ラノベの感想) 異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術 11 (講談社ラノベ文庫)
概略:
国王と謁見したディアヴロが異世界から来た魔王だと名乗ると気に入られてしまいます。国王はディアヴロを配下に加えたいと言ってきましたが他国への影響を考慮する必要がありました。無難な形で仲良しさをアピールする為に国王が冒険者のディアヴロに依頼を出す事になります。依頼を受けたディアヴロ達はリフェリア王国の南部に出現した野獣の集団を壊滅させる事になりました。
レーベル:講談社ラノベ文庫
発行日:2018/10/2
著者:むらさきゆきや
イラスト:鶴崎貴大
ISBN:978-4-06-513796-3
雰囲気:悲劇、謁見、意気投合、南へ、獣人、帰郷、交渉、反逆、覚醒
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国王との謁見の順番を待っているレムとシェラが大臣のノアに呼ばれます。
数日の食っちゃ寝生活によりシェラのおっぱいが大きくなりました。
エルフの正装に着替えようとしておっぱいが入りきらくなっています。
レムが恨めしそうな目を向けていますね・・・シェラは栄養がおっぱいに回るようです。
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二人を呼び出したのは国王の側近をしているノア・ギブン公爵でした。
ノアはレムとシェラを国王に会わせても問題無い人物か品定めする為にやって来ました。
ディアヴロの事もジルコンタワーで魔王軍を退けたあたりから調査を始めていました。
密偵では掴み切れなかった情報を確認する為に二人に質問してきます。
レムは隠し事は無駄と悟り正直に答えています。
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二人の首に嵌っている隷従の首輪について質問してきました。
レムは召喚術を跳ね返されて自分たちの首に嵌ってしまったと正直に説明しました。
国王と謁見する時に隷従の首輪が見えているとグリーンウッド王国の王が奴隷を使者として送り込んだと誤解されます。
謁見の間に集まっている高官たちから誤解を受けないために魔術で隠してくれました。
ノアの使った隠ぺい魔術はとても高度なモノでした。
面会中に王城が激しく揺れる事態が発生します。
慌てた様子でノアが確認に向かいました。
この揺れを発生させたのはディアヴロが魔術学院で使った合成魔術です。
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マキシマムに王城に連れてこられたディアヴロは直ぐに国王と謁見する事になりました。
一人なのでどうやって自己紹介しようと悩んでいました。
ドレスで着飾ったレムとシェラが連れて来られて合流できたので助かっています。
二人の艶やかさにディアヴロは見惚れています。
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国王は喋らずノアが質問してきますね。
レムが的確に受け答えをしています・・・ディアヴロとシェラは何も言えませんね。
二人して権力者と対等に会話できているレムに羨望の眼差しを向けています。
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ディアヴロが元素魔術を使いモディナラームを倒した事とグリーンウッド王国の王になった事を伝えました。
混魔族がエルフの王になった事と元素魔術で魔王を倒した事を信じられないようです。
ハロルド・ウィリアムという騎士がディアヴロの事を疑わしいと主張しました。
おっぱいが大きすぎるシェラの事もエルフとは思えないと言っています。
国王と関わるのは面倒だと思っているディアヴロは疑われた事を利用します。
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信じないって事は自分を王と認めないって事だよね。
だったらこの場に居る必要もないよね、帰らせてもらうと言って帰ろうとします。
ディアヴロの力を試したいと思っていたのかノアがウィリアムを嗾けました。
剣を抜いて実力行使に出てきます。
ディアヴロはウィリアンを殺さないように配慮して彼の剣を砕く魔術を放ちました。
ウィリアンにダメージを与えずに剣だけを破壊する事はできたのですが魔術の余波が王城の壁に当たりました。
魔術が王城の壁をぶち抜いて外まで繋がる大穴を開けてしまいました。
これを見て大臣たちは逃げ出しています。
騎士たちも逃げたそうですが己の職責を思い出し踏み留まっています。
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ノアが異世界の魔王と名乗っているのは本当なのか?と問いかけてきました。
ディアヴロはビビらせて戦闘を回避するしかないと考え、異世界の魔王である、と名乗ります。
ディアヴロはリフェリア王国と敵対してしまった逃亡生活が始まるのか、と嘆いています。
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国王ダルーシュ・サンドロスが大笑いを始めました。
異世界の魔王と名乗ったディアヴロが気に入ったようです。
自分に仕える気は無いか?と問いかけてきました。
ダルーシュは伝統とか格式が大嫌いなんだそうです。
過去の王の決めた事になぜ自分が従わなければならないと言ってますね。
リフェリア王国の歴史上魔王を従えた王は居ないので自分に仕えるが良いと勝手な事を言っています。
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ディアヴロが「お断りだ」と答える前にノアが割り込みました。
ディアヴロが断りグリーンウッド王国と戦争になる事を恐れたのか?
ノアは過去の王は誰も魔王と和睦した事はありません、召し抱えなくても、充分に歴史に名を刻んでいると訴えました。
両国の親睦を確認するのが肝要だといってリフェリア王国が抱える問題の解決を依頼してきました。
冒険者のディアヴロに国王が依頼を出したらどうかと言っています。
正式な依頼で報酬も十分に出ると確認できたのでレムは依頼を受ける事にします。
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ディアヴロ達は南方にあるカリュティア地方に向かい野獣の群れを退治する事になりました。
無難な決着にディアヴロは内心では安堵しているのですが国王の言いなりになっていると思われたくないと考えます。
杖をダルーシュに突き付け「貴様に従うのではない、請われたから力を貸してやるだけだ、魔王を従えられたなどと思い上がるな」と宣言します。
臣下たちはディアヴロの不遜な態度に殺気だっています。
言われたダルーシュは笑っています。
意外と意気投合しているような・・・ノアが冷たい表情を浮かべています。
ディアヴロは御し難いと知り考え込んでいるような?
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ディアヴロ達は1万の遠征軍に先行して馬車でカリュティア地方に向かいました。
護衛と御者を兼ねた騎士が二人同行する事になります。
大きな軍用馬車で移動しているのですが山の中を走っているので揺れが酷くレムが乗り物酔いに陥っています。
地震のような揺れが起こります。
外を見ると4つの砦を破壊したと教えられたスプリガンが迫ってきていました。
ディアヴロはレムとシェラを抱え馬車から飛び降りる事にします。
御者たちにも馬車から飛び降りろと命じたのですが彼らは馬車で逃げようとしてスプリガンに潰されました。
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ディアヴロは飛翔魔術で浮遊しながら巨大なスプリガンをどう倒そうか検討しています。
遠距離からの極大魔法で削る事を選択しました。
極大魔法を連発してスプリガンの動きを止めます。
半壊してスプリガンが大爆発しました。
レムとシェラを抱えて浮遊中のディアヴロは爆発の余波で吹き飛ばされてしまいます。
回転状態になってしまい墜落する事になりました。
ここでエルフのシェラが森の巨木にお願いしてクッションになってもらいます。
爆発により大穴が空いてしまい馬車が通れる道も破壊されました。
これで後からやってくる1万の遠征軍の到着が遅れる事になります。
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馬車を失ったディアヴロ達は歩いてカリュティアを目指す事になります。
歩いて移動する事になりレムが元気になっています。
しかし道に迷ってしまい山岳地帯を彷徨う事になります。
お腹が空いたのでシェラに頼んで周囲の木から森の恵みを分けてもらう事にします。
赤い木実を差し出してくれる木が存在しました。
シェラが食べようとすると木の上から現れた獣耳の女の子が矢を射かけてきました。
毒があるので食べては駄目だと言っています。
不思議な事に彼女の言葉はディアヴロにしか理解できませんでした。
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女の子の言葉はレムとシェラには獣が鳴いているようにしか聞こえません。
異世界から召喚されたディアヴロにはこの世界の言葉が日本語に変換されて聞こえています。
それが作用して獣娘の言葉が理解できるようです。
レムから人族の言葉が話せない人型の存在を獣人と呼んでいると教えてもらいます。
獣人の娘もディアヴロが自分の言葉を理解している事に驚いています。
フェネリと名乗った女の子は敵意は無いと言っています。
エルフは嫌いじゃないから助けたと言っています。
道に迷って困っていると教えると彼女の集落に招待してくれました。
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レムは彼女がコボルトだと言っています。
フェネリ達は森の中に穴を掘って生活していました。
呼びかけると集落に居たコボルト達が出てきました。
コボルトの女性の頭部は人型なので言葉が通じないだけで人族との違いは少ないです。
男性は獣型の頭部なので違いが大きいです。
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ディアヴロしか彼らの言葉が分からないので交渉役をする事になります。
レムが彼らの言葉を理解できないのが痛いですね。
ディアヴロが異世界から来た魔王だと自己紹介すると大笑いされます。
冗談だと思われたみたいですね・・・彼らに悪意が無いのでディアヴロは落ち込まなくて済みました。
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コボルトの代表者が出てきてヨルダと名乗ります。
人間に敵対する理由を聞いてみると言葉を理解しない自分たちを人族だと認めず殺そうとしてくると言われました。
ディアヴロがコボルトと人族に違いがあるとは思わないと伝えると驚かれます。
ディアヴロの価値観では外見や主義を理由に差別するのは許容できないようです。
気に入られてしまいました。
雨が降っているのでコボルトの里に泊まっていく事になりました。
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翌日、ボルボスという彼らの族長に紹介される事になります。
ディアヴロが自分たちの言葉を理解すると知り驚いています。
ボルボスから彼らが抱える問題を聞くことになりました。
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驚きなのですがディアヴロが破壊したスプリガンは彼らの守護神なんだそうです。
ボルボスたちはスプリガンを使い砦を破壊してカリュティアを攻め滅ぼそうとしていました。
カリュティアの軍隊が森にやってきて彼らを殺して回るので戦うしか無かったそうです。
スプリガンは彼らの最大戦力でそれが破壊されてしまい困っているそうです。
ディアヴロは自分がスプリガンを破壊したとは言えないので判断に困ります。
依頼されたクエストを完遂する為にはボルボス達を殲滅する必要があります。
戦いが始まると荒ぶる奴も居るので空が晴れたら発つが良いと言ってくれました。
彼らが悪党では無いと分かり益々悩む事になります。
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レムとシェラに相談する事になるね。
シェラはコボルト達を殲滅するのに反対してきました。
しかしカリュティアの街を他の場所に移す事も現実的ではありません。
どうすべきか悩んでいるとフェネリが声を掛けてきました。
もうすぐ戦いが始まるので逃げろと教えてくれます。
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フェネリにコボルトの指導者が誰なのか聞いてみます。
一番強いボルボスが指揮を執っている事が分かりました。
強さに従うと聞いたディアヴロはボルボスと戦い強さを示す事にします。
儀式があると言ってフェネリが呼ばれます。
戦意高揚の儀式が行われるようです。
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ディアヴロは儀式を止める事にします。
儀式は雄たけびを上げて戦意を高める行為のようですね。
観察していると予想外の方向に進んでいきます。
フェリネが全裸になって尻をボルボスに向けて突き出しました。
ボルボスは死んでも魂は永遠に残ると言ってフェネリに種付けしようとしていました!!
見ていたレムとシェラが真っ赤になっています。
あれ?シェラは子作りの正しい方法を知ったのかな?
ディアヴロは慌てて止めに入る事にします。
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儀式の場に飛び降りると両脚を開いているフェネリの前でした。
ディアヴロは思いっきりフェネリのあそこを見てしまいひっくり返りかけます。
ディアヴロがボルボスと戦う事になります。
ボルボスは動きが速かったのですがディアヴロの敵ではありませんでした。
負けたボルボスは潔くディアヴロに従う事を決めます。
ディアヴロは兵力差を説明して挑めば全滅する事を教えます。
カリュティアの領主に掛け合いこの地にコボルト達が住む事を認めてもらうと宣言します。
ボルボス達は驚いていますが戦わずに問題が解決する可能性あると知り喜んでいます。
男性陣の説得は終わりましたが女性陣は発情中でした。
ディアヴロは獣人族の文化に驚くことになっています。
発情が収まったフェリネに案内してもらいコボルトの森を出てカリュティアに向かいました。
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カリュティア市に到着して早々にディアヴロが奴隷商人と間違えられます。
シェラに手を出されて怒ったディアヴロがぶん殴ると吹き飛んでいきました。
衛兵に見つかる前に逃げる事にします。
レムの案内で領主館に向かう事にします。
レムはカリュティアの出身でいた。
歩いていると複数の豹人族が現れレムに向かって「お嬢、お帰りなさいませッ!!」と声を掛けてきました。
師範代が呼んでいますと言っています。
レムが師範代は自分の叔母だと教えてくれました。
レムに肉親が居る事に驚きます・・・ディアヴロは彼女は天涯孤独の身と思っていたようです。
まあレムもそんな感じの発言はしてたよなー。
レムの実家はガド一門と呼ばれる武術の道場を営んでいました。
レムは、たんなるヤクザです、と言ってます。
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門人に連れられレムの実家に向かう事になります。
門人たちが最敬礼でレムを迎えています。
シェラの悲鳴が上がります。
いつの間にか近づいてきた女性がシェラの尻を揉んでいます。
レムが手を放して叔母さんと叫びます。
叔母さんと呼ばれた女性は悲しそうな顔でレムが反抗した、不良になったの、と言っています。
ソラミ姉さんって呼んでねと要求してきました。
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ディアヴロがソラミと戦う事になります。
威嚇のつもりで魔術を放つとソラミは指先にSPを集中させて魔術を弾きました!!
初めて見る高等技術にディアヴロが驚愕してます。
レムがSPを纏った蹴りを放ちました。
左腕で受けたソラミが合格と言って嬉しそうな笑みを浮かべます。
どうやら腕試しをされたようです。
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へなへなと倒れこんだシェラが体が軽くなったと喜び始めます。
ソラミはおっぱいが大きなシェラの尻をマッサージしてくれたようです。
シェラが動けなかったのは気持ち良すぎて動きたくなかったからだそうです。
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ソラミからガド一門の説明がなされます。
大昔に拳聖ガドとよばれた者が編み出した武術を伝えているそうです。
リフェリア王国に冒険者協会ができる前から存在し王侯貴族の依頼を受けたりしているそうです。
冒険者とは商売敵ですが仲良くやっているそうですよ。
カリュティア冒険者協会会長とはお茶のみ友達なんだそうです。
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ソラミがレムとシェラの首に嵌っている首輪について質問してきました。
レムは正直に召喚魔術に失敗して《隷従の首輪》が嵌ってしまったと答えました。
ソラミが、魔術は駄目ね、筋肉は裏切りませんよ、と言ってきます。
彼女はレムを拳士にしたいようですね。
レムは子供の頃ですらレベル40以上の拳士だったそうです。
自分より才能は上で拳聖ガドの再来と褒められていたそうです。
なるほどシェラ並みの才能はあったわけか・・・しかし状況が才能を伸ばす事を許さなかったって事ね。
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レムの嵌めている結婚指輪について質問してきました。
照れながらレムは私たち結婚しましたと告げます。
ソラミが異種族と結婚したんですか!?と驚きます。
レムがはいと答えると「女の子同士で!」と聞いてきました。
バレました!
レムがディアヴロにどういうことですか?と質問してきましたよ・・・かなり怖いです。
ディアヴロが説明できないでいると、事実なんですね?と言って真っ赤なオーラを放ってきます。
それを見たソラミは外輝功も鍛えてますねと嬉しそうにしています?
頭を冷やしてきますと言ってレムは出ていきました。
シェラにも自分の付けている結婚指輪がレムのモノと対になっている事がバレました。
ディアヴロがこの世界の風習に疎いからなと言い訳すると笑って許してくれます。
ディアヴロはシェラの懐の大きさに驚く事になりました。
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肉ばかりの食事が運ばれてきました。
シェラは久々の人族のごはんに大喜びしています。
肉は殺したばかりの新鮮な肉でした。
ディアヴロはその美味しさに驚いています。
ソラミが一晩中でも元気が続いちゃいますよ、と教えてくれました。
ディアヴロは吹き出しそうになっていますが、シェラには意味が分かりませんでした。
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食事の後シェラがレムを慰めに行くことになります。
一人になったディアヴロはソラミが魔術を受け流した技術について一人で検証してみる事にします。
ソラミがやってきて新しい技を見てすぐに試してみるディアヴロの向上心を褒めてくれます。
独力で試している事も評価されました。
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ソラミはディアヴロの事が気に入ったようです・・・ディアヴロくんと呼ばれています。
彼女が輝功と呼ぶSPの使い方を指導してくれる事になります。
ディアヴロの手を掴んで自分のおっぱいを掴ませます。
ソラミはレムとは違いおっぱいが巨大でした。
ディアヴロはその柔らかさに思考力を失いかけています。
ソラミが流す輝功を増やすと流れを捕らえる事ができました。
ディアヴロはソラミのおっぱいを揉みながら内輝功を学んでいきます。
内輝功を使うと身体強化が可能だそうです。
魔王の指輪で魔術を反射してしまうディアヴロはバフ系の恩恵が受けられません。
内輝功を使えばまだまだ自分が強くなれるのではないかと考えています。
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ディアヴロの初心な反応を見たソラミは結婚したのに初夜イベントを終えていない事を見抜きました。
ソラミは私が教えてあげると言ってディアヴロの下半身を攻めてきます。
股間の棒を出されてしまうね・・・それを見たソラミは大きさに驚いたようです。
咥えてきました・・・そして外輝功の練習を始めます。
ソラミは口の中に輝功を流して刺激してきました。
外輝功は相手の輝功を捕らえて自由に動かす術のようです。
気持ち良すぎてディアヴロはソラミの口の中に思いっきり吐き出す事になりました。
ソラミは魔王です、並ぶ者なし、圧倒的な強者ですよ、と褒めてくれます。
ディアヴロが果てるとソラミは仕事が残っていると言って逃げるように戻っていきました。
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その直後にレムがやって来ました。
レムがディアヴロとソラミの行為の残り香に気付きます。
ディアヴロはまたしても年上のお姉さんの色香に流されてしまった事を後悔しています。
レムにバレないように自分には分からない屋敷の外からではないか、と言って胡麻化しました。
レムが感情的になった事を誤ってきましたよ。
ディアヴロは上手くレムに結婚指輪を渡そうと考えていました。
ディアヴロから結婚指輪を渡された状況を分析したレムはディアヴロが自分と結婚する理由が無いと気が付いたそうです。
形見の手甲を見せてきて父親が先代の師範だったと教えてくれます。
父親はレムを殺そうとして襲ってきた魔族からレムを庇い亡くなったそうです。
先祖代々の悲願を叶えてくれたお礼を言ってきました。
レムは身を引くことにしたようです。
ディアヴロは拒絶を示したレムに結婚指輪を渡せませんでした。
レムは理性的過ぎて損をしているな、感情ではディアヴロを諦めきれていない様子です。
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ガド一門の朝食は朝から肉、肉、肉、でした。
ディアヴロとシェラは胸焼けしてますがレムは平然と食べていました。
ディアヴロ達は領主に会いに来ました。
領主は二回目の朝食を食べている最中でした。
ハイト・レイ・マーティス中将という太り過ぎの人間です。
階級から言ってガルフォードクラスの実力は持っているのだろうか?
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ディアヴロは何とかしてコボルト達との戦いを回避させようと考えていたのですがマーティスの考えを変える事はできませんでした。
マーティスは人族の言葉を理解しないコボルト達を獣と認識していました。
レムから古代の王が言葉を解する存在を人族、解さない存在を獣と線引きしたと教えられます。
はるか昔からの常識を簡単に変える事はできませんでした。
リフェリア王国はコボルト達が住んでいる山に存在する銀山を手に入れるのが目的でした。
1万の遠征部隊が到着してしまいます。
その中に王宮騎士団に転職したゲイバルトが混ざっていました。
ゲイバルトはマキシマムに恋しているそうですよ。
早くコボルト達を殲滅して王都に帰りたいと言っています。
ゲイバルトがスプリガンの破片を見つけていました。
破壊されたようだからもう出てこないはずと言っています。
脅威が居なくなったとバレてしまいます・・・コボルトの住処を探す山狩りが始まってしまいました。
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捜索範囲は広大です。
コボルトの住処の穴を見つけるには時間が掛かりそうです。
早く王都に帰りたいゲイバルトが山を焼こうと言い出しました。
何日も捜索すると経費がバカ高くなると説得されマーティスは同意してしまいます。
それを聞いたディアヴロとシェラはコボルトの側に付く事を決めました。
「外道と仲良くするくらいなら、孤立のほうがマシだ!」と宣言します。
レムは仕方ないなーって感じで敵対する事を選びました。
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部下がやってきて先遣隊がコボルトの集落を発見したと報告してきました。
レムとシェラがコボルトの集落を守る為に駆け出します。
ディアヴロはゲイバルトの足止めをする事になります。
なーんか忘れてないかと思っているとコボルトの集落を発見したって報告は嘘でした。
ディアヴロ達がコボルト達と接触していると予想し道案内させようとの魂胆でした。
早々にゲイバルトを倒してレム達を追う必要が出てきました。
そこにマーティスが呼んだ援軍が現れます。
出てきたのはソラミでした。
彼女はマーティスに依頼されていましたよ・・・
ディアヴロはレムと敵対する事になるぞと指摘しますが依頼なら仕方ないと返されます。
ディアヴロの事をソラミに任せてゲイバルトはレムとシェラを追う事にします。
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ソラミはディアヴロの予想以上に強かったです。
ディアヴロは魔王クラスを相手にしていると考え戦う事にしました。
物凄い激闘になっていますね。
ディアヴロはHPポーションを使いながら戦っています。
最後はディアヴロの魔術が当たりソラミを吹き飛ばしました。
強すぎたので手加減できず瀕死状態にしてしまいます。
ディアヴロは慌てて最高級のHP回復ポーションを使い治癒しました。
ソラミは戦闘中にレムと離婚したと伝えられています。
その理由を問いただしてきました。
ディアヴロは、レムからディアヴロがレムと結婚する理由が無い、と言われたと教えました。
ソラミは結婚の理由なんて相手が好きだからで充分ですと教えます。
ディアヴロが好きという感情が理解できないと伝えると、自分の命を懸けてでも守りたいと思えるなら、それは好きな気持ちだと教えられました。
ディアヴロはレムの事が好きなんだと理解できたか?
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レムとシェラがコボルトの集落に到着すると平和な日常が続いていました。
賢いレムは自分たちが道案内させられたと悟ります。
近づいてきたフェリネに危機を知らせたいのですが言葉が通じません。
ゲイバルトが追いついてきました。
彼との戦闘が始まります。
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ゲイバルトの強力な召喚獣に対してシェラの弓が通用する事が分かりました。
レムは召喚獣を使い盾役を引き受けます。
二人の連携が向上している事にゲイバルトは驚いています。
彼の方も前回の戦いよりもレベルアップしていました。
レムの召喚獣は全て倒されてしまいます。
シェラも回避が間に合わず倒れてしまいます。
レムもお腹に大穴を開けられてしまい瀕死状態に陥ります。
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瀕死状態のレムがクルムと出会います。
クルムがビスケットをくれて、ここが《狭間》と呼ばれる空間だと教えてくれます。
レムの前にいるクルムはレムの中に残されている残留思念だそうです。
クルムから力は与えてあると言われました。
現実空間に戻ったレムはクルムから貰った彼女の牙を額に当ててみます。
変化は劇的でした。
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レムがソラミのいう内輝功を纏った姿になります。
衣服が破損して殆ど全裸状態だったので鎧のように内輝功を纏います。
ビキニアーマーよりは肌色面積が狭いかな・・・どちらにしても相当エロイ格好をしています。
レムは拳士として戦い始めます。
圧倒的な強さでゲイバルトを殴り倒しています。
彼の最大戦力だった二体の召喚獣も軽く倒してしまいます。
不利を悟ったゲイバルトは地中に潜れる召喚獣《トラップワーム》の中に飛び込み逃げました。
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ディアヴロが燃えている森を消火します。
そしてレムの傍らに降り立ちました。
レムの変化に驚いたディアヴロは魔王に支配されいるのか聞いてみます。
レムは魔王が入ってきているのではなく自分の心持が影響しているだけですと説明しました。
どんな気持ちなのか問いかけると、ディアヴロを殺して自分も死にたい、と言ってきました。
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レムの手がディアヴロの左胸に触れてきました。
ディアヴロはレムの輝功を感じ取り彼女が暗い部屋で一人で泣いている姿を幻視しました。
ディアヴロはレムに我慢を強いていた事を理解しました。
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シェラが元に戻ってとお願いすると突き飛ばされます。
レムは耐えるばかりの毎日に戻りたくないと言っています。
ディアヴロはレムに新たに作った結婚指輪をあげる事にしました。
レムは感激しているけど不安そうでもあります。
信じていいのですか?と聞いてきました。
返事に困ったディアヴロは、信じるかどうかは貴様が決めるがいい、と言い放ちました。
信じるならば受け取れ、信じられぬなら右手で我の心臓を貫くがいい、と伝えます。
これは結構カッコいいね、レムの好みに合っている感じがします。
レムはディアヴロを信じることにしました。
結婚指輪を嵌めてあげるとレムが大粒の涙を零します。
赤い輝きが消えて元の姿に戻りました。
全裸に戻ったのね・・・
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ディアヴロはコボルトの族長ボルボスに約束が果たせなかった事を誤ります。
ボルボスはレムとゲイバルトの戦いを見ていました。
自分の実力不足を痛感した彼は生きている事を喜ぶべきだと言っています。
ボルボスからレムの戦いぶりを聞いたディアヴロは彼女が拳士レベル140以上に達していると確信します。
なぜ急にレベルアップしたのか不思議がっています。
そこはクルムの牙の影響なんでしょうね。
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フェネリがやって来てディアヴロに自分で作った銀色の飾りをプレゼントしてくれます。
手に取るとミスリル銀で作られているのが分かりました。
この山の銀山では純度の高いミスリル銀が取れるようです。
ミスリル銀は高レベルの魔力を帯びた武器を作るのに必要な素材です。
王宮騎士まで投入してきた理由が分かりました。
リフェリア王国は銀山を諦めるつもりは無さそうです。
敵対する事が確実になりました。
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ボルボスはもっと奥の山に引っ越すと伝えてきました。
もっと上手く隠れる、もう会うことはないだろう、と言っています。
恩人であるディアヴロ達を一族は忘れないと言っていました。
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コボルト達の集落でレムが目覚めるのを待つことになります。
シェラと今後の動き方を相談する事になります。
国王の命令に背いてコボルト達に味方したのでグリーンウッド王国とリフェリア王国は戦争に突入する可能性があります。
ディアヴロは悲壮感を漂わせていますがシェラは森が燃えるよりは良いと笑っています。
シェラの前向きさに救われていますね。
ディアヴロはホルンやシルヴィを王都に残して置くのは危険だと考え迎えに行くようです。
シェラがルマキーナとアリシアに協力を要請してはどうかと言ってきました。
ディアヴロはアリシアの存在に危機感を抱いているようです。
リフェリア王国に反旗を翻したと知ったらアリシアは歓喜しそうだからね。
どうするんだろうか?
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シェラが真っ赤な顔でディアヴロとソラミがしていた行為を覗いていた事を教えてくれます・・・
あれあれ試してみる事になる?
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成分 | 美少女 | 戦闘 | 冒険 | 恋愛 | ラッキースケベ | ハーレム |
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異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術11 (講談社ラノベ文庫)
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