ラノベの感想) 86―エイティシックス―Ep.4 ―アンダー・プレッシャー― (電撃文庫)


アネットは幼馴染のシンとの再会を怖がっていたようです。
11年前に彼を裏切ってしまった事を後悔しているみたいです。
アネットは連邦との共同作戦に従事する為に連邦を訪れました。
彼女を迎えに来たのはシンでした。
しかし彼はアネットの事を忘れているようです。

レーベル:電撃文庫
発行日:2018/5/10
著者:安里アサト
イラスト:しらび
ISBN:978-4-04-893830-3
雰囲気:再会、葛藤、戦闘、新型、メッセージ、開発者の謎

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序章 ミッシング・イン・アクション
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第一章 コール・オン・デューティ
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エイティシックスは連邦の中で持て余されているようです。
平和に馴染めない彼らは戦後、犯罪者になりそうだ、と怖がられています。
連邦はエイティシックスを有用な猟犬として使う事にしたようです。
彼等の戦闘能力は連邦で訓練された兵士よりも高く、戦後に備えた平和への適応訓練と士官教育を施しました。
猟犬となれなければ困るのはエイティシックスだそうですよ。
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レーナの部屋にシンが迎えに来ました。
これから彼女を執務室に案内するようです。
シンと再会してから話す機会が無かったレーナは楽しそうに会話していました。
二人が格納庫に到着するとシンが怒るのは当然ですが俺だけにして下さいね?と意味不明な事を言ってきました。
レーナが不思議に思っていると「構え、狙え!」「撃て!」と掛け声が上がりました。
レーナに向かって大量の水が降ってきました。
レーナは濡れ鼠になってしまいました。
シンが格納庫の外から戻ってきます。
レーナは連邦軍伝統の歓迎ですか?と質問しましたが、違うと答えられます。
タオルを持ったグレーテがやってきてレーナの事を拭いてくれます。
レーナは上官が出てきた事に驚いていますがグレーテは気にしないでと気さくに話しかけていました。
グレーテはタオルを持って来なかったシンにダメ出しをしています。
最後に折角会えたのに嫌われちゃうわよ、と言っていました。
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レーナはシャワーを浴びる事になるのですが歓迎の理由を聞いていなかった事を思い出してシンにパラレイド通信を行います。
シンは速攻で接続を切ります。
レーナは切られた理由が分からず憤慨しながらシンに問い質していました。
パラレイドは音声通信なのですが対象の感情を伝えます。
シンはシャワーを浴びて気持ち良くなってるレーナの吐息を聞かされる事になりました。
レーナが恥ずかしいと思っている感情も伝わります。
レーナはシンがレーナのシャワーの音を聞くのは恥ずかしいと思っている事に気が付きませんでした。
シンは一方的に通信を切りました。
着替え終わったレーナはシンから歓迎の理由を聞かされます。
レーナが指揮する事になる隊はエイティシックスと連邦人の混成部隊です。
連邦人の中には共和国人のレーナに不満を持っている者が沢山いました。
不平不満を抑え込んでも暴発されると厄介なので着任時の一回だけ報復を認めたそうです。
計画を立案したのはシンだそうです。
彼が怒るなら自分だけにして欲しいと言っていたのはそれが理由でした。
レーナはエイティシックスを死地に追放した自分は非難されて当然だと考えています。
しかしシンはレーナが批判される理由は無いと考えていました。
シンはレーナが負い目を感じている事が許せないようです。
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シンはレーナに基地の施設を案内していました。
それをフレデリカとクレナが覗いています。
二人はレーナがシンに手を出すのじゃないかと不安なようです。
二人の邪魔をしようと考えていたようですがシンとレーナを見守ろうと考えているライデンとアンジュに止められていました。
セオは純粋にレーナとシンの動向を観察するのを楽しんでいます。
レーナとシンは食堂に向かいました。
出された食事は鹿の肉やキノコのスープでした。
共和国では合成食料だけを食べていたようです。
天然物の食事にレーナは大満足でした。
レーナが白系種(アルバ)の子供は合成食料以外を食べられなくなっている事を危惧していました。
聡いシンはレーナの言葉に隠された白系種は白系種以外の民族を人間だと認識できないって心配を言い当てます。
レーナはこれからシン達と共に行う共和国の北部行政区奪還作戦を心配していました。
白系種が救援に来てくれたエイティシックスを忌避している感情が伝わってしまうのではないかと・・・
シンが料理が苦手だとの話をしました。
シンの調理方法はハッキリ言って雑です。
料理の出来ないレーナにも、それは駄目でしょと思われています。
料理が出来ないレーナにシンは調理実習の基礎課程があります、受講者がフレデリカだけなのでレーナもどうですか?と提案しました。
レーナはシンも一緒に受けましょうと言い返すとシンは自分には必要ないと断っていました。
周囲で二人の会話を聞いていた情報参謀は笑いを堪えるのに苦労していました。
どっちもどっちですね。
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レーナがシンに忘れ物を返す事になりました。
レーナはそれをシンが旅立った後彼女の直属の部下になった人物から受け取りました。
レーナたちを助けてくれたプロセッサの落とし物らしいです。
レーナはシンが落とし物を見て顔色を悪くしたのを怪訝に思いました。
視線を逸らすシンを見てレーナはシンが助けてくれたプロセッサだったと気が付きました。
シンはその時に行った失礼な会話を詫びてきましたがレーナは会話の内容をよく覚えていませんでした。
レーナは知らない事ですが会話内容は共和国と初めて接触した資料として軍内部で共有されています。
二人の恥ずかしい会話は多くの人に聞かれたようです。
レーナは勇気を振り絞りシンと呼びかけ自分の事も名前で呼んで欲しいとお願いしています。
シンは一つの条件を提示してきました。
シンはレーナに悲壮面をやめて欲しいと言ってきました。
シンはレーナが悲壮面するのが気にくわないと言っています。
レーナが追いついて来ると思ったのはレーナを罪人のように生きさせたかったからじゃない、と言っています。
似合わない喪服のような色に軍服を染めるのは辞めて欲しい、髪も一房、赤く染めるのも辞めて欲しいとお願いします。
レーナはそうしないと”鮮血の女王”と呼ばれる怪物なんだと思い込まないと心が折れてしまいそうだったんだと心境を吐露しました。
誰も味方が居なかったと心境を吐露するレーナにこれからは自分たちが居ますと告げます。
レーナはシンにしがみ付いて泣き出してしまいました。
二人のラブラブシーンを覗いている一団が居ました。
邪魔しに行こうとしているフレデリカをセオがクレナをライデンが捕まえていました。
アンジュは手鏡で二人の様子を覗いています。
ライデンとアンジュは世話が焼けると零しています。
彼等はレーナが生きていた良かったと思っています。
自分たちではできなかった事をしてくれたと思ったようです。
シンに気付かれそうだったので彼らはその場を離れました。
シンの胸で泣いた事でレーナは少し吹っ切れたようです。
髪は元に戻して軍服も普通の物に戻すそうです。
代えの軍服が届くまで連邦の軍服を着ていればいいと思いますがと言ったシンを揶揄います。
そっちの方が好みですか?シンは狼狽えていました。
二人の距離が縮まったように思えます。
順調順調。
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第二章 アイデンティフィケーション・フレンド・オア・フォー
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レーナとシンはヴィレム参謀長の部屋に呼び出されました。
レーナは作戦の指示を受け取るだけで呼び出されるのは可笑しいよな、と思っています。
彼女の予感は的中しました、ヴィレムはレーナとシンを揶揄う為に二人を呼び出したそうです。
彼は可愛げのないシンを喜ばせようとして二人に極秘任務を与えると言ってきました。
ヴィレムは子供は極秘任務などに意味も無く心浮き立つと思っていたそうです。
レーナとシンが白けているのでガッカリしたようです。
レーナはヴィレムは信用してはいけないタイプだと理解しました。
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ヴィレムはシンとレーナを情報分析室に連れて行きました。
モニターにエルンストと会談している共和国の代表者が映し出されていました。
プリムヴェールと呼ばれる女性で、エイティシックスは共和国の兵器だから返還して欲しいと言っています。
更に連邦が救出部隊と称して共和国に駐留しているのは遺憾だと言ってます。
さっさと出て行ってくれませんか?と文句を言っていました。
エルンストが共和国だけでレギオンに対抗できるのですか?と嫌味を言ったのですが理解して貰えませんでした。
プリムヴェールは白系種は大陸のあらゆる民族よりも優れた優良種だから劣等種(ギアーテ帝国ね)の作り出したレギオン如きに負ける筈は無いんだと主張しました。
呆れた事に共和国が窮状に瀕しているのは無能なエイティシックスの所為だと言っています。
頼みの綱だったグラン・ミュールという城壁が壊れたのも建設に携わったエイティシックスのサボタージュが原因で強度に問題があったんだと言っています。
本気の発言だったのでここまでの馬鹿がまだ共和国には残っているんだと思い知ったレーナは戦慄していました。
彼等は自分たちの事を聖マグノリア純血純白憂国騎士団と名乗っています。
あんまりな名前にレーナは連邦のコードネームですか?と質問しました。
ヴィレムは彼等が自分たちでそう名乗っていると教えてくれました。
ヴィレムは今後の作戦行動に起こりうる問題に警鐘を鳴らしたかったようです。
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レーナはアネットを迎えに行く必要がある事を忘れていました。
グレーテがシンを迎えにやったと教えてくれたので慌てて迎えに行きました。
シンと再会したアネットは顔面蒼白となっています。
駆け付けたレーナがアネットを連れて行く事になりました・・・残されたシンは何が何だか分からないようです。
アネットはシンが自分の事を憶えている事を期待していたようです。
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配属される兵士たちがやって来ました。
その中にアルバの少年が一人混じっていました。
彼はダスティン・イェーガー少尉と名乗りました。
彼にはエイティシックスの友達が居て戦場に連れ去られるのを黙ってみているしかなかったそうです。
このまま何もしないと子供や孫が汚名を着る事になると考え志願したそうです。
自分が戦場で死んだとしても行動した結果は残ると言っています。
良い覚悟ですが彼には力量が足りませんでした。
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鮮血の女王と呼ばれていたレーナ直営部隊のリーダーがやって来ます。
彼女はシデン・イーダ少尉だ、と名乗ります。
彼女は長身でおっぱいが大きいですよ。
軍服のタイが急角度で押し上げられています・・・横から見ると「く」の字になってますね。
彼女はシンが気に入らないようですよ。
作戦行動中にシンがレーナに八つ当たりした事が許せないようです。
どちらが強いのか殴り合いで決着を着ける事になりました。
レーナは止めようとしますが二人は聞いてくれませんでした。
狼狽しているレーナにセオがこれは獣が序列争いをするのと同じことだから問題ないと言っています。
ライデン、クレナ、アンジュも呑気に見物する構えでした。
エイティシックスにとっては日常の一コマのようですどちらが勝つのか賭けが始まっていました。
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シデンは意外と強いですねシンにガードをさせました。
シンが本気になりシデンを床に投げつけました。
途中で手を離したのでシデンは受け身を取れたようです。
起き上がったシデンはレーナにシンの非道を訴えています、涼しい顔して女に手を上げるぞ。
シンは狂犬みたいに噛みついてきたのはそっちだろ、黙ってろ負け犬、と応じました。
シンが他に自分に挑む者は居ないか問いかけます。
これに意気込みだけは一人前なダスティンが名乗りを上げようとしますがアンジュに止められました。
アンジュは自分の力量を分かっていないダスティンの躾を始めました。
ダスティンはアンジュに投げ飛ばされてテーブルに口づけする事になりました。
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駐屯地に到着したレーナたちを待っていたのはエイティシックスを誹謗する大きな垂れ幕でした。
「エイティシックスは86区に帰れ」「誇るべき純白の国土を、人間の手に取り戻せ」
レーナは悲しい気持ちになっています。
シン達エイティシックスは何も気にしていませんね。
この垂れ幕を洗濯洗剤と捉えていました・・・”純白を取り戻す”って文言を洗剤のコマーシャルだと言って茶化しています。
レーナはエイティシックスが侮蔑されても憤りを感じない事に心を痛めていました。
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レーナはグレーテに相談したのですが彼女から意外な返答を受ける事になりました。
グレーテはシン達は強くあらねば生き残れなかった。
その為に削ぎ落したのが誹謗中傷に憤りを感じる部分だったと言っています。
それを思い出させるって事は彼等を再び傷付ける事と同じじゃないか、と言いわれてしまいました。
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シンはダスティンの配属先に苦慮していました。
彼はヤル気はあるのですが能力的に激しい戦闘に耐えられる経験値がありませんでした。
アンジュが助け舟を出してくれます。
自分の部隊に配属させてはどうか?と言ってくれました。
面制圧担当の彼女の部隊は前線に出る事は少ないので適任だと言ってくれます。
シンはアンジュにダスティンを任せる事にしました。
アンジュは共和国の在り様を気に掛けるレーナを心配しているシンを気遣ってくれます。
レーナが早く共和国を見限ってくれれば良いのにと言っていました。
レーナはエイティシックスが共和国を人間として認められるように成ればと思っているようですがアンジュまでが見限っています。
レーナの願いが叶うのは絶望的ですね。
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アネットは再会してもシンが過去の事を追及して来ないのに苛立ちを感じてました。
思い切ってシンに自分が幼馴染だと話して覚えているのか確認しました。
アネットは絶望する事になりました。
シンはアネットの事を全く覚えていませんでした。
レーナにシンにどう償えば良いんだ!と苦しい胸の内を吐露していました。
レーナはアネットの気持ちは加害者の立場からの一方的な身勝手な言い分だと理解していましたがアネットを不憫に思っています。
レーナはシンとアネットが人間として相対せるように成って欲しいと思っているようです。
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シンは一人になりアネットに言われた事を考えていました。
シンは何故、過去を思い出す事に拘っているのかが分からないようです。
やってきたレーナにあんまり怒らないで下さいとお願いしてきました。
シンは己の生家に行ってみたと教えてくれました。
しかし何も思い出せなかったと言ってます。
シンは昔の思い出が無くてもレギオンは倒せる。
思い出があると足枷になり負ける事に繋がるので思いでは邪魔でさえあったと教えてくれました。
レーナがシンの祖父が存命だが会わないのは何故だと問いかけました。
シンの祖父はギアーテ帝国議会の重鎮であり武門の棟梁だった大貴族セイエイ・ノウゼン侯爵だそうです。
侯爵はシンに会いたがっているそうですがシンが会うのを拒んでいます。
シンは祖父に会った事はないそうですよ。
顔も思い出せなくなった両親や兄の話をされてもお互いに虚しくなるだけで意味が無いと言っています。
アネットの事もシンとの思い出など忘れてしまえば良いのに、と言っていました。
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レーナはコールサイン<ヴァナディース>と云う指揮車両を与えられました。
それにセオがカッコいいパーソナルマークを描いてくれました。
セオはシン、ライデン、クレナ、アンジュのパーソナルマークも描いているようです。
仲間として認められたと思い嬉しくなっています。
レーナが冗談で”赤いドレスの白ブタ”でも良かったんですよと言うとセオが苦笑しました。
セオはアルバが行っているエイティシックスを誹謗する活動を気にしているのか?と聞いてきました。
レーナは気にならないと言えば嘘になると返します。
セオは気にしなくても良いのに、別に慣れているしどうでもいいし、と答えました。
セオは白ブタなんて描いたらシンに何を言われるか分からない、まだ死にたく無いんだ、と言っていました。
ここでシンの名前が出てくる事がレーナには意外だったようです。
それを聞いてセオはシンに同情していました。
面倒臭い、シンが可哀想なレベルだよね、あんなにはっきりわかりやすいのに、と憤ています。
レーナにはセオの言っている事が理解できないようです。
セオはレーナに悲壮面するな、と言ってきました、自虐ごっこするのはやめてね、と言っています。
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訓練中のシンにラインデンが声を掛けてきます。
お前、若干苛ついてねぇ?
シンはレーナの態度が気に入らない事を教えました。
レーナが共和国の非道を気にしている事がシンは気に入らないようです。
シンはレーナは他のアルバとは違うと思っているのでアルバのやる事にレーナが心を痛めるのが許せないようです。
ライデンは生まれた場所や同じ色ってだけで仲間意識を持てるアルバの事が理解できないそうです。
シンはライデンに故郷に帰れるとしたら帰りたいか、と聞いていました。
ライデンは帰りたくないと答えています。
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アネットはシンと話せないままです。
恋する乙女のようにシンの背中を見つめるアネットにフレデリカが突っかかりました。
知らないと言われたならば一人で決着を付けろと言っています。
フレデリカは辛らつでした。
アネットの行為は幸福だった過去に戻りたいと思っているだけだ、シンの負った傷跡を見ないで自分だけが罪の意識から解放されて楽になりたいだけだ、と言っています。
自分を守るだけで手一杯のシンにこれ以上余計な重荷を乗せるなら自分が相手になるぞ、と警告しています。
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レーナはアネットへの援護射撃のつもりでシンを町に連れ出しました。
実際に町を見れば何かを思い出すと期待しての行動でした。
ちゃっかり者のレーナはシンとデートしたいという自分の欲望も叶えています。
ここで事件が発生しました。
町を歩いているシンを見たアルバの子供が正直すぎる感想を述べてしまいます。
色付きの汚い化物が居る、追い出して欲しいと、甲高い声で叫んでいます。
母親は、やめなさい、と周囲に自分は止めたというパフォーマンスを繰り返していました。
平謝りな母親にシンは片手を振っています。
どうでも良いと思ったようです。
走り去ろうとする母親は「人間もどきが、何様のつもり」と小声で呟いています。
レーナは頭に血が上って母親を呼び止めようとしましたがシンが止めます。
シンは言うだけ無駄だと言っています。
共和国人にとってはエイティシックスは家畜ですから何を言っても聞き入れてはくれませんと言っています。
レーナが私も共和国人です、と告げるとシンは不快気に、ああ、すみません、と答えました。
シンはレーナが共和国人の行いを恥じているのが気に入らないようですね。
レーナはシン達エイティシックスがアルバの事を白ブタと考えていて人間だとは思っていない事を知りました。
レーナは決して分かり合えない、分かり合えないのが当たり前と思っている、それが哀しいと感じています。
シンはアルバを白ブタと自分たちとは違う何かだと考えていると平然と認めました。
共和国の闇は深いです・・・滅ぶしか無さそうです。
母親の態度がアルバの一般的な考えのようです・・・助ける必要は無さそうだよね。
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第三章 フロント・トゥワード・エネミー
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シン達は地下鉄の駅構内にある発電プラント型と自動工場型を破壊する作戦を始めました。
これと並行してアネットが極秘任務に就く事になりました。
シン達が地下へ向かい安全が確保されてからアネットが調査を始める手はずになっていました。
地下鉄の駅は地下7階まであり、各階層が互い違いに位置していて中は迷路の様になっています。
これを作った共和国人は馬鹿なのかなとの感想を得ています。
見栄えだけを異様に気にするアルバらしい建築物と言えますね。
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地下への突入口は限定されていてそこにはレギオンが待ち構えていました。
どうやって突破口を開くのか疑問だったのですがレーナには策がありました。
レーナは列車に瓦礫を詰めてロケットブースターで加速させてレギオンにぶつけました。
大胆な作戦にライデンは驚いていました。
あの大佐、86区で俺達の管制をしていた泣き虫のお嬢ちゃんなんだよな?
シンも驚いたようです、だと思うけど、と自信無さげでした。
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レーナの大胆な作戦で突破口が開かれたのでシンたちは地下に突入しました。
順調にレギオンを掃討して下の階へ降りようとしています。
シンは補給に戻るのが面倒だなファイドを連れてくれば良かったと思っています。
今回は狭い地下空間での作戦行動なので巨大なファイドは留守番です。
ファイドはそれが不満らしく自分も地下に降りたいとアピールしていました。
ファイドの事をフレデリカが説得しています。
フレデリカはファイドを説得するついでにレーナに対してシンと如何に親密なのかアピールしています。
レーナは本当の妹のような顔をしてシンの横に居る事が多いフレデリカに不満を持っていました。
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地上の安全が確保されたのでアネットが極秘任務を始めました。
彼女に課された任務は知覚同調(パラレイド)の混線の原因究明でした。
アネットは思いがけない原因を発見しました。
混線の原因となったのは当時死にかけていた指揮管制官(ハンドラー)でした。
アネットはハンドラーの死体が腐っていない事から乾燥している冬に死んだんだろうと予想します。
しかしその当時この場所に共和国人が居る筈は無いと思い至ります。
アネットが疑問を持った時に護衛に付いていたファランクス戦隊が警告を発しました。
周囲にレギオンが現れました、アネットに機体(エストック)内に戻るように促します。
しかしエストックは見えない攻撃に晒されて真っ二つに両断されてしまいました。
残りのファランクス戦隊も全機破壊されてしまいました。
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この惨状をフレデリカが知覚していて狼狽しています。
フレデリカの変化にレーナが理由を聞くと、ファランクス戦隊が全滅したと報告してくれました。
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シンが沸き出して来た自走地雷が普通じゃない事に気が付きました。
現れたのは人間のようです。
シンは全ての隊の隊長に攻撃を中止して撤退する事を命じます。
攻撃する絶好の機会を逸したシデンは不平を言っていますが目の前に現れたのがアルバだと分かり狼狽していました。
彼女も無抵抗のアルバを撃ち殺すのは気が引けるようです。
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第四章 トリアージ
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レギオンに鹵獲されたアネットは監禁場所で目覚めました。
近くに人間が居たのですが呼び掛けても彼らは反応を返しませんでした。
アネットは拘束されていないので監禁場所から逃げ出し地下構内を動き始めました。
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アネットが鹵獲された事と、自走地雷に人間が混ざっている事が分かったレーナは作戦会議を開きました。
エイティシックスを危険に晒すわけにはいかないと考えたレーナは自走地雷の対応に苦慮します。
残っている無反応の人間毎撃ってしまえとは言えないので照準用のレーザーを照射してレギオンか人間かを見分ける事にしました。
シンがちょっと驚いたようで、レーザーを照射すると人間は火傷しちゃうけど?と心配しています。
レーナは死ぬよりはましでしょう?と返答していました。
アネットの救出に向かえとは命じられないレーナにシンが救出に向かうと言い出しました。
シンはレーナが冷徹な”鮮血の女王”を演じる必要は無いと言っています。
フレデリカもアネットの居場所を把握できるかも知れないと言っています。
発電プラント型の制圧をシデンの部隊に任せてシンの部隊がアネットの捜索に向かう事になりました。
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アネットはフレデリカが見ていてくれると考えて移動中に何度も止まってウロウロしていました。
フレデリカがアネットの居場所を把握しました。
アネットの頭の良さに感心していました。
シンがアネットの救助に向かうのですが問題が発生しました。
最短コースだと思われたルート上でアンダーティカーで通れる道が無くなってしまいました。
シンの道が無いとの報告を受けたレーナが恐ろしい事に気が付きます。
地下鉄駅構内の地図は共和国暫定政府から提供されたモノです。
レーナは間違いだらけの地図を渡されたのではないかとの不安に囚われました。
指揮車両に乗り込んでいるマルセロ少尉に地図データの検証を命じました。
フレデリカがアネットが危ない急いで救助しろと警告を発します。
シンは部下を連れて機体から降りて徒歩で救助に向かいました。
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アネットは地下で人間の解体施設を発見しました。
そこには人間から脳を取り出す為のマニュアルが置かれていました。
観察を続けるアネットの前に自走地雷が現れました。
アネットは咄嗟に手に持っていた白衣を自走地雷の顔に掛けます。
自走地雷の手は人間ほど器用さを持っていないので白衣を剥がせません。
アネットは何とか捕まらない様に逃げていましたが、転んで背中から床に叩きつけられてしまいました。
アネットが捕まりそうなところにシンが助けに来ました。
シンはアサルトライフを使って自走地雷を無力化しました。
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助かったアネットはシンの姿を見て幼馴染の少年はもう何処にもいないんだと納得する事になりました。
アネットはシンに「ごめんなさい」と謝っています。
これは彼女の悔恨の念が言葉になったようですがシンには何で謝られているのか理解できませんでした。
気にする事はありません、と彼女を気遣うシンの優しい部分は昔と変わっていないと思えてアネットは寂しさを感じています。
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アネットは発見した人間の解体施設をシン達に見せています。
それが人間から脳を取り出す為のマニュアルだと説明しました。
最後に記憶野を破壊している事が気になると言っています。
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シデンの部隊は発電プラント型に迫りました。
攻撃可能な位置まで接近した時に意外な攻撃を受けて大ピンチに陥ります。
発電プラント型の周りには床の線で相手の位置を特定して天井からレーザーを照射する防衛機能が配置されていました。
シデンの部隊は逃げながら反撃する事になります。
しかしレーザーの数が多くて思うような反撃が出来ないでいました。
彼女の部隊を救ったのはシンです。
シンがレギオンの位置を把握してシデンが攻撃対象になっている機体を把握して対処する事になりました。
攻撃対象以外の機体で攻撃してレーザーを破壊していきました。
防御機能を無力化してからシデンが発電プラント型の脳を破壊しました。
結構アクロバティックな挙動で攻撃をしていましたよ、シデンは強いです。
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発電プラント型が破壊されたのでレギオンたちは地下基地からの撤退を決めたようです。
何らかの重要情報をダウンロードしたようですね。
レギオンたちの絶叫が響き渡ります。
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大きすぎるレギオンの声を聴いたシンは気絶してしまいました。
変わってセオが現状の報告と推測を行います。
セオはあの鳴き声が羊飼いが出す声に似ている、多く集まれば似たような声になると言いました。
レーナはアネットの報告によりレギオンが人間の脳を取り出すマニュアルを完成させていた事を知ります。
更に記憶野を破壊している事も知りました。
この二つから向かってくるレギオンが末端の自走地雷に至るまで羊飼いになった事を予想しました。
レギオンが大量の脳を手に入れたのは大攻勢の時にアルバが鹵獲されたからだと予想されます。
1000万人程のアルバが鹵獲されたようですね。
アルバはホントに迷惑しか掛けないよね、実はあいつ等大陸一の劣等種じゃないのかな?
レーナは撤退を決めました。
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撤退が始まりましたがレギオンが予想外の抵抗をしてきました。
羊飼いと化したレギオンは人間並みの臨機応変さで足止めを行ってきました。
彼等には何らかの秘密情報があり、羊飼いを大量導入してでも守りたいようです。
レギオンは柱を攻撃して天井を崩落しようとしてきました。
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撤退を始めたシデンは鹵獲されたアルバを発見しました。
大量の人間の脳が鹵獲された後なので彼らは羊飼いにする価値も無いと判断されて捨てられたようです。
シデンはアルバを撃ち殺そうかと考えましたがやめる事にしました。
ミッションレコーダーに記録されているので現在の飼い主である連邦の不興を買うのはマイナスだと思ったからでした。
アルバは救助して手当すれば命は助かりそうでしたが、それだけです。
精神的に壊れてしまっているので誰の役にも立たないと判断したシデンは彼等を見捨てる事にしました。
意外とシデンは慈悲深いよね、永らえても辛いだけの彼等に死を与えてあげたよ。
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シンを連れて逃げているライデンは脳を摘出されたアルバの死体が積まれている場所を発見しました。
警告が間に合わずフレデリカが異能を通して見てしまいました。
死体は無造作に山積みされていました。
レギオンがシンの存在を補足したようです。
シンの事をコールサイン”バーレイグ”と呼んでいます。
高価値目標だそうですよ、シンの捕獲を狙ってきました。
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レギオンはカイエの声を真似て、死にたくない、と言ってきました。
<カイエ>が誰かの脳構造に書き換えられて行きました。
ダウンロードの正体がこれだったようですね。
レギオンは人工的な羊飼いの脳構造をそれぞれの機体にコピーしたようですよ。
これを見てライデンは嫌な気分になっています。
<カイエ>(羊飼い)によってシンが採光用のメインシャフトから下の階に落されてしまいました。
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<カイエ>はシンを攻撃してきませんでした。
シンはここに俺を連れてきて見せたかったものはこれか?と問いかけますが返事はありません。
<カイエ>が飛び掛かってこようとしているところに頭上から何かが落ちてきて<カイエ>を真っ二つにしました。
彼女は何をしたかったのでしょうか?
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シンが下の階に落下したと知らされたレーナは対応に苦慮する事になりました。
シンを助けに向かう余裕はありません。
彼が自力で上がってくるまで待つしかないのですが、その間にレギオンはシャフトを崩落させると思われます。
シンを見捨てて撤退行動を継続するか、シンが戻るのを待つか決断できないでいました。
ライデンはシンを見捨てるつもりは無いぞ、と言ってきました。
シデンはレーナは無駄死にを出すような真似はしないとレーナを擁護してくれました。
シデンの口ぶりからすると共和国で戦っている時にレーナはかなり無茶な作戦行動を取っていたようですよ。
二人から信頼を向けられてレーナの覚悟が決りました。
シンが脱出するまで、その場を固守する事を決めました。
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シンが対峙したのは新型のレギオンでした。
そのレギオンは光学迷彩を使う高機動型でした。
新型は目に見えないのでシンは光学迷彩を打ち破る事から始めます。
時限式の弾を至近で爆発させて衝撃波で光学迷彩を剥がしました。
光学迷彩は阻電攪乱型の蝶が纏わりつく事で実現されていました。
人工的な中枢神経を得たレギオンは工夫するようになっています。
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シンはレーナにファランクス戦隊を壊滅させたレギオンと会敵した事を報告しました。
シンは生き残れない可能性を考え知りうる限りの報告を上げています。
もし戻れなかったらと弱気になってるシンをレーナが激励していました。
必ず戻って自分で報告してくださいと言っています。
シンは淡い笑みを零し「了解しました、ハンドラー・ワン」と答えます。
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レーナは精査された地図データを受けとります。
地下鉄駅構内に予想外の空間が存在する事を知りました。
そこでシンが新型と戦っています。
空間はメインシャフトの床面積全体をカバーする採光用の鏡を設置する場所でした。
メインシャフトを攻撃すればシン毎天井の崩落に巻き込む事ができます。
しかしレギオンはそれを行いませんでした。
レーナはレギオンがシンを捕獲しようとしている事に気が付きました。
メインシャフトへの攻撃が無い事を見抜いたレーナは部隊にレギオンの掃討を命じました。
この判断は正しかったです。
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シンは一瞬だけレーナの存在を忘れていました。
そこにレーナが発した必ず帰ってきてくださいとの言葉が届きます。
シンはレーナの事を忘れていた事に衝撃を受けました。
レーナの命令を果たす為にシンは賭けに出ました。
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シンは攻撃の爆風と閃光に紛れてレギンレイヴから脱出しました。
そして瓦礫の中に隠れています。
新型はパイロットを生かしたままレギンレイヴを無力化したと判断します。
コックピットを開けてシンを回収しようとしてきました。
シンは背中を見せた新型の亀裂に向かってアサルトライフルをぶっ放しました。
新型は反撃に出てきます、シンも弾倉を交換して攻撃をしようとしますが、相打ちになると理解しました。
シンの窮地を救ったのは<カイエ>でした。
シンと新型との戦闘で<カイエ>の破損した砲弾の信管が落ちたようです。
<カイエ>は自爆してしまうのですが鏡に反射して凄い閃光を放つ事になりました。
シンは咄嗟に目を閉じて新型を銃撃しました。
新型は経験値が1日分しかないので咄嗟の行動がとれませんでした。
新型はシンに致命的なダメージを与えられてしまいました。
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新型の中枢神経系が逃げ出す事になります。
中枢神経系は形態を変化させて女性の上半身の姿をとりました。
そして無音のまま唇が動き「探しに来なさい」と告げて逃げていきました。
女性は蝶に変化して飛び去りました。
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レギンレイヴを破壊されたシンはレーナに救援を要請しました。
迎えに来たのはレギオンを掃討してボロボロになっているライデンとシデンの機体でした。
どっちの迎えも断りたいなとシンは考えていました。
この二人疲れている時に相手をするには暑苦しくて鬱陶しいよね。
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終章 ウーンデッド・イン・アクション
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グレーテが参謀長に報告を行っています。
アルバの死体処理で精神的に疲労した部下の為に慰労の手配をしよう温泉とか、視察ついでに一緒に行かないか?と誘ってきます。
グレーテは、何しれっとデート申し込んでいるのよ、頭沸いてるの?と怒っています。
参謀長が真面目な声音でレギオンは人間の脳構造を取り入れようとの発想をどこから得たんだ?と疑問を呈してきました。
シンが受け取った「探しに来い」とのメッセージが気になった参謀長は調査を行ったそうです。
調査の結果レギオンの制御系を作り出したゼレーネ・ビルケンバウムと云う女性天才科学者の死体が無かったそうです。
実の母親も彼女の遺体を見ていないそうです。
ゼレーネは斥候型初期ロットのロールアウト直後に病死したとされています。
連合王国から彼等が対峙している指揮官型の中に<無慈悲な女王>と呼ばれる初期ロットの斥候型が居るそうです。
参謀長はこの<無慈悲な女王>がゼレーネじゃないかと考えているようです。
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シンがアネットの事を思い出したと言ってきました。
その場にいたレーナは喜び、アネットは覚悟を決めても一抹の恐れを拭いきれない顔をしています。
シンはアネットが活発を通りこして怪獣みたいな子だったと語ります。
アネットはお菓子作りが趣味だそうですが味は食べられた物じゃなかったそうです。
レーナがそこは今と変わらないと呟きます。
聞いている内にアネットは怒り出してしまいました。
シンの思い出した事は概ね事実なようですよ。
アネットが思い出して欲しかったのはシンと別れた時の事です。
しかしシンはアネットが怒っているのを見ても喧嘩なんてしょちゅうだったでしょ?と言っています。
アネットは会議室から飛び出しました。
レーナがアネットを追いかける事になります。
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アネットはシンを裏切ってしまったという未練と幼い初恋と決別する事にしました。
これ以上シンが幼い頃の事を思い出すとロクでもない事になる。
大きく成ったら結婚する約束をした事とか、と言ってレーナの事を揶揄います。
レーナは結婚の約束をしたって部分に反応しています。
アネットはレーナの事を後押しする事にしたようです。
シンは昔から鈍感だから、ずっと同じ部隊だった女の子もいるし、グイグイ押していかないと負けちゃうわよ?と激励しています。
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レーナが会議室に戻ってみるとシンが書類仕事をしていました。
プロセッサーに与えられている共用オフィスはうるさいそうです。
書類仕事をしながらシンはレーナと一緒に報道番組を見る事になりました。
番組ではレーナたちが行った奪還作戦が報道されていました。
連邦の番組は作戦に従事した兵士の紹介もするんだな、とレーナは驚いていました。
最後にエイティシックスがかつての祖国を取り戻す為に自ら進んで赴く、と報道されました。
レーナは驚きを憶えます。
番組はエイティシックスに同情した悲しくも美しい物語として構成されていました。
シンは連邦の市民がお手軽に正義と優越感を得られる手法ですと興味無さそうに感想を述べています。
レーナはシンが何も感じていない事に驚き憤りを覚えました。
レーナはシン達エイティシックスが世界に絶望していると知り悲しくなりました。
自分はエイティシックスを差別した共和国市民だ、これは恐ろしい傲慢だ、と知りつつ「わたしはそれが、とても哀しい」と述べています。
レーナは涙を流しているぞ。
身勝手だと理解している分レーナからは偽善を感じないね。
敵は共和国、エイティシックスの裡に刻まれた共和国の蛮行の爪痕が最大の敵だ、とレーナは考えています。
この問題は根が深いよね、今さら何をしても解決しないんじゃないかと思えます。
レーナがどこまで頑張れるのか期待しましょう。
レーナがシンに恋をする事は難しそうだぞ、今の二人は同じ場所に立てていませんよ。
レーナ視点から見るとレーナがシンよりも高い位置に居て彼の不幸を嘆いているように思えます。
二人が恋人同士になるにはレーナが割り切るしかなさそうだけど、どうなるのでしょうね?
レーナの性格からすると割り切れないんじゃないかと思えます。
それかシンが世界に絶望するのを止めるかなんだろうけど、こっちの可能性は無さそうだぞ。
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成分美少女正義非道友情ラッキースケベ
評価AAABAAAAAB
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