一時的とはいえ反社会的な組織と関わった事を悔いています。
達也は光宣に任せる事にしました。
高千穂をアメリカ上空まで移動させて潜入を図るようです。
真由美と遼介を陣営に向かえました・・・達也の周りに戦力が集まっていますね。
誰も逆らえない存在になってしまいそうです。
フェアを率いるロッキー・ディーンはジェイナスの失敗を知り四葉家に関わるのを止めます。
人造レリックではなく本物のレリックを狙うと言っています。
彼らは光宣と戦う事になるのでしょうか?
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成分組織運営戦闘経営エロ美女ヒーロー
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