ラノベの感想) 偽物語(下) (講談社BOX)
レーベル:講談社BOX
発行日:2009/6/10
著者:西尾維新
イラスト:VOFAN
ISBN:978-4-06-283702-6
雰囲気:火憐の肩車、火憐を愛撫、神原と火憐、影縫と斧乃木、キス魔、武闘派影縫
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最終話 つきひフェニックス
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暦の小さい方の妹、阿良々木月火は不死身だそうですよ。
彼女も怪異なんだろうか?
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002
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暦と火憐が並んで歩いています。
火憐は逆立ちして暦と並んで歩いていました。
暦は火憐に逆立ちをやめさせようとしますが悉く避けられてしまいます。
逆立ちをやめた火憐がじゃんけんの必勝を教えてやると言い出します。
暦はじゃんけんに必勝法など無いと考えていました。
火憐が自信満々です、聞いてあげないと話が進まないので暦は火憐の必勝法を聞いてあげる事にします。
実践によって解説する事になり二人でじゃんけんをしてみる事になります。
火憐は暦が負けた時に言い訳をすると言い出し罰ゲームを設ける事にしました。
罰ゲームは負けた方が勝った方を肩車して運ぶ事になります。
火憐は必勝法の第一段階は自分で声掛けをする事だと説明を始めます。
そして「じゃん」「けん!」と言ったところでグーを出しました。
暦は「ぽん」の掛け声が無いのでまだ何も出せていません。
これが必勝法だそうです。
相手に後出ししたと難癖を付けて勝利するのが必勝法だそうですよ。
暦は火憐の事をグーで殴りました。
勝利の喜びに浸り油断しまくりの火憐は殴られてしまいます。
暦は卑怯過ぎると言って火憐の反則負けと言い渡しました。
火憐はドMらしいので負けを認めて肩車をする事に同意しました。
しかし暦は妹に肩車されて町を歩く事に耐えられませんでした。
羞恥心から肩車の回避を図ります。
火憐のポニーテールにしている髪が肩車の邪魔になると言って回避を図ります。
火憐が格好良すぎる行動に出て暦の退路を塞ぎました。
彼女は自宅の鍵を出し、それを使ってポニーテールを切ってしまいました!!
切った髪は丸めて近くにあったゴミ箱に捨ててしまいます。
暦は小学生の頃から伸ばしていた髪を切ってしまった火憐に拘りとかあったんじゃないのか?と問いかけました。
火憐は長くて手入れは大変だし朝起きると寝ぐせだしずっとうざいと思っていたと返答します。
暦は火憐のドMぶりを再確認させられる事になりました。
暦は火憐に肩車される事になりその視線の高さに驚きます。
2メートルくらいの高さからの眺めにビビった暦は下ろしてくれと哀願しますが聞いては貰えませんでした。
火憐が暦に不満を訴えてきます。
暦の局部が後頭部に当たって気持ち悪い、兄ちゃんの脹脛がおっぱいの先っちょにこすれて気持ち悪いと言っています。
肩車ってこんなエロい行為だったっけ?と疑問を呈しています。
それを回避する為に、暦に足を脇の下に通させ首から頭にたいして上半身を乗せさせ固定しました。
具合が良くなった火憐は暦を担いで目的地へ向かいました。
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003
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受験生の暦は朝から勉強していました。
そこに火憐がやって来ます。
暦が驚いたのは火憐がスカートを穿いていた事でした。
スカートは月火のモノでサイズ的に小さいようです。
火憐が穿くとミニスカートと化していました。
火憐はお願いがあると言って暦に抱き着いてきます。
デレ状態を晒して暦にお願いを聞いて貰おうとしたようですが妹に甘えられても暦は嬉しくないようです。
火憐は神原を紹介して欲しいと言って土下座してきました。
火憐は良く土下座行為を使うようですよ。
火憐は処女を上げるので神原に紹介して欲しいとお願いしてきました。
暦は火憐を蹴り飛ばして提案を却下させていました。
兄に向かって処女を上げると言えちゃう火憐は変態さんですね。
暦は火憐の頭を踏みつけて駄目と返答しました。
紹介して貰えないと聞いた火憐は暴力に訴えてきます。
火憐の貫き手が暦の肋骨の間に入ったようです。
吸血鬼の後遺症の残る暦でなければ死んでいたかもね。
暦は神原と火憐は相性は良いと考えていますが紹介したくない理由がありました。
暦は神原が凄まじい変態だと知っているので火憐に紹介したくなかったんです。
火憐を諦めさせる為に暦は彼女と勝負する事にします。
勝負の方法として神原の考案した方法を使う事にしました。
それは相手の歯を磨くという行為でした!!
5分間耐えられたら火憐の勝ちとなります。
火憐が美容師に髪の毛を切って貰うようなモノだと考えるように暦が誘導しました。
火憐は思惑通りに勝負を受ける事になります。
勝負を始めると火憐は自分の迂闊さに気付く事になりました。
歯磨きとは体の中を弄る行為です。
火憐は敏感な口の中を歯ブラシを使って暦に愛撫される事になりました。
火憐は快感を得るようになってしまいます。
暦の側にも思い違いがありました。
暦は快感に震える火憐の姿を見て可愛いと思ってしまいます。
火憐が羽川以上に可愛く見えたようです。
暦が火憐を押し倒して歯磨きを続けていると月火に行為を見られてしまいます。
ベッドの上に火憐を押し倒して彼女の歯を磨いている暦を見て月火は混乱してしまったようです。
コンビニで千枚通しを買ってくると告げて出て行きました。
火憐が既に5分経過していると告げてきました。
暦は己の負けを認め神原と紹介する事にしました。
暦と火憐は相手の歯を磨く行為にはまったようです。
火憐が恥ずかしそうに3本勝負にしても良いぞ、と言ってきました。
勝ったのにおかしいですよね。
火憐は暦に愛撫して欲しいようですね・・・相当気持ちが良いようです。
好守を変えて歯磨き行為を続行する事になりました。
これによって暦と火憐は少しだけ仲良しになったそうです。
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004
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暦は神原に火憐を紹介したいとお願いした時のことを思い出しています。
暦の予想を裏切り神原は拒んできました。
理由が神原らしいです。
神原は火憐の処女を貰うのは申し訳ないと言って会うのを拒否してきました。
これは神原流の冗談だったようです・・・服を着て待っていると言って通話を切ります。
暦は火憐に肩車させて神原の家に向かっていました。
そこに道を聞いて来る人物が現れます。
彼女は影縫余弦(かげぬい よづる)と名乗ります。
彼女は火憐に肩車してもらっている暦よりも視点が高い位置にありました。
彼女は郵便ポストの上に乗っています。
叡考塾(えいこうじゅく)の場所を教えて欲しいと訊ねてきました。
暦は羽川に連絡して叡考塾の場所を教えて貰う事にします。
火憐は阿良々木火憐と名乗ったきりダンマリを決めています。
暦は羽川と話せる事を喜んでいます。
そんなに嬉しいならば用も無いのに彼女に電話すれば良いと思うのですが・・・
崇拝の対象である彼女に対して失礼に当たるとでも考えているのでしょうか?
だとすると羽川が可哀想ですね。(恐らく羽川は暦に惚れているよね?)
羽川は当然のように叡考塾の場所を知っていました。
叡考塾は忍野メメと忍が住んでいた廃ビルでした。
暦は影縫さんに叡考塾の場所を教える事にします。
場所が分かり難い位置にあるのですが影縫さんは直ぐに理解できたようです。
小さな女の子から叡考塾について聞かれるかもしれない、聞かれた場合は親切に教えてあげて欲しい、と言い残して去っていきました。
影縫さんは郵便ポストから塀の上に飛び移り塀の上を歩いて行きました。
地面には降りませんでした。
奇妙な人ですが暦は綺麗なお姉さんと理解したようです。
大人しい火憐に理由を聞くと影縫さんが強いので構えを取っていたと言っています。
火憐は影縫さんが自分の師匠と互角の腕前で自分では勝てない相手だと評価していました。
影縫さんが悪じゃないと決まったわけではないと気になる発言をしています。
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005
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戦場ヶ原が羽川の矯正プログラムのお陰でデレました。
暦に対いして激アマになったそうで、彼女は家庭教師を解任されてしまいます。
家庭教師を解任された彼女は父親の実家に帰省中だそうです。
更生した戦場ヶ原は普通の女子高生に変貌を遂げたそうです。
人格者になったようです。
中学時代の戦場ヶ原を知る羽川と神原に聞くと「中学時代も、あそこまでじゃなかった」そうです。
羽川は「今の戦場ヶ原さんが、今までで一番いい感じ」と言っています。
戦場ヶ原は良い方向に変化したようです。
火憐を神原に紹介する事になりました。
神原の事を火憐に「変態だから気をつけろ」と紹介し、火憐の事を神原に「馬鹿だから気をつけろ」と紹介しました。
二人の波長は合っているようです、同時に「いやあ」と照れていました。
神原が早速火憐を部屋に連れ込もうとしたので暦が止める事になります。
神原の名誉を守る為でした。
彼女の部屋が散らかり放題になっていると予想して止める事にしました。
神原にドロップキックをお見舞いします。
しかし神原は痛撃を被らなかったようです。
神原に不埒な真似をするなと火憐が蹴りを入れてきます。
これを見た神原が火憐を説教する事になります。
「阿良々木先輩に何をするか!」
暦、神原、火憐は三竦みの状態になりました。
暦は家路につきます、道中で八九寺真宵と遭遇する事になりました。
暦は真宵にセクハラ行為をしようと飛び掛かります。
しかし暦の影の中から忍が手を出して来て暦の足首を掴みました。
暦は勢いのまま地面を転がる事になったしまいました。
暦は己の影を踏みつけて忍を罵倒する事になりますが忍が出てくる事はありませんでした。
忍は真宵に嫉妬したのかも知れないね。
暦と真宵は雑談を始めます。
盛り上がってきたところでヘンテコな話し方をする少女に道を聞かれる事になりました。
声を掛けてきた少女は斧乃木余接(おののき よつぎ)と名乗りました。
僕っ子の登場に暦が喜んでいます。
斧乃木ちゃんも叡考塾の場所を聞いてきました。
影縫さんから言われていた小さい子とは斧乃木ちゃんの事だなと暦は理解します。
斧乃木ちゃんは影縫さんと同じ様に一回の説明で場所が理解できたようです。
お礼を言って去っていきました。
斧乃木ちゃんが暦の事を「鬼のお兄ちゃん」真宵の事を「蝸牛のお嬢ちゃん」と言っていた事が気がかりではありました。
二人の目的地が廃墟になっている叡考塾なんだよね。
影縫さんが拠点づくりと言っていたのも気になるね。
八九寺に言わせると斧乃木ちゃんはヤリ手だそうですよ。
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006
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神原の祖母から昼ご飯をご馳走されて家に戻った暦は勉強を再開します。
羽川の家庭教師のお陰で暦は勉強する事が楽しくなっています。
暦の影から忍が出てきてオネダリをしてきました。
彼女は火憐がオネダリをする場面を影の中から見ていたようです。
火憐と同じ様に暦の首を絞めてオネダリをしてきました。
暦と忍は感覚が繋がっているようなので自分もダメージを受けていました。
正し暦が忍のおっぱいを撫でても暦にはおっぱいを撫でられた感覚は伝わらないようです。
現在の二人の関係は暦が主で忍が従僕のようです。
忍はミスタードーナツで全品100円セールをしている、店まで連れて行って欲しいとお願いしてきました。
自分で店に出向いて好きな商品を選びたいと言っています。
暦は忍のお願いを無下にするのは後々不味い、今は共存関係を維持するべきと考えお願いを聞いてあげる事にしました。
ミスタードーナツまで向かう間、忍は影の中でDSで遊んでいる事になりました。
暦は撫子から新品と思われるDSを借りていました。
すでに返却したそうですが、それを見て忍は物質創造能力を使ってDSを作り出しました。
ただし暦の影の中でしか使えないそうです。
出かけようとしている暦は風呂上りの月火と遭遇しました。
月火は和服が好きです。
帯をキチンと締めていないアラレモナイ格好をしていました。
暦は月火の胸元に傷が無くなっている事に気が付きます。
彼女の帯をほどいて手を後ろ手に縛り押し倒しました!!
彼女は小学生時代に屋上から飛び降りた事があるそうです。
その時に下にあったトラックの幌に落ちて助かったそうです。
しかし幌のフレームが突き刺さって胸部に消えない傷が残っていました。
その傷が消えています。
暦は新陳代謝か?と疑問に思ってます。
暦は月火のおっぱいを揉みつつ彼女の上からどきました。
月火に妹のおっぱい触りすぎと怒鳴られながら暦は出かける事になります。
「帰ってくんなー。お兄ちゃんの帰る家はないー」
「いいや、僕は必ず帰ってくるぜ・・・お前のその胸の中にな!」
兄妹言語でのやり取りを経て暦は出かける事になりました。
仲良しだよねー。
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007
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ミスタードーナツに到着した忍は多くのドーナツを目にして大喜びしています。
彼女は店にある全てのドーナツを食べられると思っていたようです。
暦がそこまでの資金は持っていないと告げると全商品を一個食べようと考えを改めます。
暦はそんなのは無理と言うとガッカリしたようです。
100円セールなので10個のドーナツを選ばせる事にしました。
当初の目論見からは大きく後退しましたが忍は嬉しそうにしています。
暦は忍に影縫さんと斧乃木ちゃんの事を聞いてみる事にします。
忍は答えたくないようですが斧乃木ちゃんが怪異であることを教えてくれました。
名前から連想して影縫さんの式神だろうと言っています。
影縫さんは斧乃木ちゃんの事を名前で縛っているようです。
影縫さんも一般人ではなく忍野メメのような怪異の専門家のようです。
忍は影縫さんの事に言及する事はできないが、あやつに聞いてみろと言って店内の一点を指しました。
そこには貝木泥舟がいましたよ。
彼は100円セール品になっていないドーナツを大量に買い込んでエスプレッソのダブルと共に食していました。
金持ちは違うね、流石大人だ。
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008
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ミスタードーナツで貝木泥舟と遭遇してしまった暦はなんでこの町に居るのか問い質します。
貝木はこの店で使える割引券を持っていたので戻ってきたと言っています。
二度と戻ってこないと戦場ヶ原と約束したのですが一度戻ってきたと言い訳していました。
暦は専門家である貝木に影縫さんと斧乃木ちゃんの事を聞いてみる事にします。
貝木は当然金銭を要求してきました。
暦が財布の中から二千円を取り出すと貝木は財布の方を手に取りました。
暦が止める暇もない程鮮やかな手並みで他人の財布を手中に収めています。
貝木は財布の中身を確認して財布を丸ごと貰う事にしました。
財布の中には虎の子の1万円が入っていました。
忍は貝木の手並みを見て、ああすればもっと多くのドーナツを奢って貰えたのかと感心していました。
貝木は影縫さんは陰陽師で斧乃木ちゃんは彼女の式神だと教えてくれました。
続いて暦に質問をしてきます、当然ですが貝木は料金を払いません。
暦に向かって影縫さんと斧乃木ちゃんは本物なのか?と問いかけてきました。
暦が郵便ポストの上に立っていた、キメ顔じゃないのにキメ顔と言ってた、と教えるとそれは本物だと納得していました。
最後に気になる事を教えてくれます。
影縫さんと斧乃木ちゃんのツーマンセルの専門は不死身の怪異だそうです。
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009
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貝木に渡した財布から最近撮った戦場ヶ原の写真を回収する事になります。
髪を切りニッコリ笑っている戦場ヶ原の現在の姿を知り貝木は落胆したようです。
暦に写真を返して欲しいとお願いされて一瞬だけ眉を顰めただけで返してくれました。
暦は貝木に教えて貰った影縫さんと斧乃木ちゃんが不死身の怪異を専門とするゴーストバスターだとの話を信じ彼女たちと交渉しようと考えました。
火憐と月火にお土産としてドーナツを買ったので一旦家に戻ってから影縫さんと交渉する為に叡考塾に向かおうと考えます。
しかしここで暦の予想外の出来事が発生してしまいました。
忍との自転車二人乗り(忍はハンドルの前に付いているカゴに運転する暦の方を向いて入っています)で自宅に戻って来ました。
すると自宅の門扉の上に影縫さんがしゃがんでいて斧乃木ちゃんが呼び鈴を押していました。
暦は影縫さんの常識外なバランス感覚に瞠目していました。
暦との再会に影縫さんは驚いているようです。
暦は先手を打たれたが挽回できると信じ彼女たちがこの町にやって来た理由を問う事にします。
暦は二人は不死性を持っている暦と忍を殺しに来たのか?と問いかけました。
しかし影縫さんは違う違うと言っています。
彼女は忍野メメの事を知っているようなセリフを吐きました。
影縫さんは暦と忍の存在はゴーストバスターの間では不干渉にする事になっていると教えてくれます。
不死性を残していても暦と忍はお互いに不在証明を証明しているので問題にしてないと言っています。
この間にも斧乃木ちゃんは呼び鈴を押し続けていました。
居留守を使って来客を回避しようと月火は考えていたようですがしつこ過ぎたようです。
我慢の限界が来たようです、玄関から飛び出してきました。
出てきた月火は、暦、忍、影縫さん、斧乃木ちゃんを見て不審感を爆発させています。
忍の事を暦と一緒に入浴していた幼女と思い出しました。
暦も状況の急転に付いて行けないようです。
斧乃木ちゃんが『例外のほうが多い規則(アンリミテッド・ルールブック)』と叫びます。
斧乃木ちゃんの指が巨大化してハンマーに変形して門扉と門柱ごと月火をぶん殴りました。
月火の上半身は吹き飛んでしまいます。
目の前で月火を惨殺された暦は怒りマックスで斧乃木ちゃんに飛び掛かりますが影縫さんに拘束されてしまいました。
影縫さんは暦が月火の事を妹と言った事が意外だったようです。
「んん?なんやーあの子、おどれの妹か?」と不思議そうにしています。
月火を惨殺した片割れの割には呑気なセリフを吐いていますね。
怒れる暦に、よく見てみいと言って暦の視線を月火に合わせてくれます。
暦は惨殺された筈の月火が傷一つない状態に戻っている姿を目撃する事になりました。
彼女の着ていた服やアクセサリーは破壊されているので彼女の上半身が吹き飛んだのは事実のようです。
暦は月火にも不死性がある事を知り驚く事になります。
動揺している暦に斧乃木ちゃんが予想外の事実を教えてくれました。
月火は人間であって人間ではない、世にも珍しい火の鳥、邪悪なるフェニックスだと教えてくれました。
月火は暦が忍に出会う前から不死性を持っていたのだろうか?
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010
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忍が忍野メメから伝授された知識を使い月火の正体を解説してくれました。
彼女は「しでの鳥」ホトトギスの怪異だそうです。
ホトトギスは不死性を持つだけの怪異だそうです。
特徴として托卵します。
月火は妊娠中の暦の母親に托卵したホトトギスが化けている存在だそうです。
ホトトギスは生まれる前に月火になる筈だった人間と入れ替わったそうです。
暦と火憐の妹として誕生した時点で月火はホトトギスだったようです。
暦はこれまで月火が怪異だとは気が付いていませんでした。
忍も月火が怪異だとは気が付かなかったそうです。
忍に指摘されて暦は月火の異常性を認識する事になりました。
月火が小学生の頃に屋上から飛び降りてできた一生消えないと医師に言われた傷は消えていました。
さらに月火の髪が異常に速く伸びる事や爪が伸びるのが速い事に気が付きます。
改めて言われなければ注目しないような異常性ですね。
忍はホトトギスは人間に化けて一生を終わらせ、次の転生先に移っていくと解説しました。
不死性は有しているが不老ではないようです。
月火が人間としての一生を終えると次の転生先に移るそうです。
吸血鬼が発生するよりも昔からホトトギスはそうして生き続けてきたそうですよ。
忍はホトトギスは無害な怪異と言っています。
しかし影縫さんは月火の存在を許容するつもりは無いそうです。
動揺している暦に代わり忍が交渉して影縫さんと斧乃木ちゃんを引かせる事に成功しました。
日を改めて仕掛けてくるそうです。
去り際に影縫さんに月火を殺す理由を聞くと、彼女はホトトギスが怪異だから殺すと言っていました。
「うちら正義の味方としちゃあー見過ごせんよ」
皮肉ですねー。
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011
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神原と遊んで満足して帰ってきた火憐は自宅の玄関が破壊されていて驚いています。
火憐は神原とジャングルジムで鬼ごっことかをして遊んできたそうです。
火憐がスキンシップを図ろうとすると神原は自分の頬をつねって自制していたそうです。
暦は神原が邪神を抑えてくれた事に感謝していました。
神原は相当な我慢を強いられたようですね。
玄関で門番をしていた暦がダンプカーが当て逃げして行ったんだと嘘を吐くと火憐は信じてしまいました。
暦は月火が怪異だと知り少しだけ自分の立ち位置に疑問が生じていたようです。
火憐ちゃんに自分の為に死ねるか?と問いかけました。
火憐ちゃんは死ねると即答してくれます。
火憐の格好良さに暦は惚れてしまいそうになっています。
月火の為に死ねるか?と問うと火憐は同じ様に死ねると答えました。
理由は月火は妹なので当然だと言っていました。
火憐の答えを聞いて暦は立ち位置を確信したようです。
門番を火憐に任せて月火の元に向かいました。
斧乃木ちゃんに上半身を吹っ飛ばされて、瞬時に復活した月火は意識を失っていました。
意識の無い彼女を部屋に運び込んで着替えさせたそうです。
そのまま月火は眠り続けているようです。
部屋に入り暦は月火にキスをしました。
月火は瞬時に覚醒して暦を突き飛ばしました。
火憐と同じ様に初キスを兄に奪われたと憤りを示しています。
暦が月火にキスをしたのは彼女の事を妹だと考えている事に確信を得たかったようです。
暦が、月火とキスしても全然ドキドキしなかったと感想を述べていました。
月火は初キスを蝋燭沢くんに捧げようと考えていたようです。
暦が蝋燭沢くんに事の経緯をキチンと説明しておくと告げると破局確定だあ!と嘆いていました。
暦がやっぱりお前は僕の妹だよと告げると怪訝そうな顔をしています。
上半身が一度破壊された月火は当時の記憶を失っているようです。
流石のフェニックスも脳細胞が破壊されると記憶を失うようだね。
月火が妹だと確信を得られた暦は叡考塾に向かう事にしました。
門番を火憐に任せて出かける事にします。
火憐には参考書を買いに行くと告げると彼女は信じてくれますよ。
暦は火憐の忠誠心は神原以上だと感じていました。
時刻が夜になったので忍が出てきました。
暦が影縫さんと斧乃木ちゃんと戦いに行くと告げると同行すると言ってくれます。
忍がツンデレ気質を見せてくれました。
彼女も月火の仇を撃ちたいように思われます。
忍は暦と一蓮托生の身の上なので暦を生かす為に協力すると言っています。
出会った当時の忍は死にたがりだったのですが現在の忍は死にたいとは考えていないようです。
更に忍は斧乃木ちゃんに後期高齢者と言われた事に対する私怨を晴らすと言っています。
格の違いを思い知らせると言っているので自信があるようですね・・・
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叡考塾に到着すると影縫さんと斧乃木ちゃんは待ちかねたぞって雰囲気で暦と忍の事を待っていました。
暦は戦闘用に自身と忍のチューンナップを整えています。
お互いの血を吸い合って吸血鬼としての能力を戦闘用に高めてあります。
影縫さんに交渉するつもりは無く人間と人間、怪異と怪異同士で戦う事が決定します。
暦vs影縫、忍vs斧乃木の対戦が行われる事になりました。
影縫さんは忍野が寝床にしていた4階で待っていました。
忍は丁度いい場所があると言って斧乃木ちゃんを2階に連れて行き対戦する事になります。
暦が二人を見送っていると影縫さんが突撃してきました。
彼女は常在戦場の心構えで生きている人のようです。
暦は影縫さんが陰陽師だと名乗ったので何らかの戦闘術を駆使してくると思っていたようです。
予想外です。
「うちは日本初の武闘派陰陽師や」
「こまい術式やら小難しい蘊蓄やら、そんなかったるいもん知るかい。」
「怪異なんぞわけのわからんもん、うちはこないな感じに、テンションアゲアゲでいてもうたるだけや」
影縫さんの戦い方は圧倒的な怪力を使った正面からの打撃でした。
吸血鬼としての戦闘力を向上させている筈の暦を一方的に殴りつける展開となります。
しかもタダ殴ったり蹴ったりするだけで暦の身体を引き千切ってしまいました。
暦は影縫さんを見誤っていた事を痛感しながら彼女の攻撃に耐えるだけになります。
影縫さんのコンボ攻撃は凄まじく避ける事も出来ずに撃たれるままになっています。
最後に昇竜拳を喰らってしまいました。
影縫さんは『しゅー、りゅー、けん!』と叫んで暦の顎を砕きました。
影縫さんに忍野メメと知り合いなのか聞くと予想外の答えが返って来ました。
彼女と忍野は大学の同期で同じサークルだったそうです。
オカルト研究会に所属していたそうです。
そこには貝木泥舟も入っていて先輩を含めた4人で将棋に興じていたそうです。
貝木と忍野が知り合いだったとは驚きです。
更に影縫さんがこの町にやって来たのは貝木から不死性の怪異が居るとの情報を買ったからだそうです。
貝木が月火がフェニックスだとの情報を影縫さんに売ったそうですよ。
暦は貝木から影縫さんが不死性の怪異を専門とするゴーストバスターだとの情報を買いました。
貝木は暦と影縫さんの両方から料金を取っていた事が判明しました。
影縫さんが問題にしているのは月火が人間では無く怪異であり、暦の本物の家族では無いという点でした。
彼女は偽物としっても月火の事を家族として受け入れられるのか?と問うてきました。
暦が受け入れられると返答しても他の家族、火憐や父、母は受け入れられるのか?と問うてきます。
彼女は暦たちに気付かれないように月火を始末しようと考えていたそうですが貝木からの情報で暦の行動が変化した結果気付かれてしまったと後悔しています。
貝木は間接的に月火を助けた事になるのかな?
影縫さんは余接と忍の対戦が気になると言って打撃技で床に穴を開けて2階に降りていく事になります。
暦の上に乗りマウントポジションを取っていたので暦の身体ごと床を殴りつけました。
暦の身体はズタボロになってしまいます。
2階に到着すると忍が余接の事を圧倒した後でした。
影縫さんは大口叩いていた割に苦戦しているな、と余接を揶揄しています。
余接はズタボロになっていますね。
涙目でこれから逆転するんだと強がっています。
忍は全くダメージを受けなかったようです。
涼しい顔で暦が影縫さんにボロボロにされた事を非難してきました。
影縫さんは余接の事を庇い忍と自分で決勝戦を行おうと言ってきます。
しかし忍は大笑いして影縫さんの挑発を拒否しました。
忍は暦がまだ負けた訳では無いぞ、と言って暦を鼓舞してきます。
暦は忍に肩を借りやっと立っている状態です。
今の忍は18歳位の外見に変化しているので暦よりも高身長です。
暦の手が忍のおっぱいを掴んでいるようです。
暦は影縫さんに自分の考えを伝える事にしました。
暦は家族だから自分の勝手な考えを押し付けると言い張ります。
暦の考えを変えられないと悟った影縫さんは戦意を失いました。
しらけた、と言って戦闘態勢を解除しました。
彼女は性善説と性悪説の話を始めます。
貝木に言われた偽物と本物のどちらが価値があるかって話に繋げます。
影縫さんは本物の方が価値があると答えたそうです。
忍野は等価だと答えたそうです。
二人とも不正解で貝木の言う正解は偽物の方が本物であろうとする意志がある分だけ価値があるとの事だそうです。
貝木の言い分の様に月火の事を本物の人間を演じているので価値があると認める事にしたようです。
月火のことは例外として認めると言って戦闘は終わりました。
動けない余接をおぶって去って行こうとする影縫さんを呼び止める事になります。
彼女は次の戦場に向かうと言っています。
専門にしているのが不死性の怪異なので相手は沢山いると言っていますよ。
影縫さんは暦から殺気が感じられないと知り気が抜けていた事を教えてくれます。
暦が、殺気が無かったのは影縫さんが暦の事を人間と認識していたからだ、と伝えると笑い始めてしまいました。
彼女は忍野とキャラが被ってしまったと言っています。
最後に忍野が絶対に言わないセリフを告げて去って行きました。
「さようなら」
影縫さんは去り方まで格好良い人だったね・・・忍野とは一味違いました。
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影縫さんは斧乃木ちゃんを背負ったまた塀やフェンスやガードレールの上を歩いて帰って行きました。
彼女が地面を歩かないのには何らかの理由があるのだろうか?
二人が去ってから忍の吸血鬼としての能力を沈めたそうです。
影縫さんにズタボロにされて全裸に近い状態だった暦は忍に物質創造スキルで服を作ってもらう事にしたそうです。
しかし忍の作り出す服はゴージャス過ぎて暦が恥ずかしく無いと思える服を作り出すのに時間が掛かったそうです。
自宅に戻ると火憐が帰宅した両親を門の前に押しとどめていました。
火憐は暦の命令に従い暦以外の人間が家に入る事を防いでいました。
暦は玄関が破壊された理由の説明を行いました。
火憐にしたのと同じようにダンプカーが突っ込んだと説明したそうです。
現実主義者の両親は納得させられたようです。
両親も相当な変わり者の様に思えますね。
彼らの関心は火憐の髪がバッサリと切られている事でした。
暦は発端が自分の発言にある事を火憐が喋らないか不安になりました。
火憐は朝まではポニーテールだったという事実を忘れたようです。
まあ憧れの神原と遊んだので忘れてしまったのかもな。
暦は月火の元に向かいます。
月火は暦の言いつけを守りベッドで寝ていました。
しかしそれは寝たふりだったようです。
暦が再びキスしてくるかと警戒していたそうですよ。
キスしてきた場合は舌で絡め取ってやろうと考えていたそうです。
キスの撃退方法にベロチューを選択するとは恐ろしいな。
暦が月火の為に怪物みてーな人間と人間みてーな怪物と戦ってきたと教えると嬉しそうにしています。
信じたようですね。
暦は月火が偽物でも構わないと思うようになったようです。
身体の一部を失うような大怪我を負うと一瞬で治ってしまうので人間でないことが露呈します。
それまでは月火の秘密は隠しておこうと決意しています。
夏休み明けに自分の彼女を紹介すると言って部屋を出て行きました。
暦に彼女が居ると聞いた月火は驚いたようです。
「プラチナむかつく」と言っていました。
戦場ヶ原を紹介された時に月火と火憐はどんな態度をとるのだろうか?
神原に憧れている火憐は神原が崇拝している戦場ヶ原を崇拝しそうだよね。
月火がどんな態度をとるのか楽しみですね。
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成分 | 美少女 | 戦闘 | 怪異 | ラッキースケベ | 恋愛 |
評価 | AAA | AAA | AAA | AAA | C |
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