ラノベの感想) 化物語(下) (講談社BOX)
レーベル:講談社BOX
発行日:2006/12/1
著者:西尾維新
イラスト:VOFAN
ISBN:4-06-283607-6
雰囲気:ブルマとスクール水着、猫耳とノーブラパジャマ
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第四話 なでこスネイク
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阿良々木暦が神原駿河とデートする事になりました。
暦はデートだとは考えていなかったようですが駿河はデートと認識していました。
事の発端は暦が世話になっている専門家、忍野メメからの依頼を受けた事でした。
忍野は暦に廃れた神社に行ってお札を貼ってきて欲しいとお願いしました。
条件として駿河を連れて行くようにと指示されたので暦は駿河を呼び出したって事でした。
駿河は暦の彼女である戦場ヶ原の後輩です。
駿河は戦場ヶ原のことを尊敬していて愛しているのでその彼氏である暦の事も敬愛していました。
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敬愛する暦に誘われた駿河は舞い上がっていたようです。
前日は良く眠れず、眠れなかったので早起きして昼食用のお弁当を作ってきたそうです。
駿河は戦場ヶ原にも暦に誘われた事を報告したようですよ。
暦も後ろ暗い事はないので戦場ヶ原に駿河と一緒に神社に行く事を伝えていました。
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暦と戦場ヶ原は交際を始めてそれなりの日数が経過しているのにまだデートをした事はないそうです。
彼女よりも先に彼女の後輩とデートする事になってしまった暦は不味いのか?と心配になっています。
駿河からは戦場ヶ原に、暦に可愛がってもらえと言われた、と聞かされていました。
暦には戦場ヶ原の心境が理解できないようです。
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神社への道すがら駿河が暦の手を取り恋人つなぎをしてきました。
駿河は暦とのデート、人生で初のデートだと張り切っていました。
暦がデートでは無いと強く言うと消沈してしまいます。
駿河は初デートだと張り切り、気合の入った服装をしていました。
山の中にある神社に向かうので虫刺され対策として長袖、長ズボンで来るように厳命したのですが効果は薄かったようです。
駿河は穴あきジーンズとおへそ丸出しの短いシャツにジャケット姿で登場しました。
駿河のセクシーな姿に暦は嬉しくなっているようですが素直にそれを認められませんでした。
戦場ヶ原への裏切り行為だと思ったようです。
デートでは無いと言われた駿河は着替えてくると言って帰ろうとします。
悲しそうな駿河の表情を見て暦は折れました。
これはデートだと認めてしまいます。
嬉しくなった駿河は暦の左腕に密着してきて、おっぱいを押し付けてきました。
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阿良々木先輩と呼ばれる事に照れた暦があだ名を考えて欲しいとお願いします。
駿河は「らぎ」と名付けますが、かっこよすぎると暦が否定しました。
駿河は「らぎ子」と改めます。
結局不採用となり阿良々木先輩と呼ばれる事になりました。
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神社へ続く階段で二人は美少女と行き会う事になりました。
美少女は自分以外の人間が神社にやって来た事に驚いたのか暦と駿河を見て驚いていました。
声を掛ける間も無く美少女は階段を駆け下りていきました。
暦にはその美少女に対して、会った事がなかったか?との疑問を抱きます。
思い出そうとしても彼女が何者なのか思い出せませんでした。
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神社に到着すると駿河の体調が悪化してしまいます。
気分が悪くなった彼女は昼食を採れば体調は回復すると言い出します。
彼女は食べると体調不良が治るそうですよ。
暦は駿河にお弁当を食べられそうな場所を探すように指示してお札を貼りに行きました。
神社は廃れているので廃墟のようになっています。
本殿らしき建物を発見したのですが扉を開けると崩れ落ちそうでした。
暦は扉にお札を貼る事にしました。
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駿河の姿が見えなくなったので暦は焦ります。
携帯電話の番号を聞いていなかったので大声で叫ぶことになりました。
駿河は境内の中に居たのですが、予想外の惨状に動揺しているようでした。
駿河は大きな木の下にぶつ切りにされた蛇の死体を発見しました。
周囲を見回すと十匹ほどの蛇が同様に殺されていました。
暦はすれ違った女の子の事を思い出しました。
千石撫子。
気味が悪くなった二人は山を下りてから、どこかでお弁当を食べて解散したようです。
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暦は羽川翼に付き合って貰い大型書店で参考書を選んでいました。
羽川は暦の同級生でクラス委員長です。
勉強ができる優等生の彼女に参考書選びを手伝って貰っていました。
暦は駿河と一緒に神社に行った事を彼女に語りました。
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羽川は戦場ヶ原という彼女が居るのにその後輩とデートした暦のことを意識薄弱と糾弾してきました。
暦が戦場ヶ原は気にしていないように思えると反論すると、戦場ヶ原さんはツンデレだから本心を語っているとは限らないと言っています。
羽川は物知りなので暦と駿河が行った神社の事もしっていました。
『北白蛇神社』と言うそうです。
蛇を信仰しているそうですよ。
仲良く参考書を選んでいたのですが羽川が頭痛がすると言い出します。
暦が心配して家まで送ろうかと提案すると断られてしまいます。
羽川は何らかの問題を抱えているようですね。
一人だも大丈夫だからと彼女が主張するので暦は羽川を一人で帰らせる事になりました。
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一人になった暦は羽川に選んでもらった参考書を購入してから他のコーナーを回る事にします。
暦の予算が10000円だったので羽川はぴったり10000円になるように参考書を選んでくれていました。
暦は数学は得意なようですが羽川の優秀さに自信を失っています。
全国模試でトップになったこともある優等生の羽川は卒業後は旅にでると言っています。
進学しないと知った暦は驚いていますが羽川は失われてしまう可能性がある世界遺産を実際に見てみたいそうですよ。
学校に知らせると大問題となるので時期をみて話すつもりだと言っていました。
ですので暦にも口止めをしてきましたよ。
彼女とは秘密を共有するくらいには仲良しなようです。
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暦は書店内の一角で熱心に立ち読みしている少女を発見しました。
驚いた事にその少女は先日神社の階段で行き会った美少女でした。
彼女が読んでいたのは呪いに関する専門書でいた。
お値段が12000円もするので中学生の千石は立ち読みですませていたようです。
千石は暦の下の妹の友達でした。
妹二人は私立中学に進学したので千石とは学校が違います。
千石は暦が卒業した中学に進学したそうです。
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暦は撫子が再び北白蛇神社に向かうと思い追いかける事にします。
一人では心もとないと思った暦は駿河を呼び出す事にしました。
暦が携帯電話に電話すると「神原駿河だ」「得意技は二段ジャンプだ」と返答が返って来ました。
暦は暇ならば付き合って欲しいとお願いすると駿河の返答が歯切れの悪いモノになります。
暦が追及すると駿河は何をしていたのか答えてくれます。
彼女は自宅の自室でエロい妄想に耽っていたそうですよ。
オカズにしていたのはBLだそうです。
暦と忍野で妄想していたそうです。
暦はどちらが攻めで、どちらが受けなのか追及していました。
自分が受けになる事は許さないとの拘りを示していました。
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駿河と合流して神社に向かうと撫子が蛇を殺そうとしていました。
暦が呼び掛けると撫子は驚いていました。
撫子が人のいない場所に移動したいと言うので暦は自宅の自室に撫子と駿河を連れて行く事にしました。
まだ戦場ヶ原は暦の部屋に来た事はありません。
ここでも彼女よりも先に他の女の子を部屋に入れる事になってしまいました。
事実関係だけを取り上げると暦は不義理な奴に見えちゃうね。
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撫子を駿河の部屋に連れて行く事はできませんでした。
駿河の部屋は淫猥な物品が多すぎて無垢な中学生の撫子をそこに連れ込むのは憚られました。
しかも駿河は百合少女なので撫子の貞操が危ない。
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暦の部屋に入ると撫子は自身に起こっている怪異についての説明をしてくれます。
彼女は暦のベットの腕でブルマいっちょの姿に成ります。
撫子が通っている中学では既にブルマは使われていません。
彼女の穿いているブルマは駿河は貸し与えたものでした。
駿河はブルマが廃れると察して事前に大量に購入していたそうですよ。
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ブルマ姿の撫子の体には蛇が巻き付いたような鱗の痕が付いていました。
撫子はこんな体嫌だと言っています。
暦は撫子を助ける為に忍野に相談する事にしました。
撫子と駿河を自室に残し一人で忍野の元に向かいました。
自分が居ない間に駿河が撫子を襲わないか少しだけ心配になっています。
駿河は年下女子など10秒で口説き落とせると豪語していました。
実際に撫子を説得して心を開かせたのは駿河でした。
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忍野に撫子の状況を説明すると起こっている怪異について教えてくれました。
起こっているの『蛇切縄(じゃきりなわ)』と呼ばれる怪異だそうです。
撫子が怪異に囚われたのは色恋沙汰の縺れによってでした。
撫子の友達の女の子には好きな男の子がいました。
その男の子が撫子に告白してきたそうです。
そうとは知らない撫子は男の子をふってしまいます。
それを知った女の子が自分が大切に思っているモノを蔑ろにされたと憤り呪いを掛けたそうです。
しかも女の子は呪いを掛けた事を撫子に教えたそうです。
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撫子は自力で呪いを解呪しようとして色々と対策を調べて行動を起こしたそうです。
忍野に言わせると何もしないでほっとけば呪いが発動する事は無かったと言っています。
撫子が発見した解呪方法は正攻法なもので、蛇を殺すという手法でした。
忍野が言うには方法は正しいが実行した場所が問題だったそうです。
北白蛇神社は忍のお陰でわるいものを呼び寄せるパワースポットになっているそうです。
呼び寄せられた悪いものが撫子の儀式に影響して彼女は蛇切縄に囚われる事になってしまったそうです。
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忍野がやけに親切なので不審に思った暦がそのことを質問すると撫子が被害者だからだそうです。
これまでも忍野に助けて貰った事があるのですが、暦たちは全て加害者だそうです。
撫子だけは被害者で彼女には何の落ち度も無かったので助けられるべきだと言っていました。
忍野は最高の力を持ったお守りをくれました。
注意点は力が強すぎるのでお守り袋から中身を出すなって事でした。
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忍野は暦の事を心配しているようです。
暦が放置すべきと思われる怪異にも首を突っ込んで解決しようとする性格なのを憂慮していました。
暦は吸血鬼の忍に囚われていますが、忍の事を見捨てれば暦は人間に戻れるそうですよ。
しかし暦には忍を見捨てるとの選択肢は無いそうです。
駿河も20歳までの間に左腕を使わなければ猿の怪異から解放されて人間に戻れるそうです。
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忍野は駿河にあだ名をつけました。
羽川が「委員長ちゃん」戦場ヶ原が「ツンデレちゃん」八九寺が「迷子ちゃん」です。
忍野は駿河からエロ要素を取り出し「えろっ子ちゃん」と名付けました。
暦がせめて「百合っ子ちゃん」くらいで止めておいてやれよ、と言ったので「百合っ子ちゃん」になりました。
「えろっ子ちゃん」でも合っているように思えるよねー。
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暦は撫子と駿河を連れて夜の北白蛇神社に向かいました。
そこで忍野に教えて貰った儀式を行い撫子から蛇切縄を解呪する事になります。
撫子から蛇が離れたか確認する為に彼女の肌を露出する必要がありました。
ブルマいっちょは不味いので撫子にはスクール水着を着て貰っています。
スクール水着も駿河が用意したものです。
夜の神社で女子中学生がスクール水着になっています・・・変態的ですが萌えますね。
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儀式は途中までは上手くいっていたのですが突然撫子が悶え始めました。
ここで暦は自身の不覚を思い知る事になります。
撫子の体には左右の足首から首までの間に鱗の痕が浮かんでいました。
足は二本あるんだよねー。
暦は撫子に取りついている蛇が一匹だと考えていたのですが二匹だったことが判明しました。
お守りは一枚しかないので一匹の蛇は祓えたのですが、残りの一匹が暴れ始めました。
暦は強硬策を取る事を決めます。
忍野から怪異になっている暦ならば蛇に触れると言われていたので蛇を掴んで撫子から引き剥がす事にしました。
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思惑通りに撫子から蛇を剥がす事は出来たのですが攻撃されたと思った蛇は暦に絡みついてきます。
苦悶する暦を助けたのは駿河でした。
走り込んで来た彼女は暦の事を怪力を秘めた猿の腕で殴ります。
暦と共に五メートル程上昇して地面に落下しました。
ここで蛇は暦を見失ったようです。
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駿河は暦を押し倒して縦四方固めのような体制で抑え込みます。
駿河が大人しくしろ、興奮するな、と言ってきました。
蛇は気性の荒い生き物だが臆病だ、人間が攻撃しなければ、向こうも何もしない、大人しくやり過ごせば、どこかへ行ってしまう、と言っています。
暦は駿河の言った蛇の特性を知っていましたが、駿河に従う事に躊躇しています。
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暦が心配していたのは、蛇がどこに向かうかでした。
暦は蛇が撫子に呪いを掛けた本人の元に向かうのではないかと心配しています。
暦の葛藤を打ち破ったのは駿河でした。
「阿良々木先輩!頼むからー」「-助けるべき相手を、間違えないでくれ」
蛇はどこかに行ってしまいました。
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暦は自身の弱さを痛感する事になります。
嫌な役目を押し付けたと言って駿河に謝っていました。
気が付いた撫子がやってきて「暦お兄ちゃん。助けてくれて、ありがとう」とお礼を言ってきました。
暦は居た堪れない気分になっています。
彼は撫子に呪いを掛けた人物まで助けようとしていました。
蛇が、フラれた男の子に返ったのか、逆恨みした女の子に返ったのかは分かりませんでした。
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第五話 つばさキャット
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暦が戦場ヶ原と初デートに行く事になりました。
戦場ヶ原から誘ってきたのですが彼女の誘い方がとても可愛く面白かったです。
「デートをします」と言って暦を誘ってきましたよ。
戦場ヶ原は恋愛初心者で上手い誘い方が分からないようですね。
彼女なりの精一杯の誘い方だったようです。
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学校では文化祭を控えて準備に忙しい日々なのですがデート準備の為に戦場ヶ原はサボってしまいます。
委員長の羽川は怒っているようですよ。
暦が戦場ヶ原の家に行くと彼女は準備を整えて待っていました。
どこに行くのか教えられていない暦は彼女に付いて行くしか選択肢はありませんでした。
彼女が向かった先はアパートの駐車場に止めてあった車です。
運転席には戦場ヶ原の父親がスタンバイしていました。
戦場ヶ原の父親の運転する車に乗せられて暦とひたぎは目的地に向かう事になりました。
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可哀想です、暦は初デートで彼女の父親と同行する事になってしまいました。
車中の会話は困難を極める事になります。
暦は彼女のことを「戦場ヶ原」と名字で呼んでいたのですが、それでは父親の事を呼んでいるのか自分の事を呼んでいるのか分からないと指摘されてしまいます。
暦は強制的に彼女の事を「ひたぎさん」と名前で呼ぶことになってしまいます。
移動中、戦場ヶ原の父親は無言を貫いていました。
とても緊張させられる雰囲気となっています。
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目的地に到着したら、ひたぎは準備があると言って暦を車内に残して出て行ってしまいます。
暦は戦場ヶ原の父親と二人っきりになってしまいます。
緊張している暦に戦場ヶ原父が話しかけてきました。
戦場ヶ原父は暦の事を気に入ったようです。
「娘を任せる」と言っていました。
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戦場ヶ原父の目にはひたぎが楽しそうにしている様に見えたそうですよ。
母親の問題が発生して以降ひたぎは心を閉ざしていたそうです。
自分ではひたぎの心を開かせる事は出来なかった、それを成し遂げた暦の事を認めているようです。
準備ができたと言ってひたぎが戻って来ました。
暦は彼女に連れられて目的地に向かう事になりました。
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ひたぎが連れて行ったのは山の上にある展望台の近くでした。
地面上にシートを敷いて暦を寝転がします。
眼前に広がる夜空の星々を見た暦は感動していました。
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ひたぎの告白が始まります。
彼女は母親が問題を起こした過程で見知らぬ男に乱暴されそうになった過去を持っています。
彼女は暦と交際を続けていけばいずれ肉体的な触れ合いに発展する。
しかし今の彼女はそれを怖いと思っている。
必ず克服するので、それまで待っていて欲しいとお願いしてきました。
彼女のカッコよすぎる態度に暦は心底ひたぎに惚れてしまいました。
暦にひたぎのお願いを断る選択肢は存在しませんでした。
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ひたぎは凄く頑張る事になります。
彼女は暦にキスを迫って来ました。
二人は星空の元でキスをしたようです。
すげーロマンチックです。
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翌日の放課後、下校しようとしている暦は校門で待っている撫子を発見しました。
彼女は四時間も前から暦が出てくるのを待っていたそうです。
撫子は自分を蛇の呪いから救ってくれた暦と駿河に改めてお礼を言いに来たそうです。
四時間も待っていた撫子に暦は、お前バカじゃないのか?と言ってしまいます。
撫子が謝ってくるのが可愛いですね、彼女は自分に自信がないようですよ。
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駿河に会わなかったかと問いかけると少し前に目にも止まらぬ速さで駆け抜けていったと教えてくれます。
轢かれるかと思ったそうです。
暦は積み本しているBL本を読みたいんだなと予想していました。
撫子は駿河に借りていたモノを返したいそうです。
暦は親切心から自分から駿河に返しておくよ、と言って受け取ろうとします。
撫子は一瞬躊躇したようですが、暦にお願いする事を決めました。
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撫子が返そうとしていたのは借りていたブルマとスクール水着でした。
暦は洗いたてのブルマとスクール水着を受け取る事になってしまいます。
学校の校門で女子中学生からブルマとスクール水着を受け取っている高校生男子の図が出来上がりました。
変態的ですね。
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そこに羽川がやって来てしまいました。
暦からは羽川の表情は見えなかったようですが羽川の顔を見た撫子は慌てた様子で遁走をはかりました。
顔を見ていきなり逃げ出された羽川は傷付いたそうですよ。
羽川がどんな顔をしていたのか気になりますね。
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翌日の登校中に暦は八九寺真宵と遭遇する事になりました。
暦は真宵の事が大好きなので彼女の背後から抱き着く事にしました。
行き成り抱き着かれたので真宵は暴れ回ったようです。
ここで真宵から思わぬことを聞かされる事になります。
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彼女は暦が戦場ヶ原と付き合っている事が不思議だと言っていました。
普通ならば羽川と付き合う事になるのではないか?と問いかけてきました。
暦は羽川は恩人だ、彼女が自分の事を好きになる可能性は無いと否定していました。
真宵は散歩中に忍を見たと教えてくれます。
忍はミスタードーナツの近くで一人で居たそうです。
それを教えたくて真宵は暦の事を探していたそうです。
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登校した暦に羽川から助けて欲しいとのメールが届きました。
登校してきた戦場ヶ原に人道支援に向かうと言い残して学校から出て行きました。
心優しい戦場ヶ原は代返してくれるそうです。
暦の声真似をして暦を安心させようとしていましたが、似てないようです。
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暦は羽川が指定した公園に向かいます。
そこにはパジャマの上に上着を羽織り帽子をかぶっている羽川が待っていました。
暦に邪な考えが過ります。
パジャマって事は羽川はブラジャーを付けていないのでは無いか?と考えて彼女に上着を脱いで貰おうとします。
羽川には暦の考えはお見通しだったようですね、怒られてしまいます。
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羽川の帽子を不審に思った暦は彼女に帽子を取ってもらいます。
羽川は絶対に笑わないでね、と強くお願いしてきました。
そこには猫耳が生えていました!!とても可愛いかったようですよ。
暦は唇を噛みしめて笑うのを我慢しています。
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羽川は暫く前から頭痛がすると訴えていました。
暦と羽川は一度封印した猫が出てきたんだと確信します。
二人は忍野を頼る事にします。
羽川が暦を呼び出したのは忍野が住処にしている学習塾跡の場所が分からないからでした。
自転車の二人乗りで学習塾跡に向かう事になります。
ここで暦にご褒美タイムが訪れました。
羽川はノーブラでパジャマ姿です。
二人乗りなので羽川のおっぱいが暦の背中に押し付けられる事になりました。
暦は幸せを感じています。
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羽川は暦におっぱいを押し付けている事に気が付き、到着したらお説教だと言っていました。
暦は何も悪い事をしていないのに理不尽ですよね。
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学習塾跡に到着すると珍しい事に忍野は屋外に出ていました。
やって来た暦と羽川を見て大凡の問題を理解したようです。
時間が無いと言っている忍野は二人を学習塾跡に入れて対策を始めました。
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忍野は羽川の隙を作りだし彼女を気絶されてから、羽川の中に居る猫を引き出しました。
猫を縛り上げて暦と二人で対策を協議する事になります。
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羽川が感じていた頭痛は忍野が施した警告用のシグナルでした。
しかし、その事を暦に伝える事をしませんでした。
忍野も一回猫を封じたので直ぐに羽川のストレスが溜まるとは思ってなかったようです。
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暦が羽川の家庭環境について回想していました。
彼女は血の繋がらない両親と三人で生活しているそうです。
羽川は実の父親を知らないそうです。
実母は一人で羽川を育てる事はできないと判断して結婚したそうです。
再婚では無く初婚だったそうですよ。
しかし実母は他人と一緒に暮らせるような人間ではなく、自殺してしまったそうです。
この段階で羽川は血の繋がらない父親と二人になります。
父親は再婚して新しい母親が出来ます。
しかし、その父親は過労死してしまいました。
残された新しい母親は再婚して今の父親と羽川の三人家族になったそうです。
しかし母親と父親の関係は冷めてしまい離婚を考えているそうです。
世間体を気にして羽川が成人するまでは一緒に暮らす事になっているそうですよ。
ここまでの事が羽川が三歳になるまでの間に起こった事です。
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奇怪な家庭環境の元で育った彼女は、より良い人間になろうとしたそうです。
それは上手くいき委員長体質の正しい人間性を得たようです。
しかしこの家庭環境は羽川に物凄いストレスを与えていました。
ストレスが溜まりに溜まって猫の怪異ブラック羽川を生み出す事になりました。
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暦が羽川の特殊な家庭環境を知る事になった理由は羽川が顔にガーゼを貼っていたからでした。
暦が理由を問い詰めると羽川は父親に殴られた事を語りました。
羽川も心が弱っていて誰かに愚痴を聞いて貰いたかったのかも知れません。
暦に複雑な家庭環境を話してしまった事も羽川のストレスを増やしたようです。
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羽川が猫に魅入られたのは、尻尾の無い銀色の猫の死骸を弔ってあげた事が原因のようです。
心優しい羽川は車に轢かれた銀色の猫の死骸を暦と共に手厚く弔ってあげました。
ここで『障り猫』という怪異に憑かれたようです。
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一度は忍の力を借りて羽川のストレスを解消する事ができたのですが再び猫が表に出てきてしまいました。
暦には一月半程の期間でストレスが溜まってしまった原因が何であるのかが分かりませんでした。
忍野は羽川のストレスの原因に心当たりがある様でしたが言葉を濁していてハッキリと断定する事をしませんでした。
結局、今回も忍の力を借りて羽川のストレスを解消する事になるのですが、ここで問題が発生しました。
暦が忍野に、真宵から忍が外を出歩いていたのを見たと言われたと教えると、予想外の返答が返ってきました。
忍野は忍が自分探しの旅に出た、と教えてくれました。
所謂家出ったやつですね。
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暦は忍の捜索を始める事になります。
一人では忍を発見する事は困難だと判断した彼は忍の事を知っている知り合いに協力を仰ぐことにします。
協力を仰いだのは撫子、駿河、戦場ヶ原でした。
しかし、戦場ヶ原は羽川から文化祭の準備を頼まれたので行けないと断って来ました。
戦場ヶ原は羽川の立てた計画はスケジュール設定が滅茶苦茶だと言っています。
準備を間に合わせるには休んでいる時間は無いと言っていました。
戦場ヶ原は暦が羽川の窮地を助けているんだと分かったようです。
危ない事に首を突っ込もうとしている事も察しているようです。
戦場ヶ原は『ツンデレサービス』と言って暦にツンデレなセリフを言ってくれました。
絶対に帰ってきて、と言って暦を送り出す事になりました。
暦は益々、戦場ヶ原の事が好きになってしまいます。
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撫子は忍に睨まれたと言って彼女の事を怖がっていましたが暦の助けになれると嬉しそうにしています。
撫子は自転車を持っていないので徒歩での捜索となるようです。
撫子には先日、彼女の自宅の電話番号を教えて貰っていました。
お互いに困った事があったら電話しようと約束していました。
番号を交換してすぐに電話が掛かってきた事が撫子は嬉しいようです。
撫子は暦の事を「暦お兄ちゃん」と呼んでいます、彼の事を慕っているようです。
実妹の居る暦は撫子にお兄ちゃんと呼ばれてもあまり嬉しそうにしていません、勿体ない事ですねー。
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機動力が不足していると考えた暦は駿河にも協力を要請する事にしました。
撫子の問題を解決するのにも手を課して貰ったので暦は心苦しく感じていましたが駿河の脚力は魅力的です。
彼女の携帯にかけると、「神原駿河だ」「神原駿河。得意技はBダッシュだ」と言って出てくれます。
暦は忍の捜索を依頼して、撫子から洗ったブルマとスクール水着を預かっている事を伝えます。
洗ってしまったと聞いた駿河は盛大に嘆いていました。
何てことをしてくれたんだ、責任を取って欲しいとお願いしてきます。
駿河は撫子が着用した未洗濯のブルマとスクール水着が欲しかったようですね・・・変態です。
撫子の匂いをクンクン嗅ごうとでも考えていたのだろうか?
罰として暦がブルマとスクール水着を着用して、洗濯しないで返して欲しいとお願いしてきました。
暦は駿河のお願いを聞くわけにはいかないので何らかの罰則を受ける事になりました。
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駿河から戦場ヶ原からデートの自慢をされたと教えられます。
初デートから帰ってすぐに戦場ヶ原は駿河に電話して五時間程自慢話をしたそうです。
戦場ヶ原に惚れている駿河も辟易しているようです。
駿河は戦場ヶ原と暦がキスをした事を知っていました。
戦場ヶ原が喋っちゃった事を知り暦は戦慄していました。
女の子同士だとそういうものなのかと変な納得の仕方をしていました。
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捜索は暦、駿河、撫子の三人で行われる事になります。
忍野は捕まえたブラック羽川の監視をする事になっています。
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暦は夜まで町中を走り回ったのですが忍を発見できませんでした。
暦の自転車に飛び乗ってくる存在が現れます。
飛び乗ってきたのはブラック羽川(猫)でした。
彼女は上着を脱いでいてパジャマ姿になっています。
動くと「たゆんたゆん」とゆれるブラック羽川のおっぱいを暦は堪能する事になっています。
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暦がおっぱいに目を奪われていると知った猫が交渉を持ち掛けてきました。
かつおぶし一本で一回おっぱいを揉ませてくれるそうです。
暦は迷っていますが強い意志力で断っています。
暦は駿河は言動がエロい、羽川は身体がエロいと感じていました。
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猫は暦と戦う意思は無いと言っています。
彼女も早々に羽川のストレスを解消して消えたいと言ってきました。
その為には忍を探すのが一番だと考え暦に協力する事になります。
自転車に二人乗りで探す事になりブラック羽川が暦の背中に抱き着いてきました。
今度はノーブラのおっぱいがパジャマ越しに押し当てられる事になるので暦はその柔らかさを想像して嬉しくなっています。
しかし暦にラッキースケベは訪れませんでした。
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ブラック羽川にはエナジードレインという常時発動しているスキルが備わっています。
密着した瞬間に暦はエネルギーを吸収される事になってしまい激しく悶える事になりました。
残念ですね、誠に残念です。
二人乗りは出来ないので歩いて忍の捜索を始める事になりました。
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捜索中にブラック羽川が羽川がストレスを溜めた原因を教えてくれます。
暦にとっては予想外な事実が判明してしまいました。
羽川のストレスの原因は暦でした。
羽川は暦の事が好きなんだそうです。
春休みに吸血鬼の問題を抱えている暦に会い、彼に興味を惹かれたそうです。
そして、自分がブラック羽川に成った時に助けられて恋に落ちたそうですよ。
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羽川も恋愛に関しては奥手のようです。
彼女は自分の他に暦に好意を寄せるライバルが出現するとは考えていなかったそうです。
暦をわざわざクラスの副委員長に指名して一緒に文化祭の準備をする事でゆっくりと暦との距離を縮めようとしていたそうです。
しかし戦場ヶ原が電光石火の攻勢をかけて暦の彼女になってしまいました。
更に鈍い暦は戦場ヶ原との関係を羽川に相談していました。
羽川としては相談を断る事も出来ずにストレスを溜めて行ったそうです。
羽川は品行方正な性格なので略奪愛ができる性格ではありません。
暦と戦場ヶ原の仲が深まっていくのを見ているだけしか出来なかったそうです。
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羽川の裏の人格であるブラック羽川から聞かされたので暦も認めるしか無かったようです。
敬愛している羽川に惚れられたと知り暦は誇らしい気分になってます。
暦のこの反応を見る限り戦場ヶ原が居なくても暦が羽川と恋人関係になったとは思えないね。
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ブラック羽川は一番手っ取り早い方法として暦に羽川と付き合えと提案してきました。
しかし戦場ヶ原の事が好きになってしまった暦は断ります。
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ブラック羽川が奇妙な事を言い出します。
暦に少し立ち位置をずらせとお願いしてきました。
街灯の下辺りまで来いと言っています。
暦が言われたとおりに移動するとブラック羽川が後ろから抱き着いてきました。
ブラック羽川はエナジードレインを使い暦を殺そうとしてきました。
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身体能力ではブラック羽川が上なので暦は吸われるだけになってしまいます。
死の危険を感じた暦は助けを呼ぶことになります。
彼が呼んだのは忍でした。
驚きなんですが忍は暦の影の中から飛び出してきました。
吸血鬼と猫では怪異としての格と核が違うのでブラック羽川は忍にエナジードレインされてしまいます。
忍がブラック羽川を吸い出した事で羽川は元の姿に戻りました。
ブラック羽川の言動から察するに彼女は忍が暦の影の中に潜んでいるのが分かっていたようですね。
気絶している羽川を駿河に送ってもらい、暦は妹二人を呼び出して家に連れて帰って貰いました。
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翌日、暦、戦場ヶ原、駿河、羽川の四人で学習塾跡に向かいます。
忍野に経過報告をしようと考えたようです。
しかし忍野はこの町を去った後でした。
暦と駿河が北白蛇神社にお札を貼ったので忍野がこの町で行う仕事は終わっていまいた。
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暦は、ある日突然、挨拶もなしで姿を消したりはしないさ、僕も大人だからね、そこら辺は弁えている、と言った忍野のセリフが別れの言葉だったんだな、と理解しました。
四人は忍野に感謝しているようです。
そろって彼の事を「お人よし」と言っていました。
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暦は戦場ヶ原に手料理を振舞われたそうです。
忍は暦の影の中に潜んでいるそうです、居心地良さそうにしていると言っているのでこれで良かったのかも知れないね。
羽川の問題はストレスが解消されただけなので解決はしていないよね。
またブラック羽川に変身する事はあるのだろうか?
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